イタリア旅行記2008

〜北イタリアの大自然と歴史に触れる旅〜

 

 このページは、2008年に行った、イタリアの旅行記です。ヴェローナを拠点に、ヴェネツィア、ミラノ、ドロミテ、ガルダ湖などを訪れています。といっても、写真などはフォートラベルの私のページに掲載していますので、このページでは、裏話的なものを中心に紹介しています。2つのページを併せてご覧頂ければ幸いです。

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〜1日目〜 2008.9.11

 今回の旅の目的地はイタリアです。今までいくつかのヨーロッパの国々を旅してきましたが、よく考えてみると、今まで行ったのは、どちらかといえばゲルマン語圏の国ばっかりで、ラテン語圏の国に行くのは今回が初めてです。旅に慣れてきたからといって油断はできないかもしれません。治安などについての情報を調べてみても、今までの国と比べると難易度が高めなようで、警戒のレベルを1ランク上げておく必要がありそうです。防犯グッズというわけで、新たな防犯グッズを導入です。今までのウェストポーチに頼りっきりの防犯対策を改め、貴重品をより安全な場所へと隠します。写真の上は足に巻きつけるタイプ、下はベルトに通してズボンの中にしまうタイプの貴重品袋です。腰に巻くタイプの物は、食事時などにお腹が苦しくなってきたりするんですが、これならその心配もありません。右下のバネ状の物は、ウォレットチェーンのようなもので、これでカメラをズボンにつないでおきます。これぐらいの長さがあれば、つないだまま撮影が可能です。
 旅のプランについてですが、宿泊地はヴェローナです。それほどメジャーな都市ではありませんが、地理的に北イタリアのちょうど中央に位置し、ヴェネツィア、ミラノ、ドロミテ地方などに日帰り可能という、実は旅の拠点として絶好の位置にあるんです。ヴェローナの空港は、ガイドブックなどではほとんど無視状態ですが、各国主要都市とを結ぶ路線もかなり運航されている、れっきとした国際空港です。しかも、この日のダイヤだと、ミラノやヴェネツィアに行くよりも早い時間に到着できそうです。というわけで、私の旅の定番コースとなっているフランクフルトでの乗継で、他のイタリアの主要都市も経由せず、ヴェローナを直撃します。

 さて、出発の日、いつものように関空からルフトハンザ機に乗り込み、いつもと違う機内の様子にいきなり驚かされます。・・・全座席にテレビモニターが付いてる!ルフトなのに!(笑) 運航時間の正確さが売りの、お堅いイメージのルフトハンザのこと、機内設備が他社に追いついてくれるのは、最初から期待していなかったんですが・・・。しかも、映画はループで流しっぱなしではなく、いつでも好きなときに最初から見られるようになっています。こんな機能、つい最近まではビジネスクラスにしか有り得なかったはずです。まさに隔世の感です。思わず映画を見まくってしまいました。
 フランクフルト空港に着き、形だけの入国審査手続を済ませ、いつものようにセキュリティチェックで調べられ(この空港の金属探知機を素通りするのはほぼ不可能)、ヴェローナ行きの出発ゲートを目指します。ゲートは辺ぴな所にあり、ゲートに向かう階段の入口のドアに鍵がかかっていて、何人かの他の乗客も立ち往生していましたが、たまたま空港の係員がドアを開けてそこを通った時に、他の乗客と一緒に入りこみます。出発ゲートの案内モニターを見てみると、出発予定時刻が30分遅れになっています・・・!ルフトなのに!(本日2回目。) といっても、この便が特に遅れているという訳ではなく、他の便にも遅れが出ているようなので、おそらく空港側の混雑の問題なのでしょう。・・・結局、遅れは1時間程になり、出発ゲートから連絡バスで長い距離を走って飛行機の元へ向かいます。飛行機写真待っていたのは、ルフトハンザではなく、エアードロミティという会社の飛行機でした。搭乗券に「Operated by Air Dolomiti」と書いてあったので、もしかしたら、とは思っていたんですが、空港での表示はルフトの便名の方が先に書いてあったんですが、実際にはエアードロミティによる運航のようです。こんな会社の飛行機に乗れる機会なんて、そうそうあるものではないので、ちょっと嬉しくなります。早速、タラップを上り、爽やかな青緑色の尾翼の飛行機に乗り込みます(写真は帰りの便のものですが・・・)。機内も、イメージカラーらしき青緑を基調とした爽やかな感じで、機内設備は大手航空会社の中型機と特に変わりはありません。機内サービス1時間半程度のフライトですが、お菓子も出してくれます。きれいな箱の中に、小さなチーズと生ハム、さらに小箱と小袋に入ったお菓子が1箱と1袋、入っています。小箱と小袋の方は、早速かばんに詰め、本日の夜食に決定です。

 出発が遅れたので、到着も当然遅くなります。海外のホテルは、あまりチェックインが遅くなると予約を取り消される場合があると聞くので、ちょっと心配になります。一応、ホテルには十日ほど前に、到着予定時刻と、ちょっと遅くなる旨を記したメールを送り、「全然問題ないですよ」という返事をもらっていたんですが、その到着予定時刻よりもさらに遅くなっています。かといって、今からホテルに電話して・・・、というのも、私の語学力では無謀な話です。とりあえず急いでホテルに向かうことを考え、本来私は旅行でタクシーを使うのは好きではないんですが、今回はタクシーに頼ることにします。念のため、運転手にホテルバウチャーを見せながら行先を告げます。タクシーは道路をビュンビュン飛ばし、すぐにホテル前に到着です。料金は23.5ユーロ、とりあえず妥当な値段でホッとします。ホテルの受付では、イタリア語でチェックインを試みるも、結局最後には英語になっているというお決まりのパターンながらも、無事に手続を済ませます。今日はもう疲れたのでこのまま眠ってしまいたいところですが、まだ仕事が残っています。明日以降に利用する列車の予約をするために、駅まで行かなければなりません。
 普通であれば、まず駅に着いて、そこからホテルに向かうんですが、今回は空港からタクシーで直接ホテルに来てしまったため、駅がどこにあるのか分かりません。駅までの道は大通りばかりのはずなので、すぐに分かるだろう、と思って歩き始めたのですが、交差点が複雑で、方角がよく分からなくなります。おまけに、もう完全に夜になっているので、あまり見通しもききません。かなり迷った末に、ようやく駅にたどり着きました。駅の中はもう人もまばらで、切符売り場の方を見ると、営業時間は午後9時まで、と書かれています。時計を見ると8時50分、ギリッギリで間に合っています。窓口へ急ぎ、あらかじめ作っておいたメモを見せます。デタラメなイタリア語で作ったメモで通じるかどうか不安もありましたが、何とか窓口の人には分かってもらえたようで、無事に座席指定券を購入することができました。

 駅からの帰りに、ホテルの前を素通りして、町の中心部、ブラ広場まで行ってみます。アレーナそこには町の象徴である円形闘技場・アレーナが、古代ローマ時代の建物にもかかわらず、今そこにあるのが当然、といった感じで鎮座しています(写真はケータイで撮ったため、画質は悪いです)。もう9時をまわっていますが、まだ広場の人通りは多く、多くのレストランがテラス席を出していて、人々は思い思いに食事を楽しんだり、夜の公園を散歩したりしています。夜ですが恐い感じは無く、町の雰囲気は明るくて穏和な感じです。ほんのわずかな期間ではあるけれど、この町が自分の住処になるんだなあ、と、感慨が湧いてきます。

 あまり夜更かしもしていられません。明日は早速、早朝から今日予約した列車に乗って、北のドロミテ地方に向かう予定になっています。ホテルに戻ってシャワーを浴び、寝床につきます。こうして、旅行1日目の夜は更けてゆきます・・・。



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