台湾新北市蘆州区に約一週間民泊してみた
 
寒い日本の冬を避けるため、今年の冬もまた台湾で過ごす事にする。期間は2月22日(木)から3月4日(日)までの11日間。宿泊先はいつもの様に8日間は新北市蘆洲での民泊、残りの2日間は空港に近い桃園のホテルにした。このホテルは前回台湾を訪れた時に宿泊したホテルである。ところで我々の出発前の2月6日(火)早朝に、台湾花蓮市でマグニチュード7を記録する大きな地震があった。ご存知のようにホテルなど大きな建物が倒壊する被害がでた。宿泊先のオーナーさんによれば新北辺りは花蓮市から離れており、建物も新しいので心配ないとの情報を得た。先ずは安心である。

次に我々日本人にはあまり馴染みのない場所、「蘆洲」について説明しておこう。 台北市の西隣、かつ国際空港桃園空港のある桃園市の東隣に位置する新北市の北部にあるのが蘆州(ルーチョウ)区。台北駅からMRT淡水信義線・中和新蘆線で新北市三重区を経由して約20分の蘆洲駅が最寄りの駅である。台北市中心部から距離的には近いのだが淡水河に隔てられ、台湾鉄道も通っておらず、MRT201011月に開通するまでは公共輸送機関での交通の便が悪かったそうだ。そのため蘆洲に関する情報はとても少ないようだ。しかし今では、新しく開通したMRTが日中は約10分間隔で運行されており、全ての駅のホーム上と改札周辺に、次の列車到着までの残り時間を刻々と示す案内表示が設けられている。

それでは蘆州はどんな街なのであろうか。蘆洲には小吃店もスタバもコンビニも夜市もあるので、食べるところには困らない。蘆洲駅の天井には芸術作品「舞之羽」がある。また蘆州には昭和の歌手・テレサ・テン(台湾名・ケ麗君)が通っていた蘆洲小学校がある。蘆洲には数多くの廟がある。蘆州で一番古くからあるお寺が湧蓮寺。保祐宮は初期に蘆洲に創建された木造の廟だ。蘆洲で最も古く百年の歴史を持つ商店街が「蘆洲廟口夜市」です。市場の近くにある「柳堤公園」や「幸福水漾公園」、また広大な都会の緑地である「大台北都会公園」なども憩いの場として最適の場所。そんなわけで蘆洲区は観光地・商業地と言うよりはむしろ台北市のベッドタウン的な街並みと言えるであろう。

話が長くなったが、今回の民泊先アパートはMRT蘆洲駅から歩いて5-6分の蘆洲区でも新しく開けた地区にある。台湾の旅も今回で7度目。 ともなれば、今回も我々の旅の目的はいわゆる観光地巡りではなく、「身近な山、公園、遊歩道あるいは商店街や寺院など庶民の集まる場所に行き、一緒に休日を楽しむ。もしチャンスがあれば地元の人達と触れ合ってみる。」ことである。


今回民泊したアパートは駅から徒歩で10分ほどの所にある11階建てのマンションビルの11階にある。ちなみに10階にはオーナーさん家族が住んでいる。各フロアーは2軒だけが住んでいるので、とても静かである。部屋はリビング兼寝室部屋、キッチン部屋、小部屋、ユーティリティー・ルーム、また広い庭には大きなバルコニー・ルームがある。11階にあるこの庭から見る外の景色は素晴らしいし、夜景も美しい。バルコニー・ルームでは景色を見ながら食事やお茶休憩をすることができる。
蘆洲(ルーチョウ) このビルの屋上にアパートがある バルコニー ルーム
リビング兼ベッドルーム リビング 右奥に小部屋がある キッチン ルーム
右側のバルコニー前に広いガーデン ガーデン テーブル ガーデンから周りの眺める

アパートから歩いて10分位の所に大きな市場がある。「蘆洲廟口夜市」と言う名前だが、実は朝から大変賑わっている。店も多いし種類も多いのでとても便利である。ただ問題は狭い通路の中を、人のみならず自転車からバイクまでがウロチョロするので慣れない我々には危険である。果物前で大きなパパイヤを3つ200台湾ドル(¥600程)で投げ売りしていた。味は兎も角我々も負けじと買ってみた。味は本物とても美味しかった。
蘆洲 昼間の夜市 朝から賑わうローカル市場 市場の中にある廟

「大台北都会公園」(二重放水路公園)は全長キロメートル、洪水による災害を防ぐために河川の洪水を分流させるのがその主な役目だそうだ。新北市が住民のレジャー空間へのニーズに応えるため、二重放水路を全面的に緑地化し、河川敷運動公園および美しい多機能の憩いの場所とした。さらに疏洪中央公園、疏洪追風公園、路燈河濱公園などの十九の公園に分かれ、すべての公園に共通する特徴は、一面の広々とした青い芝生で覆われている。家族そろって遊びに来るもよし、ペットを連れてここでのんびり過ごすもよし、休日のレジャーを楽しむのに最適の場所である。今回の我々の宿泊中もほぼ毎日の様に、この河川沿いをのんびりとお散歩してみた。この河川の東側は新北市蘆洲区、西側高速道路の向こうには桃園市の街が見える。

一方、この河川に沿って北に進むと、淡水河に架かる赤い関渡大橋が見えてくる。対岸には昨年の台湾旅行の際訪れた「関渡宮」がそびえている。
「大台北都会公園」(二重放水路公園) 河川東側蘆洲の街 高速道路の奥は桃園市街
お散歩する人ウオーキングする人 公園の一角 公園の一角
川と芝生に覆われた公園 平日は殆ど人が居ない 桃園空港へのMRT線
橋を渡ると桃園市に入る 関渡宮が見えてくる 淡水河に架かる関渡大橋

2018年は台湾では2月16日が春節(旧正月)。このため2月15日‐20日は春節連休。我々が行った時は既に終わっていたが、春節の飾りがまだ残っていた。人々も休日にはここへ来て楽しんでいるようだ。さらに進むと、高速道路の下を利用してのみの市が開かれていた。ここも人出が凄いし、何でも売られていた。
春節を祝う 休日には人でも多い 春節を祝う
休日には人でも多い こっちが入り口なのかな 賑わうのみの市

今回宿泊したアパートのオーナーさん家族は我々を色々な面でとても手厚く迎えててくれた。最寄りの駅からの車での送迎、小籠包などの軽い対応ベスト物や飲み物を冷蔵庫一杯に置いておいてくれ、またある日の夕食にオーナーさん夫妻と息子、娘達で近くの台湾料理レストランに我々を招待してくれたりと、大変な歓迎をしてくれた。下の写真(中央&右)は、このお返しとしてオーナーさん家族全員を我々の部屋のバルコニー・ルームに招待し、小パーティーを開いた時のものである。
ある日の昼食(小籠包とパパイヤ) オーナーさんとその息子と娘 中央がオーナーさんの奥さん

この日は土曜日、「象山自然歩道」に挑戦してみた。「象山」は四獣山(象山、獅子山、豹山、虎山の四つの獣山の一つ)。海抜183mと山としてはそれほど高くはない。一番メジャーな登山ルートはMRT象山駅を出発点とするルートで、展望台までずっと急な階段が続いている。頂上辺りからの眺めも十分美しく、台北101の全体が見える。特に夜景が美しいそうだ。帰りは緩やかと言われる市立療養院ルートを使ってみた。

象山自然歩道」石標 象山駅からの遊歩道出発点 途中で街を振り返ると
象山から眺める台北101 赤文字で”象山”と刻まれた石碑 ここが頂上 殆ど若者達だ
「六巨石」の一部 ここからの景色も素晴らしい 下山の途中から町並みが

この日は朝から地元の公園巡りをする。
大湖公園: MRT大湖公園駅で下車すると、公園全体が眺められる。白鷺山の麓にある大きくて美しい湖が広がり、その面積はおよそ13ヘクタールだそうで、その中央に位置する「銀帯橋」が見ものである。またその後方に「水?歌台」が見られる。

玉成公園: ここは庶民の運動公園であろう。公園には大人用運動器具が並んでいた。台湾には健康志向の人が多いから、休日には多くの人が朝から来るのであろう。公園の前になかなか豪華な雰囲気のある建物がありました。

南港公園: MRT昆陽駅で下車し歩いて10分程の所ある面積が約15.6ヘクタール。入口に設けられている中国式の赤い牌坊は、高さ13メートル、幅20メートル。園内には運動公園のみならず定期的に草木の手入れがされているようだし、高台から台北101も望め、チョットした観光にも適している。

大湖公園 駅から公園へ 銀帯橋
銀帯橋を渡ってみる のどかな一日 駅から大湖公園へ

水射歌台

水射歌台へのアプローチ MRT線が大湖公園駅へ入る
玉成公園 地元人の真似してやってみた 玉成公園福徳宮
南港公園 南港公園入口門 公園内遊歩道
もう春ですね 台北101が望める もう春ですね


台北駅から台湾鉄道に乗って「福隆」駅で下車し、ここから歩き始める。草嶺古道の峠を越え、太平洋側の台鉄「大里」駅に至り、再び台鉄に乗って帰るコースに挑戦してみた。「福隆」駅から「大里」駅までの歩くコースは約9kmだそうである。老齢我々にはチョットきついかもしれないが、折角来たのだから挑戦してみた。お天気は良いが平日のためか歩いている間には誰にも出会うことはなかったが、休憩所では地元の人達に出会うことができた。下山は大理駅のある海側へ。石段は結構きつかったけれど、久しぶりにゆっくり自然を楽しむことができたよ。皆さんも是非ともお試しあれ。

草嶺古道を歩いてみた 台湾鉄道福隆駅 駅前からの道はのどかだが
この辺りから登りが始まる 水の流れは穏やか 大分上ったかな
石段の無い所もあるよ 日本の打合せ大変をカラオケで 道端に野草が
綺麗な水が流れている やっと明るい所にでた 大分疲れた様で
巨大な自然石「雄鎮蠻煙」と書かれている 高床式休憩所 展望台(観景亭)から
展望台から太平洋が 展望台から 奥につながる道は桃源谷方面
下山途中、再び海が見えだした 大理天公廟 大理天公廟
  
8日間の楽しい蘆洲アパート生活も終わり帰国するのだが、成田空港への帰国便が前回同様早朝なので、桃園のホテルで2泊する。ホテルは前回も利用したプレザントホテルズインターナショナルである。ここは早朝からでも空港まで無料シャトルバスで送ってくれる。宿泊2日目は前回も訪れた虎頭山公園に再び行ってみた。途中の川沿いの遊歩道は旧正月の名残か、まだその時の飾り物が残っていた。
桃園市 桃園ホテルの部屋から 桃園ホテルの部屋から
虎頭山公園 ホテルから虎頭山公園へ ホテルから虎頭山公園へ
ホテルから虎頭山公園へ 虎頭山公園入口 入口から階段を登って頂上へ
これは何だっけ? 桃園市を望む展望広場 桃園市を望む展望広場




(:追記) 桃園國際空港と台北駅をつなぐ空港線MRT>桃園空港線MRTTaoyuan Airport MRT)である。台北駅から桃園空港まで30分ほどでアクセスできるので、今迄の空港バスに比べ(チョッと高めですが)大変便利になりました。桃園国際空港を経由し、現在の所中?駅までを開通しているので、台北市、新北市、桃園市などの3市を繋ぐ路線となっている。今回初めてこの空港線を使ってみた。以前に比べ時間が正確だし乗り心地も良いので、とても便利になったものである。ぜひお試しあれ。

2018/02/22 - 3/4
台湾新北市蘆州区に約一週間民泊してみた