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昨年、同じ10月に、同じ場所に立って、やっぱり、この宮殿を見ていたことを思い出した。 何か時間が止まってしまったような、変な錯覚を感じた。 本当は、昨年の訪問から、寒い冬が来て、春が訪れ、夏には木々が緑々と茂り、 そして、落ち葉の秋を迎えたのに、昨年とまったく同じ風景がここにあった。 置かれているベンチや花壇が、昨年のそのままの姿で、我々を待っていたような気がした。 ふと考えてみると、変わったのは我々のほうだった。 昨年は、単なる観光客、今年は、ここをもう一つの故郷と感じている自分に気がついた。 そんな気持ちを少しでも和らげるように、変わらぬ姿でこの街は、我々を迎えてくれました。
宮殿内には、ローマ帝国の政策ブレーンだったフェシュテティッチ家の美術品などが展示されていて ハンガリー各地から観光客が訪れている。宮殿内に入るのは有料だけど、庭園は無料開放されている。 そのため、ケストヘイの人々も、のんびり散歩をしていた。 記念写真のために、花嫁衣裳の娘と正装のエミルくん、そしてカメラマンと助手、我々。 ぞろぞろと庭園の隅々を歩き回った。 ベンチで休んでいたおばあさん達が、興味深げに見つめていた。 2005年10月9日 |
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午後6時、教会の鐘が高々に鳴り響いて、結婚式が始まった。 日本のように儀式化されてなく、打ち合わせも無いまま、教会に入る。 とりあえずバージンロードを歩いた。前には新郎エミル君とママ、すぐ後に私と娘が続く。 祭壇の階段でつまづきそうになりながら、なんとか2人を壇上に導いた。 ふと見ると、なんと牧師さんは女性だった。 さっき入り口で話していた女性。てっきり、お世話してくれる係りの人と思ってた。
ハンガリーは、カトリック信者が多いそうだが、エミル君ちは、プロテスタントのルター派だそうで、式もシンプル。 だだ牧師さんが、感情豊かに説教をし、その合間に、彼女の独唱が入るのには驚いた。 もちろん言葉がわからないので、何を言っているかはチンプンカンプンなんですが、 意味はわからなくても、熱弁は、けっこう心に響くものがありました。 2005年10月9日 |
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結婚式が終わると、また教会の鐘が、 無事結婚式が行われたことを街中に知らせるがように鳴り響いていた。 教会前では、参加した人々が、一人ずつ新郎新婦に祝福の言葉を交わす。 そして、抱き合って(ハグ)、キッス、キッス、 また、抱き合って(ハグ)、キッス、キッス 男同志でも、抱き合って(ハグ)、キッス、キッス この光景は、日本では見れません。 なんとな〜く、感動の場面でした。
実は、ここまで、誰の紹介も無く、誰が親戚で、誰が友達か全然わかりません。 そんなことどうでもいいように、みんなが、結婚式を喜んでいる。 みんなの表情から、十分感じ取れました。 一人一人丁寧に話し掛け、本当に楽しそうに挨拶するのです。 長い間、教会前で、賑やかな会話のあと、やっとパーテイー会場へ移動がはじまった。 あたりは、もう日が暮れて、真っ暗になっていました。 2005年10月9日 |
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パーティ会場まで、車で15分ほど、 新郎新婦の車(フォード)には、花が付けられ、ぴかぴかに磨かれていた。 それに比べ、われわれは、マイクロバスで移動。 パーティ会場のレストランまで、大移動となった。 車に取り付けられた花束を見ただけで、結婚式が行われたことが分かるみたいで、 道端の人々は、立ち止まって眺めていた。
突然運転手が、けたたましくクラクションを鳴らした。 それに応えるように、すれ違う車も、クラクションを鳴らしている。 クラクションの大合唱だ。 いったい何が起こったのかと思っていると、結婚式のあとは、お祝いの意味を込めて、クラクションを鳴らしてもいいそうだ。 夜になって、静まり返った街の中で、いつまでもクラクションが鳴り響いていた。 さあ、パーティーの始まりです。次ページは、開くのに少し時間がかかります。 2005年10月9日 |