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Arx Fatalisを遊ぶ![]() 教会にて。座る場所を間違えているおばあさん。ウルティマ9でもこんなだったなぁ。 Arx Fatalisは、素晴らしいセンスを誇っているダンジョンRPGです(この世界は全て地下都市なのです)。2002年9月現在、ドイツ語版のみ発売中で、インターナショナル版は原盤完成まで進んでいます。このサイトによると、US版UK版とも10月中発売のようです。デモはforGamer.netにあります〈10月1日付でv1.13に置き換えられました〉。デモを遊ばれると、最初は操作でまごつくかもしれません。チュートリアルの字幕をきちんと読んでさえいれば簡単だと思いますが、ただ一点、魔法の詠唱だけは風変わりなので参考までに記しておきます。Ctrlキーを押しながら、画面にマウスでルーンを描く事で魔法が発動します(戦闘魔法もこの仕様だとすると、ちょっと慌ててしまいそうですネ)。デモで出てくる魔法は2種類で、発火と夜目です。発火は松明や焚き火の燃えがらを前にして唱える必要があります。また、移動中に視点が有らぬ方角に飛んでしまう場合には、Escキーを押してメニュー画面を出し、OptionsのControl settingで、Sencitivity(マウス感度)を低くしてやるとよいようです。 Morrowindに欠けているなぁと常々感じていた雰囲気がArx Fatalisにはあるように思われます。一人称視点で体験遭遇風のCRPGは、こうした細やかな面を伴っていなくては。ざっと例を挙げますと・・・一般人(代表格は酒場の女将ですね)は、攻撃すると逃げ出します(普通はそうでしょうが、普通でないゲームもあるわけで)。 反して、刃向かってくる男どもは背中に剣を背負っているような冒険者風体です。モンスターに至っては、闘争はおろか逃走本能すら備えており、狩ってナンボ以外の生態を多少なりとも思い至らす事ができましょう。ブタや鶏を(ネズ公も)屠れば食料に、パイ生地を焼けばお手軽クッキング・・・穴蔵生活には食い物が不可欠だと言うことを思い起こさせて頂けます。しかも生肉は食べられないという現代人仕様。釣りは、釣り竿にカーソルを合わせてFキーもしくはリターンです・・・ただし、アクションは音のみというチープなものでした。釣りに成功すると、持ち魚数が(いつのまにか)増えています。石壁が凸凹で、上り道や下り道もあるダンジョンは、3D空間にありがちな雛型を感じさせず、雑多でごみごみした演出が秀逸です。概ね好印象なデモですが、ひとつだけ気がかりなのは「会話」が選択肢を選ぶタイプでない事。多分に一本道の展開が予想されてしまうわけで、物語にどこまでゆとりを持たせられるかが見物でしょうか。 販売元は、日本支社もあるJoWoodで、もしかすると日本語版もリリースされるかもしれません〈カプコンからリリースとの噂アリ〉。余談ですが、「最新ニュース」を見ると、ゴシック2のスクリーンショットが載っていたりします。こちらも日本語版リリ−スに期待がかかりますねぇ。2ch過去ログにも情報アリ。 →Arx Fatalis公式ホームページ Reviewから知れた内容を列挙してみます(ファースト・インプレッションを大事にされたい方は読まないように)。
早めに購入したいと思っていたのですけれども、通販で。なかなか扱いが始まりませんでしたね。人気薄か品薄のどちらかだったんでしょう、きっと。キヨマンは近日入荷がしばらく続きましたし、他のお店ではリストにも載っていなかったりしました。わざわざ秋葉くんだりまで行けねーよ、と、愚痴っていたら、いつのまにか、あちこちで入荷しておりました。結局、最安と思われるエンソフで注文してしまいました。[02年12月3日] レビュ〜。パッケージはDVD仕様のUK版。CDはプレビューで一枚と聞いていたのですが、二枚。二枚目はボーナスDISKと明記されており、内容はデモ、設定原画、ウォールペーバー、スクリーンセーバーなど。マクロメディアのDirecterを利用したメニューでアクセスするように出来ており、400MB程の量があるようですが、あまり面白味は無いかも。ゲーム本体は一枚目だけでインストールでき、Direct-X 8.1とEAXサウンドのドライバーを合わせてインストールできます。ハードディスクの使用量はおよそ645MB。v1.15パッチが既に出ているので、ダウンロード後インストール。 さて、プレイ開始。出発地点はデモ版と同じ。既に知っているネタは感慨が無いので、そこそこに・・・。操作感はデモ版よりもずっと良くなっている感じ。マウスの感度が敏感過ぎるという事もなく、グラフィック描画が最適化されてでもいるのでしょうか、動きもスムースで軽い気がします。バンプマップのみOFFで、800*600の画面で試しております(グラボがGeforce2MXなもので)。ゲーム開始前のメニュー画面で、対応グラボを選択する設定があるのですが、最近のものは概ね載っておるようです(Radeon有り)。テクスチャが充分綺麗ですし、グラボを虐め倒すような質を追求されずとも、俺的にはこの程度で充分オッケーだなぁ。ダンジョンの部屋が二つとして同じように見えない、雛形を感じさせない空間になっているだけで充分満足です。 お隣さんを出してやって、床下の格子戸をぶち抜いて、階下落ち。えーと、自キャラの顔は三番目です(デモにも有った「ナイスガイ」やねw)。昇降機を使って、ここら辺でツルハシが・・・あれっ、見あたらないゾ。仕方ねーな。左へ行って、蓮のある池の入口脇に・・・あれっ、釣り竿がない。う〜む、デモとは違ってるのねん(デモには無かった杭が手に入るし)。向かってくるゴブリンを二人がかりで仕留めて階段上がって、お城へ直行・・・あらっ、ゴブリンどものウロウロする小部屋がたくさん。やばっ、見つかった。凸凹コンビが迫ってくる。なにを、こっちは魔力を付与した短剣がなー。うりゃ、ざっくし、ざっくし、・・・って、おい。死んだ。うー、そうかステルスを使えばよかったのね。デモでは意味無かったもんなー。 丁度死んだので一旦休止。もちろん、復帰可能なタイミングでクイックセーブ(F5)はしておきました。マニュアルに目を転じてみると、フルカラーで71頁。DVDパッケに入るサイズなので、薄く、文字も小さいが、かなり詳しいです。キャラのレベルは10が上限らしい。モンスターの種類は掲載されているだけで15種。呪文の解説、ルーンの組み合わせ、マナのコストまで載ってるヨ。親切というべきか、やり過ぎというべきか。〜つづく[12月4日] ![]() スクリーンショットはF10で(v1.15のとき)。生成されるビットマップはフォーマットがちょっとヘン(Photoshop5だと開けない)。 雪辱戦。今日は日記風でお送りしております。・・・憎たらしいゴブどもに背後からソードをお見舞いじゃ。ダブルダメージ!うぇっ、上半身がブっ飛んだ!バイオレンスすげーんですが。相棒が死ぬのを見ていた奴は「たのむぜぇ〜殺さないでくれぇ」とか喚きながら逃げまどう。待て、待てい。背は低いクセに逃げ足だけは速いな。追いつかん。仕方ない、今の内に、牢にいるゴブを助けてやるか。「あんがと。おいらは階上の酒場行く。用があるなら酒場来るよし」言うが速いか、立ち去るゴブ吉。と、背後から罵声が。「逃げ場ねーぜ、覚悟しろや、ニンゲン!」さては逃げたゴブが仲間を連れて戻ってきたな。ケンカ上等なAIじゃねぇーか。 ゴブどもを蹴散らし、いびきのする部屋を通り過ぎて、無事上階へ。デモでおなじみの殺戮現場の砦がある。取るべきものを取って、生肉(人肉じゃなくて、ブタやネズミですぜ)を調理。食料確保は大原則だからな。マニュアルによると、乳鉢で挽いた蓮の粉を空容器に移すだけで、ライフポーションの元になるらしい(あと一行程必要)。生き残りの話を聞く。ふむふむ、なんとか言う坊主が襲撃してきたらしい。地震で城への道が閉ざされたけど、俺様に伝令役を任せると。酒場の連中は当てにならんから、俺サマが陛下に伝えに行く、と。宝石商を装ってゴブどもの階から抜け道を見つけるのねん。 抜け道の心当たりと言うと・・・二つあるなぁ。たぶん、鍵が要るんだろう。では、いびきの大将にご登場願って。おい、向かってくるなよ。ちょっと、ちょっと・・・あーあ、殺っちゃったよ。まぁ、鍵は見つかったからいいか。「ゴブリン王国の境界線」ここだな、よしよし。うおぉ、風がびゅうびゅう唸ってる洞穴だよ。あー、やっぱり、主(トロール)がいるのねん。あのーもしもし・・・。「オレ、芸術家、ゴブリン嫌い。今日、誕生日。なのに、友達いない。オレ寂しい」主人公は、友達になってやる事を約束(選択肢式でないので、勝手に会話が進む)。「友達、プレゼントくれ」こいつ、モノが欲しいだけかよ。何やったらいいのやら。これは?「要らない」埒が明かないので、もう一つの道へ。ゴブリンロードが通せんぼをしている。「宝石商の身分証とサイン入りの通行許可証がなければ通さん」「この許可証は隊長のサインが無いのでダメだ」ブッ殺しちまったよ。他にゴブリン語を書いて貰えそうな奴は?あ、あいつね。 さらに先へ進むと、なにやら鉱山のような所に。ゲートのゴブリンに聞くと、抗夫トロールがストライキを起こしているので開けられん、だと。 ここまでの感想→ダンジョンの雰囲気は極めてよく表現されています。ですが、出口を探す為のパズルをやらされているような気が少し。パズルを解かないと進める場所が広がらないのです。もう少し、自由に行ける場所が欲しいなぁ。その上でクエストを受けるかどうかを自由意志で。[12月7日] やり直しております。というのも、敵の首領の隠れ家とおぼしき所まで随分と進軍したのですが、完全武装の衛兵が強すぎて倒せなくなった為です。助けを請えそうな味方は全滅(いえ、正確には、私が殺したんですが)。現時点で行ける場所はもう残っていません。せめてフルプレートの鎧が着られれば、敵を倒すことにより活路を開けそうですが、ストレングスがわずかに1足らない為にそれもままなりません。殺戮プレイに進んでしまった敗因は二つあります。1.人間のお城への道を発見するのが遅すぎた。ごり押しで先を進めた為、ゴブリン一族とトロール一族を殲滅せざるを得なくなりました。2.(人間の)王の間の回廊で、開けてはいけな(かったらし)い扉を開けて衛兵に敵とみなされた。城内全てが敵対するので、普段はまず行わない「皆殺しプレイ」をする羽目になりました。直前のセーブをロードすれば? 確かに。クィックセーブが新旧二つ分保存されるArx Fatalisなら、それも可能ですが、死亡で無い限りやり続けてみるのも一興と決め込みました(後に諦めるわけですが)。 Arxは戦闘主体のゲームです。魔術よりも剣が立つタイプでしょう。魔法使い(クラスは存在しないので、能力値での向き不向きだけです)でのプレイは行っていないのですが、難易度が高めだと思われます。システム上、西部の早撃ちガンマン並の詠唱を要求されるのかと誤解しますが、マニュアルを読むと、暗記する方法(Shiftキー押し下げ)が載っています。スクロールの呪文と同じ扱いで、ワン・キーで放てる魔法が3つ(だけですが)保持できます。ファイアーボールは弾が遅いので、軽く避けられてしまうような気がします。魔法はルーンを見つけてからで無いと使用できず、使い勝手もイマイチなので、一か八かの戦法となるでしょう。 物語の流れは、固定のようです。行ける範囲の広がり方と密接に関連付いています。RPGと表現するよりも、アクション・アドベンチャーと言った方がしっくり来るでしょう。地下8階のドワーフ・レベルでのイベントには、Out of This Worldの悪夢が蘇りましたヨ、マジで。結論として、Arxは今ひとつ私好みのゲームではありませんでした。縛りの多さ(=行動範囲)に幻滅です。しかし、その中でフューチャーされている細部(スリリングな戦闘、魔法システム、Keyリング、モンスターAI)には、今のRPG(特にMorrowind)に見習って欲しい(搭載して欲しい)機能が多く見受けられました。[12月8日] 筋書き通りに進めるように努力した結果、随所にムービーが挿入され、さながらウルティマ9のような感じになって参りました。パズル要素も近いものを感じますが、U9ほど突き放した難度では無く、自力で発見できる範囲(理に適っている)であり一安心です。NPCが意外な活動を見せる辺りには、驚くと同時に感心してしまいます。詰まった箇所を一旦忘れて何か面白いものは無いかな、と辺りをうろつくと、まさしく手掛かりが「立って」いたりするわけです。他方で、どうしても敷かれたレールから外れる分けにはいかず(苦い経験)、そこが再び不満でもあります(行く先が広がりませんから)。[12月9日] 進んでおりますよ。どのくらいかと言うとクエスト攻略のヒントに書いた部分はすべてクリアしとります。パズル解くのがちょっとだけ快感になってきました。理詰めで謎解きできる部分に関しては、ですが。ときおり意地悪というか、ありがちなひっかけにはまってしまうのですが、そうなると、RPGの面白さが遠のいて行く気がします。この辺のさじ加減が作り手にとって難しい所でしょうね。プレイヤーにとって一番やっかいなのは、アイテムの数が揃わないと先へ進まないというヤツです。これまで訪れた部屋で、隠し場所漁りをしなくてはならんのか・・・面倒な上に苦痛ですな。[12月14日] |