
熊本県鹿本郡植木町轟1299 JR田原坂駅より徒歩15分 九州自動車道 植木インターより車で約20分
営業時間 12:00〜21:00 (オーダーストップ20:00)
店休日 月・火曜日
九州では珍しいどじょう料理の専門店。
ご主人の牧野氏はどじょう養殖の専門家で著書もあるほどの方。数年前この店をオープンしたそうだ。
敷地内には養殖池があるが、養殖池というより天然の沼のような雰囲気。コンクリート製などではなく、草や土に囲まれた野池のようで、
ここで育てられたどじょうなら安心して食べられるという印象を受ける。庭にはそれとは別に、まるまると太った鯉がたくさん泳いでいる。
周囲は人通りもほとんどなく自然の中にぽつりと店があるが、看板が出ているのですぐわかる。

店内は店というより民家そのもの。玄関に靴をそろえ、座敷に通してもらうといった方がわかりやすい。なかなか立派な旧家である。
田原坂の合戦の弾痕跡などが飾ってあり、土地の歴史も堪能することができる。原則として襖で仕切られた個室でいただくことになる。
メニューは鯉の刺身以外はどじょう一色。鯉は洗いではなく刺身なので、匂いがかなり強め。よほどの淡水魚好きでないと、1人前を平らげるのは
きついと思う。しょうゆでいただくのは新鮮な証だろう。ゆずごしょうを付けるのは九州らしくなかなかオツ。中央に大量にレタスが盛られているのは
強烈な味の箸休めだと思われる。今回は車で行ったので飲めなかったが、酒の肴にはいいかもしれない。

どじょう天ぷらは、白身で淡白ながら、脂がのっている。ここのどじょうは天ぷら、汁、いずれも子持ちのでっぷりしたものを使用している。
天ぷらなどはどじょうというよりハゼくらいの大きさである。天ぷらは1人前にしては量が多く、よほどの大食漢でない限り手こずるだろう。
天ぷらはどじょうの他に野菜やきのこもあり、それもまたデカい。

どじょうメニューではだご汁風のどじょう汁が看板メニューだろう。なす、ねぎ、ごぼう、など具沢山の白みそ仕立てで、どじょうがまるごと入った
ものと、どじょうがすりつぶして入ったものがある。汁の底からは大豆や麦も出てきて、栄養満点。
どじょう汁セット(姿入り)は、汁の他にご飯、茶碗蒸し(どじょうすり身入り)、香物、果物が付いていて。どじょう汁セット(姿なし)は、ご飯がおにぎり
に変わる。どじょう天ぷらセットは汁が鯉こくになる。
味は全般的に素人料理の延長線上にある家庭の味といったところで、駒方どぜうのように完璧に骨抜きされておらず、若干小骨があったりする
ところがまた素朴でいい。
周囲はあまり車も通らない場所でありながらこの日は次々に来客があり、数部屋がすべて埋まり最後は相席になるほどの盛況ぶり。
地元ではまずまずの人気店のようだ。
セットメニューは1200円〜1600円程度。鯉刺身1人前500円。柳川もある。
(2003年8月21日 作成)
店の広さ★★ (敷地自体は広いが、一部屋あたりの面積が広く数部屋しかないため、5、6組くらいのキャパシティと思われる)
接客 ★★★
清潔感 ★★★
価格 ★★