以下の記事は私の体験を綴った日記である
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なんでも 胸にブラジャー、股に生殖器(模造品)をつけ胸に「これが中国人だ!」と札をつけていたというのだ。 あまりにも中国人をコケにした表演ということで 中国人学生が激怒。10月30日夜10時、西安の中心街をデモ行進した と言う情報が流れました。嘘か本当か・・・・でも本当ならこのご時世にこの山田なる教師は何を思ってこんなことしたんだろう 。』 以上某サイト書き込みより引用。 私は彼らとは親しい関係にあり、昨日午後からは彼の部屋で時を過ごした。 ほんのちょっとした誤解からこの事件は発生した。確かに寸劇としては少しおげれつだったかもしれない。しかし彼らは中国人を侮辱した行動は全く行っていない。 本来の趣旨は日中友好と言う名の元で作った劇だったのだ。 中国の文化背景を少しでも理解していればあのような寸劇は行えなかったかもしれない。 彼らに非が無いとは言えない。 しかしこの後の中国人学生の行動のほうが、常軌を逸した行動だと思う。 30日午後12時過ぎ、約100名ほどの学生が、 留学生楼の前に集結、そしてデモを開始した。 初めは遠巻きに見てた学生らもしだいに参加し始め、あっという間に 約1000名近くの学生が集結した。 それとともに抗議行動はエスカレート。 日本国旗や日本ブタと書いた人形を破壊して燃やすなどの悪行の限りを尽くした そして、我々に数々の侮辱の言葉を投げつけ、寸劇参加者の謝罪を求めつづけた。 僕は7階の部屋でそれを見ていた。一人の日本人が、数十人の中国人に追いかけられ、挙句の果てには殴るけるの暴行を受けたのだ。映画の『プラトーン』をご存知の方は、一人のアメリカ兵が、多数のベトナム兵に追い詰められるシーンを 思い浮かべていただければ想像つくかもしれない。 彼らの暴挙はとどまることを知らず、ついには留学生楼に突入、 日本人狩りと称し、いすや鉄パイプを片手に 「日本人はどこだ?] と叫びながら片っ端から部屋のドアを蹴破り、部屋の中にいた学生に暴行を 加え始めた。 窓ガラスを叩き割り、部屋をちゃめちゃにし、 女子学生に対してもなんら手加減をせず暴力を振るったのだ。 デモが開始されてもう5時間が経とうとしていた。 まだこの時点になっても公安すら現れず、なすすべのない状態。 部屋に乱入した学生は学校の保安隊によって一時的には排除されたが、 それでも留学生一同は再度の乱入を恐れ、恐怖の時間を過ごしたのだ。 一方僕はというと、あくまでも楽観的であった。 なぜ僕が留学生楼にいたかというとそれは一本の中国人学生の電話がきっかけであった。 突然部屋に鳴り響く電話の呼び鈴 『今何が起こっているか知ってる?』 「知らないよ」 「凄い事が起きてるのよ!!○#△%×$□&’!?」 早口でまくし立てられたら何を言ってるのかさっぱり解らない。 「わかった?」 「いやごめん全然わからんわ」 「それなら日本人の誰かに電話でもして聞いてみたら?」 と言う事で電話を切り日本人留学生に電話した。 電話に出た彼は非常に取り乱していた。 長くなりそうなのでまた明日。 しかしいつも利用している西門から入ることは危険だと感じ あえて留学生楼に一番近い南門から入る事にした この南門は留学生楼の裏手にあり普段でもほとんど開く事のない門だ。 違法ではあるが、躊躇している暇は無い。 幸いにも警備員は辺りにいなかった。デモの為動員されたのだろう。 僕はその南門を乗り越え侵入に成功。 そして何事もなかったかの様に装い、留学生楼の中へと足を踏み入れた。
やってきたのは中田君(仮名)だ。彼もまた演劇の参加者で、中心人物だ。 彼について触れていなかったが、僕がこの部屋に来たとき彼は、すでにこの部屋にいたのだ。彼は、自分の部屋に荷物を取りに行き戻って来ただけだ。 この中田君、山田君(日本語教師)と僕とは、同期生だ。彼らとはもう1年もの付き合いで、どういう人間だかお互い知り尽くしている。 山田君は、前期までは学生として中国語を習っていたのだが、今期から先生として教鞭をふるっていた。彼は2年ほど教師をして帰るつもりだと、以前語ってくれてた。 午後からの2,3時間のうちに、彼宛の電話が鳴り止まなかった。掛けて来たのは彼の教え子達。 『先生ご飯食べた?』 『大丈夫?』 『また授業してくれるよね・・・。』 『私たち先生を信じてる』 内容は全てこんな感じだ。これで彼の人柄がわかるだろう。わずか2ヶ月で、ここまで生徒に信頼されている奴だ。 その一方中田君は、ちょっとお調子者の、楽しい奴。彼は大学2年生だ。 中国語のほうはというとそれほど達者ではないが、中国人の友達が非常に多い。 大学生以外にもかなりの知り合いがいる。 演劇には4人の日本人が出演したのだが、後の2人は事は僕はあまり知らない。 外の喧騒も、ずいぶん収まったようだ。なんでも正面玄関前で騒いでた連中を、 機動隊が別の場所に移動させたそうだ・・・。 『でもどうやって? それが出来るならなぜもっと早くしなかったんだ?』 少し疑問も残ったがまあいいやと納得する。時計を見ると3時前だった。 それからわずかして中国人の先生がやってきた。 『これから全部の留学生移動します。 廊下へ集まってください。』 やったこれで自分の部屋に帰れる〜と思った。 一階に下りたとき、皆が唖然としていた。ガラスは全て砕かれ、まさに竜巻の過ぎた後のような状態。 裏庭に集まり整列させられ、そのまま車に乗り込むようにと言われる。 僕はこのままでは、いっしょにホテルに行く羽目になってしまう。そこで僕は先生に言った。 『俺自分の家に帰っていいか? お金も持ってないし着替えも持ってないから・・・』 『駄目だ!危なすぎる!』 あっさりと断られるも、まあ隙を見て逃げようとたくらんでいた。 いよいよ乗車、その時何食わぬ顔で、列を離れ反対側の歩道へ。 誰も声を掛けてこない。いっそ走って行こうとも思ったが、返って目立つかもと思いゆっくり歩いて家に帰った。 彼は起きて僕を待っていてくれた。部屋のあちこちに小便がしてある。 まいったなぁ・・・僕は仕方なく彼の後始末をした。 トイレってどうやってしつけるんだったかな?明日ネットで調べてみるか・・・。 とりあえずビールで無事返って来れたことを彼と祝った。 さて何はともあれほとんどの留学生は無事ホテルに移動し、安全が確保された状態である。しかし、僕を含め学校の外に住んでいる日本人にとっては、かなり危険な状態である。 電話で友人が心配してくれて 『絶対に外に出るな! 誰か尋ねてきても、ドアは開けるな!』 と何度も忠告してくれた。これは日本人の友達だけでなく中国人の友人からも 同じようなアドバイスがあった。 しかし僕はそんな忠告も無視して興味半分で早速外に繰り出した。 先ず気づいたことと言えば警官が以上に多い。そして学校の校門前では、2〜300人はいるだろうか、相変わらず無駄なエネルギーをつかって騒いでいる。 僕は無謀にもその集団の中に入っていった。ちなみに僕は家を出るとき服装にだけは気を使って、なるべく中国人っぽい格好の服を選んだ。全く誰も気づかない。まあ当たり前か。 もしこの場で 『俺は日本人だぞ〜』 って言ったらどうなるだろうかななどと思ったが、さすがに実行する勇気は無かった。 町の中心街では、日本料理店が襲撃されたとか、日本人がたくさん住んでいるホテルが教われたなどの事件があったらしい。もちろんこのような報道は中国側からは一切発表されない。これは、留学生から聞いたりネットで見て知ったことだ。 自分たちの不利なこと、都合の悪いことは一切触れないし報道しない。 たかだか2〜3人の留学生が、少し羽目をはずしたくらいで、こんなにも大騒ぎするほどの事なのか?彼らは少したりとも中国人を侮辱してはいない。ただそれを見ていた反日思考の強い学生が、これをネタにひと騒ぎしてやろうとなどと思って起したものだろう。いやもしかしたら黒幕は政府だったりして・・・・ 事件のきっかけとなる劇は、29日の2時半頃に行われた。そして暴動が始まったのは、翌日の昼過ぎ・・・。この間はいったい何なんだろう?彼らはこの間に他の反日野郎を集め、普通の学生を洗脳して、この暴動に備えていたのではないだろうか?学校がその気だったなら、簡単に解決していたものだろう。 『今暴動に参加している学生諸君、 直ちに止めないと君たちを退学処分にする!』 これで十分だろう。 なぜこんなことも言えないのか?なぜ10時間以上たってやっと公安がやってきたのか?どうしてもっと早く呼ばなかったのか?なぜ西北大と全く関係のない外部の反日野郎が参加できたのか?問題をあげればきりが無い・・・。 今日は午後から留学生全体の会議があった。結局寸劇に出演した4人の他、8人の日本人女子留学生の帰国と言う形でけりがついたようだ。授業も明日から開始される。 なんやかんや訳の解らん情報が飛び交っていたが、結局真相はこうだ。 まず「これが中国人だ!!」なんて叫んでもないし、紙を掲げてもいない。 裸踊りといってもTシャツの上に赤いブラジャーをして、顔にダンボールで作ったロボットのような箱をかぶり「中国」「ハートマーク」「日本」と、日中の友好をあらわす事を背中に書いていただけ。 踊りもたいしたものではなく、舞台で音楽にあわせてリズムをとる程度のもの。 まずかった点といえば、リハでは着けていなかった下着を身に着けたこと。 会場へのサービスのつもりで、ブラジャーの中に隠し入れたお菓子の包みを掴み だして観客席に投げた事。 しかしこれは何ら悪意から来たものではなく、あくまでも盛り上げるためにやっただけの事。そして、彼らは自からで参加したのではなく、中国人の学生に、半ば強制的に参加させられたものであったのだ。 この程度のことで侮辱されたと、数千人のデモを起こし、校舎を破壊しまくり、日本人狩りと称して、無差別に日本人を襲撃し関係のない女子日本人留学生二人に怪我まで負わせている。さらには日本料理店などを襲撃、多大な損害を与えた。 日本人留学生は即刻退学処分、巻き添えを食った形となった日本語教師は 解雇、そしてともに緊急帰国させられた。 たかが大学の学園祭での下品な行いで、このような国際問題になるとは、中国の異常な国内状況が現われたものであるとは考えられまいか? たしか、中国は勝手にデモなどを行える国ではない。 反日抗議デモが起きたということは、当局が仕掛けた「やらせデモ」の可能性が十分にある。 最後に事実をもう一つ。 飛んだとばっちりを食ってしまった教師。彼は事件の発端となった劇の一つ前に 一人で出演し、マネキンを使って腹話術を披露しただけである。 ただその後の彼らの芸に、内容も知らず跳びいり参加し、舞台の上に上がり笑って見てただけなのである。 |