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ネットワークニュースNo5 (全2ページ)
(2007.11.12)
 
持ち寄り、つなげあった学習運動
若い仲間と学習強め、九州での再会を誓う

−第七回まなぶ全国交流会開く−     次のページ
台風の中で130人超が結集
第7回労大まなぶ全国交流会は9月7日、「持ち寄ろう学習の実践を・つなげよう学習の経験を・つくりだそう地域に職場に学習の場を」をスローガンに開催されました。当日は台風直撃で、不参加の連絡が入るなかでも、北海道・東北・関東・北信越・東海・関西・中国・四国・九州の9ブロック21県から、130人を超す仲間が長野市に結集しました。
開会集会は、台風のため予定から30分遅れて始まりました。
山口わか子・実行委員長は、「今の私があるのは『まなぶ』との出会いでした。週1回、お昼休みに『まなぶ』を使った学習会によって、私の人生観が180度変わりました。『まなぶ』が私を育ててくれました」と激励のあいさつ。
メッセージの紹介に続いて、伊藤修・埼玉大学教授から『下がり続ける賃金を考える』と題して講演。伊藤さんは「資本家は、これ以上賃金が上がったら会社がつぶれるというが、それは『自分の取り分は減らさない』ということだ。俺たちの取り分を増やせと労働者が言うことが大切だ」とアドバイス。質問も出されて、2時間の熱のこもった講演でした。
 
〔憲法、民営化などを課題に分科会〕
 そのあとは、8つの分科会に分かれて、友の会運動や講座・講演会の取り組み、職場の学習会づくりなどの「学習運動」と、憲法やJR尼崎事故問題、民営化問題や組合づくりについての「課題別交流」が行われました。座長の報告を紹介します。
「討論の中心は、一人ひとりが『まなぶ』を読み切ろう。学習会づくりに向けて、独習を強めよう。自分自身が何のために運動をしているのか問い直して見よう。1歩進めるため、課題をより深く振り返ってみることが必要であるなど、突っ込んだ討論をした」(第1分科会・島根/奥迫)
「若い仲間たちと一緒に学習会をはじめた富山の『親子丼の会』の報告に学びながら、『まなぶ』の配本・集金の苦労、仕事がきびしい中でも学習会をやり続ける努力が出しあわれた。(第2分科会・谷本・大阪)
「福知山線の事故、そこで働く人たちの話が聞けた。公務員バッシング、郵政の民営化など時間が足りなくなるくらい出てくる。今日の話を、職場や地域に持ち帰ることが大事」(第6分科会・網走/鈴木)。
 
〔映画で三池闘争にまなぶ〕
夕食後は、現地実行委員会の推薦の三池闘争を描いた映画「終わらない炭鉱の物語」を鑑賞、一日目の最後は、台風の中を駆けつけた疲労をおいしい食事とお酒で回復しました。
 
二日目は「賃価利」学習と野外を満喫
第2日目は『賃金価格及び利潤』の学習会と野外交流、そしてメインイベントの大交流パーティーです。
 
〔分散学習会〕
まずは、若い仲間の学習会の感想から。
「読んでも理解できませんでした。帰ってから読み直して、はっきりと理解できるようがんばりたいと思います。今後は、労働者の権利・価値などを勉強して交渉などに役立てたいと思います」(香川/Z)
「とても難解な文章で読んでみてもまったく理解できませんでしたが、講師のわかりやすい説明もあってそこそこ理解できたと思います。また、さまざまな地域や職種の人と賃金について話ができて、とても有意義でした。不満や不安は一人でかかえていては何もかわらず、声を出していろいろな要求を出していこうと思いました」(富山/F)
「業務終了後や休日に有志で学習会をしています。この本は文章が“古典的”でわかりにくかった。しかし『経済学入門』や『共産党宣言』同じ内容だったので、これからの学習文献になると思った。また、職場討論で出された不満の声から、新潟に戻っての取り組みの参考になると思った。次回はたくさんの青年を参加させたい」(新潟/H)
「労働力の価値は、労働力を再生産するために要する必需品の価値で決定するという原則を再確認しました。現在職場では、臨時、正規という労働形態によって、同種の労働・責任に対して、差をつけた賃金の支払い方法や契約が存在します。私たちは資本の無責任さに対して、仲間と実態をつきあわせることで労働者総体の問題とし、全体化し、闘争を展開しなければいけないことを学びました」(徳島/T)。
 
〔野外交流〕 
好天に恵まれお弁当をもって思い思いのコースへ。
そば打ち体験に参加したTさんは、「面白かった。お弁当を食べたあとにまた自分で打ったおそばを食べておなかいっぱい」とのこと。
湯田中温泉コースの案内役をつとめていただいた長野県協運営委員のYさんは、朝早く下見に行って、おサルが入浴しているかどうか確かめてきてくれたそうです。感謝。
「北アルプスの大展望を楽しむ」コースは、楽しみにしていたサマージャンプの大会が見られずに残念無念でしたが、信州の温泉を楽しむことができました。
 
〔大交流パーティー〕
新潟=ギター、富山=アコーディオン、長野=アコーディオンとボーカル4人組の歌でスタート。司会は新潟の箱田さん。長野県協の平沢会長の「乾杯!」から2時間、写真を取り合ったり、旧交を温めたりの楽しい時間でした。
恒例の各県ごとの参加者紹介では、「今日から『まなぶ』をとります!」という声に大歓声。
 
最終日・九州での再会を誓う
 9時から始まった閉会式は、山崎耕一郎労働大学講師の『平等を実現する社会を』の講演でスタート。山崎講師は、社会の発達とともに平等についての考え方も進歩していることや資本主義社会が実現した形式上の平等を実質的な平等に発展させるのが社会主義であることを、日本の思想家の例などもまじえて紹介しました。そして、「グローバル化・経済競争の激化のなかで格差や貧困が広がっている社会を問題にした運動とたたかいをつくりあげよう」と提起しました。
 つづけて、各ブロックや県からの「感想と決意」の報告、谷本代表による「まとめ」があり、次回(2009年)は九州で会うことを誓い合い、アピールを採択して、閉会集会を終えました。
 (現地実行委員会)
 
〈寄せられたメッセージから〉
 「学習と交流が私の活動の原点です。全国津々浦々に労大・まなぶの学習運動が広がることを祈念します」(社民党・又市幹事長)
「全国交流会の成功を祈っています。高齢のため行くことが出来ないのが残念です」(木原実・元労働大学学長)
「学ぶことは真実の途を照らしてくれます。学び続けましょう」(早川鉦二)
[メッセージをいただいた方々] 長野県平和・環境・人権労組会議副議長宮下洋・佐藤正幸
 
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