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【9月のバンコク日記】
<して、今年の夏休みは?>
5月のイタリア旅行以来、やはり思ったとおり、というか、予定どおりに、今年の夏休みは
ほとんど秋休み1本になったのであった。去年ほど暑くなかったにしろ、夏に不自然な環境で
じっとパソコンをたたき続ける生活というのは、やはり良くない。8月を過ぎる頃は「はああ〜
やっぱ夏に休まなきゃ不自然だわああ〜」と、春の重症花粉症に引き続き、外耳炎になるわ、風邪は引くわ、
肩こりがひどいわ、なんだかんだで、それはそれでめまいのしそうな日々であった。
「そうだ、バンコクへ行こう..」
なんて、思ったところで「夏恒例タダ券消化作戦(運賃の安い時にマイルをためて、高い時期にタダ券行使)」
。即3万5千マイルで引き換えてもヨカッタのだが、
おJALは最近毎月「通常よりも少ないマイルで特典ゲット!」を行っているのだ。そこにバンコク
が出ればしめたもの。ゆききさんも5月のイタリアで貯めたマイルが20000ほどあり、これが
出れば再びタダ券の旅成立!と、じりじりして、その発表を待った。ちょうど下期の運賃発表や、
9月の駆け込み需要の調整もあったのか、なかなか募集のお知らせが来ない。「まーだかなー?」
と、休暇調整の都合もあるのでじりじり待っていると、8月のある日「キター!!!」っということで、
なんと香港タダ券分でバンコクまで飛べてしまえることになったのだ!ラッキー!!
この時期同じおJAL午前便のバンコク往復は8万円はするからねえ〜。しかし高すぎやしませんかあああ〜。
ちょうど9月から、シンガポール航空がものすごい便を発表。普通、成田からシンガへ行って、そこから
バンコクへ行くというのが営業的に正しいルートだと思うのだが、なんと、成田から先にバンコク経由
してシンガへ行くなんていう便を発表。これは9時頃成田発なので、おそらくバンコクへは最速で
到着する便となってしまったようである(確か13時台には到着だったような..)。それが、デビュー記念
価格で5万円台というのがあるが..まあ、やはりなんといってもタダである。タイで5万円お小遣いなんて
言ったら、どんなになるか想像してみてくれ...。
ようやく、ぎりぎり1ヶ月前にタダ券ゲットしてから、ホテルを手配。1年前にも泊まった、
パトゥムワンプリンセスホテルを、福利厚生の格安料金でゲット。あの、サッカーW杯予選の
北朝鮮戦で話題になったホテルである。バンコクの国立競技場を見下ろす位置にあるこのホテルは、
その因縁の決戦で、無観客試合となった一戦を唯一見下ろせる位置にある、ということであった。
当日は、このコンベンションルームで、現地ニホンジンを中心に応援会が開催されたとのことだ。
ホテルに関しては、タダ券行使したため、もうちっとグレードの高いホテルをチャレンジしてみる
のも良いかな?と、思っていたが、まあ、実に誠実に高級ホテルの格を備えつつ、気楽でスタッフも
フレンドリー..申し分の無いホテルであることは確か。
そんなこんなで、今回はゴージャス滞在は見送ることにした。あいにくこのホテルでは、
メインロビー部分がリノベーション中とのことで、ご迷惑がかかるかもしれません。などという事前
情報も得ていたが、まあ、客室に及ぶことがなければモウマンタイだからね。どの程度なのか、
行ってみないとわからないし...。
さて1年ぶりのバンコク。ワタシは3回目になるが、同行のゆききさんは
初バンコクとなる。会社関係の知り合いもいるそうので、そちらとも連絡をとりつつ、私はいつもどおり、
どこいこーかな?何食べようかなー?と、残暑の東京で様々な妄想に逃避するのであった。ちょうど、
季節労働の時期でもあって、出発の週は深夜残業などもあり、はああ〜準備ができないよお〜と、
あせっていたのだが、なんとか2日前にはお店の開いている時間に帰宅できるようになり、かねてから
欲しかった「中距離旅行用の軽量スーツケース」をゲット。これまで、自分の部屋に
もはや置き場所を確保できず、欲しいけれど断念していたもの。
やや大きめのピギーバックなのだが、ええい、買ってしまえばどうにかなるだろう!と、思い切って購入
することにした。バンコクはいろいろお買い物もしたいし、かといって、特大スーツケースでは大きすぎる。
はたまた、カートにスポーツバックではちと容量がサビシイ....でも、機内持ち込みサイズの中途半端な
ピギーは必要ない、とまあ、そんなところで、ちょうど良いサイズのものが無印良品にあったので、
それを購入した。うーんなかなか良いかんじ。ACミランのマスコットキーホルダーを付けて準備完了!
と、いきたかったのだが、その日から「世界柔道」カイロ大会が始まっていたので、前日の晩
しっかりそれを見てしまった。鈴木の金メダルを見届けてから準備開始したので、やはり睡眠時間は2時間
あったかどーだか...毎度どたばたであるなあ〜。
★9月9日(金)★
<台風回避だけど雨季だしね>
そう、ちょうど出発の直前は大きな台風が日本列島を通過していったところであった。今回もなんとか
フライトに影響はなく、タダ券の旅も好調な滑り出しである。11時のフライトなので、ゆききさんとは
日暮里で待ち合わせ。しかーし。スカイライナーの出発時間が近づいても、なかなか現れない。
でもまあ指定席なので、ホームで待っていようか〜降りて行き、もうすぐ来ちゃうよなー、雑誌でも
買うかあーなんていうところ、ぎりぎりセーフでゆききさんがやってきた。平日は通勤ラッシュがあるので、
遅延がオソロシイ...。まあ、それに遅れてもなんとかる時間だったから全然大丈夫だけどね。
それに、すでにWEBでチェックイン済みなので、ホントーは1時間前でも十分なんだけど、まあ、
何かあるとめんどくさいので、早め早めが基本だね。
成田に到着してから、現地知人用手土産などをゲットして、ゲートへ向かう。近くにバリ行きのゲート
があったが、そちらはバカンスへ向かう人々で一杯であった。そして、その隣のワタシタチのゲートは
というと、なんだかスカスカしているのだった。しかし、もうすぐ搭乗開始である。あまり、これから
バカンスです〜みたいな、バリ行きの人々とは違い「通常」の、バンコク往復客のようであった。なんだか
地味といえば地味である。そうして、搭乗開始となると、なんと思ったとおりのガラガラフライト。
ワタシは2階席の3列目に居たが隣は誰も居ない。そして前列もなし。ワタシより前に座っているのは
なんと3人だけだった。ワタシの斜め後ろにゆききさんがいて、そこも隣が誰もいない。2階席全体で
いったい何人座っていただろうか?ちょうど1年前は、タイの島々へ乗り継いで行くようなワカモノたちが
大勢乗っていたのだが、どこへ行ってしまったのだろうか?やはりあの年末のスマトラ沖大地震の影響
なのだろうなあ〜。あんなに多くの人が犠牲になったところへ、いくら、もう復興していますよ!営業して
いますよ!とアピールしても、客足は遠のいているのだろう。ホント大打撃だね。まあ、そのおかげで、
この時期バンコクタダ券ディスカウントが出ているわけなのだが...。
例によって、搭乗も機内清掃のためやや遅れて始まったが、まあ、そんなことはもーどーでも
良くなって来たが、シートポケットにあったメニューを見たら、なんとロスアンゼルス線のメニューが
はいっていたりして、がっくり。となりにはバンコク線がはいっていたので良かったけどね...。
まあ、それもどーでも良いことなんだが...。(いや、ちとまずいか?)
2階席で人が少なく静かなフライトになっていたが、
日本列島周辺も台風の影響か、かなり揺れていた。たぶん欧州近郊線だとパニックになっていたかも
しれないが、そこはニホンジン。ちょっとやそっとの揺れでは動じない。前日までの睡眠不足を解消
するべく爆睡と飲食とゴッドファーザー(若い頃のアルパチーノは何故かデルピエロと印象がダブるなあ...なんて)
で、定刻よりもすこし早い飛行時間でバンコクへ近づく。
しかし、バンコクも現在雨季のため、雨雲に突入したのか?到着直前はかなり揺れていた。はあああ〜。
シェイクシェイク♪そうして、どかん!と雨のバンコクに到着をする。
到着後サテライトまではバスコネクションであった。ざーざーと音をたてて雨が降りしきるが、
もうすぐに、生暖かいバンコクの空気につつまれて「これだねえ〜バンコクだねえ〜」と、ひとり
しみじみとバンコクの歓待を感じていたのだ。なんというか、いつも思うのだが、バンコクは毎回優しく
出迎えてくれるのだ。そして、かなりの細胞がでろでろにリラックスするのであった。
まあ、そんな感じがするだけなのだがね。入国も、ちょうど夕方の到着ラッシュに
かかるため、かなり混雑していた。今、米国などもトランジットであっても、指紋を取られ、写真を
いちいち取られるという、徹底した警戒態勢だそうだ。しかも、入るときも出るときもそれぞれ
行わないとならないとか。なんと過剰〜と思っていたがこんなご時世だから仕方ない。
毎度特別警戒中と言われているこの地でも、その流れなのか、入国の際、
写真を撮ることになったそうだ。といっても、「目玉おやじ」のようなレンズが、カウンターにおいてある
だけで、特に通過するほうはいつもと同じなのだが...。まあ、特に変わったことはないようで
あった。(ちなみに税関申告書はなくなったが、入国の書類は健在なので、機内で必ず受け取るように。)
スカスカフライトであったので、今回はターンテーブルに行くと、すでに荷物がぐるぐる回っていた。
前回、冷凍まぐろのように大量にぐるぐる回っていたゴルフバックも、今回はほとんどみられず、
なんというか、人々の一時的とは思うが、タイ離れを感じたのであった。
<雨の金曜夕方100バーツのバス旅行>
時間は4時過ぎであった。到着ロビーで両替をして、エアポートバス乗り場へ向かった。前回は、
謎の乗用車=エアポートバス?だったの??という事件があったが、今回はまだ昼間で、ファランポーン
方面行きA4バスも完全復活したとのウワサ(あくまでウワサというのも...)を聞いていたので、
カウンターで100B支払い「マーブンクロンへ!」と言って、ふと見るとA4バスが今発車するところで
あった。受付のオネーサンが追いかけて車体をばんばんたたき、止めてくれたバスに乗り込むワタシタチ。
はあ〜とりあえず乗れた乗れた〜。と、これに乗れればひとまず安心!なーんて思っていたのだが、
とにかく、隣の国内線からピックアップして、再び改札をして行き先をチェックしてもらい
さて出発!と思った瞬間からものすごい渋滞。はああ〜
こりゃどーなるんだ?と、のろのろ進むし、大雨はさらにひどくなってくる。ようやく高速に乗ったものの
そこもまたかなりの渋滞。はああ〜首都高みたいだねえ〜なんて言っているうちに、ぽたぽた何か
冷たいものが...。そう、空調のところからぽたぽた水漏れをすることは多くあるのだが、なんと、
天井の隙間から「雨漏り」しているようなのだ!前方に座っていた人たちが、何故かあちこちに移動を
はじめたので、何してんのかなあ?ガイジンは落ち着きないなあ〜なんて思っていたら、原因は
これのようであった。このバスたしか「ベンツ」のマークが付いていたような...。
ちゃんと整備してるんだろうかあああ?
これ以上ひどくなったら、車内で傘でも差そうかーなんて思っていたところで、
高速終了。再び混沌とした渋滞にはまるわれらがA4バス。いったいいつ頃到着するんだろうかあ〜。
ひまなので、乗り合わせたクロアチア代表のユニを着ていた兄さんと話していたが、、
この人は実はサッカーおよびかなり筋金入りのスポーツオタク・グルジア人で、ワールドカップの時には
ニホンにも来たそうである。恐るべき物価高に憤慨しつつも、ニホンのスモーで活躍する
同郷人の四股名「黒海」は、おたくの近くにある湖とおなじ意味(BLACK SEA)の名前だよなんて教えて
あげたら、このグルジア人は狂喜していたが...。まあ、そんなこんなで、空港出発から
1時間半ほど経過した頃、我がマーブンクロンが見えて来たので運ちゃんに「ここのとなりなんだけど〜ホテルまで
行くのかなー?」と問うが、どうも、右折できるところも気配もなさそうなので、雨中のサイアムスクェア側へ
降り立つ。そこから、荷物を持って、週末の人ごみをかきわけ、歩道橋を渡りMBK
(マーブンクロン:巨大ショッピングセンター)
の2階を横切ってホテル
へようやくたどり着く。はああ〜。
ホテルとMBKは1階と2階でつながっており、去年までは自由に出入りできたものであったが、ここでも
警備員が荷物チェックをして厳重警戒中であった。でも、到着したばかりだからバッグには鍵かけたまんま
なんですがーと、あけなきゃだめかしら?と言ってみると、そのままスルーしてくれた。
空港のセキュリティーチェックを受けたそのままなんで、信用してくれーといったところか?
ホテルのフロントは、工事中のため
「仮設」のようになっており、カウンターではなく、個別デスクでチェックイン対応することになっていた。
冷たく甘い緑茶をサービスしてくれて、担当のオネーサンは、部屋まで案内してくれたり、相変わらず
サービスは至れり尽くせりである。が、部屋に入って、オネーサンが去った後で見てみると、なんかレイアウトが変だ。
そう、前の客がトリプルで使っていたようで、1個ベッドを出したあとそのままになっていたのだった。寄りすぎた
ベッドを、まず定位置に戻して、到着〜となった。はあああ〜疲れたああああ〜。
<まずはサヤームからスタート>
荷物を片付けて一息ついた後に、早速サイアムスクェアへ出かけることにした。今日は長旅であったので近場で
いろいろ済ませようと思っていたので、またもと来たMBKの中を通り抜けて、サヤーム(サイアム)の東側へ。
とりあえず、足マッサージを受けに行こうと思い、ノボテルのとなりの道が実はマッサージ激戦区と
聞いたのでそちらへ向かった。去年は、この界隈ではなかなか見つからず困っていたのだが、そういえばこの道は
見落としていたことに気づく。ずらりと、ニホンでもおなじみのタイマッサージチェーン店などが並んでいて
びっくりした。そういうところは、例によって、店の前にマッサージ師とオトモダチ(店の関係者のような顔をして
実は単なる取り巻きだったりする、不思議な存在)がずらりと並んで客引きなどを
している。して、今回目指すは、「Lec」という店。ワタシの愛読バンコクガイド「歩くバンコク」最新号に
載っていた店。ニホンゴの表示もあり、日本人の客も多いようだが、この日はほとんどローカルのようであった。
足マッサージと肩もみ10分付1時間コースが300B。MBKの中よりはちょっとだけ高いのかな?でも、
1年経ったし物価が上がったのかなあ?などと思う。足浴でリラックスして、フライトでむくんだ足がどんどん
血行がよくなっていく〜ZZZ。そうして、10分肩もみも結構がっちりやってくれるのでキモティ〜で、やはり、
一回り足が小さくなるのである。「やはりホントウでしょー」なんて、効果を確認しあって、店を出る。
サヤーム界隈のごちゃごちゃっとした店をひやかしつつ、本日の晩餐は、やはり定番「バーン・クンメー」。
先程までの雨も止んで、涼しげな風も吹き始めたサヤーム。店では、ビヤシン(シンハービール)をがぶがぶ飲み、ソムタム・
グリーンカレー・ナムプリック・とうとう中身がよくわからなかった「東北地方」風スープを食す。民俗音楽
のライブなどもあり、店も大盛況であった。飲み物係のオニーサンは、グラスを確認しつつ
せっせとビールをすすめるが、それが5本
6本と増えて行くにつれ、だんだん無愛想だった顔も笑顔になってきた。はいはい。飲みすぎですね!
がっちり食べて、飲んで、店を後にしたのだけれど、やっぱり部屋に戻る前に、セブンイレブンでビールを
調達するワタシタチ。ホテルの荷物チェックでも、「はいこちらはビールね」と言ってみせて部屋へもどる。
はああ〜長い一日に再び乾杯♪
★9月10日(土)★
<土曜日は市場へ出かけ〜♪>
今回の部屋は、前回とは反対側の風景であった。チュラロンコン大学を見下ろし、チャオプラヤ川方面
(川はあいにく見えません)へ面していたが、今回は、スカイトレインのナショナルスタジアム駅側で、
右手にはごちゃごちゃとしたサヤームスクエアの屋根の連なりが見える。こうしてみると、とても、
バンコクの渋谷・原宿なんて言葉が信じられないが、下を歩いていると、「なるほど、そうも言えるかもしれん」
なんて思うのだが...。今日の天気は、雲が多いながらも、晴れ間がところどころ見えて、よさそうな感じ
であった。雨季とはいえ、日本の梅雨のように1日中じめじめ降り続くことはなく、雷雨がざーっと来て...
ちょっと晴れて、また雲行きがアヤシク...なんていう繰り返しのようである。しかし、ワタシはタイが好きでも、
いまいち体質は北方民族系なので晴れが続いてくると参ってしまうのであった。なので雨が降れば日差しも
遮られて、ちょっと涼しくなる...なんていう雨季が合っているのかもなあ〜なんて思った。
朝食は、1階のレストランが一部改築中のために、2階の日本料理店と韓国料理店の2店舗を利用して、
朝食ビュッフェの日韓同時開催で行われていた。とはいえ、内容は去年と同じくインターナショナルで、
場所が狭い分やや品数少なめなのだが、充実の朝食には変わりがなかった。西洋と中華とタイが中心で、
日本料理店があるわりには、和食セクションがないのだが、まあ周りを見渡しても、白人と中華がほとんど
なので、別に日本ウェルカムでなくても十分なのであった。そんな考察をしつつ、朝からがっちり食する
ワタシは食い過ぎである。でも美味しいので許せ。
バンコクの週末といえば、ウィークエンドマーケットである。毎回タノシミに通っているのだが、
今回も迷わず出撃。と、その前に資金調達をしなければと、MBK1階にある銀行へ向かう。バンコクは、
両替所はほとんど銀行の直営が多いようであるが、ATMも街のいたるところにある。これホントにATM?と
言いたくなるようなところにもあったりして。とにかく、インターナショナルキャッシュカードや、クレジット
カード1枚持ってさえいれば、どこでもバーツをゲットできるのであった。しかも、週末でも11時から
銀行窓口が営業しており、これは便利かもしれないなあ〜なんて思った。とにかく、そんな支店がいくつか
あるMBKはやはり便利かもしれんなあ〜。
とりあえず、資金調達をしてスカイトレイン(BTA)の駅へ向かう。事前情報では、BTAの3日乗り放題パスカードが
出来たということで、これは今回の滞在にぴったりだなあ〜と思っていたけれど、窓口で聞いてみると、1日券
しか扱いがないとのこと。ひょっとして、別の所では扱いがあるのかもしれないが、今現在、
ナショナルスタジアム駅では1日カードのみの取り扱いであった。ちなみに、昨年オープンした地下鉄でも、
同様のカードが販売されているが、相互利用は不可とのことである。そんなこと言わないで、共通にして
もらいたいものだなあ...。また、BTAには「スカイカード」というデポジット30Bで何度でもチャージして
利用可能の「スイカ」のようなものがあるが、これは、正確にリファンドしてくれず、デポジットのみ
リファンドされるので、短い滞在だと端数がどおしても残ってしまったりするので、ちょっと悩ましい。香港の
オクトパスのようにきっちり残額を戻すシステムになれば、とても使えるんだけどなあ〜。
そんなこんなを考えながら、サヤームで乗り換えて、モーチット駅へ向かう。やはりこの路線、
マーケットへ向かうとおぼしき人々で一杯である。お天気もだんだん良くなってきたようだ。
駅に着いたら早速日差しが出てきて、とても暑くなって来るが、日本のように湿気が多くなく、
このように太陽が出てくると、カラリとしてくるのが特徴である。チャトゥクチェック公園には、
地下鉄の駅があり、BTAと乗り継ぎ可能になっている。地下鉄はマーケットの南側にも駅があり、
暑い中をてくてく歩かなければならないBTA利用者よりも快適に移動可能かもしれない。でも、
サヤーム周辺の住人はルートがはずれているために、ちと利用が出来ないのが残念。どちらかというと、
東側のスクンビット方面の人々向けといったところだなあ〜。
さて、このマーケットは広さはおよそ東京ドームと同じぐらい言われているが、だいたい大雑把に「でかい」
という時に使われる「東京ドーム」という単位。このマーケットに関しては、この使い方で間違えはないなあ〜
と思うほどにでかい。今回で4回目の突入だが、たぶん、未だに見たことのないエリアがあるようだし...。
とにかく、なかなか同じ所へ出てくるのが難しいのであった。でも、前回行ったシルバーアクセサリー店がまだあ
れば行ってみたいのだがなあ〜と思いつつ、マーケットへ突入する。ケミカル系の靴やスニーカーの接着剤や、
革製品の強烈なにおいと暑さに、最初から打撃をうけつつ、外周を突破し内側のセクションへ。この中央北側の
エリアはわりと落ち着いて見られるものが多いような気がする。そういえば、前もみたことある土産物屋や、
シルクの店、小物店などが次々現れる。金行(貴金属店)が数軒現れる。タイの黄金も、香港などと同じく、
24金の濃いヤマブキイロが基本のようである。(純金だと加工しにくいので、23金ぐらいの純度が多いらしい)
なんか、日本のものとはまばゆさが違うのだ。半貴石のリングなどは、
こんな色してたっけ〜こんな光ってイイのかなあ〜なんて、ナニがなんだかわかんなくなるけど、店の人は
「それは○○石だ」と、断言する。ホントか?ホントか?こんな値段でホンモノかあああ〜?と悶絶自爆して
買わなかったりするのだ(騒がしい客だ)。しかし、今回は、つや消し系の金のピアスをゆききさんが購入
していた。「悩むような金額ぢゃないんだけどねえ〜」と、言いつつも散々迷って2個選び出していた。
そっか、買うのか〜と、
見ていると、ワタシも買おうかなあーなんて思うが、暑くて仕方がなかったので、その店を後にした。
たしかこの辺なんだけどなあ〜と、あらゆるジャンルのものに埋もれ、それをかき分けながら進むと、
とうとう去年の店を発見!カンバンが新しく出来ていて、やや、去年よりもパワーアップしているようであった。
オネーサンも変わりなく、商品もこのマーケットではいちばん趣味の良い銀製品のような気がする。(全部
見た訳ではないが....)。ゆききさんも気に入ったようで、あれこれ二人で悩みながら、さてお会計。
ちょうど時間がお昼時であったために、クレジットカードの認証の電話が通じない。10分20分30分と待って、
オネーサンも「お昼時だから食べに行ってしまっているのかも〜」と、申し訳なさ気であった。銀行は駅にしか
無いけど、仕方ないので行ってくるか〜と、1時間が経とうとした時に「かかった!」のである。はああ〜。
まあ得てしてそんなもんだけどね。もう、別々のカードで支払うのはあきらめて、ゆききさんの分もワタシが
支払うことにしてようやくこの店から解放されたのであった。はああああ〜。暑いいいいい〜。
もう、このへんでアタマが酸欠になりそうだったので「きょ...今日はこれで撤収だっ!」と、
もときたモーチットへ引き返した。ああ、今日はホントマーケットの一部をちょいとかじったぐらいで
終わってしまったよおお〜と、やはり明日もリベンジ!を固く心に誓うのであった。
<タイ人は耳というらしいのだが...>
とにかく気がつくと、混沌とした空気と排気ガスと脱水気味でのどが痛くなっていた。みっみずを水ー!
と思ったが、あまりトイレが期待できないので、ピットインを避けるためにも、水分は補給せず歩いた。
(よい子は真似しちゃだめよ!水分補給しながら歩きましょう♪)いや、このあとのビールを楽しみにしていた
ということもあるのだが。へへへ。モーチットを出て、BTAで「はああ〜サバーイサバーイ(快適快適)」と
一息つきつつ、次に向かったのは、スクンビット線の東側トンロー駅。今回初めて降りる駅である。そして、
目指すは駅前にある「フカヒレ屋」である。
フカヒレというと、気仙沼産の繊維がしっかりとした、豪華な一品を思い浮かべるが、タイでは、もっと
小振りのひれを用いる。タイ語でフカヒレは「フーチャラーム」と言うのだが、それは、「サメの耳」という
意味だそうだ。向かったのは「スクンビット・フーチャラーム」というフカヒレ料理専門店。といっても、
まだあどけないぐらいのワカモノが、調理から切り盛りまで行っている気軽な店である。調理場が
道路に面した店のそとにあり、コンロの口がいくつも並んでいる。注文をすると、その屋外調理場で、
片手の土鍋にとろりとしたスープと、すぐに調理できるように戻された、ほんとうに耳のような形の
フカヒレが投入される。そこでぐつぐつ、そのほかの材料を投入して出来上がり。その間5分ぐらいで
やってくる。その前に、とにかく脱水のワタシタチは、ビアシンをごきごきゅ飲んで至福の時をすごし、
ああ〜労働のあとのビールはうまいねえ〜としみじみ。テーブルには、パクチーと生のモヤシと、小皿に
青とうがらしのソースが置かれる。そうして、フカヒレスープ登場!豪快に湯気をたてて、まだぐつぐつ言う
土鍋のままテーブルに置かれる。「ひやっほー!」と、あついうちに、先程のパクチー&モヤシを投入。
お好みで青唐辛子ソースを入れて「いただきまーす!」。
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トンローに突如現れる「フカヒレ」のカタカナ?!
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もやしとパクチーをスタンバイ・ぐつぐつに投入!・あわびごはんもドーゾ!
「ワタシいちばん好きな食べ物は何って聞かれたら、フカヒレだなあ〜」
と、ゆききさんのしみじみとした告白(?)を聞きながらあつあつのスープがうまい!
とろみのあるスープとパクチーの
香り、モヤシのシャキシャキもよくって「はああ〜来てよかったよおお」としみじみ。そして、それに
劣らぬウマさなのが「あわびのあんかけごはん」。タイ米に、あわびのたっぷりはいったあんかけが
とろーりとかかって、これも土鍋のようなうつわに出てくる。炊き込みとも、中華丼ともちがうが、
味が凝縮されたあんに香りの良いタイ米がからんで絶妙のうまさ「うううう〜なんじゃこれはあああ」と、
これまた悶絶。ビアシン飲むのも忘れてひたすら食べるワタシタチであった。
(たうらいかっ?(=いくらですか?):魚翅スープ・アワビご飯とビアシン×2で1100B)
<さらなる美を求めて...?>
にこにこ顔の店員さんたちに見送られて、トンローの駅へ向かう。このへんはサヤームあたりとは、
ずいぶん雰囲気が違うなあ〜と思う。とてもローカルというか、こちらのほうがバンコクらしいのかなあ、
なんて思ったりして...。そして、次に向かうのはアソーク。たらふく食べて、コラーゲンチャージ
(フカヒレはたっぷり含有ということで話題になっておりますが...)して、
もう十分だろう!と思うかもしれないが、そんなことでは満足できないっ!そんなワタシタチは、
「超・ゴッドハンド」、「即・小顔効果」と話題のフェイシャルエステ「LA BELLA」
へ、向かうのであった。ほんとに小顔になるんかい?まずは顔の大きさ測っておかないとねえ〜
目的のサロンは、アソークから西へ数分行ったところにあるタイムズスクエアビルの2階にある。
予約したほうが良いとあったが、電話もめんどくさいというかニガテなので、とにかく突撃することにした。
ちょうど、予約客がはいったところであったが、今日これから2人同時に出来るかと聞くと、1時間後に
大丈夫とのことであった。やった!これで劇的に小顔になるかどうか人体実験である!タノシミだあ〜
と、名前だけ残してまたあとで舞い戻ることにした。
さて、1時間あるがどおしよう?ということであるが、実はこの近くにもう1軒ターゲットがあった。
それは「木綿糸で行う顔のうぶ毛取り」である!インドエステ兼美容院でやっているということなので、
こちらも是非試さんとおもい、タイムズスクエアより更に西へ進む。と、一角がインドレストランや
インドテイラー(この店の名前が何故か「インターミラノ」。セリエAのインテルとは無関係)インドスーパー
がなどが立ち並ぶ一角にその目指す「ビーボ」はあった。
プチインド街の隣はスーパーでビーボは美容院の如し

見た目はホントに美容院で、先客は白人がネイル、もうひとりは足マッサージをやっていた。入って行ったは
良いのだが、この「木綿糸」技は英語でなんて言うんだろう?と思ったが、出てきた店員に、まさに木綿糸技を
やっている写真を示すと、はいはい座んなさい、と通される。この技を持つ店員は1人だけのようで、順番に、
まず顔面全開にヘアバンドで止め、パウダー入りのさらさら白いクリームを全体に塗ってマッサージ。その後、
必殺仕事人のように木綿糸をきゅるきゅる出して、あやとりのように両手に持って、
顔面をウマイ具合になでていく。その間およそ
15分。かなり生え際や眉毛あたりをぶちぶちと除去されるのだが、全体的に「イタキモチイイ」といった
感じで終了。目の回りなどは行わないので、アイメイクは残ったままとなる仕上がり。肌をさわってみると、
まんべんなく、をー実にソフトリーアンドつるつる〜♪眉毛が大幅に減ったことを除けば大変良好であった。締めて
ひとり250Bの顔面改革...であった。いやあ効果絶大!
はしごをすればあなたも
こんなにつるつるイケメン?!
(BTA駅にあったペプシの広告)
「ラウール・ゴンザレスと申します」

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さて、そのプチ・インド街から急いで戻っても数分のタイムズスクエアに舞い戻り、大いに期待される、
LA BELLAへ。インド系でも十分満足であったのだが、「小顔っ!小顔っ!」にこだわるワタシタチは、検討の末、
スペシャルコースを選択。とうとう、予約の時間がやってきた。フェイシャル初体験のワタシは「をー写真で見た
見た..」というような、胸までのローブをまとい、手足のマッサージもはいるのでとにかくそれオンリーで、
ゴッドハンドを待つ。が、しかし、その小顔の技を一部始終見ることはかなわず(アタリマエだな、フェイシャルだもん)、
最初に行われる加湿器の親分のようなスチームを顔に当てられていた以降は、すべてナニも見えないで時間が過ぎる
のであった...。スペシャルコースの内容というのは、ローションでクレンジング後、4種類のパック(漢方・
コラーゲン?・石膏・あと謎の最新スペシャル素材らしい)をほどこし、
その間にフェイス&デコルテへの、パチパチパンチ並の強さのハンドマッサージをこれでもかと繰り返し、
絶えずローションで加湿を施し、はあ〜いったい何時間かかるのだろうか...と、心細くなった頃に、顔面は
解放され、アタマと手足のマッサージを約3人掛かりで行いフィニッシュ。その間およそ2時間弱である。はああ〜。
とにかく、1週間に1回パックをすれば良いほう、というワタシにとっては、「こっこんなにパックしちゃって
いいんですかああああ〜」と、こころの中で叫ぶほどの充実メニューであった。エステのテクニックは、日本が
世界一と言われているそうだが、エステ先輩のゆききさん曰く「日本ではこんなにやってくれない」とのことである。
とにかくとことん、顔面を鍛錬することによって「小顔」への道が開けるということのようであった。はああ〜。
へろへろになりながら、会計をしようとすると、ゴッドハンドがおもむろに「DACO」日本語版を取り出し「ここに
10%オフって載ってるのよねえ〜だから割引!」って、アナタが載せてもらったのではないのでしょうかあ〜と、
例によってワケワカラナイ、不思議の国バンコクのサービスを受け店を後にする。このスペシャルコースは1200B
のところ、運が良ければ1080Bで受けられるといったところだろうか?素晴らしい。して、その効果のほどは...。
エスカレーターに映った自分の顔を見て「をー!ひっ光り輝いておるっ!」そう、これまでにないほど、びかびかつるつる
になっていたのでした...。「心なしか小顔にも...」と、結局ここから先は、勘違いと自己満足の世界ということか?
ちなみにこのゴッドハンドは、韓国系の方のようで、さすが韓流飽くなき美への探求心バンザイ〜と、心で叫ぶのであった。
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<はしごには、はしごをもって、はしごとする(?)>
心なしか、アシバヤに「完全すっぴん」の女2人はサヤームへ急ぐ。しかしここは異国の地。だれもソレを責めるモノ
などはいないのに、人目を避けつ妙にカオのツヤが良い女2人...。
MBKのスーパートップスで、大急ぎでビールを2本買いこみ、
ホテルの部屋へ滑り込む...はああ〜はしごしちゃったねえ〜と、とりあえずビールで一息つく。
ビアシンは美味しいなあ〜。最初象印のビアチャーンも一緒に買ったのだが、やはり飲み比べてみると、ビアシンのほうが
単体で飲むのは美味しいかなあ〜なんて思うのだが....。日本で飲む「シンハー」とやはり違うのであった。
顔を直し(治し?)て、さて、今日の夕食は我がMBK内にある「香味」へ。1階の中央あたりにレストランが集まっているが、
その中の1軒にある中華のカジュアルレストランである。バンコクの中華街にある名店の系列ということで、なかなか
あなどれない味とのこと。たくさんの客で賑わっていた。メニューを見てみると、点心類から、高級料理まで充実の
ラインナップで、名物の「魚の浮き袋スープ」をさがしていると、フカヒレもあった。
あ、フカヒレ?昼も食べたんだが、フカヒレ星人たちは「また行く〜?」と、オーダー。そうだなー、こんな味噌汁
感覚でフカヒレを食すチャンスなんてないもんね〜ということでケッテー。食べるときはとことん行くのだっ!
はしごにははしごだっ!
そうして出てきたフカヒレスープは、昼のものとそう変わらず、どこでも同じような土鍋でどーんと登場するので
あった。そういえば、香港の旺角にある「南星泰国魚翅燕窩」もタイが本店とのことで、そのとき食べたのもまったく
これとおんなじスタイルであったなあ〜。これがタイスタイルのフカヒレスープなんだなあ〜と、熱々をはふはふ。そのほかに
、白切鶏(蒸し鶏)、海老のにんにく蒸し、チョイサムと炒麺を頼んだが、なんだかすごいお腹一杯になってしまったので、
部屋にお持ち帰りすることにした。値段も手ごろ(1200B)で、わざわざ中華街へ行かなくても、ここで食べれば良いって、
ホントかもしれないなあ〜と思った。(しかし、白切鶏はちといただけなかったかなあ〜?)
ああマーブンクロン万歳「香味」の「はしごフカヒレ」
食べ切れなかったらお持ち帰りしてね♪

部屋で再びテニスなどを観ながら、あらためてビアシンを開けてごくごく。そんなことをしていると、おつまみも
欲しくなって、長い時間をかけてお持ち帰りも完食するが、テニスの結果は...良く覚えていないなあ〜。
★9月11日(日)★
<日曜日も市場へ出かけ〜♪>
そうである。昨日はカードの送信トラブルもあり、立ち尽くしていた時間のほうが長かったウィークエンドマーケット。
今日は、もっとあちこち見るぞー!ということで、ビュッフェでぱくぱく食べ、
セリエAの試合(ミラン×シエナ)を前半だけ見て出撃をする。昨日よりももっとお天気が良くなっていたこの日。
北方系のワタシにはつらい状況であるが、そんなことは言ってられない。昨日回らなかった場所を...と思ったけれど、
あれ?ここって来たっけ?見たっけ??なんて、結局なんだか埒が明かない。でも、明らかに昨日とは違うセクションで、
気に入った手織りのシルクを発見した。値段を聞くと、タイにしてはすごーく高い値段(3300B!)もう少し安いほうのを買おうかと
思ったが、どうも、良いほうを見てしまったあとではどうも決断がにぶる。厚みもあって、発色のよい、デザインも良い
一枚を買うことにした!マーケットはまだまだ現金が主流で、ここもカードは使えない(といって、昨今のカード犯罪横行の世の中では、
こちらのほうが安心なんだがね)。あーでも欲しいやあ〜と思い、手持ちの現金でゲットすることにした。
ほとんど今日の資金を使い果たしてしまったのを見て、店のオネーサンが別れ際「帰りにバンコク銀行寄っていってねー♪」と、
言って、明るく送り出してくれた。ついでに、壁にかけるハンガーも付けてくれたのだが、まるで弓のような形で、機内持ち込み必須。
「えー!これ日本まで持って帰るのかあああ〜」と、ちと間抜けな観光客テイストを演出する1品も泣く泣く引き取ることになった。
こんなんゲットしました:
帰国後額に入れて飾るの図
幅90センチ・長さ3メートルほどでしょうか?

うわーん間抜けだああ〜などと言いながら、そのほかに、義理土産用の小物や安い食器(鶏の絵柄付き)、ステージ用の
はではでインド服をゲット。トレンドエリアと言われる、いわゆる安服地帯は、ほんとうに安く、シンプルなカットソーや、
Tシャツは、3枚で99Bとか、サンダルが199Bとか、ジーンズも爆安で、もうほんと何がなにやら...元値がいったい
いくらなんだい?なんていう世界。さっき散在してしまったワタシでも、十分大量買いできそうであった。はあああ〜ほおおお〜
なんて見ていると、地下鉄のガムペーンペット駅のあたりまでやってきて、ほぼ縦には通り抜けたようである。その頃には、もう
お昼近くになってきたので、人は増えてくるは、晴天で暑くなってくるわで、虚弱な(?)ワタシはへろへろ。
もういいかあ〜ということで、脱出をはかるが、とにかくなかなかできず、ようやく、広々としたチャトゥクチェック公園の
中にたどりつき、一息つけたのであった。
とり小皿:何に使うのかというと...ううむ?

<でもやっぱり老舗の看板も気になるし>
<スーパー銭湯にあらず・オヤジ系にあらず>
さて、丸一日にわたりフカヒレコラーゲンをチャージしたうえで、次なるはやはり「超級更なる美を求めて」の続編である。
今回はとにかく、グルメ・マッサージ・グルメ・マッサージの無限連鎖で参るのである。ははは。しかし、次に向かう先も
大変不便な、中途半端なところにある。先程のキアックの客のように、タクシーで乗り付ければ簡単なのだが〜、まあ歩いて
行こうか...と、スラサックへ戻り、そこから、チョーンノンシー方面へ向かう。雨がちょっと降りそうな空模様であったが、
目的地までなんとか大丈夫であった。向かった先は、その名も「ヘルスランド」!!
到着してびっくりなのは、白亜の2階建ての邸宅全部が、その「ヘルスランド」なのである。しかし、しかーし、
日本のスーパー銭湯や、オトウサンの好きなサウナのイメージはどこにもなく、コロニアルスタイルの、限りなく美麗なる、
巨大サロンなのであった。きれいなマッサージ店を想像していたワタシタチもそりゃびっくり。なんか高そうではないかあ〜
と、おそるおそる受付へ向かうと、ものすごい繁盛振りである。黒スーツの受付オネーサンに「あのう、飛び込みでしゅ」と
告げると、30分待ちぐらいではいれるとのこと。ここでは、普通のマッサージもあるが、個室でのアロママッサージなども
あると聞いていたので、リーフレットの一番上にあったアロマを、値段も確認せずオーダー。しばし、その白亜の豪邸で
待つことになった。客層は、ほとんどローカルの人々のようだが、日曜日だからか、若いカップルや、家族連れをはじめ、
羽振りのよさそうな青年実業家(なんだそれ)っぽい、ぱりっとした男性ひとりで来てたり、様々である。待合スペースに
あった、シロップ入りの水などを飲みながら(なんだか何も気にせず飲んでしまっているワタシ)順番を待つ。隣の部屋には、
カフェが併設してあり、自家製のオーガニック食品やお菓子などが売られていた。
その、あまりに健康的でおしゃれな雰囲気に驚愕しているところに、ワタシタチの名前が呼ばれる。キター。下足番(というのか?)
に靴をあずけ、担当のオネーサンに連れられ、2階の個室へ通される。シャワー付きの静かできれいな部屋である。
そこでシャワーの後に、じっくりとアロマオイルによる全身マッサージが行われるのであった。音楽も民族音楽系で、
リラックスできるようなものを、低めに流し、照明もひくく落とし、アロマの香りにつつまれ、タイ古式をベースに、
しっかりとした施術が受けられる。その間やはりおよそ2時間ほど。オイルは流さずにそのままで保湿効果があるという。
いやあ〜とにかく、全身リラックス&リフレッシュ....。これがタイのヘルスランドなのかああ〜と感動する。
靴を受け取り、会計に向かうが、なんとひとり850Bとのことでまたまたびっくり。ホテルにあるスパがひとり3時間5000B
なんていうのが、ちょっともったいなく感じてしまうのであった。アロマのほかにもいくつかのコースを組み合わせた、それこそ
限りなくスパに近いメニューもあり、そちらも十分満足の行くコストパフォーマンスではないか?と、思われるのであった。
この白亜の殿堂がヘルスランドだっ!

ヘルスランドを出ると、すっかり日が暮れて真っ暗であった。目の前にバス停があったのだが、チョーンノンシーの駅までは
たいした距離ではないので、歩いていくことにした。しかーし。先程も言ったように、歩くことを想定していないので、暗くて
コワイ!あー失敗だー失敗だーと思いつつ、足早に歩く2人。ほどなく、BTAの駅が見えてくるが、その間ほとんどヒトも歩かず、
まばらな街灯の間は暗くて犯罪のかほりぷんぷん(?)なのであった。ひえええ〜と言いながらBTAに駆け上り、無事に到着
してほっと一息。これも良い子はまねをしないように...かな?
その日は、フカヒレがまだまだお腹に残っていたので、MBK1階にある「カノムチン・バンコク」で、軽く素麺の温麺やツケ麺で
おしまいにした。閉店間際だったので、微妙に辛いメニューばかりで、店員さんに心配されたが(?)、
満腹にジャブがはいり、ちょうどよい晩餐となった。さて、明日は朝が早いしね...。
ほっとしたひとときに、カノムチンと激辛カレー→ぼなせーら皆さん...今日は疲れたぜZZZ

★9月12日(月)★
<マレーシアのジャングルに消えたあの人は今>
今滞在で最も早く起床し、サワヤカな朝食室でさくっとタイ料理を食す。今日は予定が目白押しなのだからねえ〜
ということで、10時に改装中の仮設ロビーにて人を待つ。誰かというと、ゆききさん元同僚で現在駐在員妻(略して「駐妻」)
である。この人を始め、現地駐在員及び関係者をすべてカウントすると、相当な「知り合い」がこのバンコクにいることになる。
そんなこんなで、今日はそちら方面のアポがテーマの一日となる。が、約束の時間が来ても待ち人現れずで、「ホントに来る
かなあ〜」なんて、昨日の選挙戦の結果を報じた新聞を読みながら待つことしばし..「運転手が道を間違えて〜」とのこと
であった。まずは、初めまして。
ジムトンプソンハウスは、MBKの北側すぐの所にある。世界的に有名なタイシルク王のアメリカ人が、自らの住居・ゲストハウス
として、古い伝統的タイ建築物を数軒分組み合わせて創りあげたこの家。主不在の今は、数々の収集物とともに、博物館として
解放されている。駐妻Cさんはここでガイドのボランティアをしているということで、せっかくの機会なので案内をしてもらうことにした。
今となっては、タイを訪れる観光客の「ちょっと気取った土産物屋」として、揺るぎない地位を確立しているジムトンプソン。
シーロムにある本店は、ニホンジン観光客の定番通過点となっている。そして、そのローカルではあり得ない値段に驚愕しつつも、
突然日本の物価と照らし合わせると「これは安いかもしれない..」となり、争って買ってしまうワタシがいる(?)
しかし、これだけタイ観光の定番でありながら、あまりその人について知る機会は無いかもしれない。ということで、この日は
誠に充実した午前中となる。早起きは三文の得とはこのことである。
ジムトンプソンは、米国CIAの前身である機関に所属し、欧州戦線でも活躍した歴戦の勇者である反面、建築学を学び
芸術面でも優れた才能を持つ人物であった。第2次大戦末期。当時親日(戦略的に)であったタイ王国を連合国側に向かわせるため、
落下傘で潜入し、
工作活動を行うミッションであったが、その作戦が実行される前に終戦を迎えることになる。皮肉なことに、それが、
彼が一生を捧げることになる、タイとの出会いになった。タイおよびアジアの様々な美術・工芸・文化等に出会うことにより、
その魅力の虜になった彼は、これらをもっと世界に紹介できないものかと思案する。特にシルク製品は中国産の繊細な絹製品と違い
、粗い繊維のかたまりが出来やすかったが、蚕の品種改良を加えることにより、よりなめらかな、そして、タイシルク
独特のシャリ感を生かした製品の原型が出来上がることになる。そして、これまで機械によるプリントが難しかった事が
クリアされ、大量生産が可能となる産業へ進化したのであった。当初、チャオプラヤ河沿いの高級ホテル、オリエンタルホテル
に逗留していた彼が、自作のシルクを腕にかけロビーをひとまわりすると、白人観光客が先を争って購入していった...
などという伝説もある。そして、アジア各地をめぐって収集した美術品や骨董品の数々を生かす空間を目的に
(もちろん自身の居住空間として)造られたのが、このジムトンプソンハウス、とのことであった。
2階建てのタイ家屋は、1階は農作業や・家畜などを飼う土間として使われていたが、
ここではイタリア産の大理石が敷き詰められ、立派な
エントランスとなっている。階上へも、本来梯子をつかうということで、階段はなかったのだが、こちらも付け加えられている。
雨の多い気候のために、天井は合掌型の大きな三角屋根になっており、外から見ると屋根の先端に尖った特徴的な装飾が見られるが、
これは「水を治める」という意味で「蛇」を表しているそうだ。また、三角形になっているため、2階の部屋や窓は、微妙に
傾いて造られており、窓も正方形よりややゆがんでいる。
大きな窓と見事なチーク材(現在はこのような建材は入手不可)で、釘を使わない建築は、日本の
ものと共通点があるかもしれない。バンコクはもともと「東洋のヴェニス」と言われるほど、かつては水路がいたるところに
あった。現在では、車社会となり、運河は「どぶ川」のようになっているが、センセープ運河の水上バスなどは、
その名残といえる。
そのため、この家の本来の正面玄関は運河に面しているのだが、必要性から、
反対側にも玄関をつくることになったとのことである。そういった空間に、効果的に、中国や東南アジア各地の陶器、
絵画、仏像、彫刻などが配してあり(一部意味不明のものもあるとのことだが...)この家を演出しているのであった。
(すべて建築の段階でここにどれを置くと決めて造られているらしい)
特殊部隊の訓練も受けている氏は、自然の状態を愛し部屋にエアコンは付けず、大好きな密林の風情を庭に再現し、ここでの生活を謳歌していたの
だが、皮肉なことに、友人達と出かけたマレーシア密林の中である日ひとり消息を絶つのである。そして、懸賞金を
掛けた大規模な捜索が毎年行われるが、未だに全く手がかりがつかめていない...というのが、この家の主だそうだ。
陰謀説・暗殺設・逃亡説・事故説...様々な憶測を呼んでいるそうだが、その謎は解けないまま、未だに
この家だけが静かに帰りを待つ最後の存在となったのだろうか?(ちなみに、懸賞金はまだ有効とのこと:
一攫千金してみる...か?)
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これがジムトンプソンハウス
中は写真が撮れないので外観だけです

庭はこんなふうに密林の王者
スタイルとなっております
なんと、庭の池には「エイ」が泳いでます?!

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そんなこんなで、非常に、確かにピンからキリまであるコレクションと、ひとりの外国人の感性で創りあげた空間としても、
また、ピンの部類の資料性の高さから、タイにとっても後の世の(って、まだどこかで元気かもしれんが)
人類にとっても、大変興味深い空間と言えるかもしれない。単なる、シルク屋のおやじでは無いことも
よおくわかったし...。ガイドのCさんも、かなり「博物オタク」の血が濃いと見えて、ボランティアなどと言わずに、
本業としてもらいたいものである。
<レストランはリバーサイド〜♪王宮もリバーサイド〜♪>
再び、お笑い芸人のボケ役のような運転手とともに、予約されていた昼食のレストランへ向かう。場所は
王宮近くのターティエン桟橋近くで車を停める。そこからはトラゲット(ヴェネチア風に:渡し船)に乗船して、対岸へ向かう。
このトラゲットはこのレストラン専用である。雨季で増水したチャオプラヤ河は、例によって黄土色の水色を満々とたたえているが、
不思議と想像される「かほり」はないのである。そのいちめんの黄土色に強い日差しが戻り、青い空と白い雲のくっきりとした
コントラストが浮かび上がる。「今日は雨が来そう...」だそうだ。そういえば昨日も降らなかったし...。
対岸へはほんの数分で到着。民族衣装で正装した従業員が出迎えてくれる、ここは、王族の誰とかがオーナーの、
ちょっとした店のようであった。
お昼時であったが、客はほとんどおらず、従業員はほとんどワタシタチの担当となった。コロニアルスタイルの
広々とした気持ちの良い邸宅で、河を眺めながら、珍しいザボンのようなおおきなミカンのようなものとエビのサラダ・
椰子の芽(ブラジルでパルミットと言うモノ)のサラダ・ココナツミルクの入ったトムヤムクン・蟹カレー炒め
(プーパッポンカレー)などを食す。ビアシン(なんて言うとぶっ飛ばされそうなので、シンハービール)
もここではいつもの「大瓶」ではなく、小瓶でやってくる。ああ、すぐに
飲み干してしまうなああ...。
在住者ならではの話題をいくつか...。やはり年末のスマトラ沖地震は間一髪、大変だったそうだ。
●あと数日ずれていたら
スマトラ沖地震の時は、まだ冬休みにはいっていなかったので、日本人の被害は少なかった。
バンコクもかなりゆれたらしく、誰もが体調に異変を起こしたと勘違いをするほど、タイに地震なんて
想像すらしていなかったということか...。
●ハーフタイムはニューハーフ?!
ワールドチャンピオンシップバレー・バンコク大会の応援に、ニホンゴ学校の生徒・父兄が招待されたが、
日本では放送されなかったハーフタイムショーは、なんと、ニューハーフのキャバレーレビューだった?!
(さすがバンコクの誇る至宝?)選手も応援団も皆ぶっとんだらしい。
●ロードショーに国歌斉唱
映画館で上映前には必ず国歌(国王賛歌)が流れるとのこと...
●駐妻はバンコク付きで運転手日替わり?!
某社の規定では、駐在員関係者はバンコク市内に居住することになっているとか。そして、運転は禁止。
運転手は日替わりで一世帯5人いるとかいないとか...。もちろん家事一切はメイドが行うとのこと。
(ひとつの仕事を数人でシェアしているということなのだろうか?)
この会社は駐妻だけで50人。ほとんどが、スクンビットのいわゆる日本人街に住み、20万円以上はする
というマンションに住み、フジスーパーで日本食の買い物をするのが定番とか。
●トリインフルエンザ余波
旅行者はあまり気にせず、鶏肉や卵料理を食しているが、在住者は高額な日本などからの取り寄せ卵にしているとのこと。
長く住んでいると、年に1度は「ウイルスがたまりすぎる(?)」ためなのか、入院をするというCさん。現地菌恐るべし...。
●ピーの祠の見分け方
タイは仏教国であるが、そのほかにも日本の「多神教」「万物に神が宿る的」信仰に通じるような「精霊」の存在を重視する。
街中に観られる、ちいさな神社のような祠は、その精霊(ピー)の力の強さによって建てられているとのこと。
祠の台座の足の本数で、そのピーの強度が解るらしい。ワタシタチの泊まっているMBK前の交差点は、最強の4本足であるが、
ここは交通事故多発地帯で、それらはピーの力と考えられているとのこと。そういえば、ここへ来る前に、マレーシア人から
エラワン祠へ詣でるように言われていたなあ〜ものすごい御利益があるそうだが、今回は行けなかった。残念!
●日本人学校は日本国直営?
日本人学校の教師は、文部省から直接派遣されてくる、いわば日本国直営(国立?)の教育方針にのっとって
行われているとのこと。派遣されてくる先生もさぞ苦難か?と、思いきや、大変な人気で競争率が高いとか?
●インタースクールの実情
一方、タイ在住ニホンジンに不人気な
英語教育のインタースクールは、生徒の劣化(?)が激しく、「薬物チェック」と称し定期的に髪の毛
(で、ナニがわかるんだっけ?)を採取され検査されているとのこと。方やNHKのみで育つ日本人学校生徒。
どちらもまっすぐ育ってくれ!
と、まあこんな話をしつつ盛り上がり、この店を後にする。
こんなボートで送り迎え♪でも暑い〜

再び優雅なトラゲットに乗り対岸へ。ゆききさんも初バンコクということで「せめて王宮が見たい」との
リクエストで、3度目の王宮詣でに向かう。自家用車だと、アヤシイ詐欺師等々の魑魅魍魎に翻弄されずに
済むのは大変結構だったが、やはり入場してからの服装チェックが難関...。ワタシは、去年とほとんど
同じ格好だったので(それも問題だ...)最初のチェックマンにパスをもらうと、次々やってくる波状攻撃にも
「あの人がイイって言った!」と、やや怒りギミに抗議すると折れてくれたりした(ほっ)と、思っていると、
ノースリーブにシルクのストールで武装したゆききさんが撃墜される...あああ。これもだめなの?
入り口脇にある小屋でデポジットを治めて半袖シャツを借りることになる。Cさんも「久しぶりに来たけど、
なんでこんなウルサイの?!」と、駐妻もこの変わりようにびっくりしていた。
Cさんの博物オタクキャラ炸裂で、いつになく詳しく王宮を見学する。エメラルド宮では、偉い坊さんの
説教でもあるのか、テレビクルーが大挙スタンバイし、坊さんも檀家さん(というのか?)も次第にあつまりはじめ、
訳のわからないニホンジンは、危うく脱出不可能になるところであった。今回は晴れ間も出て、青空に
黄金の仏塔はそれは素晴らしい風景である。しかし、暑くて死にそうであった...。
ああ王宮よ、こんなに晴れて美しいが...暑い...

再び、とぼけた運転手とともにスクンビット方面へ向かう。ワタシタチは、申し訳ないので、チャオプラヤ河
でも下って戻りまっす!と思ったが、帰り道なのでということでドライブ。この大通りから見ると、ずいぶん
バンコクも違う顔に見えるんだなあ〜なんて思う。昼間だったこともあるかもしれないけど、いつものBTSから見る
ルンピニー公園にしろ、シーロムのビル群にしろ、なんとなく「こういう都会だったのかあ」なんて思ったり
して。ムエタイの聖地、ルンピニースタジアムが見えたとき、とぼけた運転手が一瞬うれしそうに指差したのは、彼もあそこで
大博打でもしているのだろうか?
ルンピニーの先へ行くと、やはり景色は一変して俄然下町というか、田舎道のように一瞬なるが、
こんな景色と、いろんな飲食街と、高級マンションが渾然となっているのが、スクンビットのあたりなのかなあ〜。
Cさんおすすめの、その名も「ワットポー」というマッサージ店へ案内され、Cさんとはそこでお別れとなった。
しかしこのマッサージ店...ニホンジンだらけではないかああああ〜。かくも見事にニホンジンばかりというのも、
さすが「ニホンジン街」。店のテレビは「大相撲中継」だしね...(あまり見ている人いなかったが...)。
そこで、足の角質取りとマッサージで350Bのお得コースを受ける。角質取りは、大きなヤスリでがりがり落とす
もので、ペディキュアや上海ネイルのように、小刀駆使して...というものではなく、ちと拍子抜け。ああ、こういう
ところもいいんだけど、というか、どこも同じようなものだけど...なんていうリフレインがアタマの中で
一杯になっていた。
<いいのか?!単独行動>
いやほんと悪気は無いのだが、部屋に戻る前にビールを買いながらふつふつと、「あー今日はもう限界だー」と思い始め、
とうとう「ゆききさん。次のアポ、キャンセルしてもいいかな...」と、
なってしまった。初めての土地なのに、ひとりで送り出すなんて事は言語道断なのだが、
お知り合いにはホテルまで送迎
してもらえるようなので、大丈夫かな...と思い、こう切り出したのであった。その前に、かなり疲れからか
一杯一杯になっていたワタシ。どういうことか説明不能だが、たまにこういうスイッチがはいってしまう
のである。ホントゆききさんには申し訳ないし、驚かせてしまったと思う。が、快く了解してくれて、
本当に感謝している。無事に戻ってきてくれたのにもほっとしている。
そんなこんなで、せっかくのめくるめくゴージャス接待をふいにしてしまった。でも、肩の荷が下りたというか、
なんでかな...。さて、貧乏人もメシにするかな...と。でも、時間があれば今回どうしても知りたかった事があったのだ。
「あのクーポン食堂でどおやってテイクアウトするか?!」。そう、即実行である。と、言っても、有名な
MBK食堂では規模がでかすぎる(?)と、思い、ビールを買いがてら、1階のスーパートップスのレジ先にある
クーポン食堂にチャレンジしてみた。初心者向けのこぢんまりした所だが、注意して見回すと、メニューはかなりいろいろ
あった..が、ほとんどがタイ語なので「どおやってたのめばいいんぢゃああ〜」と、アヤシクぐるぐる。
おばさんたちも、そのアヤシサを察知したのか、変なニホンジンに警戒を始める。仕方がないので、写真を指さし、
「これこれ・もちかえる」というと、おばさんがあわてて、なぜかお互い身振り手振りで
「あっちに売り場があるから35Bクーポン
買っといで」と、指示。「キタっ!」と、クーポン売り場のオネーサンが身構える
(せまいので一部始終見えてる)ところに行き、金券を購入。ふと見ると、ワタシの大好きなカオマンガイ
(チキンライス)のオネーサンがいる!こっこれも買うっ!と、更に金券を追加。占めて65Bのディナーを
ゲットしたのであった。はああ...。(ちなみに、最初にまとめていくらかクーポンを買っておき、余った分は
返金してもらうのが通常の利用方法のようである。また、最初にカードを渡されて、買ったものを記録していき、
最後に精算するところもあるようだ。)
タイ経験者ならばあたりまえの風景だが、初めてだと何となくシキタリが解らず気後れしてしまうもので...。でも、これさえ
やっておけば、めくるめくタイ屋台やローカル食堂で、
香港と同じように「買い食い」を楽しめるので、よかったよかった♪と、すっかり上機嫌と
なったワタシであった。急いで部屋に戻り、ビニール袋に入れられた(タイはなんでもビニールである。
冷たいものから、暖かいスープやカレーまで...)
あれやこれやを並べて、満足するのであった。ああ、でも、あの丸ビルにあるキラ星の如し高級タイ料理店の
本店と、このビニール詰めとどっちがよかったんだあああ..なんて思うとちとカナシイかな?
そうこうしているうちに、ゆききさんが無事戻ってきた。申し訳ないなどと言っていたけど、それは
こちらのセリフだよ。さあ、明日は最終日だよっと、気をとりなおして再びビアシンの夜...。
★9月13日(火)★
<そしてそろそろヒレで飛べるかもしれない...>
あっという間であったが、とうとう最終日となった。出発は22時頃なので、ほぼ丸一日まだ過ごせる事になる。
さすがに、ゆききさんは、タイ料理続きで疲れたのか、朝食はコーンフレークなどをさらさら食べていた。ワタシは相変わらず
未練たっぷりに、タイ料理のてんこもりである。「はあああ〜うまいいい〜」何故かタイ料理は時々狂おしく食べたくなるのだが、
この味のすべてが、その思いをかきたてるのだろうなあ。
昨日ひとりでMBKをぷらぷらして、アホTシャツ(俄然人気の意味不明ニホンゴ柄:○○二中陸上部なんてのもあったぞ!)
や、かわいいタイ・プロダクツ(安い&カワイイ&使えそう!)を買いあさっていたのだが、更に買い足しするべく
MBKへ出撃。が、10時にビルは開店するのだが、まだまだ店はたらたらと開店準備中であった。MBKの最上層はシネコンの映画館や
ゲームセンターなどの、いわゆるアミューズメントスポット。タイのワカモノは休日はこんなとこで過ごすのかな?といった感じ。
そこに用のない人はその下の階からスタートなのだが、観光客向けのお土産もここで購入できる。それらが開店するまで、
究極の美顔・養顔アイテムを忘れる無かれ。「燕の巣」である!香港で見かける燕の巣は、どれを見てもタイ産である。お土産用
の瓶詰めもほとんどがそうである。して、香港で、シロップ漬けの燕の巣を食せば、安いと言ってもかなり高価なものである。
お金持ち香港マダムであれば、毎日食べておはだつるつるであるが、そうはいかない庶民は「白キクラゲ」をひたすら食す、なんていう構造
になっている。しかし、ここでは、かなりたっぷり大盛り燕でも香港の半値以下である。日本だと、かすかに浮いている程度で
2〜3千円だが、そんなのでは全然効果なさそうだし...。効果といえば、香港日記でも書いていると思うが、
燕の巣は温かくして食べると、吸収が良いと
言われている。暑い国へ来て何故に温かいもの〜と思うかもしれないが、そう言われているのでそれにしたがうべし。
これで、念願のつるつる卵肌を滞在中ゲット出来たのであろうか...。ちなみに、燕の巣の効果は、肺や気管をクリアにする
と言われているので、常に悪い空気にさらされているバンコクや東京の住人に、最適なモノなのだが...ちと
毎日食べるには高すぎるか...。
1回食べたからといって、そう目に見えた効果は期待されないのだが、とりあえず目的を果たしたワタシタチは、再び
土産物セクションに舞い戻る。いろいろ、買いそびれた義理土産などを積み上げているうちに、どうしても気になるもの出現。
それは「三角枕」だ!パンヤを硬く詰めたクッションを、三角形に積み上げたもので、床に座る場合、座椅子代わりになったり、
シートもつけるとうたた寝セットのようだし、とにかくこの堅さが心地よさそうなのである。「あー欲しい。あー欲しい」と、
いろいろ吟味していたが、座椅子になるようなものはかなり大きく、ずっしりとしているので、これだけ担いで帰れれば良いが、
ちとムリそうであったので、猫用サイズをゲット。(いつの日か自分の部屋に置きたいものだ..)
そのほかにニュータイプの「首枕(旅行グッズにある、首のまわりにつける浮き輪のようなもの)」
があったので、是非これを帰りのフライトで使おう〜と思いゲット。その足で即飛行機に乗り試したいところであったが、ちと我慢。
他のフロアへ行って、更にアホTシャツをゲット(だいたい1枚99バーツ。マーケットだとこれで3枚買えるが...)。昨日
見ててどうしても欲しくなった(?)「味の素」ロゴをゲット。やはりアジアの味をささえているのは「味の素」だと思うので、
敬意を表して...。なんて感じでMBKらしいものをごちゃごちゃ買い込み、チェックアウトするためにホテルへ戻った。
これ必需品!たためないけどこの堅さがサバーイよ!
(形が微妙だけど、座らないで首につけましょうね♪)

荷物をクロークに預けて、再びMBKに出撃。時間はちょうどお昼過ぎであった。そう、お昼といえばごはんである。このあとの
予定といえば、空港へ向かう6時頃までに、買い物、マッサージ、夕食のスケジュールをこなさなければならない。
それだけでも、結構時間が
足りないなああ〜というところであったが、「最後にだめ押しのフカヒレをおおおお〜」と、思ったらもう「香味」の前に立っていた。
そろそろ、今回食べたフカヒレで空を飛べそうなイキオイである。
で、最後のだめ押しフカヒレを食し、ビアシンも飲んでしまったので、先程の燕の巣とあわせてタポタポという状態で「さあマッサージ」
だあああ〜。と、完全にムリをしているワタシタチ。そう、タイ式のみならずマッサージは、食後すぐというのは御法度なのである。
しかし〜日本とほぼ同じ価格の空港マッサージなどはもったいなくて出来ないので、この際そんなことは言わず、初日に訪れた「LEC」へ
向かった。タポタポにもかかわらず、1時間足マッサージ&1時間タイマッサージの2本立てにしてみる。が、ちと、うつぶせになると
危険な状態になったが、なんとか、前半の足マッサージ中に消化活動を行い、その後のサブミッション・タイマッサージも無事に
クリアした。はああ〜やはりタイ式は、最初抵抗あるけれども、慣れると非常に気持ちが良いものである。あと、もっと2時間ぐらいやって
もらいたかったのだがねええ...。
あなどれじMBKの「香味」:とにかく行け!迷わず食べろ!

<ラストタンゴ・イン・バンコク>
あと、飛行機に乗るまでにしておきたいことは、夕食のみなのだが、さすがに、今日は「ああ、お腹が空いた」という、
時間が1分もないほど充実のというかパンク寸前の胃袋であった。
でも時間が迫るが、買い物も最後のだめ押しが欲しいところで、サヤームスクエア
をうろうろ。チープなものではなくて、もうすこしガツンとくるものはないものか〜と、サヤームの駅の反対側までうろうろ。
一部工事中でちょっとサビシイ、サイアムセンターの中をぐるぐるしていた。駅向こうのビルは、タイの中でもちょっと高めの
ブランドが勢揃いしている。そのとなりに現在、巨大デパートを建設中であるが、たぶん、そんなこの界隈のような高級テナントビルを
狙っているのかもしれない。そんな流れか、こちらもそのオープン(2005年秋と言われていたが、そんな気配はないようだ)に
あわせて改装中なのかもしれない。そういえば、新空港もそろそろオープンと言われており、国際線はそちらに移ると
聞いている。さらに、スカイトレインが接続するという夢のようなプランがあるそうだが、その工事も今年か来年と
言われているが、先のCさん曰く「どこにも作っている気配がない」そうだ。しかし、こういった、全面遅れ気味の
公共工事に関して、ある日視察に訪れる国王陛下の
「がんばりんしゃい」の一声が、絶大な効果を持つそうで、現に地下鉄にしろBTAにしろ、
この一言で「ちょいおくれの開業」というウルトラCをやってのける国なのだそうだ。そう、やればできるのである。
やらないだけなのである。でも、それぢゃだめだ。というのはニホンジン的だな...。
そんな1軒で、タイブランドの「超イケテル(?)」店「タンゴ」を冷やかしのつもりで
見学するが、そこで見事にハマッテしまい、最新バッグを購入することになった。「ああ〜あれも欲しい〜これもおおお〜」を、最後に
未練が募るのだが...次回バンコクに戻って来れたら、
ここははずさないようにしなければ...と要チェック印を入れる。とにかく、最後に、東京的な
お買い物も出来て、とにかく今回慌ただしかったけど、いろいろクリア出来たかなあ〜なんて思った。
「えー最後になりましたが、もう一言...」みたいな感じで、ブロイラー状態にもかかわらず、バーンクンメーへ
夕食に向かう。これですべてクリアである。
とにかくこの先狂おしく食べたくなっても、この味にはなかなか出会えるものではないので..。
でも、さすがに「もうギブギブ」と、ばんばんリングをたたくワタシタチ。「はああ〜どおしよおお〜」と、時間も迫るので、
ガイヤーン(炭火焼き鳥)と、ナムプリック(ゆで野菜スティック・魚の胃袋フライ&ディップ)をお持ち帰りセットに
してもらった。特別警戒中の空港では、ひょっとして持ち込み禁止されるかもしれないけど、そのときは、その場で
泣きながら食べればいいや!ということで、天気の怪しくなってきたサヤームから、ホテルへ戻る。
クロークで荷物と、例の弓道の選手のようなハンガーを受け取ると、そのままタクシーに積み込んでもらった。
そして、流れるように、車係が空港までの料金交渉(300B)をしてくれ、雨の降り出したMBKを後にする。が、雨の夕方の渋滞
である。日本を発つ前に、同僚が「学生の時にローカルバスで空港行ったら6時間かかりましたよお〜」なんていう
忌まわしい言葉がアタマをかすめる。ああ、例の強烈なピーの祠のあたりで、大量の車のうずに埋もれ行くワタシタチ。
ああ...そんな、6時間なんてご勘弁を...。着いた日と同じような雨の中、じりじりと、高速の入り口に早く
到着しないかと気をもんでいたが、ちょっとうとうとしているうちに、なんとか渋滞を突破したようであった。ヨカッタ。
ここまで来れば大丈夫...な、気がする...、と見事にその予感は良いほうに的中し、およそ1時間ほどで空港へ
到着した。はああ〜よかった。
こんなに荷物を持ってどこへ行くのだろうか?と思うくらいのあまりしゃべらないアヤシイ行商軍団とともに、
チェックインへ向かう。しかし、いちおう荷物チェックはしっかりとやっていたので、特別警戒中であったようで
あったが、手荷物の焼き鳥やナムプリックはチェックされなかった。まあ、そんなもんだろうなあ〜。500Bの
出国税(毎回言うが、高いよなあ〜)を支払い、舞台袖からステージに出たように、がらりと空気が変わる空港内へ。
もうここまで来てしまうと、タイよさようなら〜なのだが、今回は「さて、焼き鳥焼き鳥」と、ドライブで胃袋が
ちょうど良くなったので、このお持込作戦よかったかもしれないなあ。カフェの近くに陣取りぱくぱく。でも、やはり
そこまでで、あとは、お互い最後の買い物でも〜とうろうろしているうちに、象のたくさん着いた金のブレスレットを
購入した。もはや、換算はタイの物価ではなくて「日本と比べたら安い」と言い聞かせて支払うのであった。
だって、もうここから戻れないもんね。
帰りのフライトもほぼ、行きと同じぐらいのガラガラフライトであった。ナイトランで3席独占なんて夢のようである!
例のMBKで買った「首枕」も良好で、となりの列にいた商人とともに、1列で横になった。あああ〜極楽〜と、思ったが、
実はそんなに極楽でもないのである。良いポジションを探しているうちに、床に寝たくなったが、さすがにそれはだめだろう
と思い....なんてしているうちに朝になってしまうものなのだ。ああ。でも、いつもよりは格段に楽なことは確か
であったなあ〜。次回も是非こうありたいものだ。
★9月14日(水)★
<いつもの朝にしてしまうのか?そうでないか>
成田に到着して、アヤシイ弓道部員のワタシはひとりリムジンを待っていた。ゆききさんはなんと、その足で
仕事へ向かったのであった。以前シンガ出張の時は、必ず嬉々として颯爽と会社に現れるボスがいたなあ〜。
彼は成田でシャワーを浴びてすっきりとしていつもデスクに着いたのだが、顔も洗わず、ぱりぱりのままで
仕事に向かうとは、なんと健気なのだろうか...と、後姿を見送った。(その日は残業だったそうだ:合掌)
雨季の高温多湿の日々から戻ると、すでに日本は秋の気配がしていた。今年は季節が早く進むのだろうか...。
今回は事故もなく、快調に地元駅までのドライブを終え家路に着く。今回は天気に恵まれた、と思っていたが、
ワタシタチが帰った後、雨季の終わりで各地に洪水の被害が出ていたようである。どうも、世の中は、どこもが
平穏であることはかなわないのか?などと思ってしまうなあ...。あの事件もこの天災も何もかも。
でも、ずっと時間は流れ続けるのである。
また、その流れの果てに、バンコクにたどり着けるとシアワセだなあ...と、思う初秋の東京。
きゃー♪
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