
1999年1月ミラノ日記
99年の最初の旅行は、ミラノでスタート!前日の年越しカラオケのまま 空港に直行するが、この日「日本の翼」おJALは4時間も出発が遅れた...
[飛行機の遅れ]
JALは事前に判っている場合は、電話連絡をしてくれるが、他社はその限りではない
カウンターに確認するのが確実だが、早朝に成田へ向かわなければならない場合、なかなか確認
している余裕もない。(前日まで仕事仕事だったりして...)。航空会社からひとり2千円
くらいのお食事券をもらったりするが、それよりも早く飛んでくれた方がいいにきまってる。
ホテルの予約が取り消されてしまったり、交通手段が深夜のタクシーになってしまうのは
さらに最悪。成田にお泊まり(もちろん航空会社が用意してくれる)になると、この先
のスケジュール(乗り継ぎなんかあると)も大幅に変わってしまう。こういうときは、必ず
カウンターから離れないこと!!格安航空券でも絶対にクレームしましょうね(^_-)-☆
[お正月のミラノ1]
このときは結局到着したのが8時頃で、更にミラノの市内までは1時間空港バスで行く。 ミラノ空港(マルペンサ)は98年の10月に大幅リニューアルオープンして、これまでの地方空港 のような様子から一転、ヨーロッパのハブ拠点として生まれ変わっていた。しかし、 空港からの足は依然としてバスとタクシーのみ。鉄道の開通は99年のたしか7月まで 待たなければならない(鉄道も北駅に発着。中央駅には地下鉄などに乗り継ぎが必要) お正月のミラノ、特に中央駅周辺はいつにも増して、怪しげな人々の姿が多くあまり よい感じではない。きっと一般の人々は家族でおうちでお正月(日本と同じか〜)という ことでしょうね。中央駅に着いたのは10時近くで、そこから地下鉄に乗ろうとしても 小銭をせびる汚い身なりの人がいたりして、ちと怖かったですねえ〜。(小銭も仕方ない からめぐんだりして)なんだかんだで、ホテルにチェックインしたのは10時過ぎてた。 こういうのがあると、なんだか疲れてしまうんだよなー。
[お正月のミラノ2]
情報誌などでは、クリスマスから始まるバーゲンのことについて書いてあり、街中大安売り のようなイメージがあるんだけど、イタリアはそうはいかない!私も、ロンドンのように、 2日から店があいていて、しかも高級店も庶民の店もこぞってバーゲン!と、まあ、日本に 近い感覚をよそうしていたのだが、とにかく店はやってない!それも3が日とかいうものではなく しっかり休む!だいたい1週間はばっちりお休み。堅くシャッターを閉ざしている。買い物を目当 てに、ファッションの街(?)ミラノに行かれる人はご注意を。リナシェンテのような、デパート はノンストップで営業してるし、バーゲンもやってるけどね。ちと物足りないなあ〜
ちなみに「休みの日は美術館へ行け!」という人もいますが、なんとこの手もつかえません。 しっかり「8日までお休み」と張り紙してます。この張り紙をみて、もっともだと納得すべき かもしれない。お正月はうちで家族と過ごしなさいということか〜!もちろん、開いてる所も あるので、事前に調べて行った方がよいですね。
では、外で食事もできないのか?!と、思ってしまうけれど、レストランは細々と(?) 営業しているところは2日くらいから通常営業してました。でもランチはなし、とか全く 休みの所も多く、泣かせどころ。開いているところは満員だしね〜。結論として、お正月の イタリア(特にミラノなのかなあ?)へいくときは第2週目からにするか、よく事前に確認 するかで、充実度が変わってくるというものなのか??
[あぶれたときの日帰りベネチア]
わたしはベネチアが好きである。世界のスーパー観光地なんだけれど、とても好きな場所 の一つである。ベネチアに着いたら、とにかく歩く。サンマルコ広場を、いやとりあえず リアルト橋を目指して歩く。いろんな人とすれちがう。いろんな路地がある。同じ道を来た はずなのに、帰りに寄ろうとした店がみつからない。なんていう散策をするのがとにかく 楽しい。時間があれば、近くの島に渡っていくのもよいし、リド島を経由して、ペレトゥー ラ島を経由し、更に船に乗ってキオッジャまで行くこともできる。半日余裕があればお薦め のコース。
しかし今回は日帰りである。日帰り!なんでそんなあわただしいと思うかもしれない けれど、できるのだからやるのである(??)ミラノからベネチアは頻繁に直通が出ている ので3時間ほどで到着する。インターシティーで特急料金を払っても5千円もかからない。 (このときは片道34000リラでした) 距離があるので24時間のうちに目的地に到着すればいいので(200キロ以内が6時間 有効。それ以上は24時間有効。必ず時間の刻印をしましょう)、途中のガルダ湖や、 ベローナ、パドヴァなどに途中下車してもよい(日帰りでは無理か...)
お正月でもベネチアはさすがに観光客相手の店はかなり開いていた。レストランなどは 3割ほどしか開いていなかったようだが、ミラノよりは観光客にとってうれしいかもしれ ない。冬場のベネチアの島内は「アクアアルタ」という、浸水に見舞われる。これは外洋 の潮の関係で午前中はおよそ30〜40センチほど水があがる。そのときはサンマルコ広場 もほとんどが水浸しになり、そのとき出現する1メートルほどの高さの木道の上をあるく ことになる。幅も1メートルほどなので、白人のおじさんとすれちがうようなときは、 水に落ちてしまいそうである。こんなに浸水していた街も午後になるとすっかり引いてしま うから不思議である。しかしこれくらいではすまないときもあるようで、ここに住んでいる 人々は、なんと長靴が欠かせないそうだ。住宅地域には、こんな木道はないからね。 もっともベネチアが沈んだのは、建物の壁のしみをみてみるとわかる。背の高さよりも上に 白い線がついている。これがそうである。このときは、みんなどうしたんだろうか?
今回はあまり時間がないので、本島をぷらぷらしたあとにムラーノ島へ行ってみる。 アクアアルタの日でも、午後からは日があたってぽかぽかであった。夏場の観光シーズン とはちがって、人もすくなく、島へ渡るヴァポレットも程良い混み具合。ガラス屋が軒を 連ねる運河の両側も店がちらほら開いているだけで、客引きもうるさくなく、のんびり 散歩できた。本当は静かでいいところなんだなあ、なんておもった。お店に飼われている 猫たちも、運河のボートの上で昼寝したり、のどかである。ムラーノといえばベネチアン グラス!と思うかもしれないが、せっかく来たんだから一つ買いたい!と思うのは無理は ないんだが...ピンからキリとはこのことで、妙に日本語のうまい店員に法外な値で 買わされないよう注意しよう。というのも、この程度の値段で買えるものは無い!と思った ほうがよいのでは?ムラーノにはすばらしいガラス作品の見れる博物館があるので、それ を見て、どういうものがすばらしい作品か、よおく見ておくだけにするほうをお薦めする。 かといって、なにも買うなというのではなく「変な欲」をすてぼられないように、という ことで...私も行くたびにアクセサリーや小物をごちゃごちゃ買ってきてしまうのだから。 でも決してぼられてはいない(と、思う...)
再びサンマルコに戻り、そろそろミラノに戻る時間なので、再び歩き出す。日が暮れる
と、急に寒くなってくる。周りが石に囲まれているのと、更にそれが水の上にあるからか。
急ぎ足であったけど、同行者は満足していたようだ(少しかわいそうかな?)。もし、行く
チャンスがあれば(日帰りでも十分行って来れるので(^_-)-☆)行く前によくガイドで調べ
て、ここに着いたらこの街にとけ込むように歩くのがいいと思う。そして何度も訪れるのが
いいかもしれない。鉄道がサンタルチア駅を離れ、メストレまでの橋を渡っているとき、
いつもまたくるからねと、つぶやく。そうすると、また来れるような気がする。(なんてね)
ブラーノ島、トルチェッロ島、リド島、キオッジャについては後述の予定。お楽しみに(^_-)-☆
[買い食いのすすめ]
さて、お正月まっただ中のミラノの過ごし方。最近はどこの国でもコンビニなどが発達 (というか侵略というか...)して、東京にいるような生活もできなくもないが、 イタリアはスーパーマーケットもあるにはあるが、市場や専門の商店で買うのが一般的。 地元のおばちゃんたちといっしょに、肉や野菜やチーズを前にして品定めして更に店員と 対決して、挙げ句の果てには少しでも安く買いたたく...など、百戦錬磨のイタリア人 を相手に、旅行者モードで立ち向かうのは勇気がいる。そう、普段でもこそこそと、レジ のおねえちゃんとも目をあわさないで買い物のできる東京人には、高度な技である。 (ちょっと情けないなあ〜) そういう人にとって、ミラノの中央駅のスーパーは便利だ!夜12時までやってる! 朝は6時から開いている!!ということで、大変便利。駅の1階と2階の2店舗あり、 1階は立ち食い立ち飲みのできるバールとデリもついている。奥がスーパー。野菜、肉、 パン、お酒、チーズ、お菓子と何でもそろう。2階店(駅上店、駅下店と私は呼んでいる) 〜駅上店〜では、セリエAグッズなんかも手に入るし、化粧品、衣料品なども売っている。
買い食いメニューの例
いくら屈強な胃腸をもってしても、なかなか時差などの関係で日本にいるときのようにうまい具合に空腹に
ならない。そう言うときは「買い食い」である。さて、この日泊まるホテルに冷蔵庫がついているか?そこが
大きな分かれ道。もしついているようであったら、ひえひえの発泡ワインスプマンテなんかがいいですねえ。
そして、前菜にはモッツァレッラチーズを1個買いましょう。水牛乳100%が手にはいれば言うこと無しです
が、ま、なければなんでも...お次はチーズといっしょに食べるトマトなんか仕入れます。野菜は、山積み
になっていて、別にスーパーでもパックしてません。自分でいる分詰めて、すぐそばにおいてある測りの
ようなものに載せます。そして、トマトの絵のボタンを押すとなんと値段シールが出てくるので、それを買う
トマトのパックに張りましょう。完璧です。更に葉っぱ類が必要なら、冷蔵してある葉っぱ系(ルッコラとか
アンディーブやいろいろ単品もあるしミックスもある)を買いましょう。そして、極めつけは生ハム!!
あなたが運良くよく切れるナイフを持ってきているのであったら、日本人にはカビの塊にしか見えない、
生ハム類をゴン!と、購入するのもいいですが、多分食べきれないので、すでにスライスされた、極上の
パルマハムといきましょう。パルマハムはほかの生ハムより少々高い。しかし銘柄限定する価値はあり!
と思うので、パルマハムだけについている王冠のようなマークを見逃さず購入します。8枚くらいの薄切り
で、先のスプマンテ1〜2本買えてしまうかもしれませんが、気にしてはいけません。
さらに飢えているようでしたら、パンやビスコッティなど腹にたまりそうなものを購入してもいいですが、
まあ、ホテルの朝食でも食べられるので、このくらいにしておきましょう。ホテルに帰る途中で、ジェラート
なんか寒いのに歩き食いしてもイタリアっぽいですね。ぶるぶる。
そしてホテルに着いたらまずスプマンテを冷やします。そのあと、モッツァレッラを適当に切り(キャンプ
セットは買い食いには欠かせませんねえ。次の旅行はぜひ携行しましょう。でも、くれぐれも手荷物には
いれないように。ハイジャックと間違えられます)、葉っぱ系を、機内食でキープした塩コショウ(絶対に
ポケットにいれましょう。日本に着いてもまだ入ってる場合がありますが、いいじゃないですか)だけを振り
ます。イタリアの野菜は味が濃いのです。これだけで十分。そろそろ、スプマンテが冷えたら豪快にふたを
飛ばし(てはいけません。タオルなんかでおさえて開けましょう)たりせず、ゆっくりとグラスに注ぎ、ああ、
イタリアにいると幸せだなあ〜なんておもいながら、同行者と乾杯します。ああ幸せ。そして、プリモピアット
に、トマトとモッツァレッラのカプレーゼもどき。イタリアのトマトは昔々自宅の庭で作ったトマトのように太陽
の香りがしてジューシーでフルーティーで皮が硬くて、本物のトマトの味がします。それに淡白なモッツァレ
ッラいっしょに食す。これも幸せな味。1月なのになんでトマトなんだろう?思いつつ...その合間に、
葉っぱ系のサラダを食しましょう。これも日本の水っぽい葉っぱとはちがい、うまみと香りが...なぜ人間は
生野菜を食べるのか?という疑問の答えがここにあるというかんじ。むしゃむしゃ食べていると、おいしさ
がとまらない...そして銘柄限定パルマハムの登場。よくメロンにのせたりして食べますが、とにかく
味をたしかめるには、そのままぺろーんと口に放り込む。口の中で生ハムがとろける、この味はいったい
なんだー!とおもっているうちに消えていく。もう1枚試す。また口の中で香りとうまみがとろける。ああ、
これは本当に肉なのか〜!と、そんなことを4〜5回繰り返すとすぐになくなってしまう量だが、時差ぼけ
の胃腸を刺激して、次の日から観光に買い物にという活力をとりもどすのには十分かもしれない。
これらが、すべてミラノ中央駅スーパーで手に入るのだから、みなさんにおすすめしたい。