三遠南信自動車道・三遠道路

 

by michiのレポート

 

 

 

 

 

三遠南信自動車道の位置関係:

 

(至 <起点>飯田山本JCT)  飯喬道路 − 小川路峠道路 − (現道活用区間) - 青崩峠道路 - 水窪佐久間道路 - 佐久間道路 -  三遠道路  (至 <終点>浜松いなさJCT)

 

 

 

 

 

 

 三遠南信(さんえんなんしん)自動車道は、全線開通すれば長野県飯田市にある飯田山本JCTから、静岡県浜松市北区にある浜松いなさJCTまでの、約100kmの路線となる予定です。「三遠南信」の「三」は「三河」、「遠」は「遠州」、「南信」は「南信濃」を表すことからもわかるように、かなり広域な地域を結んでいます。ただし途中に国道152号線の既存の部分を使わなければならない区間も出てくるようです。三遠南信自動車道は計画上長距離路線になっていますが、現道活用区間も三遠南信自動車道と見立てての全線開通についても、まだ5年以上かかる模様です。(2012年3月現在)全線が国道474号線に指定されています。

 

 三遠南信自動車道は全線が新直轄方式で建設されています。したがって無料で走行できます。今後開通する区間についても同様です。

 

 三遠南信自動車道のうち、現在開通しているのは飯喬道路・小川路峠道路・三遠道路だけであり、しかもこれらはすべて部分開通です。完成すれば静岡県西部・愛知県東部⇔長野県南部の移動がスムーズになることは間違いないのですが、まだまだ発展途中の高速道路でしかありません。

 

 三遠南信自動車道は脆い地層の連なるフォッサマグナに沿って走る典型的な山岳路線です。そのために建設しても採算性が取れないうえに建設費がかさみ、結果的に現道活用せざるを得なくなってきます。現地調査だけでも容易ではなく、すでに三遠南信自動車道として建設・供用された道路が、再調査により三遠南信自動車道から外されるという事態まで起きてしまいました。その道路とは、静岡県浜松市天竜区にある草木トンネルの区間です。悲運の道路といった感じでしょうか。

 

 

 さて、今回のレポートの対象である三遠道路の説明をします。三遠道路(現行開通区間)は、愛知県新城(しんしろ)市にある鳳来峡ICから、静岡県浜松市北区にある浜松いなさJCTまでの、約15kmの路線です。こちらは三河と遠州を結ぶ区間にあたるため、三遠道路という名称になっています。終点の浜松いなさJCTで新東名高速道路本線新東名引佐連絡路と接続するため、利用しやすい路線になっています。

 

 

 

 

 

 

※ 三遠道路の位置は、こちらから確認を。

 

 

 

 

 

 

 作者感想:

   2012年3月に開通したばかりのできたてほやほやでした。無料の高速道路だけあって、交通量も多い高速道路です。

 

 

通行料金:  無料

 

   

法定速度:  鳳来峡IC〜別所TN…60km/h  ←トンネル連続区間のため

         別所TN〜浜松いなさJCT…70km/h

 

 

車線数:  完成2車線

 

 

今回のレポート方向:  鳳来峡IC(起点)→浜松いなさJCT(終点)

 

 

 

※ 「反対方向の写真」という注釈のある写真は、上記のレポート方向の反対にあたる向きを撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では、レポート本篇へと入ります。

 

 

 

 

  

国道151号線北行きから三遠南信自動車道方面に向かいます。

前方の標識に従って、次の信号を右折します。

 

右には梅林が写っています。

撮影した2012年は寒冬だったため、3月の撮影とは思えないほど咲いています。

 

 

 

 

 

「名号(みょうごう)」の信号を右折します。

 

 

 

 

 

 

愛知県道519号線・大島ダム方面へは三遠南信道に入る手前のところを右折します。

青看板には、「三遠南信道(無料)」とあり、無料であることが強調されています。

 

 

 

 

 

小さな橋を渡ります。

 

 

 

 

 

左側には歩行者や自転車が入ってはいけないことを伝える標識があります。

新直轄方式の無料の高速道路では、料金所が存在しないために容易に人が侵入できる点で怖いです。

そのうえ侵入した人も料金所がないために高速道路だということに気付かないかもしれません。

これらの事態を防ぐための標識です。

 

 

 

 

 

もう一度例の標識が現れます。

 

 

 

 

上り坂を上りきると、左側に誤って進入した人の脱出経路が示されています。

やはり管理員がいないだけに、人の誤進入に気を使っている模様です。

 

 

 

 

 

 

 

「この先 自動車専用道路

一般道 ここまで」

 

「通行できない車両は

ここでUターン」

 

これが最後の警告です。

 

 

 

 

 

本線に入っていくためのランプウェイの典型的な急カーブです。

 

 

 

 

 

 

 

本線に向けて高度を上げていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから別所トンネルまでほとんどトンネル区間になるため、一般の対面通行の高速道路の制限速度70km/hよりも、10km/hだけ低く設定されています。

 

左の立て看板にあるように、開通したばかりか、三遠南信道のすべてのトンネルで携帯電話が使えないようです。

私の便乗者も困っていました。

早く使えるようになるといいですね。

 

 

 

 

 

鳳来峡 IC

Horaikyo IC

↑反対方向の写真

 

鳳来峡ICから、愛知県新城市北部・東栄町全域・設楽町全域・静岡県浜松市天竜区中北部へ行けます。

鳳来峡ICで国道151号線・愛知県道519号線と接続します。

鳳来峡ICの周辺には、紅葉で有名な鳳来寺があります。

 

 

 

 

「三遠名号トンネル」

さんえんみょうごうトンネル。長さ1056m。

 

 

  

 

 

 

 

トンネル入り口付近のナトリウムの照明の様子です。

 

 

 

 

 

 

 

トンネル中央部の様子です。ここは普通の蛍光灯の照明です。

ちなみに、この先現れるほかのトンネルもこのような様子ですので、特別写真は掲載しません。

 

 

 

 

 

 

 

 

「浜松いなさ北 11km

(マスクフィルム)

浜松市街 35km」

 

右側には管理施設のようなものへの入り口があります。

 

 

 

 

「三遠大島トンネル」

さんえんおおしまトンネル。長さ172m

 

 

 

 

 

「三遠トンネル」

さんえんトンネル。長さ4525m。

かなりの長大トンネルです。三河と遠州を結ぶトンネルということで、三遠トンネルの内部で愛知県から静岡県に入ります。

 

 

 

 

 

 

三遠トンネル内部の側壁には、愛知県と静岡県の県境であることを示す塗装がなされています。

しかし撮り損ねてしまいました。

 

 

 

 

 

 渋川寺野 IC

Shibukawa-Terano IC

↑反対方向の写真

 

渋川寺野ICから、静岡県浜松市北区引佐町渋川地区へ行けます。

渋川寺野ICの周辺には、寺野三日堂があります。

渋川寺野ICは浜松いなさ方面しか利用できないハーフインターです。

 

渋川寺野ICの至近にあたる寺野集落は主要県道から狭小な山道を通っていた先にある山間の集落です。

集落のはずれを三遠南信自動車道を通ることから、住民がインターの設置を要望し急きょ設置されることになりました。

地図で確かめると、なぜこんな辺境にインターがあるの?と思ってしまいます。

近隣住民の皆さんには申し訳ないですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑反対方向の写真

 

渋川寺野ICの取り付け道路はトンネルの横の斜面に沿って伸びていきます。

 

  

 

 

渋川寺野ICからの合流路が左側にあります。

しばらく本線に並行して伸びていきます。

 

 

 

 

 

 渋川寺野ICからの合流です。

 

 

 

 

 

 

「渋川トンネル」

しぶかわトンネル。長さ1598m。

このトンネルも結構長いです。

 

  

 

 

 

 

 

「別所トンネル」

べっしょトンネル。長さ548m。

 

 

 

 

 

 

別所トンネルを抜けるとトンネル連続区間も終わりになり、制限速度が通常の70km/hとなります。

ここから急な下り坂になります。

 

 

 

 

 下り坂です。

 

 

 

 

 

 

 

ここで谷をまたぐ橋梁を渡ります。

 

 

 

 

 

非常停車帯があります。

反対車線側にはゆずり車線があります。

ゆずり車線はご存知の方も多いと思いますが、登坂車線の短い版で、低速車両がその付加車線に入って速い車に先を譲るための車線のことです。

 

 

 

 

 

 

↑反対方向の写真

 

「鳳来峡 15km

飯田市街 88km」

 

ゆずり車線を走っている様子です。

結構急な上り坂です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浜松いなさ北ICと浜松いなさJCTの案内板です。

取材時はまだ新東名高速道路の開通前だったため、行けないことも示されています。

 

ちなみに、その右側の全体がおおわれている標識には、新東名高速道路開通後に、

「浜松いなさ北ICの先 有料」

とでも表示されるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

ここで新東名高速道路の電光掲示板が見られます。

通常のものの2倍ぐらいの大きさがある大型です。

 

 

 

 

浜松いなさ北ICの出口の手前の最後の標識が見えてきました。

浜松いなさ北ICの出口は浜松いなさ北本線料金所の横をスルーする形で抜けていきます。

 

 

 

 

 

 浜松いなさ北 IC

Hamamatsu-Inasa North IC

浜松いなさ北ICから、静岡県浜松市北区引佐町中央部へ行けます。

浜松いなさ北ICで静岡県道47号線に接続します。

浜松いなさ北ICは鳳来峡・飯田方面しか利用できないハーフインターです。

 

浜松いなさ北ICが有料区間と無料区間の境目になります。

この先は新東名高速道路と同じ料金の扱いになります。

 

 

 

 

 

浜松いなさ北 本線料金所

Hamamatsu-Inasa North Toll Gate

浜松いなさ北ICの出口ランプから浜松いなさ北本線料金所の様子を撮影したものです。

ここでNEXCO区間に入ることになります。

浜松いなさ方面に向かう方は通行券をとり、

鳳来峡・飯田方面に向かう方は通行券を渡して通行料金を支払うことになります。

 

浜松いなさ北ICの出口ランプウェイは料金所の建物に沿って大きくカーブすることになります。

 

 

 

 

 

 

 

 浜松いなさ北ICの出口ランプウェイはカーブが連続します。

 

 

 

 

次に本線から高度を落としていきます。

 

 

 

 

 

地上に降りてきました。

右に見える三遠南信自動車道と、正面に見える新東名高速道路の高架橋がピカピカできれいです。

 

 

  

 

 

 

気づかないうちにフェンスの向こう側に浜松いなさ北ICの入口ランプウェイが近づいてきていました。 

 

 

 

 

 

静岡県道47号線に突き当たって浜松いなさ北ICのランプウェイは終了します。

 

 

 

 

先ほどの突き当たりを左折したところです。

ここからは浜松いなさJCTを下から眺めることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 (15) 浜松いなさ JCT

Hamamatsu-Inasa JCT

 

(画像なし)

 

浜松いなさJCTで新東名高速道路本線新東名高速道路引佐連絡路と接続します。

 

<浜松いなさ方面車線図>

 

<浜松いなさ方面案内>

 

新東名高速道路(上): 東京・浜松浜北・森掛川方面へ行かれる方は、左へ分流します。

新東名引佐連絡路: 東京・名古屋・浜松いなさ・三ヶ日・浜松西・浜松・豊橋方面へ行かれる方は、本線を走行します。

 

 

 

 

 

  

 

 最後に、三遠道路を利用してドライブ・旅行を計画されている方へ、直接下のリンクから Yahoo!トラベル の宿泊施設ネット予約サービスのページへ飛べます。

Yahoo!トラベル

 

 

 

 

 

 

 

 

浜名湖や三河地区に特化したるるぶです。

三遠南信自動車道の鳳来峡ICの近くにある鳳来寺やドライブコースの鳳来寺山パークウェイなどの観光情報も載っています。

そして何よりも、2013年度版ですから新東名高速道路を利用した旅行の楽しみ方が載っています。

三遠南信自動車道についてもちょこっと記述がなされています。

新東名高速道路・三遠南信自動車道の道路見学と観光を一気にしたい方におすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 新東名高速道路 Part2 (新清水JCT〜浜松いなさJCT) へ続く

 

 

 

 

新東名高速道路 引佐連絡路 (浜松いなさJCT〜三ヶ日JCT) へ続く

 

 

 

 

 

 

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