香港日記2004/2月その1


これが香港の花バウヒニアでございます
コインにデザインされてますよ

【2月の香港日記】

<SARSは去った次はなんだ?>

 去年の夏休みは3日も余ってしまった。特例で冬に回しても良いということであるが、やはり、夏休みは 夏にとらなければマヌケなのである。しかし取らずに捨ててしまうのはもったいない。でも...忙しいのだ! 果たして休めるのだろうかワタシは〜と、例によって机にしがみつき、わかわからんマクロが飛びまくっている ファイルを追いかけ...ああ〜ワカラン..と唸る日々。ホントに休めるんだろうか?と、訝しく思いながらも 予定表にはばっちり「このへん逃亡予定〜探さないでください〜」と2月1日から2週間ぐらい(?!) 書いて置いた。そう、書くことによって、皆が認識をし、そのうちに実現と至るのである。正しい作戦である。 果たして、その作戦は出発前日まで情け容赦のない締切設定があったものの、なんとか「ほんぢゃ、来週来ませんので ヨロシクお願いします♪」と、ぶっちぎる事ができたのだ。あああ〜ある意味素晴らしき職場環境かな?

 と、まあ、こんな調子だったので、ぎりぎりまで予定がたたず結局今年消滅するマイルを使って、タダ券で行く ことにした。が、帰りは良いのだが、行きがなかなか混んでいるようで取れない。あれ〜?何でかな??と、 思っていたが、あとで知ったのだが、どうもこの週末は旧正月の休暇最期だったそうだ。そうか〜そんなに長く 休暇とるもんなのかなあ?なんて、思ったりして。今年は、日本のインフルエンザ流行と同じイメージで、SARSがまた 流行するのでは?とも懸念されていた。事実、広東省で発症したとの情報。台湾人のSARS研究をしていた 医師が感染。香港人女性が感染か?というニュースが踊った。そうして、それよりも更にインパクトが強かったのは 「トリインフルエンザ」である。こちらは、まだ、人間同士で感染をして、それによって死者が出たかどうか定かでは ないが、謎の多い、インフルエンザ発症の研究がすすむにつれ「予告編」のように、その驚異が話題にのぼっていた。 タイでは、鶏に多く接触する機会のあるオトナにも子供にも、トリインフルエンザの疑いで亡くなった人が出始める。 おとなりのベトナムでもそのような情報が送られてくる。しかしながら、まだ、かつて猛威をふるったスペイン風邪や香港風邪の 原因であろうと言われるトリインフルエンザによる、新種のウイルスが完成したわけではないのであった。発生してから では遅いというのは確かであるが、そういう伝染病の情報でアジア地域が危険だと決めつけすぎてはいないだろうか? なんとなくそんな奇妙な「危険性の予告編」に、何か納得のいかないものを感じつつも、到着の日の夕飯は鶏にするか? ブタにするか?はたまた...と悩み始めるメデタイワタシであった。

 結局そんなこんなで成田からの直行便は夜便ですら取れず、なんと今回は福岡経由で 「日本列島アイランドホッピング(と、言うのか?)便」で行くこととなった。

★2月1日(日)★

<羽田より愛をこめて>

 そうなのである。羽田からの国際便をもっと増やすべきである。最近チャーター便が多く発着するように なったが、まだまだこれからである。お願いだから増やして!というのが、切なる願いである。今回、 朝のスカイライナーなり成田エクスプレスを取らずに出発日まで来たが、何回か「あり?スカイライナー 取ってなかったなあ〜いやいらないんだ..」というのを繰り返したが、羽田だとぐーんと気が楽である。 もし、万が一寝坊をしてしまった場合でも、自宅からタクシーぶっとっばしたら間に合うような気がするので ある。成田ではそうはいかない。いや、いくのかもしれないけど、いったい何万円かかるんだろうか?なんて ことでオソロシくて、たぶん実行しない。それだったら目覚ましをいつもの倍かけて、ついでに携帯も鳴らそう なんて気合いがはいるのだが...。そんなことを言っているが、羽田-札幌便を寝坊して乗り遅れた事が ある...結局だめなときはだめぢゃんねえ...。

 そんなダメダメなワタシの選択は限りなく羽田に近いところに前日から行っておくことであった。が、夜中の2時まで カラオケをしていたので、この選択も実にアヤシイものであったが、なんとか9時15分の福岡行きに余裕で 乗ることができた。ああ〜よかった。国際便への乗り継ぎの場合は、自動チェックイン機は使わず、国際線 乗り継ぎカウンターへ向かう。そこから、目的地までスルーで荷物を預けることができるのである。これが逆の 場合は、あたりまえだが、いったん入国・税関を通過するために、荷物も受け取って乗り継がなければならない。 従って、行きは国内便だけを利用する場合よりも若干早めに行くと良いかもしれない。空港使用税も、成田と比べて お得である。(福岡945円なり〜)「日本列島アイランドホッピング便」も使いようかな?などと思う。(しかしながら、羽田も このまま国際線が増える続けると使用税を取らざるを得ないという話もあり。どうなることやら??)

 前日3時間しか寝ていないので、福岡までの快適フライトは「爆睡」である。飲み物サービスもいらんいらん。 と、快適な広々ジャンボなので1時間15分もアッと言う間であった。国際線ターミナルまでは、シャトルバスが 運行している。待っているのはワタシともうひとりだけである。ううむ、こんなしちめんどくさい乗り継ぎ便で香港へ 行くのはやはりワタシぐらいなもんか..と思っているとバスがやってくる。あり?始発と思いきや、他のゲートからの 客なのか、満載してやってきた。そこから6分ほどで国際線ターミナルに到着する。ここでワタシは、博多ラーメンを 食べて、香港友人へのお土産に九州物産を買いまくるというシナリオだったのだが、地方空港の鉄則「搭乗ゲートをくぐったら、何も めぼしいものは売ってない」というのを忘れてしまっていた。折しも、テロ対策で厳重警戒中のために、羽田では 安全ピン1本でボディーチェックをされた。ここ福岡でもゲートへ向かう人々で長蛇の列。「あれー? 時間係るかなあ?」と、どこの国でもとっとと出国をしてからゆっくりしよう、という行動パターンが裏目に出て (しかもまたボディーチェックされたし...わたしゃ超合金かいな?) ふぐの一夜干しもめんたいマヨネーズもいわしめんたいも買いそびれてしまったのである〜ああああ〜しかも、 お昼時なのに中にラーメン屋はないいいいいい〜のであった。がっくり。仕方がないので、かろうじてあった明太子と 日持ちしそうな漬け物や、味はイマイチのめんたいスプレッド(マヨネーズのほうがウマイと思う)などをがさごそ 買い込み、まだまだ時間のあるゲートで呆然としていたのであった。

 見ていると、福岡も目の前に中国東方航空が停まっているし、その隣は大韓航空、そして目の前を どっこい生きてるフィリピン航空が飛び立っていく。アジアの玄関口という感がするのであった。やはり、成田よりも ねえ...なんて思っていると、だんだんゲートには広東語が飛び交うようになってくる。オイオイ、日本人は あんまりいないんでないの??なんて思うくらいであった。ここから先のフライトはジャンボよりは少し小さい767。 席配列が2−4−2で、ワタシはオヤジといっしょに2席のアイルサイドであったが、あああ〜狭い〜。でも、CAの サービスは良く、ああなんかやはりおJALはいいのかもなあ〜なんて、前回無機質なCXだったので、例によってワインを 飲みながらしみじみとおJALの世界にはまるのであった。

<旧正月が明けた香港>

旧正月ディスプレイの一例

 天気が悪いのか、結構機体は大揺れであった。香港便というのは、こんなにも地味だったか?と思わせる 客をはき出した機体から香港へ降り立つと、やはりここは湿気が充満しているようであった。カラカラの日本 とは大違いで、冬場は逆に快適かもしれない。昨年に引き続き、健康申告書の提出はあったものの、 物々しい出で立ちの検疫係員はおらず、申告書もただ渡すだけでOKであった。エアポートエクスプレスも、 オクトパスと九龍までの往復券を妙なプロモーションを勧めたりされず、クールな対応であった。シャトルバスも 行ったら待っていたし、今回は行きに関してはごくスムーズにこれまた定宿ハイヤットへ向かった。

 定宿も、昨年のように一部施設の営業時間を変更したりはせず、通常どおりに戻っていた。今回も安いなら とことん安くあげようと思って、福利厚生割引部屋を利用。でも、これで十分かな?と思いながら、はあ〜 やっと着いた〜と、部屋にはいるなりほっとしたものだった。やはりこれだけ毎回毎回同じ処に泊まっていると、 インテリアも調度もすっかりなじんで、あたかも自分の部屋に戻ったような気にもなるのであった。(自分の部屋も これくらい片づいてれば尚良いのだけどね...)

 しばらくは昨日以前の疲れが蘇り、また、めんたいホッピング(やはり疲れるか?)の長旅もありベッドに倒れ込んで いたが、まだ旧正月の華やかな装いの街へ出る。九龍の駅にはボタンの鉢植えがたくさんおいてあったし、木に たくさんお年玉袋をつけたディスプレイ、鮮やかな電飾。去年1年間の暗黒を振り払うような明るさであった。 資金調達のためにチョンキンマンションを訪れ、香港友人にも到着を知らせる電話をする。そういえば、今回はお互いに 忙しく、あまり作戦会議をしなかったなあ〜と。香港友人も忙しいので、今回はあまり一緒に行動できないかも、 と聞いていたので、とりあえずあれこれ単独行動計画をたててきたのだけどね。

 この日は、鶏かブタか牛かずーっと悩んでいたが、香港らしい街角グルメ「チャーシュー飯」とおなじみサンミゲル ロング缶を買い込み、部屋でテレビを見ながらくつろぐ。外側はかりかりで香ばしく、ほどよい厚みで、噛むとジューシー なチャーシューは、ライトなサンミゲルと良く合う。これまたほどよい甘さのたれもしつこくなく、ご飯にしみこんだところ がおいしい。ああ、香港らしい23HK$の晩餐(ビールは500ml1本8.8HK$ね..何本飲んだっけ?)

welcome back to Hong Kong

 

★2月2日(月)★

<帰ってきた朝食室〜糖朝〜>

 本格広東料理として、高島屋とのタッグでここ数年、派手目に日本で展開する「糖朝」。が、ワタシの認識では、 朝食&デザート室なのである。海外進出をするほどのこの糖朝であるが、昨年は営業はお昼からとなって おり、まったくもって朝食室としての役をなさず縁遠くなってしまっていた。しかし、今回はどうかな?と 行ってみると、もとどおりの営業時間にもどっていた。これで朝食室復活である。平日は10時から、 祝祭日は7時半からの営業となっている。また、前回の「お粥放浪記」の賜物で、新規開拓をしたため、 平日早朝お粥ゲットできる店も確保(?)してある。朝はお粥だよねえ〜と、しみじみ、朝食お粥セットと、 そうだそうだこれを忘れていた〜というマンゴープリンで、復活を祝う。なんか嬉しいねえ〜。

 この日はその後お昼に銅鑼湾で香港友人と待ち合わせをしていた。いったん部屋に戻るとヒデが移って 行ったボローニャの試合をやっていた。今回イタリアも行きたかったなあ〜と後ろ髪をひかれつつも銅鑼湾へ 向かう。旧正月の前は、大バーゲンが行われることでつとに有名であるが、旧正月のあとはどうか? 日本のそれと同じように、ファイナルリダクションということで、70〜80%オフの投げ売り状態で、サイズが あればお買い得!というところか?すこし早めにでかけて、待ち合わせ場所のそごうをぶらぶらしていた。 でもー香港はブランド物も大減売するのだが、スタンダードサイズが小さいような気がする〜。ワタシの ように華奢「ではない」ものにとっては目の毒なのである。でも、全体的に香港のファッションラインナップは ワタシの趣味ではないかもなあ〜なんてね。

 ひとまわりして、待ち合わせ場所へ向かうがなかなか来ない。どうも遅れているようである。まあ、待たされる のはなれているので30分は許容範囲であるが、そのちょうどぐらいに香港友人が現れる。「遅れるってメッセージ 入れたアルよ〜」ということだが、早めに出たワタシにはちと無理のようだった。こういうとき、旅行中も携帯が つかえればなあ〜と、思うのであった。しかも日本国内と同じ料金でねえ〜。まあ、無事再会ということで さっき食べたばかりといえばそうだが(?)、昼食に向かう。そごう近くのビルの地下街にある「上海料理の ファーストフード」店へ向かう。ファーストフードといっても、料理はちゃんとしたもので、これまでの中華ファーストフード店 とは一線を画す。どちらかというとおしゃれな、若者でも入りやすいちゃんてんのような感じか?値段も 抑えめで、セットなどがあり、ファミレスのようでもあり、ちゃんてんのようでもあり、気楽に本格料理がいつでも 食べられるってところかなあ?そこで、小龍包と海南鶏飯セットを食す。ううむうまいではないか〜。海南チキン 久しぶりだなあ〜チキンかあ...鶏だなあ〜トリインフルエンザかああ...。まあ、誰も海南チキンを食べて 死んだ人はまだ聞いたことないので、勝手にOKを出すワタシタチであった。値段も良心的でひとり1000円もあれば 十分かな?

香港名物「海南チキン」普通の蒸し鶏とは一味違う
チキンスープで炊いたご飯が美味しい♪

 


 この日は、最近中国茶教室に通っている香港友人の提案でお茶や巡りをしようということになっていた。ま、 その前に、ちょっと寒いけど許留山でマンゴーアイス入りデザートを食す。ああ〜うまい。それから、去年もあったけど、 マンゴーのもちもちはウマイ〜。まわりにココナツのまぶしてあるもので、中にはマンゴーのカットしたものが入っている。 これって日本に持って帰れるかなあ〜なんて思ったが、固くなってはイマイチなので、要検討かなあ?許留山は 日替わりオススメメニューというのがあるので、何にしようかまよったら、テーブルの上のメニューを眺めるべし。 お得な値段で食せるかもしれない。

マンゴーとグレープフルーツの絶妙組み合わせ!(右)
このココナツマンゴー餅はオススメですよ!(左)

 


<下町探訪〜上環:茶・印鑑〜>

 銅鑼湾から上環までトラムで向かう。トラムはいつも混雑しているががたがた揺られて行くのは なかなか良いものである。固いイスも、必ずひっかかる入り口もまたよし。お客でマスクをしている人が いると、ちょっと警戒するが、気にしない気にしない。MTRで行けば数分だが、トラムで行けば10数分。 渋滞すればもっとかかる。昔東京にも都電が走っていたが、ほこりっぽさがよく似ているかもしれない。 懐かしいなあ...。駒込から千駄木の親戚の家までが良く乗るルートであったなあ...。

 そんなことを考えつつ、ウェスタンマーケットの少し手前で下車。この一帯は乾物屋や雑貨屋やらが ひしめく界隈である。庶民的下町の一角。中環から続く街並みの中に結構有名な茶屋が点在して いる。なかには、試飲も断られる問屋然とした店もあるそうだが、いろいろ口コミで、香港人同士、 あの茶屋はいいとかいう情報交換をしているそうである。外資系の電脳会社勤務の香港友人夫も、 そんな話をしているそうで、ちょっと意外な気がした。

 香港友人の学ぶ教室で紹介のあった「林奇苑茶行」(Bonham Strand105-107) という茶屋へ。すっきりと清潔なお店でこれまたすっきり した(?)じいさんが店主のようであった。お茶は収穫時期によって秋茶・冬茶などと分類されている そうだが、こういうところにくるとそう言った選び方もできるようである。試飲も遠慮無くできるし、 いろいろ話を聞きながら(といっても広東語ができないとちと難しいが)選ぶこともできる。茶葉も新鮮 でどれもなかなか状態が良さそうであった。青茶(半発酵)系の新鮮なものは本場ならではかなあ?と思うけれど、 あまり大量に買ってしまうよりも、飲みきれる100グラム程度を買うのがいいかもしれない。烏龍茶 のような醗酵の進んだ物が日本ではポピュラーだが、ほのかに甘いと感じるような、薫り高い 龍井などの緑茶や青茶などを是非試してほしい...。そんなこんなで、 香港友人は向学の志を果たし、ワタシは切らしている紅茶と試飲で美味しかった青茶と台湾烏龍を購入した。

 そういえば、このあたりには「ハンコ屋」がひしめくマンワーレーン(文華里) というのが有名であるが、一度も来たことが なかった。今回、絵描の母親に「落款用に1個作ってきて」と頼まれたので行ってみる。なるほど、 屋台がひとつの通りの両側にひしめいている。どの店がいいのかはさっぱりわからない。でも、一番 手前ではなんなので、すこし入ったところで目のあった(?)兄さんの店(ファンさん)で作ることにした。ハンコと 言っても印材をどおするか迷ってしまう。ぱっと見どれが高いのか安いのかワカラナイので、とりあえず ひとつ選んで値段を聞き、高かったらこんなんでもっと安いのを...と探すかなあ?結局ニュージェード で、1文字隷書体で作成することにした。見本もたくさんあって、こんなかんじとかあんなかんじとか、 あらかじめ決めていかないと(ってなんでもそうだけどね)迷ってしまうかもしれない。ここの兄さんの ところでは、直径2pほどの物で箱と朱肉が付いて180HK$だった、完成は1時間後とのことで、 また茶屋巡りに出かける。

はんこを作るなら文華里へ〜
セントラルと上環のまんなかあたりです

 


 こちらは、中環寄りの路地(永吉街かな?)をはいったところにある、通(?)好みの茶屋。親子3代でやってます、 みたいな店でこちらはちよっとくたびれたじいさんがお茶を入れてくれる。若旦那が今は店を切り盛り しているような処であった。ここは例の香港人口コミ茶屋の一つで、オクサンに頼まれて買い出しに来る おじさんなどが出没する店であった。なんの飾り気のない店だが、こういうところに「香港庶民茶の心(?)」 があるのかなあ?と感心してしまった。ここで、瓢箪型のスズで出来た茶壺とこれから育て(発酵させ)よう(?) ということで、一番新しい餅茶(フリスビーのような円盤状のもの)を購入。ひとつは、まだ醗酵のすすむ もの、もうひとつはもう完了しているものを、年々味比べなどしながら楽しむのはどお?との香港友人 の提案でワタシも買ってみる事にした。お茶もお茶の種類の数だけタノシミ方があるんじゃないのかな〜? と、思うが、香港で買った茶がなかなか減っていかないのは、そんなのんびりお茶を楽しむ時間を 持てない、悲しい日本人なんかいなあ〜なんてちとムナシクなったりして。ちなみにこの餅茶。 ビニールでラップしてくれるが、青茶の場合、通気性のよい紙につつんで保存しておくと、発酵が進んで 熟成するらしい。他のにおいが移らないようなところへ保存...というが、なかなかムズカシイかなあ?

すず製のお茶いれはずっしりと重く
暖か味のある金属感触です。開けると「ポン!」と音のするのが真空の証?!

 

お茶フリスビ〜ならぬ餅茶:大事にしてね!

 それはさておき、そんなこんなで1時間は経過したので、印鑑をとりに戻る。それがなかなかどおして、 良いできばえで、オーダー印鑑がこんなに早くきれいに出来るとは感動である。ワタシもなんか作ろうか〜 と思ったけど、今のところ作りたいものがないからなあ〜無理に作ってもしょうがないので断念した。

気軽な印鑑にオススメですよ!絵なども入れられます

 

 日も暮れてすっかり夜になった上環。夕食もこのへんで...と思い、かつて銅鑼湾にも店を出していた 南星というフカヒレ&燕の巣専門店を探すが、解らなくてハリウッドロードまで来てしまった。ちょうど 出てきた雑貨屋の兄さんが、どれどれみせてごらんと探してくれた。をーなんと正面にあるではないかあ〜 親切な兄さんにお礼を言い、店に向かうが銅鑼湾にあった時のように食事ができるところではなく、デザート屋 であった。残念とおもいつつ、そういえばこの辺に有名な牛筋麺の店があって〜という話をしていたので、 へえ〜食べてみたいなあ〜と言ったが、どうも美味しいんだが、何人かは必ずオナカが痛くなるという話。 うーむ、スパイスのせいかなあ?なんだろう...と思ったけど、なんとなく牛筋がアタマから離れず、 ここにも、今日のお昼のようなモダンちゃんてんに牛筋麺を発見。そこで夕食を済ませることにした。いやあ〜 今回は実にB級グルメ三昧になりそうな予感がするのであった。

ここの牛筋麺はお腹大丈夫でした〜♪
もうひとつは、見た目よりもスパイシーな香港カレー:なんかはまりそうな味

 

★2月3日(火)★

<タイシルク在庫を持ってきた>

 この日は朝から忙しかった。スタンレー(赤柱)へ行こうということになっていたので、その前に、今回 持ってきたタイシルクをオーダーしなければならない。時間的に、採寸〜仮縫いに半日。仕上げは翌日 ということで、2日あれば出来てしまうのだが、もし、微調整をして、満足のいく仕上がりを求めるなら、 あと1日ぐらいは余裕をもったほうがいいかもしれない。今回はハイヤットのロビーフロアにあるE.ITALIAN へお願いした。前回1年ちょっと前にも、色違いのタイシルクを持ち込んで仕立ててもらった。そのときと 全く同じエドワード氏にコンタクト。すると、さすがテイラー「顧客台帳」というものが存在して、前回どのような形 で、サイズで、幾らでオーダーしたかを克明に記してある。生地のサンプルもついている。いやはやさすが である。ということで、前回と同じ値段でスーツを作ってもらうことにした。念のため、サイズが変わっていると 困るので採寸してもらい、同じ日の5時に仮縫いの約束...いやあ〜素早いものだなああ〜。今回は、 襟付きの黒のスーツで、ポケットは付けず、共布のクルミボタン。スカートはバックスリットのロングタイト.. てな具合でお願いする。エリはスタイル雑誌を見てちょうどアルマーニの写真が「あ!こんなかんじ!!」 ということで決定〜。さて今度の仕上がりはいかがなものかなあ?ちなみに、値段は特別価格(?) 1500HK$ということで..ということは、最初の交渉が肝心というような気がしてきたなあ〜。このまま、 インフレだろうがデフレだろうが円が高騰しようが暴落しようが...同じ値段?いや、もし次回少々 違う条件であればまた価格交渉をすればいいんだな..ああ、めんどくさい!ちなみに、もっとも良いオーダー の仕方は「これと同じのを作ってください」と、現物をもってきてしまうことらしい..うーむ。そうはいっても、 こちらもあまりにも考え無さ過ぎだし、テイラーにも悪いような気がするなあ...ぶつぶつ。

 と、テイラーの所要時間が思ったよりかからず(30分もかからなかったなあ..)、この日待ち合わせの タイムズスクエアへ向かう。少し時間があったので、スターバックスでエスプレッソを頼む。すると 「たいへん濃いコーヒーですが大丈夫ですか?」と言う。何?エスプレッソと呼ぶにはイマイチですが いいですか?じゃないの?なんて、心でツッコミながら「はい大丈夫ですよ」とオーダー。 (文句言うなら飲みなさんなって?!)香港も日本と同じく、この手の外資系(アメリカ系)カフェが 増えてきたようである。香港サイドのみならず、尖沙咀にもあちこち出現しここ数年ですっかり定着 したようだ。ホテルの近くのビル地下にはillyのスタンドカフェがあったので入ってみたが、illyの味だけど、 ちと薄くしょぼしょぼしてしまうエスプレッソであったなあ〜ああ...本場イタリアのとろりとしたカフェが飲みたいもの よのう...。と、朝からタソガレていると香港友人がやって来る。そういえば今日は曇りがちですこし雨もぱらついて おり寒い!ここは東京かいな?なんて思うほどの寒さであった。

<雨の赤柱〜南無阿弥陀仏>

 そうそう、朝は廣東道、糖朝の並びにあるブリリアントガーデンにて(こんな名前だけど麺粥屋)粥を食した。 前回なんとなく釈然としなかったメニューの値段との差額というのは、どうやらお茶代のようであるなあ〜いや、席料だな。 でも、糖朝が開店してない日はこっちに行くかなあ〜と思いつつ、定宿のあたりを転々としてみるのもいいかなあ〜 などとも思った。

 銅鑼湾の路地からミニバスで赤柱へ向かう。ミニバスの発着というのはいまいちよくわからないけど、 いつも利用する便だけ覚えていればいいのかなあ?このミニバスは、どのへんかというと、華潤デパートのある 交差点(トラムがハッピーバレーへ曲がっていくところ)で、華潤の向い側(時代廣場側?)の道をちょっとはいった あたり...うーんわかりにくいなあ...(登竜街かな?) である。そういえば、この界隈にあった、ビッグエコーはすべて撤退して しまったらしい。ニホンゴの新しい歌を歌うことができなくなった〜と香港友人は嘆いていた。また、話は変るが最近 日本人の駐在員を狙った寸借詐欺が流行っているということだ。手口はこんなかんじ...。駐在員が 住居としているような高級マンションの入り口(オートロックではいれないのだが)に、身なりの卑しからぬ 中国人紳士がナニモノかを待つのだが、日本人が出てくると「実は、私は中国の●●というところから 来ましたが、香港で詐欺に合い全財産を取られ帰ることすらもできません。どうかお金を貸して頂きたい」 というそうなのだ。同情して話を聞いてあげると、どこからともなく「実は私も...」という女が次から次へ 現れるらしい。 また、駐在員狙いでは「携帯電話」も狙われるという。また、香港で被害に遭い国際電話ができない。 ちょっと貸してくれないか?で、駐在員であれば国際携帯をもっているだろうと敵はふんでいるので、 ちょっとのつもりが帰ってこず、法外な支払だけが残る...とか。窃盗団の間では 日本人の見分け方とか、そう言った 情報交換もなされているとか?駐在員で言葉に不自由しない分こんな被害も増えてるそうである。

 犯罪といえば、最近衝撃を受けたのは、以前にこの香港で一緒に食事&カラオケへ行ったことのある、日本企業 現地法人の香港人社員が、なんと昨年末香港警察に起訴処分を受けていたのであった。その話は もう少し前に小耳にはさんだのだが、ヤフーのニュースでも取り上げられたこの事件。現地スタッフ数人に よる横領とのこと。ニホンゴも上手で、腰が低く、ああこういう人が日系企業では必要なんだな...と 思わせる人物だったので、この話を聞いた時はほんとうにびっくりした。彼は逆方向なのに、 金鐘の駅までワタシタチを送ってくれ、日本式に深々とアタマを下げた姿が目に浮かぶ。どこでどう間違ったのか? それとも、犯罪というのは、気付かないうちに起こしてしまうものなのか?彼の名刺がまだ手元にあるが、 なんとなく捨てられずにいるワタシであった。

 そんなこんなの話をしているうちに、もうすぐ売りに出されるという主亡き「テレサ・テン」の豪邸のある角を曲がると スタンレーに到着である。とうとう雨が降ってきてしまった。はるばるスタンレーにやって来たのは、花文字を 書いてもらう事だった。普通、商売繁盛だとか交通安全(は、違うか...)そういったハッピーな言葉を、 鳥や花や鶴や亀やメデタイモチーフで飾るのが花文字である。しかし今回の私のリクエストは 「南無阿弥陀仏」...。うーむ。こういうのもたまにはいいんでない?去年亡くなった父親の写真の横に 華やかな「南無阿弥陀仏」を飾ってやりたい..というのが主旨である。でも、ちとハジケすぎかな? しかしながら、お店の人はちっとも難色を示す様子もなく「南無〜」と手を合わせて(?)快く応じてくれた。 なんだOKぢゃん♪それならおもいっきりいろんなモチーフをいれて〜縁取りは赤で、お花も添えてください〜 と、超派手派手花文字は額も付けてもらい(持って帰るの大変だが...)、香港友人の香港在住者割引(?)で 180ドルほど支払い1時間で完成とのことであった。

スタンレー4景:天気なら良いのだが〜


 とりあえずよかったよかったということで、スタンレーマーケットをぷらぷら。平日で雨だったから、観光客も すくなく、こんな日は結構負けてくれるとかくれないとか?半貴石の根付けやアメジストのブレスレットを 買ったり、お土産やをあちこちひやかしているのもたのしいものである。実用の物はほとんどなく、 日本の中華街や中華雑貨店のような風情だが、観光地だからまあいいか?驚くほど安い衣料品も 多いし...普段着のシルクなんかはこのへんで調達して着つぶしてしまうのもいいかなあ?そんなこんな をしているうちに、お昼になったので、マーケットの外れ、海岸線に立つ歴史的建造物内(マーレイハウス) にあるタイレストランで昼食にする。

プロムナードのはずれにあります
各国料理のレストランがあり大人気だとか?


 香港はタイ人も多くタイレストランもたくさんある。が、「香港風のタイ料理」というのが有るような気がする。 どこも、ココナツミルクを多用した濃厚な料理が多いようだ。ここも同じくそのような傾向で、本場に近い ような遠いような、「香港風」テイストなのである。香港に同化したタイの味がこれなのかなあ?などと思ったりして。 これがタイへ行ってしまうと、香港風タイは存在せず、香港を主張せずすべてタイの中にとけこんでいるような印象がある。 タイってそういう国なのかなあ?と、寒い香港で思ったりする。

香港風タイ料理の真髄
濃厚なココナツミルクと辛さのハーモニー


 スタンレーをあとにするまえに、例の花文字を受け取る。を〜これはなかなかメデタイような「南無阿弥陀仏」 が完成〜。額も大きさも適当で、額をかける金具も中華風で、これは部屋のワンポイントにいいかもしれない なあ、と、感心。日本からもオーダー承ります、とのことなのでまた何か(こんどはホントにメデタイ奴)頼んで みようかなあ?なんて思った。その足でミニバスにて銅鑼湾へ戻る。今日は雨がずっ降ったり止んだりだったので、 明るいスタンレーが今回は見られなくて残念であったなあ...。道も空いていて、雨が降れば大渋滞の 東京の幹線道路とは大違いである。何か静かな午後の景色であった。だいたい30分ほどであろうか?また、 出発点である銅鑼湾の路地で香港友人と別れる。私はこのあとまずはテイラーへ仮縫いに行かなければ ならないので尖沙咀へ向かう。

ああ極楽浄土間違えなし(?)
花文字はスタンレー名物と聞きますが....皆さんもいかが?

<テイラー仮縫いのチェックポイント?>

 とはいうものの、毎回、拍子抜けするくらい、修正注文をするところのない香港テイラー。今回も多分そんな感じ かな?と思い店に向かう。職人さんがやって来る間、香港らしく「日本の経済はどおですか?」なんて、 彼等の好きそうな話題で場をつなぐ。まあ、確かに日本も景気が上向いてきたとはいえ、まだまだ本調子 ではない。しかも、あの何故行くのか意味がようわからんアラブへ向かった自衛隊の費用のことを考える と、日本は経済的に余裕があるようにも見えたりする。が、しかし、そんなことをやってる場合かーっ! とテレビに向かって文句を言い(今回はNHK ワールドばっかり見ていた)ホントは全然大丈夫ぢゃないように思えるんだが...香港は、ほんとうに去年は 不幸な1年であったと、氏。でも年末あたりから本当に元に戻ってきたという。そうして、アメリカが不調に 成ってきた代わりに、欧州が好調であるとか?このハイヤットの客も、欧州人がビジネス 等々で戻ってきたとのこと。なるほどねえ。テイラー氏の顧客も問題なくまた戻ってきているという。 前回はほんとに自信まで失い欠けた香港というイメージだった けど、今回は、またいつものソツのない香港に戻ってきた感じはしている...。なんてニホンゴ&英語チャンポン 会話は職人さんの登場で中断した。

 こちらの仕立ても2回目なら、今回は更にフィット感が増すもの。襟の形も思った通りの出来映えであった。 着てみて、大きさを変えることもできるようである。カオとのバランスとかね。あと、そでは、着てみて再度調節要。 着丈やリムの処理具合、スカート丈、襟元の空き具合などをチェック。そんなところだろうか?これが、しょぼい 仕立屋になると、腕が動かないようなものであったり(拘束衣かいな?!)いろいろ油断がならないそうなので、 値段と技術は正比例とは申しませんが、くれぐれも仮縫いを怠ることなかれということ...か?

 と、まあこんな感じで完成は明日の夕方以降ということになった。うーん。すばらしきかな高速仕立て。 しかしまてよ?明日はこの時間ここに戻れるのかなあ??と、スケジュールを確認しつつ一旦部屋にもどる。 このあとは、今回滞在の目玉(?)かもしれないアポがはいっているのであった。

<私は茶色のコートで十字架のネックレスをしてます:で?>
 
 アヤシイ...。香港友人に広東語の先生を紹介してもらい、このあと2時間の集中レッスンを受けることに なっていた。R先生に香港友人はアポをとり、廣東道のシルバーコートのフードコートで(ハードロックカフェのある近くね) レッスンを受ける事になっていた。日々慌ただしく、更に、私なんかが来てるもんだから、アタマがパニックなの かもしれない香港友人。「えーと、先生は茶色のコートだって。まききさんのことは探すって」と言って、あ、まききさんの こと知らないんだった...はああ〜と言った具合である。でも、そのフードコートには「無印良品」があるので、そこで 待っていれば先生が探してくれることになった。大丈夫か?しっとるのか?ワタシを?!ということで、例によってやや 遅刻気味のワタシは、その地下に降りる場所がわからず(香港のビルは何故か見えているのに、そこにたどり着けない というのが多いような...ワタシだけか?)。そして、とうとう、フードコートにたどり着いたワタシは、待ち合わせの 「無印」の入り口に立つや否や、デザートを食していた青年が立ち上がり、なるほど難なく先生は生徒を発見する ことが出来たのであった〜。

 がっ学生さんですか?という出で立ちなので、びっくりしたが、中文大学で講師をしているとのこと。日本にも2回、 ホームステイと留学(外語大)をしていたため、ニホンゴはほぼ完璧であった。よくある(テイラー氏もそうであったが) うまいんだけど、妙なニホンゴを操る香港人ではない。そういうひとだと、どうもそのことばかり気になってしまい、どうも 落ち着かないものだ。それはさておき、レッスン開始。まずは知っている単語を聞かれ、先生が ノートに漢字で書き出す。広東語の6つの声調について説明。音階でまず簡単な1〜4(ソ・ファ・レ・ドの単音) それから難しい5(ファ→ソ)6(ド→ファ)の経過音を確認・練習したあとに、先程書き出した知ってる単語をまず単音で 構成されているものから、発音して何声で出来ているか聞き取り。その後5・6声の入る難しい単語の聞き取りと 発音。そのあとにテキストにはいり、簡単な文章「●●は▲▲です」を主語をワタシ・彼・彼女・彼等など人称を 変え、肯定型・否定形を説明したのち、それを使った簡単な文章を作って言ってみる。最期に疑問型の説明を 受けて、同じく作文を言ってみよう〜というロールプレイ方式で...最期はさすがに「脳死状態」に陥ったワタシ であった。いやあ〜見事な授業でびっくり。基本的な会話・発音へのイントロは2時間で十分すぎるほどご教示 頂き感謝感謝。いや多謝か...。ところで、なんで広東語をやろうと思ったのですか?香港明星のファンですか? と先生。いや〜単なる出来心(ほとんどそれに近いが)のようなことを言うと、意外な顔をしていた。香港友人に 勧められてということで納得していた。先生は、学校の授業の他香港友人のような香港在住の日本人にも教え、 また、キャセイのCAの美女に教え、はたまた、あのレスリー・チャンと共演した常磐●子さんや今が旬、柴●コウさんにも 教えているとか..なかなかの売れっ子らしい。それでは逆に、ニホンゴを学ぶきっかけは...と聞くと、これまた びっくりの80年代アイドル中●明菜さんの大だい大ファンで、この業界(?)ではちよっと有名な熱狂ファン(34才独身?) なのだそうだ。 なるほど〜。ひとは見かけに寄らずというかなんというか、いやはや何がきっかけで語学や職業が決まるかワカンナイ ものだなあ〜と感慨深い広東語授業であった。

 そのあと、R先生を拉致して(?)再び銅鑼湾に戻り、香港友人と合流して火鍋を食すことになった。先程の 脳死状態もすっかり回復して(ついでに広東語もふっとんでしまったか?!)、寒い日には火鍋だねえ〜と、 大にぎわいの店でさあオーダーしよう!と思ったら..「あれ?この店ちがうアルよ..」と、香港友人。そういえば、 サムゲタン(参鶏湯)風薬膳スープ火鍋...ということでタノシミにしていたのだが...ナイ!!どうもフロアを間違えた らしいが...まああいいかああ〜ということで、大盛況のその謎の火鍋屋で、日本の話題やアイドル話で 大いに食べて盛り上がったのであった...。

★2月4日(水)★

<今日は本格的雨だった>

今回はこんな低音マークが出てました。さぶい〜




 雨の日の猫は良く眠る。そんな感じで外も暗く、カーテンからネイザンロードを見下ろすと、さすがに 傘をさしている人の数が多い。はあ〜というかんじで、またベッドに潜り込む...。今日は香港友人も 午前中から茶芸教室などの用事があるということで、一日一人で行動をする日であった。せっかくの 1日オフ(?)なので、実は早めにマカオへ行って、あちこち散歩しようと思っていた。まだ行ったことのないヴェラビスタとか、 ピンチョの丘とかを回り、ポウサダ・デ・サンチャゴで食事をして〜なんていろいろ考えていたのだが、 この雨で歩き回るのはきついなあ〜と、予定変更を余儀なくされていた(というか、「雨だ〜ううう」と、テレビを見ながら ゴロゴロしていた)。うーん。まあとりあえず朝食室で粥でも食って考えよう...と糖朝へ向かう。 毎度おなじみ朝食粥セットとマンゴープリンを食べ食べ、香港の地図を眺めながら、そうだ〜下町に 行ってみよう...と思い、いったん部屋に戻ってから、下町も下町サムソイポーへ向かった。

 ここへは2回ほど来ているが、香港友人に付いてきたので、いまひとつ明るくないが、前回行った店の 名刺を頼りに、駅の地図を見ながらなんとかたどり着くことが出来た。何を探しに来たかというと、 半貴石のバングルである。前に来たときに見て欲しかった、ローズクォーツのバングルが入荷していないかどうか?と、 虎目石のバングルも興味があったので、それを探そうと思っていた。また、母親も欲しがっていたので、大きめサイズは、 数の多い問屋で探したほうが良いかと思ってやってきた。が、残念ながらローズクォーツは入荷していなかった。 どうも、石の性質上大きな結晶にならないので数が少ないというのを前回聞いていたが、どうも、あったとしても 壊れやすいとのことだった。でも、好きな石なので、是非実際に見てみたいな〜と思っていたので、ちょっと 残念だった。虎目(タイガーアイ)はあるにはあったのだが、ちょっと石の状態がよくなく(虎目特有の縦縞 の入り方がすこし乱れて、ちいさなヒビもあったので)、サイズはあったのだが今回は辞めにしておいた。でも、 せっかくここまで来たのだからなあ〜ということで、姉ダンナのヒーリング石らしい(?) 黒曜石のパワーストーン(風のとおりを良くし、人間関係を向上させるとか?)があったので、 お土産に一つと、めのうのバングルや青い金砂石のブレスレットなどを買って(にこにこ現金払いだが、 レシートはいらないというと、かなりまけてくれたなあ〜どういことだろうかあああ?シロウトにはわからんなあ) この店を後にした。

 このあと石ついで(?)でジェードマーケットへ行こう、と思っていたが、雨が上がってきた。となると、 やはり、なかなか行く機会がないのでマカオへ行こうかなあ〜と、突然再度予定変更で出かけることにした。 とりあえず、パスポートなど用意しないとならないので、急いで部屋へ戻った。今回は九龍側から行こうと思い チャイナフェリーターミナル(マルコポーロ・プリンスの先ロイヤルパシフィックとの 間にある)へ向かった。もう時計は2時を回っていた。

<超・高速マカオ旅>

 いつもは、上環のマカオフェリーターミナルから行くのだが、尖沙咀側からも行けることも確かめようと思い (ほら、ちゃんと目的があるぢゃないの)廣東通の入り口から2階へ上がりチケット売り場へ。と、チケットの 値段がずいぶん高くなっていたようだ。平日なので、もっと安く行けるとおもっていたのだが..。ちなみに、 最近は香港国際空港から直接マカオへ行くフェリーサービスがあるそうだ。(大陸側の蛇口、シンセン行きなども あるらしい)日本からの直行便がないので、 これは、マカオ等が目的地の人には便利なサービスかもしれない。香港空港の入国審査前、そのカウンター があったような気がした。尖沙咀からの乗り場は、どちらかというと大陸へ向かう便の発着が多いようで、 チケットカウンターはいちばんはずれにあった。手前から「マカオ?」「隣!」「マカオ?」「隣!」と順番に 送られ、ようやくたどり着く。15時半のフェリーとなる。尖沙咀側からも30分おきに発着しているので、 まあまあ便利かもしれない(上環は15分ぐらいだったかなあ?)。チケット売り場と同じフロアが待合い室 となっていて、発船案内ボードに「BORDING」のマークが出た客がゲートを通され、座席シールを 貼ってもらい、そのゲートの先がすぐに出国審査となっている。 なるほどーと思いつつ、ここでゲートを間違えると、とんでもないところへ行ってしまう ので、慎重にマカオを探すが、これまたいちばん奥のゲートであった。トホホ。

チャイナフェリーターミナルから
スタークルーズもここから出てます。でもがらがらなマカオ行きゲート


 このフェリー路線は平日はガラガラのようで、ましてや今日のような天気の悪い、中途半端な時間 というのが、この路線は大丈夫かいな?と思わせるスキスキ振りであった。しかも2階席だったのだが、 なんかすごーく寒い。香港が天候回復ならば、マカオもOKだろうと思いきや、やはり日本列島と 同じく天気の回復は北上するものらしく、もしくは、局地的にこの2つの地域は天候がちがうとみえて、 海の景色はどんよりとした「荒天」。更に雨も激しく降ってきた。ああああ〜。しかも寒い...。時間的 には上環からとはかわらないのだが、サビシげな船内と、サービスでもらったピーナッツ(!)が、 なんとなくサビシさを助長するのであった。ブルブル。ああ〜やっぱり香港にいればよかったかなあ?と 思ったが...着いてしまった。入国の書類と健康申告書を提出してまたまたやってきたマカオ!が、 すごい横殴りの雨〜ああああ〜どおしよおおおお〜。とりあえず勝手知ったるハイヤットへ行って(?) というか、避難して考えよう〜と思いホテルシャトルへ向かう。が、シャトルのおじさんは、次はあと20分後 だよお〜と出してくれない...そんな〜。ということで、豪雨の中、いかにもハイヤットの客と思われる (何故?いやなんとなく)白人オヤジ2人組(オヤジ2人?ちと気持ち悪し)とともに、ますます強くなる 風雨の中で待つことしばし...。

 もう、全身ガタブルでようやく乗り込むと、もう5時近いではないか〜ああ〜でも、乗ってしまえばパラダイス。 タイパブリッジから見る夜景が徐々に美しくなり、渋滞の赤いテールランプも美しく弧を描いて珠海を渡っている。 ああ、マカオだねえ...と、ひたるまもなくホテルに到着。白人オヤジたちはここで降りたかどうかは、モウマンタイ であったが、寒いうえにオナカも空いていると言うことで(サイアクではないか!) なんか食事でもして...と思い、せっかくなのでフラミンゴへ向かう。が、お店は7時からとのこと。 それを聞いたワタシがあまりにも憔悴していたのか(?)、あ、でもご希望なら、今からでもご用意しますよ! とのこと。はあ〜そうか!そんならばああ〜と、なんとワタシはフラミンゴ超デジュネ(?)で貸し切り食事を したのであった。

 ではこのさい大いに飲んで食べよう♪と思ったが、お客様。オーダーが多いと思います..と。ガクリ。 日本の調子であれこれ頼むとこちらではしばしば断られる。でもいいぢゃないもってきてよ...とも言えず、 それぢゃーこれだけにするわ...と、タラ料理を一つと、前菜にスープ。ここの名物焼きたて丸パンを 食べ食べ、カザルガルシアを飲み飲み...なるほどちょうど良い量なことは確かだわ...ともぐもぐ。 外は風も出てきて嵐の様になってきたけど、店の真ん中でぱくぱく...。体もスープとワインで程良く 温まり、また、行動する元気も出てきたので、あまり長居しては悪いと思い「お勘定!」と言うと、 カメリエーレ(給仕人)はにこにこしながらデザートメニューを持ってくる。はあああ〜そういうことですかあああ〜 と、調子にのって、ここの名物、これまた焼きたてエッグタルトとエスプレッソをオーダー。いやあ〜さくさく してほんのりと甘く、心にしみるような味ですなあ〜と、意外な展開ではあったけれども、フラミンゴで 大満足の「晩餐」であった...かな?

 さて、時計を見るともう7時近くになっていた。これからどうすべええ〜ということであったが、まあこのまま 帰っても別に良いくらいだったが、せめてポルトガルワインの顔を眺めてから帰ることにしよう...と、 タクシーを飛ばしてセナド広場に戻った。タクシーの兄さんは、イキオイ良く走り出したは良いが、 確認のため、漢字と英語の対応表のようなものを一旦停止して見せ、確認してから再び走り出した。 いつも思うのだが、香港から来ると、先程のカメリエーレといい、ひとあたりの良さがマカオはずいぶんとちがうもので ある。限られた時間内、限られた人にしか会っていないが概ねそんな気がするのだ。おっとりしていると いうのだろうか?あまりイヤな思いをしたことがないのが、何度も足を運ばせる理由なのかもしれないが...。 そんなことを考えながら、すこし小降りになってきたセナド広場からいつものパヴィリオンというスーパーの セラーへ向かった。マカオで次に買うんだったら、やはりヴィンテージポルトか、稀少な辛口のホワイトポルトでもあれば 買っていくかなあ〜普通の甘いホワイトポルトもおいしくて好きなんだがなああ〜 なんて考えながらセラーを眺めた。いや今回セラーはともかく、ヴィンテージ狙いならば、鍵のかかっている ショーケースだなあ〜と、ポルトの年号を次々と眺めていく。うーん、どれにしようかなあ..とその場にしゃがみ込み、、 下から順番に上がって行き、ちょうど目の高さあたりに、ボルドーの銘醸ヴィンテージがあり「ボルドーかああ〜 ふうん...あっ!」と、誰もいないその店内で思わず声の出る、大変なものを発見してしまった〜! 「91年のバルカヴェーリャがあるうううううう〜!!」

 何をそんなに驚いているのかと言うと、ポルトガルのドウロ河上流にある数々の名ポルト・名ワインを生み出した 畑で取れた最高の状態のブドウの更に優良年 (10年に3回ほど)にしか造られないといわれるバルカ・ヴェーリャが、目の前にずらり3本並んでいる ではないか...しかも91年(近年では96年のヴィンテージイヤーに作られたそうである。91年の 前は85年で、6年間のブランクがあるが、ここを境に醸造者が代わったとのこと。1953年からの 伝統的ヴァルカヴェーリャと91年以降では、ずいぶん違う性質をもっているそうだが...できれば、 両方手に入れたいものなのだが...)の 飲み頃か?話によると、このワインは優に25〜30年は熟成に耐えるワインだというが、本国 ポルトガルでもなかなか手に入らないものらしい。ならば、ポルトガルワインの大穴場と思う、 旧植民地マカオで手にはいるかも.. ということで、実は数年前に1本確保しているのだが、1本だけとなると、 その味を確認することはもったいなくて、どうもできない。まして7〜30年も 状態が良ければ生き続けるワインをそんな簡単に...と、もうかれこれ5年以上も眠ったまま であったのだ。この3本を見て思わず「とうとうこれで1本飲むことができる!」と、思ったのだった。 3本きれいに並んでいるが、結構良い値段がついている。 ここで思い切って根こそぎ購入するか?どうするか迷いに迷っているところに、店員が やって来た。さあ決断の時..「これ2本(!)下さい」。1本はこのオネーサンに託す(?)ことにしよう。 と、この決断を知ってか知らずか「あなたグッドチョイスよ!」と、大変に盛り上がってくれた。 ついでに、日本人なの?マカオには何年住んでるの?などと大変な誤解を受けたが(何故だ?!) ツーリストと解ると、ようこそマカオへ〜と何度も言っていた。こんなに歓迎されていいのだろうか? しかしうれしい。バルカヴェリャが手に入り、もうすっぱりこれで帰ろう!と思い、港へ向かった。 このまま去るのはもったいないほど、セナド広場のイルミネーションは美しかった...。

これがウワサのバルカ・ヴェーリャ


 雨は調度止んだところで、スーパーの袋に無造作に入れられたバルカ・ヴェーリャを抱え、 タクシーを探すがなかなかつかまらない。もう、時間は7時を回っていた。とにかく港方面へ歩いて 行こうと思い、足取りは軽く(?)であった。が、ほんとにつかまらないので「このまま港についてしまうかも」 と、有名なカジノホテル「リスボア」を過ぎたあたりで本格的に「困ったな〜」と思った。仕方がないので、もう少し先の これまた、たぶんカジノホテルらしきエントランスでタクシーを呼んでもらうことにした。 そうしたら、この感じの良いインド系のドアマンが 「あのシャトルバスを使ってください。すぐ発車しますから」と、親切にもタダで港まで運んでくれたので あった。マカオでは宿泊客だろうがなんだろうが、このホテルシャトルを活用するのはアタリマエの ような感じであった。ああ〜ますます、カンチガイかもしれないけど、好印象の高速マカオの旅は終わるのであった。

 無事フェリーターミナルに到着して、チケットを買おうと思ったが、ひょっとして上環のほうが安いかなあ? なんて思ったが、今回からは同じ値段になっていた(以前は尖沙咀行きのほうが安かった)。時間も同じぐらい なので、MTRに乗ることを考えると尖沙咀側に戻るのが正しいと思い、そちらのチケットを購入。帰りは1階席で、 行きの寒い2階席とはうってかわってシートも豪華であった。が、悪天候のため史上最大(?)に揺れた。 高速フェリーがこんなに揺れるのはかなりのもんぢゃないのかいいいいいい〜と、恐怖の無重力上下運動(!)や 縦横揺れの大シェイクイットアップ〜ベイベー〜♪で、意識消失(都合の良いことに、飛行機でも船でも大揺れに なると寝てしまう体質なのだ。ワタシ)しているうちに、どうやら到着したようだ。アヤシイ大陸に漂着していないか、 ここは香港かどうか確認して下船。そのときもう9時近くになっていたのだが「あ!テイラーにスーツ取りに行くの 忘れていた!」と気付く。急いでホテルに戻るがすでに閉店していた。明日立ち寄ることを書き置き(?)して、 わりと長くていろんなことのあった1日が終わった。

やはり天気の悪い日は要注意!船酔い注意報ですなあ〜
ふとまわりを見ると誰もいない...みんなトイレ直行なのかも(きゃー)

 

★2月5日(木)★

<シンセンヴィザナシの旅>

 中国政府は日本旅行者に対して、ヴィザの取得を不用とすることを決定....。そうして、それに 追随するごとく、ヴェトナムでも今年の1月からヴィザナシが始まった。更に、日本政府は、香港人観光客 に対し、日本入国の際、ヴィザ不用を発表。香港人は日本に来るときは商用であっても、ヴィザと 「収入証明書」の提示が必要であったそうだ。どんな国でもすいすい出入りのできる日本人からすると、 なかなかイメージが湧きがたい事実であるが、実は「すいすい」組のほうが特殊なのかなあ?などと 思ってしまうが...。とにかく、シンセンにちょろっと行くにも、時間とお金のかかるあの「ちょっと滞在ヴィザ」 を取得しなくて良いとなるとずいぶん大陸も身近になってくるのであった。

 それはさておき、この日は忙しい。早起きして、ホテルの近くの豆腐屋(?)で朝粥セット17HK$(安い!) を食べ(味はいまいち。やはり麺粥屋のほうがうまいなあ〜)、テイラーへ向かい出来上がったスーツを受け取る。 いったん試着をして、ピッタリねピッタリねと喜んでいるテイラー氏に支払を済ませ、またよろしく再見!と別れる。 そのあと、シンセンへ向かうべくホンハム駅までタクシーを飛ばした。タクシーの運チャンは言葉がワカラナイにも かかわらずいろいろ話しかけてくるので、適当に相づちをうっていると、なんとなく会話してたようになり妙な感じ である。無事ホンハムに到着するが、香港友人の姿はない。階上にあるまたしてもスタバでエスプレッソを 飲みのみ待つことしばし。どうもこの日もホテルに遅れる旨メッセージを入れたそうであったが、また行き違って しまった。トホホ。30分ほどして登場。KCRは時間帯もあるかもしれないが、以前のように混まなくなった ような気がする。単に観光客が減ったからというだけではないような....まあ平日だからかもしれないけどね。 ローウーの出入国もそんなに混んでいなかった。しかし、よく見るとやはりアヤシイ(?)外国人が多く、 そういう人の後ろについてしまうとなかなか前に進まない。そういえば、香港の出入国書類のフォームが少し 変更になったようだ。本体の部分は変わらないが、いちばんうしろに、出入国スタンプの説明文が 追加されたようだ。ストックを持っている(?)人はそのまま使えるのでご安心を。

今回完成のタイシルクスーツ
アルマーニ風(?)えりもとにご注目!


<B級香港マダムコース?>

 さて、今回はこんなふうにローウーまでの電車賃だけで気軽に来れてしまうので、そんなに意気込んで(?) 見るものはなかったが、とりあえず飲茶で腹ごしらえをして、前回も行った「香港マダム4時間コース」を行う べく、「健富美」というサロンを目指して行くが、どうも様子がおかしい。壁板を剥がしたり、ペンキやさんがうろうろ していたり...で、受付で確認してもらうと、なんと改装中で休業中とのことであった。そんなああああ〜と、 他にあてのないワタシタチはシンセンで路頭に迷う(オソロシイ...)ことになってしまった。あああ〜香港友人も さすがに困惑している様子。まわりを見渡しても、ここに匹敵するサロンはどこにもなさそうであった。アヤシイ ネイル屋とかヘアケア屋などはあるのだが...とほほ。しかし、気をとりなおして、買い物をしているうちによさそう なところがあったら入ってみる..ということにした。すると、足つぼマッサージのところで、個室で全身をやってくれる 所を発見!100歩譲ってこちらにトライしてみることにした。と、連れて行かれたのは別フロアで、確かに個室で あるが、周りがマッサージ師たちの詰め所のようになっていて、猛烈にウルサイ個室であった(外の音がすべて 聞こえてしまうのだ。。)が、まあいいか...ということで、2時間コースを選択。どうも改装中の店から流れて 来たオネーサン達のようであった...が、サブミッション系(!)であった。ぎゃああああ〜きつい〜!とはいうものの、 なかなか関節技を掛けられる機会もないので(?)ありがたくバンプ...いててて...。そのうち、オイルに移行し ていくのだが、なんと時間が足りないのでと、結局1時間延長することになった。3時間1本勝負かあああ〜。 が、サブミッションも次第に血行が良くなっていったのか、終わる頃にはすっかりリラックス&すっきりさえしていた。 はああああ〜ということで、香港友人曰く、3種類ほどの関節技を駆使してくれてこの値段はやはり安い! との超バリュー裁定。チップ込みで150HK$ほどで完了。はあああ〜運動をした後のような心地よい疲労感。 これもある意味、香港マダムコースのひとつといえるかなあ...?

 その後は、時間も無く...と言う割に茶屋で長居したりしてしまったので、ワタシはジェードのバングルをゲットし、 母用のサイズのバングルも見つかりいちおうその目的は果たしたが、前回からの懸案「アメジスト洞窟(晶洞)」は、 手に入らなかった。3sほどの適当なものがあるにはあったのだが、色が良くなかったり、洞窟の向こう側が 透けて見えたり、値段が法外だったり(?)で、何回かパスするうちに、通訳担当香港友人にも疲労が 見えてきたので、今回もこれでやめることにした。まあ、縁起物をあわてて買ってもしょうがないしね...。 言い値で買っても十分安いとは思うけど、安く買うことにも意味があるとなると...なかなかやはりここでの 買い物は難しいなあ〜なんて思ってしまう。

 結局尖沙咀に戻らなければならない用事があったために、6時にはここを出ることになった。このヴィザナシが いつまで続くか知らないが、またの機会に行けば良いし、そろそろ一人でも行けそうな気にもなるんだが...。 スタンレーの花文字屋の兄さんは、シンセンは仕事や用事以外では怖くて行かない、と言っていた。 香港人がそんなに強く言うのは意外な気もしたが、 そうか、そういうもんなのか...なんて、オモテだけ見ているといかにも大丈夫そうな顔をしてるシンセン。 いつ、ホントの顔を見せてくるか...そういうのを見ないほうがワタシタチは良いのかもしれない。

<疲れた寒い夜のオソオセヨ>

 結局尖沙咀に戻ったのは8時過ぎていた。用事のある香港友人をカーナボンあたりで降ろし、一旦 ホテルに戻りあらためて食事に出ることにした。が、待ち合わせのロビーで待てど暮らせど香港友人はやって来ない。 あれ〜どおしたのかな?と、思い、また部屋にメッセージでもはいるかな?と思ったら来ない。ひたすら待って いると、更にぼろぼろになった(?)香港友人が現れる。もう倒れそうだった。どうもクレジットカードの トラブルで確認に待たされたとか...。もう、店を考える気力もないと訴えるので(?)今日はハイヤットの 近くの韓国料理でもいくべ、ということにした。裕華のわきの道をはいったアシュレー道にある「釜山」 という店へ。はいるなり、男子従業員の「オソオセヨー(いらっしゃいませ〜)」の迫力に押し戻されるが、そこで、参鶏湯と 石焼きビビンバを頼む。正統派(?)韓国家庭料理で、テーブルいっぱいにキムチやパジョン、ナムル、 小魚等々が並ぶ。を〜これこれ。いいよねえ〜。更に暖かい参鶏湯がうまい〜。香港友人はあまりの疲労 のため、石焼きビビンバをもう一つオーダーしようと(食べて疲労・ストレス解消するタイプね)したら、 ニホンゴペラペラ店長らしきオジサンに「多いからやめときなさい」と断られる(?)。たしかにもう夜10時回って いるし、量もオジサンの言うとおり調度よかった。香港で韓国料理もないものだが、野菜いっぱい栄養満点で寒い夜にはやはり 寒い国の知恵も必要なのだ...かな?カムサハムニダ〜。

 この通りには有名な日本料理店もあったり、居酒屋もありニホンゴ・韓国語が見えるところがバンコクのタニヤかいな? みたいな通りだが、赤蟻(ドリアとデザートのおいしい台湾カフェ)や、オイスターバー、老舗のジャズ倶楽部、 高そうなイタリアンなどもあり、ちょっとおもしろい一角である。鼻の下をのばした...とは良く言うが、ほんとに そんな顔をしてデレデレしてる白人オヤジが中華客引きギャルと交渉してたり。夜になるとその存在をあらわにするような店も 数多くあるのが、この尖沙咀ってところかなあ...。70年代の香港映画そのもののような...。

香港街の明かり:ひしめく明かり
ぼんやりと彼方に続く明かり

★2月6日(金)★

<そしてふたたびホンハムへ>

 何故かこの日は、香港友人の提案で、ワタシの姉のために漢方医(中医)へ薬を処方してもらいに 行くことになった。というか、すでになっていた。オクサマ同士、健康管理は大切よおお〜ということらしいのだ(?) こちらの日本人の友人で実家が漢方医へ嫁いだ方が、評判の義父に会わせてくれるということであった。 しかし...。問題はある。香港友人は本人(ワタシの姉)に会ったことがない。だいたいの体質 を、これまた他人のワタシが説明したところ「なるほど〜私に似ているアルね」ということになり、それならば、 本人不在でも処方箋を書いてくれるハズだ...との確信を得たワタシタチは(?)一路上水へ向かう。

 上水はシンセンの玄関口ローウーの一駅香港側である。時間的には、東京人にとってみれば「近いぢゃん」 という位置だが、さにあらず。駅に降りると香港とは明らかに空気が違う。気温も違う。そこの駅で、義父の 通訳を買って出たNさんと待ち合わせる。小柄できれいな人。赤ちゃんを連れていた。香港中心部の赤い タクシーではなく、こちらは近郊線の緑タクシーである。それに乗り込みその伝説の漢方医のもとへ...。 ちょっと走り出すと、すぐにちょっとした郊外なんてものではない、奥多摩の?もしくは丹沢山系の?風情である。 (さすがに山はないけどね) 香港友人が夏に遊びに来たリゾートもこのへんにあるとか..。遠足で来るところのようである。そして、更に 街道の横道へ入っていくと、これは完全に私道か?という小径、更に砂利道を入っていくと、イヌが数頭 放し飼いになっている、農家のような一軒家に到着。どうも、目的地はここらしい。

 広大な敷地に平屋の母屋と、納屋を改造したような建物がこの漢方医の仕事場である。中には 気むずかしそうな、眉間に皺の深く刻まれた義父が現れる。Nさんがこの方達だと告げると、先生は だいたいの事情は聞いていたのか、おもむろに大声でしゃべり始める。本人ではないことは言ってなかった ようだが、要所要所伝えると、目の前にあるA4ぐらいの処方箋にずらずらと薬草の名前を書いていく。 そうして、女性の体質改善・冷え性やむくみをなくすにはとにかく、さとうきびの甘いものはいけない。冷たい アイスクリームはいけない等々大声で語る。途中で架かってきた患者からの電話にはどうやら薬の飲み方を指示 していたようで、これまた大声で話している。それが終わると、処方箋を続け、完成間際に右肩に 「500HK$」と書く。え〜っ!ごひゃくどる?!と、ワタシは固まってしまったが...いちおうそれで問診 終了。たまたまこの日きれいに500HK$札を持っていたが、普段はそんなにもってないべさー。と、 聞いてないよおお〜状態だったが...選択の余地もなくお支払い(涙)完了。この処方箋を日本の漢方屋に 持って行けば追加もできる、と言っていたが、ホントウに解読できるのか不安な処方箋である。

 して薬はいずこに?と言うと、その診療所は薬倉庫も兼ねているようである。Nさんがちょっとお待ち下さい といって消えて行き、しばらくすると、スーパーでどかーんと買い物をしたぐらいの大きさの袋を持ってきた。 「ぎゃーっ!」と心の中で叫んでみたが時すでに遅し。「これが10日分です。 一回分(メロン1個分ぐらいある...)を全部土鍋にいれて、水5カップをいったん沸騰させて、そのあと 1時間ほど煎じてください」とのこと。はい〜そうします〜とは答えたものの、何度も言うが、ワタシのぢゃないん だけどなあああ〜。しかしところで、この漢方の山をどおやって 持って帰ろうかあああ〜と困惑していた。500HK$だしなあ〜税関で止められて中身聞かれたらどうすべえ〜と、 明日の帰国が非常に危険(?)な状態になってきた。でも、Nさんをはじめ香港友人の優しい心遣いの 賜物なので、しっかり送り届けなければならない...しかーし、ああああ〜。行きに乗ってきたタクシーが待っていてくれた のでそれに乗り込むと、おじさんだと思っていた運チャンが実はオバサンだったので、また「ぎゃーっ!」のワタシ。 再びKCRで漢方の得も言われぬかほりに包まれ、Nさんとは途中の駅で別れ「お薬なくなったらまた言って くださいねえ〜」ああ、なんと優しいひとなんだ...でも...と、最後まで「ワタシのぢゃないんだが〜」は 消えなかった。

<セレナーデにて...>

 ホンハムに漢方とともに降り立ち、その足で尖沙咀のセレナーデまでタクシーを飛ばす。タクシーも 漢方のかほりに包まれて〜さあ飲茶飲茶。なんかもう昨日も今日も遠くまでで疲れたねえ〜といいながら、 久々のセレナーデ。やはりワゴンスタイルで選ぶ飲茶は楽しい。どんどん進む。やはりシンセンの 安飲茶より美味しいねええ〜などと言いながらぱくぱく。最初「お安い均一プランがあります〜」といって 通されたいつもと違うフロアの部屋では、伝票式で、確かに安いんだけど品数も少なかった。 変だなあ〜ワゴンやめちゃったのかなあ?と思っていたら、スタイルを変えたわけでなく、 単に企画だったようだ。急いで普通のワゴン飲茶にかえてもらう。はあ〜やっぱりセレナーデは こうぢゃなきゃね..と。

   ここでいったん別れて、また夕食に会いましょう..と、思っていたのだが、 香港友人は「ぢゃ、気を付けて日本に帰ってね!」とお別れモード。あれ?そうだったのか〜困った。 なんか今回はいろいろ行き違ってしまっていたが、今回の旅で話さなければならないことがあったのだ。 香港友人のビジネスをパートナーとして一部引き受けていたワタシだが、どうにも最近時間が取れず、 睡眠を削って、休日も作業して、頑張ってみた。が、精神的余裕が無くなったというか、 気持ちがどうしても向かなくなり、 苦悶していたのであった。そして今回ここでそれを直接話して伝えなければ... というのも、実は旅の目的のひとつであった。設立当初からいろいろ試行錯誤を繰り返し、2人でいろいろ苦労して やってきた経緯もあり、メールで「やはり辞めます」では失礼だし、がんばっている香港友人に申し訳なく、いつ言おうか と思っている内にずるずる最後の最後になってしまった。そんな大事なことを立ち話で..と絶句していたが、 言わなければ、また日本に戻ってもこのまま苦しい状態で行ってしまいそうなので、 理不尽なことは承知でムリヤリ了承してもらった。 今回もいろいろアレンジしてもらい感謝でいっぱいなのだが、簡単に放り出してしまった自分に対する嫌悪感と、 更に恩を仇で返すような事をしてしまったワタシは圧倒的に悪い。セレナーデを離れたあとも自分自身にがっかりして どうしようもない気持ちでいた。 しばらく香港出入り禁止にするかなあ...などと考えながら、とりあえずずしりと重い心とこれまた重い漢方を持って 部屋へ戻った。

 到着した日と同じようにベッドに倒れ込んでいろいろ考えていた。でも、気が落ち着いてきたら ひとつ肩の荷が下りたというのも正直な心であった。ま、とにかくこの先のことは帰ってからいろいろ考えよう。 せっかくの休暇なんだしなあ..と。

香港は雨:心の中も雨雨雨


<街歩き・お買い物・街歩き>

 スペースミュージアムの地下の石屋で、なんと手頃できれいなアメジスト洞窟を発見する。あああ〜シンセン まで行かなくてもこんな近くにあった...しかし〜 あの漢方とワインを持って帰るのに、更にこれは無理でしょう...ということで断念。バーゲンイベント会場 で、半貴石のアクセサリー屋が出ていたので、まとめ買い。半貴石のブレスレットを 10個買おうとしたら、200HK$で更に2個付けてくれた。全部石なんだけどなあ〜安いなあ〜と、 みんなへのお土産がこれで出来た!(値段バレバレ??)

 海港城で頼まれていたロクシタンの化粧品を買いに行く。よくあるいくら以上買うとこれがこの値段で買えるとか、 更に総額でいくら以上で100HK$OFFなどというのにすっかりはまり、あれこれ余計なものまで購入 してしまった。空港でもロクシタンは買えるのだが、楽しいコフレなどは街中のショップでないと手に入らない。 こちらのほうが品揃えも良いし、おすすめかな? スターフェリーの乗り場へ向かうエントランスの大階段は、天井全てが赤と黄色のランタンで 覆い尽くされていた。この日はかろうじて雨は免れたものの太陽は見えず残念であったが、 夕方の薄闇にこのランタンのトンネルをくぐるのは、それはそれは美しいものだった。 次第に夜景がはっきりし始める香港島に向かって、未だ重い心のワタシはスターフェリーに乗り中環へ向かう。 このまままっすぐピークまで行ってしまおうか(?)と思ったが、天気が悪く下界が見えそうにないので やめておいた。

 そうそう、ファイナルリダクションの上海たんを見逃しては〜と思い、ペダー通りへ。もう、かなり セール品は肩身がせまそうであったが、シルクのシンプルワンピースがなんと300HK$!ゴージャスチャイナドレス 600HK$!ラムバックスキンパンツ900HK$!など掘り出し物天国〜であったが、ワンピースとタイ山岳民族 風モチーフのシルクマフラーをゲット!ドレスもステージ衣装に使えるが〜今回はもうこれ以上荷物は危険 なので辞めておいた。時間があるので中環からトラムで銅鑼湾へ。仕事を終えてうちへ帰る人々?トラムは 今日も満員状態。華潤でバラ茶を半斤購入して、燕の巣のデザートを食べて一休み。そういえば、広東語 の先生に「香港は迷ったりしませんか?」と聞かれたけど、確かにもうMTRにしろどこでも迷わず 歩けるなあ...と。ふらりと来て、マイペースで楽しめる場所としてすっかり定着したんだなあ、としみじみ 思うのであった。そうだなあ〜今度はまた別の国ににこういう所をつくるのもいいかもしれないな〜。さて、 どこにしようかしら?...なんてね。

今回ゲットのシルクマフラー・バングル・ブレスレット類


 尖沙咀へ戻り、奇華でお菓子を買う。ここのお菓子はハズレが無くてどれも美味しい。今回はほんの少し しか買わなかったけど、何故か中華クッキーを一袋オマケにつけてくれた。ウレシイなああ〜。その足で、本日の 最後の晩餐・しめくくりのB級グルメ:チャーシュー飯を買う。ここのカッサ(帳場)のおばさんはおっかない顔をしているが、今回 何度も通ったので、なんだか今日は笑っていたよ...。ついでにチョイサムもつけて、サンミゲルを買い込み とりあえず今回の滞在最後の夜となった。ああ、やっぱり美味しいねえ〜今回はいろいろあったけど、 これだけでも香港は去りがたいねえ〜。

おばちゃんの笑顔に乾杯?B級グルメ完結編


★2月7日(土)★

<なんとか荷造り完了だったが...>

 苦労して夜中に荷造りをなんとか完了。カートに乗せて、ちゃんと動くかまでしっかり確認。よしOKと 思い、朝はゆっくりと糖朝で朝食。休日は早くから開いているので、無難に旅をしめくくることが出来るなあ〜 と、最後のマンゴープリンを食し、部屋に戻る。冷蔵庫を見ると、なんと買いすぎたサンミゲルロング缶が 1本余ってしまっていた。まあ〜休日だからなあ〜と、出発前にごくごく飲み干し(!)気合いを入れて 空港へ向かう。シャトルバスで九龍駅まで行き、荷物は預けないで出国審査へ向かった。 ところが...空港職員が「ちょっとそのカバンここに通してくれますか?」と、デタ〜!ブタカバンチェック!! これっていわゆるピギーバックのチェック用で、スポーツバックは該当しないのではああああ〜と、思ったが、 ほとんどぱつぱつの流線型となっているマイ・ブタカバンは「これは持ち込めませんので預けてください!」 との宣告。あちゃー。いつもはOKなのになんでさー!と、言ってもはじまらないので、しぶしぶおJAL カウンターへ。現地係員のにーちゃんに事情を話すと、仕方ないですねえ〜ワレモノは?と聞かれたので、 ワインがはいってるので丁重にお取り扱いお願いします、と言ったが、それを聞いた日本人スタッフがすっ飛んできて「 ワインは〜だしていただけますかあああ」と....。がっくし。せっかくきっちりすこしも動かないように パッキングしたのに出せだとおおおおお〜と絶句していると、ダンボール箱を用意してくれた。ブタカバンを開けたら均衡が一気に 崩れたが、とにかく大事なワインを救出して、南無阿弥陀仏(!)の額を手荷物にして、その他は 箱にぼこぼこ投げ込む式。あれ?これってすごい便利ぢゃん。なんて新発見をしてしまったが、午後便は 帰りが深夜になってしまうので、なるべくなら荷物預けたくないなあ〜とぶつぶつ言いながら完了。まあ、身軽 でよかったけどねえ〜。

雨の空港:春の雨にはまだまだ寒々しい〜

 


 帰りは成田直行のジャンボ機なので快適だなあ〜と思いきや、隣の日本人男がなーんとなく 気に障る無神経男で..(またか..いつも帰りの便ってそうなんだなあ〜) ワタシが通路に立って待っているのにだらだら荷物を入れて〜待たせてもなんも言わないし〜 場所とるし〜で、快くないので、ワインを飲んで寝よっと思ったら、オネーサンCAに「お客様いつもそんなに お飲みになりますか?倒れませんか?」なんて言われてしまった。トホホ〜いいぢゃんねえ〜。 そんなこんなで「適量の」ワインのおかげで、 成田まではほとんど記憶なく(?)到着。上海便が「爆弾予告」があったとかで、 いつもより到着客は多かったが、心配された荷物もつつがなく出てきてた。お世話になった箱を、その場で破壊(!) して、通常の荷姿にリカバリーして当初予想どおりの時間だったのでしめしめ... っと思ったが、最後に難関が..。税関だ。「はい、パスポート拝見します〜お仕事ですか〜?」キター! 「いいえ観光です(にこにこ)」 「香港だけですか〜」「そうです〜(真顔で:マカオもシンセンも行ったけどねっ)」 「ありがとうございました」「お疲れさまです〜(はあああ〜セーフ)」。 とにかく説明不能な漢方を見られないだけよかったよかった。 (何も悪いものはもちこんでないんだけどね)

 家についてブタカバンを開けると、オソロシイ漢方のかほりに占拠されていた。やはりワインを別に しておいてよかったのかもしれない。せっかくのヴィンテージに妙な風味が付加されてしまったら大変なところだった。 次から次へと出てくる1週間の旅の残像に今回は特に沈んだ気持ちのかけらもあり、いつもより長い時間をかけて 荷物を片付けるワタシであった。

ブタカバンに注意〜♪

 

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