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テレビやSNSで大変話題になっている御齢八十九歳のおばあちゃん、西本喜美子さんの写真展。狭い会場に沢山の人が集まっていました。
自虐の自画像に驚きます。粗大ゴミになったり、物干竿に吊るされたり、頭にスコップがささったり・・。でも、全てご自身のアイデアと聞き安心するやら感心するやら。撮った画像をデジタル処理してスピード感を演出したもののありました。車にひかれそうになっていたり、バイクで転倒していたり、幽霊の姿で足下が消えていたり..。遊び心満載です。
自虐自画像以外にも植物などのカラフルで美しい写真も数多くありました。蜷川実花さんのカラフルさとは違い、補色をやわらかく使っています。Macで作ったデジタル作品もあり、楽しんで作品作りをされていることが伝わってきました。
最終日だったためか、ご本人が会場にいらしていました。一緒に写真を撮りたい方の行列が出来てました。
買い物帰りに立ち寄りました。好評につき期間延長とのこと。その最終日の鑑賞です。
このアニメは子供達が見ていたものを横からチラッと見ていただけで詳しいことは知らないのですが、宝石類を擬人化していて面白いなと思っていました。
宝石の名前を持ち、硬度まで特徴を有しているキャラクターたち。その透明感のある飴細工のようなキャラクターが敵と戦う姿が健気です。
そんな宝石の世界のコンセプトアートが中心となった本展。展示物は小さく、作品数も少なかったのですが、最後にキャラクターと同じ鉱物が展示されていて、化学好きの私にはちょっと面白かったです。レッドベリルという鉱物があるのはここで知りました。ベリルと言えばベリリウムで、すぐにエメラルドしか思い浮かばない私は新しい発見でした。主人公の子はフォスフォフィライト。アクアマリンとエメラルドの中間のような美しい色の鉱石でした。アンタークチサイトは液体で、小さな容器に入っての展示でした。ん〜、化学の世界、おもしろいな。
昨年から半年限定のミュージアム、ロックの殿堂ジャパン。閉館間近の鑑賞になりました。
高価な入場料のわりには展示物が少なく、リピーターはなかっただろうなと思ってしまいました。でも、私は楽しめましたよ!
回場内はストーンズの音楽がリピートされていたので愉快でした。衣装展示ブースにテンプテーションズの衣装が揃っていて驚きました。今の日本でどれだけの人がテンプテーションズの衣装を有り難がるかわからないけど、私は「さすが!」と思いました。ジャクソン5やプレスリーの衣装は貴重なんでしょうね。マドンナの衣装はスタイリッシュでした。
ストーンズ関係はキースとロニーのサイン入りギターが一本。それだけ。では、何を楽しんだかというと、映像のコーナー。ここでミックの歌声を聞きました。これを目的に行ったのです!
ロックの殿堂授賞式のライブをいくつかつなぎ合わせた30分ほどの映像で、週替わりで上映していたようです。ラストウィークである今週はクイーンから始まって、ボノとミックのセッションで終わります。

フレディのいないクイーンは寂しいものでした。2001年の映像だったのに、すでにフレディがいなくて、そんなにも早く亡くなったのかとあらためて思いました。
ジェフベック、ジミーペイジ、ジョーペリー、ロニーと、無駄にギタリストの多いセッションに笑ったり、エリッククラプトンはブルージーだな〜、でも声が私好みじゃないな〜と思ったり。
そしてミックの登場! ミックの隣だとティナターナーがかわいく見えます。世界のミックジャガー、魅せる男。ボノとのセッションのギミーシェルターではサプライズゲストだったのか、ミックの登場に会場が沸きます。見てる私は鳥肌です。
今週末で終わってしまうミュージアム。期間中にビートルズ特集や清志郎絵画展などもあったようです。今日はライカとハービー山口(懐かしい!)のパネル展示もありました。いろいろと企画展があったようですが、「ロック」の範囲の大きさに追いついていないし、ショーアップされた表面も追い切れてないし、この展示品じゃロックファンは満足しないんじゃないかな。ロックそのものではないけれど、埼玉県立近代美術館で見た『SWINGING LONDON 50's-60's』の方が、ロックの力強さを感じられた気がする。
いただいたチケットで観に行ってきました。とても綺麗でスッキリした美術館ですが展示スペースが狭いです。前期と後期で展示物をほぼ総入れ替え(一部は全期間展示)しなくてはならないのもわかります。

いろんな職業の美しい女達の姿が並びます。まるでファッションフォトグラフの様! 今も昔も美しい女性の日常を切り取った画像は人気があるってことですね。
画材がいいのか保存がいいのか、色が鮮やかで驚きます。また、女性の着物の柄が美しく表現されていて、絵の美しさだけでなく、当時の染め物とデザインのレベルの高さも見られます。
私がおもしろいなぁと思ったのが、歌川広重との合作『双筆五十三次』。背景に広重の東海道五十三次の宿場町を、手前に国貞の人物を配したデザイン性の高い錦絵。もっともっと一般に認知度が上がっていいんじゃないかと思う作品です。こんな作品があったと知れただけでも、行ってよかった作品展でした。
『創刊50周年記念 少年ジャンプ展 vol.1 創刊〜1980年代、伝説のはじまり』に引き続き、家族みんなで観に行ってきました。(ちなみにルイーダの酒場からの流れも一緒です)
1990年から2000年までの10年なので、前回と違って取り上げられてる作品数が少ないのですが、濃い! ビッグタイトルが多いのです。アニメ化されている作品が多く、ジャンプを読んでなくても必ずどこかで見ていたり、タイトルを聞いていたりする作品群です。アニメ化されたり実写化されたりと映像から知っていった作品もあり、オリジナルである「ジャンプ」の原画を見て新ためてキャラクターの表情に驚くという発見がありました。
今回も作品ごとにその世界観を見事に表現した展示のされ方になっていて、ファンの方は作品に包まれるような感覚に陥ったのではないでしょうか。派出所に入り下町の世界が広がる『こち亀』や、躍動感のある『SLAM DUNK』、クールでありながら繊細な『るろうに剣心』等々。一場所に世界観の違う作品を並べる苦労を豊かなアイデアで克服しているといった印象でした。
私が懐かしさに見入ってしまったのは『みどりのマキバオー』。前回「ハンターハンターがないじゃん」と言っていた娘、残念ながら今回もなし。でも次回の vol.3 には登場しそうですよ!

うーん、思っていたのとかなり違っていました。2009年に国立新美術館で大規模な『加山又造展』を開催しているので、同じようなものではなく新しい表現をしたかったのでしょうね。
加山又造の本物の作品もいくつかありましたが、代表作を3Dのように見せたり、絵の中に動くカラスをデジタル処理で付け加えたり、オリジナルに手を加えた作品が多数ありました。絵画展というよりもエンターテインメント性を重視した新しい作品の見せ方展といった感じ。こんな実験的な見せ方を加山又造でやるというのはかなりの冒険だったんじゃないでしょか。
会場はとても暗く、『ラッセル・ミルズ&デヴィッド・シルビアン』を思い出しました。暗い中、ライトが当たるのを待つ作品も1作あり、これも『ラッセル・ミルズ&デヴィッド・シルビアン』と同じ見せ方でしたね。

『春秋波涛』に入り込むという新しい提案もされていましたが、この日の客層は年齢層の高い方々ばかりだったので、はしゃいで写真を撮る人はいませんでした。
広いブースには大きなスクリーンがあり、加山氏の作業風景と、手を加えた作品を幾重にも重ねた映像が映し出されていました。
こちらの天井には久遠寺の『黒龍』と天龍寺の『雲龍』が隣り合って再現されていました。(『黒龍』は『加山又造 天井画展』で一度本物を見ています。)
出口付近、最後のブースには『黒い薔薇の裸婦』が展示されていましたが、そのうちの一枚が突然動き出す仕掛けがなされていました。モデルの女性にポーズをとらせていたもので、絵だと思っていた老紳士たちはドッキリに引っかかった人のように釘付けになっていましたよ。
会場のビル出入り口に加山作品をプリントした車がありました。

招待券を頂き、観てきました。東京藝術大学大学美術館は『藝「大」コレクション』に続き、二度目になります。本展は上村松園の『序の舞』の修理が完了し、一般公開するにあたって企画された展覧会です。
上村松園の作品は展示されている他のどの作品よりも抜きん出て洗練され、美しいです。色の美しさが目を引きます。
上村松園の作品の向かいに、画材などの道具が少しだけ展示されていたのですが、にかわの美しさに驚いてしまいました。サイコロ大の膠が数個展示されていました。透過された美しい琥珀色で表面にゼリーのようなツヤがあり、半貴石のように美しかった。私はもっと黒っぽいものしか見たことがなかったので、膠にも質の良し悪しがあるのだと思ったのと、当然顔料の発色にも影響するのだろうと想像を巡らせました。
絵を描く才能があることはもちろんですが、それを支える道具の進化と入手できる運も作品の質を大きく左右するだろうなと思いました。『色の博物誌展』で見たものを実際に『感じた』作品群でした。

これだけたくさんの美人画を見ていると、やはり美しい女性はどの時代も人の目を引くものなんだと思いました。それは個人的な趣味で創造されたものでも、商業ベースに乗ったものであっても。描かれた女性たちの姿は、生活の一部を切り取ったファッション写真のようです。
私はこの作品展で上村松園が女性であると初めて知りました。

幼い頃、大好きでとても大切にしていたハンカチがありました。可愛らしいパンダがあしらわれた2枚のハンカチは当時の私の宝物でした。
宝物だったはずのハンカチの存在を忘れ大人になった私の目の前に、あの懐かしいパンダが突如現れました。デザイナーの名前は内藤ルネ。40数年ぶりの再会です。
博品館で内藤ルネの名前を知り、キャラクターグッズが再販されているのを目の当たりにし
、内藤ルネさんが脚光を浴びてるのだと知りました。そんな中での今回の作品展。開催前からワクワクしていました。


『ルネガール』と言われる女の子たちがファッショブルに、そしてキュートに描かれています。中原淳一よりもPOPな女の子たち。でも傍にボーイフレンドがいるあたり、しっかり恋もしています。

私の宝物だったルネパンダのハンカチも展示されていました。
私が持っていたのは9匹のルネパンダが並んでいるもの。もう一枚は今回展示はなかったのですが、小さなルネパンダがあちこちに散らばっていて、その周りをさらにイチゴやさくらんぼが散らされていたデザインだったと思います。化粧をする(口紅を引く)ルネパンダをはっきりと覚えています。
我が家にはなかったものの、たくさんの見覚えのある陶器も展示されていました。あの時代、どこの家庭でもルネ作品があったのだと思います。
そして、これもルネ? と思った懐かしいものが展示されていました。フルーツやてんとう虫、花などのシール。特に、レモンとさくらんぼに懐かしさを感じました。これ、どこかに貼ってあったのかも・・。
まさしく絵から抜け出した可愛らしい女の子たちも並んでいました。私のお気に入りはこの子かな。
ポップでキュートなルネガールだけでなく、幻想的な女性たちの絵もたくさんありました。そのすべてにモデルがいるのではないかと思います。彼女たちの背景が浮かんで見えるようでした。
ゲイ雑誌『薔薇族』の表紙絵であった男性のイラストも展示されていました。みんなかなりハンサムで、ペーター佐藤さんの描くパステル画の青年のように爽やかでした。
ルネさんの自伝を読み、ゲイであることを知りました。恋愛の対象であるはずの男性だけでなく女性もこんなに魅力的に描けてしまうのは、性別を超えてチャームポイントを瞬時に見抜く目があり、創造物として表現できる力があったからに他なりません。その感性は稀有なもので、人間だけにとどまらず、動物や果物に至るまで可愛らしさを表現してしまいます。
内藤ルネは日本の「かわいい文化」のルーツなのだと言われています。日本の企業サンリオにも多大な影響を与えているようです。
鑑賞したこの日、上野動物園のパンダ、シャンシャンの1歳の誕生日だったようで、先着100名(確か100だった)にポストカードをプレゼントしていました。こんな巡り合わせで内藤ルネ展が見られるなんて、ちょっと得した気分です。
陶器はさっぱりわからないのですが、招待券を頂いたので鑑賞してきました。

焼き物は土と釉薬によって色々な顔になっていくのでしょう。そこに職人の技術が加わると美しい化学反応を起こし、唯一無二の作品に仕上がるのでしょうね。そういったことの想像はつくのですが、目の前の作品が他とどう違ってこれだけ大事にされているのかが全くわかりません。
そんな学のない私にも、国宝「曜変天目」の美しさには目を奪われました。器の中は小宇宙。金属のような輝きがありました。単眼鏡をお持ちの方がいらしたけど、単眼鏡で見たら器に吸い込まれてしまうんじゃないかな。
イエズス会の宣教師が、この国の人はもてなしに応えるために酒を酩酊するまで飲むと、母国に紹介していたようです。なるほど。鋭いですな。
鑑賞したこの日、元東京交響楽団の4名の演奏者によるミニコンサート「古き良きウィーンの調べに酔う」があるとかで、入館するとすぐに作品展の鑑賞の人とコンサートの入場希望の人と振り分けられました。地下のホールでは練習をされていたようで、美しい音色が階段のあたりまで流れていました。
赤いiPod shuffleにストーンズやらエアロスミスやらを入れ、入館直前まで聞いていた私は、世田谷のハイソなマダムにはなれそうもありません。幾つになっても成長しないロック好きの下町のおばちゃんです。今日も酩酊するまで呑んじゃおうっと!

本展はミケランジェロの作品2点と、古代やルネサンス時期に作られた筋骨隆々の男たちの彫刻や絵画が展示されていました。
ミケランジェロの未完の作品『ダヴィデ=アポロ』は表面がなめらかでなく、ザラザラとした石の表面でした。これを磨いていって美しい肌にするのでしょう。石の中から人を見つけ出すと言われるミケランジェロの仕事ぶりが見られたようでした。帰らぬ主人を待っているようでもありました。(システィーナ礼拝堂の壁画制作のために呼び出され、帰ってこれなかったので未完なのだそうです)
『若き洗礼者ヨハネ』は見つかった石片を元に修復された石像。半分以上が修復なのでこれが正解(!?)の姿なのかはわからないです。顔半分が修復で、肌の色が極端に違い、まるでブラックジャックのようでした。
ミケランジェロの死後、画家や彫刻家たちによってミケランジェロの作業風景を描いた絵画や彫刻が作られています。当時から伝説の人だったんですね。
何を以って『理想の身体』と謳っているのか私にはよくわかりません。脂肪が多い幼児期、まだ筋肉が出来上がっていない小児期、筋骨隆々の青年期では身体の造りが違います。画家や彫刻家が人間の筋肉を表現したかったのだとしても『理想の身体』は言い過ぎなような気がしますが・・。
だまし絵作家として知られるエッシャーですが、本展を鑑賞すると錯視を利用した作品はエッシャーの表現のごく一部でしかなく、広く自然に目を向けた探究心の強いアーティストだったことがよくわかります。
風景画や動物、昆虫などの作品はエッシャーの優しさが伝わってくるようでした。『婚姻の絆』などに見られる愛妻とのつながりも素敵です。
エッシャーの作品は幾何学的なものも多いです。自然を見る優しい目を持ちながら、自然現象を解読しようとする鋭い目も持っていたのでしょうね。球体に映り込む風景は興味深かったです。

錯視の作品はベクトルがどこに向いてるのかさっぱりわからないものもあり、エッシャーの頭の中はどんな風に動いていたんだろうと思います。(思いを巡らせても凡人の私には全くわからないのですが)ループがテーマになった作品は永遠を表現したのでしょうか。
エッシャーの作品の驚くべきところは作品を版画で仕上げているところです。知れば知るほどクールでユニークなアーティスト。面白い作品展でした。
そして・・、STONESファンには楽しい情報が作品展図録の年表に載っていました。「1969年 ローリングストーンズのミックジャガーが、アルバムのジャケットとしてエッシャー作品の使用を申し込むも、断られる。」だって! 1969年だと『Let It Bleed』かな。あのケーキのジャケット、私好きですよ! 次の作品だと1971年の『Sticky Fingers』これはアンディ・ウォホールですね。
あまりにも有名な藤田の『カフェ』。でもそれ以外に藤田嗣治の絵を私はよく知らないなぁと思ったら、この作品展は絶対に行かなくては!と思い、開催前から楽しみにしていました。きっと素敵な作品との出会いがあると確信していました。
藤田の描く作品は力強いものもあるけれど、その線の細さからくる繊細さがとても魅力的。
きっと女性に人気があったんだろうなと思いました。また、描かれている女性がみんな美人さんです。アジア人の目から見たヨーロッパ女性たち。描かずにはいられなかったことでしょう。
乳白色の裸婦のシリーズも大変美しい。梅原龍三郎やルノワールの裸婦とは違う白い肌。だけどちゃんと血の通った美しい肌。恐らく藤田は西洋人の肌の白さに驚いたんだろうな。(その昔、私もPVでミック・ジャガーのおへそ周りの色の白さを見たときに、西洋人って男でも色が白いんだな〜ってなんて思いましたわ)
『ビストロ』という作品を観て、映画『あなただけ今晩は』のバーを思い出しました。男がいて女がいて、酒があって、恋があって。音までも聞こえてきそうな素敵な作品です。
私は長年”レオナール藤田”の名前しか知らなかったのでハーフの方だと思っていまいたが、晩年カトリックの洗礼を受けたのだそうです。
藤田はとても恵まれた人生を送ったと思います。戦時中に日本人が海外に暮らすことがどれほど大変だったか想像もつきませんが、作品が愛され、そして彼自身が愛されていたのですね。「私は世界に日本人として生きたいと願う。」というキャッチコピーは彼自身の自信の現れなんでしょうね。

『藤田嗣治展』の半券を見せれば入場料が300円引きになるとしきりに宣伝していたものだからなんとなく見ちゃいました。
何を表現したいのか、私には全くわかりませんでした。古いお弁当箱の展示は興味深かったし、お弁当には作る側と食べる側のコミュニケーションがあるという部分は共感できましたが、それ以外の展示物はよく理解できませんでした。夜店のようなブースはその関連性が分からず、「お肉を食べるのはやめよう」といったメッセージは人によっては大きなお世話なんじゃないかとも思いました。
変化球が多すぎて伝えたいことが見えてこないといった感じでした。
『少年ジャンプ展 vol.1』、『少年ジャンプ展 vol.2』と続きいよいよジャンプ展最終章です。今回は最新の作品を追った作品展なので、現在放映中のアニメや上映中の実写映画などこれまた盛りだくさんでした。
今回の作品群を見て思ったのは、ストーリーがバラエティに富んでいるということ。スポ根、冒険、ギャグといったものは昔からあるとしても、『ヒカルの碁』や『デスノート』『暗殺教室』など一昔前では見られなかった発想のお話がたくさんあります。ジャンプは漫画家の登竜門でありながらクリエイターを発見する最先端の広告代理店のように思います。
娘は念願の『HANTER×HANTER』の作品が見られて喜んでいました。私は『こち亀』ブースに張り出されていた原稿を読んで笑ってしまいました。あちこちに点在する『銀魂』の作品は探すのが楽しかった。あらためて、ジャンプってたくさんの年代の思い出深い作品を世に送り出し、楽しませてくれているんだと再確認しました。
表参道のポール・スミスのブティック3階にあるギャラリーで、なめし皮にデヴィッド・ベイリーの写真をプリントした作品を展示即売していました。
これ、かなり格好良かったです!被写体の格好良さはもちろんですが、土台がなめし皮なので直線が少なく、上下左右不対象なのに不安定じゃない。アンディ・ウォホールのシルクスクリーン『ミック・ジャガー』を見た時もほしいと思ったけど、これもほしいなって思っちゃいました。(売り物なんだけどね)
プリントされているのはベイリーに近いアーティスト。ストーンズは2種とミックが1種ありました。マイケル・ケインがすっげ〜ハンサムで驚いた! 個人的にはベイリーの過去の女達(ジーン・シュリンプトン、カトリーヌ・ドヌーブ、マリー・ヘルヴィン)を見たかったな〜。
ショップもギャラリーもなぜか無人でした。 ギャラリー内にテーブルがあり、購入のインフォメーション(連絡先)とベイリーの息子さん(?)の名刺が置いてありました。ワタクシ、震える手で名刺を一枚いただきました。ベイリーのご子息なのか!? ご本人がいらっしゃればお話してみたかったです。
招待券を頂いたので見てきました。日用雑貨の中に小さくなった人間が迷い込む、私たちの想像力をくすぐる楽しい作品群でした。
田中さんは昨年のNHKの朝ドラ「ひよっこ」のタイトルバックを担当されていて、広く馴染み深いアーティスト。たくさんの方が鑑賞されていました。会場内は写真撮影OKだったので皆さん撮影大会になっていました。なので私も1枚。毛糸玉の紅葉と五重塔がとても素敵です。
会場には田中さんの世界に飛び込んでもらおうと、巨大なストローなどがありました。ストローをバックに写真を撮ると自身がミニチュア人間になっちゃいます。『デザインの解剖展』でも巨大なお菓子がありましたが、人間は大きなものを見ると寄り添いたくなるんですね。

