今時珍しい、職場旅行に参加して、今度は飛騨高山へ。
実は自分は、山嫌い、冬嫌いのため、このくそ寒い時期に寒いところへ出かけるなど、考えたこともない。
とはいっても、職場の旅行は仕事の一部みたいなもの。
自己主張する元気もないので参加した。
一日目は、高山への道中の岐阜県は益田郡の禅昌寺拝観。
14世紀に開創されたという由緒ある寺院だが、おそらくこのお寺の目玉は、雪舟の「大達磨像」のまさに目玉であろう。八方睨みの達磨といわれる、誰もが美術の教科書なんかで見た事のある図である。
また、裏庭?には、推定樹齢1200年余りの大杉が聳える。余りにも高くて、寺院の中からは天井が見えないほど。 周囲は12Mもある。
ただ、一本だけ聳える大木は、少し寂しげだった。
次ぎに訪れたのは板蔵というところで、飛騨高山らーめん工場がある。
らーめんの試食もあるが、どういうわけか、そこには西部警察のコーナーが設けられていて、西部警察グッズの販売や、石原裕次郎の出演映画のチラシの展示なんかがある。一体どういう関係やねん??と訝る私達だったが、その時はとうとう因果がわからずじまいだった(→後で調べたら、どうやら、北海道の裕次郎の記念館でしか食べられないとか言う「西部警察ラーメン」を作っているのが板蔵だそう)。
その晩は、新穂高温泉 「山月」という旅館に泊まった
(岐阜県吉城郡上宝村新穂高温泉 穂高荘山月 TEL/ 0578-9-2036)
雪国独特の梁の多い素晴らしい造りの旅館だった。掘り炬燵付きのお部屋も広広。
樹齢500年の欅を梁に組み込んだ玄関の造りも、是非お見逃しなく。
温泉は、重曹泉なので肌の皮脂を取り除き、美肌に効果的。
男湯女湯ともに付属の露天風呂あり。ついでに、混浴の露天風呂もある。(水色のタオルを体に巻いて入れるらしい)
眺めも良く、この時期だと雪景色が部屋からも見られた。
2日目は、AM8:00出発で新穂高ロープウェイへ。
寒いし、山だし、朝早いし、なにそれ、と胸のうちでぼやきつつ、頂上まで上ってみれば、気分爽快。
だって、こんなだったんだもん。

とはいうものの、やっぱり寒い。
写真を撮る一瞬間、手袋を外した端から手がかじかんできた。
これで真冬に来たならば、一体、どれくらい寒いのだろう。
雪の上にも降りられる。お年寄りも多かったが、皆さんとってもお元気で、雪の上をがんがん歩いてた。
印象的なのは、今だ煙を吹く焼岳。日本はやっぱり火山列島なのね。
また、帰りのゴンドラ内から下方を見下ろすと、カモシカが我々を見上げていた。
さて、血圧38/90という低血圧の私は気圧が低いのと気温が低いのとで省電力モードのPC並に動きが鈍くなりながらも、美しく気高い山々に別れを告げた。
次ぎに訪れるは、地酒や赤かぶ付けの世界「赤かぶの里」へ。自販機で試飲させる地酒屋も珍しい。
さらに飛騨古川で自由散策を行う。
以前にも訪れたことがあったけれど、古い町並みは、何度見ても素晴らしい。
維持管理の苦労は、それは大変なんだろうけど・・。
(とても素晴らしかったのに、写真を撮り損ねた。コーヒー中毒者たる私が、朝からコーヒーを一杯も飲んでいなかったため、すっかり活力が衰えていたからだと思う。コーヒー飲んでたら仲間とはぐれそうな気がして・・。やっぱり集団行動には向いてないね、私)
仲間の一人に教えられて初めて気付いたが、この町は切絵を看板や標識に使っているらしい。町自体が切絵のように色遣いは簡素で、直線的ながら、とても味わい深い雰囲気を持っていると思う。
最後に「まつりの森」(〒506-0032 岐阜県高山市千島町1111 TEL(0577)37-1000) を訪れる。
まつりの博物館から昆虫館、リスと遊べる広場など、どう言うわけか、盛りだくさんのエリア。
中でも、お薦めは、手焼き煎餅体験。小さな小さな竈で自分で塩煎餅を焼ける。
旅を終えてみても、やっぱり私は山が嫌いであることを発見したが、それでも飛騨の山々は美しかった。

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