至仏山への入山は例年7月1日(予定)。
鳩待峠〜山ノ鼻〜至仏山山頂へ登山。このコースは、登山解禁とともに咲き揃う花畑がメイン。
ベストシーズンは7月上旬〜8月中旬。
※ブログには6月〜10月上旬まで、月ごとに上旬、中旬、下旬の風景と高山植物(花)に分けた写真があります。

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至仏山が花の名山と言われるわけ。
至仏山(標高2,228m)は尾瀬の西方に位置し、
山体の上半分は蛇紋岩(ジャモンガン)。
至仏山はかんらん岩が隆起してできた山。かんらん岩とは地球深部にある
上部マントル層を形成する物質と似た性質をもち、地表に現れて
水と反応すると蛇紋岩(ジャモンガン)となる。蛇紋岩の山は高山植物の
宝庫としてよく知られている。北海道の夕張岳、アポイ岳、戸蔦別岳、
岩手県の早池峰山、群馬県の谷川岳、長野県の白馬岳などには、
普通では見られない珍しい植物が多い。
蛇紋岩はずしりと重い黒っぽい色の石で、滑りやすいのが特徴。
至仏山では1,700m付近で森林限界となるが、それは植物の生育しにくい
蛇紋岩の山だから。森林限界を超えると高山植物の適地となる。
至仏山に多くの高山植物が咲くのは、その理由から。
コースの説明
鳩待峠(標高1,591m)から3.3km先の山ノ鼻(1,399m)まで下る。
山ノ鼻には、至仏山荘、山の鼻小屋、尾瀬ロッジの3軒の山小屋とビジターセンター、トイレ、休憩所、
ベンチが広場に立ち並んでいる。
至仏山登山は広場の左側、尾瀬研究見本園の入り口を入り、そのまま直進。
前方に森林限界と至仏山山肌が確認できる。
薄暗い森林の中に階段などが設置されている。ぐんぐん登り、しばらくすると森林限界がある。
森林限界過ぎは視界が利き、振り返ると尾瀬ヶ原が見える。
さらに登るとベンチなどがあり、尾瀬ヶ原の眺望を官能できる。
このあたりの岩は滑りやすい蛇紋岩、足元に充分注意して進む。さらに登るとベンチなどある一際広い広場に出る。
ここが花畑で知られる高天原(標高2,145m)、山ノ鼻から約120分。小さな案内板が設置されている。
木道両側に設けられたベンチに腰を下ろし、ひとときの眺望をたのしむ。
高天原では、ホソバヒナウスユキソウ、ジョウシュウアズマギク、タカネバラ、
ムシトリスミレ、タカネシオガマ、
イブキジャコウソウなど、たくさんの花の姿に目を奪われる。
さらに登り山頂を目指す。山ノ鼻から2.9km、標高2,228mの至仏山に到着。
至仏山の山頂は360度の眺望が堪能できる。尾瀬ヶ原、燧ケ岳、中原山、会津駒ヶ岳、越後の山々、
そして富士山まで見える。しばしこの絶景を堪能する。
山の稜線の向こうに小高い山が見える。小至仏山(標高2,149m)だ。
山頂を後にして稜線を進む。砂地などの登山道を下る。砂地の下り坂なので滑らないように十分注意すること。
至仏山山頂から下り、再び登ると小至仏山(標高2,149m)に到着。
至仏山山頂から鳩待峠への登山道両側には季節ごと、沢山の高山植物が見られる。
イワカガミ、チングルマ、
ミヤマキンポウゲ、
シナノキンバイ、オゼソウ、
ハクサンイチゲ
など沢山の種類の花が登山者の目を奪う。
小至仏山を後にしてさらに下る。やがて森林の中に入って行くと、木道の両側に湿原が現れる。オヤマ沢田代だ。
オヤマ沢田代は鳩待峠まで3.4km地点。ワタスゲやチングルマ、イワイチョウなどが咲く。
さらに下るとブナ林に入る。このブナ林を抜けると鳩待峠だ。
ビューポイント
尾瀬研究見本園。
尾瀬研究見本園上の森林限界過ぎから、至仏山山頂へ向かう登山道からの尾瀬ヶ原の眺めは最高。
高天原の花畑。森林限界から至仏山までは沢山の種類の花が見られる。ジョウエツキバナノコマノツメ、
ジョウシュウアズマギク、ユキワリソウ、
ハクサンチドリ、タカネシオガマ、
ヨツバシオガマ、ハクサンコザクラ、
ダイモンジソウ、クモイイカリソウなど次々咲き競う。
至仏山山頂からの360度の眺望。
小至仏山へ向かう登山道脇の高山植物や稜線からの眺め。小至仏山からの眺望。
オヤマ沢田代にはワタスゲ、イワイチョウ、
ハナニガナなどの花が咲く。
オヤマ沢の沢水を飲みやすいように、パイプが引いてある。沢を少し川上に進むとある。とても美味しい清水だ。




