Tips

 

トラウトのルアー釣り(渓流)を始めたけど...

なかなか釣れない人のために、参考にしてもらえれば幸いです。

釣れてる方は読み飛ばしてください。

これらを実行すれば、必ず釣れるという保証はありません。あしからず。あくまで参考です。

1にポイント2にポジション3にキャスト4にラインとルアー5にリーリング6に粘りと根性

 

これが1番大切である。経験が必要。

いきなり、ルアー釣りから入るとなかなか分からないものである。 何度か餌釣りで基本的な魚の居場所を覚えるのが近道である。水の透明度にもよるが、大抵は障害物周辺と覚えればよい。つまり、水中の障害物を探すのである。 但し、餌釣りとルアー釣りでは若干異なる。餌釣りでは捕食時に魚の移動が少ないのに対し、ルアー釣りでは追いかけて食いつくパターンが多いからだ。

落ち込み:

    ひとまず、釣れるが、誰でも狙う場所なので小物がほとんどである。餌釣りに譲ってしまおう。但し、白泡の切れ目あたり(掛け上がりになっている)は必ず探るベシ。斜め上流側に立ち(可能な限り離れて)U字ターン(後述)で白泡の切れ目の少し内側をトレースするとよい。

プール(淵):

    魚が沢山いるのが見えるものだが、条件が揃わないと結果は出ない。狙い目は雨の日などに限られる。また、遠投出来れば期待できることもある。一応は探りをいれる。

底石周り:

    直径が30−40cm以上の底石周りは、流れが変化し魚が身を隠す絶好の場所である。流れが集まるところなら最高である。私が好んで狙う場所でもあり、意外に大物が潜んでいる。底石に流れが当たる上流側でのヒット率が高い。

瀬:(水深30cm以上)

    水温が高く、魚の活性の高い時期には対岸にキャストし広い範囲で探ると結構ヒットする。瀬といっても大小の底石があるはずだから、そこら辺を狙ってトレースする。但し、直線的に引いては効果がない。U字ターンがベターである。ターン直後にヒットの確立が高い。

なんだかんだ言ってもポイントは直感的に、かつ自己中心的に決めて、釣れたら、そこがポイントであるから覚えれば良いのである。ただ、釣れない人はこれを参考にして選んでみればいいだろう。

複雑多岐のように見えるポイントも、何度も通っているといくつかのパターンに分類できるようになる。あせらず自然に身につければよい。

 

釣り易い位置に立ちたい気持ちはわかるが、釣れる位置に立つべきである。

出来れば、可能な限りポイントから遠く離れる。餌釣りではなく、リールという武器があるのだから、遠くから魚に気づかれずに釣るのがベストである。

滝壷が段段に続く場所などで、下流側から釣る場合は1段下の滝壷から釣るようにしたい。

魚が見える位置まで行っては、まず釣れない。最低でも10m以上は離れたいものだ。どうしても、それが出来ないときには姿勢を低くして近づくベシ。

最近はミノーを多用するため上流側のポジションが多くなってきた。ジワジワと攻めるのであれば上流からの釣りがオススメである。ルアーを引くだけでなく、止めたり、送り込んだり、潜らせたり、浮かせたり自由自在である。リーリングのスピードも容易にコントロール出来、魚の鼻先でしつこく誘惑することも可能である。水中を立体的に探りたいのであれば上流+ミノーである。キャストに自信のない人でも、流れにのせてルアーを送ることができるので簡単なのだ。

但し、この釣り方の欠点はバレ易いことである。ルアー釣りは基本的には向こう合わせで、魚からハリ掛かりしてくれるものだが、ゆっくりとリーリングするために掛かりが浅いようだ。しかるに、当たりがあったら、はっきりと合わせをする必要がある。

 

一発目に全神経を集中すべし。よくヒットするのが1発目であり、バラすのも1発目である。サラリと投げたら釣れたと、釣ろうと思って釣ったでは釣った後の思いが全く違うものになる。上達の仕方にも違いが出るものである。

さて、キャスティングにも、さまざまあるが。大きく分ければオーバーヘッド(頭上)、サイド(横)、アンダー(下方)の3つになる。

私の場合は、サイドとオーバーの中間を多用する。遠投するのならオススメである。但し、ちょっとしたタイミングのズレで着水点が左右に大きくズレるので慣れが必要である。

オーバーヘッド:

      上下のズレはあるが、左右のズレは出にくいので、左右に障害物があり上方に木の枝などの障害物のないところ向き。

サイド:

      左右のズレはあるが、上下のズレは出にくいので、上方に障害物があり左右に障害物のないところ向き。また、遠投向きである。

アンダー:

      すぐ近くのポイントで、上方と左右に障害物がある場合に有効である。遠投は望めない。

状況に応じて使い分けるのであるが、自分の得意なキャストをモノにして、それを基本に広げていけばいい。大事なのは狙った方向に飛ばせるかであり、飛距離はさほど問題ではない。狙うポイントよりも少し遠くまで飛ばせればOKである。ルアーの重さや形で飛距離は変化するものである。

ほとんどの場合、多少ポイントよりも遠くを狙いサミング(ラインにブレーキをかける)で飛距離を調節するものである。サミングはロッドを持つ側の指などは使わずにリールのハンドルを持つ側の手を使って、ルアーが飛んでいるときにロッドを立ててスプールをつかめばよい。すでにハンドルの近くに手があり瞬間的に対応できるのでオススメである。

くれぐれも、ルアーの着水はソフトに...ボチャッと落とすのはサルでもできる。大抵の場合、魚は逃げます。時に離れていた魚が寄ってくるくることもあるが、希である。

キャストは脇を締めて、肘より先の腕の動きと、手首のスナップとロッドの反発を利用して瞬間的に行う。腕力で力まかせに腕全体を振り回すのはよくない。脇を締めることで、より正確なキャストができるようになる。

また、ロッドの握り方でも違いがでる。基本は小指と親指の腹で軽く握る(キャストの瞬間だけ力がはいる)。間違っても人差し指と親指で握ったりしないこと。

上手な人ほど、ロッドは大振りしないものだ。

 

水の抵抗やルアーの飛距離を考えると、できるだけ細いラインがいい。といっても、ルアーを引っ掛けたときに、すぐに切れるようでは話にならない。理想は水の抵抗を全く受けないラインなのだが、現実には存在しない。

釣ろうとしている魚のサイズによるが、私の場合渓流ではナイロンの4ポンドの蛍光色を使っている。ウルトラライトのロッドと組み合わせれば50cmクラスまでは獲れる。いざという時のために、リールのドラグを弱めにしておくのがコツである。

最近は、細くて強いフロロカーボンが出回っているが、値段が高い。その分、ナイロン糸を何度か新品のものと交換して使ったほうがいいような気がする。そこら辺は懐と相談して決めればいいだろう。また、上・中層を攻めるのことが多いので、沈みにくい気がするナイロンを使うのも、もう1つの理由である。

また、蛍光色は絶対条件である。ルアーの位置を確認するためにはラインが見える必要があるからだ。狙ったポイントにルアーを正確に送り込むときに目印にするものがラインなのである。

さて、ルアーであるがミノー・スプーン・スピナーなどがあり、各自の好みもあるであろう。どれでも釣れるので、どれがいいとはいえない。その日、その日で釣れたり釣れなかったりと、魚の気分次第で変わるものだから、自分で好きなものを使えばいいと思う。

あえて、気にするのは大きさくらいであろう。小は大を兼ねるというのが基本である。したがって、決めたサイズ以上の魚を狙うことが出来る。小さな魚を釣りたくなければ、ある程度以上の大きさのものを使うことで、無駄に赤ん坊を釣ることもない。

但し、スレた魚の場合はルアーのサイズダウンが必要なようである。

私の場合渓流では、ミノーが5−7cm、スプーンが5gと決まっている。スプーンの重さを決めているのは、いつも同じ感覚でキャストできるようにしたいというのが最大の理由である。スプーンの場合、重さが違うとキャストの感覚がまるで違うものなので、苦い思いをしないためにも、そうしている。

 

ぎこちないほど効果がある。機械で巻き取ったように一定速度では効果が半減する。かといって、水中でルアーが泳がないようではだめである。ポイントは動きの変化であり、ほとんどの場合、この変化のときに食いつくものだ。

リーリングはロッドワークと対で行うべきであり、流れの速さと反比例したスピードがいいようである。つまり、止水では速く、上流から釣る場合、流れの速いところではゆっくりとである。下流側から釣る場合は流れよりも速く、時々遅くと忙しい釣りになる。しかるに、ポジションが大事になるわけで、上流側、横、そして斜め下方という優先順序で決めればいいだろう(ミノー・スプーン)。

流れの真下から直線的に引く釣り方では、よほど活性の高い場合を除き期待はできない。しかし、下流から釣り上る場合など、上流側に回れないことはしばしばである、そんな時には縦・横の変化を使えばいい。ロッドの先をを上下・左右に動かせばルアーも同様の動き方をする。できれば、次のU字ターンをオススメする。

また、流れの横・斜め下方から行うU字ターン(対岸近くにキャストすると、川をクロスしたラインの流芯部分だけが下流に早く流されるためにUの字の形にルアーの奇跡が出来る)の場合、ターン直後に食ってくる場合がほとんどである。コツとしては、ターンの直後つまりルアーが上流を向いた時にちょっとしたポーズ(停止)を入れることでヒットの度合いが増す。また、そこで食わせないとルアーが近づきすぎて魚に自分の姿がばれてしまう。

あくまでも、リーリングはルアーを引く速さの調節であり、アクションを付けるのはロッドワークで行うべきであるが、互いの操作が絡み合って変化のあるアクションに結びつく。だから、リーリングはぎこちないほど良い。意識してそれが出来ればなおのことよろしい。

但し、ハンドルの廻し方にも基本がある。腕を動かすのではなく、手首から先だけを動かすように心がけることで、ロッドワークとハンドルワークをはっきりと分離できるようになる。出来ればロッドにブレを与えずにハンドルを回せるように練習すべきである。

魚を掛けてからは、リールで釣らずにロッドで釣るように心がけると、楽しさが倍増する。どっちにしろ、大物が掛かるとリールだけで釣り上げることが、困難になることに間違いはない。ロッドの助けがないと巻き取れないものである。あせらずに、小刻みにポンピングを使い、リールは少しづつ巻けばいい。

 

最後に必要なものである。まるでパチンコのようであるが、大切である。

川の規模によるが、大きい川ほどこれが必要である。居ると思ったところには、大抵の場合、魚は居るものである。2−3回のキャストで、あきらめてはいけない。しつこいくらいに何度もキャストする。同じトレースラインは最低でも3回以上、探る深さを変えれば、その2−3倍の9回以上のキャストになる。

かといって、その日の気分にもよるものである。時間と相談して決めればいい。

数少ないキャストで多くのポイントを探るか、少ないポイントで何度もキャストをするかは、貴方の好みである。また、個性でもあるので自分で楽しいと思う方法を探せばいいだろう。

最後に、私も3回程経験のあることだが、間違って自分を釣ることがある。これは痛い、かなり痛いものだ。そうならないために、魚からハリを外すときには、必ずラインのテンションをなくすように注意したい。これは、根掛かりなどをはずす時にも言えることである。また、そうなった時のために、ハリのカエシをつぶしてバーブレスにしておくことも重要である。ハリを切断できるラジオペンチやニッパなどを携帯しておくと便利である。


Copyright(c) Masaru Masukawa All rights reserved