(3)13:30〜 四日市農芸高校
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「アシカの笑顔」 |
| 作・谷津田▲ |
はしぐち しん 先生
演技がナチュラルでとても好感が持てた。舞台美術もリアリティのある作りで良かったと思う。しかし、ちょっとしたミザンスの違いで見え方や印象が変わって
しまう事を意識できてないように感じた。劇場でのリハーサル時間は限られているのは承知だが、それでもこだわるべき所はこだわって行ってもらいたい。
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山中 秀一 先生
大きな事件と小さな出来事に対する反応が、登場人物によって様々で、立場の違いがよく表現されていた。取材を元にした脚本構成で細部にわたって構成されていた。見せ方という部分で、舞台の基本設定、部屋とその外のエリアの設定などにさらに研究が必要。
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山本 直子 先生
藤田さんの成長にいたるプロセスに破綻がなく、納得がいくストーリー。ただ、全体的に脚本の言葉量、特に説明するセリフが多いので、登場人物の感情をいか
に言葉を使わずに伝えるか、また、タイトルにある「笑顔」の意味、ストーリーに込められたメッセージをいかに明確に伝えるかという観点から、見直していた
だきたい。演出的には、ドラマティックなシーンが机の後ろで展開されたり、舞台前がデッドスペースになるなどがあり、再考を要する。
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生徒講評委員会
上演お疲れ様でした。今回観させて頂き、一つ目に思ったことはテーマがどのような意味を持っているのかということです。今回のテーマは大きく『笑顔』
だったように思われます。私自身も辛いときにはうつむき、下を向いてしまうことがよくあります。そういったときに笑うということはとても難しいことではな
いかと思います。そんな中で『笑顔』をテーマにして、さらに「笑うことで道が開ける」といった表現には深く感動しました。作中に出てきたようにアシカの笑
顔は作り物なのでは?という疑問が出てきましたが、笑顔を作る行為は大人への第一歩なのだろうと解釈することもできます。藤田さんの“マスクを取る”とい
う行為自体も大人になるということ、また成長を表現しているのではないかという意見もでました。水族館を舞台に一人の女の子がコンプレックスを克服すると
いう現代にありそうな内容で親しみやすく楽しんで観ることができました。
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