メイキング・プ…漫画。
今回は、うちのメインコンテンツである「くまのプ…」のカラー漫画が
出来上がるまでをご紹介していきたいと思います。

工程その1。まずは紙に描く事から始めます。
用紙は結構適当で・・・ありモノのコピー用紙とかラクガキ帳など。
どうせスキャナで取り込んだら用無しなので、描き易ければ問題はありません。
サイズはB5を半分に折ったものに2ページ分描きます。
このシャーペンは、原稿を描く時にずっと愛用している私の相棒。(キ○ィちゃん)

まず、サシで枠線を引いて、コマ割りを作った後にキャラと台詞を一気に描きます
(絵コンテはナシです)シナリオの大まかな流れはもう頭の中に出来ているので、
それを2枚分に区切りよく収める事を重点に置きつつ。なんせアップするのは
2枚ずつなので、その2枚の中に見せ場や次への溜め、ギャグ、キャラの魅力などを
入れなくては、読者に続きを読みたい!という気持ちは起こせないわけです。
この、ぶっつけ本番作業をスムーズに行なうため、私は常日頃、ストーリー展開や
キャラの台詞などを頭の中でゴチャゴチャ考えて生活しているわけですな。

んで出来た下書きがコレになります。今回はイーヨゥの心の動きと、ティガーの失言が
メインの流れとなっています。さぁ、では次にペン入れ作業に移ります。

これがペン入れの主な道具です。枠線にはPIGMAの03を。
台詞の書き文字は同じくPIGMAの005を。そして人物の主なペン入れには
HI-TEC-Cの0.25のミリペンを使います。効果音やでかい文字には油性マーカー
なども仕様。ベタは入れません。

ペン入れが完了し鉛筆線を消しゴムで消したのがこちら。台詞の文字は、手書きなので
読みやすいように丁寧に書く事を心がけます。何故台詞が書き文字なのかというと・・・
まあ、あまり深い意味は無いのですが、私が写植(?)入れる作業がキライなのと、
完成のイメージが下書きの段階で分かるとか、直しやすいとか・・・手書きの方が早いとか
そんな理由です。では、次はいよいよパソコンに取り込みます。

原画をスキャナで読み込みます。(白黒写真ファインの解像度300dpi)
ソフトはAdobe photoshop6.0を使用。まず、読み込んだ画像の色調を整えます
色調補正→明るさ・コントラストを+30づつ→トーンカーブで黒色を強めます。
小さなゴミを消して、一応コレで線画の準備は整いました。色塗りの際、
キャラのカラーを均一化するため、前の完成原稿から色をスポイトで取っていきます。

まず、レイヤーをひとつ作って、これを乗算モードにします。ここに、キャラの
基本の色を乗せていきます。<多角形選択ツール>で選択範囲を囲み、
<塗りつぶしツール>を使用。色が明るめの箇所に関しては、背景を<自動選択>で
部分選択後に、レイヤーをレイヤー1に移動したのち塗りつぶす事も。
コレをやると、手間が省けるのですが、色が濃い箇所の場合は主線が浮いて綺麗に
塗りつぶせないので、極力、レイアー1に<多角形ツール>を使います。

基本色を塗り終わったのがこちら。ちなみに、白い部分(白目や紐のところ)には
一番薄いグレーを塗ります。白いままよりこの方がアニメっぽい仕上がりになったり
します。

では、人物に影を入れましょう。もう一枚レイヤーを作ってこれも乗算にします。
そのレイヤー2(影レイヤー)に、キャラの暗色となる部分を<多角形ツール>で
どんどん選択していきます。
選択部分を灰色(右下窓のカラーに映っている色)で塗りつぶしたのがこちら。
レイヤー2は乗算なので、黄色やオレンジといった色の違いに関わらず
暗色が均一に入っています。ちなみに肌色だけはこの方法を使わずに、
レイヤー1に、下地の肌色より濃い目の肌色を塗ります。上記の方法を使うと、
くすんだ肌色になってしまう為です。


以上の作業を、全体的に施し終わったのがこちら。イーヨゥの髪など、
もともと濃いグレーの所は、他の箇所より濃い暗色を入れます。

イーヨゥの目の部分。黒く塗りつぶした後に、赤色で虹彩を入れます。
キャラは顔が目が命なので、拡大して慎重に。

3枚目のレイヤーを増やします。これは一番上に来る通常のレイヤー
(つまり透けないレイヤー)で、光やツヤを書き込む、いわゆる明色レイヤーですね。
目に光を入れると、キャラが活き活きしてきます。

さぁ、後は背景です。正直、この作業が一番しんどいかもしれません(笑
特に都会編になってからは、人造物が増え、これは草や木よりかなりの描き込み
を要するので苦労します。旅行書や写真をお手本にしつつ。現在プ・・・たちのいる
町は、フランスやウィーンが元になっております。

背景と、効果音(ドシャ・・)の色入れ完了。あとはコレに、ゴーグルや髪の明色を
レイヤー3に入れて完成です。私はレイヤーはあまり増やさないタイプなので、
最終的に背景+3枚で済みました。完成版との比較は、都会編その2を
参照下さい。ちなみに、2枚目右上のイーヨゥの笑顔や、その横のティガーの
モノローグなど、パソコンに読み込んだ段階で修正した箇所もあります。
(追記)修正箇所について
あそこにティガーのモノローグを入れてしまうと、イーヨゥの表情を強調
することによって、イーヨゥの台詞の方「ティガーが言ってくれた・・・」が
が死んでしまいます(意味が弱くなる) あの場面で、ティガーがイーヨゥの
あの台詞を無視する流れにはしたくなかったので、やもえず削りました。
イーヨゥの笑いも、卑屈な感じに見えなくも無いので変更。
現在のような形に落ち着いたというわけです。
ではでは、お付き合いいただいて有り難うございました。
引き続き、プ・・・の都会編をお楽しみ下さい。
完