佐賀県唐津市魚屋町2031−1
JR筑肥線・唐津線唐津駅より徒歩8分 昭和バス大手口バス停より徒歩5分
営業時間 11:30〜14:00 17:00〜22:00 店休日 月曜日
品書き 昼のコース3000円、5000円、7000円
夜のコース5000円、7000円、10000円 (それぞれ税・サービス料別)
季節によりすっぽん、ふぐ料理もあり。なるべく予約を。

唐津市内にある日本料理店。
こじんまりとしていて従業員も多くないが、その分主人の目が料理にサービスに行き届いている感のある店。
カウンター席もあるが、基本的には個室での食事となる。
舌代は昼が3000円、夜は5000円から。ネットなどのグルメガイドでは魚介料理とのふれこみもあるが、
旬の食材を使った和食料理といった方がいいだろう。

この日は昼の3000円コースを注文。椅子席の個室でいただきました。
窓から玉砂利や灯篭を望む庭園を愉しみながら、ゆったりと食事ができます。周囲がとても静かな環境なのも
やさしく穏やかな時間を過ごせる一因でしょう。

3000円のコースはデザート、ご飯を含んで7品あります。料金が上がると品数も増えます。
付き出しは旬の食材がふんだんにたのしめます。春の涼しい気候に合ったさっぱりとしたあえものと旬の野菜を、
まずは軽くいただきます。

続いてはお造りとおつゆが出てきました。この日のお造り(刺身)は、鯛、イカ、カンパチの3種類。
鯛がプリプリして最も美味しく、自信を持っているためか鯛が多めの組合せでした。わさびが本物なのに満足。
唐津近辺の店は十六夜といい、きはち荘といい、本わさびを出す店が多く感激です。イカがじゃばら切りなのも
嬉しい心配りです。椀物は正直なところ一般的な味だったと思います。菜の花の具に旬を感じました。

続いても旬の味です。揚げ物は旬のそらまめもあり、えびのすり身揚げのガワは竹の子でした。さくさくとした
歯ごたえがたまりません。塩味をほんのりと感じながら、レモンをたらしていただきます。やや脂の後味がくどく
感じたのは体調のせいだったのか?

次は肥前を感じさせる一品。湯葉巻きのしんじょ揚げの横の緑色の野菜は水菜ですが、それに鯨ベーコンが和風
のだしで煮込んであります。これは添え物なのですが主役のようなインパクトです。大村湾で有名な鯨を食材として
いるところが肥前ならではと感じます。これにハリハリ鍋風に水菜を合わせてあるのがお見事。それまで器は
唐津焼で出てきたのに、この一品が伊万里焼なのは偶然ではないでしょう。鯨で栄えた彼杵の町は唐津よりも
伊万里が近いことを思うと、ずいぶんと昔から鯨料理は伊万里焼に乗って出されたのだと考えたのでした。

ご飯は茶飯でした。色鮮やかな錦糸卵の下には、細かく魚の身(たぶん鯛?)がちりばめられています。
魚が使われているわりに上品な味になっています。
これにデザートが付きコースは終了です。どれも細やかな心遣いが感じられる逸品でした。
(2003年4月28日作成)
店の広さ★★★
接客 ★★★
清潔感 ★★★
価格 ★★★