こじんまりとした家庭的な教会です
「駄」は愉しい 「駄」の字を辞書で調べると次の様に書かれていました。 ①ウシやウマに荷物を背負わせて運ぶ ②値打ちの無いもの、つまらないもの ③はきもの (角川必携国語辞典) ①馬や牛などに物を負わせる ②せおう、のせる ③背にのせた荷物 ④荷役に使う馬、乗馬にならない劣った馬 ⑤ねうちのないもの、そまつな意 ⑥荷物を数える語 (新明解漢和辞典) 重い荷を背負わされている割には、ねぎらいも感謝も感じられない 報われない言葉として使われているように思います。しかし、私はこ の「駄」を使った言葉が好きで強い愛着を覚えます。 先ず、第一に「下駄」。私にとって春の到来を身をもって知るこ とのできるはき物です。足を包んでいた靴下から解放され、素足で歩 き回れる喜びを足裏から体験させてくれます。確かに足元ですから下 で私の全体重を “②せおう”優れ物で、とても⑤そまつなどと軽んじ ては失礼千万です。 次に浮かぶのは「駄賃」。なんとこどもの頃は貰って嬉しかったこ とか。父親から煙草(銘柄:しんせい)を買いにやらされ、帰って来る とゴクたまに(酔っていた時に)おつりをくれた時の喜びを思い出し ます。欧米でのサービス従事者はこの「駄賃」なしには働いてもら えない重要な心付けであり、英訳すると「チップ」となるでしょう。 さらなるものは「駄ジャレ」。どんなにこどもたちや周りの人から 「寒む~!!」と笑顔なしの軽蔑のまなざしを浴びようと自分一人ほくそ 笑んで愉しめるのですから。そう、人間関係にとっての潤滑油、と思う のは私だけでしょうか。 ほかに「駄菓子」「駄作」などなど。なんと「駄」は身近かに感じる ものなのかと思います。大袈裟に言えば「駄」は生きていく上で欠かせ ないのではないでしょうか。 聖書に出てくる動物のロバ、ロバは④乗馬にならない劣った馬、 「駄馬」とありました。しかし、イエスさまが都エルサレム入城の折、 入り用とされたのが「駄馬」なるロバ、それも半人前とも思える子ロバ でした。イエスさまを③背にのせて「ホサナ、ホサナ」と叫ぶ人々の祝 福の声を自分のことのように子ロバは喜んだことでしょう。 今年の恵教会の主題テーマは“み言葉を運ぶロバに”です。イエスさ まが一緒に乗ってくれているから心強いかぎりです。さぁ、元気を出し てボチボチと歩いて行きましょう。そう言えば、エルサレム入城の日に イエスさまをお乗せした時は荷役仕事とは思えない解放された休日のよ うに楽しい日だったなぁ~!! これがほんとのローバの休日(ローマの休日)?! 「寒む~」 以上