DAR A LUZ EN MALLORCA
〜マヨルカでお産(私のケース)〜


妊娠出産は十人十色で、病院によってもかなり差があります。 あくまでも私のケースであって、 マヨルカまたはスペインのお産が全てこの様だという訳ではないことを ご了承ください。


2002年1月

病院探し

妊娠判明と共に病院探し。地元の公立マナコール病院の産婦人科の評判はいたって良い。ここで産んだ人は皆とても満足している。うちはプライベートの健康保険には未加入なので、私立のクリニック利用は実費になる。しかも出産設備のある私立の産婦人科はここから70キロほど離れたPalmaにしかない。一方マナコール病院なら全て無料で、うちからは車で30分弱、それにとても評判がいいときている。ということですんなりとマナコール病院に決定。
 
健康保険証
妊娠してもすぐマナコール病院で診察は受けられない。まず地元保健所で助産婦さんの診察の予約をとる。しかしここで少々トラブルが・・・・。地元保健所の利用には健康保険証が必要だが、これは申請しないと手にはいらない。申請するには身分証明証が必要となる。当時私はスペイン在住許可証の書き換え中で、外国人の身分証明証となる在住許可証の現物はもっていなかった。なのでパスポートと在住許可証と同じ効力を持つと聞いていた在住許可書き換え申請書控えを持参。すると保健所では申請書の控えではだめ、在住許可証の現物かコピーがないと健康保険証を発行できない決まりになっているといわれる。保健所の受付曰く「でも全然問題ないのよ。法律××条で、在住許可が無い外国人でも妊娠に関しては無料で診察受けられるから」これはつまり妊娠している不法滞在者を人道的に救済するという法律を私に適応するといっているのだ。私は当然不法滞在者ではない。「どっちみち無料だからいいじゃない」と言われしぶしぶ納得するが、私もラファエルも非常にいやな気分に。特にラファエルは給料から私の社会保険料がしっかり天引きされていたので納得できず色々な所に問い合わせるものの、保健所と同じ回答。さすがスペイン。(結局保険証が手に入ったのは新在住許可証が手に入った2002年10月。在住許可証書き換えの申請は2001年10月。ということで約1年。典型的スペインの役所仕事)
助産婦Magdalena
私達は住所が書類上はCala Millorでなく、Sant Llorençのラファエルの実家においてあるため、最初はSant Llorençの保健所に行った。私達は、普通に保健所の表玄関から入ってしまったが、妊娠のニュースが町全体に知られてしまわないように、助産婦さんのへの初訪問は裏口から行くことができる仕組みになっている。スペイン時間(本当の予約の時間から30分後)に名前を呼ばれる。部屋に入ると、金のアクセサリーをじゃらじゃらと身につけた、いかにもスペインのおばあちゃんという風のちょっと厳しい感じの小柄な女性が座っていた。その後大変お世話になった、ベテラン助産婦Magdalenaとの出会いだった。
初診察
妊娠していると告げると、あっそうという感じ。検査は身長体重測定のみ。事前に平常の体重を聞かれるが、ついいつもの癖でさばよみ少し軽めに言ってしまった。この日の私の服装はスエードのロングスカートに皮のロングブーツ。体重は靴のまま計る。当然洋服は全部着たまま。体重は私が申請したものより4キロも多かった。しょっぱなから「もう体重がすごく増えてるじゃない、気をつけなさい」と怒られる。ブーツとスカートのせいだというと、また怒られそうな雰囲気だったので、口にはチャック。2月に日本に行く予定になっていたので飛行機は大丈夫か質問する。「長時間乗るんだよね。下半身がむくまないように、数時間おきに席をたって歩きなさい」との返事。後でもらった妊娠手帳をみると「妊娠は病気ではありません。普段と同じ生活をするように心がけましょう。旅行は電車、バス、船、車、飛行機、などどんな交通手段でも全く問題はありません。」と書いてあった。Acido Folico(葉酸)を飲むように指示される。マタニティー雑誌やら、赤ちゃん用品のサンプルやらを大量にお土産としてもらう。同行したラファエルの感想。「あの助産婦さん、ものすごく怖そうだよね・・・。」

つづく



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