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過去に漫画クラブと漫画クラブ以外にブログなどで書き連ねた「放言」を集めてみました。
的外れのことを書いていたり、予想や妄想が当たってしまったりと、まさに放言ですが、その時代を振り返るのも面白いかと思い、ここに再録することにしました。

−2001年−


日    付 初期掲載
2001.1.27 「便利さとエコとは両立しない」

コンビニの弁当・サンドイッチは日に数回配達しているというのはよく知られた話だ。 
大手化粧品会社はマッチ箱1個にも満たないほどのアイブローのレフィル1個でもチェーン店から注文があれば配達車を走らせている。 
たしかに便利で消費者に親切かもしれない。 
そのためにどれほどの資源(燃料はもちろん道路などの社会資本)を浪費しているかを考えるとぞっとする。 
ジャスト・イン・タイムとかオン・ディマンドの時代はそろそろ終わりにする必要があるだろう。

漫画クラブのコラム
2001.2.11 「えひめ丸沈没事件」

アメリカの原潜に日本の船が沈められたと知らされても、その後2時間もゴルフを楽しんでいたようなアホウを、われわれは総理大臣と呼んでいる。

漫画クラブのコラム
2001.2.17 「恥部を国の代表にした日本」

顔のまんなかにオチンチンを貼り付けてもそれを鼻と呼ぶことはできない。その下にケツの穴を持ってきてもそれを口であると言うことはできない。 
日本人は今、日本人の恥部を日本人の顔だと称している。言うまでもなく森何がしとかいう愚物のことである。 
それにしてもゴルフが亡国レジャーであることを改めて認識させられたこの1週間だった。

漫画クラブのコラム
2001.3.4 「新しい歴史教科書を作る会」

韓国に検定前の教科書の内容が知れて問題になっている。 
その教科書なるもの自体が歴史を冒涜するエセインテリのならず者たちの所産なのだが、そのような教科書が合格することを恐れる誰かが検定前の教科書の内容を他国に洩らさざるを得ないような教育行政つまりはこの国の姿勢に問題がある。 
原潜衝突事件でアメリカには「もう十分わが国は謝罪した」という論評も起きている。しかも日本が戦争中の犯罪について謝罪していないことを引き合いに出してだ。 
つまり日本の歴史に対する姿勢はそのように見られているのだ。昭和天皇は死ぬまで日本の侵略行為に対して謝罪しなかった。天皇はれっきとした国家元首であるのにだ。

漫画クラブのコラム
2001.3.17 「不景気にもそれなりの効用?」

消費者はより安い物を買うようになった。 
よりながく物を使うようになった。 
だからますます景気はよくならない。 
しかしよく考えるともともと日本の物価水準は高い。物を大切にしてなかった。 
と、それだけならば不景気も悪いことばかりではないと言えそうだ。 
しかし安かろうと、ながく使おうと、それ自体がそもそも無駄なもの・くだらないものだったとしたら、そんなものを節約しても日本人は利口になったことにはならないだろう。 
そうなると不景気に効用を認めるのはむずかしい。

漫画クラブのコラム
2001.3.24 「規制緩和とは弱肉強食の奨励」

規制緩和と行政の過剰介入是正でほんとうに得をするのは誰だろう? 
より弱いものは淘汰される。 
淘汰されるのは弱体企業や零細小売店だけではない。消費者だってより弱いものが保護されなくなるのだ。

漫画クラブのコラム
2001.3.31 「大新聞のあくどい実質値上げ」

また新聞の活字が大きくなる。記事の量が減るわけだから、これはていのいい値上げである。 
20年前に比べて字数が14分の11に減ったことになる。「大きくなって読みやすく目にやさしい」だなんて、まったくよく言うわ。

漫画クラブのコラム
2001.4.5 「便利になって本当に得をするのは誰か」

不便であるよりは便利である方がいいかも知れない。 
便利にはほとんど必ずといって良いほど浪費がつきまとう。コンビニの弁当しかりケイタイしかり新幹線もまたそうだ。 
浪費が行き過ぎた挙句バブルの崩壊に直面したのはつい最近だ。 
それから何年もたっていないというのに、もう便利さだけを追求する商品がつぎつぎと市場に出され、便利至上主義ともいうべき流通業界の大勢はますます加速するばかりだ。 
狭い国土で商品・情報を手に入れるのに1分1刻を争った挙句、いったいほんとうに得をするのは誰なのだろう?

漫画クラブのコラム
2001.4.7 「イチローMLBデビュー」

日本のプロ野球選手がアメリカで活躍することで、早くも日本のプロ野球の将来をあやぶむ人たちがいる。
くだらんことを心配するよりもつまらん試合にダラダラと3時間以上もかけるわ、生で観たいと思ってもやかましいマニアックなファンが我が物顔でスタンドを占領するわ、こんな今の日本のプロ野球をどうにかするのが先決だろう。
イチローが日本のプロ野球ファンなど見捨てたのも無理はない。

漫画クラブのコラム
2001.4.17 「天皇など眼中にない靖国参拝閣僚たち」

物好きな新聞記者が自民党の総裁選で、候補者に靖国神社の参拝についてのコメントを求めて新聞ネタにしている。
ところで,ふと思うのだが総理大臣の靖国神社の参拝がそれほど問題なのなら,天皇が靖国神社に参拝しないのはいったいどうでもいいことなのだろうか?
天皇が参拝しなくとも良いというのは、つまり天皇という存在が靖国神社の上位にあるということではないか。
ところで日本の今の法制上は天皇は日本の国家元首である。総理大臣は単に国家第1位の官僚であるに過ぎない。
どう考えても天皇と靖国神社と総理大臣の公式参拝はグロテスクなまでにイビツな関係のようにしか思われない。

漫画クラブのコラム
2001.4.21 「猿芝居総裁選」

自民党の総裁選も大詰めに近づいてきているが、前回の時と同様に党員登録のでたらめさが暴露されている。
よくもこれほどでたらめで嘘つきの破廉恥集団を日本の国民は支持しつづけられるものだ,と今さらながらに感心してしまう。
もっとも自分自身がでたらめで嘘つきで破廉恥な性格なら、ああいう集団を支持するのも当然か。

漫画クラブのコラム
2001.4.26 「小泉(アメリカ)傀儡政権誕生」

結局まるでよくできたシナリオどおりのように新しい内閣が発足した。
新しい皮袋の中に入っているのは古いドブロクに過ぎないことを知らされるまで何ヶ月いや何日かかるだろう?
なんと言っても二世議員が相変わらず多いのにはもううんざりする。こういう連中は「政治貴族」とでも呼ぶのがいいのだろう。
貴族だから一般人の常識がないのは仕方がないとしても、「御曹司」を担ぎ上げたがるバカどもがいる限り日本は衰退するばかりだ。

漫画クラブのコラム
2001.5.6 「駐車違反摘発で公金を豊かにしよう」

駐車違反の罰金・罰則は低すぎる。
高価なクルマを乗りまわせる人間が、わずかな駐車場代と歩くことを惜しんで繁華街の道路を占拠するなどということを安易に容認することが、どれほど社会のモラルを虫食んでいるかを考えると、わが国はほんとうに金持ちに甘い国だといわざるを得ない。
もっと取り締まりも罰金も強化して、それによって得た公金で駐車設備なりクルマに代わる交通システムなりを整備すればよいではないか。
なに、たいしたことではない。駐車違反のクルマは全て不法投棄物とみなして道路管理者たる公共団体が没収してしまえばいいのだ。
罰金ではなく没収されたものを買い戻させるという発想ならば、今の罰金より2桁は多くとも良いだろう。

漫画クラブのコラム
2001.5.19 「弱肉強食の肉には消費者も含まれている」

低迷を続ける百貨店・量販店を尻目に一部のドラッグストアチェーンは好調だ。
そういう企業は弱肉強食に徹底している。
その弱者には同業他社はもちろんだが零細小売店も自社の社員も卸もメーカーも運送業者も含まれる。
そして忘れてならないのは消費者も、その企業に道路や公共サービスを提供している社会も弱者は食い物にされているということだ。

漫画クラブのコラム
2001.5.24 「報道が無視したら意味がなくなる政治家の靖国参拝」

首相が靖国神社に公式参拝するのどうのとやかましい。
しょせん自民党の大切な票田である旧軍人や軍人遺族に対してのポーズにすぎないのに、毎度毎度報道がにぎにぎしく宣伝するものだから、彼らにとってはただで選挙運動をやってあげているようなもので、絶対にやめるわけがない。
報道がいっさい無視したら、たぶん翌年にはクソ暑い真夏にかしこまって参拝する政治家などいなくなるだろう。
批判すると見せて実は彼らのお先棒を担いでいるのが報道の正体だ。

漫画クラブのコラム
2001.6.1 「政治的売名行為に利用される英霊」

ところで政治家の靖国神社参拝が公式だの私的だのと言われていることの核心は、記帳するときに名前に肩書きをつけるかつけないかにあるようだ。
一般庶民は神社にお参りするといっても、お払いを受けて玉ぐしをささげるのはまあ厄払いか七五三の時ぐらいのものだし、記帳してお参りすることはまずない。(少なくとも私の生きてきた範囲では)
そこで素朴な疑問なのだが、戦争の犠牲になった霊に敬意を払い祈りをささげるために、記帳することだの肩書きをつけるだのと、いちいち名乗りをあげることが必要なのだろうか?
どう考えても真摯な礼拝とはほど遠い。
しょせん政治活動としての売名行為なのだ。
こういう輩に利用されている戦争犠牲者の魂はさぞ無念に思っていることだろう。

漫画クラブのコラム
2001.6.9 「結局のところ搾取されただけの団塊の世代」

能力給制度を採用する大企業が増えつつある。
年齢給・家族手当などを廃止もしくは段階的に縮小してゆき長期・短期の業績比例給と役職手当を給料の主体にしてゆこうというわけだ。
これ自体は悪いことではない。個人の能力は年齢に比例するものではないし、家族を持っている社員の方が仕事ができるわけではない。
しかし数十年前まだ給料・役職などで厳然とした年功序列制度の時代に会社員になって、薄給に甘んじながら馬車馬のようにこき使われて中年になった今、「能力給に変わったのでもう降給はあっても昇給はありません」と言われて納得できるだろうか。
だったら昔の安かった給料を補償しろ。
昔管理職がのうのうと仕事にかこつけてゴルフにふけったり、会社の金で飲み食いしながらなおかつ平社員の何倍も給料を取っていた一方で、管理職の何倍も働いて会社を成長させていたのはいったい誰だ。
大差ない仕事をさせながら賃金格差を当然のこととしていた言うなれば若年従業員搾取の過去を清算しないで制度改革だけをやろうというあつかましさがなければ、日本の企業に未来はないということか。

漫画クラブのコラム
2001.6.11 「愛国心の嘘くささ」

自虐的歴史観を改めさせる必要があるとか言うほどの愛国心があるのならば、いまだに大切な国土も領空も占有されながら「思いやり予算」とか呼ばれる上納金をアメリカ軍に納めつづけている売国的政府の方をどうにかしろ、と例のうさんくさい教科書を作った連中に言いたい。
ありもしない愛国心を振りかざしているふりをしてもだまされるものか。

漫画クラブのコラム
2001.6.23 「田中真紀子」

ある女性が外務大臣としての資質が問われている。
無理からぬところもあると想像する。
あの女性の父親は角栄である。古参政治家だろうが省庁の幹部だろうが小僧呼ばわりし阿呆扱いしていた超大物政治家である。(末路は無様なものだったが。)
そういう人物の薫陶を受けて育ったのか、傍らで見聞きして自然とそうなったのかはわからないが、あの外務大臣が役人上がりの政治家を阿呆だと思い、省の幹部を単なる丁稚小僧のごとくに扱っても、まったく不思議には感じられない。
ごく自然なことだと思う。しかし当然とまでは言えないだろう。

漫画クラブのコラム
2001.6.30 「小泉純一郎、福田康夫、安倍晋三、鳩山由紀夫、石原伸晃・・・」

選挙方式が変わるために次の参議院議員の選挙では、比例区に多勢の有名人・知名人が立候補しそうだという。
昔と違ってタレントではなく、文筆家・スポーツ関係者・TVによく出る学者などが多いようだ。
別に悪いことではないだろう。世襲政治家だらけになるよりは、ずっといい。
そう言えば今一番騒がしい外務大臣とマスメディアの操縦の上手な総理大臣も二世議員だ。官房長官も野党第一党の党首もそうだし、行政改革担当大臣もそうだ。
世襲政治家が集まって改革を合唱するなんて、どこかおかしい。
この国は政治改革でも社会改革でも民衆の力によってではなく、伝統的権威によってしか行われないのだ。
これは良くない。民主主義が形式化している。やはり政治を民衆のものに取り戻さなければいけない。
その意味では民衆によく知られた人間が政治に参画することは決して悪いことではない。ただ議員になってから伝統的権威に追従するのではなんにもならないけれど、、、

漫画クラブのコラム
2001.7.7 「沖縄米軍兵の犯罪」

また沖縄で問題が起きている。
仮に沖縄に基地が集中していなければ、日本国中にアメリカ兵の犯罪が分散しているだけのことで、問題の本質は沖縄そのものにあるわけではない。
外国人の犯罪が日本国内で頻発するようになり、身柄を拘束され送検される外国人が多くなっているこの時代に、アメリカ兵だけが特別扱いされなければならない。あまりにも異様で理不尽で非独立国家的なのだ。

漫画クラブのコラム
2001.7.14 「何はともあれ自民党」

今回の選挙は自民党の楽勝に終わるだろう。
ブッシュの当選、アメリカの景気後退、えひめ丸事件、CTBT問題、普天間基地問題、米軍兵暴行事件、ミサイル防衛構想、森政権の終焉、小泉人気の沸騰、京都議定書問題、扶桑社の教科書問題。
まだまだ挙げていけばきりがないが、これだけでもひとつの構図が見えてこなければ嘘のような気がするのだが、、、
ありもしない「改革」という言葉にだまされて投票する選挙民はさぞ多いことだろう。
いや「ありもしない」は取り消しておこう。
「改革」はあるだろう。今の不況や基地問題には屁のツッパリにもならないどころかさらに深刻にさせるような改革が、、、

漫画クラブのコラム
2001.7.21 「不況に打つ手なし」

構造改革の中身がよく分からないまま選挙に突入した。
日本の経済全体の影響はともかく、流通業界に身をおく立場から言わせてもらえば、今の不況は消費の低迷の姿をとっている。
収入が目減りするほど金利が低かろうと何だろうと貯金したがる国民性は消費の抑制にどうしても傾きやすい。
と、なると今の不況をとりあえず打開するには所得税減税をおいて他にないことになる。
なんにせよ、どこの政党も候補者も今の不況をどうするかについて、魅力的な提言をしていないのが現実だ。

漫画クラブのコラム
2001.7.28 「選挙の結果など翌日の朝刊で十分」

明日は参院選挙の投票日。
あいかわらずテレビ局はこぞって選挙速報をやるみたいだ。NHKだけで済むことをなぜ民放までが血道をあげてやらなければいけないのだろう?
選挙にはもちろん関心はある。しかしその結果については即日知る必要がないし一刻も早く知りたいとも思わない。
選挙はスポーツではない。
速報をやって日本国民の政治に対する関心が向上するのならともかく、何年もテレビ速報をやって投票率はいっこうに良くならないではないか。
それとも、テレビ局が日頃の日曜日に流している番組は、しょせん放送してもしなくてもいいという程度の代物に過ぎないということか。
国民的関心事だから放送するというのなら、日頃の国会審議こそ徹底的に放送すべきもののはずだ。
視聴者を馬鹿にするのもいい加減にしろ。

漫画クラブのコラム
2001.8.4 「機密費流用問題」

外務省の一連の不祥事は個人的なものではなく組織的なものだったことが明らかになった。
やっぱりね、としか言いようがない。

漫画クラブのコラム
2001.8.11 「税金つぎ込んで食わされるのは昔よりもまずい米」

最近の米は美味くない。家でも外食でも美味いと思えるご飯に出会ったことがない。
40年も昔、普通の配給米を(いまどきの電子炊飯ジャーみたいなハイテクをいっさい使ってない)電気釜で炊いただけのご飯の方が、コシヒカリとかアキタコマチなんかより、よっぽど美味かった。
新米の出回る時期はまして美味かった。
なぜだろう?
なぜかはわからないが米作農業に税金をつぎ込んで保護して、そのあげく美味くない米を食わされることには腹が立つ。

漫画クラブのコラム
2001.8.13 「品性知性なき首相」

実は昨日、今年の靖国神社の一件についての純一郎が取るであろう姑息な手段を題材にして漫画に描いた。 
描いた順にアップロードするという自分のルールに従って、4週間後に皆さんにお目にかけることになる。
それにしても、あまりにも姑息なやり方に、小泉純一郎と言う人間の品性そのものの卑しさが浮き彫りになったので、日本人として恥ずかしく悲しくなる。
「個人の心情の問題」と言うのなら小泉個人の心より、大日本帝国に虐げられた人々の心情をまずおもんぱかるべきだろう。
この程度のこともわからない知性の低さについて、もはや形容すべき言葉は見つからない。

漫画クラブのコラム
2001.8.18 「閉塞された若年層はいつまでも弱者でいるだろうか」

メジャーリーグで活躍するイチローや佐々木を見たくてアメリカまで出かける日本人が多いようだ。
肝心の観戦チケットが手に入らなかったりやたら高かったりしているとも報道されているが、そんなことはどうでもいい。
海外旅行者数も増加に転じたというし、先の見えない不況下にある筈なのにキリギリスとアリの対比的な存在は、かえって浮き彫りにされていく。
繁栄するものと閉塞されたものとがあまりにも対比的な社会が進んで行った結果が、ナチスを育て日本を大陸侵攻に追いやったし、現在でもヨーロッパに極右勢力を伸ばしている。
そして日本でも中韓両国に対しての反感を剥き出しにする若者を育てている。他者への暴力や虐待によってしか満たされない若者たちが極右勢力に結集したときアリは凶暴化し、キリギリスは無力な存在になるだろう。
歴史は繰り返さずにはいられないのだ。

漫画クラブのコラム
2001.9.1 「歌舞伎町雑居ビル火災事件」

防災の日に44人の犠牲者を出す大惨事。
横田の米軍基地で自衛隊を動員して訓練のデモンストレーションなどをやる前に、もっとやっておくべきことがあるだろう。
苦労知らずのおぼっちゃま知事の執務室から歩いて30分とかからないところで起きているのだぞ。

漫画クラブのコラム
2001.9.8 「改革者としての覚悟」

ペレストロイカとグラスノスチを断行してソヴィエト連邦の共産主義一党独裁体制と全体主義国家体制を解体した最大の功労者は言うまでもなくゴルバチョフだが、改革抵抗勢力のクーデターとアルコール中毒の野心家エリツィンのために、ペレストロイカの半ばで指導者の立場を失ってしまった。
洋の東西を問わず国家の改革を断行した者で自らの成果を見届けることが出来たものは非常に幸運である。
失脚、暗殺、裏切り、クーデター、戦争、内乱、スキャンダル・・・改革を推進すると必ずこういった障害に出会う。
小泉純一郎は広報マンとしては有能かもしれないが、改革者としての覚悟の程はどれほどのものだろうか。
改革に対しての悪条件が積み重なっていく中で、どこまで自らの発言に責任を取ることができるのか我々一般市民はよく監視する必要がある。

漫画クラブのコラム
2001.9.12 「9.11同時多発テロ」

神は沈黙している。
もし神は饒舌であり、神こそが悲惨な人間同士の殺し合いを演じさせているのだとすれば、人間は断固としてそのような神を滅ぼさなければならない。
神はなんと答えるのか。語るべきは神であり人ではない。神は答える必要がある。
だが神は深く沈黙している。

漫画クラブのコラム
2001.9.16 「テロがあっても海外旅行」

不況不況と言われているのに日本の海外渡航者は増えている。
と、思っていたら海外渡航熱に水をさすような事件がおきた。
だがテロに遭うかもしれないからと旅行を取りやめられるような人たちはまだいい。
気の毒なのは仕事上やむなく海外に出張したり駐在したりする人とその家族たちだ。

漫画クラブのコラム
2001.9.22 「F1レースで勝てなくなっていたHonda」

ホンダがF1に復帰して2年目になるがいっこうに勝てそうにない。
パートナーになったチームにも問題があるのかもしれないが、前回F1に復帰した時に比べると勢いが感じられない。
もしかしたら、今の日本がいつのまにか技術先進国としての地位を低下させているのを象徴しているのかもしれない。
トヨタは2002年からF1に参戦するというが、そんな疑問を解消してくれるだろうか?

漫画クラブのコラム
2001.9.30 「長嶋茂雄2度目の引退」

長嶋監督が引退する。
昭和という時代の残像がまたひとつ消える。
長嶋がヒーローたりえたのは昭和の現役時代の活躍があったればこそである。今も長嶋がファンを惹きつけてやまないのは現役時代の残像を今に重ねて見るからに過ぎない。
昭和はもはや歴史の中でしか語られない。

漫画クラブのコラム
2001.10.4 「テロに善悪なし」

テロは悪い。
テロリストは卑怯者であって英雄ではない。
もちろん日本の幕末の勤皇佐幕の殺し合いも、伊藤博文のハルビンでの暗殺もテロ、ケネディの暗殺もテロ。WTCの事件もテロ。
テロに正義も悪もない。今おきているテロを批判するのならば過去に起きたテロもまた批難されるべきだろう。
安重根はテロリストではなかったのか。中村半次郎はテロリストではなかったのか。歴史がテロを正当化し、テロリストを英雄にする。

漫画クラブのコラム
2001.10.13 「世間の不安をあおるだけのマスコミ」

狂牛病で大騒ぎ。
で、あいかわらず今回もお役所は何をやってるんだとか対応が遅いとかうやむやにしているだとかという批難がマスコミからあがっている。
実際そのとおりかもしれないが、事実が完全に明らかになっていないのに、いたずらに騒ぎ立てるのはどんなものだろう。
勇み足の報道も目立つし、なによりむやみに大衆の不安をかき立てることにマスコミは責任をとらないのが問題だ。

漫画クラブのコラム
2001.10.20 「9.11の背景」

英米語が国際語であることがWTCの惨劇の一因だと言うのは話が飛躍しすぎているだろうか。
言語が世界標準であることは価値観が世界標準であることを意味しない。

漫画クラブのコラム
2001.11.11 「連合ができて労働者の身分は下落」

不況というと人減らししている企業が当たり前になっている。
それだけ仕事がなくなっている企業はしかたがないとしても、仕事の量は変わらないどころか不況脱出のためにあれこれと見込みもないのに、対策を立てたりするものだから、かえって増加していたりする。
当然、社員は超過勤務を強いられるわけだが、企業側は労働法規をたてに残業を一定時間内に抑えるからいわゆるサービス残業がはびこってしまう。
これは不況のせいでも何でもなく資本主義社会の特性であるし、70年代から自民党政治体制のもとで着々と進められた労働組合の骨抜き化の結果でもある。

漫画クラブのコラム
2001.11.18 「看板にだまされやすい民衆の常」

案の定というべきか、小泉内閣の掲げた改革の看板は文字どおりの看板倒れになりそうだ。
もともと自民党内に改革を支持する有力な勢力など無く、ただ参議院選挙で勝つために国民に人気の出そうな役者を仕立てただけなのだから、初めっからこんな成り行きは分かっていたようなものだ。
この程度の芝居にのせられるような国民ばかりだからいつまでたっても日本の政治は良くならない。

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2001.12.1 「続・田中真紀子」

芝居に乗せられていると言えば外務大臣が部下たる役人と喧嘩しているのも、実は小泉内閣がやろうとしている肝心な問題への国民の関心をそらすための八百長であるような気がしないでもない。

漫画クラブのコラム
2001.12.15 「先送りするだけの皇嗣問題」

女帝がどうのこうのという議論が起きている。 
今の天皇が死んだら当然次の皇太子を立てねばならないから、いつかは皇室典範は改正しなければならい。
しかし改正ではなくいっそ廃止したらどうだろう。皇室典範も皇室も。
世襲制の天皇ひとりいればいいではないか。

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2001.12.29 「反対勢力対小泉純一郎」

構造改革に反対する声は与党である自民党の方が強いのは皮肉なことだ。 
参議院選挙に勝ちたいばっかりに小泉を担ぎ出したのはいいけれど、どうやって首を切ったらいいのか困っているというのが大半の自民党議員の本音だろう。
与党である自民党が抵抗して小泉内閣に何もさせなければ国民も失望して小泉支持率が下がるかもしれないが、自民党そのものの支持率も下がるから次の選挙では不利になる。
景気が回復してくれれば支持率も上がろうというものだが、彼らの言う景気対策が国の借金を増やすだけで景気そのものにはまったく貢献しないということくらい、阿呆な彼らでも承知しているだろう。
矛盾とはまさに今の自民党を言い表している。

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