Value Magazine(バリューマガジン)
名航バリューという会社の中での
行動の基準、これについて
いろいろと考えてたくさんのストーリーを
毎週書き続けて7ヶ月が経っていました。
新年が始まり、今年が大きく動き出す。
バリューのひとつにある
「変わってみない?明日のために・・」
それと同じように昨日とは違う今日、
去年とは違う今年をいつも生み出して生きたい。。。
《名航バリュー》 |
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minoru_kisikawa@mhi.co.jp
第2章
(28th)2004年新年の目標(2004.1.14)
(30th)命より大切なものありますか&竜馬の感受性
(31st)クラシックの頭、ジャズの頭&革命児の生まれ方
(32nd)和田清華さんの自分の心踊る感動を人に伝えるとは
(33rd)礼から来る心の動き&生きている事の意味を古武術に学ぶ
(34th)思いが言葉に変わる瞬間&コミュニケーションの意味を学ぶ
(35th)シンガポールの文化の風&欧米風ビジネススタイル
(36th)色眼鏡を磨こう&入学式が新鮮なわけ
(37th)結婚という新しい明日&人との出会いと夢のカケラ達
(38th)社長の失敗談に学ぶ事&桜の花の秘めた思い
(39th)新入社員へのお祝いの品&柊という木の強さ
(40th)選んだ道と自分の真実&自由な生き方を求めて
(41st)入社式の挨拶での大切な事&ホテル東横インの秘密
(42nd)運命を作り出すものとは?&自分の空を見つける方法
(43rd)福岡の街の活気の源を探して&楽しい仕事のやり方
| バリューマガジン(28th) (第1部) |
| バリューマガジン(30th) バリューメンバーの皆様 寒いですね。 土曜には雪が降っていてびっくりしました。 自分の今住んでいる寮の4階からは、静かに池に振り落ちては 消えていく雪が見えて、なかなか綺麗です。 (第1部) 自分が大学時代に読んだマンガで「パイナップルアーミー」というのがあります。 かなり古いマンガなので知らない人も結構いるのではないでしょうか? 最近イラクやら何やらで戦争の話題が多いので思い出したのですが、中身はこん な感じです。 元傭兵(雇われの兵隊)でアメリカ海兵隊に参加していたジェド・豪士という名 前の青年が、今はテロリストに対する対策や、誘拐に対する対処の方法など、治 安維持関連のコンサルタントをやっています。 彼のもとには様々な理由で争わなくてはならない人々、その被害を被った人達が 集まります。自警団を作りたいという市民グループや、テロリスト対策をしたい 経営者、誰かを守りたい老人、CIAから追われる少女の保護、等々。 お互いがそれぞれの理由を持って人や物をどこまでも愛し、そして愛するが故に 誰かを憎み、傷つけ、大切なものがあるが故にそれを必死で守ろうとします。 その中にこんな話がありました。主人公の豪士がマフィアに追われる家族と言っ ても子供たちを助けるために、古い建物の中で銃撃戦を行いながら、後退して行 きます。けれど、逃げる途中でその子供たちの一人の女の子が大好きなうさぎの 縫いぐるみを落としてしまうのです。 泣き出す女の子に、「待ってろ」と伝えて豪士は命懸けでその縫いぐるみを取り に行ってくるのです。そして負傷しながらもその子の元に帰ってきて、唖然とす る他の子供たちに向かって、こう言うのです。「誰にでも命より大切なものはあ る・・」 彼女に取って命より大切な守りたいものは、その縫いぐるみだったのです。。赤 の他人でありながら、彼女と豪士の心はその瞬間に繋がったのだろうな、と自分 は思います。 誰にでもそれぞれ違った価値観があって、心から大切なものがある。そしてそれ を守りながら生きている。それを理解する事なしに、正論という名の下に物事を 推し進めても決して気持ちは通じ合えない。 それぞれの胸の中にある大切な価値観。それを守るための戦いは、そう簡単にな くならないのかもしれないけれど、人はみんな一人一人が違う大切なもの、それ ぞれの輝きを持って生きている事は忘れちゃいけないな、と思いました。 そんなコミュニケーションしてますか? 言ってみなけりゃ始まらない、聞いてみなけりゃわからない。 (第2部) もう一つ結構前に読んだマンガのお話があります。それは「サラリーマン金太郎 」というマンガで、テレビドラマにもなったので知っておられる方も多いと思い ます。 自分は残念ながらテレビ版は見た事がないのですが、あらすじはこんな感じです。 元暴走族の頭だった金太郎という青年がひょんな事からヤマト建設という会社で 働き始めます。 そのまっすぐな性格と、大きな考えと、人望と、で会社を巻き込んで大きな波乱 を起こしながら、自分も、会社も、回りの人達も成長していく。そんな感じの話 です。 様々なプロジェクトに関わる彼が砂漠の中にサイトの敷地工事をするという場面 が出てきます。砂嵐の吹き荒れるサハラ砂漠の中、言葉も文化も風習も違い、何 もかもアラーのおぼし召しという人々の世界に入ってとても苦戦します。 何人もの前任者が逃げ帰った砂漠に初めて到着して、現地まで向かう途中に砂漠 の美しさに驚く金太郎、その彼を見て、運転手の日本人がつぶやくのです。 昔司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んだ時に初めて富士山を見て感動する竜馬の 場面があるんです。すごいすごいと喜ぶ竜馬に側にいた従者が、「今どんな事を 考えたね?」と聞くと、竜馬は「うん。俺は日本一の男になりたいと思った。」 というのです。 従者は笑いながら「旦那、それは気のせいですよ」と言う。そこでの竜馬の一言 が「もちろんだ。この事はやがて忘れてしまうだろう。けれど、今この瞬間にこ の景色を見て感動する人間と、しない人間とでは全く違う。」というのです。 この話に自分は感動しました。この竜馬の感受性こそ人間に共通して存在するも のではないかな、と思ったのです。 もちろん人によって富士山を見た時の気持ちは違うのだろうけど、そこには何か 心動かされるものがあるのではないでしょうか。そしてそれは富士山と向き合う 事によって自然に心の中から湧き出てくるものだと思います。そんな風に何かに 向かって何の先入観もなく向き合って、自然に感じる事、その気持ちは共有でき るのかな、と思います。 つまり、感受性とは一つ一つの物事にまっすぐと向き合い、その時に生まれる心 の揺れの事なのです。 それに対して、第一部でお話した価値観というのは、その一つ一つ大切にするも のの優先順位だと思います。それは人の成長、社会の環境により常に変わってい くものなのでしょう。 例えば、日本の戦時中の価値観は@祖国、A家族、B命の順番だったのでしょう。 けれど、今となっては全く逆転して@命、A家族、B祖国、となっているように 思います。でもだからと言って、今は祖国が大切じゃないのか、というとそうで はありません。あくまでそれは順序に過ぎないのです。 優先順位が変わったとしてもそれぞれの物の大切さ、家族や、祖国が大切な事に 変わりないのではないでしょうか。社会が変わり、環境が変わっても、それぞれ の大切なものを感じる力、を人は育てる必要があるのだと思います。優先順位と はそれらの後についてくるものかもしれません。 会社の中でも同じ事が言えます。例えば@コスト、A品質、B納期という3つの どれも大切、と思うのは感受性ですが、その優先順位を決めるのは会社の中での 価値観だな、と思います。 会社の中では、その価値観としての優先順位を示す事こそが上司の役割であり、 その一つ一つについて感受性を発揮しながら仕事を行うのが担当者の役割なのか な、と思います。 更に言えば、その価値観を共有するための発言や行動を行い、同じ方向に社員を 引張って行くのが社長の仕事ではないかな、と思います。 ちょっと難しい話になりましたが、皆さんはどう思われますか? まずは向き合い、感じることから全ては始まります。。最近感動してる? |
| バリューマガジン(31th) バリューメンバーの皆様 先週は暖かい週末でしたね。 皆様いかが過ごされましたか? 本屋で見かけたのですが、プレジデントの2.2号に佃社長のコメントが載ってい ます。興味のある方は読んでみて下さい。 自分の感想は、あーこの人は、自分のためでなく、会社のために今何をするのが 一番良いのか、を真剣に考えている人だな、と感じました。 (第1部) 先週の土曜日は友人の紹介で、あるセミナーに参加、そしてバイオリンとピアノ デュオのミニコンサート、その後懇親会があって、そのまま友人と近くのジャズ ライブをしているBARに行って、飲んで帰る。という一日でした。 セミナーも良かったのですが、久々に聞いたバイオリンとピアノの生演奏、そし て、ライブでのジャズ演奏がとても心に残りました。 バイオリンの方はクラシックを中心とした選曲で立派なホールで心洗われるよう な素晴らしい演奏でした。対してジャズライブの方はBARなので当然全員飲み ながら、時には手拍子しながらの楽しくみんなで盛り上がるライブでした。 とても充実した土曜日でしたが、今回はこのクラシックとジャズの違いについて 感じた事をお話します。 クラシック音楽とは、モーツアルトやベートーベンのような巨匠達の音楽です。 「運命」とか「第9」とかの雄大な交響曲から、「エリーゼのために」等のピア ノ曲まで様々です。 それに対し、ジャズはデュークエリントンとか、チャーリーパーカーとか、最近 は綾戸智恵とかの演奏者によるいろんなジャンルの曲があります。 そんな、クラシックとジャズには大きな違いがあります。クラシックはどちらか というと昔書かれた楽譜を正確に、そしてその作曲者の意図を理解しながら、演 奏者の心を込める。。ような演奏をします。 それに対してジャスはもっと自由に、もともとの曲を様々にアレンジしながら、 その場の雰囲気とノリで自分を表現し、観客とともに作り上げていくような音楽 です。 自分がやったクラシックギターでは、まずは譜面を覚える事から練習が始まり、 ジャズ研究会に入った先輩は、ピアノの前にいきなり、和音(コード)の進行だ けが置かれて、さっ。自由に弾いて、と言われて困ったと言ってました。それぐ らい違います。 ダンスで例えるならバレエとヒップホップみたいなものです。いかに全員が揃っ て美しく踊るか、というバレエと、その曲にいかにアレンジして、自分の個性を 表現するかのヒップホップです。 更に、我々製造業で例えればこんな感じになるのではないでしょうか。清々と流 れている、大量生産の製造ラインというのはクラシック的で、図面や作業指示を 正確に、時間通りにこなす事が大切。 けれど、立ち上げ機種の組立なんていうのは、図面や作業指示も大切だけれど、 目の前に現れるトラブルや緊急事態を如何に回避しながら、一つの製品を組立て いくか、出来上がった時の製品を精一杯イメージしながら作業を進めていくジャ ズ的要素が強いと思います。 日本の教育というのは、ある意味クラシック的要素が強いのではないかと思いま す。例えば最近の公文式のTVCMでありますが、1+2=?、3+4=?の形 式の問題はどちらかというとクラシック的。?+?=8で自分で何通りも答えを 作っていくのはジャズ的です。 そのどちらが、いいとか、悪いとか言うつもりは全くありません。その時、その 時に応じたいろんな仕事のやり方、問題の解き方や、物の考え方があってもいい と思います。 けれど、常に変化する環境の中で、何か新しいものを生み出す、という時にはク ラシック的な頭の使い方だけでは、難しいかもしれませんね。ジャズ的に、その 場の雰囲気を肌で感じながら、たくさんのアドリブのフレーズを生み出し、その 全てを肯定しながら、何か新しいみんなで作り出した世界、というものができれ ば最高なんでしょう。 クラシックももちろんすばらしい。けれど、ジャズも素晴らしい。それぞれの曲 が、その時の気分によって聞きたい時、聞きたくない時、があるように、今の時 代の中で、その時のプロジェクトの状況で、どちらが適当か違ってくる事もある と思います。 その両方をうまく使いながら新しい旋律をどんどん生み出せていけたなら、面白 い会社ができそうじゃないですか? あなたの頭はクラシック的ですか?ジャズ的ですか? (第2部) 今回のクラシックコンサートの中でピアソラという人の作曲したタンゴが何曲か 演奏されました。アルゼンチンタンゴの代表的作曲家のピアソラですが、今回演 奏のバイオリニスト川井郁子さんによると、このピアソラという人はタンゴの革 命児と呼ばれていたそうです。その高い音楽性でタンゴの哀愁と情熱を表現した 曲は素晴らしいとの事で、演奏も素晴らしかったです。 2002年に死後10年を迎え、いろんなイベントがあったり、サントリー響の CMでヨーヨーマがチェロ演奏したので、彼のタンゴを聞いた事のある方も多い のではないかと思います。 彼の革命児ぶりは、コンサートの中でもピアノ奏者が、演奏の合間に手拍子をし たり、足踏みを入れたりする所に現れています。中にはピアノの木の部分を叩い てリズムを取るものもあり、面白かったです。 さて、ここでふと思ったのですが、なぜ”革命児”なのでしょう?”革命者”と かでもいいのに、必ず革命”児”と呼ばれます。どう思われます? これは自分の想像ですが、革命とはそもそも今の大勢の流れから外れることにな るものであって、今までにないものを生み出すから革命なのだと思います。そし てその考え方が大勢が理解するところになってしまえば、もはや革命ではなくな ってしまいます。 そういう意味では革命は誰もがやった事のない、本人さえ手探りの状態で始まり、 その信頼を勝ち取るまでの戦いなのです。そうすると、みんなが受け入れ始める 瞬間というのは、まさにまだ子供が生まれたての状態で、それがみんなの手に支 えられる事によって育ち、みんなの意識に染み込んでいくものではないでしょう か。。そうして染み込んでいまうともう革命ではなくなってしまう宿命を背負い ながら。。 何か他人とは違う見方をしているな、と常日頃思っているあなた。他人にしゃべ ってしまえば一笑されそうな考え付いたあなた。あなた達は、次の革命児になり 得る人かもしれません。 |
| バリューマガジン(32th) バリューメンバーの皆様 先週の土曜日にずっと以前紹介した”私には夢がある(有)”の和田清華社長 の名古屋講演会があったので、参加してきました。 今日の第一話はその紹介をします。 (第1部) その講演は昼過ぎから鶴舞の小さなホールであったのですが、60人くらいも の参加者で会場は一杯でした。 現在妊娠8ヶ月という事で、大きなお腹を抱え、椅子に座っての講演でした。な んでそんなになってまで、全国を回って講演したりするのか?と思われる方もい ると思いますが、彼女にとっては、その講演をしている自分が本当の自分なのだ と思います。 お腹の中に赤ちゃんができて、それを知る事によって自分がどんどん変わってい く。そんな自分をたくさんの人に伝えながら、たくさんの人に勇気を与えたい。 というのが彼女の生き方であり、じっと寝ているよりも、ずっとずっと生きるエ ネルギーを与えてくれる仕事なんだなと話を聞いていて思いました。 彼女のメルマガの言葉の中に”仕事が何か、なんて、どうだっていいんだなって 思った。葉加世太郎はバイオリンをひくことを通して、ウルフルズは歌を歌うこ とを通して、(中略)女優は演じることを通して、営業マンは自分の自慢の商品 を進めることを通して、主婦は子育てを通して、自分の心が躍る感動を人に伝え ているんだなあって思ったのだ。”とありました。 だから彼女は頑張って講演をしている、というよりむしろ、講演をしている事が 楽しくてしょうがないんだと思います。それは、日が暮れてしまっても友達と遊 んでいる事が楽しくてしょうがなかった子供の時の気持ち、と同じではないかと 思います。 さてさて、講演の内容は、和田社長(27歳です)がどんな風にして会社に入っ て、その中でどんな事を考えながら仕事をして、どんな思いを持って会社を辞め、 自分の会社を立ち上げたのか、そしてそこで出会ったたくさんの人々から、どん な事を感じたのか、についてのお話でした。 彼女も普通の学生として、社会人として目の前の事にぶつかっていって、それは なんでもできるスーパーウーマンとか、特別な家系のサラブレット、とかそんな 女性ではないけれど、彼女の話を聞いていてすごいな、と思ったのは自分が好き、 と思った事はとことんやり抜いてしまう事です。 自分のやりたい事とか、好きなモノって意外にわからないもので、きっとみんな そうじゃないかと思う。けれど、彼女は例えば”中谷彰宏さんの本が好き”と思 ったらすぐに本屋に行って、棚にある本をまるごと全部買ってみたり、この人に 会いたい、と思ったら手紙を出したり、FAXをしたり、講演会の後話掛けたり して、しかもちょっとやそっとでくじけない。 もちろんその時の気持ちはどきどきだったり、もうだめかも。。みたいな気持ち で一杯だったりするんだけど、そう思いながら自分の好きな気持ちをそのまま行 動に移す力は素晴らしいな、と思う。 その生い立ちの環境でや、初めて入った会社の雰囲気だとか、特に彼女が恵まれ ていたわけでも、極端にひどいものだったわけでもない。そんな中で彼女は彼女 の思いだけで自分の人生の道を切り開いてきたんだと思う。 そしてそれは、自分の”好き”の思いを素直に信じる力があるからではないかな、 と思う。 講演の最後に誰かが質問をして、「子供が産まれたらこの仕事は続けますか?」 と聞いた。それに対して彼女はにっこり笑って答えた。 赤ちゃんがお腹の中にできる前と後とでは自分が全然違います。それと同じよう にこの後、赤ちゃんが産まれてからも全く違う自分がいるでしょう。そうなって から先の事は、その時にならないとわからない。 だから今の自分は長いスパンではなくて、短い期間で一体何をしよう?と考えな がら生きてます。 との事でした。彼女のこの言葉は別に先の事なんか考えなくていい、というわけ ではなくて、これから先自分に一体何が起こるのか、どんなに考えてもわからな い事がある。そんな時は毎日のいろんな起こる事全てに泣いたり、笑ったりしな がら大切に生きよう、みたいなメッセージだな、と自分は感じた。 みなさんはどう思いますか? 変わってみない?明日のために。変わってしまう、明日のために。 ”私には夢がある”ホームページ http://www.yumearu.com/ (第2部) 前回のジャズとクラシックのお話は、音楽ファンの方々からいろいろな形の返信 を頂きました。いろいろと考えさせられる事も多かったのでいくつか紹介したい と思います。 まずある方のメールには、時代が進んでいくと全ての曲が「クラシック」になっ て行くのではないのか?とありました。 なるほどと思っていたら、別のメールで「クラシック」とは、長い時間の間で熟 成され、時代の変化の中で取捨選択されながら残ったものだけが、「クラシック」 になる。。とありました。 うーん。素晴らしい。長い時間の間で生き残ったものだけがクラシックとして今 聞かれている。。としたら結構カッコイイと思いませんか?それは誰が決めた事 でもなく、みんなの意志によって残されるべき曲というのは、自然に決まってし まう。という事なんだな、と思います。 その残っていくもの、それが真実なんでしょうね。 その他にこんなものがありました。「メロディーは基本(即ち心)で、リズムは 応用(即ち行動)であり、基本のメロディーさえ押さえていればリズムは千差万 別、無限にあるのです。ただ大事なのは、聞いてて気持ちいい、楽しい事が一番 ですね。」 すごくいい言葉だな、と思います。確かに音楽の中でメロディーというのは、心 を表していて、それを軸にして様々なリズムが展開していきます。その心を伝え るために、ただの一定のリズムではなく、時に早く、時に力強く、また優しく、 それは空気を振動させ音となり、それが人の耳に伝わり、そして心を震わせます。 そして、その後に「仕事も同じように、一人だけが気持ちいい、楽しいと感じる よりも周りの者も一緒に皆気持ちいい、楽しいと感じる方がもっと楽しいし、仕 事の進み方も違ってくるのではないでしょうか?」とありました。 素晴らしいです!音楽でも仕事でも、熱中すると、まるでそれが自分一人のため に存在しているような気分になってしまう事がありますが、そうではなくて、周 囲にいるみんなの気持ちを楽しくさせるために本来仕事も、音楽も、あるのでは ないかな、と思います。 こういう話がメールでできるっていうのはすごくいい事ですよね。 皆様も何か気づいた事あればメールしてください! |
| バリューマガジン(33th) バリューメンバーの皆様 先日東京に行った時に駅ビルの大丸の中にある三省堂の横の喫茶店へ 行ってきました。カフェメルカードという名前のカフェで購入前の本も 持ち込める喫茶店で、名古屋の地下にも同じような喫茶店があるから もしかしたら同じ系列なのかもしれません。 そこで「カフェ・シリウス」という名前のコーヒーがあって、 コーヒーカップに薄いキャラメルワッフルでフタがしてあって、 コーヒーの中に星が浮かぶしかけになってました。 多分ケーキの飾りとかに使う小さな星だと思うのですが、 うまく考えたなーと感激しました。 今日はそこで思いついた話です。 (第1部) 店に入った時に、男の店員さんが満面の笑みで「いらっしゃいませ。注文お決 まりの頃また伺いますね。」と言って水を置いていったんです。 それだけなんだけど、なんだかとてもいい感じがしました。そのバイトらしき 男の子は特にベテランというわけでも、整った顔立ちでも、身のこなしとかも 全然普通だったけれど、どこがすごいでもないけれど、なんだか心に残りまし た。 彼のその時の雰囲気は、今思うに仕事を始めて楽しくて仕方ない気持ちがその まま仕草になって伝わってきたんじゃないか、と思います。 そういえば、自分も学生時代に居酒屋でバイトをした事があって、その時は仕 事に行くのが楽しくて仕方なかったし、新しいお客さんが来てくれる事がとて も嬉しかった事を覚えています。 そしてその時にその嬉しい気持ちそのままでお客さんに挨拶をしてたら、お客 さん達もなんだか喜んでくれていました。居酒屋のせいもあったけど、とにか く店員同士も大きな声で挨拶をするのが当たり前で、バイトに行くと店の板さ んから、オーナーからバイトの友達にまで、まず全員に「おはようございます」 の挨拶(夜に始まる仕事は夜でもおはようと言う)をするところから仕事が始 まりました。 この挨拶。以前に一度紹介した事もあったかもしれないのですが、結構効果が あります。挨拶すると気持ちがいい、という以上にすごい力が込められている んです。 ちょっと前に見たテレビ番組で、トヨタ生産方式について日本中の製造会社に コンサルタントとして回り、「ムダとり」他たくさんの著書で、製造業界では 知る人ぞ知る有名人”山田日登士”さんの特集をしていました。 彼の厳しい会社のコンサルタントの様子がそのテレビの中では映し出されてい て、それ自体もすごいものだったけれど、彼の教育の中での特徴として、まず 最初にみんなに大きな声でただ挨拶をさせるシーンがありました。 見ていると、ただみんな(4人くらい)のチームで向き合い、「起立!」「着 席!」とかを繰り返したり「今日から俺はやるぞー」という叫びを繰り返す不 思議な練習でした。何の意味があるのかと思っていると、その後の山田さんの コメントで彼が言うには「今まで色んな方法を試みてきたけれど、この方法が 人を変えるのに一番いい」のだそうです。一番早く、従業員の姿勢を前向きに 変える方法が、この発生練習のような挨拶だと言うのです。 これにはかなり驚きました。なんてインパクトのある、と思ったけれど、よく 考えると軍隊でも必ずこの挨拶、規律を徹底的に教え込まれるし、日本の”道 ”が付く武術なんかも、「礼に始まり、礼に終わる」というくらいいわゆる挨 拶を大切にしてるじゃないですか。 それはつまり、なかなか自分の思い通りにならない精神を、逆に挨拶によって 変えていく、鍛えていくという事なんだろうと思いました。 そういえば、なんだかこの会社雰囲気がいいな、というところは明るい挨拶が 聞こえる事が多い。それはいい会社だから、挨拶できる、というのもあるけれ ど挨拶するから雰囲気のいい会社になる。という効果もあるんじゃないでしょ うか? 変わってみない?明日のために。 あなたの周りは明るい挨拶が溢れてますか? (第2部) 武術の話で正月前くらいにやっていた面白い話があるので紹介します。 NHKの人間講座という講座の中で「古の武術に学ぶ」というものがありました。 坂本竜馬が習ったという千葉道場の話や、宮本武蔵の出会った柳生新陰流が出て きたり、手裏剣から体術まで、なんでもありの武術とそれに対する哲学、のよう な話で結構面白く見る事ができました。 講師が甲野善紀という人で、その世界では有名なようなので知っている人もいる かもしれません。彼が武術に対して、本来武術はなんのために存在するのか?そ もそも自分の運命とは、一体何なのか?それに迷いながら辿り着いた考え方みた いなものが番組の中にうまく織り込まれていてそのぼそぼそとしたしゃべりに思 わず引き込まれてしまいました。 彼の話はいろいろとなぜ生きる?みたいな本質に触れるところもあり、とても良 かったのですが、その中でも特に印象的だった事が二つありました。 まず「けいこ」の話で、昔の道場での見習い者というのは、雑用ばかりでさっぱ り剣を握らせてくれる事もないという所が多かったようですが、それに対する彼 の見解はこうです。 「実際に剣を取ったり、試合をする前にそれを見る事によって、自分の中でイメ ージを膨らませ、目の前で起っている事への吸収力、応用力をつける事ができる。 だから実際に剣を持った時にそのイメージで戦う事もできるし、応用もできる。 しかし、これをマニュアルにしてしまうと、ただ順番に技をこなし、新しい自体 が起きた時に「それは習ってないのでわかりません」という事になってしまう。 けれど、実際の戦いでは、その吸収力、応用力こそが大切であり、まずはそれを 学ばなくてはならない。」 武術の中に人生の答えを見つけ出した先生らしい、素晴らしい考え方だな、と思 います。今の仕事の中で、「それは習ってません」という人に是非聞かせたい言 葉だな、と思いました。 そしてもう一つ。彼は言います。「生きている事の意味を考えよ。各人がそれぞ れの自分の世界で体感し、納得のできるものを見つけよ。」そうする事によって 生きている事そのものが感動になる。 だから最近言われる「年寄りに生きがいを与えよ」というのはおかしい。生きが いというのは、”生きている”という深い実感を持った自覚の事であり、それは 年を取る事によって自分が積み重ねてきた経験なのである。 学生の頃からの人生の迷いを、武術を通して生き方に変えていく。その人生に対 する考え方は「見事!」と言うしかない程感動しました。 あなたの人生は如何ですか?生きている体感が積み重なってきていますか? |
| バリューマガジン(34th) バリューメンバーの皆様 自分の好きな女性シンガーで浜崎あゆみがいます。 彼女の名前を知らない人はいないと思いますが、作曲から作詞まで彼女が やっているのはご存知でしょうか? しかもその彼女の曲は結構メッセージ性の濃いもので、 聞いていて、”はっ”と思わせるものがあちこちに散りばめられています。 今日はその歌詞からお話します。 (第1部) 昨年レコード大賞を取った”No way to say”という曲がありま す。年末にあちこちで流れていたので、なんとなく耳にされた方もあるかと思 います。 タイトルの意味は「うまく言葉にできない」とかそういう意味ですが、その歌 詞の中にこんな言葉があります。 ”確かな思いは感じるのに ねぇうまく言葉にならない 誰もがこうして言葉にならない 思いを抱えながら今日も生きている” なんだかいいな、と思うと同時に不思議に思ったのですが、それは浜崎あゆみ という、たくさんの歌詞を生み出してきている作詞家でも、心の中がうまく言 葉にならない事はあるんだな、という事です。 でもよく考えると、そういう事はよくあるはずですよね。この曲は誰かに出会 った時の思いを書いた曲ですが、それは恋愛だけでなく、日常生活や仕事の中 でもそうではないかな、と思います。 例えば新入社員として仕事を始めて間もない頃、「なんでも聞いて」という先 輩方の声に、何も答える事ができない自分がいました。 もっと身近なところで言うと、映画を見てどういう映画だった?と言われてう まく言葉にならない。それは当然なのかもしれません。 はっきりと人に何かを伝える事、それは大切な事だと思うのですが、同時にと ても難しいものだと思います。そしてそれにはきっと理由があるのだと思うの ですが、その理由は次の3つがあるのではないでしょうか? @つ目は、自分の中でうまく”思い”が言葉に変換できていないから。Aつ目 は、言葉はたくさん浮かぶけれど、それがうまく整理できていないから。Bつ 目は、言葉は整理できたけれど、外部のいろんな事情(雰囲気とか上下関係と か)で発信する事ができないから。 名航バリューにある「言ってみなけりゃ始まらない」というのはBつ目の状態 に自分があって、その一歩を踏み出す事の大切さ、を教えるものだと思います。 Aつ目の言葉をうまく頭の中で整理する事、これは最近よく言われる「ロジカ ルシンキング」とか「論理的思考」、という頭の中の交通整理の仕方を勉強す る事により解決していくものだと思います。会社での長引く会議はこれにより ずっと短くなるし、人が抱えている悩み事の多くは、整理する事により解決し ていってしまうもので、人に話してすっきりするのもこの整理によるものかな、 と思います。 @つ目の自分の中で”思い”を言葉に置き換える事。これはかなり難しいです。 これはある意味何もないところから”言葉”を掴み取る、というか生み出すも ので、”思い”が”言葉”に変わる瞬間、を頭の中に作り出さなければならな いのです。 きっとその瞬間には感受性が発達している方向に、また、たくさんの溢れる言 葉を持っている方向に、人は理解を進める(言葉に置き換えていく)のではな いかな、と思います。 そして芸術家の場合は言葉ではなく、音楽や絵画へと”思い”を置き換えてい くのではないでしょうか。 会社の中では資料という芸術作品?があります。それは会社にはそれぞれ独自 の個性があって、会社の方針や、プロジェクトの考え方、上司の思い、に沿っ た資料を作るのは、ある意味”思い”を資料へと置き換えるセンス(感性)が 必要なのです。 それを学ぶのも会社の中の仕事の一つなのかな、と思います。自分も会社に入 った当初、資料を作るたびに「センスないなぁ」と当時の課長に言われ、ショ ックを受けてましたが、その課長の意図に沿った資料を作るのもセンスで、さ きほど出てきた@つ目の”思い”を形にする一つなのかな、と思います。 新入社員の方で、どうも資料作っても手直しばかりさせられて、納得いかない。 という人は、こんな事も考えながら仕事してみては如何ですか? (第2部) コミュニケーションの話についてもう一件、まったく別の人物のこんな発言が ありました。カルロス・ゴーンが「現場とのコミュニケーションの重要性」に ついてしゃべった次の言葉です。 「私が大きな失敗を犯さなかったのは、たえず現場に注意を払っているからで す。明確な目標を定め、その実行方法が決まっても、それがその通り進むわけ ではありません。 そのためできるだけ頻繁にチェックして、繰り返し軌道修正しなければなりま せん。これが計画通り目標を達成できることに結びつくし、大きな失敗を未然 に防ぐことにもつながるのです。」 この言葉はコミュニケーションのもう一つの大切さを表しています。それは先 ほどまでの3つの課題からさらに一歩踏み込んで、実際のプロジェクトを成功 させる要素として行う計画の後の繰り返しの軌道修正です。 彼が言うには、戦略の決定や方針設定はそのプロジェクト正否の5%の要素で しかなく、その後の実行が95%を占める。だから私は業務の95%をコミュ ニケーションに費やしています。これが目標達成の方法なのです。コミュニケ ーションにより、上司は部下の、部下は上司がどうしたいのか、を読み取らな ければならないのです。 それから彼はこう言います。「生まれつきコミュニケーションのうまい人はい ません。コミュニケーションは経験によって学べるのです。」そりゃそうです よね。生まれた時から言葉がしゃべれる人なんていないんですから。。 彼のいい所はそんな風にして誰でもリーダーになる要素を持って生まれてきて いるという、社員への全面肯定を行うところです。実際にその通りだと思いま す。 こう考えてくると、言葉には始まりの言葉、遂行の言葉、終わりの言葉、と、 いろいろとあるのですが、それは一人の人が発する言葉がプロジェクトを動か し、会社を動かし、人生をも動かす事にも繋がっていく、のかなと思います。 浜崎あゆみのアルバムの後書きに、こんな言葉があります。 例えば何かが起きても 失うものなどなかった頃 それが自分の強みだと 思っていた。 例えば何かが起きたら 守るべきものがある今 そんな自分は明らかに あの頃よりも強いことに気づいた。 あなたの発する毎日の言葉は、明日の強いあなたを生み出す言葉になっていま すか? |
| バリューマガジン(35th) バリューメンバーの皆様 今出張でシンガポールに来ています。 せっかく海外に来ているので今回はシンガポールについて お話しようかと思います。 (第1部) まず空港からホテルへの道筋で感じたのは、南国だなぁ。という事です。空港 到着の時の気温が32℃、現地の人々は、みんな半袖やノースリーブです。 コートを抱えて汗をかいている旅行者をバスが街の中心部へと連れて行き(も ちろん冷房つき)道の両脇には南国特有の大きな葉をつけた木がうっそうと茂 っています。 湿度はそれほどでもないですが、10分も外を歩くと汗が出ます。今はホテル に帰ってきていて、夜のシンガポールは日中の暑さもだいぶ和らいで、窓を開 けても心地良い風が入ってきます。 シンガポールは初めて来た街ですが、他から来る人を受け入れる暖かい雰囲気 があるな、と思います。というか外国人慣れしているようです。 中心街には高層ビルが立ち並び、今回の会議のあるパン・パシフィックホテル なんかは22階の総吹き抜けの建物になっていて、1階のロビーのそばにある カフェではピアノの生演奏がホテル中に響き渡り、なんともゴージャスな感じ でした(自分のホテルはそこから歩いて10分)。 国としては、端から端まで車で1時間もあれば横断できるくらいの小さな島国 であるシンガポールは交通の要所であるとともに、昔から様々な国の占領下に あったようです。 しかも、これだけの狭い国土、少ない人口、特に大きな工業や資源もない国が 独立して経済成長を遂げていくのにはかなりの努力がいったのではないかな、 と思います。自分の国の現状をしっかりと見据えた政策を国家が取って、それ が教育機関の発達や、発展途上国からの早期の卒業を迎えた原因のようです。 シンガポールには英語と北京語が公用語で、小学生から両方の言葉を習います。 さらにマレー語、タミル語も同時に使われるらしく4ヶ国語を話せる人も珍し くないようです。こんな国では他国語の習得もおそらく早いのでしょう、今日 行ったホテルのレストランで生演奏していたバンドが、我々日本人が来ている という事でケミストリーの曲を歌ってくれて(日本語で!)びっくりしました。 けれど、何か陽気な南国の雰囲気がしないのは、なぜかな、人の目の奥になに か冷たさがあるような気がするのはなぜかな、と思っていたのですが、ここで 感じるのは、この国には、きっとたくさんの人がどこかからやって来ては去っ ていく。そんな場所なのかな、という事です。 それは自分達がほんのショートトリップとして来ているせいかもしれませんが、 交通の拠点や、流通の中心ではあるけれど、決して物が留まらない。それは、 変わり続けていく中で変わらないものを探している国家、と言えるかもしれま せん。きっとこの国では、もとからのシンガポール人という概念はあまりない のではないかな、と思いました。 それでは何を目指すのか。物理的に入ってくるもの、出て行くもの、それを止 めることはこの国ではきっとできないし、それがあってこそこの国の経済が発 展しているとも言えます。それではどうするか?それは入っては出て行く人達、 その心に留まる国になる事ではないでしょうか? だからこそ、物理的に留められない物事ではなく、人を育てる事や、他の国の 人々の産業の拠点として活躍する事、それによりシンガポールの存在する意義 を人々の心に印象付けていく事、が国の政策になるのかな、と思います。 果たしてこの考えが合っているのかどうかわかりませんが、シンガポールが美 しい国としてアジアの中で認識されている事、アジアの様々な場所への拠点と して存在している事、さらには金融拠点として世界中の国のお金をやり取りし ている事、それらはそんな思いからできあがっているものかもしれません。 きっとシンガポールは日本のように歴史と文化が今もはっきりと残っている国 を羨ましく思っているのではないでしょうか。 生きていくために常に変わっていく国、その中で変わらない思い出を残す国シ ンガポール。と考えると街の景色がまた違って見えてくるのも不思議なもので す。 変わってみない?明日のために。残ってる?君の心に。 (第2部) 第一部は、なんとなく旅人っぽい内容になってしまいましたが、今回の仕事の 内容についても少しだけお知らせします。 今回はシンガポールで経済産業省の主催する航空機分野での海外貿易会議とい う会議がありました。概要としては日本とシンガポールの国の代表の製造メー カーが集まりそれぞれの会社を紹介し合い、その中でビジネスチャンスを広げ ていく、といったものです。 今回はシンガポールで開かれるアジアエアショウと同時開催となり、そこに来 る欧米メーカーも一緒に参加し、アジアとのビジネス展開なんかを発表してい く会議でした。 今日は各社の発表が朝から夕方まで続き、明日はシンガポールメーカーと1対 1でビジネスミーティングを行う、というものです。 それで今回参加して欧米風だな、と思ったのはまず8時半から9時半まで受付 (立食)となっていたので、どういう事かと思いきや、受付してから、コーヒ ー片手に来た者同士で自己紹介の場になっていて、ある意味他社との営業活動 がここから始まっているのです。 その後もコーヒーブレークが必ず2時間置きにあって、その時にお目当ての人 と話をするわけです。 各社のプレゼンテーション自体はなんともパンフレットを読んでいるようなも のが多かったですが、このコーヒータイムというのは中々面白いです。自分の 場合も、お陰でたまたま席の後ろに座っていた若いおっちゃん、と思って声を かけたら、ボンバルディアの副社長(バイスプレジデント)でびっくり。なん て事もありました。 結局今日もらった名詞は21枚。この先どれだけ自分と関係してビジネスを広 げていく事になるか分かりませんが、とりあえず可能性だけが手元にある、よ うな気分です。 シンガポール2日目の夜のホテルからでした。 |
| バリューマガジン(36th) バリューメンバーの皆様 今回はほんとに日ごろの何気ない話です。。 (第1部) 突然ですが、皆様はサングラスってしてますか?おそらくほとんどの人がした ことありますよね。 自分も車の運転用とか、夏の海用とか、いろいろと持っていたのですが、最近 と言っても結構前に、なんとなく100円ショップで茶色のサングラスを買っ たんです。 それは特に意味があったわけではなくなんとなく気まぐれだったんですが、結 構驚きの世界が広がりました。 どういう事かと言うと、そのサングラスをかけると、普通の街の景色が夕焼け 色に染まって見えるんです! 自分でも驚いてサングラスを外してみたくらいですが、朝通勤の時にそのサン グラスをかけると、まるで周りの景色が朝なのに、夕焼けに染まっているよう に鮮やかに見えて、単純な自分としてはそれだけでなんだかいい気分で一日が 始まるような気分になりました。嘘のようですが、ホントに気持ちが穏やかに なるんです。 それで、ふと思ったのですがよく「色眼鏡で見る」という言葉があるじゃない ですか。この言葉はあんまりいい意味では使われませんが、人の目には常に何 かの色眼鏡ってかかってるんだよなーと実感しました。 つまり、茶色のサングラスがいつもの景色を違う色に見せて、その違う色の景 色を見て自分の心が動かされる。という事は、景色は何も変わってないのに、 サングラスをかける、という一つの事だけで、世界を変えて、心を動かす事っ てできるんですね。 そういえば”浜崎あゆみ”の歌詞にも「街の景色歪み始めて サングラス探し た 全ての色失くすために」というのが出てきます。それに桜井亜美という人 の本の中にも「自分が今よりずっとブルーになりたくて青いサングラスをした」 っていう言葉がでてきます。 ある時にはきっと自分の心を変えるためにサングラスを使う事もできるんだろ うな、と思います。それはきっと自分の心の色眼鏡を強制的に何かの色に変え る力があるんではないでしょうか。 自分は今までこの言葉自体を聞いたり、読んだりして、ふ〜んと思っていたけ ど、実際に体験して初めて、実感として納得、と思いました。そんな瞬間てあ るんですね。サングラスのそんな使い方って皆さん考えたことありますか? 何かを見る目っていうのは、ある意味こんなにも簡単に何かによってかわって しまうものなんだな、と思います。 例えば人を見るときにまず服装やスタイルやにじみ出る雰囲気から判断します よね。そして、メーカーの人であれば工場の雰囲気からその性格を読み取った りします。 けれど、それはあくまでも個人の色眼鏡の上に成り立っている架空の景色なん ではないでしょうね。つまり個人個人が自分で意識しない色眼鏡をかけて周り の世界を見ているのです。 しかもよく考えるとその個人の色眼鏡には度も入っていて、自分でよく磨かれ たメガネで見ると他の人には見えない微妙な違いを見抜く事ができたりします。 ただの色眼鏡は状況を歪める方向に働きますが、いいサングラスは太陽の光を 避け、見たいものをしっかりと見抜くために役立ちます。 そんな眼鏡を一人一人磨いていくのも成長の一つなのかな、と思います。残念 ながらそのサングラスは取り外したり、他人のものと交換ができないのでしっ かりと自分で磨いていくしかないのですが、それを磨いて世界を自分の思う通 りの色に変える事ができたなら、毎日がどんどん明るくなっていきそうな気が しませんか。そう茶色のサングラスのように。 人格ポリッシュ!キラリ信頼 サングラス ポリッシュ!新世界! (第2部) もう一つの何気ないお話。それは最近引越しをしたのですが、そこで感じた事 です。 引っ越して一人暮らしを始めた(寮から出ただけですが。。)時にはなんとな く、妙な孤独感って感じるのは自分だけなのでしょうか?引越しの荷物が片付 いて部屋の中にポツンといると、周りの景色が鮮明に目の中に写り込んで来る んです。 今まで一人暮らしをしたのは、学生時代に学生寮に入った時と、同じく学生時 代に新しいアパートに移った時なんですが、その時の最初の部屋にいる自分の 気持ちと周りの景色ってなんだか忘れられずに今も覚えています。 高校を卒業して初めて実家を離れた時には、遠く離れた土地で、両親と一緒に 入学手続きをした後に歩いた、川のほとりの風景なんかが、なぜか目の奥に焼 きついています。 それはここから自分がまったくの最初から何かを始めなくてはならない。とい う心地よい緊張感なのかな、と思います。そのこれから何か始める瞬間の気持 ちで周囲を見ると、すべての事に神経が敏感になって、見た景色を忘れられず にいるのではないでしょうか。 そう、会社に入った時も、みんなで記念写真を撮った場面なんか、なぜか覚え てたりしませんか?そんな緊張感や集中力、それがその時には気持ちの中に存 在していて、だから記憶にしっかりと残っているんだと思います。 学生の頃は小学校、中学校、高校、とどんどん卒業していって、それなりに自 分の中に節目ができて、その度に新たな緊張感で次の季節を迎える、みたいな ところがありましたが、気が付くと会社ではその節目ってあまりないですよね。 いつしかいろんな事になれてきて、例え課が変わっても、あまり驚く事もなく ハイハイみたいに毎日って過ぎていってませんか?新鮮な緊張感って持つ機会 が少ないと思いませんか? 自分はこの4月で入社10年目を迎えます。入った当初はこんなに長く続けら れるとは思ってなかった(?)のですが、驚きです。10年というとすごいよ うですが、それがどれくらいすごいのかを考えると、ちょうど小学校に入学し てから、高校生になる瞬間なのかな、と思います。 知らない間に小学校を終え、中学校の卒業式まで来ちゃった。という感じです。 中学校の入学式は知らない間に過ぎてしまったけれど、高校の入学式は、ちょ っと緊張感を持って、周りの風景が新しく見えるくらいに、新鮮な驚きを目の 奥に焼き付けたいなぁ。と引っ越しを終えた今新しい部屋で感じてます。 皆様は今何年生ですか? |
| バリューマガジン(37th) バリューメンバーの皆様 皆様週末はいかが過ごされましたか? 自分は土曜日に東京で友達の結婚式があり、そちらに行ってました。 大きな会場でしたが、その会場から溢れるほどの幸せを抱えているような様子 の二人でした。 (第1部) 名古屋から東京は新幹線で行ったのですが、社内では、ぼんやりと景色を眺め ていました。 結婚式に行く時にいつも思うのは、もし、自分がその場で挨拶をするとしたら、 彼等にどんな言葉をかけるんだろうな、という事です。 そういう席での挨拶とかがあまり好きじゃない方も多いと思うのですが、自分 はそういう場での挨拶は結構好きなので、できるものなら率先して挨拶したい くらいです。なぜなら、せっかくの二人の幸せを喜ぶ気持ちを、自分の言葉や 態度で示してあげたいじゃないですか。 だから自分はたまに結婚式での出し物を頼まれたら、精一杯二人のことを考え た何かをいつもするようにしてます。 というわけで、今回も彼等に何を伝えるのがいいのかな、と考えていたのです が、快晴の空の下、熱海駅の辺りで広がった真っ青な海を見てあーいいな。と なんとなく思いました。 そしてその瞬間、そうだ。きっと自分ならこの気持ちを彼等に伝えたい、と思 いました。。。 果てしなく目の前に広がる青い海。今日はこんなに快晴で、吸い込まれそうな 濃いブルーの中に、白い波しぶきがちらちらと立っています。 二人の目にはきっと人生はそんな風に映っているんではないでしょうか。手を 取り合ってこの海の上を、どこまでも進んでいける。世界はなんて素晴らしい んだろう。なんて素晴らしい輝きに満ちているんだろう。。。そんな風に感じ ているんではないでしょうか。そう思う今の気持ちっていうのはとても大切だ と思います。 どんなに素敵な海が広がっていても、目を開いているだけではその海の良さを 心で感じ取ることはできません。 おんなじ景色を見て素晴らしいと思えるのは大切な人との出会いによるものが 大きいと思います。 昔聞いた今井美樹の歌の好きなフレーズで、 春の息吹も 夏の陽射しも 秋の木立も 冬の星座も あなたのそばで生きていたから気づいた.. っていうのがありました。 一人でいたなら見落としてしまいそうなたくさんの小さな事でも、二人で一緒 にいるからこそ、見えてきた出来事がきっとたくさんあるはずです。そしてそ んな一つ一つの新しい気づきが、二人の人生を輝かせていくものだ、と自分は 思います。 これから先、二人で乗り出した船が嵐に会う事もあるでしょう。マストが折れ るような大変な事もあるかもしれません。そしたら、もちろん二人で力を合わ せて乗り越えなくてはいけない。けれど、もっと大切なのは、それを乗り越え た後に届いた素敵な空や海を喜び合い、感じ合う気持ちではないかな、と思い ます。 二人の素敵な今日と、これから始まる素晴らしい未来におめでとうを。。 変わってみない?明日のために。見つめてみない 今日の光を (第2部) さて、そんな事を考えながら新幹線はすごいスピードで東京へと向かって行っ たのですが、そういえば自分の人生は結構新幹線の中で決められてきたなーと ふと振り返っていました。 どういう事かと言えば、初めての大学受験で遠くまで試験を受けに来たのもこ の新幹線だったし、大学時代就職に迷って何回も東京に行って、その途中で出 会ったサラリーマンに社会人の心得を聞いたのもこの新幹線でした。その中で 出会ったある人の言葉でアメリカ行きを決心した事もありました。 自分にとってはこの新幹線とは違う世界への入り口であり、現実から明日を生 み出すための銀河鉄道のような存在だったのです。 ただわくわくして隣に座ったサラリーマンの人に話し掛けてみたり、未来の雰 囲気を感じ取るために東京に出かけたり、真っ暗な夜の中を終電で一人帰った り、それは些細な事でも一つ一つが掛け替えのない大切な人生の一部になって るな、と思います。 結婚式に出ると、たくさんの人生の先輩の方々が来られて、たくさんの素晴ら しい話があります。その挨拶や仕草、表情の中にはその人の人生がそのまま凝 縮して、詰まっているような気がします。 だから、そんな挨拶を聞いていると、自分の人生は果たしてこんな形で生きて きて良かったのかな?とふと思う事があります。まだまだ努力が足りないなー という気持ちになりつつ、自分の夢を描きなおしてました。 これからの自分の人生は一体どんな風になるんだろう。今、この瞬間の足取り は一体どんな風に自分を形作っていくんだろう。 毎日のスピードはとてつもなく早くて、まるで新幹線の窓から眺める景色のよ うだけれど、それを何の感動もなく流してしまう事だけはやめたい。 自分の歩いてきた道を振り返っても、決して後悔のない、掛け替えのない人生 であって欲しいな、と思います。 なんとなく抽象的な文章になってしまって、もし就職試験なんかで答えたら、 きちんとした目標を持ちなさい、と怒られそう。けれど、今のとてつもなく大 きな夢と、毎日のように現れるたくさんの小さな夢たち、それらを抱えて、い つもわくわくした気持ちで窓の外を眺めている、自分の人生は今のままでも絶 対素敵、と思えるかな。(その夢は秘密だけど) さて、皆さんの未来はどんな風ですか? |
| バリューマガジン(38th) バリューメンバーの皆様 そろそろ暖かくなったかな。。と思ったらまた寒くなる。。 そんな季節ですね。春はもう近い!と思いつつ、今日は先日行って来た講演会 のお話です。 (第1部) 先週の土曜日にこのバリューマガジンを発行する一つのきっかけになったある 社長の講演を聞きに行ってきました。 加藤社長と言われて、現在アドバネクスという会社の社長なのですが、2代目 社長として、非常に精力的に様々な改革を行われている方で、会社も急成長中 です。 もともとこの会社はバネの製造メーカーでその名も”加藤スプリング”だった のですが、第2次創業「Reborn(再び生まれ変わる事)」をテーマに、会社の やるべき事、その中で社員の目指す事など、徹底的に考えてその時に、社の内 にも外にも、生まれ変わった事を示すためにアドバネクスと社名も変更したそ うです。 非常に親しみやすい話し方をされる方で、「成功のカギの一つはユニークであ る事です。私は最近タバコを吸い始めました。今時代の流れは禁煙ですよね。 それに逆行している。これはユニークだと思いませんか?」と問い掛けます。 さらに、タバコを吸っていると、今の社会がどれだけ喫煙者に厳しいかわかり ます。だから、私の提案として「スモーキングフライト」という喫煙者のため の航空便を作ったら、きっと大ヒットすると思います。」と言われるのです。 なるほど。ユニークとはそういう事か。と思わせる面白いエピソードです。 さて、この加藤社長がRebornの時に、会社のコアバリューを作り出したそうで す。その考え方は名航バリューと同じで、その会社の中で仕事する上での基準 (大切)となるものです。 ところが、このアドバネクスでもコアバリューの浸透は難しかったようで、最 初にパンフレットを作って、社員に配って浸透を図ろうとしたそうです。しか し、これが大失敗(社長談)。 よく考えると、パンフレットに書いてある大量の、立派な文章を、幹部自身も 結局覚える事はできない。それで、そのパンフレットを開かなくなれば、言葉 も消えていく。。という状態だったようです。 それで考え出したのがコアバリューカードで、とにかく携帯して簡単に覚えら れるようにした、との事。また、とにかくいろんな場面でコアバリューの言葉 を使って話をして、みんなの共通語にする事を徹底されたようです。 さらに、コアバリュー賞を作って、その発表により具体例を知ってもらい、ま たその賞を、メールや掲示やHP、社内報、とあらゆる所で知らせて浸透させ ていってるそうです。 その姿勢には、なんだか社長の社員に対する思いやりの気持ちが溢れてるな、 と自分は思いました。 さて、質問の時間に面白い質問がありました。「社長は変化する事が必要だ、 と言われますがそれはなぜですか?」皆さんはなぜだと思いますか?それに対 して社長はこう答えます。 「失敗は成功の母であると共に、成功は失敗の母なのです。つまり、過去の成 功体験と同じ事を繰り返していたら、まわりの環境が変わった事に気づかず、 その成功がやがて失敗に変わる。周囲の環境が変化している以上は絶対に変化 し続けなければならない。」うーん。なかなか明確です。素直に納得!できま す。 自分も質問したのですが、それは、「CS(顧客満足)の話の中で、「明るく 楽しく働ける社員でなければ、お客様にニコニコなんてできない。」と社長が 言われたのですが、それに対して社員が満足する方法は何かありましたか?」 それに対する社長の答えはこうでした。「社員の満足という事で、命令をせず に、各自に自由にやらせる、という事を最初行いました。。しかし、これが大 失敗。なぜなら、今までYesマンで、指示待ちだった人達に突然、自由にや っていいよ、と言っても全く何をやっていいかわからず、売上も落ちてしまっ た。。」 「そこで気づいたのは、社員の満足とは、楽に仕事をすることではなくて、難 しい事に挑戦して、それを達成する事により得られるものなのだ、と。そのた めには、管理する上司ではなく、部下の能力を引き出す上司が必要なんだ。」 と言われました。そのために、今はコーチングという手法を取っているそうで すが、いかに部下のやる気を引き出すか、潜在能力を開かせるか、が今の上司 には必要な条件となっているようです。 加藤社長の講演はとても面白くて、ここには書ききれないくらいですが、その 講演を聞いている中で、自分がすごいな、と思う所がありました。それは、全 ての話が経験に基づいたものであり、しかも、その中には様々な挑戦があり、 それ故の失敗の話もたくさん織り込まれていることです。 「自分がこの方法を試したけど、それはうまくいかなかった。」なんて、講演 でなかなか言えない事だと思いませんか? 最後に、社長からこんな言葉がありました。「失敗は途中でやめるから起こる。 成功するまでやり続ければ、決して失敗は起こらない。」 あなたの失敗は何かを諦めた時に起こっていませんか? http://www.advanex.co.jp/way/index.htm (アドバネクスHP) (第2部) さて、もうすぐ春ですね。ちょっと見ただけでは気付かないけれど、身の回り にも春は確実に訪れています。会社の中にある桜の木もよく見ると、しっかり とつぼみを膨らませています。寒い寒いと震えてるだけではないんですね。 そんな桜の木を見て、この時期になると必ず思い出す話があります。それは中 学校の国語の教科書に載っていた話なのですが、それはある染め物をする女の 人のお話しで、その人がとても綺麗な桜色の染め物をするのだそうです。 その染料はきっと咲いた桜の花から取るのだろう、と著者は思うのですが、そ うではなく、花が咲く前の桜の木の皮から取るのだそうです。花びらではなく 硬い木の皮から桜色が生み出されるのは不思議だと思いませんか? どういう事かというと、冬の間の桜は何もしていないように見えるけれど、春 に咲く桜の花の準備を身体中でしていて、その皮の中にこそ凝縮された桜色が 詰まっているから、それを染料として使えるのだそうです。このお話は、中学 生ながら、感動でした! 桜の木というのは、ただ毎年坦々と花を咲かせているわけではなくて、その身 体中の力を振り絞って、その結果がほんの数週間の花びらの一枚一枚になって いるんだ。。。 そう考えると、まるでその桜の花びらの一つ一つに桜の木の魂が込められてい るような、そんな気がします。 そうすると、自分の仕事なんかもそうかもしれない。日ごろのこつこつとした 努力は、時に他の人には見えないかもしれません。けれど、その一生懸命の先 にある結果には、誰もがうっとりとするような一瞬が待っているかもしれない よな、と思いました。 人生も同じくで、例えば誰かのほんの小さな優しさとか、心の美しさ、ってい うのはその人の今までのたくさんの積み上げられてきた気持ち、が込められた 心の現われかもしれないですよね。 移り変わる季節の中で、冬の間にもしっかりと春を夢見て、そのための準備を していたものだけが、美しい花びらを咲かせる事ができる、というのは、冬に うずもれていては、駄目ですよ。そして春の光を忘れなければ、必ず美しい花 びらになって、それは現れます。と言っているようにも思えます。 今月末には桜も開花でしょうか。。 |
| バリューマガジン(39th) バリューメンバーの皆様 社会人にはあんまり関係ないけれど、今は卒業シーズンですね。 別れと出会い、新しい季節への期待に胸を膨らませるような気持ち。をたまに 街中の卒業生の群れを見かけて思い出したりします。あー懐かしい。 今回はその卒業生との話。 (第1部) 先週の土曜日にこの春に大学を卒業して就職するという4年生の学生と話をし てきました。 彼とは以前”(有)私には夢がある”の講演会(以前このメルマガでも紹介し たことがありますが)で会った人で、一緒に手伝いをしてもらった人です。今 回自分の引越し先のすぐそばに住んでいるという事もあり、就職で岡崎へ行く 前に是非一度話しましょう。ということで、近くのコメダ珈琲でコーヒーを飲 みながらいろいろと話をしました。 彼に会う前にそうだ、と思って就職祝いを持っていく事にしました。さて、み なさんなら何を買いますか?ボールペン?鞄?靴?ネクタイ? 自分もその日の思い付きで、さて何にしようかな、と思ったのだけれど、そう だ!と思って買ったのは「ビジネスマンのための文章・レポートの書き方」と いう本。 なんかむちゃむちゃ具体的かつ実用的で、しかも生々しい感じもするけれど、 自分が会社に入って学生時代と”違うなー”と一番思ったのは文章の書き方で した。 学生時代によく書いたり、写したり?したレポートっていうのはある意味、自 分がどれだけ努力したかの主張であり、しかも途中の過程がどんな風でも答え があっていれば、ある程度許されるような、そんなものが多かったように思い ます。 別にそれを教授が見る時の事を考えたり、後々使われるなんてことは全く考え なくてもよかった。というか少なくとも自分は考えてなかった。 けれど、会社の中では、自分が取り組んでいるプロジェクトが今どういう状況 にあるのか、自分がその中で何をしようとしているのか?そんなことがはっき りと誰にでも分かる形で伝わらなければいけない。 どれだけの人がそれを見て、その文章から何を読み取り、どう行動すべきか。 をはっきり想像していなくてはならない。 主任になってから他人の文章を読むようになって、しみじみと感じるのですが、 ポイントのよくわからない文章や、何をすればいいかわからない文章は最悪だ し、まずは読む気にもならないだらだらした長文なんていうのは、報告書とし てはちょっと問題だと思います。 もちろん自分も入社当時はそんな事など知らないから、中身のないレポートや 長文、何がしたいのかわからない文章を書いていて、しかもしばらくはそれで 何が悪いんだろう? くらいに思ってました。 けれど、それが変わったのはカナダへの海外出張の時からだと思います。カナ ダは日本の裏側で、時差の関係もあり直接話するのが難しく、FAXをとにか く多様して、やり取りをする事が多かったんです。 やってみると、その時にこちらの言ってる事が全く日本の担当者へ伝わらない。 しかも回答のFAXは意味がわからない。それに対する質問と回答のちぐはぐ なやり取りが続き、あげくの果てはFAXでケンカになる。なんて事もちょく ちょくありました。 仕方ないので、FAXはするけれど、その出した先に一つずつ電話して、内容 を確認するのがトロントでの日課となりました。 文章だけで人に何かをお願いするのは、こんなにも難しいものか。と身体で感 じたのは、カナダ出張での大きな経験の一つでした。その時は自分の文章が下 手だからうまく伝わらないと思っていたけれど、実はそいうではなくて、書き 方が悪かったのだと、後になって気が付きました。 その書き方とは、自分のポジションを明確にして、相手にやってもらいたい事 をはっきりと書くというそれだけなんだけれど、これが結構難しい。 自分のアイディアを頭に浮かべて、それを相手にしっかりと伝えること。これ は会社の中でとても重要な事なんだけれど、意外にきちんと教えられることが なく、自分で勝手に模索しながらスタイルを作り出す。みたいな部分が多く、 各課によっても報告文章の書き方がばらばらになっているのもそのせいだと思 います。 だから、新入社員になる彼にはしっかりとそのことを分かってもらいたかった。 その会社毎に、風習とか、仕事に対する考え方も違うだろうし、個人的な生き 方なんていうのは、自分が今少ししゃべってもきっと彼の足しにはならない。 けれど、文章の書くときの心構えとか、方法みたいなものはきっとどこの会社 に行っても必要で、しかも大切なものじゃないかな、と思う。 というわけでこの本をプレゼント。と話すと、彼も意外なプレゼントに驚きな がらも喜んでくれて、なるほどねぇ。とうなずいていました。少しでも彼の新 入社員の仕事の足しになればいいのだけれど。 そのままコメダで3時間以上話をしたのだけれど、学生時代と社会人と何が違 いますか?というのが彼の質問だった。その事で不安で一杯だという。自分も 当時はそうだったかもしれない。その頃を思い出していろいろとしゃべったの はこんな事。。 ・約束を守る度合い=その人の信頼度として見られる。責任とはそういうもの。 ・いろんな人に出会える。いい人も悪い人も。驚くくらい。それは素敵な人生 の経験になる。 ・ストレスを溜めない方法。。=>考えなくていい悩みは考えない。 ・一日の3分の1以上の時間を過ごす会社。ここを自分を磨く材料の一つにし て活用しないともったいない。 ・会社の中で自分の道を決められてしまう事もある。けれどそれを受け止める 柔軟性も大切。 ・会社に通った途端にすごい人になるわけではない。けれどそんな風に見せる ことはできる。そこに向けて成長していくのもまたよし。 ・会社に染まらない。けれど、その会社を誇りに思うと仕事は楽しい。 ・仕事は降ってくるものじゃない。自分で作っていくもの。 ・経済が成長する。それは新しい何かを生み出しているから。 ・会社は常に新しいものを生み出していくところ。外で見るほど同じ繰り返し はない。 それは真実か?それは本質か? あなたなら何を話しますか? (第2部) さてもうすぐ春ですが、冬の思い出から一つお話します。 木に冬と書いてなんと読むか知っていますか?ヒイラギ(柊)と読みます。 ”Do As Infinity”(バンドです)のファンの人なら知ってい るかもしれませんが、今年の冬に少し流行った曲です。中身は、、 自分達はこんなにも弱いけど、それでもこの冬を乗り越えていく強さが欲しい。 その冬の訪れを告げるヒイラギの花。振り返ると、今までたくさんの過ちを僕 たちは犯してきたけれど、一緒にこの冬を乗り越えていこう。そして、やがて 付くそのヒイラギの赤い実を二人で見よう。。。 そんな内容の歌です。 ちょっと物悲しげな曲ですが、この曲の持っている雰囲気が自分はとても好き です。まずそのタイトルの木に冬と書いてヒイラギと読むなんて、なんか日本 人らしくてとってもおシャレだと思いません? 以前クリスマスツリーになぜもみの木を飾るのか。について書いた事がありま したが、このDoAsInfinityのメンバーは柊(ヒイラギ)の木を見 て、こんな風な歌詞を思いつくっていうのは、やっぱりアーチストなんだな。 と思いました。 よく考えると、冬に実をつける木なんて本当に数少ないですよね。多くの木が 葉を落とす中でしっかりと生きているっていう所に、あんな風に強く生きたい と思う。。昔の人々がもみの木に対して考えた事とも重なるように思います。 ちなみに木へんに春と書いて椿(つばき)です。知らなかったのですが、夏、 秋についても木へんが付いてある木の名前になります。興味のある方は調べて みて下さい。どれも実をつける木のようです。 季節を告げ、そしてその季節の間にしっかりと自分の実を残していく。すごい な。と思います。 昔大学の卒業間近の先輩が、”桜ってなんてこんなに綺麗なんだろう”って言 ったのをなぜか覚えています。すごい面白い先輩だったけれど、こんな事を考 えているんだな、と思った記憶があります。自分が思ったけれど言葉にできな かった言葉をそのまま自分の代りに言ってくれたからかもしれません。 通り過ぎる季節の花と実。その中で少しずつ大きく育つ自分でいたいな、と思 います。 |
| バリューマガジン(40th) バリューメンバーの皆様 土日はとっても暖かかったですね。 近くの山崎川支流の桜はもう満開に近いくらいに 花がついていて驚きました。 まるで、あんまり暖かいのでつい開いてしまったい。。と笑いかけている ような雰囲気で咲いてました。 いよいよ4月へと突入なんだな、としみじみ感じる週末でした。 (第1部) 春ということで、いろんな事が始まるのを待ち焦がれているようですが、そん な中で、あー終わっちゃったなー、と思うものもあります。 何かと言うと、この半年のドラマの終了です。自分はドラマは結構好きでよく 見ているのですが、今回見た、ちょっとよかったドラマは「僕と彼女と彼女の 生きる道」でした。 どんな話かというと、仕事の忙しさの中で家庭を置き去りにしてきた主人公の 徹朗(草ナギ君)が、離婚後一緒に暮す事になった小さな娘に、今まで知らなか ったたくさんの事を教わりながら、子どもを愛する事を知っていく。。という ような内容です。 全部見ていたわけではないのですが、娘と一緒に過ごす時間を増やすために仕 事を辞めたり、まったく知らなかった娘の成長に始めて目を向けたり、しかも その娘がそんな家庭で育ったせいか、両親を思いやる気持ちや、けなげで純粋 な言葉遣いなんかが、社会に染まった父親とはまったく違って心打たれるので すが、その中にはたくさんのいいシーンがありました。 本当に大切なもの、家族にとって、自分にとって、は何ですか?と語りかけて いるようなところが多くて自分がもしその状況になったらどうするだろう?と 考えさせられるようなシーンがとても多かったです。 自分が見た中で、今も心に残っているのは、草ナギ君が、勤めていた銀行を辞め、 信用金庫への就職もうまくいかなくて、レストランで働き始めた時。元同僚が 家に来て、楽しく話をするはず。。が、ついついこんな事を言ってしまうんで す。 「おまえら俺のことばかにしてるだろう。」「会社やめてレストランに勤める しかなくなった俺のことかわいそうだと思ってるだろ」「帰ってくれ。。」 それに対して元上司の彼が答えたのはこうだった。「・・ああ思ってるよ。」 「かわいそうだって。。。けど、俺達がどう思おうがそんな事関係ないじゃな いか。お前が選んだ道なんだろ。それとも、もう・・後悔しているのか。。?」 この言葉には見ていて思わず頭が下がる思いでした。自分にとって大切だと思 う事、それを見つけたとしてもそれを貫き通す事は難しい。 自分で決めた事のはずなのに、いつの間にか他人の目が気になって、それを評 価されないと、自分がだめな人間じゃないか、と思ってしまう。 けれど、そんな事はないんだ。自分が選んだ道、には正解も間違いもなくて、 それを貫き通す自信だけが必要なんだな、と思う。もちろん会社の中で周りの 人の意見を聞く事は大切だけれど、そればかり気にしていては、何も決断して 前に進むことはできない。 もし一歩踏み出す事ができたなら、それを貫く事、周りの声を時には聞かない 事も必要なんだと思う。それが自分の真実なら。 わかっているけど、ついつい流されてしまう自分を思わず振り返ってしまう、 強〜い一言でした。 オフィシャルサイト http://www.ktv.co.jp/bokukano/ ”それは真実ですか?それは本質ですか?そう自分にとって。” (第2部) もう一つテレビの話題から。 先日金曜ロードショウで、「ルパン3世カリオストロの城」をやってました。 遅く帰ったせいで見れなかったのですが、この宮崎駿監督の映画に昔はまった もので、未だに色あせずこの映画を見たいと思います。不思議ですよね。 STORYは。。。 某国営カジノから盗んだ金が幻のゴート札である事に気付いたルパン。怪しい 事件のニオイを感じてゴート札の故郷と言われる「カリオストロ公国」へと乗 り込んで行った。その途中で、ひょんな事からカリオストロのお姫様を救出す る事にしたルパン。カリオストロのお宝もゴート札もそっちのけでクラリス姫 の救出に命をかける。と言った感じです。 ルパン3世、彼の仕事は言わずと知れた泥棒である。けれど彼はいつだってそ の仕事を投げ出す。そこにはなんの悲壮感もなく、楽しさだけが広がっている。 生きていくとはどういうことなのか?かっこいいとはどういうことなのか? この漫画はそんな事を語りかけてくる。 泥棒という一見お金や名声に執着しそうな存在でありながら、彼が追い求める のは人生なんだ。と思う。命をかけてまで、一人の女性を助けようとしたり、 陰謀、たくらみさまざまなものに立ち向かう。 けれどその姿は決して何かに任命されたからでも、使命を帯びているからでも ない。ただ、好きだから、気が向いたから、腹が立つから、そんな理由から自 分にとって正しいと思う道を進む。 自分に決して嘘をつかない。どんなときも。そして決して諦めない。 自分が信じたままに生きること、自分が感じたそのままを口にすること。 それがどんなに難しいことなのかは、長く生きてるうちに知らない間に身に染 みて分かってきた。 「カリオストロの城」に出てくる彼らには生きていることに喜びがある。 それは決して何かに到達する道ではなく、世界をひっくり返す道ではないかも しれない。 けれど、彼らのそのまっすぐに見つめる先には彼らの幸せがあるんだなと思う。 どんなお金持ちにも、どんな立派な位にいる人にも決して手に入れることので きない彼ら自身の幸せがそこにはあるんだと思う。 そんな自由さと生き方っていいな、と昔の事を思い出しながら考えてた。 最近いい映画見ましたか? |
| バリューマガジン(41st) バリューメンバーの皆様 土日は如何過ごされましたか? 自分は春の陽気に誘われてというか、花見を2ヶ所ハシゴして、 すっかり酔っ払って意識不明。。の週末でした。 (第1部) いよいよ新年度ですね。自分も入社10年目に突入しました。 さて、ニュースでも見られたかと思いますが、4月1日に多くの会社で入社式 が行われました。トヨタ、ホンダはテレビ報道があったので見られた方も多い と思います。 当社も佃社長から入社式に、新入社員に送る挨拶がありましたが、みなさん見 られましたか? 自分はインターネットで見たのですが、中身としては社是と、激励の言葉(会 社での心構え)を3項目挙げていて、非常に良くできた文章でした。ただ、言 われる事はその通りなのですが、これを聞いたとしても覚えるのは不可能だろ うな。。と思ってしまうようなものでした。 MHI社長挨拶 → http://www.mhi.co.jp/news/sec1/040401.html 自分もちょうど10年前に入社式で社長の挨拶を聞いたはずなのですが、残念 ながらはっきりとは覚えていません。 それで、考えたのですが、入社式の挨拶とは一体どんなものがいいんでしょう? 喜びで胸一杯、だけれど、会社生活に不安も一杯、の新入社員には、次の3つ の要素が必要なのではないかな、と自分は思いました。それは、 @感動させる内容、A覚えやすいキーワード、B強力なインパクト。です。 試しに、色んな会社の入社式の挨拶をネット検索で、見てみたのですが、中身 としては結構似通った物が多ぃありました。けれど、言い方(伝わり方)が全 く違います。 まずは、@感動させる内容、とはなかなか難しいですが、例えば、今どの会社 も叫んでいる”変化”について、うまく言っているな、と思ったのはANAで、 ダーウィン「進化論」から抜粋して 「生き残るのは最も強い種でも、最も賢い種でもなく、唯一変化できる種のみ である」それをもとに現在の激しい航空業界に耐える「変化に強い遺伝子」の 獲得、を呼びかけています。そして生き残るために「進化」せよ、というわけ です。 うまいこと言うなぁと思いました。 また、新入社員にプロ意識を持ってもらいたい、というのも多くの会社が望む ところだと思いますが、これについてはJTB社のものがとてもよかったです。 そこではこのようにプロについての説明がされています。 ”皆さんは今日から旅行のプロとしてお客様から見られます。プロとは何か? 「誠実」「スピード」「専門性」を高め、お客様から「信頼」される社員にな るということです。。” なるほどな、と思わせる内容だと思います。 また、Aキーワードという面では、先ほどのダーウィンのコメントというのも いいですが、ナムコでは自分の社員の事を「超発想集団」として新入社員の胸 に刻みこんでいます。 また”当社は社員を大事にします”とは言わずに、「人はコストではなく、キ ャピタルである」と表現していて、なかなかうまいな、と納得させるものがあ りました。 帝人の昔の社長挨拶であったのですが、 ”心の中に闘争心を燃やし、定年までその灯を絶やさぬことだ。ゲーテも言っ ている。「戦わざる者に勝利なし」と。” これも記憶に残る言葉遣いだな、と思いました。 最後にB強力なインパクト、これは新入社員には結構大切なものだと思うので すが、初心忘るべからずと何度も言うよりも、入社式での感動や、思い出は必 ず初心に繋がると思います。そういう意味でも初心の時の思い出となるインパ クトは大切だな、と思います。 先ほどもありましたANAの場合、入社式がどこかの格納庫の中で、747の 機体をバックに行われます。きっと新入社員の意識の中には、そこでの景色が 初心の思い出としてずっと心に埋め込まれる事でしょう。 日本テレビなんかは、渡哲也が入社式での挨拶と配属先の発表を行ったそうで す。「理想の上司」アンケートの必ず上位に顔を出す彼による配属発表は、ま さに一生の思い出と言えるイベントではないでしょうか。 この渡哲也は挨拶でもすごくて、ケネディ大統領の「国家があなたに何をして くれるのか問うのではなく、あなたが国家に対して何をできるか自問して欲し い」と引用し、”「国家」を「会社」に置き換えてかみしめて欲しい”と結ん だそうです。なかなか感動的だと思いませんか? 会社の中での新入社員という時はほんの一瞬であるけれども、その後のスター トとして大切なポイントであるのは間違いないと思います。 そういう時こそ、その会社らしさ、感動、思い出、をこれからお客様に伝える 事になる新入社員にまず伝えるべきかな、と思います。 もしあなたが社長なら、どんな風に新入社員を歓迎するでしょう? (第2部) 先日東京への出張があって、泊まりがけだったので東横インに泊まりました。 このホテル知っている人いますか?(大江工場の側にも大きな看板が・・) 最近急成長で昨年は17件もの新店舗設立で、しかも格安ホテルとして有名な のでご存知の方もおられるかもしれません。品川にも高輪プリンスホテルの隣 に大きな看板が立っています。 今回は火曜日の夜の宿泊で、当日の夕方電話したのですが、その高輪も、新宿 も、浅草も、どこも「満室頂いております」との回答であちこち探した挙句、 羽田の側の大鳥居本館のみがなんとか取れた状態でした。 うわさには聞いていたけれど、すごいな、と思いました。最近のホテル業界は 経営状態が非常に厳しく7割以上が赤字経営と言われています。外資の進出で 老舗ホテルは苦境に立たされているのですが、その中で伸びに伸びているのが このホテル。 しかも平均稼働率が66%のところ、この東横インは平均80%だそうです。 このホテルにはその安さと快適さに色々秘密があるようなのですが、その中か ら今回二つあげたいと思います。 @まず従業員を100%現地採用で、しかもほとんどが女性です。 ちょうど子育てに一段落、家庭の中で生かしていた能力を再び社会に向けて生 かしたいという主婦が中心になって、ほとんどの支配人が女性だそうです。 ホームページを見ても女性支配人が自分のプロフィールを載せ、その土地にあ った、様々な心遣いをホテルに来られるお客様に提供しているようです。今期 ホテルのスローガンなんかが手書きで載っていたりして面白いです。 現地採用の彼女達は当然ホテルには素人なのだそうですが、責任を与え、仕事 を任せることで非常に熱心に働くそうです。そして、もし稼働率が75%を切 るところは強制的に「稼働率向上研究委員会」に加入し、稼働率向上のために 様々なことを話し合い、アイディアを出し合うという事で更に実力を上げてい くのだとか。 確かに自分の泊まったホテルも女性支配人で、いかにも素人ぽい雰囲気で、け れど言葉遣いや態度は行き届いたフロント全員が女性でした。 朝食は無料でお味噌汁のサービスがあり、ベットはWサイズだし、インターネ ットのコピーは無料だし、さすがだな、という感じでした。 それともう一つ社長の取り入れていることとして、A「内観」というのがある そうです。聞きなれない方も多いと思いますが、自分の心の中を洞察し、今ま でのトラウマを吐き出し、自分自身の心を癒す作用があります。 どういう事かと言うと、本来人は子供の頃からの色んな経験を通して、その人 の性格や行動パターンを形作ります。その時のショックがいつの間にかトラウ マとなって心の中に残ってしまってxx恐怖症とかになったりします。それを 癒す方法として「内観」という事を行うそうです。 テレビドラマなんかであるのは睡眠療法ですよね。それと同じようなものでは ないかな、と思います。ただ違うのは、自分自身で傷を癒すという、心のトレ ーニングも行っているという事でしょう。内観により、ストレスを開放し、他 を受け入れる力がつくそうです。 社内が「こういうことしようよ」という呼びかけに、すぐ「おっ、それいいね」 とか「やろう、やろう」という雰囲気になるのはきっとこのせいではないか、 と社長は言われてました(雑誌「致知」より)。 サービスっていうのは、アイディアひとつでいろいろと創造できるんだな、と 感じた出張でした。 皆様もチャンスがあれば、ホテルの秘密をさぐってみては如何ですか。 東横イン → http://www.toyoko-inn.com/ |
| バリューマガジン(42nd) バリューメンバーの皆様 すっかり暖かくなって昼間は長袖では汗ばむほどの暖かさになりました。 あっという間に初夏が近づいている感じです。。 (第1部) 先日近くの喫茶店にモーニングを食べに行った時に”YUGO”という漫画を 読みました。 交渉人(ネゴシエーター)”勇午”の出てくるこの漫画は、昔から結構好きで 読んでいたのですが、しばらく読んでなくて、続きが出ていたのでなんとなく 手にとって読んでみました。 色んな国での文化を背景にした、様々な状況でのネゴシエート(交渉)を勇午 が行っていくがこの漫画の面白いところで、それが時にはアフガンのテロリス トにさらわれた人質を取り戻す交渉であったり、香港マフィアのボスの歴史に 埋もれた宝を取り戻す事であったり、インドの宗教の謎解きであったり、と現 代の様々な冒険と、それに関わる人々の心の動きがいろんな形で描かれていま す。 その中で今回読んだのは、ヨーロッパのある政治家が、西暦2000年にイエ スキリストを復活させるお話です。そんなことできるわけない、と思われるか と思いますが、キリストの張り付けにされた時に流された血と、伝説を受け継 ぐ少女、の二つの条件が揃えば、現代のDNA技術を駆使して、キリストと同 じDNAを持つ赤ちゃんをクリスマスの夜に誕生させる事ができるのです。 その政治家がキリスト再誕による奇跡を使って、ヨーロッパ全土を一つにまと めようと画策する、という壮大な話で、その中でネゴシエーターの勇午はその 奇跡に必要なキリストの張り付けに遭った時の足を支えた止まり木を探し当て るために利用されます。 そしてついに赤ちゃんが教会の中、聖なる夜のミサの最中に誕生してしまいま す。「イエス・キリストの再来!」と叫ぶ政治家と、キリストの誕生に涙する 民衆に向かって勇午は言います。「果たしてキリストは生まれながらにしてキ リストであったのか。。?」 どういうい事かというと、キリストは生まれた時には神として認められていた わけではなかった。そのキリストを今の神にしたのは、その周囲のしいたげら れてきた何千、何万という人々の祈りであり、希望が彼をキリストにしたのだ。 と彼は言います。 DNAが同じというだけではキリストとは言えない。生まれた子供は神として ではなく、大切な子供として、彼を生んだ少女の愛の中で育てられる。。と。 すごい話だなぁ、と思いながら、そういえば自分達も同じかな、と思った。 人は生まれながらにして固まった運命があるわけではない。その途中に出会う 様々な人々や出来事によって作られていく。そして、自分が接する相手への思 いによって、他人を作り上げていっているのではないだろうか。 何かいいことをされて嬉しいな、と思ったりありがたいな、と思う気持ちはき っと相手に伝わって、それが相手を変えていく。そんな力が人にはあるのかな と思う。 例えば、主任とか係長になりたての頃の人っていうのは、はたから見てなんだ か頼りないな、という風に見えても、みんなが「主任!」とか「係長!」と言 っている間にどんどん風格が現れてくる。逆に昇進最初からああだこうだガミ ガミ言われている人に限っていつまでたっても元気なく見えてしまう。 きっと人って自分だけでなく、出会うたくさんの人に成長させられているんだ な、と思う。 あなたは、まわりの人を育ててますか? 言ってみなけりゃ始まらない。聞いてみなけりゃわからない。 (第2部) その次の日に違う喫茶店でオムレツサンドを食べていた時に、「空の色」とい う写真集がその店に置いてあったので開いてみた。 最初のページに本当に真っ青な空と入道雲のように白く立ち上がる雲だけが写 った写真があった。それがどこの国のものなのか、いつの季節の写真なのか、 さっぱりわからなかったけれど、なぜか心に懐かしい気持ちがした。 「誰にでも忘れられない空がある。」その写真集のコメントにはそう書いてあ ったけれど、確かに、自分にもそんな空ってあるな、と思う。なんだかわから ないけど、胸に希望が一杯に溢れていて、ビルの合間に見えたふとした、けれ どどこまでも続くような青空に、まるで自分の人生を重ね合わせるようにして 心一杯に喜んだ事が、前にあったと思う。 それはきっとたくさんの人の上に同じように広がっている空なんだけど、その 瞬間の自分の抱えてきた問題や、明日への思いや、誰かとの出会い、そんな様 々なバックグランドを持った心で見る空は、その人にとって一つしかない空に なるんだ、と思う。 例えば、その写真集の中にどこまでも広がる黄色の草原と空があった。ずっと 前に同期の何人かで、「春の黄色い花を探しに行こう!ツアー」をやったこと があったけど、そのことを思い出した。その黄色の草原は自分が見た黄色の花 とは別物だったけれど、その一面黄色の草原からは、あの時見たのと同じよう な人生の溢れる喜びと、順風ではない時もそれを乗り越えて生きる力強さを兼 ね備えているように見えた。。 そのドライブに出かけたときには何が目的とか、深い意味とか、何もなかった けれど、その時に見た黄色い花ははっきりと自分の中に印象として残っている し、その時感じたそれぞれの気持ちはみんなも同じ様に残っているのではない か、と思う。 本宮ひろしの漫画に「俺の空」というヒット漫画があって、なんでそんなタイ トルなんだとろうな、と不思議に思っていたけど、なんとなく今は分かる気が する。 誰にでも同じように広がる空。いつも見上げればそこにある空。けれど、自分 が精一杯で生きて、自分らしさを決して曲げなければ、その空は「俺の空」と なって、「俺」のところにたくさんの輝きを降り注いでくれるのではないか、 と思った。 空を見上げてみませんか? (空の色写真集↓) http://homepage.mac.com/kazkaz/CloudCity/bookskumo.html http://www.artfarm.co.jp/habu/menu.html |
| バリューマガジン(43rd) バリューメンバーの皆様 先週の土、日曜日に福岡に行ってきました。 同期の結婚式があったので、同期11名ほか名航の先輩後輩含め総勢16名が駆 けつけました。2チームにわかれて派手な出し物を行って、大喝采!でした。 土曜日に結婚式があって、次の日は一日福岡でのんびりしたのですが、街を歩 いていて感じたことをお伝えします。 (第1部) 実は福岡は自分が大学時代に6年間住んでいた町です。いろんなものが懐かし かったり、たくさんの新しいビルや変わってしまった建物に驚いたり、「何し とぅーと?」という博多弁もまた新鮮味を帯びて感じられました。 そして、街を歩いていると、知っていたはずの福岡が独特の文化の香りを持つ 街なんだ、と改めて実感しました。 改装中のデパートの階に「構造階革」と普通に書いてあったり、15周年のビ ルの見出しが、「15年間様々な実験を繰り返してきました」だったり、狭い 10畳くらいのスペースに本がうずたかく積まれ、薄暗いカフェと一緒になっ た不思議な空間の本屋があったり、 何かしら新しいことを次々生み出していこう、という雰囲気が街のあちこちに 溢れていました。 とんでもなく狭い道を車が普通のスピードで突っ込んでくるのには結構びっく りしたけれど、その狭い路地の至るところに雑貨屋やギャラリー、レストラン があって、そこにもそれぞれの個性が溢れていました。 当日3次会をした居酒屋の通りにも、レディスカプセルホテル、劇団小屋、雑 貨屋、匂い屋、古着屋、出店と、とにかくたくさんあって、しかもおしゃれ。 あちこち覗いてみたくなる雰囲気がとてもよかった。この街ではいろんな考え 方で生きる方法があるんだろうな、と思えました。とにかく熱気と活気のある 街です。 中心街のソラリアプラザ2Fの喫茶店で”Fd”というあるデザイン事務所の 出しているフリーペーパーをめくっていたら、写真展をやってます。という事 で近くて面白そうなので行ってみました。 裏通りにある、喫茶店の待合室を兼ねたギャラリーでは和服姿で桜の木の前で いろんなポーズを取る女性と、4人の女性の集まってこちらを見つめる写真等 々、色鮮やかなものから、モノクロまでいろいろと飾ってあった。 そこに主催のFdのバックナンバーがあったので見てみたのだけれど、結構面 白い。毎回何かをテーマにした写真をそのフリーペーパー(17ページの薄い もの)に載せることになっていて、巻末に次号のモデルの募集がある。来週は 双子姉妹、着物の好きな人、60’sの人、等々、そんな感じ。 けれど、なぜフリーペーパーでこんな事をやっているんだろうな、とちょっと 考えてみた。 それは事務所の知名度を上げるためかもしれないし、興味ある若者の就職の斡 旋かもしれない。いろんな会社からの宣伝費で儲ける、なんて気持ちはきっと ないと思うけど、自分がこれを見ていて一番こうじゃないかな、と思ったのは、 きっとこれを発行しながら、自分達自身を磨いているんだろうな、という事。 きっとこんな新しい企画をしなくても、デザイン事務所はそれなりに経営でき るだろうし、求人広告を出すのみでも人は集まる。 けれど、そうではなくて、毎回何かを自分から発信する事、それから返ってく る反応、毎回の企画力、期限の決められた仕事、それらをこなしていくのはき っと大変だけれど、事務所の人たち自身の腕を磨き、しかもやる気を持たせる にはきっとすごい成果が期待できそう。それが最後には会社の発展にも繋がる んだと思う。 そいうのって楽しく仕事ができそうじゃない?自分から何かを始めて、それを 成し遂げることによってどんどん自分が磨かれていく、そんな仕事ならいいな、 と思う。 そう言われても、最初の一歩をどこに踏み出せばいいのか、それがわよくわか らない、という人は多いと思う。けど、それはなんでもいい。そして、踏み出 そうと思えばいたる所に材料は転がっているんだよ。いいじゃない、お金がか かったって。時間がかかったって。それが結局は自分を磨く事になるんだから。 そのフリーペーパーがそう叫んでるようだった。 ”人格ポリッシュ、キラリ!信頼。”その人格は、技術はどこで磨く? そのフリーペーパーHP→ www.f-diary.net (第2部) その福岡で、前に通っていた楽器屋さんにお邪魔した。当日行けるかどうかわ からなかったので、アポも無しで行ったんだけれど、ちょうど店長の夫婦と、 たくさんのお客さんと、スタッフの方々でとても賑やかだった。 よく通ったのは、大学にいた頃の話だから、10年前だけど、変わってなかっ た。もちろん店自体はたくさんの楽器が増えたりとか、レッスン室が大きくな ったりとか、看板が木彫りになったりとか、いろいろ変わっているんだけど、 その店の雰囲気は前と一緒だった。 お店自体は20畳くらいの広さだろうか、10人も入ったら混雑しそうだけれ ど、決してさびれる事なく、明るくて笑いの溢れる空間。たくさんの人が出会 い、楽器という共通の話題で結ばれていく。音楽と楽器が好きならどんな人で もOK。これがこのお店の社風(風土)なんだ。と感じた。 冗談を言いながら大笑いをして、けれど、自分の選ぶ楽器には自信を持って相 手に勧めることができる。音楽の世界には本当に詳しくてその面では妥協しな い。 そこから生まれてくるものが信頼なんだと思う。楽器屋さんという事は自分で 楽器を作っているわけではないけれど、その楽器の選び方、質の良さ、お客さ んとの対応で、あそこの店から買いたい。という気持ちに自然となってくる。 自分の今目の前にある仕事に妥協がなければ、信頼は自然に築きあがるもので はないかな、と思う。 それと、もう一つ。自分は今メーカーで働いているので直接お客様と話をする 事はないんだけれど、笑いって大切だなぁとしみじみ思った。 一日中黙々と仕事するよりは、時には楽しい話をしながら、仕事を面白くした い。自分が会社に入って工場実習に出かける時に、人事担当の人が自分の実習 経験について話されたのを思い出した。 暑い真夏に外で機体を移動したりするのは、とても大変な作業だったらしい。 けれど、その時の作業長が、「仕事っていうのはつらいもんだ。それを如何に 楽しくするか、が大切なんだ。」と言われて感動した。 と言われてた。その時はすごい納得したけれど、今は気が付くとブチブチ言い ながら仕事してることもあって、いやいやもっと楽しく仕事せないかんな、と 思った。なかなか難しいけど、時には笑いながら、みんなで楽しめるような仕 事にしたろ。って感じかな。 |