福岡市中央区大名2−2−1
営業時間11:00〜22:00 ランチタイムは14:00まで
店休日なし (年末年始および盆休みは有)
品書き ランチ(和定食、特製手打ち蕎麦定食各1200円)

福岡市中央区大名といえば、若者向きの店が多い街ですが、そんな中、手入れの行き届いた植木に囲まれた
落ちついた一角があります。地元では有名な料亭で、市内からタクシーに乗り店名を告げただけで、運転手さんも
すぐにわかるほどの知名度です。そんな有名店でありながらもそれほど敷居は高くなく、値段もそれほど高くなく、
庶民でもたまには足を向けることができる、親しみのもてる老舗割烹です。
行燈風の照明には博多の祭りの名前がいくつか書かれていたり、生簀には魚名が銘記されていたり、見る楽しみ
についても慮りがなされています。

昼の和定食は1200円と値段も手ごろながら、充実した内容で満足できます。渡り蟹の味噌汁は、下品なまでに
ガザミのだしがきいていて、濃厚なうまさ。刺身も三種類、天ぷら、煮物、茶碗蒸しもついていて、香物はこの日は
高菜、野沢菜、大根でしたが、どれもかなり高いレベルのうまさです。刺身には、博多特有の濃厚な刺身醤油が
付いてきます。正直いうと、汲み出し風の豆腐は陳腐な味でした。しかしこの昼定食だけで、下手な旅館の夕食以上
のレベルではないでしょうか。 そして何と、明太子が食べ放題!
稚加栄は明太子も有名で、百貨店や駅・空港の売店でも人気ですが、チューブ入りのものが卓上に置かれていて
好きなだけいただけます。粒がしっかりして、歯ざわりがよく、塩分も適度で、上品な美味さです。

店内は、埋め込み式の大型の生簀を囲うようにコの字型にカウンターがあり、その回りに座敷席があります。
座敷からは庭園の彫琢された松の木などを望むことができ、さらに個室もあるようです。
蛇足ながら化粧室がまた上品な和のつくりで、一見の価値があります。

店の広さ★★★
接客 ★★★
清潔感 ★★★
価格 ★★☆