ネットワーク労働大学ニュース No4
2007.4.20
■『月刊労働組合』創刊500号記念レセプション
1月12日、『月刊労働組合』創刊500号記念レセプションを、東京・日本教育会館で開催、ナショナルセンター・産別・単組の役員、活動家、学者・弁護士、マスコミの方々など、広く各界から約200人が参加しました。
主催者を代表して藤井編集長があいさつ。その後、労働運動を代表して韓国非正規労働センター・キム所長(『月刊労働組合』春闘講座講師で来日)、連合・山根木企画局長、全労協・中岡事務局長よりお祝いの言葉をいただきました。
乾杯の音頭は、日本労働運動記者クラブ・山田記者。続いて各界を代表して日本労働弁護団・宮里会長、ILO・中嶋理事、社会民主党・福島党首、執筆者代表・大塚さん(元東京新聞記者)、さらに公務労協、保健医療福祉労協、自治労、JAM、日教組、政労連、全自交労連、全造船、全日建連帯、全港湾、森林組合、全労金、国労、全国ユニオンなど、産別等の委員長、書記長・事務局長より激励をいただきました。
来賓の方々は異口同音に、「市場経済万能社会、競争社会のなかで、賃金切り下げ、
雇用破壊がすべての産業で進んでいる。企業・産別をこえた視点で編集する『月刊労働組合』の役割は、ますます大きくなっている」と強調されました。
当日だけでなく、500号記念に寄せられたメッセージは500通にものぼり、『月刊労働組合』に対する労働界からの期待がたいへん大きいことを実感したレセプションでした。(『月刊労働組合』編集部)
■ 関西でも500号記念集会、大成功
1月21日、 クレオ大阪中央・セミナーホールで『月刊労働組合』発刊500号記念関西集会が開催されました。
第一部は、前『月刊労働組合』編集長の松本重延氏の「格差社会の是正に挑む」と題した記念講演。第2部ではモーツアルトのピアノ曲の演奏や声楽独唱をまじえて、「これまでの労働大学、これからの労働大学」をテーマにフリートークがおこなわれました。
記念講演では、「2000年〜2005年にかけて会社役員の収入は1,9倍になったが労働者の平均収入は24%も下がったこと。経済資料にもとづいて説明。組合の弱体化もあるが、小泉内閣による労働法の改悪の結果だと強調されました。第2部のピアノ演奏や声楽独唱はライブで聴くチャンスの少ない私たちにとって非常に新鮮で大好評を博しました。
〔集会成功の原動力は継続した学習会〕
集会当日に集まった仲間は140人。関西の各地から、賛同団体のお願いや入場券の販売などの取り組みを通じて集まりました。賛同団体は34団体を数えました。集会当日も飲み物やお菓子も準備されました。これらの取り組みに大きな力となった原動力は、多くの先輩やまなぶ友の会の仲間がこの集会に集中したことです。その中心は、職場や地域で学習会を続けている仲間です。
(労働大学関西運営委員会)
●進む全国まなぶ交流会の準備
〔北信越/現地実行委員会〕
各県で重視する学習会づくり
2月3〜4日に新潟県直江津市で、第7回全国まなぶ交流会現地実行委員会を開催して、今年9月の交流会に向けた現地の受け入れ体制、各県の取り組み状況について討論・交流しました。
前回の実行委員会では、「選挙で忙しくて講座や学習会に取り組むのはむずかしい」という意見もだされましたが、今回は、各県での学習会・講座づくりへの努力が報告されました。
「親子ほど年齢がちがう青年たちと『親子丼の会』と銘打ってまなぶ学習会を始めた。1回目は業績主義について学習したが、関心が高い。二回目にはまた新しい青年の
メンバーが参加した。次は『まなぶ』の拡大も」(富山)。「組合の役員と『労働基準法入門』で学習会を始めた。県の労働運動でも労働研究会が開始された。小さく固まるのでなく、話しかけ働きかけることで学習会や『春闘ハンドブック』の拡大につながっている」(長野)。「青年部の活動家との学習会を続けている。県労働大学も6月に講演会を準備している。広い仲間の参加を呼びかけたい」(新潟)。
石川では『資本論』学習会のメンバー中心になって地域の活動を担っていますし、福井では『まなぶ』読者との学習会づくりの条件も広くあります。また「『2007春闘ハンドブッ
ク』の購読を働きかけたら購入してくれた」「『まなぶ』拡大用で仲間に話しかけたところ予想以上に反応が良く拡大に結びついた」などの発言も出されて、改めて『春闘ハンドブック』の拡大は春闘のバロメーター、『まなぶ』や『月労』の拡大は労働運動のバロメーターであることを確認しました。
最後に現地実行委員会ニュースづくり、名刺広告の呼びかけなどを意志統一し、全国交流会の成功に向けて、各県からの活動を強めることを確認しました。
(現地実行委員会事務局次長・藤井)
〔富山〕
『まなぶ』学習会を再開します
※ 親子丼の会ニュースより
80年代頃まで、県下にまなぶ学習会が続けられていた。いつの間にかその学習会は、消えていったと聞きます。しかし情報が氾濫し「なにを信じて良いかわからない時代」だからこそ、「働く者の立場」で見ていくことが、たいせつになってきています。マスコミ、ネット等を通じた四六時中の宣伝で、「常識」に洗脳されていますが、これに負けないためには、継続した交流・学習が大切だと考えました。
プライベートな時間が削られてしまう学習会は、たしかにわずらわしいと思います。しかし人間は「なぜ」という探求心も一方に持ち合わせています。業績評価制度とのたたかいいのなかから、「知事は俺たちを、どうしようとしているのか」という疑問に突きあたります。気張らずに、焦らずに、束縛されずに、「働く者とは」を考えていきましょう。
「丼の会」が一歩踏み出し、学習会を始めましょう。必ず県下に広まっていくことを信じて。スタートの参加メンバーは6人です。25歳代2人、40歳代?2人、50歳代2人で、まさに親子ほど歳の違う構成から、「丼の会」と名付けられました。さてどうなることやら……。ともあれやってみましょう。
親子丼の会「旗揚げ学習会」は、06年12月20日午後6時より7時30ごろまで。「」まなぶ』を基本としつつ、「業績評価と査定給とは」をテーマに行います。
学習会では、@相手の話を折らない(逆の立場は、長くならないように)、A自分の考えを押しつけない(解りやすい説明の努力を)、B組合機関の学習会ではないと言うこと(結果としての行動意欲)が基本です。『まなぶ』12月号を持って来てくださいね。
〔「親子丼の会」初顔合わせ〕
12月20日、親子丼の会は初顔合わせの学習会を行いました。初めての集まりであり、お互いぎこちなさがありましたが、食事をしながら少しずつ空気はなごんでいったように思います。会の構成は名前の通り、
親子ほど年齢の違う人で構成されています。年齢の違いをはじめ忙しい仕事、遠い家など多くの障害がありますが、それを越えてつなぎあうなにかがあるのだと思います。
10月から職場で進められている業績評価制度は、2月をもってまとめよということになってきます。私たちの不安が取り除かれたものになるかどうか、格差と競争は除去できるかどうかが焦点です。民間でもこの種の評価制度が広がっているとききますが、情報・資料があれば持ちよって下さい。
第2回親子丼の会は、07年1月31日です。(「親子丼の会」bP、2より)
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●各地で労働講座、学習会
〔埼玉〕
27回目の西部講座、のべ260人が参加
昨年の11月末から5回の講座で、第27期西部講座を開催しました。事前に要請文やポスターをもって労働組合にお願いに行くなどの取り組みで、延べ260人の参加がありました。講座は、「労働組合の役割」「賃金とは何か」「規制緩和で崩されるセーフティーネット」「憲法をめぐる政治情勢」「労働者のものの見方・考え方」で、主に労働者が学ぶべく基礎的な講座を中心に行いました。
また、東武鉄道労組や全農林、JPU、埼玉医大毛呂山病院労組の仲間からの職場報告や労大の本の販売も行いました。きびしい状況のなかで、大勢の仲間が参加してもらえたことに自信はもつことができました。
来年はもっと裾野を広げる努力を強めたいと総括しています。
実行委員会は前回の「人手不足」の反省をもとに、社民党や東武鉄道労組東上支部の皆さんに(青年部の方々にも)協力してもらって、受付から司会までスムーズに進行することができました。実行委員の皆さんの多大なご協力で成功裏に終わることができました。みんなでやりとげる充実感をあらためて感じました。本当にありがとうございました。来期もユニークな企画で、学びつづけられる講座にしたいと考えています。
(第27期労働大学西部講座実行委員会)
〔埼玉〕
東部講座、新入組合員も対象に
10月24日〜11月7日まで東武鉄道労組春日部支部会館で全5回の講座を開催しました。今回は東武鉄道労組で8年ぶりとなる高卒の新入組合員が入ったことから、前段の実行委員会の中で新入組合委員を対象とした講座を1日設け、職場役員の協力を要請することなどを確認しました。
昨年の講座では東武バス労組の協力で受講者が大幅に増加しましたが、今回はさらに増え、参加者は延べ218人となりました。またの社会保険職場の仲間の参加や、新しい仲間に触発され久々に参加した活動家の顔も見え、急遽椅子を用意するなど充実した学習会となりました。
各職場の協力で新入組合員も聴講ではなく受講生として参加していました。どの講座でも真剣に聞き入っていましたが、講座の内容は少し難しかったのではないかと感じました。私自身もそうでしたが、初めから内容を理解するのは困難だと思います。2回、3回受講するごとに少しずつ理解していけると思います。07年の4月には別部門でも新規採用が予定されていますが、次回も受講してみたいと言ってもらえるような講座を作っていきたいと思います。実行委員会としての永遠のテーマではありますが、今回の講座ではより強く感じました。
(埼玉東部講座実行委員会事務局長 小川賢一)
〔広島〕
中国ブロックで古典学習会
労働大学中国ブロックセンターでは、11月18〜19日に、佐賀大学の平地一郎教授を講師に迎え、賃金論の講演会と『賃金・価格・利潤』の学習会を開催しました。
取組にあたっては、県協の組織内だけではなく、『まなぶ』や『月刊労働組合』の読者や労組にも働きかけましたが、行事が重なり、緒果的に2県協からの参加でした。
賃金論の講演会では、『賃金・価格・利潤』の書かれた歴史的背景について学習しました。また、賃金闘争の歴史では労働組合の合法化から労働協約による賃金表の作成、最低賃金制度、同一価値労働同一賃金などについて学びました。
学習会は、2章ずつレポートを担当しレジュメをもとに報告、そして講師からの注釈が入るといった具合に、時問的な制約がある中でしたが活発な論議を行いました。
(労働大学中国ブロックセンター 事務局長・岡純児)
●労働大学調査研究所
再建へ準備開始
労働大学調査研究所は、労働大学の解散以降、『月刊労働組合』の編集を柱に活動を進めてきました。
今日の情勢は、労働運動の前進に向けた調査・研究活動の必要を迫っています。そこで、改めて労働大学調査研究所を「労働問題の調査・研究」機能として、その体制づくりへ準備をはじめました。とくに、『月刊労働組合』500号記念レセプションにご参加・ご協力をいただいた方々を中心に研究会員(仮称)をつのり、5月に準備会を開く予定です。
労働大学調査研究所は、ネットワーク労働大学を構成する一組織と位置づけています。設立によって、労働大学出版センター、講師団との連携などがいっそう充実したものになるでしょう。
最後になりましたが、『月刊労働組合』編集長が、藤井俊道から松上隆明へ交代いたしました。これからも、月労へのご指導・ご協力をよろしくお願いいたします。
(『月刊労働組合』編集委員・藤井)