1.--ピンボルトをゆるめる。--
キャリパーが、マウントされた状態でパッドを貫いている2本のピンボルトを見つける。
この、ピンボルトは金属のプレートのツメで固定されているので、これをやさしく広げ、ボルトが回る状態にする。
先に、このピンボルトを緩めておかないと、キャリパーをはずした後で緩めるのは難しいので、あらかじめ緩めておく。
(この段階では、完全にははずさない)
2.--キャリパースライド機構自体のグリスアップもした方が良い。--
でも、ここは、ちょっと作業が難しいので、作業は飛ばした方がいいかもしれません。
http://www.geocities.co.jp/MotorCity/5167/pod3.htm
で解説してあるように、MBは片押し方式なので、キャリパー自体がスライドすることによって、ブレーキをかけています。
これが時々、(古い車両ではおおむね)固着しているので、スライド部分をグリスアップの必要があります。
この部分はデリケートなブーツがあるので、破かないように、(フロントフォーク→プレート→キャリパーと固定されていますが)プレートとキャリパーを固定している2本のボルトを緩めます。
このうちの長い方には、ボルト、キャリパー間にカラー(円筒形の金属)が入ってますが、このカラーとキャリパーがスライドしないと、ブレーキの機能は果たしてくれません。
ここを左右にスライドさせてみて、動くようであればラッキーで、この作業も飛ばしてよいでしょう。
が、固まっているようであれば、カラーを抜いて、モリブデンなどの入った耐高荷重のグリスを入れてやらなければならないでしょう。
この、カラーをはずすとき、ゴムブーツをうまく抜くのが難しいんです。
また、組み付けるのも結構骨が折れます。
この作業がうまく行くと吸い付くような利きのブレーキになりますよ。
3.--キャリパーを抜く--
ブレーキホースはつながったままでいいですから、キャリパーをディスクからはずします。
(2.で作業した場合はそのまま外れるはずですが、)フロントフォークとプレートを固定している2本のボルトをはずし、やさしくキャリパーをはずしてやりましょう。
4.--ピストンを後退させておく--
古いブレーキパッドは磨耗してますからそのぶん薄くなり、ピストン(銀色の円筒)がせり出してきているはずです。
この状態で、新しいパッドに付け替えても、パッドの間隙が狭くなりディスクにはまりません。
そこで、あらかじめ、ピストンを引っ込めておきます。
よく、「パッドをこじってはならない」との解説を見ますが、古いパッドならば傷がついても関係ないので、古いパッドをつけたまま、ドライバーなどをつかって、間隔を広げます。(やっぱりやさしくやってください。作業のまえにピストンの周りの汚れはよく取っておいてください。)
どのくらい広げるかは、新品パッドの厚みなどを見て、計算してください。
なお、この工程から決して、ブレーキレバーを握らないでください。
せっかく引っ込めたピストンがまた、せり出してきてしまいます。
5.--古いパッドを外す--
あらかじめ緩めておいた、ボルトを抜き、古いパッドを外します。
このとき、薄い金属のプレートやキャリパーの奥にも、押さえつけようのプレートががありますから取り扱いは慎重に。
ここも軽く、掃除なんかしておいた方がいいです。
6.--新しいパッドをつける--
新しいパッドを装着しますが、このとき新しいパッドの角を、紙やすりなどで面取りしてやるといいと言われますが、私はこの作業はしたことがありません。
また、
・パッドと、ピストンの当たり面
・キャリパーがパッドを抑えているツメの当たり面
・ピンボルトとキャリパーの当たり面
・押さえつけのプレートとパッドの当たり面
には、やっぱりグリスを塗りましょう。(薄い金属プレートも)
これは、パッドの振動による鳴き、片減をなくすためです。(けっこう大事)
なお、ピンボルトは、完全には締め付けず、ある程度しめておきます。
7.--キャリパーの取り付け--
ディスクにパッドをかませ、やさしく、奥に押し込んでゆきます。
ボルトは、固定ボルト→パッドのピンボルトの順で締めておきましょう。(外すときの逆の順)
8.--乗り始めは注意--
パッドのあたりが出るまで、ブレーキのかかりは6割くらいの感覚ですので、最初のうちは無茶は禁物です。
以上です。
間違いもあるかもしれませんが、私はこの工程でやってます。
スライド部のグリスアップは別の機会にやってもいいかもしれませんね。
一度にやると、結構時間かかりますから。
hs