私の百名山完登記

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76座目−平 ヶ 岳

平 ヶ 岳(2141m) 群馬県・新潟県
登 頂 1999年09月


奥利根源流の最奥の山で登るのに大変不便な山である。
名前のとおり山頂周辺は平坦で沢山の池塘が点在する。

 
 (氷河時代の忘れ物、玉子石)
   
 

 山行データー

  1)日時   1999年(平成11年)9月10日〜12日

  2)メンバー (株)アルプスエンタープライズ主催の山岳ツアーメンバー25人と岡本ガイド

  3)コース  9/10 新宿駅西口8:00〜バス〜10:45関越自動車道小出IC
              〜10:50深雪の里(昼食)11:40〜シルバーライン経由
              〜奥只見湖遊覧〜15:00銀山平の伝之助小屋(泊)
 
          9/11  伝之助小屋4:00〜バス〜4:15枝折峠4:20〜5:00明神峠5:10
              〜6:15道行山6:30〜7:10小倉山7:20〜8:00 1585メートル地点8:10
              〜9:10駒ケ岳小屋9:30〜10:00駒ケ岳頂上10:30
              〜11:30 1585メートル地点11:40〜12:00小倉山12:20
              〜13:00道行山13:10〜14:00林道登山口14:10〜バス
              〜14:30伝之助小屋(泊)

         9/12 伝之助小屋4:00〜バス〜5:15中ノ林道熊沢橋登山口5:30
              〜6:10 1545メートル地点6:25〜玉子石〜8:55平が岳頂上9:10
              〜1545メートル地点〜11:40林道登山口12:15〜13:30伝之助
              小屋14:00〜バス〜湯の谷パーク〜小出IC16:00
              〜20:00新宿西口駅

  4)山行日記

        一般的にこの山に登るにはアプローチの長い鷹ノ巣コースが取られる。
        しかし、一時この中ノ岐コースが最短コースとして開かれていたことがある。

        加藤久晴さんの「新・傷だらけの百名山」という本によれば皇太子一行を通す
        ために、環境庁と新潟県が地元民を使い突貫工事で作った道だという。

        官が税金で自然破壊をしたいまでは幻の登山道らしい。
        1986年(昭和61年)皇太子様がこのコースを登られたそうである。
       
        現在このコースは廃道となっている。林道周辺の共有地の地権者の通行は
        特例として認られているようだ。
        今回はツァー会社が特別に関係者の許可を取りこのコースを登った。

        我々にとっては手軽に登ることができるので実にありがたいが、山男としては
        何か複雑な気持である。

        前日、魚沼駒ケ岳を登った勢いで今日は平ヶ岳に登る日である。
        午前3時20分の起床である。元気の人はもう朝食の弁当を食べている。
        私にはとても食べる気になれない。    

        小屋からバスで奥只見湖の湖畔道路352号線を走り、雨池橋のゲートから
        中ノ岐林道に入り、約1時間15分ほどで熊沢橋の登山口に着いた。

        眠っていたので景色は全く覚えていない。
        目が覚めたらガスに煙った山中である。

        朝から雨。雨具を着け平ヶ岳沢沿いにガレた道を延々と歩き、沢が尽きた
        ところでキャンプ指定地に出る。

        少し行くと湿原の中に氷河時代の忘れ物と言われる不思議な形の玉子石
        がある。花崗岩が浸食されてできたもので、自然のなせる業に感心する。

        池ノ岳の湿原姫沼を通り木道をづっと行くと平が岳の頂上である。
        視界不良で何の感激もない。雨天と団体行動のため写真が全く撮れなかった。

        玉子石の写真、山頂付近の木道と標識の前で記念写真を撮っただけである。
        百名山をまた一つ征服した足跡を残しただけである。
        もう一度登り直さねばならない山だ。

 
 

写 真 集

今回の山行は団体行動の制約と雨のために良い写真が撮れなかった。
ここに掲載した写真は「秋の奥只見湖」を除いて全て
平成26年7月の再登山時に撮影したものを転用した。

 秋の奥只見湖 浦佐駅付近の県道から望む越後駒ヶ岳(左)と八海山(右)
   
天空に続く木道  頂上付近の池塘群 
   
 池塘と越後の山々 たまご石と池塘群 
   
平ヶ岳頂上にて  ツァー会社発行の登頂認定書  
 
 


 番外編


 山行データー

  1)日時   2014年(平成26年)7月25日〜26日

  2)メンバー 主   催: ハイウェイハイキングクラブ(HHC)
          幹   事: 長谷川、安原
          メンバー: 荒川、糸田、稲垣(忠)、小山、小林、浜田、向口、村岡、村上、渡辺(雄)

  3)コース  7/25 
東京駅11:16〜新幹線〜12:44浦佐駅13:40〜バスでシルバーライン経由
              〜14:38銀山平14:50〜マイクロバスで近隣見学〜15:30湖山荘(泊)

          7/26 湖山荘3:50〜マイクロバス〜5:10中ノ林道登山口5:30
              〜8:15玉子石分岐〜8:20玉子石8:30〜8:40池の岳分岐
              〜9:10平が岳頂上9:20〜10:00池の岳分岐〜10:20玉子石分岐10:25
              〜12:40林道登山口12:50〜マイクロバス〜14:10湖山荘15:00
              〜タクシー16:00浦佐駅16:26〜新幹線〜18:00東京駅
             
  4)山行日記
         
     今回の平ヶ岳登山はHHCの月例会である。5月に平ヶ岳登山計画が発表されると早速
     参加申し込みをした。前回の山行で団体制約と雨のため写真がほとんど撮れなかった
     からである。

     7月25日、東京駅から上越新幹線で浦佐駅下車。同駅から市バスで銀山平バス停に向かった。
     宿のマイクロバスが迎えに来てくれて、ゆっくり温泉に入り、山の珍味を味わい早めに
     就寝した。

     7月26日、午前3時起床。宿のマイクロバスで奥只見湖の湖畔道路352号線を走り、
     雨池橋のゲートから中ノ岐林道に入った。約1時間20分ほどで林道登山口に着いた。

     しばらく平ヶ岳沢の左岸を行き、仮設の小さな木橋を渡りすぐに深い樹林帯の尾根に
     取りつく。土がえぐられ、ごつごつした根っこが張出し、非常に歩きにくい道だ。

     約1時間も歩くとクロベ(黒檜)の巨木が林立する場所に着く。
     ちょっと一服付けたいところだが30分前に小休憩したのでここは通過する。

     登山道はますます急斜面となり、樹林の中を2時間位我慢して歩いた。ようやく視界が開け
     稜線が見えると平坦な台地の木道に飛び出た。玉子石への分岐点である。

     右に5分程歩くと玉子石が鎮座している場所に着いた。一つの花崗岩が浸食されて二つに
     分かれたもので、下の石が台座になり、その上に玉子型の石が留まったものらしい。

     一旦分岐まで戻り姫が池方面に歩き、途中池の岳の分岐を右に折れると大きな雪渓に出た。
     そのまま天空の道を直進し、平ヶ岳への分岐を右折し沢の源頭まで下る。
     もったいない下りだ。

     ここから森林帯を抜け池塘と花の点在する湿原を登りきると頂上である。頂上と云っても
     平坦な平原で頂上標識は少し右に入った木立の中にひっそりと立っていた。

     頂上からの見晴らしは抜群で周囲の尾瀬や上越の山々が霞んで見えた。
     やや遅めの朝食を食べ記念写真を撮って帰途に着いた。全員無事に下山できた。

     登り3時間40分、下り3時間20分、合計7時間ジャスト。登りはほぼ標準時間だが下りは約
     1時間ペースが遅かった。13年前に登った上記山行では6時間だった。

     やっぱり歳を取ったなぁと思う。74才で登った平ヶ岳、メンバーと天候に恵まれ楽しい山行
     でした。トップを歩かせてもらったお蔭で完登できました。皆さんのご協力に感謝。




                     番外編 写真集

              メンバーの皆さんから寄せられた写真で構成したアルバムです。
                         写真の使用をご了承下さい。

 前日宿泊した湖山荘  平ヶ岳沢出会の駐車場にて  平ヶ岳沢出会の駐車場にて
     
 平ヶ岳沢を渡渉(一部仮設木橋を利用)   平ヶ岳沢を渡る(一部仮設木橋を利用)  「クロベ(黒檜)」の大木が林立する林
     
 「クロベ(黒檜)」の大木が林立する林   玉子石分岐にて 玉子石と池塘
     
 玉子石を囲んで ルート上唯一の 雪渓にて  天空の楽園で休憩
     
 天空の楽園を行く  天空の楽園を満喫 平ヶ岳への分岐 
     
 平ヶ岳への分岐(左に行くと平ヶ岳)  頂上付近のお花畑と池塘  親子かな?
     
 平ヶ岳頂上にて記念撮影
 
 
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