1) Weberのセットアップ

ここでは、Weberフレームワークを使ったサンプルのセットアップ手順について解説します。

開発環境は、NetBeans5.5(JDK1.6+Tomcat5.5バンドル版)を使っています。
NetBeansは、サンマイクロシステムズによってバックアップされているJavaのIDEで、 アプリケーション(Web)の開発に必要な環境が一通りそろっていることが特徴です。
コンパイルや実行もコマンドひとつで実行できる為、初心者の方には是非お勧めしたいIDEです。
NetBeansは以下のサイトからダウンロードすることができます。

http://ja.netbeans.org/

WeberフレームワークにはStrutsのblank.warのような雛形となるファイルが用意されていませんので、 Weberフレームワークの環境を作成する場合は、サイトに公開されているサンプルを流用します。

まずはWeberフレームワークのサンプルをここから ダウンロードしてください。
Ver5.0では、JSP版とXHTML版の2種類が提供されていますが、ここではXHTML版のセットアップ手順 を開設します(JSP版も基本は同じ手順でセットアップすることができます)。

まずは、ダウンロードしたzipファイルを解凍し、展開されたサンプルを適当なディレクトリに配置 してください。

次にNetBeansを起動し、以下の手順でプロジェクトを作成します。


(1) 新規プロジェクトの作成

NetBeansのメニューバーより[ファイル]→[新規プロジェクト]と進んで「新規プロジェクト」 ウィンドウを表示します。



カテゴリから「web」を選択し、プロジェクトから「既存のソースを使用するWebアプリケーション」 を選択します。


(2) 既存プロジェクトの選択

「新規 既存のソースを使用するwebプロジェクト」画面の「場所」にある参照ボタン(一番上のボタン) を選択し、先ほど解凍したサンプルのフォルダを指定します。



プロジェクト名、プロジェクトフォルダに設定値が入力されていることを確認し、 「次へ」ボタンを押下します。


(3) ソースフォルダ及びライブラリの設定

ソースフォルダ及びライブラリの格納場所をそれぞれ以下のように設定し、「完了」ボタンを 押下します(デフォルトで設定値が入力されているはず)。



プロジェクトの作成が完了すると、NetBeansの左ペインにあるプロジェクトウィンドウに、 以下のソースツリーが表示されます。





(4) サンプルを実行してみる

ではさっそくコンパイルして実行してみましょう。

その前にサンプルのいくつかはデータベースを必要としているものも有ります。
サンプルパッケージにはデフォルトでHSQLデータベースと起動スクリプトが含まれており、 以下のバッチファイルをダブルクリックするとサンプル用のデータベースサーバが 起動します。

%プロジェクトフォルダ%\lib\runServer.bat

runServer.batを実行すると以下のコンソールが起動します。



これでサンプルを実行する準備が整いました。
実行方法は簡単です。
NetBeansのプロジェクト上で「F11」キーを押下してください。
NetBeansにはデフォルトでTomcatがバンドルされており、F11キー一発でプロジェクトの コンパイルからデプロイ、Tomcatの起動とサンプルの実行までを一括して行ってくれます。

起動に成功すると以下のTOPページが表示されます。



サンプルには簡単なデータベースアクセスやカスタムタグの使用例といったものが 多数含まれています。
左ペインからメニューを選択して、Weberフレームワークの機能を試してみてください。


(5) Weberフレームワークのライブラリについて

サンプルはWeberアプリケーションを作成するために必要なJARファイルや 設定ファイルなどが既に適切な位置に配置されています。
あとは、この中にクラスやXHTMLファイルやアクションクラスなどを個別に作成して みてください。

又、サンプルにはWeberフレームワーク用のクラスライブラリも含まれています

表1. Weberフレームワークを構成するライブラリ一覧

jarファイル名 説明
itscool-weber.jar Weberフレームワーク本体です。
Ver4.0系以前では、Webコンテンツのレイアウト制御を行うためのフレームワーク とデータベースのトランザクション制御を行うフレームワークが独立して提供 されていましたが、Ver5.0からは全てitscool-weber.jarに統一しました。
itscool-commons.jar BeanUtilや暗号化クラス、O/Rマッピングといった ユーティリティ系のクラスが含まれています


また、Weberフレームワークで使用する定義ファイルとして、以下のものがあります。

表2. Weberフレームワークを構成する定義ファイル一覧

定義ファイル名 説明
di-config.xml Weberフレームワークの初期情報を記述しているファイルです。
データベースのコネクションプーリングや、ログ出力等の設定を行います。
詳細はこちらをご参照下さい。
weber-config.xml アクションマッピングファイル(リクエストとアクションクラス、ビューを紐付ける為の定義 ファイル)です。
Weberは、ある決まった規約に基づいてコーディングすることによって、アクションマッピング ファイルの記述を省略可能です。
詳細はこちらを参照してください。
message-config.xml メッセージ関連の定義ファイルです。
詳細はこちらを参照してください。
web.xml Weberで使用するサーブレット、フィルタ及びコンテキストパラメータの設定を行います。
詳細はこちらを参照してください。

これらのファイルはソースフォルダ(src)配下にあります。

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