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過去に漫画クラブと漫画クラブ以外にブログなどで書き連ねた「放言」を集めてみました。
的外れのことを書いていたり、予想や妄想が当たってしまったりと、まさに放言ですが、その時代を振り返るのも面白いかと思い、ここに再録することにしました。

−2003年−


日    付 初期掲載
2003.1.3 「私学と受験産業と行政が結託して都立高校を没落させたツケ」

都立高校から進学重点校を決めることになった。
昔、名門と呼ばれた日比谷高校、戸山高校などが早速名乗りを上げたが、中高一貫で進学教育を行っている私立校に3年間で対抗するのは容易ではない。
また、単に昔日の栄光を取り戻すために、進学重点校になるというのでは情けない。あくまでも高い志を持つ高校生を育成する学校であって欲しい。
それにつけても、今さら公立学校でこのような方針を立てる必要が起きたのは、数十年前に都立高校に学校群制度なるものを設けて、都立高校間の学力格差をやみくもに意味もなく平準化したところから始まる。
この間に得をしたのは私立校と進学塾と子供の教育にいくらでも金をかけられる裕福な家庭だ。
高校に限らず個人の能力に応じた教育を受けるのは児童の当然の権利であり、それをいっさい否定した東京都の教育行政の誤りが是正されるのに30年以上もかかったことの罪は大きい。
今回の改正では決して十分ではない。進学重点などという狭い視野からではなく、個人の能力にふさわしい公教育の在り方を目指すためには、小中高の各段階で飛び級や複数学年併行在籍などの弾力的な制度が必要だろう。

漫画クラブのコラム
2003.1.11 「戦場は昔から最高の実験場」

イラクの核査察の結果次第でアメリカが戦争を仕掛けることになるかどうか予測できないが、ひとつ心配なことがある。
最新兵器の威力を測るのに実際の戦争ほど最適な実験はないということだ。
そういう意味でアメリカは決して正義の戦争などやってはいないということは歴史を見れば明らかだ。
太平洋戦争の原爆投下、朝鮮戦争のジェット戦闘機やナパーム弾、ベトナム戦争での枯葉剤やパイナップル爆弾、湾岸戦争の劣化ウラン弾やステルス戦闘爆撃機。
アルカイダ殲滅のためには湾岸戦争の実戦に使われたトマホークの改良型を投入した。
アメリカがやる次の戦争ではいったいどんな最新兵器が使用され、アメリカの持つ軍事力の誇示と軍事商品のデモンストレーションが行われることになるのだろう?

漫画クラブのコラム
2003.1.12 「品位のない国を相手にするとこちらまで品が無くなりそう」

北朝鮮の暴走が止まらない。
核開発やミサイル発射実験の再開を示唆しているだけではなく、言葉による挑発も相当なものだ。
外交的駆け引きであるとするにはあまりにも品位がない。国としての尊厳がまったく感じられない。
まともに相手にすると、こちらの方まで国としての尊厳が保てなくなるので、わが国ももうこの国を一切無視して欲しいところだが、拉致されたといわれている人たちの安否を考えるとそうもいかない。
それにしても今の北朝鮮についてのテレビ報道を見ていると、太平洋戦争前の日本を連想してしまうのはわたしだけだろうか?

漫画クラブのコラム
2003.1.15 「略式参拝ならいいだろうと言いたいらしい小泉首相」

あの懲りない大馬鹿首相は、またしても姑息なやり方で靖国神社を参拝した。
ここまで姑息だともう右よりの人も左よりの人も呆れるほかはないだろう。(単純に喜んでいる人も中にはいるみたいだ)
日本が中国、韓国と仲良くして欲しくない人たちは喜んでいるかもしれない。
日本がアジア諸国と密接になっては欲しくない国の指導者も喜んでいるかもしれない。実はあの大馬鹿首相はこういう国に義理立てしているのかもしれない。(ではその国はいったいどこでしょう?)

漫画クラブのコラム
2003.1.18 「次の皇太子を立てられない天皇即位になったら?」

天皇が前立腺癌の摘出手術を受けた。つい最近、皇室の人が亡くなったばかりだから関係者はさぞひやひやしたことだろう。
もし万一今の天皇が急死したら皇室典範を急いで改定しなければならなくなり自民党などもさぞあわてることになるだろう。
なぜなら今の皇太子が天皇に即位した後の皇太子を誰にするか決めなければならないからだ。
女子にも皇位継承権を認めなければ、次の皇太子は皇位継承権の順位からいって秋篠宮になるはずだ。
そうなると皇統は秋篠宮家に移る。ところがこちらも子供は女子ばかりだ。
結局、皇位継承権を女子にも認めるよう改定せざるを得なくなるだろうが、ここでも@無条件に第1子とするA直系に男子がいない場合に直系女子の第1子とするB皇位継承権を持つ男子が生存する限り女子の継承権はその下位におくという3択の問題がおきるので、そう簡単には決められないだろう。
もし簡単に皇室典範が改定されるとしたら、それは秘密裡に宮内庁や自民党の関係者で話が進んでいたということだ。
いずれにせよ、もし後桜町天皇以来の女性天皇が誕生することになった場合のお婿さんは何と呼ぶことになるのだろう?

漫画クラブのコラム
2003.2.1 「脱北スポーツ選手の出た冬季アジア大会」

青森で冬季アジア大会が開かれている。
アジアに限ってしまうとウィンタースポーツの競技水準は他のスポーツと比べても世界のトップレベルよりいちだんと低いから、盛り上がらないことはなはだしい。
そんなわけでもないだろうが、北朝鮮から韓国に脱出した女子アイスホッケーの代表選手をテレビ各社が取り上げている。
はっきり言って興味本位の取り上げ方だし、決まりきった質問を投げかけるので見ていてうんざりする。

漫画クラブのコラム
2003.2.8 「コロンビア号、大気圏再突入で空中分解事故」

スペースシャトルの事故は人類にとって宇宙に飛び出して帰ってくることが、いまだ冒険の域を脱していないことを感じさせた。
ロシアが金さえ支払えば外国の民間人でも宇宙旅行させてくれたり、いかに元アポロ飛行士だったとはいえアメリカが77歳の老人をスペースシャトルに搭乗させたり、
挙句の果てに宇宙飛行士になるという女の子の夢が実現するなんていうテレビドラマをNHKが放送したりするものだから、
まるで宇宙飛行士としての適性と運に恵まれているかまたは大金持ちであれば、数十年前の飛行機での海外旅行のように、宇宙旅行を楽しむことができる。
そんなことは錯覚にすぎないというのが現実だ。

漫画クラブのコラム
2003.2.15 「『チーズはどこへ消えた?』はどこへ消えた?」

2年前に企業経営者や管理職などの間で評判となり(ほんとうにそうだったのかはあやしいが)ベストセラーになったあの本はいったい今頃どのように扱われているのだろうか?
あまりにも当たり前のことを、さも今まで誰も気づかなかった目新しいことのように喧伝し、これを読んで何も感じない奴はバカだと決め付ける独善的な内容に、わたしなどは呆れてこんな本に踊らされるようでは自分がバカであることを自ら認めているようなものだと思った。
要するに「裸の王様」商法なのだが、世間には裸の王様が非常に多くて、この本は実に良く売れたようである。
ソニーやホンダなどという見本を見ていれば、まともなビジネスマンならとっくに知っているはずのことを寓話にしただけ、というこの本の出版元は扶桑社だった。
例のアナクロ歴史教科書でも世間を騒がせて一儲けを企てた会社でもある。

漫画クラブのコラム
2003.2.22 「税金は国民負担の一部にすぎない」

日本の税金は安い。
消費税にしても所得税にしても、高いと言うほどの税率ではない。
しかし社会保険まで含めた国民の公的負担と言う見方をするとどうなのだろう。
税そのものにしても国民がそれと知らずに払わせられているものを全部合計したらどうなのだろう。
例えば自動車関連税やタバコ税、酒税。
全部加えると今でも国民負担はけっこう重い。その上これからますますその負担が重くなるとしたら、優秀な人材の国外流出はさらに加速するだろう。
たしかに道路公団をはじめ国民負担の使い道に対しての関心をもっと高める必要がある。
だがそれ以上に公的負担をもっとわかりやすくする必要がある。

漫画クラブのコラム
2003.3.1 「伝統という言葉の使い方」

伝統という言葉は都合よく使われることが多い。
中国四千年の伝統から、たかだか二世代続いた程度のものまでをひとくちに伝統と呼んでしまう。
たとえば皇室の伝統と言っても古代から続いているものから、明治政府が欧州から移入したものまである。
「伝統ある我が校」と自称する学校でもせいぜい大正時代くらいに設立された学校から、江戸時代の藩校に起源があるものまであって、いったい何十年続いたら伝統校と呼んでいいのかわからない。
とにかく「伝統ある我が××」とか「我が××の伝統」などというフレーズの入った演説や文章を見聞きするとぞっとする。
どこか自己肥大的あるいは自己本位的な響きがして、おくゆかしさに欠けるからだ。

漫画クラブのコラム
2003.3.8 「日本はにほん」

日本は「にほん」か「にっぽん」か?
第2次大戦までは「大ニッポン帝国」と呼んでいたらしい。
いまでも右翼とか保守政治家は「にっぽん」と呼んでいる。
スポーツの世界でも「ニッポン、チャチャチャチャ」というように「にっぽん」が定着している。
憲法には日本国の呼び方を規定されていない。
ただし、現天皇は即位に際しての言葉の中で「にほんこく」とはっきり言った。国家元首が各国要人も列席した最も重要な式典の中で、そう呼んだのだから、やはり日本は「にほん」だろう。
やさしい響きのするこの呼び方の方がこの緑と水の豊かな国土にはふさわしい。

漫画クラブのコラム
2003.3.15 「イラクへの侵略戦争を批判したフランスにアメリカ中で反発」

報道によるとアメリカではフレンチフライやフレンチポテトをフリーダムフライ・フリーダムポテトとメニューを書き変える店が多く、挙句の果てに連邦議会のレストランまでメニューからフレンチという名を追放したそうだ。
あまりにも子供じみた発想でうんざりしてしまう。
これでは第二次大戦前の日本で野球用語から英語が消えたのと変わらないではないか。
そもそもアメリカという国自体が独立戦争のときにラファイエット将軍率いるフランス義勇軍の助力を得たという歴史がある上、アメリカの象徴ともされるNYの自由の女神像はアメリカ独立100年を祝ってフランス人民からプレゼントされたということを、アメリカ人は忘れたのか。
この程度の国民だから、あんな阿呆な大統領を選んだりするのだ。(と、これは日本も同じようなものか。)

漫画クラブのコラム
2003.3.29 「国連で『武力攻撃反対』が決議されたのに、ブレアーの英国と小泉の日本は、真っ先に戦争を支持」

たぶん、今の日本の総理大臣が誕生したのはアメリカの意向あってのことだろうということは、当初から想像していた。
何と言っても前任者があの愚物だから、えひめ丸沈没事故の際の不始末もあって、アメリカが進めようとしていた(戦争という)外交政策にとって、自民党の政権が不安定なことは好ましくないので、党内にはほとんど基盤を持たないと言っても良い小泉をマスコミの寵児にすることで首相にさせるよう指示があったのだろう。
だから、今の日本の総理大臣がアメリカが何をしようと、ブッシュがどんなにアホウだろうと無条件で支持しても、まったく驚くに値しない。

漫画クラブのコラム
2003.4.5 「化粧品業界にはびこる公正取引違反行為」

業界でも大手のある企業では、今でも新たに取引店を増やすたびに周辺の取引店の了解を取り付けている。
決して全ての取引店にそうしているのではなく、有力な取引店や同業組合を牛耳っているようなうるさ型の店に対して気を使っている。
もちろん新規取引に反対して企業に圧力をかけるなどは、れっきとした違法行為であり公正取引委員会などに知られたら問題になるところなのだが、当事者たちは法の網目をすり抜けて、こうした行為を繰り返している。
この業界に限らず、こうした不公正取引は一般的に行われているようで、年に何回かは公正取引委員会が企業や業界団体に警告やら勧告やらを発しているのだが、果たしてどれほどの効果があるのだろうか?

漫画クラブのコラム
2003.4.12 「ロクな対抗馬がいない情けない都知事選」

東京都知事選が盛り上がらない。
なにしろ現職のシンタローの対抗馬が小物すぎて、勝負が初めっから見えているのだから、恐らく今回の投票率は低くなるだろう。
しかしシンタローはいったいこの4年間どんな実績をあげていると言うのだろう。
歯に衣着せぬ発言と提案で積極的な都政改革を進めているように見せてはいるが、実効のともなう施策らしいものはないし、福祉の水準を下げる一方で過去の為政者が残した赤字垂れ流しの施設は手付かずに残したままだ。
こんな知事に対抗するだけの人材がいないのも情けないが、それ以上に情けないのはこんな知事を支持する都民が圧倒的に多いことだ。

漫画クラブのコラム
2003.4.20 「重要なのは戦争終結後」

イラクの戦争が思ったより早く終わりそうでなによりだ。
どちらが勝とうと負けようと戦争で犠牲になるのは常に庶民だ。
為政者は負ければ自分の責任を取らされるだけで済む。親兄弟はおろか自分の手足まで失って、それでも生きながらえなければならない者たちの苦しみは、彼らにはわからない。

漫画クラブのコラム
2003.4.26 「単身赴任が当たり前の時代の家庭観とは?」

今の日本では、サラリーマンの単身赴任はまったく当たり前のこととなり、女性が夫子供を残して単身赴任することさえ、もはや珍しくはない時代である。
ちょっと前までの家庭観や教育観では問題視されていた単身赴任だが、今やその視点さえ変えて良い時代になりつつある。
夫婦とは一緒に暮らすことが当然なのか、家族とはひとつ食卓を囲むのが常識なのか、そうした「形」がなくとも家族というものが成り立つべき時代になったのか。
結婚観がこの20・30年でまったく変わってきたように、家庭観も変わっていくと見なすべきなのだろう。

漫画クラブのコラム
2003.4.30 「特攻隊と自爆テロ」

テルアビブでまた自爆テロ。
冷静に考えればこんなことをいくら繰り返しても、パレスチナが自立国家となる訳がないことぐらいわかりそうなものだ。
だが死んでいったテロリストはそうは思わなかったのだろう。
ふと思い出すと、これは太平洋戦争末期の特攻に似ていると思った。
似ている。実によく似ている。

漫画クラブのコラム
2003.5.10 「SARSとイラク戦争との落差」

このところ大小さまざまな事件がおきている。あまり多すぎて何に関心を持つべきかわからなくなるほどだ。
一番深刻なのはSARSかもしれないが、これまでの死者が500人台で今のところイラク戦争の犠牲者よりは少ない。
イラク戦争ではマスコミと評論家が大騒ぎし諸外国では何万人という規模の反対デモが起きたが日本の一般国民の関心は今ひとつ。
それに比べるとSARSの方はゴールデンウィークの海外渡航者が半減するという敏感さ。
何と自分に正直な国民なのだろう。

漫画クラブのコラム
2003.5.17 「戦前回帰へ確実な第一歩」

有事法制化がついに現実のモノになった。
これで、いざ戦争がおきたら戦闘のために自分の財産である家屋敷を自衛隊に接収されても取り壊されても、抗議でもしようものなら逆に罰金刑が課せられることになった。
しかし心配することはない。
日本という国は他国から戦争をしかけられたことが有史以来、元寇のただ2回しかない。
それさえモンゴル帝国という地の果てまで征服しつくさずにはおかないという世界史上でもまれに見る侵略大国あってのことだ。
無いことについての有事法制化などを心配するより、この不況下にあいかわらず赤字国債を発行して多額の国防費をつぎ込んでいるわが国の財政を心配した方がよいに決まっている。

漫画クラブのコラム
2003.5.25 「キリスト教的ヒューマニズムだけがヒューマニズムではない」

死刑廃止論というのがある。
では、死刑に代わる極刑というものがあるのだろうか?
極刑を持って臨まなければならないだけの犯罪行為というものが存在し、犯罪を抑止するための刑罰が必要だということは否定できないのではないだろうか?
無期懲役の無期とは終身という意味ではなく、死刑に比べて軽すぎる刑罰だという指摘もあるが、そのとおりだと思う。

漫画クラブのコラム
2003.6.9 「バブルの塔」

不景気だと言われている割には今の日本には次々に新しい巨大商業施設ができている。
おかげで東京では貸しビルの家賃の相場は下がるし、老舗と呼ばれるようなホテルでもランチで女性客を集めようとなりふりかまわずだ。
そうした新しい施設に入る店の大半は飲食店と衣料品店で、しかも値段は安くない。だからオープン直後はいいものの、ものめずらしさがなくなれば客足は減るから数年とたたずに店が淘汰される。
その一方アメリカなどに比べて日本人は圧倒的に貯金好きで金利が下がろうと貯蓄率だけは高いと言われていたのに、最近ではそれも次第に低下し、アメリカ並みにローンを抱えながらも消費し続ける人が増えていると言う。
失業率はどんどん上がっているのに労働人口は減っているし外国人労働者は増える一方で、この国の雇用は歪んでいく。
巨大なビル群が砂上の楼閣のように見えてならない。

漫画クラブのコラム
2003.6.10 「長引く帰国交渉」

泥棒が犯行を押さえられて「盗んだのは悪かったが、いったん俺のものになったからには只で返すにはいかねえぜ」とすごんだところで、滑稽なだけでまともに相手にする奴はいない。
一時帰国するはずの拉致被害者が帰ってこないことについての北朝鮮のテレビのコメントはそういう意味で論評に値しないのだが、裏を返すと実は北朝鮮にはまだ手札(つまり拉致被害者をまだ他にも確保しているぞという脅し)が残っているぞということを遠まわしに言っているのだということが読み取れる。
わが国の政府もそれぐらいのことはわかっているのだろうが、こちらの手札にたいした物が無いので、無視するしかないと決め込んでいるかのようだ。

漫画クラブのコラム
2003.6.13 「日本が得た分け前は国内テロ発生の心配だけ」

案の定、イラクから大量破壊兵器が見つからない。
そもそも一方的にアメリカがイラクに戦争をしかけた大義名分が、大量破壊兵器の隠蔽にあったのだから、その証拠が見つからない以上あの戦争は不義の戦争ということになる。
アメリカは(というかブッシュは)そんなことにおかまいなく捕らえた獲物を分け与えるライオンのごとくふるまっている。
ところでこのライオンの獲物の分け前という寓話の最後だが、ライオンと一緒になって獲物を捕らえた他の動物たちは結局ライオンから一切れの肉も分け与えられること無く、空腹を抱えたまま自分で獲物を探しに行かなければならないのだが。

漫画クラブのコラム
2003.6.28 「失言というより『地』が出やすいのが日本の政治家」

集団レイプした男達を「元気でいい」と発言した自民党の国会議員がいる。
もう、自民党の政治家にまともな人間としての常識とか、ましてや良識など期待する方がバカなのだから、いまさら驚くこともない。
今回の事件のビデオを見れば田原総一郎の誘導にまんまとひっかかって失言したということがわかるのだが、他にどうにも許せないことがある。
あの太田議員の隣に橋本聖子(議員)がいながら、その場で発言の撤回を求めることも失言を謝罪させることもせずあいまいな愛想笑いでごまかしていたことである。
あれでも女性国会議員の一人なのか。ようするにただのスポーツ馬鹿にすぎないのだろうか?

漫画クラブのコラム
2003.7.5 「東京ドームで公営競輪復活?」

赤字で公営ギャンブルを廃止している自治体も多いというのに、われらがおぼっちゃま都知事殿は東京ドームで競輪を復活させようとしている。
しかも東京ドームのある文京区の区長が公然と拒否発言をしているのを、根回しが不十分だったなどとコメントしている。
都の財政を理由の一つにあげているが、それなら赤字垂れ流しのハコモノ行政をやめることが先決だろう。
横田基地の民間飛行場化の件といい、あのおぼっちゃまには都民の人としての権利とか厚生について一顧だに与えるつもりがないらしい。
権力を握った人間の典型というべきだろうか。

漫画クラブのコラム
2003.7.12 「規制緩和が生活環境保護よりも優先する時代」

東京の住宅地での建築規制が緩和されてから総3階建ての一戸建て住宅が増えた。
土地の高度利用が大義名分なのだろうが、泣きを見るのは南側の隣家が絶壁のように高くなって、一日中太陽が拝めなくなった古い住宅の住民だ。
土地の価格は一部を除いて下落が続いているし、こうした住宅の敷地は狭隘だから売っても代わりに望ましい環境の住まいが手にはいるわけではない。
結局資金力のない一般市民は環境の劣悪化に耐えて生きるしかないのだが、恵まれた環境でぬくぬくと生きているわれらがおぼっちゃま知事殿には、こういう人々は東京都民の内に入らないらしい。
こういう人種が文化について語っている。もうなにをかいわんやだ。

漫画クラブのコラム
2003.7.19 「誰のための地方自治?」

地方公共団体が住民から徴収した税金で賄っている筈の公共サービス事業の多くが特定の利権団体(それも暴力団とか政治家がらみの)食い物にされているという話は、よく見聞きする。
ここまでさせるのかと呆れるほどの細かな分別作業を住民の町内会に責任を押し付け、分別が徹底していないとゴミを絶対に収集しないという例も聞く。
しかも分別ゴミを入れる袋も指定の物でなければダメときていて、当然その袋の会社は地方自治に癒着している。
一時は東京23区でも炭酸カルシウム入りの指定袋でないとダメということになり、小売業者のレジ袋が無駄になると論議になったりしたが、これは小売業者側がレジ袋を炭酸カルシウム入りに切り替えることで決着している。
袋の素材さえ分別に適したものであれば問題ではないはずなのに、特定業者の指定袋の使用を強要されることの理不尽さ。
(資源節約・自然保護という正義も空しいものにされてしまう。)
まったくこの国のタカリの構造が改革されるのは何百年先になるのだろう。

漫画クラブのコラム
2003.7.26 「『異常』の世紀のはじまり」

最近わけのわからない不気味な殺人事件や通り魔事件が続いている。
宮城県で大きな地震が立て続けに起きたり、異常気象が続いたり、自然現象もどこか異常だ。
イラク戦争にしても日本の政治にしても、どこかまともじゃない。
21世紀が始まったばかりなのに世紀末的な暗さ。
だからよけい異常な事件を起こす奴が出てくるようにも思える。今のような閉塞感と不条理に満ちた時代が続く限り、異常犯罪の犠牲者は増えるばかりだろう。
日本が銃規制の厳しい国で良かったと、これだけは確信を持って言える。

漫画クラブのコラム
2003.8.14 「多すぎるオリンピックの競技種目」

さすがのIOCもオリンピックの競技種目の制限に動いているようだが、いったいなぜこうも個人競技の種目は次々に増えていくのだろう。
たとえば柔道に体重別など必要だったのだろうか?
柔道に限らず、競技種目は同じなのに世界チャンピオンが何人もいるというのも納得できない。
非常に極端なたとえだが、例えば水泳など自由形だけあれば十分だ。

漫画クラブのコラム
2003.8.23 「テロの効果と背景」

予想どおりパレスチナのつかの間の停戦は破られた。
平和を望まない人間が確実にいる。パレスチナ人にもユダヤ人にも第三者にも。
平和を望まないのが誰なのかはいくらでも思い当たる。
古い武器、家内工業で作る武器、最新の武器、武器を作り、武器を売りたい人々と国々。
憎しみに染まってしか生きることのできない人々。
殺戮の快感にとりつかれた人々。
紛争こそが経済的な利益をもたらす人々。
テロはこうした人々を喜ばせこそすれ、決して勝利も平和ももたらさない。
テロリストはそうは思っていないだろう。しかしテロを命じる者はそんなことぐらい承知しているに違いない。

漫画クラブのコラム
2003.9.12 「暴言と妄言の多さでは他の追随を許さない慎太郎」

もう話題としては陳腐化し過ぎて正直言うとやめておきたいところなのだが、またまたワレラが都知事殿の件である。
また例によって無責任な放言を吐いたのだが、これ自体はもうあの男の人格なのだから変えようがないので諦めるとして、やっぱりしょせんアホウはアホウだと思うことがあった。
記者会見で説明とか称して言った中に「言葉が足らなくて・・・云々」というような言い訳があった。
仮にも彼は小説家という文人である。何十年も文学で飯を食ってきた男が「言葉が足りない」なんてまったくよく言うわ。
いい年をして、そんなことさえ恥とも思わないとは、やっぱりしょせんあの男はただのアホウだったのだろうが、それでもあれを支持すると言う一般都民がいることが哀しい。

漫画クラブのコラム
2003.9.13 「9/11テロ報復戦争の、その結果」

今日もうだるような暑さが続いています。昨々日は9/11の追悼式典をどの局のTVニュースでも流していました。
あの事件の後、アメリカはアルカイダの殲滅のためにアフガニスタンを侵略し、大量破壊兵器を口実にイラクを侵略し、テロとの対決を誇示しましたが、その結果はどうでしょう。
アメリカ人がテロにあう危険性は少しも減らないどころか、むしろテロに対する恐怖はさらに高まったと言えるでしょう。
なぜアメリカが敵視されるのか、わかりきっているその原因を少しも取り除こうとしなければテロはなくなるはずがないのです。
古代ローマ帝国のように振舞うアメリカはそれでいいかもしれませんが、巻き添えにされる国はたまった物ではありません。
鎌倉時代の日本への蒙古襲来のとき、実際にはその軍勢のかなりの部分を高麗軍が占め、神風の犠牲になったのも多くは高麗人でした。
高麗がそのような目にあったのも、覇権主義の超大国蒙古に追従しなければならない外交関係にあったからです。
700年後の現在、高麗のような運命をたどるのはいったいどこの国でしょうか?

漫画クラブの不定期日記
2003.9.14 「取るだけ取って、支給が保障されない年金制度」

今の日本を見ていますと将来が本当に不安になるのです。
小泉降しをしたい自民党のカボチャ頭がやろうとしているのは、景気対策という名の税金泥棒利権政治であることぐらいバカでもわかります。
かといって小泉に今の日本の閉塞状態を打開する有効な具体策があるわけではないのも、この1年半でよくわかったし、それでは野党に何らかの希望的なビジョンがあるかといえば、さっぱりわからない始末です。
公的年金が維持できないから近い将来には、年金受給額を受給開始後も減らしていくことを国は考えているらしい。
特に勤労所得者は給料から強制的に年金を払わせられているのだから、不確かな受給額が許せないからといって年金を払わない自由さえありません。
だいたい強制的に徴収するのならば、毎年度ごとに将来の確定受給額を年金支払い者に通知するべきでしょう。
これから年老いていく者たちは保証されない老後のために働き年金を納め続けるのです。
その上、今の労働事情です。農業は言うに及ばず、生産を職業としようとする若者は減る一方です。有能な技術者は減っていくばかりで後継者の育たない分野は増え続けています。
物を作って外国に売ることで成り立ってきた国が、物作りを中国などに任せるばかりでサービス産業にばかり労働人口が集中すれば、間違いなく日本という国は破綻するでしょう。

漫画クラブの不定期日記
2003.9.18 「タイガースファンのバカ騒ぎ」

道頓堀川でとうとう死者が出ました。それも他人に突き落とされるという形で。
あれほど、テレビでも新聞でも道頓堀の汚染のひどさと危険さを報じ、タイガースが優勝しても飛び込んだりしないようにと訴えていたのにです。
嘆かわしい限りです。

漫画クラブの不定期日記
2003.9.20 「民意とはいったい何か?」

逗子市長に池子の米軍住宅の拡張に反対していた長島一由氏が再選された。
一般市民生活のレベルではかくも米軍関係施設は反発を受ける対象である。
であるのに国民の総意は安保条約支持である。
この問題を地域住民のエゴゆえと決め付けるのは、あまりにも安易というべきだろう。
民主主義とは多数派主義ではない筈だ。
国全体から見れば少数派にすぎないからといって自治体の意思を問答無用で切り捨ててゆく今の防衛施設庁は、公僕としての使命を逸脱している。

漫画クラブのコラム
2003.9.21 「虫干しタレント・ひな壇タレント」

気安く旅行することが出来ないので、新聞のテレビ欄で行ってみたい土地の名前を見つけるとテレビ東京の旅行番組をよく見ます。
特にテレビ東京の旅番組に言えることなのですが、出演者があまり他の番組では見かけることのなくなったタレントが実によく出ています。
そこで彼らのことをムシボシタレントと呼んだりしています。
旅番組以外にも似たような例があります。
バラエティー番組やクイズ番組でよく見る(俳優なのにドラマではあまり見かけなくなった)タレントをヒナダンタレントとか押しボタンタレントと呼ぶことにしました。
よく考えるとちょっと可哀相な気もします。

漫画クラブの不定期日記
2003.9.27 「暴言連発知事」

またあの知事殿の話題である。
外務省の役人がやったことが気に食わないからといって、「万死に値する」とは恐れ入った。
いったい今は幕末時代なのか。
自分の主義思想に反する人物を「国賊」と呼び「その罪、万死に値する」などと息巻いて「天誅」と称してテロ行為に走った粗暴な国粋主義者たち。
あのおぼっちゃま知事はそうした亡霊にでも取り憑かれているのではないか?
と思ったら今度は北朝鮮に拉致されて消息不明の女性を「もう殺されてしまったんでしょう」と言う始末。
さすがおぼっちゃま育ちだけあって人並みの感情を持ち合わせていないものだから、被害者の親族の気持ちを思いやるというだけの配慮さえない。
倣岸、不遜にして鉄面皮のあの男は次の都知事選にも出るつもりのようだ。もういい加減にしてくれ。

漫画クラブのコラム
2003.10.4 「違法コピーと音楽業界の売り上げ低迷」

違法コピーが音楽家の生活を脅かしている。 
たしかに今の家電量販店ではCDレコーダーと記録用CDが、かつてのビデオデッキとVHSテープに代わってAVコーナーを占領している。 
CDの売上も(最近ぱっとしたアーティストも曲も少ないこともあって)減少を続けている。 
違法コピーは確かに悪い。 
だが音楽業界は今まで音楽ファンのためになにをしてきたのだろう。 
いい曲と言えるほどのものは、ほんの1・2曲であとはクズ同然で聴くに堪えない曲と聞き流し程度の曲で盤を埋めて数千円もの値札をつけて売ること自体に、なんの後ろめたさもないのだろうか? (これはなにもポップスだけのことではない。) 
全曲を聴いてから買えるCDショップなど、まずないのだから消費者はTVやラジオで聴いた1・2曲でCDを買うのだ。 
スーパーで売っているパック詰め商品でも表面だけきれいなものを並べて、その下に質の悪い物を隠してあったりすることはよくある。 
それとどう違うのだろう? 

漫画クラブのコラム
2003.10.11 「罪と罰と責任能力」

性格異常者が罪を犯したとき、治療・させるだけで良いのでしょうか?
これは少年にも成人にも言えると思うのですが、責任能力があろうとなかろうと罰は罰として与えるべきではないでしょうか?
の少年が矯正期間を終えるという断片記事を見てふとそんなことを思いました。

漫画クラブの不定期日記
2003.10.11 「今の政治家と封建時代の大名領主とどこが違う?」

また選挙が始まるのは、まあいいとして、日本の政治家はどうしてこうも二世・三世の政治家が多いのだろう。
もっとも単純な理由は日本人は血統・ブランドを好むということだろうが、これでは日本は封建時代に戻ってしまう。 
だいたい政治家のようなヤクザな稼業の家庭に産まれて、幼い時期からまともな育ち方をしていないであろう彼らに、現在・未来に渡って一般庶民の生活をゆだねて安心できるものだろうか?

漫画クラブのコラム
2003.10.25 「日本の50億ドル拠出の意味と効果」

事件が多すぎて何を話題にしていいか迷ってしまうほどだ。
もっとも悪い事件と言えるのは、イラク復興支援に日本が4年間で50億ドルを拠出するという話だろう。
イラクの人民がこれを喜ぶだろうか。
アメリカによる侵略と支配の後押しをする国を喜ぶだろうか。
大義なきイラク侵攻を積極支持したことからも、日本はアメリカの同盟国ではなく属国に過ぎないことが明白になった。
米軍による統治から形の上では独立して50年以上たち、日本人の大半は日本が独立国家であると思っているかもしれないが、それは事実ではない。
豊臣秀吉はキリシタン宣教師が日本の国土の租借権を大名から得たことを、キリシタン国家に日本侵略の意図ありとしてキリシタン大名を追放し、後世に二十六聖人と呼ばれることになるキリシタンを処刑した。
今の日本を見れば、いったん国土の無条件支配を許せば半永久的に属国の立場から抜け出せないということが良くわかる。
同時にそれはイラクの人民がアメリカ支配を絶対に許さないことを理解させるものでもある。 

漫画クラブのコラム
2003.11.1 「法整備がサイバー犯罪の進歩に追いつかない」

在日ブラジル人の17歳の少年が大学や企業のネットサーバーに侵入してサイトの書き換えなどをやったために警察に捕らえられた。
腕を磨いて就職したかったと言っているらしいが、ネットワークが社会の神経となっている時代にこうした犯罪を冒したことに同情の余地はない。
ネットワーク犯罪は社会全体への被害を招きかねないものだけに、イタズラレベルのものであっても容赦なく罰して芽を摘んでおく必要がある。
ところがこの手の問題があると、必ずと言って良いほどネットワークの脆弱性に責任を転嫁する議論が起きる。
これもおかしな話だ。
例えば電話の盗聴などやろうと思えば秋葉原あたりでどうどうと売られている盗聴器を買って電話線の中継器に仕掛ければ簡単に出来るので、盗聴犯罪はあとを絶たないのだそうだが、電話線の脆弱性に問題があると言えるだろうか。
泥棒に入られた家の防犯設備が貧弱だったとして、そのために泥棒の罪を軽くして良いなどと言う理屈があるだろうか。 

漫画クラブのコラム
2003.11.2 「テレビの党首討論」

今テレビで6政党の党首会談を見ているのですが、なんとも情けない議論でまるで小学校のホームルームのクラス討論会のようです。
こんな程度の政治家に国民の代表として現在と未来の生活を託さなければならないのかと思うと、まったく歯軋りしたくなるほど腹立たしいです。
特に小泉自民党総裁の話すことはまるで八っつぁん熊さんの床屋の政談なみで、本人は正論のつもりで言っているのかもしれませんが、憲法を遵守する気がないことを露骨にしています。
法を改正する前に、まず法を遵守することが民主主義法治国家の大原則なのに、この政治家は先の「公約違反など大した問題ではない」発言と言い、およそ約束とか契約とかいうものを守ることの出来ない人物だということに呆れてしまいます。

漫画クラブの不定期日記
2003.11.2 「支持率の不思議」

まったくどうして小泉のような人物の支持率が高いのか不思議です。
他にもっといい人物がいないからなのでしょうか?
だとしたら、ほんとに情けない国ですね、日本は。

漫画クラブの不定期日記
2003.11.8 「戦争放棄の国の兵隊が戦争で死んだら?」

戦争を放棄した国に生まれた人間であれば、イラクに派遣された自衛隊員がアラブゲリラに殺されても仕方がない、とは思わないのが当然だろう。
(アラブゲリラをマスコミではテロと呼んでいるのが一般的だが、これは正しくない。イラクはまだ正式に降伏議定書に調印してはいないからだ。)
しかし日本政府はそうではない。
イラク国土がいまだ事実上の戦場であることも、従ってそこに送り込まれる自衛隊員が殺されるかもしれないことも否定はしていない。
そのような危険に遭わないようにするとしか言っていない。
つまり犠牲を最小限にしたいとは言っても、犠牲があるという可能性は否定していないのだ。
自分自身や自分の親しいものさえ当事者にならなければ、人の命が失われるのは時と場合によっては仕方がないと思う。これがなまの人間の姿だ。
日本政府にとって自衛隊員などしょせん赤の他人なのだ。 

漫画クラブのコラム
2003.11.13 「自衛隊のイラク派兵が平和復興のためという虚構」

予想どおりイラクで米英軍以外の大量犠牲者が出ました。
戦後復興を進めるための派兵などという嘘はたいがいにして欲しいと、思っていたら案の定です。
イラクはまだ戦時下です。
正式にはイラクは敗戦していません。
国として敗戦を受諾するはずの正統な政府もないし、国家元首は行方不明で生死不明のままなのですから、イラクはいまだ戦時占領または侵略の元にあるというのが正しいのであって、イラク戦争はまだイラク対米英の国際紛争中であることは明白な事実です。
その意味で国際間の紛争に武力を用いないという日本国憲法に明確に記された条項に、小泉内閣が違反しようとしているのは明らかです。

漫画クラブの不定期日記
2003.11.29 「冬の文化の一つに定着したイルミネーション」

時期になるとイルミネーションで飾り付けした商業施設や家が目に付くようになります。
家の庭木や建物の玄関、窓の周りをイルミネーションで飾るのがよく見受けられるようになったのは最近の話で、昔はクリスマスだからといって家の外まで飾っているのは見たことがありません。
外国生活になじんだ人が増えたことや「ホームアローン」などのアメリカ映画のおかげでしょうか。
原宿の表参道で問題になったように、あまり行き過ぎなければ暗くて寒い時季を明るくしてくれるので悪いことではないように思います。
でも、日本の文化に外国文化が入り込んでくることを毛嫌いする人たちにとっては、さぞ疎ましいことでしょう。

漫画クラブの不定期日記
2003.12.6 「執行役員制度の導入で何が変わるか」

最近、大企業は取締役を減らして代わりに執行役員制度を新設している例が多いようだ。 
頭数が多くても、企業の経営がうまく行くわけではないし、むしろ弊害も多いから歓迎すべき現象だ。
しかし役員待遇になりたい人間はあいかわらずなので、取締役や執行役員の他に理事とかいう待遇を作ったりするおかしな企業もある。
その上重役を退いても相談役とかなんとか肩書きを残している企業も相変わらず多いようだ。
某評論家が指摘していたが、重役を退いてただの人になると、それまで社用族で利用していたゴルフ倶楽部の利用もままならなくなり、それが嫌でなんとか重役並みの身分で会社に残りたがるのだそうだ。
それというのも今の日本の企業経営者が欧米や戦前の日本の経営者に比べると、はるかに安い報酬で働いているからだという説明もある。
それも一理あるが、リタイア後も一流ゴルフ倶楽部でのプレーが忘れられないなどという連中が、はたして高い報酬を得るにふさわしい利益を企業にもたらしていたのだろうか? 

漫画クラブのコラム
2003.12.20 「ライオンに分け前を期待しては駄目」

6月にこの欄でアメリカを獲物をしとめたライオンにたとえたが、最近ますますライオンらしさがはっきりしてきた。
今回のアメリカの侵略戦争を支援しなかった国には、戦後復興事業に参加させないとブッシュが言っている。
狩りに協力しなかった者には獲物の肉を分け与えたりはしない。というわけだ。
その逆のことを期待して、ヨーロッパのいくつかの弱小国は早い段階からアメリカに協力して軍隊をイラクに送り込んでいる。
自国の兵に犠牲が出ることはもとより承知の上だろうが、分け前の肉の魅力には勝てないのだ。
日本もそうした国のひとつであるのに、小泉はそれを「日米同盟の堅持」とか「弱っているイラクの人民を支援」という嘘で塗り隠している。
恥知らずな話だ。 

漫画クラブのコラム
2003.12.27 「男女平等の時代に宮内庁長官のあきれた発言」

ちょっと前の話だが、宮内庁長官の湯浅利夫が秋篠宮に第3子を期待という発言を新聞が報じていた。
皇太子に男の子が出来なければ皇位継承についての皇室典範を改めなければならず、江戸時代の初期以後男子が皇統を受け継いできた伝統が崩れることになる。
だから皇太子の弟に男子を作らせようというわけなのだろう。
男尊女卑思想がいまだ残っているためなのか、天皇の義務である国事が女性にとって過酷だからなのか、いったいどういう理由で皇統に男子を固執するのかよくわからない。
よくわからないが、男女(女男)平等のこの時代に、こういう考えを持つ人間が宮内庁長官であることには、呆れるほかはない。 

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