PDAにPHSをつなぐ

PDAにPHSをつないでダイアルアップできるケーブルを自作しました。私はDell Axim X3/X3iというPDAとDDIポケットのKX-AP201というPHSを持っています。どちらにも外部機器をつなぐコネクタがあるので、何とかつながらないかと思ってwebを調べました。

Dell Axim X3/X3iのコネクタピンアサイン

ピンコネクションがここForumにポストされていました。シリアル通信でモデムがつなげられるなと思いました。

KX-AP201のコネクタピンアサイン

カシオのカシオペアにDDIポケットのPHSをつなぐケーブルを解析したページがここにありました。この方がDDIポケットのPHSのピンアサインをを予想しておられましたので、この通りやってみることにしました。後でわかったのですが、ここに書かれている信号はDCE(モデム)側で定義したものでDTEとDCEをストレートに接続する前提で書かれています。例えばRxDはPHSから出力される信号と見なければいけません。

コネクタの入手

最初はコネクタ単体で入手しようと試みました。ヒロセJAEに適合するコネクタがあったので購入しようとしましたが、断られました。個人名だったからかもしれません。大量に注文すればどうだったのか判りませんが。そこで、既存のケーブルを入手して分解して使うことにしました。PDA側のコネクタを採取するケーブルはこの会社が安いです。

PHS側のコネクタを採取するためのケーブルは入手するのが難しいと思います。SUNTAC社などからパソコンとPHSをつなぐケーブルが発売されていますが値段も高いですし、販売終了している製品が多いです。私はYahooのオークションでソニーのクリエとDDIポケットのPHSをつなぐケーブル\300を入手して使いました。どうせ分解してコネクタだけ使うのですから安いのを探したらよいと思います。

配線方法

配線図を載せておきます。

やってみてわかったこと

AximのピンコネクションでDC+という信号はバッテリーチャージのためにAximの外部から供給する電源で、Aximの入力ピンです。

AximのRTSとDTR出力はアクティブローです。通常、これらの信号は回線上アクティブハイになっている信号です。ちょうどRS-232ドライバを省略したような極性になっています。同じようにTxDは通常ハイレベルです。

Axim側もPHS側もシ出力信号のレベルは3.3Vレールです。信号のレベルも極性も変換する必要がありません。

Axim側でダイアルアップ接続の設定をするときに以下の点に注意してください。

  1. PIAFSアクセスポイントの電話番号の末尾に##3(PIAFS 32Kbps)をつける。USBケーブルでパソコンとPHSをつなぐときのように64Kbpsでは接続できません。
  2. PHSのメニューを操作して”データ通信ケーブル”をオンにしておく必要がある。USBケーブルなどでパソコンとPHSをつなぐときはオフにする必要があります。
  3. ビットレートを19200bpsにします。他のビットレートでは反応しません。
  4. ダイアルアップする必要が無いのに自動的にダイアルアップしようとしてしまい、これには困りました。恥をさらしておきます。

ダイアルアップしていたのは"受信トレイ"でした。私は"切り替えバー"に表示されないプログラムは機能していないものと思っていましたが、違うようです。"受信トレイ"を起動していない(切り替えバーに表示されていない状態)ときでも"自動接続してメッセージをチェックする頻度"がチェックされているだけで自動接続するようです。インストールしているアプリケーションは最初からタスクとして存在しているということなんでしょう。PDAはメモリにロードして実行するというイメージではないですから。