Project N



ハンズの素材売り場を物色していたらデュポン・コーリアンを見つけ思わずこれでアンプを作りたくなってしまい、気に入った色を3枚ほど購入してしまいました。
工場から出た端材だそうで、300X210が1200円、180X180が700円と安価です。厚みは共に13mmです。
塗装ではどうみても表面処理研にはかないませんから、塗装のいらないデュポン・コーリアンは好都合です。傷がついてもサンドペーパーでシコシコすればOKです。
ということで、「にせむらアンプ」Project発足です。
トランスはかなり以前に購入したタンゴ・トランスのPB-31Sという小型のトランスを所有していましたのでこれで決まりです。コンデンサーも6800μ/25Vを4本所有していたもを使うことにします。ヒートシンクはトランスの高さに合わせて70mm(幅138mm、奥行き30mm)の物を購入しました。コンデンサーの高さが65mmと足りませんので嵩上げの台を作らねばなりません。
とりあえず、こんな感じ とケース部のみ加工して部品を並べて見ました。
写真を完成品とよく見比べてください。天板とパネルの色が入れ替わっているでしょ。加工精度がよくなかったので気に入らず後日作り直しました。足も大き過ぎて野暮ったいので作り直しています。
さて肝心の回路ですが、内容積はCDジャケットを広げた程もありませんからシンプルな回路でなくてはいけません。結局、黒田徹氏の製作記事をベースに2段差動増幅、FET+バイポーラの出力部という構成になりました。
試作基板を作成しバラックの状態で回路の問題点、特性等を追い込んでゆき主に位相補償等の定数を煮詰めて行きます。この状態での試聴も繰り返してます。
回路にはこんなに気合入れるつもりはなかったんですが…特性も音もただならぬと感じついのめりこんでしまいました。

基板の作成

感光・現像を終えた基板とOHPフィルム
例によって、はんだランドのマスキングをして、グリーンレジスト仕上げです。
部品を実装した基板です。片cHだけ位置合わせのためにヒートシンクに取り付けてみました。
最終的(かどうかはまだわかりません)な回路図です。
  1. 増幅部の詳細と実装図
  2. 出力部の詳細と実装図
  3. 出力インダクタの製作

いよいよ組み立て

加工品の数々
レンズも忘れないでね。
なお、フロントパネルの紋所「Mason」は一庵さんにデザインしていただきました。
先ずフレームの組み立てです。四隅は10角のアクリルですが、パネルとは接着、側板とはビス止めです。接着はゼリー状瞬間を使用、アクリル用の接着剤はデュポン・コーリアンには接着しませんでした。
外装部品を取り付けます。SPターミナルは間隔が狭いのでケーブルを通す穴を10度程外側に向けます。穴はちょうどφ6mmの円筒スペーサーが貫通するので、それにて角度を確認。
その他の外装部品を取り付け、この状態でできる配線も済ませておきます。
前後2箇所にGNDに落とすための銅箔テープを貼り、天板の基板取り付け部にシールド板を取り付けます。
ヒートシンクを取り付け、基板を取り付けます。
基板のGNDポイントに半田付けした3φ圧着端子を先にビス止めしてシールド板をGNDに落とします。
コンデンサ・ブロック、整流基板を取り付け、各部の配線を済ませます。
パワー・インジケーターのLEDは光が横漏れしないように黒の収縮チューブを被せます。
フレームとドッキングして、残りの配線を済ませます。
足を取り付けた底板を取り付けます。おっと、忘れておりました、底板をGNDに落とさなくては…。
最後に電源トランスを取り付け配線を済ませます。100Vむき出しにならぬよう二重に収縮チューブを被せます。

それにしても、やはりヤクザ、後で塩ビで安全カバーを作って覆うことにしましょう。
ということで、一応「にせむらアンプ」完成です。

測定結果と考察

類似品にご注意!

ドー見ても当アンプを模したとしか思えない「にしむらアンプ」なる類似品があります。
  この紋所が目印の「にせむらアンプ」本家ですので、くれぐれもお間違いのないように!