香港日記2006/5月


茶碗はあるが茶が無くなった
さあ、香港へ行こう

【5月の香港日記】

<再び、なかなか出られない>

 例によって、春は季節労働であった。5月の連休前には大体落ち着くのだが、今年はなんだか行事が立て込み 監査だの検査だの同僚の結婚式(?)だので、「ほんぢゃ、いつなら休めるのだあああ」とまあ、やや振り回さ れ気味でどんよりしていた。ようやく目処がついたのは5月も過ぎたころだった。2月のトリノ行きで、おJALのマ イルもかなり潤沢となっていたので、タダ券ならば直前予定変更も利くので、 とりあえず香港便でも取っておくかああ。ということで決定したのであった。

 前回訪港から1年以上経過していたので、いろいろ変わっているんだろうなあ〜と思ってはいたが、 いきなり衝撃が走る。なんと定宿であったハイヤットリージェンシーが昨年末でクローズしていた!トリノ 関係に奔走していたので、まったくノーチェックであった。不覚だ。なんてこった。えらいこっちゃ。ホテル探しからス タートとは。おまけに、同じハイヤット系で、こちらのほうが短命と思われていたが、空前の好景気の波に 乗ってなかなかクローズできなかったマカオハイヤットも、とうとう6月末で 廃業とのこと。なんとも淋しさがつのるではないか。どちらも、古いけれど、お気に入りだっただけにねえ...。 最近話題になっている、東京の超高級ホテル進出ラッシュも、ひょっとして、シフトチェンジの一環なのかもしれない。 単に老朽化だけが理由ではなさそうである。ああ、でもなんだか、いろんな思い 出もいっしょに解体されてしまうようで、なんともやるせない思いがするのであった。 古くてボロい(意味は同じか...)と、不評ではあったが、ワタシにとってはいつもの空間だっただけに、非常に 残念だなあ。尖沙咀の駅の上というのもヨカッタのに..。 またいちから気に入った空間を探すというのも、結構ムズカシイものだからねえ。

 結局、勝手知ったる尖沙咀には未練があったものの(ホリディイン・シェラトン・マルコポーロ・ランガム(元・グレートイーグル)・九龍あたりを候補にしていた) 、この際全く違うところにしてみるのも良いだろうと思い、かといって、旺角の招待所などというデンジャラス体験をするべくもなく、 久しぶりに銅鑼湾へ復帰することにした。老舗のパークレーンにお世話になることにした。 老舗とはいえ、最近改装工事も施されたとのことで、ちょっと期待が持てる高級ホテルではないか。 (近くまで行ったことがあるが、はいったことはないのだが...)。

 最近香港ホテル関係の新開店で話題と言えば、超高級フォーシーズンスホテルオープンだろうか?エアポートエクスプ レス香港駅の上にそびえる、IFCビル&モールという、新注目スポットの中に登場したとのこと。観光ガイドによれば、 なかなか各々のショップも充実しているとかなんとか。香港友人も、ホテル内の「Blue Bar」というところへ、ジーンズ 姿で行ったところ、何かご用ですか?とは言われずに、とても気持ちの良いサービスを受けたとのこと。しかし、 ジーンズでは肩身がせまかったそうだが、音響といい雰囲気といい、なかなかのものであったとこのことだ。 でもまあ、肝心の宿泊の値段がマンダリンや金鐘あたりのホテル群を超越しているようなので、とても庶民的とは言えない。 しかも、付帯設備は好評なものの、客室スペースは「ビジネスホテルっぽい」などという意見もあり。まあ、それを確かめる 興味も財力もないので、今回は圏外なんだがね(この先も圏外だろうなあ)。 それよりも、上環に出来たランカイフォンホテルのほうが、場所的にも外観も隠れ家っぽ くて興味があった。(現地人は「ラブホかと思った!」そうだが..香港にもそんなのあるんかい? ランカイフォンと言いつつ「リアル上環」だしね) 最後までどうしようか迷ったのだが、この雨の多い時期に、あの上環のくねくね坂道 を行き来するのはきつかろう、ということで、今回は見送ることにした。位置的には、有名な九記という 牛スジ麺屋のそばだったのだが...。ああ、魅力的な上環の下町に惹かれるのだがあああ〜。 その他、話題になっていたのは、マンダリンが改装中とのことで、いつのまにか新館のようなも のが出来ていたりして、香港もいちおうあちこち新陳代謝しているということなのだろうか?

★5月27日(土)★

<未だ発展途上の日本代表とともに>

 そうである。もうすぐワールドカップだというのに、何故に香港なのか?実は何のことはない、 結局チケットは手に入らなかった、ということで、手も足も出ず(?)ひとり惨敗を喫していたのである。 周りは結構何らかの形で公式にゲットしていて浮かれていたのだが、何故か 全くひっかからなかったのである。日頃の行いなのか?せっかくマスターカード作ったりしたのにね。 それよりなにより、まだ行ったことのないドイツへ行くチャンスであったので、どんな試合でも良いからひっかかりさえすれば すぐにでも飛ぶ手配をしようと思っていたのだが...。まあちょっと縁が遠いのかもしれないなあ〜。 あー本場のソーセージ食いたかったなああ〜。バーデンバーデンの温泉入りたかったなああ〜。 ドイツ好きのトモコちゃんに言わせると、「ワタシ、イタリアだめだなあ〜やっぱ、ドイツ」らしいのだ。 そっか。そういう所なのかあ..。まあ好みも人それぞれなんだなあ〜と思う。 なんだかんだで、落胆しているうちに時は流れ、はたと気付くと、我が日本代表は ワタシの出発日の前日、ボンの合宿地へ旅立って行った。ああ..我が愛すべき・しかしイマイチ成長しきれない 日本代表よ。期待したいのはヤマヤマだが、 まだそんなレベルではないことはよおく解っているし、オリンピックの二の舞いにならないよう、 心の準備はしておいた方が良さそうだ。なんて、シビアに思ったり、でも、何かサプライズがあっても いいかもしれない、とか、大きく言ってしまうと魔法が溶けて石になってしまうとか..。ああ、いずれにしても なんとなく日本が出ることで、妙な憂鬱と、やはりまだまだサッカーのブレイクスルーが来ていない 日本に残る事で、いまひとつ盛り上がらないW杯なのであった。

 それはさておき、久々の早朝便。でも土曜日だったので途中はすいていて良いのだが、空港は例によって、 ラッシュの時間帯なので大混乱だった。自動チェックイン機が見えないほどで、おもわず「場所変わりました?」 なんて聞いてしまったが、いつものところだったようだ(場所が変わるのは6月2日だった)。 この期に及んで、もはや、というか、今更言い訳などしないのか? 今回も出発も到着も遅れがあった、おJAL。ラッシュ時間帯の 遅延はあたりまえになっちゃったのかな?そんなこんなで、ちょいおくれで香港に到着する。

 今回のプランには、マカオに直接出入国してみようかな?というのもあった。しかし、成田で預けた荷物はいっ たいどうなるのか?離ればなれになってしまうのか? また、入国の際の税金はダブル計上になるのか?あたりが、ポイントであった。しかし、そのあたりはきちんとしており、 香港到着後、入国手続の前にマカオ行きカウンターがあり、そこで、荷物のバゲージクレームを渡し、税金の払い戻し 手続書類を作成する。そして、フェリーポートにまとまって移動し、通常の乗船手続を行い、マカオ到着後入国審査を 受け、荷物をピックアップする、という流れのようである。従って、その乗り継ぎ時間は最低1時間とのことなので、 香港到着後マカオまでは更に2時間以上かかることになるようだ。

 今回は短い滞在なので、この方法は取らないが、できるならば香港インのマカオアウトにすると、 ポルトガルワインを 2本余計に免税で持ち込めるなあ...なんてちょっと細かいけど、ワタシにとっては重要な事を考えてみたりするのであった。

<目隠しぐるぐるでスタートのような...?>

 そういえば、鳥インフルエンザについては、まだ人同士の感染が僅かに確認出来る程度で、 具体的には対策は取られていないようであった。それでも世界各地で死者が出ている昨今、 欧州でも、感染した鳥が見つかり、爆発的拡大も時間の問題か?!と大いに話題になっているのだが、 最も警戒するべき地域が何も策を行っていないといなると、少しだけ、まだ大丈夫かと安心してしまうのだが。 入国審査に来ると、SARSの時のことを思い出してしまう。 発熱センサーチェックも最近はないのか?この場所で何も行われない、ということはなんと心ヤスラカな事だろう。 エアポートエクスプレスで香港へ向かう。そういえば、ディズニーランドもこの近くにオープンし、この機場の先にも、 コンベンションセンターが出来ており、新駅が追加されていた。そのためか、機場駅は外が明るく見えていたのだが、 暗い地下駅のようになってしまっていた。しかしいつものことながら、街の中心部まで20分ほどというのは、ウラヤマシイ 限りである。香港駅に到着してからは、九龍駅と同様に無料のホテルシャトルが2系統走っているので、それを 利用してみることにした。地下鉄MTR中環駅と香港駅は通路で直結している。銅鑼湾だったらこちらのほうが 断然早いのはわかっているのだが、まあ、急ぐ旅ではないし、初めてのホテルだから連れて行ってもらおうじゃないか。 ということで、怖そうな白人おじさんとともに、乗客はたった二人で出発進行。

 んが、それが大きな間違えであった。怖そうな白人は、ホントにコワクて、携帯で誰かに怒鳴りまくっているわ、 運転手は広東語しかできないわ、雨の土曜日の渋滞だわ、一通ばかりだわ、という諸々の条件が重なって、 白人を湾仔のいかがわしげな界隈にあるなんちゃらホテル(たぶんノボテル)に落としたあと、延々と運転手と湾仔・銅鑼湾エリアを ぐるぐる。最初は楽しかったのだが、いい加減飽きて来て、エクセルシオールを過ぎて「さあ!次はパークレーン」 と、運転手にバイバイと言って降りて行った。

 あれずいぶんかわいいフロントだなあ...と思って、リノベーションってこんな感じになったのかなあ?なんて思い、 バウチャーを手渡すと、何か不穏な気配が...。「あの、ここはリーガルホンコンですが..」。ああああ!なんてことだっ! もう、あちこちまわりすぎて、どこがどこやらわかんなくなって来たのは確かだが、 一つ早く降りてしまったのだったあああああ〜。外を見ると、銅鑼湾名物「まるい歩道橋」があって「があああん、明らかに 違うっ!」ということだった。そういえば、運転手にホテル名伝えてありながら、 堂々とリーガルに降りていこうとするワタシに、何か広東語で言ってたような..。そうか。 やはりきちんと広東語やらないとなあ〜。フロント氏に「タクシー呼びますか」なんて言われたりして散々だったが、丁重にお断りして その丸い歩道橋を渡り軌道修正。小雨の銅鑼湾を人をかき分けようやく「新・定宿候補:パークレーン」に到着。はあ〜 やはりこちらのほうが相当立派なホテルのようであった。大変失礼しますた。

いちおう、遙か彼方に「元・リー」が見えるだ

ほらね、見えた


 部屋はやはり老舗らしく広めで、綺麗にリノベーションされており、内装も設備もぴかぴかであった。 最近の流行なのかもしれないが、バスルームがガラス張りで、カーテンで目隠しをするようになっており、 まあ、お風呂に入りながら部屋のテレビが見えるということなのかもしれないが...。ミニバーも 綺麗にセットアップしてあり、照明も内装も非常に適切で趣味が良い。窓からは、周りのビル群と隣の エクセルシオールのはるか彼方にビクトリア湾が見え、元リージェントホテルが...「いちおう海側?」かも しれない。ベッドもダブルのシングルユースで、一人旅にはゆったりとできてうれしい部屋であった。もちろんテレビは、各国 チャンネルもあり、イタリアのRAIが見られるのもうれしいなあ...。といったところである。

ををを!綺麗でわりと広いではないかっ!

ダブルのシングルならなおよし

ちょっと微妙なガラス張りバスルーム

<銅鑼湾プロローグ>

 パークレーンホテルは、銅鑼湾の繁華街の中央部にある。フロントのある正面玄関は、公園に面しているが、 繁華街方面へ直接出る出口から出ると、すぐにもう銅鑼湾の雑踏に足を踏み入れることとなる。とりあえず、 並びにあるWELCOMEスーパーで、冷蔵庫に入れるサンミゲルビール8缶パックを購入。週末なので、ものすごく レジが混んでいた。セットが終わると、その足でまずはマッサージにでもと出掛ける。しかし、香港島界隈だと、 北角にあった店は閉店し、ハッピーバレーの店は行ったことあるのだが、トラムに乗っていくのはちとめんどい。 そういえば、この辺はチョンキンマンションのようなレートの良い両替屋も少ないものだから、欧州と同じように 恒生銀行のATMで資金調達をする。とりあえずガイドに載っていた上海ネイル(足の角質取り)もやってくれるという 店に向かった。

もう到着したら「箱買い」が基本です


 銅鑼湾は、店舗のいわゆる保証金が香港一高いそうで、1階の目立つようなところは、きっと破格にちがいない。 回転も早く、この場所で長く店を構えているということは、そうとう儲かっているということなのだろうか? そのためか、歩いていて外から見えて入りやすいマッサージ店というのが、中心部には皆無だったりする。注意して 見ていると、上層に看板が出ていたりするのだが、なかなか入りにくい構造だ。先程散々エアポートバスでぐるぐる くまなく見ていたところ、湾仔あたりは路上店もあったりするのだが、別系のマッサージ店も混在しているようで、 この辺とはまた雰囲気が違うようであった。

 修脚は、銅鑼湾廣場近くのビルの3階にあった。上海ネイルで有名なハッピーバレーの「知足樂」は綺麗な店なのだが、 こちらは、なんというか...殺風景なビルの一室に椅子を並べ、ベニヤ板などで仕切ったところにボディ用の ベッドが置かれているといった感じであった。でも、店の受付オバサンは感じが良かった。とりあえず足よりもボディを やってもらいたかったので、マッサージ師がやってくるまでの間、日本の女性週刊誌などを出してくれたりした。 先客は地元小姐がネイルを、隣のオジサンは足つぼをやっていた。ワタシの担当もやってきて、ごりごりと1時間ほど ほぐしてもらったが、あまりにひどいので足もやっていけ、と薦めるので更に1時間居座ることにした。客が替わっていて、 欧米系観光客が座っていた。いちおう、まあ有名店ということなのかなあ。値段も、2種類で230HK$ほどで、まあまあ であった。最近は足1時間90HK$が相場のようだ。以前よりも多少値下がりしているということは、競争が激しいという ことなのか。アタリハズレも激しいということかもしれないなあ。

 もうすっかり暗くなって街は夜になっていた。雨が降ったり止んだりで、激しく降ることはないが、いつもぱらぱら落ちて 来ている感じである。そのせいかほとんど暑さを感じない。土曜の夜の雑踏が延々続く中をしばらく歩き回るが、 久しぶりなので慣れるのにしばらく時間がかかるようだった。時代廣場方面へ向かうと、トラムウェイの角にあった 中華デパートが無くなっていた。あああ、手軽にお茶が買えたのになあ...そして、今日はとりあえず魚翅ご飯でも 食べようか...と登っていくと、なんとあの激安魚翅&燕の巣屋が消滅しているではないか!あああ〜。 ぶっかけご飯が食べたかったよおおおお〜と、まさにその場所が工事中で囲われているところで、落胆するワタシであった。

 気を取り直して、プチ・女人街ジャーディンクレッセントに突入して、店を物色してひととおり見終わると、青果市場 ・屋台街を抜けて、ジャーディン街へ出る。ここは、いろいろ食べ物屋が並んでおり、銅鑼湾の中でも気取りのない店が 多いようである。そのうちの1軒にはいると、盛況で、席は一番奥の相席となった。前にも入ったかもしれない土鍋料理が 名物の店で、皆美味しそうに食べている。前のオバサンも大きな土鍋を黙々と食べている。ワタシは野菜と鶏肉の 土鍋をオーダー。相席のオバサンは返還の時にカナダへ脱出した組で、両親は香港に残っているため、一時帰国の 最中とのことだった。やはり故郷の味が恋しく、ここへ戻ってきては、安いけれど美味しい味を堪能するのだという。ワタシが どうしてここを選んだか聞かれたが、タダの通りすがりだと言うと、ここは美味しいからあなたはラッキーだ、と言われた。 しばらく話しているウチに、オバサンは残した分をテイクアウェイして帰っていった。ワタシも、ちょっと今すぐ食べきれない ようなので、真似をして、部屋に戻ってゆっくり食べることにした。ビールもほどよく冷えているころだろうし...。

例によってこんな晩餐となりました
日本の鶏肉と違ってうまいんだなあ〜何故か...


 この日ジャワ島で大きな地震が起こった。地球上どこでもその可能性はあるというが、こう立て続けに大災害が起こると、 なんとなく地震大国は不安になってくる。「その日」は一日でも遅くと願うしかないのだが...。そんな日に、 クルーンの剛速球を、清原が逆転満塁サヨナラホームランしたとのこと。世の中何が起こるか解らないものだなあ...。 いろいろ考えながらビールが進む夜。8本じゃ足りないかもしれない。

★5月28日(日)★

<赤い雨が降る降る降る>

赤雨から黒雨の予感ひしひし


 日曜日の朝。今日は本当なら、マカオに行ってこようと思っていた。少し早めに出て最後のマカオハイヤットで食事でもして、 ぷらぷらと...なんて思っていたのだが、カーテンを開けると、昨日見えていた対岸のインターコンチホテルがほとんど黒い 雲に覆われていた。しかも、窓からくっきりと雨が落ちているのが見て取れる。ざあざあ降りであった。テレビをつけて、天気予報を 見て回復を待つが、状況はどんどん悪くなっていくようであった。仕方がないので、昨日できなかったので、香港友人に電話 をしてみると、「今日は赤雨だから、これから黒雨になるかもしれないよ」とのこと。なんだそれ? 夏の香港は台風が有名であるが、その際、 いくつかにシグナルが別れており、レベルが上がるにつれて、学校や会社、お店が「台風休業」となり、直撃すれば下町は洪水に、 看板は吹き飛ぶ...とのことである。この季節の雨に対しても赤いシグナルの時はこの先回復の見込がないということで、 黒いシグナルに替わる可能性が高い。そうなると、お店も閉まってしまうから、今日は気を付けたほうがいいよ〜とのことだった。 台風だとホテルにもお知らせが流れるところもあるそうだが、大雨の時は、フロントにひょっとしたらサインがあるかもしれない。 マカオに行こうと思っていたんだけど...と言うと、この時期はあまり遠出はしないほうがいいかもねえ。だそうだ。

 香港友人とは明日ランチを一緒することにして、電話を切った。確かに、昼前の明るい時間なのに、今日は空が 暗くて思い。仕方がないので、回復を待ちつつ、今日はゆっくりと過ごすことにしようか...と、テレビを見ながらごろごろ。 なんだか香港に居るとNHKばかり見ているような気がするのであった。イタリア各地をめぐる自転車レース「ジロデイタリア」も 大詰めのようであった。プレミアリーグの中継もしょっちゅうやっているので、あちこち見ながら時間をすごした。

 とはいうものの、1日ごろごろしているだけではもったいないので、すこし小降りになってきたところをみはからって、 タイムズスクエアあたりへ出掛けてみることにした。そう、朝から何も食べていないのであった。尖沙咀であれば、 朝食室の「糖朝」へ何も考えずに行けば、朝食もデザートも食べられるので、大変重宝な店なのだが...。 銅鑼湾にもかつて支店があったのだが、例によって、すぐに撤退してしまったようだ。その代わりに、開店 当時ものすごく行列していたマカオ料理の店が、こちらにも進出していた。ハイヤットのすぐそばにあったけど、 とうとう一度も入らなかったなあ...。ということで、銅鑼湾の朝食室を求めて...でも、ちょっと有名店も 流してみようか..ということで、広東麺で有名な「正斗」に行ってみることにした。タイムズスクエアのレーンクロフォード の入り口の真ん前にあるこの店は、いつも絶えず人が出入りしているという印象がある。きっと中は広いんだろうな、 と、思いきや、間口と同じく中もこぢんまりとしていて、大勢の客がいた。そんな店なので、当然のように、一人の客は、 中途半端な時間にもかかわらず「相席」となる。赤いスーツにキツイ化粧のこれまたキツイ顔のオネーサンが2人分 占領しているところに通される。ああ、ちょっとやだな、と思い、広東麺の店だというのに、一日の始まりと言えば 「ピータン粥」をオーダー。赤スーツの姐さんのツレもほどなくやってきて、こちらは姐さんほどオソロシゲではなく、 落ち着いて粥を食することが出来たのだが...。して、味はと言うと、普通に美味しいということで、デザート系も あるようだったのだが、ちと居心地が悪いので早々に退散することにした。

 店を出てすぐ隣に「許留山」があるので、雨に濡れないように横に店のハシゴをしてみる。 こちらは中は奥行きがあって、ようやくゆったりと過ごせる感じであった。そういえば、今回初デザート なので、本日おすすめの、フルーツ盛り合わせ燕の巣入りマンゴーアイスセットをオーダー。はああ〜 やはりこれを食べなきゃねえ...なんて、ひとりでにこにこ。ふと見ると、向こう側に座っていた家族連れは ニホンジンのようだった。そっか。日曜日だもんね。店を出る前に、マンゴー入りココナッツ餅を購入。 いつもこれが気になっていて、是非日本に持って帰りたいと思っているのだが、どれくらい風味が保てるか、 とりあえず実験してみることにした。硬くなってしまったらがっかりだし、風味が落ちてしまっても、お土産には 不向きなので、どんなもんだろうか?前回満屋のマンゴークレープを1日置いてみたが、ちょっと無理そうだった ので、お持ち帰りは断念したのであった。果たして、これはどうなるだろうか?

許留山は是非日本にも来てほすぃ〜
あ、でもバカ高くなってしまうかもなああ〜


 姉に頼まれていた、台湾アイドルグループのDVDを探しにHMVへ。ホテルの目の前にあるのだが、近々、 隣のビル内にもオープンするようだ。西武と同じビルにはいっているHMVは尖沙咀に比べると品揃えが 少ないからなあ..。ひょっとして、尖沙咀のがこっちに来るのだろうか..などと考えながら探すが、いまいち 見つからない。中華系のアーチストは漢字順だし、男子楽隊(グループ)のところも、ジャニ系の同じような数人組が うようよいるわけだし...グループ名しか聞いていなかったワタシは「ああ。顔がワカラン...」と、今日は断念 することにした。を!ちょっとイケメンじゃんなんて思うと、ジャニ系のニホンジンだったりして「なーんだ○○ぢゃん」 なんて、がっくり。まあ、いいか。

 この界隈だと、アイランドビバリーのビルはおもしろいかも...と潜入。そう、原宿系を縦に伸ばしたような雑居 ビル。若い子向けのカジュアル服で、そんな子同士の客が多い。ちょっとチープすぎるかなああああ〜と、上から したまでぐるぐる。なんだか、レースフリフリのラブリードレスが、ワカモノに流行のようなのだが...。というか、このビルは それ系が多くてめまいがしそうであった。そごうの裏側の通りもファッション系の店が多く集まっているが、そーだなー。東京 にもありそうなものを見ても、そんなにおもしろくはないし、安くてカワイイ系に「ワタシのサイズはない!」し...トホホ。 そんなこんなでぷらぷらして、部屋に戻った。そういえば、黒雨にはならなかったようだなあ...。部屋で、例のマンゴー餅 を、サンミゲルビールと食す。うーむ。変な取り合わせと言う無かれ。甘さ控えめの香港スィーツは、実はビールにも 合うんだよっ!(ホンマカイナ)

許留山の店先でゲットしよう「マンゴー餅」

ほらほらうまそうだぢょ〜♪ビールにも合う?!


<そういえばあの店も消えていた>

 結局なんだか飲食店系の栄枯盛衰ばかりが話題になってしまっているが..昨日の魚翅屋閉店はがっかりした。 しかし、このタイムズスクエア界隈といえば、あの海南鶏飯の茶餐があるじゃないか!そうだそうだ!と、 気を取り直して、記憶を頼りに捜索してみる。変なドリアのうまい(?)赤蟻は健在だなあ... 上海料理もあるある。しかも相変わらず盛況...そういえば、 この辺にレスリー・チャンの店があったようだが、もちろんすでに無くなっていて...あれ?南亜茶餐は? その隣に南洋茶餐もあったはずなのだが...???

「また消えたのかああああ...」

ああ、あの南洋系なんでもあり料理も食べられなくなってしまったのかああああ〜。銅鑼湾の裏道で インドネシア料理店を見つけたが、そうじゃなくって〜ラクサ(ココナツソースそうめん)! 巨大大串サテー(串焼き)!ああああ、おまえもかあああああ〜と、失意のまま、ホテルでマンゴー餅を食べてふてくされていると、 ふと、日本から持ってきた香港ガイドに、海南鶏飯が載っている。あれ、これはまさか... と、見てみると、なんと「南亜茶餐、場所を移転して再オープン」とあるではないか。「何ーっ!!」これは行くしかない? ということで、本日の夕食は新規開店見舞いに行くことにした。

ふと見ると「南亜茶餐」の文字が...

ををを〜これぞまさしく「海南鶏飯」!!行くぞっ!開店祝いだっ


 幸い、天気は回復し、とりあえず傘無しで歩けるようになっていた。日曜の夕方の雑踏も天気に応じて増大して、 やはりいつもの銅鑼湾の混雑に戻っていた。新規開店店舗は、ハッピーバレー行きのトラムウェイの途中にあった。 レーストラックが見えるあたりで大きく曲がっていくのだが、そのあたりにあった。ものすごい人が並んでいたので、をー これは新規開店の客の嵐かああ?と、思いきや、実はお隣の「回転寿司」の行列であった。香港で今最も熱いのは、 どうもこの「回転寿司」のようだ。あちこちで出来ている行列の先には必ずこれである。ちょっと前は味千ラーメンだった けど..なんとなくあちこちで「日本食」ブームなのかなあ...などと思ってしまう。どんなもんが回っているのか見て みると、ネタまでは見えなかったが、蓋が付いているのが日本と違うかもしれない。きっと、取られずにぐるぐる回って いても、そのままにできるってことだよなあ〜なんて、入り口でまだかまだかと熱い視線を送っている香港人とともに、 様子をしばらくうかがっていた。寿司とは回るものであるという「世界標準」が確立されているというのもなんだが、 やはりこの時期生ものは気を付けろっ!と言いたい、本家ニホンジンなのであった。

 それはさておき、その1軒おいて隣ぐらいに目指す茶餐があった。あったー!にはあったのだが、「茶餐がおしゃれに 生まれ変わっておる...」といった、カフェスタイルの店になっていた。かつては、日本でも懐かしい、デパートの レストラン風の造りと調度で、おっちゃん達がオーダーをがさがさ取りに来たものだが、ギャルソン風の黒い前掛け などをした、ワカモノ中心の給仕人をそろえ、とても「海南鶏飯」もってかえるだ...という雰囲気ではなくなっていた。 なんだか客も「カフェしにきてます」みたいな顔して...いや、でもよく見るとアヤシイ洋食を食らっているグループも あり、中身は茶餐のままのようであった。ここはひとり客でも、対応可能で、カフェ風で感じも良く「あ、なんか心地よい」 のであったが、メニューを渡されると、「あ、茶餐卒業?」といった中途半端なメニュー。おすすめはカレーなんてことに なっていた。いちおうたくさんのメニューはあるのだが、あの目指す「海南鶏飯」が、ないっ!あああ...なんでやねん。 でもここで、たぶん味の足りないカレーなんてのを食べるよりも、ビール一杯で出てしまおうか、と思ったが、茶餐の おもかげのあるおじさんギャルソンに「あのー海南鶏飯は..」と尋ねると、なんとあるとい言うではないかっ!なんでだっ! なんで隠すんだ???ハズカシイ食べ物なのか???などと思ってしまったが、果たして出てきたものは、器 がこじゃれてはいたが、いつもの美味しい海南鶏飯そのもので安心した。はああ...。なんだあるぢゃん。これでいいんぢゃん。 なんて久しぶりの味に満足であったが、まいたんでとどめのびっくり。高い...。量も抑えめ、値段は上がり目。 香港よ。いつから東京みたいになったのだ!

 なんとなく物足りないまま、まだまだ人が増え続けている回転寿司の横をすりぬけてもと来た道を戻る。 雨はほとんど止んでいた。三越の裏手に、おいしそうなローストの店があったので、ビールのおつまみに 青菜とともに買ってみる。有名な店のようであったが、尖沙咀の店よりもずっと安くてびっくりしてしまった。 店のおばちゃんはもちろん英語は出来ないので、一苦労だったが、もういいかげん会話ぐらいできるように ならないワタシのほうがずっとどうかと思うので、もっとちゃんと勉強しなきゃな...なんて思いながら 部屋に戻る。やはり、出来立ては香ばしくておいしい。これとサンミゲルの組み合わせがいいのだなあ〜。 広東語をやらねばと思いつつも、ちょうどジロデイタリア(自転車レース)最終日ゴール会場からの中継で大盛り上がりの イタリア語放送を見てしまう。でもやはりこちらの言葉のほうが心地よく感じるのだけどねえ...なんて 思いながら...。

やっぱ尖沙咀のこの店はウマイんだよなああ...
チャイランの言うとおりだわい


★5月29日(月)★

<気になるので足をのばす>

 週明けは、昨日よりも対岸が良く見えていた。雨も小降りになって来たようであった。今日は晴れ間が 見えるようなことをテレビで言っていた。お昼に香港友人と待ち合わせしているのだが、午前中は時間が 少しある。部屋でコーヒーを入れて、昨日実験で残しておいた「マンゴー餅」を食べてみる。と、 ほとんど昨日と同じぐらいのやわらかさだったので、これはお持ち帰りにいいかもなあ〜なんて思いつつ、 とりあえず変な朝食で部屋を出る。どうもその消滅が信じられない「天毅金燕窩荘」。油麻地店は ひょっとしてあるのでは?と思い、確認のために油麻地へ向かった。そう、去年1月には、金魚鉢の ような器にはいったマンゴー&ツバメの巣のデザートに感激していたのであった。あれも忘れられない 味であっただけに..。

油麻地の駅に着いて、たしかこの辺だったよなあ〜 とおぼしき建物のエントランスには、やはり、沢山の 地産(不動産屋)会社の貼り紙に埋め尽くされていた。 これでやっと、この店がつぶれた事に納得をする。 しかし残念だなあ...。デザートも軽食も美味しかったのになあ〜 まあでも、あ銅鑼湾のようなれだけ色々変化の激しい 場所で、随分もちこたえた、と言った方が適切かも しれないなあ〜ま、すっぱりとあきらめましょう。 せっかく油麻地まで来たので、 天后廟の脇を抜けて、玉器市場へ行ってみた。

 でも、こういうところは、あらかじめどんなものを探そうか? などとイメージしてから突入しないと、あっさりと 惨敗してしまうものだ。まさにこの日がそれで、 そんなこんなで「をを、皆のもの。スコヤカであるな..。」 と、軽く流しただけで退散する。不思議なほど、何の敗北感 を感じないところに、なんとなく、時間を浪費しているようで ちょっとだけいやだった。

 香港友人との約束の時間をが迫っていたので、銅鑼湾の そごうへ急ぐ。ちょうど、日本で言う創業祭の真っ只中で、 各階で、バーゲンが行われていた。このデパートは、ご存じの 通り、そごうといえど中華資本で、名前だけ引き継いでいるのだが、 店の内容も、なんとなく、惰性で引き継いでいるというか、 昔の日本の百貨店然として面白味に欠ける商品展開なのだ。 日本の百貨店が、ある商品に特化したり、フロアプラン を変更したり、常に切磋琢磨してるところを、 ちと取り入れてみては?なんて、余計なことを考えたり、 ものすごい人の波にもまれたり..。妙な BGMにアタマぐらぐらしたり。要するに、 約束の時間に香港友人が来ないのであるっ!

 まあ、毎度の事なので、30分は待ったが、さすがに、 予定変更でもあったのでは?と、いったんホテルに戻って見た。 ところが、何のメッセージもなく、こちらから電話しても携帯に出ない。あああ、 こういうとき、出先だとほんと困るんだよなあ〜携帯レンタル必要 かなああなんて思うのだがね。でも〜料金を考えると、もったいない気もするし ねえ〜ま、今回はそんなもの無いので、 一息ついてから、また、素敵な音楽が流れるそごうへ戻って行った。

 それからどれだけ待っただろうか?今日は人気で行列の出来る上海料理 へ行こうと言っていたので、あああ〜もうランチタイムに突入してしまったので〜 (香港は12時半頃がピークらしい) 人気の店は長蛇の列...と、昨日の開店寿司店の香港人の烏合の衆を 思い浮かべてみる...はああオソロシや..。2時になったらあきらめるかあ、と 思っていたところに、とうとうやってきた香港友人!やはり子供関係で、急に 予定変更となったとかで...いや、今回はホントもうだめかと思ったけど、 とりあえずよかったよかった。

 人気の上海料理というのは、そごうの並びのビル内にあった。銅鑼湾駅に近い ほうである。日本でも観たことがあるような内装の、南翔饅頭という名前で、 そういえば、オールド上海スタイルというのだったかな?この内装は。しかし、 長蛇の列を覚悟していたにもかかわらず、なんと、店内ガラガラでびっくり。 香港友人も、ついこのあいだまで行列の出来ていた店なのに〜と、ショックを 隠せない。でも、すんなり席に案内され、ありつくことが出来るのだから良いじゃないね。 店内は、ビルの外観と、入り口から想像出来ないほど広々としていて、ボックス席などは、 仕切が高くなっており、隣の客が余り見えないようになっていた。そちらは ほとんど禁煙席のようで、喫煙席はオープンサロンのテーブル席に通された。

 香港に来ると、単に「中華料理」をひとくくりにしないし、現に、上海にしろ、潮州に しろ、広東にしろ、どれも特徴的な料理であることにおどろく。でも、 その国土の大きさとおなじく、あまりにも種類がありすぎて、どれがどうだったっけ?なんて、 訳がわからなくなるのである。中国人(またここでひとくくりにするとおこられそうだが...)は、 そんなところ把握しているのだろうか?すくなくとも、100メートル歩けば、中国の各国料理の 何種類かを目にすることができるこの香港では、人々はきちんと分類して使い分けている ようにも見える...。なんか、それだけでもすごいなあ...なんて思ってしまうのだが..。 たぶん彼らは、ワタシタチが、インド・タイ・マレーシア・ミャンマーの料理の特徴を知っている ぐらいのノリで、北京や上海、広東・四川・福建等々を語っているのだろうなあ...

 なんて事を思いつつ、飲茶ではないので、抑えめにオーダーをしてみる。やはり、ベタと 言われようが、小龍包ははずせない。テリーヌのようなハムの煮こごり寄せのような冷菜。 あるとつい頼んでしまう、フカヒレスープ入り大・小龍包(クントーカウ)。そして、見た目は かりんとうのような、田ウナギをかりかりに揚げて、飴をからめたもの。これがさくさくしていて、 おいしいのであった。このさくさくのまま持って帰りたい〜そしてビールのおつまみにしたいいい〜 といったところであった。あとは炒麺などを頼んで、オーダー終了。ちょっと中途半端な時間 になってしまったので、こんなかんじだろうか?

テリーヌのようなハム:塩味・香辛料ほどほどで欧州系の味

かりんとうのような田ウナギのかりんとう(?):揚げて飴がからめてある

上海といえばサンラー湯:これはかなり辛いけどうまうま

クントーカウと言いつつ、巨大小龍包:ストロー付いているが
熱くて更にキケンだと思うのだが...ちと食べにくいし飲みにくい

こちらは普通サイズでございます


 香港友人と会うのは、昨年の1月以来だが、そのときもたしか一瞬しか会えなかった ような気がする。ずいぶん久しぶりになるわけだが、相変わらず、忙しい毎日を 送っているようだ。2月のトリノオリンピックの際に、チケットの転送をお願い していたので(衝撃の結末は、トリノオリンピック観戦日記へ)連絡は取り合って いたので、そんな時間が経っていたとは感じなかった。やはりネットがあると、 ホントに距離も時間も縮まって行くのだなあ...と、しみじみ思う。 そんなこんなでとんだ苦労の末再会となったのだが、実は香港友人はワタシと入れ違い に久々の日本里帰りを控えている。ワタシが帰国して次の週には日本行きの予定 ということで、留守番の子供達の準備等々、買い出しなどで、今回もゆっくり 遊び歩いているヒマなどないわけである。おまけに、この時期、旧暦では、 「端午節」とのことで、日本のこどもの日と同じように「ちまき」を食べる習慣が あって、今日は家族(一族)での集まりがあるとか。ちなみに、有名な ドラゴンボートレースはこの時期に行われる。雨の日曜日はマカオで開催される 予定と聞いていた。こんな天気で大丈夫だったのだろうか?香港は確かその翌々日 のようであった。

 そういえば、街のあちこちでも、ホテルのカフェでも、このちまきがあふれて いた。香港友人のダンナも、ここ数日で何回か会社帰りに買って来たりしている そうだ。この時期の縁起物だから皆で食べとこうと思うのかもしれないが、 結構味もしっかりついているので、最初は歓迎されるが、そろそろ子供達も うんざりして、涙目で無理に食べさせられているとか...。街で良く見かけるのは、 新潟の笹団子のような細い円錐状にぐるぐる縛り上げられて、いくつか束に なっているものと、10p四方の煉瓦のようなどーんとしたもの。束は、 いろんな店先につるされてあったり、無造作に並べられていたり、果たして食べ物 なのか?工芸品なのか、シロウトガイジン には判断がムズカシイものであった。煉瓦型は、 蓮の葉にくるまれているようで、こちらはホテルのベーカリーなどで、ひとつひとつ 綺麗なハコに入れられて売っていた。できれば、どちらかをお土産にと思ったが、 どう取り扱うべきか、聞きそびれてしまったので、今回は見送ることにした。 煉瓦のほうは、餅米のおこわが包まれているようであるが、笹団子系は甘いもの もあるとか?うーん。食べてみればよかったなあ...

 日本も季節によって、いろんな行事があり、お供えしたり、皆で食べたり するものが1年を通じてたくさんある国である。しかし、東京などにいると、 頭では解っていても、この日はこれをしなければいけないと、当然に行うことが 難しく、そういう風習・行事がどんどん無くなってしまうようでさびしい。きっと、 もう若い世代では、そういった事すら知らないのかもしれないが...。 その点、何かのお祭り・行事・節句と言っては、家族で集まり合う事の多い、 香港人は、同じ大都会とは思えないほど濃厚な日々を過ごしているような気がする。 彼らが家族・一族至上主義で結束が硬いというのは知っていたが、まあ、 その当事者たちも大変だろうとは思うものの、ニホンジンはそのうち、ホントウニ 大切なものまで失ってしまうのではないのかな?なんて危機感を抱いたりするので あった。ちまきひとつだけどね。彼らが死守している物は、なんとなく やはり人として失ってはいけない部分なのかもしれないなあ...。

ドラゴンボートレースと端午節について詳しくは こちら(香港観光局)へ。
なるほど。故事にちなんだお祭りなのだなあ..。ちまきは投げるのか...なるほど...。

 上海料理でも甜品は食べたけれども、やはりすこしそれでは物足りないので、パークレーンのちょうど裏側に あたるところに出来た「満屋甜品」へ行くことにした。このあたりは、ちょっと銅鑼湾の雑踏とは違って、おしゃれなセレクトショップが 立ち並ぶ一角である。アンテプリマのきらきらバッグがまぶしい〜。ビーチファッションをコンセプトにしているショップで、これまた きらきらビーズ付きのバッグを購入。こういったビーズワークは中国がお得意のようだが、これは豪州製であった。奇抜なデザインの 伊太利亜製の革製品の(聞いたことがあるようなブランド...ミラノ産だったかな?)店とか、この界隈は単なるブランド品 ばかりではないので、なかなかセンスの良い一帯であることが判明。先程の豪州バッグも各色1点のみだったので、香港友人と 1個ずつゲットして品切れ。そんなかんじの店が多いようである。そんな一角に、満屋銅鑼湾店がある。

こんなんゲットしますた


 満屋といえば、ハッピーバレーの店が有名であるが、最近旺角などにも進出しているようである。許留山を追撃するつもりだろうか? 店に入ったのが、まだ3時頃だったので、大好きな焼きタピオカは店に出ていなかった。温かい甜品は夕方からの販売になる。 この時間だと、冷たいデザートと、軽食(といっても、結構ごはんもの系が充実していてびっくり)が食べられる。送り迎えのお手伝いさんと、 小学生がおやつを食べていたり、遅い昼食を取っている人もいた。メニューは、ハッピーバレーとほぼ同じで、外売のショーケース もある。ワタシタチは、西米露とマンゴーとグレープフルーツのはいったデザートを食す。ああ、やはり満屋はうまいなあ〜。甜品は専門店だよなあ〜 焼きタピオカはまた夕方来るかなあ〜ということで、ささやかに大満足であった。

<銅鑼湾式空中茶室にて>

 香港友人も、日本行きの前に、前倒しで端午節の家族の集まりがあるらしく、満屋のあと1軒だけ茶を買うのを つきあってもらうことにした。本当は天気が良ければ、上環のほうをぶらぶら行きたかったのだが、やはり、この天気。 あの坂道やごちゃごちゃした雑踏を考えると、なんとなく億劫になってしまう。尖沙咀であれば、とりあえず茶藝楽園に でも駆け込めば、ちゃんとしたお茶がすぐに買えるのであるが...。銅鑼湾のあたりだと、新星茶荘か三思堂かなあ、 ということらしいので、今日は後者へ行ってみることにした。ガイドブックにも良く載っているので、名前もだいたいの場所 は知っていたが、この辺とおぼしきところに茶屋などはなかったなあ...と、いつも銅鑼湾のあたりを通るたびに 思っていた。移転したのかもしれないなああ〜なんて思っていたが、実は銅鑼湾だけに、上層にその店はあったのだ。

 香港のこの界隈の建物はいったい築年数どれくらいなんだろう。昨今、エレベーターのトラブルや(そういえば、シンドラー社 製のエレベーター事故が香港でもあったなあ...)違法・偽装建築物が問題になっているが、このへんはどんなもんなのだろう? このビル群に足を踏み入れるたびに思うのだが....。地震もないと言われているが、この地球上で地震の起こらない所は ないというではないか...などとぶつぶつ思っているうちに、目的階に到着する。このビルいったい何階建てだっけ? だいたい建物の中は同じような造りになっており、細い廊下で、いくつもの店舗が並んでいるが、そんなよくある一角に 三思堂がある。2スペース持っているようで、店舗は奥のほうにあった。しかし、さすが香港で、限られた空間を有効利用する 才に長けているといつも思うのだが、こちらも、殺風景な廊下から一歩はいるとすっかり茶館・茶屋の雰囲気であるのが びっくりである。

 三思堂 では茶藝教室も行っている。教室の生徒はこちらの商品を割り引きで購入できるそうだ。 茶藝樂園・新星茶荘もニホンゴの教室を開いているようで、駐妻の方々も多く通っているそうだ。茶藝樂園は、 観光局の体験コースもやっているので、時間のない観光客も中国茶の茶藝をイントロ部分でも楽しめる。 こちらも、主人は香港人だが奥様がニホンジンなので、ニホンゴはOK。ただでさえ種類が多くて覚えきれない、 中国茶は、やはりニホンゴでいろいろ聴けるのは良いかもしれない。今回は我が家の在庫が尽きてしまったので、 いろいろ買おうと思っていたので、何種類も試飲をしつつ選べたのが良かったかな?龍井などの緑茶は、 やはり良いお店で買わないと良い物に出会えないものだが、話を聞いてみると、年々その産出量が減っている とのこと。天候不良やそういったことではなく、主に畑そのものが減ってしまっているそうだ。ワインと同じように、 その土地でしか採れない種類というのは、もう絶対数というのは決まっている。しかし、土地を売ったほうが儲かる と思って、茶を作る事をどんどん辞めてしまうところもあるそうだ。そして、挙げ句の果てに、その名前だけを冠した 「ニセモノ」が横行しているとのこと。ああ、茶までもニセモノなのか、中国人。確かに、シンセンの商場で大量に安く売られる 茶は、変な調味料を加味してあったり、それこそニセモノだったり...。試飲したあとに後味があってキモチワルクなって しまうものもあったりして...。すべてが安かろう悪かろうではないと思うが、そちらのほうが圧倒的に多いのは 確かである。なーんて話をしながら、今年の龍井新茶はやっとこれだけ確保した、なんて言われて買ってしまうのは、 主人の思うつぼなのかもしれないがなああ...。しかしまあ、ちょっと変なニホンゴで語りまくる主人と、あれこれ 語りながら、茶器をひやかしたり、試飲したりで、かなりの時間を過ごした後、店を後にした。(5種類ぐらい買ってしまったよ)

いちおう我が家用の4品

こちら、たいへん貴重な龍井茶でございます:即ゲットしましょう

 香港友人とはここで別れる。数日後に、日本へ出発するので、久しぶりに東京で会う約束をして、ワタシは 引き続き買い物に向かった。といっても、例によって、時折ぱらぱらと雨が落ちてくる天気なので、下町や上環探検は、 またしてもお預けとなる。まあ、とりあえず中環でも行ってみるか...。そういえば、せっかく買ったオクトパスを 今回あまり使ってないしなあ...ということで。結局、いつもの上海たんを見て、ツボにはまったバッグがあったのでゲット。 最近多い横長バッグで、翡翠の目がはいった金魚が4匹付いている。あああ〜これいいいいい〜ということで。 銀座にも上海たんが進出したが、その後調子はどうだろうか?表参道と明治通りが交差するところに、GIORDANOが しばらくあったのだが、とうとう別の店に変わってしまったなああ...。果たして銀座で何年持ちこたえるだろうか?

銀座店でもお取り扱いあるのでしょうか?金魚バッグ

この金魚ガラがイイ!!


<伝統的銅鑼湾の味とは>

 結局、中環をぷらぷらして、銅鑼湾に戻ってきた。三思堂で結構時間をかけたので、もうすでに7時過ぎとなっていた。 そういえばお腹も空いてきて、すっかり先程の上海料理は消化されていたようだ。結局またジャーディン街へ戻ってきて、 ちょっと気になっていた店へ行ってみることにした。買い物はまたその後でいいや、と。その店は、ワンタン麺の老舗で、 昔ながらのスタイルのものが食べられるとのこと。果たして、昔ながらのワンタン麺とは?

 お店は良くある麺粥屋の造りと同じで、入り口に作っているところが見えるタイプ。縦に長い15人も座れば一杯に なってしまうぐらいの広さで、メニューはいちおう、ずらずらと20ぐらい書いてあったが、どれがどう違うのか、いまひとつ わからない。眺めていてもラチがあかないので、入り口に立っていた店員を呼び、ワンタン麺、といえば、普通に出てくる。 して、しばし数分後に出てきたものは、器が思ったよりもちいさい。お茶碗とどんぶりの中間ぐらいの大きさで、手ですっぽり 覆えるぐらい。その中には、中華たまごめんが山盛り、透明なスープとともに供される。なに?ワンタンはどこに?と、 あせるなかれ、どうもこれが、正統派(?)の盛り付け方...らしい。麺の下に、ぷりぷりのエビワンタンがぷりぷりと 隠れているのだ。なるほどおお〜。何故こうするのか?最もワンタンの食べやすい盛り付けということだが、上でも 良いような気がするのは、まだシロウトだからだろうか?とにかく、そのほかに具といえば、長ネギがわずかに浮いている といったかんじで、至ってシンプル麺である。して、味は、スープがあっさりとしているものの、しっかりとした出汁の出た 美味しいものであった。あああ、ちょっと量が物足りないかもしれないけど、このあと、再び買い物に出撃するには、ちょうど良い 量といったところだろうか...。店の前に、掲載されたニホンゴの雑誌を飾ってあるが、必ずしも、こういうところがニホンゴOK というわけではないので、ご注意を。

ここの店はこのワンタンが麺の下にあるのです
これがいちばんウマイ食べ方ということだが...そうなの?


  結局今回は、銅鑼湾あたりをうろついただけで終わりそうであった。そういえばこれまで、あまりしっかりうろうろしていなかった かもしれない。行ったとしても、香港友人について、あちこち行っていたので、今回で位置関係はかなり把握できたかな? これも、あの到着時のぐるぐる迷走バスと、ホテル間違え事件のお陰とも言えるか?どうせなら、湾仔にもアカルクなりたい ところであったが、やはりなんといってもこの天候が、何をするにも阻むのであった。はあ〜。して、ワンタン麺のあとは、 お土産用の菓子を買わないと..と思っていたところに、なんと「奇華」の銅鑼湾支店があるではないか。以前、香港土産 でもらったここの「パンダクッキー」が可愛かったので、是非次回はこれを買おうと思っていたところだった。店は尖沙咀の ほうに比べるとやや狭いサテライト店のようであったが、ひととおりいつものラインナップはそろっているようであった。 もちろんパンダクッキーもあって、しっかりと買い込む。難点としては、箱にはいっていないため、パンダの型が壊れてしまわない ように持って帰らないといけないことであった。首がとれていたらちょっとね...。ここにも、端午節のちまきが売ってあり、 オジサンがひとりで入ってきて、ナニヤラ店員に告げると、店の奥から、例のちまきが出てきたのであった。なるほど〜。 こういうふうに、オトウサンが買って帰るものなのだなあ...などと納得。ますます食べてみないとなあ〜と思ったりして。

パンダファンのみなさんこんにちは
香港へ行ったらこれがおすすめですよっ!


 そういえばジャーディンクレッセントで、買う物はなかったっけ?と、もう一度、ごちゃごちゃのプチ女人街に突入するが、 初日ほどインパクトがなく、結局、良く見てみると安物ばかりで、買うか買わないか..悩むと、まあいいか...という ようなものばかりであった。その一角以外にも、アウトレットの用品店が三越の裏手あたりに多く、普段着のうちでごろごろ している様な時に着る服には事欠かなかった。でも、やはりここでも、お財布からお金は出て行かなかった。 あー今回はあまり収穫はないのだろうか?まあ、慣れない所にいるからそうなるのかもしれないなあ〜などと考え ながら、今日も夕食は油菜と叉焼&白切鶏にするかあ...(飽きない奴)と思い、また別のジャーディン街にある食堂 にはいっていった。そこは、先程のワンタン麺専門店よりも、先にある店で、ガチョウや鶏や叉焼や腸詰めがぶら下がっており、 比較的広い店内は、古いテーブルや椅子が並んでおり、なんとなくどこか場末の工場の社員食堂のようだった。 例によって帳場のお姐さんに、鶏豚のせごはんと野菜を下さいと指さし注文をすると、スープはいらないのか?というらしき問い に、いらないと言い、しっかりと、目的のものは手に入る。もうすこし違ったものを頼んでもよさそうなものだが、まだ 部屋にあるサンミゲルを思うと、これがやっぱりいいんだよなあ〜と、落ち着いてしまう。ここは、どこよりも安くて、 油菜を含めても30HK$しなかったような...。銅鑼湾は、東京みたいな所で、在住のニホンジンにも重宝する場所 かもしれないが、そのへんはあまり魅力を感じないなあ〜。ということで、Welcomeスーパーに立ち寄り、土産にするティーバッグ や、何故か100円VCDの中にフィーゴの特集があったので思わず買ってしまった。香港は英国のプレミアリーグが 人気のようだが、やはりルーニーや、オーウェンよりも、フィーゴがあれば買っちゃうでしょう...ワタシは。あとは、 マオタイでも買おうかと思ったら、結構高いので、ローカルの中国酒の中で、いちばんアルコール度数の高い物を購入。 高梁酒もあったのだが、日本でも飲めるので、別の物にしてみた。あ...でも、何度買っても、中国酒って 欧州のカストリ系高濃度アルコールのように、滋味を感じるものが少ないのだなあ...あの抵抗のある臭みが なんとも、特徴をすべてかき消しているような気がしてならないなあ...。是非とも出会いたいと思っているのだが、 なかなか見つからない。きっとこれも買って帰っても、1杯飲んでそのままになるのかもしれないが...。

 そういえば、今日の雨はもう気にならないような降りであった。香港友人も、多少の雨では傘はいらないのよ、 と言っていたけど、確かに傘がない方が涼しくていいのかもしれないな。全体的に、熱気が閉じこめられた香港も、 ひょっとしたら、この時期ならではなのかもしれないな。


★5月30日(火)★

<やはりこれがなければはじまらない(いや、終わらない)>

 最終日の朝は、なんとかお天気が持ちこたえてくれたようである。雲の間から日差しがあると、たぶん、たまらない 温度・湿度が襲ってくるとおもうのだけど、いまのところ大丈夫そうだ。今日はいつものように午後便なので、 まあ、あまり時間は無いのだが、お昼ぐらいはゆっくり取れるかもしれない。エアポートエクスプレスの インタウンチェックインを利用すれば、荷物を持って歩かなくて済むし、そのまま搭乗時間に行きさえすれば、ぎりぎり セーフということになる。と、いうことで、パークレーンホテルをチェックアウトしよう...と、思ったところで、なんだか雨が ざーっと来てしまった。あああ...。NHKを見ていて、日本は天気が良さそうだったので、できれば、傘はささずに 行きたいものだと思ったが、またまた出鼻をくじかれる。いやあ〜もっとゆっくりしろ、ということか?しかし〜、 やはり、来たからには乗りたいスターフェリー。そして、飲茶もしたいよなあ〜と思い、とにかく、MTRの入り口まで なんとかすれば、あとは雨でも大丈夫だし..ということで、チェックアウトすることにした。

 どうしようか迷っていた分、このまま空港へ行ってもいいぐらいの時間になってしまっていた。が、微妙に尖沙咀へ 渡ることもできる。どおしよう〜と思ったが、思い切って、スターフェリーの埠頭へ向かった。幸い雨は止んでくれて、 あの日差しが見え隠れする。海のそばは、そこから直接水蒸気が立っているような暑さであった。フェリーの待合室にある、 大きな扇風機は、その湿った空気を大きくかき回して、ワタシタチにぶつけてくるようである。ああ、暑い。 大陸からの観光客が大勢待っていた。みんなデッキから顔を出したいのか、先頭の冷房室にははいってこなくて 幸いだった。ワタシは、この10数分でも我慢が出来ないくらいの暑さである。ぜーぜー。

 尖沙咀側に着いたのはもう11時半過ぎていた。尖沙咀を遅くとも1時半には出ないと行けないから忙しいなあ...。 糖朝にしようかと思ったが、近いといえばセレナーデだから、思い切って飲茶へ行くことにした。幸い、平日のまだお昼 ピーク前ということで、すんなりと席に着く事が出来た。窓際には、ニホンジンのグループが居たり、早い時間から 飲茶を楽しんでいる地元民が結構いた。一人で飲茶というのはいまひとつ、ということは、前回体験したのだが、 わかっちゃいるけど、ワタシタチにはそんな時間ないし〜と、プーアール茶を頼むと、いつもとなんだか様子が違う。 そう、ワゴンおばちゃんが激減しているのであった。ああ、セレナーデおまえもか..と、思い、メニューのそばにあった オーダーシートを見て、ああ、ここも記入方式になってしまったのかああ〜と、サビシイ思いが...。でも、かえって、 ワゴンおばちゃんが団体ばかりを狙っていることが、一人客の弱点であったので、少々待遇は改善されたかもしれない。 平等に、頼みたい物をゲットできる...と。まあ、とはいうものの、時間もないのに、厳選している場合ではない。 どおしよう〜と、おもっているところで、ちまきが目に入った。あ、これ食べよ!ということで、とうとう、端午節の 仲間入りを果たしたのであった。見た目よりも食べ応えがあるので、ごはんものはこれ1つで十分のようである。 いろんな具がはいっていて美味しいではないか...。飽きちゃったなんて贅沢だよ香港民衆...。 おばちゃんも、いるにはいるのだが、お盆にのせて来る程度で、やはりメインは注文票にシフトしてしまったようだ。 はああ〜。まあ、でも、これも合理化の波ということなのだろうかねえ。わりと、他と比べて、品のいいおばちゃんが そろっていたので、特に問題のない店であったけどね。名物のマンゴープリンも、なんだかお上品になってしまって、 久しぶりに行く人は、ちょっとびっくりするかもしれないな。

 しかし、ヴィクトリア湾を眺めながらの食事は良いものである。すっかり落ち着いてしまうとことだったが、やばいやばい、 時間がない!と、まいたんしてもらい、外に出る。もうフェリーでは間に合わないので、MTRで行くことにしよう。 天空館の地下におりていけば、MTR乗り場に直結しているから...と、向かうとなんとびっくり。そこは「そごう」 になっているではないか。「何〜!なんでそごうがっ!」と、思ったが、まあ、地下でつながっていることは同じだろうと思い、 入っていくが、なんと、レイアウトが変更になっている。ああああ〜どこから出ればいいんだあああ〜。そう、そごうは、 リニューアルオープンとはいえ、銅鑼湾のそごうとなんら変わりのしない売り場構成であるので、「別に用はないのにいい」 と、仕方ないのでぐるぐる、回って結局九龍ホテルのわき当たりに出て、「ああ、またもぐらなければあ〜」と、 妙な開発をされてしまった尖沙咀のレイアウトに困惑し、ふと見上げると、ワタシの定宿「ハイヤット」が、建設中の 囲いの中にあった。ああ、やっぱりなくなってしまったんだなあ...と、しみじみ思いつつも、急いで尖沙咀の駅に向かった。 次回は、やはり尖沙咀に戻ってきたいが、どこに泊まればいいんだろうなあ....。 重慶(チョンキン)は相変わらずなんだけどね...。

 中環の駅から、エアポートエクスプレスの香港駅までは、地下でつながっているのだが、急いでいるときはちょっと遠い かもしれない。慌てて乗り込んで時計を見ると、もう2時近くになっていた。まあ〜もうチェックイン済みなので、とにかく ゲートまでまっしぐらだなあ..と、何か買う物はあったかなあ...と、思いめぐらせながら出国をして、手荷物検査を 通過したとき、「あ、許留山のマンゴー餅買い忘れたああああ〜」と、愕然。ついでに言えば、オクトパスのリファンドを 忘れたし...まあ、近いうちに、お天気が良くて、あまり暑くない時期に再訪したいものだなあ...と、ゲートに 急ぎながら思ったりした。

<そして時は流れて...>

 W杯も、予想どおりというか、残念なことに、日本はまったく良いところが無く、世界の舞台から敗戦帰国した。 しかし、本番はそれからで、W杯の蹴球を心から堪能したワタシだった。そうして、愛する西武も首位をキープする 日々が続き、すっかり、香港の事はずいぶん前のハナシのような気がしていた。あんなにいろいろ変わってしまい、 ダメ押しのように、ハイヤットが消滅した姿を見て、ああ、香港もつぎはまた新しい所へ行くような感覚だな... なんて思っていた。ところが、こんな記事が目に飛び込んでくる...。

「ハイアット・リージェンシー・マカオ、「リージェンシーホテル」として再出発。2006年05月24日 情報によると、6月末で閉鎖となる「ハイアット・リージェンシー・マカオ」が「The Macau Hotel Company Limited」の麗景灣酒店(英文名:REGENCY HOTEL)として新しく生まれ変わる 事になったようだ。オープンは7月7日の七夕の日に予定されており、施設等は若干の手直しの 他は以前のまま継続して使用することになるという。尚、以前の5星ホテル時とは異なり、 新しいホテルでは主な客層を大陸からのツアー客に特化し営業すると伝えられている。」 (http://macau.homepage.as/より)

なんと、マカオハイヤットが生き残った。結局6月30日にクローズして、その翌週には復活を遂げていたとは...。 なんというか、ホテルチェーンが変わって、名前がめまぐるしく変わることが良くあるが、結局その 類であったのか...と、安心した。おそらく、これまでどおりとは行かないかも知れないが今のワタシには十分 明るい話題である。さて、いつ、その様子を見に行こうかな...。あ、マンゴー餅とオクトパスもだな。

ぶひひ

 

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