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 WeberCreatorのセットアップとチュートリアル



1) WeberCreatorのセットアップ

ここでは、WeberCreator for Excelを使ったWeberアプリケーションのサンプルを作成する 手順について解説します。
WeberCreatorは、Excelベースのテーブル定義書から、Weberアプリケーションの 雛形を生成するツールで、テーブルの生成からWebページ、アクションクラス、DAOクラス などを生成します。
開発環境は、JDK1.6.0 NetBeans5.5(Tomcat5.5バンドル版)とデータベースはHSQL DB を使っています。

まずはWeberフレームワークのダウンロードサイトから WeberCreatorをダウンロードしてください。

WeberCreatorはzip形式で配布されています。
ダウンロードが完了しましたら、適当なディレクトリでzipファイルを解凍してください。

zipの中身は以下のような構成になっています


kick-hsql-netbeans.bat、kick-mysql-netbeans.batファイルがWeberCreatorの起動スクリプトになります。
それぞれHSQL DB用とMySQL用になります。
WeberCreatorには元々HSQL DBがバンドルされていますので、今回はkick-hsql.batを 使います。
weber-appl-hsql.xls、weber-appl-mysql.xlsが、それぞれHSQL DB用、MySQL用の テーブル定義書の雛形です。
WeberCreatorはこのテーブル定義書に定義されたテーブル構成を元に、 Webアプリケーションの雛形を生成します。


2) Weberアプリケーションの雛形を作成する

さて、ここからがアプリケーションの作成になります。
WeberCreatorで、アプリケーションを作成する場合、Excelベースのテーブル定義書の 作成と2,3のコマンドを実行するだけで完成します。
ここでは、簡単なメッセージ登録アプリケーションを作成してみることにします。

(1) テーブル定義書の作成

まず最初にテーブル定義書(weber-appl-hsql.xls)の作成から始めてみましょう。
テーブル定義書は先頭のシートが表紙になっており、2枚目以降のシートに テーブルの定義を追加していきます。
1つのテーブルに対して、登録、更新、削除、一覧表示用のWebページと アクションクラス、Beanクラス、Daoクラスを生成し、 これらの単位をまとめて"モジュール"と呼んでいます。

テーブル定義書には、あらかじめUser、Role、AutoNumberテーブルの定義が作成されており、
これらはWeberフレームワーク内で使用します。
各テーブルの役割は以下の通りです。

Userテーブル、Roleテーブルはユーザ認証を行うためのユーザ情報、権限情報用 のテーブルです。

AutoNumberテーブルは、自動採番用のテーブルです。
テーブルのプライマリキーにID(整数型)を指定すると、テーブル登録時に自動的に IDが採番されます。

ではさっそくテーブル定義書に新しいシートを追加し、次のテーブルを作成してみましょう。



MESSAGEテーブルの定義

各項目の記述はあらかじめ、決まった場所(セルの位置)に作成する必要があるので、 Userテーブルのシートなどをコピーして使うことをお勧めします。
テーブル定義の作成が完了したら、上書き保存してください。


(2) Weberアプリケーションのテンプレートの作成

次に、先ほど作成したテーブル定義書からWeberアプリケーションのテンプレート を作成してみましょう。
テンプレートの作成は、kick-hsql.batコマンドを使います。

kick-hsql.batをダブルクリックすると、以下のウィンドウが起動します。




WeberCreatorメニュー画面

新規アプリケーションを作成する場合、"1 アプリケーションテンプレートの作成" を選択します。
又、既存のアプリケーションにモジュールを追加する場合(Weberアプリケーションの 雛形を作成した後、新たにテーブルを追加した場合)は、"5 モジュールの作成" を選択します。
今回は、新規アプリケーションを作成しますので、"1"を入力してください。

"1"を選択すると、確認用のメッセージが表示されます。
このまま"y"を選択すると、テンプレートの作成が開始されます。



生成されたテンプレートを見てみましょう。
テンプレートの生成に成功すると"out"ディレクトリ配下に"weber-app"フォルダ が生成されているはずです。
この中に、Weberアプリケーションのテンプレートが一式入っています




(3) テーブルの作成

テーブル定義書からテーブルを作成します。
生成された"weber-app"フォルダのlibフォルダ配下に HSQL DBとHSQL DBサーバ起動用のスクリプト(runServer.bat)、HSQL DBマネージャ(runManager.bat) がバンドルされています。
まずはrunServer.batをダブルクリックして、HSQL DBサーバを起動してください。


HSQL DBサーバが正常に起動した場合、以下のコンソールが表示されます。


HSQL DBサーバの起動画面

次にkick-hsql.batコマンドのメインメニューから"2 テーブルの作成/削除"を 選択してください。

"2"を選択すると、確認用のメッセージが表示されます。
このまま"y"を選択してください

"weber-app/lib"フォルダ配下にあるHSQL DBマネージャ(runManager.bat)を起動し、 テーブルが作成されていることを確認してみましょう。



HSQL DBマネージャの起動画面

"Type"項目から"HSQL Database Engine Server"を選択して、"OK"ボタンを 押下してください。



HSQL DBマネージャメイン画面

HSQL DBマネージャメイン画面の左ペインにテーブルの一覧が登録されてい ればOKです。

ここまでが、Weberアプリケーションのテンプレートを作成するまでの手順となります。
後は、このアプリケーションをコンパイル、デプロイすれば、Weberアプリケーション の最低限の機能を確認することができます。


(4) NetBeansで動作を確認する

Weberアプリケーションのテンプレートが作成したところで、 次にテンプレートを実際にコンパイル、デプロイしてアプリケーションを実行してみましょう。
生成されたテンプレートはNetBeansのプロジェクトにそのまま登録できるような 構成になっています。
ここでは、NetBeansのプロジェクトにアプリケーションテンプレートを追加し、 動作確認まで行ってみたいと思います。

NetBeansを起動し、メニューバーより[ファイル]→[新規プロジェクト]と進んで「新規プロジェクト」 ウィンドウを表示します。



カテゴリから「web」を選択し、プロジェクトから「既存のソースを使用するWebアプリケーション」 を選択します。

「新規 既存のソースを使用するwebプロジェクト」画面の「場所」に先ほど作成したweb-app フォルダを選択し、「次へ」ボタンを押下します。




(3) ソースフォルダ及びライブラリの設定

ソースフォルダ及びライブラリの格納場所を以下のように設定されていることを確認し、 「完了」ボタンを押下します。



プロジェクトの作成が完了するとプロジェクトウィンドウに以下のツリーが作成されます。




(5) アプリケーションを実行してみる

NetBeans上で"F5"キーを押下し、アプリケーションを実行してみましょう。



利用可能なサービスの一覧が表示されます。
メッセージ登録を選択すると、以下のような"メッセージ登録画面"が表示され、 実際にメッセージを登録することができます。



登録が完了すると、メッセージ一覧画面に遷移し、登録結果が一覧に追加されます。



テーブル定義書の作成からWeberCreatorによるWeberアプリケーションの生成と実行までの 手順を解説してきましたが、如何だったでしょうか?
アプリケーションの作成が簡単にできることを少しでも実感していただければ幸いです。
次回は、生成されたアプリケーションの中身を解説しながら、アプリケーションを カスタマイズしてみたいと思います。


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