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過去に漫画クラブと漫画クラブ以外にブログなどで書き連ねた「放言」を集めてみました。
的外れのことを書いていたり、予想や妄想が当たってしまったりと、まさに放言ですが、その時代を振り返るのも面白いかと思い、ここに再録することにしました。

−2002年−


日    付 初期掲載
2002.1.11 「タレント虫干し番組に出演の元大統領夫人」

年が変わって何が変わったと言えば「円安」。
こうも暗い話題ばかりではいやになるので今日は毒にもクスリにもならないことを、、、
テレビ東京の旅行番組のレポーターといえば、かつてアクションスターとか青春ドラマのスターだったタレントが、まるで失業対策事業番組かしらと思うくらいによく出てくるので、おなじみだ。
つい先日はデビ・スカルノ女史が出ていた。
独裁者スカルノ大統領から有り余るほどの遺産をもらって、かつてはヨーロッパの社交界で名をはせた(ともてはやした週刊誌もあった)ほどの女性がいまやタレント虫干し番組に出ている。
滑稽であるし、哀れでもある。
本人がそれで良ければ、別に他人がとやかく言う必要はない。
笑いたければ笑えばいい、それだけのことだ。

漫画クラブのコラム
2002.1.14 「もうやめた方がいい成人の日の式典」

マスコミの期待していたように、今年も成人の日で騒ぎがあった。
高校卒業と同時に酒もタバコもやり始めた私は、当然のように成人の日の式典には出席しなかった。
20歳になったら成人、というのはあくまでも法律上のことで、お役所が認めてくれなくとも自分が大人になったかどうかと言うことぐらい自分でわかるのが当然だろう。
とにかく、もうこういう前近代的な行事に税金を浪費するのはやめてほしいものだ。

漫画クラブのコラム
2002.1.23 「ムネオ」

見た目だけで人を判断してはいけないのだけれど、どうして(特に自民党の)政治家というのはああも悪党ヅラをしているのだろう。
最近良く名前の出る鈴木ナニガシなどは風貌も話す内容もとても知性のかけらも感じられず、品性の卑しい小悪党そのものにしか見えない。
アフガン復興の国際会議からNGOを締め出すのに一役買ったりして、まったくこんな奴を族議員として担ぐような外務省を持つ日本という国が恥ずかしい限りだが、見るからに悪党としか思えないヤカラを喜んでかつぎ上げる連中が多くてどうにもならない。

漫画クラブのコラム
2002.2.2 「部下と喧嘩した田中真紀子大臣のほうが首切り」

それにしても日本の役人は恐ろしい。 
税金は取りやすい奴から取るわ、その税金を着服するわ、はたまた公共投資の看板の陰で収賄はするわ、あくどい事をやっておいて組織ぐるみで隠蔽するわ、挙句の果てに大臣の首を落とすわ、国民を浪費と低俗娯楽にひたらせて羊のように飼いならすわ。
まったく恐ろしいとしか言いようがない。

漫画クラブのコラム
2002.2.11 「メダルが期待されるという言い方」

冬季オリンピックが始まった。
相変わらずニュースでは日本の有名選手の名に「メダルが期待される・・・」と枕詞をつけて呼ぶ。
陳腐な表現だし、こういった呼び方も選手に無用なプレッシャーをかける一因になっているのではないかとも思う。
だいいち「期待される」とは誰から期待されるというのだろう。ずいぶんと無責任な言い方ではないか。
「メダルを期待している」とか「期待したい」とか言うのならわかる。
「メダルを取れるかもしれない」とか「取る可能性がある」と言うのならもっとよくわかる。
主観的でもなければ客観的でもない曖昧で無責任で、ただ人を煽るだけの表現をしたがるところに日本のマスコミの性格が良く出ているし、極端に言えば日本人の特性が現れている。

漫画クラブのコラム
2002.2.17 「やっぱり不景気に打つ手なし」

あいかわらず景気は悪い。
前にも書いたとおり個人的には今の日本でもっとも適切な景気対策は所得減税を置いてほかにないと思っている。
景気が悪くて税収は減るばかりの中で古典的な景気対策しか持ち合わせていない国の指導者たちが減税など考えるはずもない。
よく言われているように消費は冷え込んでいるように見えるけれど、量としての消費は減っていない。質を落としているだけだ。
消費マインドが縮小していないのだから少し刺激すれば消費は活発化する。
それなのに政府がやることは国民の負担を増加させることばかりで、しかも財界がやることは国民の将来設計を暗くすることばかりだから、サイテーの利息しかつかなくても国民はせっせと貯金する。
預金量が増えても銀行業界の不良債権が解決するわけではないから、投資資金量は豊かにならない。
だから景気はよくならない。国の指導者たちの首を並べ切りにでもしない限り、、、

漫画クラブのコラム
2002.2.23 「フィギュアスケート・スキャンダル」

冬季オリンピックが判定の問題で騒がしくなっている。
何も今に始まったことではないのに、、、。ルールそのものだって、いつも特定の国や地域が不利になるような改正ばかりしているのだから、ルールどおりに運営されなくても当たり前と思わなくては。
これってどこかの国の政治に似ている。

漫画クラブのコラム
2002.3.2 「雪印食品は氷山の一角か?」

産地を偽って食肉を流通させた企業が雪印食品以外にも摘発された。
摘発された企業以外にも、いやもっと広く言えば食肉以外の消費物資でも多数の同類企業があるように思える。
産地とか銘柄とかブランドでものを選ぶ消費者心理があるのだからしょうがないか。

漫画クラブのコラム
2002.3.9 「北朝鮮軍の覚醒剤密輸船問題」

また例のおぼっちゃま知事が「不審船を揚げないなら私が倒閣やりますよ」などと放言している。 
巨大地方公共団体の首長になることで宰相になれなかった鬱憤を晴らすような人物だから、こういうオオボラを吹きたがる。 
倒閣なぞできるものならやってみろ。 
ただし、国家財政を覚醒剤の密輸に頼らざるを得ないようなみすぼらしい隣国との外交問題などを理由にしなくとも、他にもっと重要な問題があるだろう。 
こんな屁のツッパリにもならない虚言を吐くから「おぼっちゃま」と呼びたくなるのだ。 

漫画クラブのコラム
2002.3.16 「やるのが当然だったことを手柄のように言うな」

都営地下鉄の中に「東京都のディーゼル規制は国より進んでいる」という自画自賛の広告が出ている。 
日本最大の過密都市の排気ガス規制が国より進んでいるのは当たり前のことで、こんなことを宣伝するために都民の税金を使うのは止めてもらいたい。 
その上この広告をよく読むと都知事の礼賛になっていて、一種の事前選挙運動になっている。 
今ひとつ言わせてもらえば、ディーゼル車の多くを占める小型商用車(配達用の小型トラック)の台数を抑制しなければ行政としては片手落ちだ。 
近距離配達を目的とした商用車は電気自動車かハイブリッド車にする、各種の流通業界が企業エゴで走らせている配達車を共同物流にまとめて台数を半分以下にさせる、とかいくらでもやるべきことはある。 
わずかな業績を宣伝して怠慢を隠すのは民主国家の地方公共団体がやるべきことではない。 

漫画クラブのコラム
2002.3.23 「連合が誕生してから春闘は形骸化」

ベアゼロが当たり前。ベースダウンだってある。 
これで春闘と呼べるのか? 
メーカーの従業員は操業率の低下で残業が減っているから、年収は毎年のように下がっている。 
ましてサービス残業が当たり前になっているこんな時代にデフレにならないことの方がどうかしている。 
消費が低迷していることを嘆いたり業績低迷の理由にあげたりする前に、誰がこんな時代を招いたのか反省する必要がある。 

漫画クラブのコラム
2002.3.30 「裁判に負けた腹いせに裁判官を変人と呼んだ慎太郎」

外形標準課税が東京地裁で否定された。 
当然だ。どう考えても銀行だけが対象とされるのは法のもとの平等に反するし、国庫をつぎ込んで銀行を救済しようとしているのにその足を引っ張るような行為が許されるべきではない。 
だが、それ以上に問題なのはあのいびつな歴史観を持ったお坊ちゃま知事が判決を下した裁判官を変人呼ばわりしたことだ。いったいあの阿呆はこうした暴言を何回繰り返してきたのだろう。 
自分の気に入らない人物・団体をすべて異分子扱いしてはばからないような人間に権力を与えることは、良識ある市民のするべきことではない。 
もっと選挙民は利口にならねば。 

漫画クラブのコラム
2002.4.7 「年金という名称にごまかされるな」

日本の税金は高いのか安いのか? 
中流以下のわれわれにとっては税率は高いとは言えない。 
だが社会保険を加えると負担はけっこう重い。 
だいたい25年以上も払い続けて60歳以上まで生きていなければもらえない年金を保険と呼べるのだろうか? 
税金と社会保険と分けることで、国から掛けられる負担の重さをたくみにごまかされているような気がする。

漫画クラブのコラム
2002.4.18 「続・反対勢力対小泉純一郎」

自民党内がもめている。 
もっと、おおいにもめて欲しい。 
自滅の道をたどるまで、国民が呆れ果てるまで、もめて欲しい。

漫画クラブのコラム
2002.4.27 「3行合併の、みずほ銀行が開業初日に基幹システムの大規模障害」

みずほ銀行の失敗は確かに重大問題だ。 
ところでこれほどの大企業でない中小企業は基幹システムをWINDOWSベースで組んでいるところも多いはずだ。 
WINDOWSが勝手にどんどん進化するのはいいのだが、企業向けに組んだシステムのWINDOWSのバージョンを上げるのは、そう簡単ではない。 
だから今でもWINDOWS95はおろか3.1のままの企業もある。
費用を投じて導入元にバージョンアップを依頼しても、WINDOWSという非公開リソースをベースにしているので、バージョンアップ後の動作は保証されない。 
というわけで、みずほ銀行ほどではないが基幹システムを代えることは、けっこう重大な負担になることがあるのだ。 
マイクロソフトの繁栄の一部はそうしたユーザーの負担の上に成り立っている。

漫画クラブのコラム
2002.5.4 「ハイテク技術の進歩についていけない」

書き換え型DVDのばらばらな規格がやっとDVDマルチとかいう規格に収束しそうだ。相変わらずのユーザー無視のメーカーのデファクト・スタンダード争いもやっと終わりそうだ。
とはいってもDVDマルチが製品化されるのは2003年以降になりそうで、早くも記憶容量を今の数倍にしようという次世代DVDの技術発表をするメーカーが出てきているから、結局書き換え型DVDドライブはいつ買ったらいいのかというユーザーの悩みは解決しない。
もっともこれはDVDだけの問題ではなく、ハイテク商品全般に言えることだし、こうした技術競争が活発でなければ、たちまち世界的規模では技術後進国になるのだからしょうがない。
いったい技術進歩は人を幸福にするのか、それとも不幸にするのかどちらだろう? 

漫画クラブのコラム
2002.5.11 「脱北者を捕まえる中国」

北朝鮮の難民が中国経由で国外脱出を図るのを中国政府が阻止しようとするのを、新聞やテレビでは北朝鮮との友好関係のためだと説明しているが本当にそうなのだろうか?
今の北朝鮮と友好関係を結ぶことにいったいなんのメリットがあるのだろう。
どうもこれは友好関係などと呼べるような生やさしいものではなさそうだ。 

漫画クラブのコラム
2002.5.18 「就職氷河期」

製造業の生産拠点の海外移転がどんどん進む。
コストが低くてしかも豊富な労働力を求めて、産業の空洞化を加速させる。
その一方で国内の失業率は上昇してゆく。新卒の就職難は深刻化する。
しかし賃金水準を下げれば消費水準はいやでも下がるから今以上にデフレは進む。
しかも教育水準の低下が顕著になって高い労働能力という日本の唯一と言ってよい資源も失われつつある。
なんだか八方ふさがりのような状態で、これでもこの国の将来に希望が持てるとしたらよっぽど楽天的な性格なのではないだろうか?

漫画クラブのコラム
2002.5.25 「ワールドカップ日韓大会を前に」

サッカーのワールドカップといいオリンピックといい、なんだって金の亡者みたいな連中が支配しているのだろう。
たかがスポーツ娯楽団体のくせに何さまだと思っているのか、と腹が立つ。 

漫画クラブのコラム
2002.6.1 「錯覚首相の絶叫挨拶」

わが日本の首相はなんだってワールドカップサッカーの開会式の挨拶で、甲子園球児もどきに絶叫しなきゃいけないのだろう? 
いつも元気なフリをしていれば指導者としての自分を国民が頼もしく思ってくれるとでも考えているのだろうか。 
どこか錯覚しているか、国民を馬鹿にしているようにしか見えない。

漫画クラブのコラム
2002.6.8 「人の弱みに付け込むのがスポーツの最高団体」

ある程度予想はしていたものの、やっぱり起きたFIFAの不祥事。
入場券のさばけない代理店。印刷が(あやうく)まにあわなかった入場券。 
代理店も印刷会社も不透明であやしげなFIFAトップの指名らしい。 
どこの国からも法のチェックにひっからない任意団体が何百億円というカネを扱うようになれば、どうしたってこういう「犯罪」は起こる。 
こういう連中(FIFAもIOCも)に食い物にされていても、自国開催を希望する馬鹿な国がある限り、この手の騒動はなくならない。 

漫画クラブのコラム
2002.6.29 「黄海で南北艦艇が武力衝突」

何事も起こらずに終わるはずがないと思っていたけれど、やっぱりワールドカップの盛り上がりに水をさすような事件がおきた。 
真相は例によってうやむやのうちに片付けられてしまうのだろう。 
これが映画のシナリオなら当然韓国の国威発揚に嫉妬し、脅威を感じた独裁者の命令で事件がおこされたということにでもなるのだろう。 
いずれにしても北朝鮮をならず者国家と位置づけているブッシュにとっては実に好都合な事件だ。 

漫画クラブのコラム
2002.7.13 「エアコン嫌いじゃすまされない時代」

30年も昔、一般家庭ではエアコンはおろか電気クーラーをつけていることも少なかった。
暖房も炭火のコタツや火鉢から、ようやく電気コタツや石油ストーブに主力が移り変わっていた。
今はエアコンで済む時代だが、この人工的な環境を嫌う人たちは結構多い。
しかし我々東京人にとっては空気も日光も、雨さえも本来の自然なものではない。
大都市が放出する炭酸ガスや微粒子や熱気、幹線道路に充満する排気ガスと熱、夜でも明るい空。
一般家庭がエアコンで防いでいるのは自然ではなく人工気象なのだ。 

漫画クラブのコラム
2002.7.20 「巨人の試合中継を見たい人ばかりじゃないのに」

あいかわらず巨人のナイトゲームがあるとテレビ中継がある。
メジャーリーグを見ると野球というのは本来青空の下で見るのがいいということがよくわかるのだが、巨人というチームは馬鹿の一つ覚えのように夜に試合をする。
テレビ局も土曜日曜くらい野球中継など昼間だけにすれば良いと思うのだが、こちらも馬鹿の一つ覚えのようにゴールデンタイムに放送する。
これで40年以上も続けてきたのだから呆れてしまう。  

漫画クラブのコラム
2002.7.27 「所得の補足率「クロヨン・トーゴーサン」はいまだ改善されず」

人口800人ほどの村が毎年国から地方交付税と補助金を数億円ももらって豪華な村立の学校校舎を持っているという例が報道されたことがある。
その村の税収は年間3000万円ほどなので国からの補助がなければやっていけないのだそうだ。
ここで疑問がひとつ。
その村の徴税は適正なのだろうか?
住民と自治体がなれあいで所得隠しをやって税収を低くしておいて、国から援助をもらう。
そんな構図が見えてきてしまう。

漫画クラブのコラム
2002.8.10 「敗戦の日」

敗戦記念日がまたやってくる。
マスコミはあいかわらず「終戦記念日」と呼んでいる。
「戦争が終わった記念の日」とはなんという無責任な記念日だろう。国が敗戦を終戦と呼びかえることで、日本を敗戦に導いた者たちの責任をうやむやにしたのはやむをえないとして、少なくともジャーナリストはもっと適切な名でこの日を呼ぶべきだろう。
しかし、この国のマスコミが国と同じくらい無責任なのを、いまさら嘆いてもしょうがない。

漫画クラブのコラム
2002.8.13 「日本人の貯蓄好きはいつまで続く?」

利息ゼロ状態でも庶民は銀行に金を預ける。
ペイオフとは縁のない程度の金額だから心配もしていない。無料の貸し金庫だとでも思っているのだろう。
たしかにこの国は庶民の未来の生活を保障してくれないから、無駄遣いをやめてせっせと貯金をするのは無理もない。
しかしこの国が韓国や台湾よりもはるかに強大な中国に生産力でも技術力でも、追い越されるのが確実な未来にわずかな蓄えがどれほどの役に立つのだろうか?

漫画クラブのコラム
2002.8.24 「オナペットならぬお茶ペットの時代」

今さら昔を懐かしんでもしょうがないが、70年代の頃飲み水を自販機で買って飲むという時代が来ることを誰が予想していただろうか。
ただの水どころか、日本茶だってペットボトルで買って飲もうなどとは、想像もしなかった。
たしかに昔だって、コーヒーショップや料理屋では水にこだわって、わざわざミネラルウォーターだの湧き水だのを使っている店はあった。
しかし一般人があたりまえに飲み水や緑茶を買って飲むようになろうとは、いったいこれは消費文化の退廃なのか味覚の向上なのか、どちらだろう。
どちらにせよデフレとか消費不況だとか呼ばれる時代とは裏腹な現象には違いない。

漫画クラブのコラム
2002.8.28 「バブル崩壊しても浪費文化は崩壊しなかった」

ただの水やお茶を買って飲む時代は不思議なことにバブル崩壊後の不況の進行とともにやってきた。
なぜだろう?

漫画クラブのコラム
2002.8.31 「お茶汲みが女性社員の役割だった時代の終焉」

昔、会社の先輩にお茶くみや社内の装飾用の貸し植木について、「たしかに無駄といえば無駄なのだが、会社が黒字でどうせ利益を法人税で払うならば無駄をなくさないほうが良い。こういうものは会社が儲からなくなったときに廃止すればそのときに利益を産んでくれる財産なのだ」という趣旨の話を聞いたことがある。
その時たしかにそのとおりだ、と思った。
今、わたしの会社でも社員は社内の自販機でお茶を買って飲むのが当たり前になったし、貸し植木なども置いてはいない。
昔の無駄は減らされた代わりに、コピーやFAXやパソコンが吐き出して捨てられる紙の量は昔よりもはるかに増えた。
無駄というのはなかなか減らせないものだが、無駄というものがまったくない企業には未来もないとも思える。

漫画クラブのコラム
2002.9.13 「ブッシュの浅知恵」

アメリカ国の大統領は、もっぱら中東の独裁国とテロリストとの戦いを鼓舞して、自国民の政治的関心を生活視点からそらし、軍事関係者と軍需産業の利益だけはしっかり守ることに腐心している。
他の先進国はその辺がわかっているから、アメリカのアメリカによるアメリカのための戦争に巻き込まれないようにしている。

漫画クラブのコラム
2002.9.19 「危険な大相撲力士のユルフン」

貴乃花ががんばっている。
7場所も不在だったことをとがめる相撲関係者の声がマスコミに登場することが多かった。
しかし貴乃花がかくも長き不在をする原因になった武双山の「ユルフン」をとがめる声がないのはいったいどういうわけだろう?
最近は相手にまわしを取られても不利にならないように、わざとまわしをゆるく締めている力士が多すぎる。
相撲は神聖な武道であるというのが相撲協会のたてまえの筈だ。
ユルフンについての罰則規定は、まわしがほどけて陰部をさらしたら負けになると記憶しているが、規定よりなにより卑怯な力士を土俵に上げることを問題にすべきだろう。
貴乃花と武双山の問題の一番をビデオで見直せば、ユルフンが卑怯な手段であり、危険でさえあるということがよくわかるのに、問題にならないのは実に不思議としか言いようがない。

漫画クラブのコラム
2002.9.28 「法人税制度の実態は金持ちの脱税を助ける手段」

法人税をなくしたら良い。と言うと共産党なんかが真っ赤になって怒り狂いそうな気がするが、法人税をなくすと良いことがたくさんある。
1.個人事業主が会社法人を隠れみのにして節税という名の脱税をすることができなくなる。というかやる意味がなくなる。
2.会社の利益は全て出資者(株主)と経営者と従業員のものになり、個人の所得が増えるから所得税の増加で法人税がなくなるのを補填する。
3.法人税収が減った分は個人の税負担が増えることになるから、一般人も自分の納めた税金の使われ方に対しての関心が増えて、政治に対しての監視意識が強まる。(ついでにサラリーマンの源泉徴収をやめてしまえば、この効果はさらに強まる)
4.企業の活力も強まるが、それ以上に株主や従業員が企業の利益配分に対しての関心を強めて、結果的に企業の経営がより健全かつオープンなものになる。
5.税負担者が全て個人ということになれば、複雑な納税の仕組みは受け入れられないから、徴税の透明性は飛躍的に高まる。
さて、ここまで書いて、、、
いっそ、税金を所得税と一般取引税(インボイス式と納税者番号を採用し、消費税よりさらに財貨の移転に対する課税を徹底したもの)だけにしたら、徴税の仕組みも簡単で納税する側もわかりやすくなっていい。
われわれはわかりにくい形で所得税・住民税や消費税以外に多額の税金を納めているのだが、税金の仕組みが複雑すぎて理解できないし、実際の徴税は法律ではなく政令で多寡が決められているので、不当に掛けられている税金に対して政治的に訴えるという手段も事実上奪われているのだ。
そもそもこの国の税制は他人の納めた税金で公共事業などの濡れ手で粟式の儲けを企む奴と不正な使い方を温存しつつ、税金をごまかしたい奴の既得権を守るために、複雑で不当なものになっているのではないだろうか。

漫画クラブのコラム
2002.10.10 「北朝鮮が公表した拉致被害者の調査結果」

こういうことを書くと認定されている北朝鮮によって拉致された人の関係者にはめちゃくちゃに怒られそうだけれど、、、。
今いちばん大切なことは、北朝鮮に現存している拉致された人たちが、無事に帰国すること(と、日本社会に復帰できること)と、拉致されたことを認定されていない人たちの安否を確認し生存者を帰国させることではないのか?
北朝鮮が死んだと発表している人たちが、万一現存しているとしても、死んだと公表した以上、返してくれる可能性はないに等しいと、客観的には考えられるし、それよりはグレーゾーンにいる人たちの安否確認を優先するべきではないだろうか?
いずれにしてもこの問題は感情によって動かされるべきではないと思う。
あえて言う。北朝鮮によって拉致された人の関係者にはめちゃくちゃに怒られるとしても。

漫画クラブのコラム
2002.10.19 「憎悪をあおって何が残るか?」

先に断っておくけれど私は世界の平和のために何かをしたということは、まったくと言ってよいほどない。
それでも、ブッシュがイラクに対して戦争を仕掛ける行為を正当化しようとするあらゆる試みを肯定できない。
同時にテロを唯一の問題解決手段とする集団も肯定できない。
お互いの憎しみを高めることしか考えられない人たちに、この星の未来を左右されて良いはずがない。

漫画クラブのコラム
2002.10.26 「殺人は人間固有の行為」

普通、哺乳類などの高等動物は同種族で戦うことはあっても、相手を完全に殺すという例はまれである。
人間は殺意を持つ動物だ。
だが普通の人間には殺意と殺人行動との間に厚い壁があると信じたい。その壁が理性なのか本能なのかはわからないにしても。

漫画クラブのコラム
2002.11.2 「ブッシュ小泉ライン」

ブッシュ政権は北朝鮮をイラクと同様のならず者国家と読んでいる。韓国が太陽政策で北朝鮮との融和を進めているのは苦々しいかぎりだろう。
一方彼らは景気の悪化を招きかねないイラクとの戦争を強引に始めようとしている。
どうも彼らはならず者国家とはとことん対立関係を続けていたいようだ。
今回、一連の日朝交渉で日本の国民は改めて北朝鮮が油断のならない危険であくどい国であるという思いを強めたことだろう。
これはブッシュ政権にとっては願ってもないことに違いない。それどころか、実は彼らが今回の小泉の訪朝に始まる一連の事態のシナリオを書いたのではないかとさえ思う。
小泉がそれに乗ったのも、構造改革に聖域なしとしている以上、この不況下にあって日米安保体制維持のために毎年莫大な額を負担している「思いやり予算」をも聖域から外すべきだというような声が上がりかねないからではないだろうか。

漫画クラブのコラム
2002.11.16 「道路行政は矛盾だらけ」

多額の費用をかけて建設し、その上運営赤字を生み出す高速道路を作れと主張する人間の頭の中は、いったいどうなっているのだろう。
いやこの場合ハラの内と言うほうが正しいだろう。
赤字になるということは需要が少ないということで、需要が少ないということはそもそも建設する必要がないということではないか。
そんなことより、国道でさえいまだに片側1車線が当たり前、幹線道路の交差の立体化も不十分、幹線道路の排気ガス汚染問題も未解決というおそまつな一般道路をどうにかする方が先決だろう。
「もう自動車関連税を道路特定財源とする必要はない」などと、いったい何を根拠にこんな馬鹿な発言をするのだろう。
それにしても馬鹿な首相と馬鹿な与党に国を預けるしか今の国民に選択肢はないのか?

漫画クラブのコラム
2002.11.23 「プロ野球の人気低下」

巨人が金の力でさらに戦力を補強しようとしていることに批判が集まっている。 プロ野球そのものの人気が下がることを憂慮する声もある。 
別にかまわないと思う。 
だいたいプロ野球はファンのために今まで何をしてきたのだ。 
伝統的といわれる大相撲でさえ、中継放送というものが始まってから放送時間 枠内に全取組みが収まるようにルールを代え立会いの時間や土俵を掃く時間を調整している。 
だから6時のニュースに相撲中継が食い込んだりしない。 
バレーボールなどの国際ルール変更もテレビ中継時間を意識したものだ。 
それに引きかえプロ野球はあいかわらずダラダラと3時間以上もかけて試合を やっている。 
その上野球場に金と太鼓を持ち込ませて大騒ぎさせ、ほんとうにじっくりと試合 を楽しもうというファンの足を野球場から遠ざけている。 
こんなファン無視のプロスポーツなど人気が低下して当然だろう 

2002.11.24 「日本の警察が優秀というのはただの神話」

犯罪の検挙率が主要5カ国の中で4番目(最下位は当然アメリカ)になっているそうだ。
犯罪そのものが外国人による組織的なものが増えるなど多様化しているということもあるだろうし、警察が腐敗しているということもあるだろう。
日本人は水と安全はただ同然だと思っているという時代は終わった。

漫画クラブのコラム
2002.11.30 「そう簡単に返されるわけがない拉致被害者」

北朝鮮による拉致被害者たちの帰還の問題が長引いている。
普通に考えれば当然予想されるようなことが起きているに過ぎないのだが、日本のジャーナリズムはまるで痴呆のようなコメントを並べるばかりだ。
馬鹿が抜け駆けしてろくでもない妙なインタビューをしたかと思うと、その馬鹿をネタに被害者家族の感情をわざわざ逆撫でしてそのコメントを売り物にする阿呆がいる。
まったくこの国には健全でまともなジャーナリズムは育たないのだろうか?

漫画クラブのコラム
2002.12.8 「戦争しますよと、また慎太郎の無責任放言」

国家財政を覚醒剤の密輸に頼らざるを得ないようなみすぼらしい隣国と以前 書いた。
ずっと以前に週刊誌に書かれた話を、事実だろうと断定してこう呼んだのだが、 どうやら例の沈没船を引き上げた結果、間違いないらしい。
他国民の誘拐といい、覚醒剤の密輸といい、こうした犯罪を確信犯として繰り 返す国家を外交交渉の相手とすることは、きわめて難しい。 
だからといって、「私だったら戦争しますよ」などと無責任に放言するようなことは、少なくとも公人であったら慎むべきだろう。
戦争を仕掛けるだけの大義名分にはならないし、少なくとも現行の日本国憲法ではっきりと禁止されている。
東京都知事というような第一級の公人がこうした憲法無視、国民の命無視の発言をすることを許していいものだろうか?たとえ冗談であっても許されるべきことではない。
第2次大戦前にこの国を悲惨な敗北に追い込むのに一役買ったお先棒担ぎが、多勢いて国民を無謀な戦争へと駆り立てた。
塗炭の苦しみをなめて得たせっかくの教訓を馬鹿な年寄りは教訓とも思っていない。
油断のならない国と交渉するのは困難だが、粘り強く冷静で安易に妥協しない態度こそ必要だ。

漫画クラブのコラム
2002.12.8 「遅いけどやらないよりましの路上喫煙禁止」

千代田区が区内の一部とはいえ路上喫煙を禁止したことはよいニュースだった。 
こうしたことは全国的に広まって欲しいし、一部の道路ではなく公道・公共の 場では一切禁煙にして欲しい。 
禁止ばかりでは愛煙家の不満も高まるだろうが、結果的に自分の健康にも良い ことなのだから、不便はしのぶべきだろう。 
タバコにしてもガムにしても路上にポイ捨てする人が非常に多い。路上のこう したゴミを誰が始末しようと関係ないという意識なのだろう。 
路上喫煙禁止は公共意識の向上運動でもある。 

漫画クラブのコラム
2002.12.22 「国が弱ると台頭する必ず偏狭な国粋主義」

第2次大戦後の民主教育を物質主義的な偏向教育と決めつけ、あたかも戦前の 軍国主義教育が正しかったかのように主張する人間が思想・表現の自由を楯にまだこの国の一部に存在し続けている。 
扶桑社が(おそらく意図的に)物議をかもし出して出版した問題の教科書を採用 した県があるそうだ。 
失業率は高まり、サービス残業をはじめとする労働条件の悪化が進み、株価は 下がり、国民の負担は高まってゆく今のような閉塞感に満ちた時代になると、必ず偏狭な国粋主義者が台頭する。 
歴史はこうした例をいくつも残しているのだが、日本人の中にはまだそれを教訓 としていない人たちが多いようだ。 

漫画クラブのコラム
2002.12.28 「物わかりの良い労働組合は自分の首を絞める」

相変わらず日本の企業の多くがリストラを続けています。 
正社員を減らして契約社員と派遣社員に置き換えるのも、もはや当たり 前になりました。 
どのような形にせよ企業側がトータルで人件費を減ら しているわけですから、勤労者側から見ればトータルで所得が減っていきます。 
まして生産拠点を海外に移すとなれば、これはもう日本国内の勤労所得を減らす ことそのものです。 
勤労所得が減れば可処分所得が減り、消費の低迷はさらに進行 します。 
極端な言い方をすると「自社の社員にはものを買わなくさせる けれど、自社の製品は買ってください」と言っているようなものです。 
総評などというものがまだ存在し、春闘が真剣に行われていた頃の労使関係が 緊張に満ちていた時代は、このような愚かしい現象は目立ちませんでした。 
労働組合運動の功罪は立場が違うごとになんとでも評価されるし、因果関係を そこだけに求めるのは論理的には無理が多すぎるかもしれませんが、労働組合がへんに物分りが良くなってから日本の国は確実に 没落しています。 

漫画クラブのコラム

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