ここでは家族の小説を紹介しています

目次

1 月光の村(ふくろうの山 連作1) 誌評紹介
2 銀色の蝶 (     〃     2) 誌評紹介
3 縄文の木 (     〃     3) 誌評紹介
4 萌える庭(抄) 誌評紹介


  (メモ)
1・2・3 は「ふくろうの山」という連作で、それぞれ百枚前後の作品です。全文を掲載しています。
4 は初出は二百枚近い枚数ですが、このサイトでは約三分の一に圧縮した抄録版を載せています。


















1「月光の村」について


 一番大切なものを投げ込むと願いが叶うという伝説のヒマラヤの湖。そこで出会った男女の物語。舞台地はネパールから京都へ……(初出VIKING)

「朝日新聞」2002.3.27 高城修三氏
放浪する若い男女がネパールで知り合い、一番大切なものを捨てることなく結婚したが、その挙句に一番大切なものを失ってしまうという現代の寓話。

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2 「銀色の蝶」について


「月光の村」の続編。
ふくろうの山の麓にある伝説のヒマラヤの湖を出発した、もう一組の男女の物語。
             (初出VIKING 蛾 改題) 

「読売新聞」インタビューより 
2001.10.26
「自分の考えたことが、小説の形を通して、読んでくれた人の共感を呼び、見ず知らずの人たちとつながることができる。書くことの原動力になります」

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3「縄文の木」について


「月光の村」「銀色の蝶」の続編。
子どもを失って一旦は壊れかけた絆を回復し、障害を持つ子を育てていこうとする家族の情景を描きます。(初出VIKING)  


「京都新聞」インタビューより 
2003.6.26
「書くことは、自分の内面を主人公に託して表現する行為で、過去の体験の意味を問いかけるもの。自分をさらけ出す勇気もいるし、しんどい作業だ。でもそれを乗り越えて表現することは、自分を磨いたり、高めたりする作業でもある。
心の中にある、大切なものを丁寧に書く。認められる、認められないにかかわらず、ずっとそういう気持ちでやっていきたい。自分の考えたことを形にする。それを読んでもらい、見ず知らずの人の共感を得てつながっていきたい。書くことは私にとって他人とつながれることでもある」

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4 「萌える庭」について


2001年第八回神戸ナビール文学賞佳作(初出とろっこ)
父と娘の葛藤を描いた作品です。

選評から
木辺弘児氏
憎悪と憎しみの親子関係を訴える文体は、迫力の点では候補作品中、際立っている。

竹内和夫氏
母から不動産を相続した娘と、家を継がせようとする父との震災を挟んだ三十年の相克が、密度の濃い文体で分厚く肉付けされた作品。

島京子氏
父と娘の関係が決然と書かれていて、気迫のようなものも感じた。父の人間像が強い現実感をもって描かれ読後の印象も重い。

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