『定本佐藤春夫全集』第28巻の解題によれば「仙道」は、Greiner,Chinesische Abende"Die Lehre der Gottmenschen"(『中国夜話』の「仙術修行」」)という作品を参考にしたものだというが、これがどういう内容のものであるかは分からない。1922年10月1日発行の「現代」(第三巻第十号)に「仙人の術」の標題で掲載され、その目次の下には「(創作)」と記されていた。全集ではタイトルの下に「(口碑)」(初出時には本文末尾に「支那の口碑」)とある。典拠を見ていないので、どの部分が「創作」でどの部分が「口碑」なのか不明だが、とにかくここでは佐藤春夫の創作として見てゆこうと思う。