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ところで私は民族音楽や民族舞踊が好きだ。それと同じ感覚でエキゾチックなヒンズー教が好みにあっているようである。 では私はしっかりとヒンズーを信仰しているだろうか?ヒンズー教徒になったのだろうか?やはり、好きであることと信仰を実践することは別である。 以前は私も、他の家の奥さん達と同じように、毎日陽が沈む頃になると手足を洗ってタクロ(祭壇)に線香を上げていた。でも、やめた。 ヒンズー教にはひとつ大きな不満がある。月のものが訪れた女性は7日間、線香を上げてはいけない、寺院に行ってはいけない、プジャ(儀式や供養)に参加してえはいけない、のだ。 つまり「お前は今汚れているから神様に触れるな」というわけだ。 |
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昨年は大きなプジャを計画した時には、7人ものポンディ・ジー(ヒンズー僧)や貸しテントの手配を済ませ、供養に必要な用具や供物も用意もできていたのに、寸前に私が不浄になったため、プジャは延期となった。 皆に「なぜ、延期になったのだ」と問われて私は答えに困った。殆どの供物は使いものにならなくなった。「こんな事ならヒンズー教は信仰しない!」、と私が思ってしまってもバチはあたらないだろう。中途半端に首を突っ込むからいけない。 傍観者でいれば、ヒンズーの人々に失礼もなくて良いと思う。 |
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でも、カイラースさんのプジャは違う。彼の唱えるマントラ(お経、真言)には魂がある。スティービー・ワンダーをソウルシンガーと呼ぶなら、カイラースさんはソウルマントリストだ。 カイラースさんは年の頃なら30代後半。顔は真田広之を丸顔にして顎髭で飾った感じ。声は高音の時細川たかし系となる。カイラースさんはマントラの達人で、一般のポンディ・ジーが知らないマントラも唱える事ができる。 カイラースさんのマントラは聴く人の心を揺さぶり感動を与える。 |
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