第26話

タイトル

放映日:87年10月11日

放映時

ぶっちぎり! 炎のジャック野郎

監督:三ッ村鐵治

シナリオ

無敵! 正義のジャック野郎  (仮題)

脚本:高久 進

あらすじ感想シナリオ改変ネタ
妄想的 改変ネタ

  感想も書かずにいきなり改変ネタで なんですが。

  ジャック軍団を、アメリカに敵対する秘密組織・ネロス帝国を探るためにCIAが雇った 日本の現地エージェントとすれば、やってることは同じでも「メタルダー」らしい大きな話になりそうな気はします。
  ジャック軍団はトラック運転手として全国を回ってネロスの動向を探っていて、あの喫茶店の地下には秘密の司令室があるとか(^_^;  CIAというとスパイ組織ということで悪者っぽいんで、FBIとかインターポールの捜査官の方が良さそうな気もしますが、アメリカの国益を守るため世界の裏側でうごめいている巨大組織を叩こうとしている感じでCIAかなと。

  ネロス帝国を脱走した時田は、流星と八荒に助けられるが、もともとはCIAエージェントであるジャック軍団に接触しようとしていた。時田は、母親の手術費用を得るため、ネロスの機密をアメリカに売ろうとしていたのだ。

  時田「母を迎えて、無事アメリカに渡るまではしゃべらない」
  山田「なんだと!」
  大葉「まぁ、いいだろう。出発しよう」

  時田の実家へと向かう一行。しかし、実は時田は、日本に潜り込んだCIAエージェントを一網打尽にするクールギンの作戦に従っていた。流星たちを次々と罠に誘い込む。

  ……こんな感じで、基本的に本編と同じ展開です。昔のやんちゃな仲間の一方がメタルダーの友人で他方がCIAエージェントだというのも、特撮ヒーローものに限らず、物語的にはよくあること(^_^;
  メタルダーに瞬転する流星を見て、大葉さんか春田さんが「君がDr.古賀の造られたという超人機だったのか」と握手を求めるようなシーンとか観てみたいです。

  まぁ、あの身体能力の高さの理由付けみたいな面もあるのですが。
  さらに、実はあのトラックのカーゴの中は、「仮面ライダーアギト」のG3みたいに強化服の着装室になっていて、大葉さんはギャバンスーツ、渡さんは豪華にもシャリバン、スピルバンスーツ2着も、とかそれぞれ持っている。澄川さん、田中さんはダイアナスーツか。これでメタルダーと揃い踏みのシーンを想像すると、なんかすごくなってきました(^_^;


  でも、こう考えてくると、そもそも古賀博士がネロス帝国というものを知ったのは、CIAが情報をもらしたのかもしれないと思えてきます。あのボケ老人が独自にネロス帝国の謎に迫れるようなネットワークを持っていたとは思えませんし。
  CIAは、ネロス帝国の首領の正体や古賀博士との関係、旧日本軍の開発した超人機の存在も把握しており、その超人機を使ってネロス帝国を壊滅させようと、隠居していた古賀博士をそそのかしたのかもしれません。「あなたのかつての部下が、当時の技術を発展させて、こんな悪事を働いてますよ」と、老博士の良心をさいなむよう ささやいて。
  ドラマ的には、古賀博士と親交のあった元CIA長官あたりの人物がいて、彼が旧交を温めようと博士を食事に誘い、そこでポロッとこぼすような感じ。
  その日、博士は日記にこう記す。『村木國夫は、本当は死んでいない』。


  こういうネロス帝国対CIAみたいな構図を考えていて、さらに思い付きがありました。
  高久さんの構想にあった、終盤にかけて出てくるネロス帝国の上位組織というのを、ネロス帝国の敵対組織にしたらどうだろうか。「イナズマン」の新人類帝国をデスパー軍団が乗っ取ったように。

  というのも、「戦いを好まぬ僕に、武器はない」と言いつつ全身武器なメタルダーって、憲法9条下の軍隊である自衛隊ぽいなと思っていたんですが、あっかーさんが「ゴーストバンクの床の模様って旭日旗みたい」と言われてから、ああ、ネロス軍団って、美化された大日本帝国軍なんだと思いました。
  つまり、新旧日本軍が、日本的美意識・武士道をもって闘っている構図ですね。そこに、「勝てば手段はどうでもよかろう!」な外国勢力がネロス帝国を滅ぼし、日本を狙ってくる。
  こういう相手ならば、メタルダーも、従来どおりの“悪い奴らを倒してかっこいいヒーロー”になれますしね。
  クールギンやバルスキーは生き残って、復讐やネロス帝国回復のため、第3極として、メタルダーや新勢力と戦ってほしいですね。……まぁ、クールギンが、己の野望を果たすため、新勢力を引き入れたのかもしれませんが。

 

2012年12月25日初版

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