<赤いオープンカーと香港旅行>
「まききさん。あの2000億がですね..」「まききさん。ここ実は400万違ってまして...」
「まききさん。これって...@★#?!」ああ〜もう聞くなっ!私に聞くなあああ〜と、3月末から
叫び通しの私。相棒のS君と日々ネットおみくじで「今日の運勢は..じゃ〜ん..凶っ?!...
なのに仕事運大吉..なんで...?!」と、運に見放されても
気力だけで生きている(?)日々であった。そう、前回旅に出たのがほんと遠い昔になってしまった
ようで、毎晩日付が変わるころにコンビニで買い物をしていると、なんだかムナシクなってきた。
ああ..。私はいったい...でも、待てよ。今年は2月にタイへ行ったではないか。そこで、タイシルクを
買って、それを香港で仕立てようと思っていたのではないかあ...。行かなければならないのだった〜。
そーだそーだ♪
ちなみに車好き相棒S君はこの時期ぼろぼろになりながらも、
「赤いオープンカー勢いで買っちゃうのってどーでしょーねー...ははは〜♪」なんて言うので
「を〜えーぢゃない、えーぢゃない〜買いなハレ」と、そんなの冗談
かと思ったら、ある日ホントに買ってしまっていた。「まききさん。50万、モロ改造車♪昨日来ました〜」と見せてくれた
写真は、真っ赤なロードスターであった。それにくらべりゃぁ〜香港なんて安いもんだぁなあ〜。と、なんだか
納得する私であった。暴走してるぞBrother!なんか私達!!コワイぞっ!
と、まあこんな具合に、季節労働のほとぼりもさめるか?と予想される5月末に、出発することにしたのであった。
更に、この修羅場の時期におなじみの香港友人が、久しぶりに帰国していたのだが、数時間しか会うことが出来ず
「ああ、もう〜いつも遊んで貰っているのになあああ〜なんて不誠実な私〜」という、悔恨もあり、
香港友人の「密輸リスト(注:あちらでは
手に入らないモロモロリスト。ヤバくないが、書くと結構はずかしい(?)からある意味「密輸」ね)」
をもとにあちこち買いあさり、ひょっとして「行き」の荷物の方が重いかもしれないなあ〜などと思いつつ
早朝に旅立つのであった。
★5月31日(金)★
<でもシルクは持っていかなかった?!>
それぢゃあ〜目的が違うぢゃないかあ〜と思うかもしれないが、実は出発前にとんだ出費を
してしまった。と、言っても@時期的に「夏休み」も計画しなければならない。で、7月に出かける為の
飛行機代(同行者分も立替払)Aちょうどデジカメも欲しいなあ〜なんて店をうろうろしているうちに、
ホントーに欲しくなり、銀鉛写真機(?)に変わる性能も備え〜かつ〜軽量小型で〜300万画素はほしい〜
そんで〜カメラ屋さん(メーカー)の作ったデジカメがいいよなあ〜なんて言っているうちにおのずと予算は
跳ね上がり〜(涙)
...であった。まあ〜これから夏だし、スーツも着る機会がないからとりあえずシルクはいっかー。というわけである。
おまけに出発の3日前に不覚にも「風邪」を引いてしまい、なんだかちょっと、テンションが
低くなる要素が多いのだが、いつかもそうだったので、まー行けば元気になるさ〜、カメラの
機能チェックもするんだしさーなんて思いつつちょっとだけ勇んで出かける私であった。
<物騒月間が始まるぞ!>
なんとこの日はワールドカップ日韓共催大会開会式であった。ソウルスタジアムでスタートし、
日本と韓国の20会場で試合が行われる、アジア初開催とはいうものの、
前代未聞のスケジューリングではないのかなあ〜。まあそれほど近い国ということだけどね。
両国をまたがることにより、様々な問題が発生するのでは?と危惧されているが、
前回フランス大会からわずか4年で国際級の試合施設を整備して
スタートできるまでにこぎ着けたのは、なかなか立派なものだなあ〜なんて思う。実際、日本も韓国も
サッカー王国となるにはまだまだ未熟な国であるが...。そんなことはお構いなしに
どんな宗教よりも強く世界中熱狂させるサッカーの各国代表(スーパースター)が
来てしまうなんて!タイヘンだ〜!
そんな日に空港へ行くのは、なんとなく自らトラブルの海に飛び込んでいくよう(?)であったが、
実際なんのことはなかった。スカイライナーも空席が目立つし、いつもよりも人が少ない。
セキュリティーチェックもそれほどでもなく(まあ〜出ていく分にはモウマンタイということだろうが)
拍子抜けするぐらいであった。カウンターもいつもより空いており、この時期は実はオフシーズン
なのかねえ?なんて思った。ただやはり、いかにもサッカー応援に行きますという人々はちらほら
居たし、出国手続きのすぐ外には、報道されていたとおり、韓国の入国審査のカウンターが
仮設されていた。そこもほとんど利用者もなく...わずかに「そうかW杯だったな」と思わせる
ものがあるだけで、混乱もない、ほとんどいつもと変わらぬ、成田の朝であった...。
さて今回のフライトはなんとっ!....またおJALである。ちなみに、今回は
ちゃんと料金を払って乗っているのだが、中国線4000ボーナスマイルなので〜
稼げるときに稼ごう〜という目的である。まあ〜いいぢゃない!ということで、2階席
のアイルを指定しておいたら、他の席はがらがらなのに、ここだけ3人びっちり。仕方ないので、
「ワタシは指定したのに〜!」と、不快であった(?)がおじおばカップルにそこを譲り、
2階席最前列3席がすべて私のモノに〜なった。
なかなかここは「個室感覚?」で良いかもしれない。が、油断していると、突然CAが
「あの〜お飲物はあ〜」なんて来るのでビックリするが...なかなか快適であった。
日本は実は梅雨に向かいまっしぐら..なのだが、ぐーんと梅雨前線が南に下がっているので、
雨が少なく中途半端に暑い日々が続いている。その下がった前線を通過するあたりなのか、
かなり機体が揺れた。更に風邪で具合は悪いが、快適スペースで控えめに白ワインを4本
(どこが控えめ?)を薬に、魚料理もまずまずで....気が付くと、着陸態勢に入っていた。
<5月〜6月の香港は?>
日本がこれから梅雨ならば、香港は雨の季節は終わったということらしいが、曇ったり晴れたり変わりやすい
天気が続いているようであった。予報では、この日程中ずっと雨だったので、こちらに着いてみて、
傘があまり必要なさそうでなのにほっとした。空港からホテルまでは外を歩くことがないので、
濡れる心配はない。だが、町歩きで降られると、なんか1日中ホテルにこもりたい気になってしまう
からなあ...。でも今回はサッカーをみているのもいいかな?なんて、外の風景を見ながら考えを
巡らせた。
ところで、空港の「客務中心」でエアポートエクスプレスの往復券と、ついでにオクトパスを買おうとしたら、係員が、
「3日間有効のオクトパスと往復のエクスプレス代金込みで300HK$」というのをしきりにすすめられた。
3日間というのは、利用開始から3日間乗り放題...らしい。でも〜あちこち激しく移動(?)する
人には元を取れるかもしれないが、今回も150HK$のうち60HK$しか使わなかったからなあ〜
果たしてお得なのかなあ?なんて思った。(デポジット返却はないだろうしねえ?)まあ〜今回はそう移動
しないと思うし..ということで、フツーに買って九龍駅へ向かう
ホテルも毎度おなじみハイヤットである。今回は12月に3泊したときゲットした「週末1泊タダ権」があり、
それを使おう〜ということでケッテー。同じ系列のグランドハイヤットも1泊タダ権行使(?)できたのだが、
そのあとしょぼいホテルに移る(まあ、予算に余裕があればそのままステイしてもいいんだが...)のもなんなので、
敢えて(ん?)勝手知ったるハイヤットにした次第で...(うう〜別に言い訳は不要か〜)。
でも、手頃で立地条件が良くてくつろげる「定宿」として、ハイヤットは点数高いと思うんだがなあ〜。
私の部屋ですがどうでせう?

<チウチャウ料理とは何か?>
ホテルにチェックインをし、先にチョンキンマンションで両替をし、香港友人に連絡をとり、今日の集合場所を確認すると、
ワールドカップの特別番組を見ながら、休息を取る事に..さすがに風邪の症状がつらひ〜という訳である。ああ、
大丈夫かなワタシ??香港版W杯特番はゴーゴーゴールと称して、ほぼ1日中サッカー関係の公開放送を
行っている。しかもそのテーマソングをらいみん(黎明=レオン・ライ)が歌っている〜あああ〜あののっぺりした顔で、なんか
似合ってないぞ〜というサングラスをかけ、DJに扮したり、突然ボレーシュート(!)を決めるらいみんは「ちょっと無理が
あるぞおおおお〜」と、病状が更に悪化するような(?!)映像であった。(歌がぐるぐる回る〜あたまぐらぐら〜♪)
らいみんの歌で(?)しばし休んだので、出かける頃にはだいぶ調子が良くなって来た。時代廣場の
フェラガモ前に集合。香港は12月以来なのでほぼ半年ぶりだが、そういえば4月に日本で会った
からあまり変わりはないだろう〜と思い香港友人の顔を見ると
「を〜わずか1ヶ月でばりばり日焼け〜!」であった。最近とにかく、3人の
子供を抱えて「病気になれないっ!糖尿病ってコワイっ!」ということで、超ダイエットを敢行中とのこと。
それに加えて「腰痛緩和」の水泳、テニスまで再開したので、この結果だそうである。さすがに香港の
日差しはアウトドア派にはきびしく、サンスクリーンをしていても焼けてしまう「ええ〜っ!やっぱり焼けてる〜!」なんて...。
そりゃ誰が見ても焼けてますがなぁ..てな所で非常に元気そうであった。しかし、この人の「やるときめたら〜!」
のテンションは計り知れない。ダイエットも1ヶ月で5キロ減とか...。飛ばしてるねええ〜。
無事「密輸」の品を手渡し、本日向かう先は銅鑼湾Lee Garden Rd.そばの「百楽潮州酒樓」。潮州
料理の店である。潮州(=チウチャウ)とは、広東州東北部沿岸のスワトウあたりを言う。香港は、
広東人、上海人、潮州人等々とニホンジンにはさっぱりわからないが、その出身地によって、まったく違う
「人」と「文化」と「食」あって生活している、香港人は香港人...などとくくっていはいけない。
潮州人には現在、香港でも有名な大金持ちを何人も輩出しているが、皆かつては貧しかったという。
魔窟といわれた九龍城あたりに潮州人が多く移り住んだというのも、そういった理由からのようだ。が、その九龍城が
無くなったあとの九龍城あたりはもちろん潮州料理店が多く、また、タイ在住華僑のほとんどが潮州系ということもあって、
この周辺にはタイ料理店も多く「美食の街」となっている。方や庶民派「潮州」がここなら、ハイの部分で有名
なのは、その食材の豪華さであろうか?海鮮・燕の巣・フカヒレをふんだんに使った料理!が潮州のもう一つの
顔である。ゆでた蟹を冷やして食べるものなどもはずせない一品...と、ここまではガイドなどからの受け売り(!)で
あるが...さて、こちらの潮州料理は如何か〜♪
この日のディナーは香港友人の香港人夫(ややこしいなあ)P氏に予約のご足労願った。
リーガーデンにも同じ店があるのだが、こちらのほうが気取ってなくてオイシイとのことである。
ナルホドネ。P氏も同席することになり、日本語・英語・広東語の3カ国語ディナー開始の
ゴングである。ああ..。P氏はさすが香港人。来るなり「円が急騰したねえ〜」なんていう
切り口で来る。ををを〜!「W杯のご祝儀相場ぢゃないの〜」なんて返すところ、英語がなあ〜
わたしゃどうも英語に前向きになれないから、気の利いた受け答えが出来ず、P氏とはどーも
コミュニケーションがとれないのである〜。はあ〜。まあ、アメリカで出会ったこの2人の共通
言語は英語。二人とも英語については血のにじむ(!)ような努力をして今日に至るわけだが、それでも
「自国語で話せればどんなに楽なことか〜」と、言う。まあ、そんな次元の悩みはワタシのような、トラベラー
外国語と、最近磨きのかかった(?)WWE英語を操るだけのアヤシイ人種は問題外ということだな...。
まあ、それはさておき..この日のオーダー。
まずはにがーーーーい工夫茶を一口サイズのお茶碗でイッキ。これはホントに苦い〜
というアペリティフで始まる。胃に刺激を与えておいて、冷製のカモ肉をひとつ。醤油と酒でつけ込んだ
ような、脂がほどよく落ちていて味が引き締まっていてオイシイ。しばらくぱくぱくしていると、P氏登場。
【スープ】とろみのある鶏スープベースに野菜の緑と卵白の白で太極模様を作り上げるもの。猫舌の人は
即食べられないので注意だが、熱いうちに飲みたい〜
スタートのカモと太極スープ
【魚】マナガツオの切り身を醤油味でうすく衣
をつけてカリカリに揚げたもの(ムニエルのような〜)にマヨネーズをつけて食べる。これはうちでも
マネできるねえ〜
【カキ】小粒のカキをたっぷりと入れたお好み焼き。韓国のチヂミに似ているが、
小粒でも濃厚なカキの風味に感動...。
魚のディープフライ・茶巾はきれい!・キヌガサタケもオイシイ〜♪
【エビ】エビのすり身をキヌガサタケに詰めたもの。キヌガサタケの歯ごたえも良く美味♪
【茶巾もの?!】点心飲茶は広東発祥だが潮州版点心は、白身を薄く焼いた皮に椎茸やタケノコ
肉などなどを詰めて茶巾状にしてブロッコリーをあしらい、葛餡をかけた目にも美しく、味もGood
という一品
【潮州では】白飯のかわりに白粥を食べる。粥も広東風のどろどろ系ではなく、米の粒がみえる
ぐらいの仕上がりで、付け合わせにするときはほとんど味付けもない...といったところであった。
どれも味付けが丁度良く、店も大いに繁盛していた。香港友人のお隣さんまで来ていたりして...。
いやあ〜ご近所グルメでこんなオイシイものがあるってのは、やはり香港ならではだな、と思った。
P氏とは話題が詰まったりして、なんとなくいつも申し訳ないのだが、今回はサッカーの話題もありで、
まあ〜楽しかったかなあ?どうだかなあ?と思うワタシ。この次はどおするの?という問いに、
思わず「カラオケ!」と叫ぶ風邪ひきであった。
<眠らぬ街銅鑼湾>
ここでP氏は帰宅し、香港友人とともに銅鑼湾廣場2の中華ビッグエコーへ向かう。いつの間にか、
ここも数フロアにカラオケが増殖していて、すっかりカラオケビルとなっている。
そのひとつ「キティーカラオケ(?キティーグッズ満載よっ!)」に入るが、
金曜日の夜とあって満室でいったんは断られる。が、店員が他のフロアを確認してくれて、無事部屋
を確保。受付で日本語曲本を渡される所がなんともねえ〜。さすがカラオケといえばメイドインジャパン。
12月もここで歌ったけど、日本の超便利リモコン操作になれてしまうと、ほんとに香港版はめんどくさい。
しかも曲が少ない...で、ちょっと不満が募るが...と、待ち画面のサッカー中継をふと見ると...
なんと、前回チャンピオン、フランスが初出場セネガルにリードされているではないかあああ〜!と、
初戦から大波乱の予感!苦悩するジョルカイエフの顔が写し出されるが、ほどなくフランスの敗戦が
ケッテー!なんていうことだ...。大変なことになった..と、盛り上がりつつ、息が白くなるほどの
強烈冷房の中でおよそ3時間歌い続けるワタシタチ...。周りのルームも満室で盛況だが、ここは年齢層が
若い..と思っていたが、香港友人が「ここはちょっとアヤシイねえ...。女の子がトイレでクスリやってた
よ」なんて、衝撃の現場を目撃!日本も若年層の麻薬乱用が問題になっているが、ここ香港でも例外
ではない。どうも大陸から安い(=質の悪い?)ものが流れてくるらしい。前途のあるワカモノが、
眠らない街・銅鑼湾の闇に飲み込まれていくようで、ちょっとコワくむなしい金曜の雑踏であった。
<究極の排骨とはっ!>
ううう〜風邪ひいているのに夜中までカラオケはないもんだよねえ〜。などと思ったが、わりと
調子の良い朝。昨晩サッカーを見ながら生力(サンミゲルビール)でも...と、近くのセブンイレブンで
購入しておいたが、さすがに飲まずに早く寝たのがよかったかな?ああ、でも冷房を切って寝るなんて、
やはりワタシは病人なんだなあ〜なんていう朝。ホテルのコーヒーを飲み、昨夜のダイジェストを
見ながら...フランスの歴史的(?)敗北がもっぱらの話題であったが..まあ、こういうことも
あるのよね。
今日はまたまた銅鑼湾で、新規開拓の北京家庭料理へ行く。ある香港情報サイトで、
たまたま見つけた「究極の排骨」と「激ウマ〜レンコン炒め」が食べられるという「老北京」
へ行く。香港友人とはそごうで待ち合わせる。土曜日なのでものすごい人出だ。天気は相変わらず
いまひとつで降りそうな晴れそうなといった空。気温は昨日よりも高いかもしれない。しかし、
銅鑼湾というのは、つくづく24時間蠢いている街だな、と思う。そごうは広い通りに面しているし、
丁度交差点の横断歩道に直結している。信号を渡る人の群をそのまま飲み込むような建物
なのである。目的地はその隣にある「アイランドビバリー」で、上層のレストラン街へは専用のエレベーター
で登る。
銅鑼湾の人の波・手前がそごう
香港友人とここのHPを見て「おいしそうだねえ〜」と、どのメニューだったかメモをみながらオーダー。
HPに載っているくらいだから、英語があるかなあ?と思っていたらそんなものはない!しかも店員は
いまひとつ広東語も英語も解さないとみえて、なかなかオーダーに苦慮する。(お茶の名前ですらも
いまひとつだったなあ〜)ああ〜こんなはずでは〜。
と思いつつ...まず排骨。ジャージャー麺・小龍包・を頼み、レンコンを頼もうとすると、日本みたいに
「蓮」とは書かないらしい。ロータスと言っても「??」であったので、ならば奥の手、必殺「お絵かき!」。
で、ようやく通じる。やれやれと思って、期待を胸に待つことしばし..。まずは排骨。「1本1本が
離れていて食べやすい。」とあるが、ぶつ切り骨付き肉の甘辛炒めのようである...。して、レンコンは
といえば、日本のモノよりもホックリ感があって確かにオイシイが、「しゃきしゃきしてシンプルな味は
レンコン好きにはたまらない」...そうかなあ〜?すこし油が多くてどれも味が濃いので〜と、なんとなく
箸も進まないねえ...。だめ押しは「小龍包」が〜思わず香港友人が「これそうですか?」と、訪ねてしまった。
確かに、北京料理は蒸しパンと一緒に食べることがあるが、この肉まんのような物体は〜まあ、同時に楽しめる
ということなのかなあ〜??北京料理はあっさりしているイメージが日本ではあるようだが、北方騎馬民族に
ルーツを持つ人々の料理とのこと。他の地域には珍しく羊肉を食べたり、油こってり系の「寒さにうち勝つ!」
料理が特徴的なのだそうだ。とはいえ、ここの料理は家庭料理で、有名な北京ダックなんかはあったかな〜?
というところなので、素朴な味そのものを楽しみたかったのだが...ちょっとはずれてしまったようだ。
(ちなみにこの日は料理人が一部休みとか言っていたので、ひょっとして別の日に行くと
激ウマなのかもしれない..。)
料理がイマイチだと、話題も湿りがち(?)である。最近あの人どう?とか、やっぱタイヘンなのねえ〜とか、
心配ごとの羅列になってしまうものだ。はたと気が付き、「そろそろ出ようか」ということになる。オイシイ料理の
ときはこうではない。口に入れた瞬間に何か目の前が明るくなり、何故かワタシの場合音楽が聞こえてくる
のである。人の話も関係なく「ハッピーモード」に一瞬で変わるのが、ワタシにとってオイシイ料理なのだ。
それは、中華でも日本でもイタリアでもフランスでもはたまた英国(!)でも、同じ。自分で作って食べた時に
「ををっ!これは〜!」という時がたま〜〜にあるが、そのときも同じ様な音楽が聞こえるのである。まあ、
人それぞれだけどね。一緒に食卓をともにしている人も同じようにハッピーモードになれるレストランが、
理想だなあ〜。
このレストランの入っているビルは、小さなテナントが密集するファッションビルである。ちょうど、原宿を
縦に展開させたような所である。ファンシーグッズなどは日本でも見られるモノが多く、キティーちゃん関係を
猛烈に集めた店もあるし、これ欲しい〜けど日本で買えばいいっか〜なんてのもあった(これどこで買いました?
なんて聞いちゃったりして)。とにかく見ているだけで楽しいし、今どんなのが流行っているのかよくワカル場所
であるなあ〜。日本であまり見かけない化粧品も安く買えたり、自分のデザインしたものだろうなあ〜
なんていうブティックもあり、香港友人とワタシは「ワタシだったらこんな店やりたいなあ〜」なんていう「野望」
も生まれる場所であった。(でも結局あまり買うものはないんだけどね)
<体に良いデザート:足ツボ激戦区?>
老北京ではデザートは食さなかったので、なんとなく物足りない〜というワタシタチ。香港友人の
後について、銅鑼湾の路地を曲がる。銅鑼湾も表から見るとすごく開けている繁華街だが、
1本路地を入ると、質屋の古い看板とか、冷気を外に逃がさないようにビニールクロスをぶる下げた
「半屋台」の様な食べ物屋などがひしめいている。そこを汗まみれでゴミ回収する人々、建設
現場の人、買い物のひと、商品搬入の人などが行き交う。タイ人によるタイ人のためのタイ料理屋(?)
みたいのがあるかとおもうと、日式ラーメン屋がオープンしていて、早速香港友人は「を〜!」っとチェックしていたけど。
そんな界隈にある甜品屋{舌甘}婆婆米公公(じじばば甘味処ってことか?)へ。
きれいなカフェスタイルの店内は、若い人で賑わっていた。が、メニューはなかなかしぶい。
風邪ひきのために、菊花茶とナツメのゼリー(これはなかなか効きそうな味...だな)。咳やのどに良い
という暖かいナシと白キクラゲと川貝シロップ。ナシとキクラゲを暖かくして飲む発想というのはニホンジンには
ないなあ〜ということで、非常に香港的。川貝も一体何?というシロモノだが、どうも香港友人をしても
成分不明(誰かご教示を)。が渾然一体となっているのである。不思議だなあ〜といぶかしがりつつ
食べるから(?)効くのかもねえ〜。クリームブリュレのような、タピオカとカスタードクリームを混ぜた
焼きプリン。これは暖かくて、食べるとホッとする甘さなんだなあ〜と、味の余韻にひたる。甘すぎず、
なんともほんわりとした暖かさが伝わるのである。はあ〜。
体に良いデザートならOKよね
左から菊茶ゼリー・ナシと白キクラゲ・タピオカ焼きプリン
デザート屋で一休みしたあと、トラムでハッピーバレーへ向かう。最近この界隈が注目を集めている
ようであるが、昼間にぱっと目に付くのは、その「足ツボマッサージ屋」の多いことだ。トラムステーション
からでも、何軒か数える事ができる。上層のほうや裏道の方になると、数軒おいてまた足ツボ!
なんていう状態である。して、この辺はどんな価格設定になっているのか、早速リサーチ(?)してみると。
なんと、ほとんど値段に差が無いことが判明。時間も50分がほとんどで、ほとんど店構えと同じく
「横並びであった」。マッサージが約200HK$といったところである。うーん。いつも行っている北角の
店はいくらだっけ?なんて、記憶喪失(?)に陥り、せっかくだからついでにマッサージしてもらおっかな〜
ということになった。で、結局どこへ行ったのかというと、前々回「上海ネイル(足の角質取り)」をして
もらった「知足楽」である。上海ネイルはなかなか職人芸!というところで賞賛に値する(?)のだが、
マッサージは果たして..。
この店は店全体が清潔でイスもなかなか座り心地が良く、テレビを見ながらマッサージを受けたり
することもできる。なかなか居心地の良い店である...が、上海ネイルは是非オススメといった所だが、
マッサージのほうは〜まあ〜普通かなあ?足を集中的に行って、最後の5分間ほど方から背中をマッサージ
してくれるところは、ちょっと普通の所とはちがうかな?がっ、いつものサブミッション「関節技」系指圧に
慣れてしまったワタシには何か物足りないなあ〜といったところであった。
ただ、ここで、店のスタッフがサッカーの試合を見て熱狂をしていたので、本場香港人の「アイヤー(感嘆
するときに使う言葉)」が聞けたのは良かった(?)。たとえば、ミスをしたとき、ちょっと日本語の「あーあ」に
似た調子でややちいさく「アイヤー」。大きなチャンスがあったとき「いけーそこだー!あー!」という時は、
声を張り上げて「アイヤーっ!」。シュートが決まると「あいやあああ〜っ!(絶叫)」
とまあ、こんな具合に使い分けるのかあ〜と、聞いていておかしくなってしまった。
本当に楽しそうであったなあ〜。
<香港トレンド情報>
マッサージ屋のあとは、一旦家に戻っていた香港友人と合流し、まだ夕食には早いので、お茶でも
することにした。昨今、このハッピーバレーは先に言ったとおり、競馬場近くの住宅街だけにとどまらず、
しゃれた店、オイシイレストラン、話題のバー、などが次々とオープンしている。銅鑼湾あたりのように、
出来たと思ったらすぐに無くなってしまった!というほどではないが、そこそこレベルの高そうな店が
次々と出現しているようである。
場所柄、それらに「明星(スター)が良く来る店」などという付加価値も付きなんとなく、この辺の
店は他とは一線を画すトレンドスポットとなりつつあるようだ...。
まあそれはさておき、そんななかでも消えずにがんばっているカフェ「Browns」でお茶。お茶といっても、
東京のカフェバーのような雰囲気で、食事もできるようである、手前はカウンターバースペースと
テーブル席で、通りに面しているのでガラス張りの店内は外からも中が見える。奥のスペースは
ソファーがあってゆったりとでき、更にその奥は中庭のテラスになっていた。むむむ。香港にこんな
ところがあるなんて...、と思うようなカフェである。そこでワタシはいつもの生力、ローカルビール
ではなく、アメリカのサミュエルアダムスなどを飲む。まあ〜雰囲気がちょっと生力ではないなあ〜みたいな(??)
ところで...。
Brownsの外観:ちょっとここはどこ〜?みたいな
<ニホンジンはどこへ行った?>
そういえば、今回の滞在ではニホンジン観光客を見かけないなあ〜なんて思った。
この日の夕食はおなじみ「竹園」で海鮮を食べることになっていたが、この竹園でさえニホンジンの
団体がどこかへ行ってしまったようである。尖沙咀の竹園はそうでもないかもしれないが、こちらの
ハッピーバレーのほうは、なんとなくローカルだけみたいな雰囲気であった。が、久しぶりで
あったにも係わらず、店の人たちは歓迎してくれて(?)何品かサービスで出してくれたり、
非常にフレンドリーである。香港友人は近所ということもあり、この辺でよく、ここの従業員
に出会うそうだ。顔をみるたびに「今度いつ来る?」といわれていたらしく、とうとう顔を出した
ものだから「元気ですか〜?」なんて挨拶されてしまうし〜。で、調子良く、値段も聞かずに
オーダーするワタシタチ。ををを〜大胆不敵。この日は、名物ロブスターのチーズ焼きが食べたかった
ので、これと、巨大シャコを1つずつ&野菜といったシンプル展開。ココに来るといつもお通しで出てくる
「じゃこのおつまみ(油で煎って少し味を付けたもの。シンプルでオイシイ!)」を、今日は是非お持ち帰り
したいと思いオーダー。(実は前回はもう無くなっていて買えなかった!)
カップラーメンぐらいの入れ物いっぱいにして50HK$で分けてくれた。
ロブスターもシャコも結構ボリュームがあるので、生力も(やはり飲まずにはいられない?)進み〜しかし、
チーズロブスターは始めはいいがだんだん重くなり〜で、(チーズは冷めても固まらないのだが、
そのわけは、チーズソースにたっぷりバターが入っているとのことで..不健康食品で
あることは違いない。でもウマイ。でも食べ過ぎてはいけない。でもウマイ..(?葛藤))
ギブアップであった。特にダイエット敢行中
の香港友人は「なんかワタシやっぱり胃が小さくなったアルよ〜」と、奇跡のような事を言っていた。
ををを〜なるほどねえ〜。こういうこともあるのかああ〜なんて...思ったりして。 それにしても、
今までなら必ず一組は背広族が円卓を囲み日本語で話している姿がみられるのだが、
この日もさっぱり...。日本も香港も不景気な風の中ということかなあ〜。
ハッピーバレーのトラムステーションから銅鑼湾には出ず、レーストラックをぐるりと経由してセントラル
へ出るのが好きだ。夜ここから乗る人が少なく、夜風にあたりながら、夜景を眺めて貸し切り
状態である。ワンチャイを抜け、金鐘のビル群のあたりを通り抜け、プリンスビルのところで下車。
ライトアップされた建物もきれいである。そのままの気分でスターフェリーで更に香港&九龍
サイドの夜景を眺める。香港にいるのに安らかな(?)気持ちになるホテルまでの道のりである。
そうそう、竹園でゲットしたおつまみと生力でワールドカップだあ〜♪
これがウワサの竹園ジャコでございます