


☆このページは、原則として2010年に本学で配付されたシラバスに基づいていますが、若干の改訂を加えています。改訂された部分は、こちらが優先します(改訂部分は、講義中に口頭で述べたものです)。☆
民法に総則、刑法に総論があるように、商法にも総則があります。会社法が商法から独立し、商法総則に類似する会社法総則の規定が置かれていますが、従来は、商法総則が、会社法を含む商法全体に関連する規定を置いていました。
この講義では、商いに関する法律の基本となる規定である総則と、「商い」そのものである商行為の規定の、ごく基礎的な部分を解説します。先に述べたとおり商法総則と会社法総則が別に定められていますが、両規定とも念頭に置いて講義を進めます。
講義はレジュメを中心に、後述の教科書等を用いて進める予定です。第1回講義の際に、教科書・参考文献等も含めより詳細に説明します。
この科目は、前期2単位科目です。
そのようないわゆる商取引につき解説するのが本講の目的です。内容は、商法総則と商行為からなります(「講義計画・テーマ・講義構成」参照)。商法と称される法分野の中心的規定について、ごく基礎的な知識を習得してもらうことを目的とします。もっとも、非常に技術的な法分野であり、難しいとの印象を持つ人が多いでしょうが、民法の知識を土台として、利益を上げることを目的とする商法に特有な法解釈を身につけることを目指します。
テキスト類を読むことは基本中の基本です。教科書等の関連する箇所を講義前に読んできてください(予習)。またレジュメまたは講義中に示す穴埋め問題等を復習代わりに解いてください。
| 総説 | ||
| 商法総則 | 商人 | |
|---|---|---|
| 商号 | ||
| 営業 | ||
| 人的補助(商業使用人・代理商) | ||
| 企業会計 | ||
| 商業登記 | ||
| 商行為法 | 総説 | |
| 各論 | 商事売買 | |
| 交互計算&匿名組合 | ||
| 仲介営業(含む運送取扱営業) | ||
| 運送営業 | ||
| 倉庫営業 | ||
| 場屋営業 | ||
| 教科書 | 弥永真生『リーガルマインド 商法総則・商行為法』(有斐閣、第2版、2006年) |
|---|---|
| 参考文献 | 大塚英明等『商法総則・商行為法』(有斐閣) |
| 青竹正一『特別講義改正商法総則・商行為法』(成文堂) | |
| 森本滋編『商法総則講義』(成文堂) | |
| 森本滋編『商行為法講義』(成文堂) | |
| 江頭=山下編『商法(総則・商行為)判例百選』(有斐閣) など多数。(いずれも最新版のもの) | |
| 試験方法 | 期末に試験を実施します(100点満点)。主に論述式とします。 |
| 成績評価基準 | 上述100点満点中、60点以上の者を合格とします。ただし全体として成績が悪い場合は、60点以下であっても、受験者の5割程度を合格とします。 |
| 成績評価補足 | 講義の際に不定期(抜き打ち)で実施する小テスト等を加味します。また私語や携帯電話の使用等受講態度がよくない場合は、減点することがあります。 |
| その他 | 六法は必携。また、商法は細かな知識や解釈論が多くあり、独学では困難な面もあります。講義に極力出席することをお勧めします。レジュメを配付していることによって、レジュメさえあれば単位は楽勝、と思っている学生諸君も見受けられますが、あくまで項目レジュメであって、講義やテキスト、判例集で補うことを予定したものであることを肝に銘じて、勉強してください。 |