三宅島の火山活動についてのページ(2002.9.16設置〜2004.8.22更新)
三宅島のSO2 放出量 気象庁HP・地調HP 三宅島のSO2放出量グラフ 島内山麓 三宅島山麓の観測点でのSO2の推移(東京都HPのデータで作図(2004.4まで反映) ← 2004.01-04を追加(20040601) 関東地方 東京都内と神奈川県内で測定されたSO2(東京都・神奈川県・横浜市のデータで作表) 衛星画像 2000.8.18-9.14 TOMS画像、2000.9.21-11.8 ASTER画像 三宅島の地震 有感地震 (2000.6.1〜2004.5.31) 2000夏以降の三宅島直下付近の地震活動 ← 作図増補(20040601) '82三宅 1982年〜1983年の地震活動、「昭和58年(1983年)三宅島噴火」(三宅島・新島・神津島近海 へのリンクです) ← 新規掲載(20040509) '62三宅 1962年の地震活動、昭和37年(1962年)の三宅島噴火(三宅島・新島・神津島近海 へのリンクです) ← 新規掲載(20040509) 年別回数 三宅村神着の震度別地震回数表(検索期間 1934年〜2003年) 気象庁HP 気象庁HP 「火山活動解説資料(2004年5月)」 三宅島 地震活動経過図・連続微動の振幅図 ← 更新(20040613) 三宅島〜新島・神津島近海を震源とする有感地震は、三宅島・新島・神津島近海 のページに掲載しています。 気象庁発表 地震・火山月報(防災編) 年報 2000年 2001年 2002年 2003年 地震・火山月報(防災編) 月報 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 火山情報から、 三宅島の噴火 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 火山情報と地震情報から、三宅島の火山現象と地震 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 参考資料 |
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三宅島のSO2放出量グラフ 三宅島のSO2放出量グラフを縮小して掲載します。クリックすると、オリジナルページの原寸の画像が表示されます。 どちらのグラフも、随時更新されています。
平成12年11月11日 第87回火山噴火予知連絡会会見資料[html形式] >山頂火口から噴出される噴煙の高さは数百〜2000メートルで、 >二酸化硫黄の放出量は、9月以降、1日あたり約2〜5万トン程度の高い値を保持しています。 >山麓でも、気象条件によっては、高い濃度の二酸化硫黄が観測されています。 平成13年2月5日 第88回火山噴火予知連絡会会見資料[html形式] >一方、火山ガスの放出量は、8月下旬以降次第に増加しており、 >9月〜10月は、1日あたり約2〜5万トン程度の二酸化硫黄の放出が観測されており、 >世界の活動的な火山と比較しても非常に高い値を保っています。 >10月下旬に行った観測では、二酸化炭素の放出量も高いことが確認されています。 平成13年5月28日 第89回火山噴火予知連絡会会見資料[html形式] >山頂火口からの二酸化硫黄の放出量も、昨年に比べて低下していますが、 >1日あたり約2〜3万トン程度の高い値を保持しています。 平成13年10月22日 第90回火山噴火予知連絡会会見資料[html形式] >噴煙に含まれる二酸化硫黄の放出量は、変動はあるものの、長期的には減少傾向にあります。 >しかし、1日あたり約1〜2万トン程度の高い値を現在も保持しています。 平成14年2月1日 第91回火山噴火予知連絡会会見資料[PDF形式:574KB] >二酸化硫黄の放出量は、変動はあるものの、長期的には減少傾向が続き、 >平均的な放出量は、1年で約3分の1に減ってきています。 >現在も1 日あたり1〜2万トンの高い値を保持しており、一時的に増加することもあります。
添付図での記述です。
>ave.(Sep-Dec 2001)=42000t/d ← ("Sep-Dec 2001"は誤記で、"Sep-Dec 2000"が正当と思います)
>ave.(Jan-Jun 2001)=27000t/d
>ave.(Jul-Dec 2001)=16000t/d
平成14年5月28日 第92回火山噴火予知連絡会会見資料[PDF形式:493KB]。>二酸化硫黄の放出量は、長期的には減少傾向が続いており、最近数ヶ月1 日あたり5千〜2万トン程度です。 >4月以降1日あたり1万トンを割る値が観測されるなど、その量は減少してきています。 平成14年10月15日 第93回火山噴火予知連絡会会見資料[PDF形式:785KB] >二酸化硫黄の放出量も、最近数ヶ月では、1日あたり4千〜1万数千トン程度となり、 >2000年10月頃の最盛期と比べると1/6程度になっています。 平成15年1月21日 第94回火山噴火予知連絡会会見資料[PDF形式:829KB] >二酸化硫黄の放出量も、昨年夏頃は1日あたり4千〜1万数千トン程度でしたが、 >最近数ヶ月では、1日あたり3千〜1万トン程度となっています。 >山麓での二酸化硫黄濃度(1時間値)も、最盛期は10ppmを超す値が観測されていましたが、 >最近数ヶ月は最大で数ppmとなっています。 平成15年5月13日 第95回火山噴火予知連絡会会見資料[PDF形式:829KB] > 三宅島の山頂火口からの火山ガスの放出量は長期的には減少してきています。 >そのうち、二酸化硫黄についても、放出量はゆっくりと減少し、 >最近数ヶ月では、1日あたり3千〜1万トン程度と概ね横ばい傾向となっています。 平成15年10月28日 第96回火山噴火予知連絡会会見資料[PDF形式:785KB] > 三宅島の山頂火口からの噴煙高度および火山ガスの放出量は長期的には低下してきています。 >そのうち、二酸化硫黄についても、放出量はゆっくりと減少してきましたが、 >最近1年程度は、1日あたり3千〜1万トン程度と概ね横ばい傾向となっています。 |
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三宅島山麓の観測点でのSO2の推移(都HPから作図) (1)三宅島山麓でのSO2年平均値の推移 次の2つの資料を組み合わせて作図しました。 @H14.3-15.2までは、東京都HP H15. 3.24 三宅島火山ガスに関する検討会報告書 AH14.4-15.3からは、東京都HP 三宅島の噴煙による都内の二酸化硫黄(SO2)の濃度(現在までの経過) なお、Aの資料からは「年平均値=合計(月平均値)/12」で簡易計算しているため、@とAとを跨る場合、 最大±0.02ppm程度の計算差異がありえますが、グラフからの概況把握には影響は軽微と思っています。 (平成14年7月に欠測が多かった「逢の浜温泉」では、計算差異の影響で@とAの境界で増加し不自然なグラフとなっています) ![]() (2)三宅島山麓でのSO2 「1時間値0.1ppm以上の割合(%)」 @を参考にして、Aのデータで作図しました。 @(参考)東京都HP H15. 3.24 三宅島火山ガスに関する検討会報告書 A(作図に使用)東京都HP 三宅島の噴煙による都内の二酸化硫黄(SO2)の濃度(現在までの経過) なお、Aの資料から「年平均値=合計(月平均値)/12」で簡易計算しているため、割合が高くて欠測が多い観測点の場合、 @の年平均値とは、±2%前後の計算差異がありますが、グラフからの概況把握には支障ないと思います。 ![]() (3)三宅島山麓でのSO2 「5分間値2ppm以上の割合(%)」 @を参考にして、Aのデータで作図しました。 @(参考)東京都HP H15. 3.24 三宅島火山ガスに関する検討会報告書 A(作図に使用)東京都HP 三宅島の噴煙による都内の二酸化硫黄(SO2)の濃度(現在までの経過) 0.1%=0.365日/年=43分/月=[5分間値での超過回数が月間9回]に相当します。 ![]() |
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東京都内と神奈川県内で測定されたSO2 東京都環境局HP 神奈川県環境部HP 横浜市環境保全局HP
次のような傾向があるように思います。 (1)日数・件数ともに減少傾向(2000年 > 2001年 > 2002年 > 2003年)。 日数・件数(2000年9月頃 > 2001年9月頃 > 2002年9月頃 > 2003年9月頃) 日数・件数(2001年5月頃 > 2002年5月頃 ≒ 2003年5月頃) (2)最高値も低下傾向(2000年935ppb > 2001年357ppb > 2002年236ppb > 2003年115ppb)。 最高値を観測した2000.08.28は、COSPECでの観測体制が整う以前でした。 なお、これ以前の2000.8.18噴火の際は、南に流れたことがTOMS三宅島雄山の噴火 − 火山灰とSO2で観測されました。 (3)季節変動について 9月前後と、4月〜5月に高くなる日があるようです。 12月〜1月、6月〜7月は低いようです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2000.8.18−9.14 TOMS画像、2000.9.21−11.8 ASTER画像 TOMS 2000年のハイライト三宅島雄山の噴火 − 火山灰とSO2 [2000.8.19の2画像、約20KB] 2000.8.18-2000.9.14の27画像について、TOMSページを参照する方式での一覧表のページを作成しました。 山と海が見える 離れ部屋 (三宅島TOMS画像)[約2MB] なお、2000年8月18日噴火の頃は、COSPEC観測されていませんでした(8月末開始、9月前半まではUnder Estimate)。 また、山麓でのSO2の連続観測も始まっていませんでした(11月15日開始)。 財団法人資源・環境観測解析センター >> ASTER >> トピック画像 >> 三宅島火山から放出される二酸化硫黄(SO2) [約150KB] 二酸化硫黄(SO2)が熱赤外領域に吸収特性を有することを用いて、ASTER TIRデータから二酸化硫黄ガスの定性的な挙動を三宅島で把えた二次元画像(2000年 9/21 10/5 11/8) |
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三宅島の直下付近を震源とする有感地震(2000.6.1〜2004.5.31)![]()
グラフ作成方法と、ご留意していただきたい点(作図についての補足説明。20040417記載、20040601改訂:東経139.40〜139.45と震度別を追加) (1)色分けは、「有感地震なし:2000.6.1-6.25、青・濃紫:2000.6.26-6.30、緑・青緑:2000.7.1-8.31、赤・桃色:2000.9.1以降」です。 経度での明瞭な線引きは難しいのですが、139.45の東と西とは、色を変えました。 東方の、東経139.45〜139.70は、「青:2000.6.26-6.30、緑:2000.7.1-8.31、赤:2000.9.1以降」であり、「三宅島直下」としての掲載です。 西方の、東経139.40〜139.45は、「濃紫:2000.6.26-6.30、青緑:2000.7.1-8.31、桃色:2000.9.1以降」であり、参考掲載です。 東経139.45以西は、「三宅島直下」というよりも、「三宅島〜新島・神津島近海」という感じですが、 東経139.45以西であっても、「三宅島直下」のような感じがする地震もあります。 「島の輪郭」を背景として、濃紫、青緑、桃色、青、緑、赤の順に上書きしています(例えば、青・緑・赤が重なった場合、赤だけが見えます)。 地震回数積算図は、東経139.45〜139.70の地震で作図しています(東経139.40〜139.45は除外)。 (2)2000年7月中旬に震度観測点(臨時観測点)が設置されて、現在まで運用されています。設置後は、有感地震の観測が増えています。 [利島村、新島村川原、新島村式根島、三宅村坪田、三宅村阿古2、御蔵島村] なお、2000年9月頃〜12月頃にかけての、三宅島島内の観測点での「欠測」多発はお含みおきください。 (三宅島直下付近の小規模地震の場合、島内の3カ所以上で観測されないと「M:0.0 詳細不明」になると思います) (3)「2000.6.26-8.31の期間の、マグニチュードが決定されていない地震(M:0.0)」は除きました。 下例のように、時刻・緯度・経度の有効桁数が低い地震が分刻みで連続するため、作図から除外しました。 2000年6月26日22:59:27.8 34゜3.2'N 139゜26.3'E 2km M:1.6 三宅島近海 震度:1 三宅村阿古 2000年6月26日23:03:00.0 34゜4.0'N 139゜31.0'E 0km M:0.0 詳細不明 震度:1 三宅村阿古 2000年6月26日23:04:00.0 34゜4.0'N 139゜31.0'E 0km M:0.0 詳細不明 震度:1 三宅村阿古 2000年6月26日23:06:00.0 34゜7.0'N 139゜31.0'E 0km M:0.0 詳細不明 震度:1 三宅村神着、三宅村阿古 2000年6月26日23:07:00.0 34゜7.0'N 139゜31.0'E 0km M:0.0 詳細不明 震度:1 三宅村神着、三宅村阿古 2000年6月26日23:09:51.9 34゜4.4'N 139゜26.5'E 3km M:2.3 三宅島近海 震度:1 三宅村神着、三宅村阿古(4)一つ一つの地震の精度については、「暫定値」を採用していることと、手作業でのミスなどがありえます。 @気象庁HPの「震度データベース検索」等から手作業で抽出しました。 A「速報値、暫定値、確定値」のうちの「確定値」ではなく、「暫定値」です。 B有感地震だけを使用しています(規模が大きくても無感地震は対象外です)。 このような状況のため、島内拡大図や深度別詳細図などは作成していません。 (5)グラフでの全体像のための精度に見合う件数があると思いますが、このグラフでの分解能が限界のように感じています。 掲載した図から傾向を把握するには、十分な件数があると思っています(東経139.45以東で、500件近くあります)。 しかしながら、これ以上の分解能で表示することは、躊躇します。 (6)三宅島〜新島・神津島近海の有感地震については、三宅島〜新島・神津島近海 のページに掲載しています。 (7)作図は、気象庁の地震データにもとづきました。 Earthquake Data Credit: Japan Meterological Agency 三宅島直下付近を震源とする有感地震についての、私見(20040417記載、20040601改訂:東経139.40〜139.45と震度別を追加) (1)期間外(過去:1990.1.1-2000.6.25) 東経139.45〜139.70、北緯34.00〜34.15には、次の地震があります。 ・1995.5.13 22:27:17 33゜57.8'N 139゜27.1'E 19km M:5.0 三宅島近海 最大震度:4 三宅村阿古 ・1995.5.13 22:35:00 34゜04.0'N 139゜31.0'E 00km M:0.0 詳細不明 最大震度:1 三宅村阿古 東経139.40〜139.45、北緯34.00〜34.15には、次の地震があります。 ・1995.5.13 22:03:18 33゜57.6'N 139゜26.4'E 18km M:2.7 三宅島近海 最大震度:1 三宅村阿古 ・1995.5.15 23:49:23 33゜57.2'N 139゜24.6'E 10km M:2.7 三宅島近海 最大震度:1 三宅村阿古 ・1995.9.19 19:59:31 33゜57.7'N 139゜26.6'E 21km M:4.7 三宅島近海 最大震度:3 三宅村神着 ・1997.1.21 07:16:03 34゜10.5'N 139゜24.0'E 16km M;2.5 三宅島近海 最大震度:1 三宅村阿古 ・1997.8.03 21:50:09 33゜57.1'N 139゜26.5'E 18km M;3.3 三宅島近海 最大震度:2 三宅村阿古 観測体制と精度、あるいは私の検索作業漏れ等を勘案しても、「有感地震は数年に1回」程度と思います。 (2)青:2000.6.26-6.30と、濃紫:2000.6.26-6.30 2000.6.1-6.25もクラフに含めていますが、有感地震はありません。 2000.6.26-6.30には、三宅島西部から西北西近海の方向を軸として、震央が分布しています。 6.27 8:44 - 6.28 17:18には、M3.0-M4.0の地震が36回発生しています[東経139.45〜139.70]。 (3)緑:2000.7.1-8.31と、赤の一部:2000.9.1-9.13 [東経139.45〜139.70] この期間には、7.10頃と8.25頃の2つのピークがあり、震央分布や噴火との関連に多少の差異があります。 2000年の活動で最大規模の地震が、7.08 18:41の噴火と同時に発生しています。 ・2000.7.8 18:41:46 34゜07.7'N 139゜36.3'E 5km M:5.3 三宅島近海 最大震度:3 三宅村神着 この地震の震央は、三宅島北東近海です(震央分布図では、139.6度の経線上)。 なお、この地震は「2000.7.8 23:20 臨時火山情報第11号」で「低周波地震」と発表されていますので、 震源要素の精度は、高周波地震と同等ではないのかもしれません。 三宅島から至近の西方近海を震源とする、8.15 00:37の地震がありますが、噴火との関連性は希薄と思います。 ▲2000. 8.14 15:40 観測165 13:20 小規模な噴火。坪田地区で降灰を確認。 2000. 8.15 00:37 34゜06.1'N 139゜27.1'E 14km M:4.4 三宅島近海 最大震度:3 (2000年の活動では、2番目の規模) ▲2000. 8.15 10:00 観測166 09:55 断続的に噴煙、火口上3000m、灰白色から白色。 (昨日(14日)15時以降も断続的に噴煙を上げ、23時頃にはおさまりました。 本日も04時30分頃から断続的に噴煙を上げており、09時55分には、火口上3000m、、、) (4)空白期間:2000.9.14-2001.3.23[東経139.45〜139.70] 半年あまりの期間にわたり、「三宅島直下付近を震源とする有感地震」はありません。 2000年9月頃〜12月頃の、三宅島島内の観測点での「欠測」はお含みおきください。 と、一応は繰り返し書いておきます。 しかし、「欠測」の影響を全くは否定できないものの、 (「欠測」の影響ではなく)地震活動が、実際に低調であったように感じています。 三宅島のA点が欠測となる前から、地震回数(うち有感回数)は、最盛期より桁違いに低下していました。 2000.9.13前後の地震回数の推移の参考として、「地震情報(地震回数に関する情報)」の最終号を掲載します。 なお、「地震情報(地震回数に関する情報)」は、「三宅島、及び新島・神津島近海の地震」を対象としていることにご留意ください。 (「式根島付近を震源とする式根島での有感地震」等々が、合算されています)
この頃までの地震では、「有感(微動)」が主役ではなく、「有感(高周波地震)」が主役であるように感じます。 (5)赤の一部:2001.3.24以降[東経139.45〜139.70] 2001年夏に散発的な活動がありますが、この頃は「有感(微動)」が特徴だと思います。 「振幅の小さな空振を伴うやや大きな有感微動(島内で震度1)」のような火山観測情報を、この頃に見かけます。 「有感(微動)」は、地下からの『マグマ語』でのメーセージと感じています。 『島の下で身動きしにくいなあ。ところどころに固まりがあるので力がいる。ぐーらぐーらぐーら、ヨーイシヨ、ソレッ、フー』とでも言っているのでしょうか? そのメーセージの真意は何なのか・・・。なぜ身動きしにくいのか・・・? 私は小さな「マグマ語−人間語辞書」しか持ち合わせておらず、明解には読解できていません。 マグマは文字を持たず、火山ごとの伝承であり、方言や抑揚も多様なので、情報蓄積が辞書作成の基盤と思います。 2002.6.24以降は低下傾向ですが、2000.6.25以前の水準までの低下かどうかを見極めるには、引き続き注意深く緻密な観測が必要と思います。 (6)深さについて(左下および右下のグラフ) 「暫定値」を使用しているため、深さについての詳細なグラフは作図していないことを、お含みおきください。 三宅島西方沖の西下がりの傾向は、有意と思います(2000年6月のマグマ貫入は、西下がりの震央の下縁付近ではないかと思います)。 三宅島直下付近では、10kmより深い地震が皆無に近いことは、『マグマ語』でのメッセージのように思います。 『寝息をしたり寝がえりするけど、高周波よりも低いよ。ひ〜ふ〜、ゆ〜〜ら、ご〜ろ。』 無感地震を含めた状況・低周波地震や微動の震央・三宅島直下の地殻特性・地震波伝播特性等のデータを蓄積し分析すると、 マグマ語の解釈についての仮説を検証できるのかもしれません。 | |||||||||||||||
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三宅村神着の震度別地震回数表(1934-2003) 三宅島の地震回数の平年値の目安を求めるために、 気象庁HP 震度データベース検索で調べました。 噴火や群発地震がなければ、有感地震は15回(10〜25回)程度のように思います。 (私見ですが、最近10〜20年が多目であることは、「観測精度」の影響と想像しています) (2004.1.2 追記) 2002年29回、2003年25回という年間地震回数は、2000年の火山活動以前と同等の水準と思います。
(注 / by 気象庁)1996年9月平成8年9月以前の5,6は5弱,6弱として扱っています | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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三宅島 地震活動の状況(気象庁HP 三宅島 火山活動解説資料(平成16年5月)) ○地震活動の状況 山頂直下の地震活動は、やや低周波地震の回数が2003年4月〜2004年1月まで増加、また、一時的に2004年3月に増加しました。高周波地震と低周波地震の活動は低い状態が続いています。(表3、図2−@〜B)) ![]() 火山ガスの放出活動と関連があると考えられている連続微動の振幅は、2002年末から横ばい傾向が続いています。(図3) ![]() |
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「地震・火山月報(防災編)」 変化があった観測データ項目(2000年12月から記載)
1999年 2000年 2000年 1月 三宅島(記載なし) 2000年 2月 三宅島(記載なし) 2000年 3月 三宅島(記載なし) 2000年 4月 三宅島(記載なし) 2000年 5月 三宅島(記載なし) 2000年 6月 ● 三宅島 2000年 7月 ▲ 三宅島 2000年 8月 ▲ 三宅島 2000年 9月 ▲ 三宅島 2000年 10月 ● 三宅島 2000年 11月 ● 三宅島 2000年 12月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 微動 地殻変動 2001年 変化があった観測データ項目 2001年 1月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 微動 地殻変動 2001年 2月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 微動 地殻変動 2001年 3月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 微動 地殻変動 2001年 4月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 微動 地殻変動 2001年 5月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 地震 微動 地殻変動 2001年 6月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 降灰 熱 微動 地殻変動 2001年 7月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 降灰 熱 微動 地殻変動 2001年 8月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 微動 地殻変動 2001年 9月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 微動 地殻変動 2001年 10月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 微動 地殻変動 2001年 11月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 微動 地殻変動 2001年 12月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 微動 地殻変動 2002年 変化があった観測データ項目 2002年 1月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 降灰 熱 微動 地殻変動 2002年 2月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 降灰 熱 微動 地殻変動 2002年 3月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 降灰 熱 微動 2002年 4月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 降灰 熱 微動 2002年 5月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 微動 2002年 6月 ▲ 三宅島 噴煙 地震 微動 2002年 7月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 微動 2002年 8月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 降灰 微動 2002年 9月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 降灰 微動 2002年 10月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 降灰 空振 地震 2002年 11月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 降灰 空振 2002年 12月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 2003年 変化があった観測データ項目 2003年 1月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 2003年 2月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 2003年 3月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 2003年 4月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 2003年 5月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 2003年 6月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 2003年 7月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 2003年 8月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 2003年 9月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 地震 微動 2003年 10月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 地震 微動 2003年 11月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 地震 微動 2003年 12月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 地震 2004年 変化があった観測データ項目 2004年 1月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 地震 2004年 2月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 地震 2004年 3月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 降灰 熱 地震 微動 2004年 4月 ▲ 三宅島 火山ガス 噴煙 微動 2004年 5月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 地震 微動 2004年 6月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 地震 微動 2004年 7月 ● 三宅島 火山ガス 噴煙 熱 地震 |
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1999年 1999年 1月 三宅島(記載なし) 1999年 3月 三宅島(記載なし) 1999年 2月 三宅島(記載なし) 1999年 4月 三宅島 25日、低周波地震を1回観測した。震源は三宅島付近で深さは約20qであった。 1999年 5月 三宅島(記載なし) 1999年 6月 三宅島(記載なし) 1999年 7月 三宅島(記載なし) 1999年 8月 三宅島(記載なし) 1999年 9月 三宅島(記載なし) 1999年 10月 三宅島(記載なし) 1999年 11月 三宅島(記載なし) 1999年 12月 三宅島(記載なし) |
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2000年 2000年 1月 三宅島(記載なし) 2000年 2月 三宅島(記載なし) 2000年 3月 三宅島(記載なし) 2000年 4月 三宅島(記載なし) 2000年 5月 三宅島(記載なし) 2000年 6月 三宅島 26日18時半頃から火山性地震が増え始め、19時以降は震度1以上を観測する地震も発生し始めた。三宅島測候所は19時30分に臨時火山情報、19時33分に三宅島で噴火のおそれを呼びかける緊急火山情報第1号を発表した。その後、震源は三宅島の西部から次第に西方沖に移った。27日午前中には、上空からの観測によって、三宅島西方沖(大鼻崎の沖約1.2q)で海底での噴火と考えられる海面の変色水域(褐色、乳白色)を確認した。さらにその後、地震の回数は増加し、規模も次第に大きくなった(最大M5.6、最大震度4)。地震回数は増減を繰り返しながら活発に活動を継続している。この間も震源は西方沖に移動を続け、活動域は三宅島と神津島の中央付近に達した。 地殻変動データ(GPS及び傾斜計)及び震源分布によると、26日夜に三宅島の西山腹に貫入したマグマの活動は、27日以降には島の西方海域に活動の中心を移した。その後地殻変動データによると、28日にはマグマの活動は鈍化し、30日現在ほぼ停止しつつあると考えられる。 また、島の西部では複数の地割れが確認された。 2000年 7月 三宅島 6月26日18時頃より三宅島島内を震源とする火山性地震が急増し、6月27日午前中に三宅島西方沖で海底噴火と考えられる変色水域を確認した。その前後から、三宅島内の地震活動は、三宅島西方沖〜神津島付近の地域へ移動した。この地域での地震活動は引き続き活発である。 4日に山頂直下を震源とする地震が発生し始め、8日に入りさらに増加し、昼頃から火山性微動を観測した。地殻変動(傾斜変動)も加速し、同日18時41分頃に山頂で噴火した(噴煙の高さ800m、灰白色)。 9日の現地観測で山頂カルデラ内に直径約1,000m、深さ約200mの陥没口が確認された。 14〜15日にかけて山頂で断続的な噴火(噴煙の高さの最高は1,500m)が発生し、主に北東部に降灰があり、噴石は外輪山の外まで飛散した。 22日の航空機からの観測によると山頂の陥没火口は崩落等により拡大していることが確認された(直径約1,200m、深さ約500m)。 8日の噴火以降、1 日に1〜2回の割合で、傾斜計データの急激な変化と、その数時間前から山頂直下を震源とする地震が多発する現象を繰り返している。 2000年 8月 ▲三宅島 山頂の噴気活動は7月15日以降観測されていなかったが、7日に実施した現地観測により、噴気の高さは山頂火口上800mを観測した。 10日、06時30分頃噴火が始まり、噴煙の高さは火口上約8,000m(写真等の資料の解析による)、黒色の噴煙の高さは火口上3,000m以上に達し、噴石の噴出も確認された。活発な噴火活動は10日10時頃まで続き、三宅島の北東〜東部に降灰があった。この噴火に伴い、空振、微動及び地殻変動があった。この後、降灰を伴う噴火活動が断続的に続くようになった。 18日17時02分頃、雄山でこれまでで最大規模の噴火が始まり、噴煙の高さは火口上約14,000m(写真等の資料の解析による)、黒灰色の噴煙の高さは火口上8,000m以上に達した。三宅島測候所では、降灰、火山雷、鳴動、爆発音、体感による空振、におい等の噴火に伴う現象を観測した。島内での降灰は20時30分頃まで継続し、八丈島測候所(三宅島の南南東約100km)でも降灰を観測した。その後の調査で、火山灰はほぼ全島に降り、西側山ろくでは最大で厚さ約10cm、また島の東西では5cm 程度の噴石も確認された。 29日04時30分頃の噴火では、噴煙の高さは火口上約8,000m、うち灰白色の噴煙は4,000m以上に達した。これは8月18日の噴火に次ぐ規模であった。この噴火により低温で勢いのない火砕流が発生し、山頂から北東側と南西側に向かって、それぞれ5km と3km 流れた。このうち北東側の火砕流は海まで達した。また、この噴火により三宅島測候所で2〜3cm の降灰を観測したほか、弱い鳴動やにおい(刺激臭)を観測した。 7月から継続していた、山下がりを続けては急速に反転する地殻変動と、その数時間前から山頂直下を震源とする地震が多発する現象は、上旬には1日に1〜2回発生した。その後、その間隔は徐々に長くなり、18日の噴火以後は見られなくなった。 2000年 9月 三宅島▲ 8月29日の大規模な噴火以降、山頂火口からは連続的に噴煙を噴出し、噴火に伴う降灰が確認された。噴煙の高さは概ね1,000〜2,000mで、噴煙の高さの最高は火口上3,500m(白色、26日)、有色噴煙の高さの最高は2,300m(灰白色、10日)であった。 地震の回数は、1日31回、2日43回とやや多かったが、その後は減少し1日当たり0〜10回となった(図4)。火山性微動及び噴火に伴う空振は、今月に入ってからは振幅が小さい状態が続いている。 三宅島の収縮を示す地殻変動は、一部には8月に比べて変化量が小さくなったことを示すデータも得られているが、9月以降も依然継続している。傾斜観測によると、山体方向に隆起する急速な変動は8月18日以降発生していなかったが、9月2日に発生した。その後、同様の現象の発生はない。 気象庁・地質調査所・大学合同観測班が行った上空からの観測によると、7〜8月に観測されていた火口底の大規模な陥没はなかった。陥没火口底では、土砂の噴出や、火山灰を含んだ噴煙が確認され、噴出物によって火砕丘が形成されている。また、19日、26日の観測で測定された噴出口からの噴煙の温度は150℃以上であった。 気象庁・地質調査所が行った二酸化硫黄の放出量の観測では、9月に入って徐々に多くなり、約20,000〜40,000 トン/日と高いレベルでの放出が継続している。また、遠望観測及び上空からの観測によると、中旬以降、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが三宅島上空から風下に流れているのが確認された。環境庁等の調査によると、三宅島の火山活動によって放出された火山ガスが、関東地域ほかで観測されており、各地で異臭を感じたとの報告があった。 (以上、図4参照。) 2000年 10月 三宅島● 8月29日の大規模な噴火以降、山頂火口からは連続的に噴煙を噴出し、噴火に伴う降灰は9月まで確認されていたが、10月に入ってからは火山灰を含む噴煙は観測されなくなった。また、噴煙の高さは概ね火口上数百〜2,000m前後で、10月以降低くなる傾向にある。噴煙の高さの最高は10日の白色の噴煙で、火口上2,700mであった。有色噴煙は観測されなかった。 地震活動は、9月中旬以降同様に引き続き低調で、地震回数は1日当たり0〜3回で、月回数は16 回(9月146回)であった。 火山性微動も、9月中旬以降同様に引き続き振幅が小さい状態が続いており、噴火に伴う空振はほぼ観測されなくなった。 7月から続いていた三宅島の収縮を示す地殻変動は、9月以降は次第に鈍化しながらも継続していたが、10月はほぼ停滞した。 気象庁・地質調査所・大学合同観測班が行った上空からの観測によると、9月まで観測されていた土砂の噴出や顕著な火山灰の噴出はなかった。また、山体や火口の地形に大きな変化はなかった。18日の観測で測定された噴出口からの噴煙の温度は250℃であった。 気象庁・地質調査所が行った二酸化硫黄の放出量の観測では、約20,000〜50,000 トン/日と、10月に入っても依然高いレベルでの放出が継続した。また、遠望観測及び上空からの観測によると、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが、三宅島上空から風下に常時流れているのが確認された。また、下旬に行った観測では、二酸化炭素の放出量も高いことが確認された。 (以上、図6参照。) 2000年 11月 三宅島● 山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙活動は依然活発である。 8月29日の大規模な噴火以降、山頂火口からは連続的に噴煙を放出している。今期間も10月同様、火山灰を含む噴煙は観測されず、水蒸気を中心とする白色の噴煙であった。噴煙の高さは概ね火口上数百〜2,000m前後で、噴煙の高さの最高は火口上2,500m(白色、26日)であった。 地震活動は、9月中旬以降引き続き低調で、地震回数は1日当たり0〜2回で、月回数は6回(10月16回)であった。 火山性微動も、9月中旬以降引き続き振幅が小さい状態が続いている。3〜10日には振幅の大きさが20〜30分間隔で周期的に変化する現象が観測された。その他の期間でも、振幅が間欠的に変化する現象がみられたが、3〜10日ほど明瞭ではなかった。 噴火に伴う空振は観測されていない。 7月から続いていた三宅島の収縮を示す顕著な地殻変動は、9月以降は鈍化しながらも継続している。 気象庁・地質調査所・大学合同観測班が行った上空からの観測によると、10月同様、山体や火口の地形に大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は高い状態が続き、5日の観測では300℃以上であった。 気象庁・地質調査所が行った二酸化硫黄の放出量の観測では、約10,000〜80,000 トン/日と、11月に入っても依然高いレベルでの放出が継続した。また、上空からの観測によると、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが、三宅島上空から風下に常時流れているのが確認された。 (以上、図5参照。) 2000年 12月 三宅島●[火山ガス・噴煙・微動・熱・地殻変動] 山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙活動は依然活発である。火映現象を確認した。 8月29日の大規模な噴火以降、山頂火口からは連続的に噴煙を放出している。今期間も11月同様、火山灰を含む噴煙は観測されず、水蒸気を中心とする白色の噴煙であった。噴煙の高さは概ね火口上数百〜1,500mで、噴煙の高さの最高は火口上2,000m(白色、22、27日)であった(11月2,500m)。 地震活動は、9月中旬以降引き続き低調で、地震回数は1日当たり0〜2回で、月回数は6回(11月6回)であった。 火山性微動は、9月中旬以降引き続き振幅が小さい状態が続いている。15日と21日には、火口壁の崩落に伴うものと推定される震動が多数発生し、微小な振幅の空振も観測された。これら以外の日には、空振を伴わない同様の震動が時折発生した。これらに伴う表面現象は確認されていない。 噴火に伴う空振は観測されていない。 9月以降鈍化した三宅島の収縮を示す地殻変動は、11月と同様続いているが、ほぼ停滞している。 気象庁・地質調査所・大学合同観測班が行った上空からの観測によると、11月同様、山体や火口の地形に大きな変化はなかった。9月の観測開始以降上昇している主火口からの噴煙の温度は、依然高い状態であり、27日の赤外放射温度計による観測では395℃であった。また、12月下旬から、高感度カメラによる遠望観測(御蔵島カメラ)により、夜間、山頂付近で弱い火映(噴煙や雲等が明るく映し出される現象)を観測した。 海上保安庁の協力により気象庁が行った二酸化硫黄の放出量の観測では、約10,000〜60,000 トン/日と、12月に入っても依然高いレベルでの放出が継続した。また、上空からの観測によると、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが、三宅島上空から風下に常時流れているのが確認された。 (以上、図5参照。) |
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2001年 2001年 1月 三宅島▲ [火山ガス・噴煙・微動・熱・地殻変動] 山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴 煙活動は依然活発である。11 日に有色噴煙を観測した。 今期間も、山頂火口からは連続的に噴煙を放出している。11 日には火山灰を含む灰白色の噴煙が火口上800mまで上がるのを数分間確認した(2000 年9月28日12 時55 分の灰白色の噴煙600m以来)。それ以外は火山灰を含む噴煙は観測されず、今期間も12 月同様、水蒸気を中心とする白色の噴煙であった。噴煙の高さは概ね火口上数百〜1,500mで、噴煙の高さの最高は火口上1,800m(白色、22、31 日)であった(12 月2,000m)。 地震活動は、9月中旬以降引き続き低調で、地震回数(A点で約2mkine 以上)は1日当たり0〜1回で、月回数は3回(12 月6回)であった。また、振幅の小さい低周波地震が下旬に6回発生した。 連続的に観測されている火山性微動は、引き続き振幅が小さい状態が続いている。12 月に時折見られた崩落と推定される震動は、19 日、22 日及び24 日に観測され、19日の震動では微小な空振を伴った。これらに伴う表面現象は確認されていない。 噴火に伴う空振は観測されていない。 三宅島の収縮を示す地殻変動は、わずかながら継続している。 気象庁・地質調査所・大学合同観測班が行った上空からの観測によると、12月同様、山体や火口の地形に大きな変化はなかった。9月の観測開始以降上昇している主火口からの噴煙の温度は、依然高い状態であり、15日の赤外放射温度計による観測では314℃であった。また、12月下旬から、夜間、高感度カメラ(御蔵島)で観測されている山頂付近の弱い火映は、18日まで時折確認された。 海上保安庁・陸上自衛隊・海上自衛隊の協力により気象庁が行った二酸化硫黄の放出量の観測では、約20,000〜40,000 トン/日と、1月に入っても依然高いレベルでの放出が継続した。また、上空からの観測によると、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが、三宅島上空から風下に常時流れているのが確認された。 (以上、図3参照。) 2001年 2月 三宅島● [火山ガス・噴煙・微動・熱・地殻変動] 山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙活動は依然活発である。 今期間も、山頂火口からは連続的に噴煙を放出している。火山灰を含む噴煙は観測されず、水蒸気を中心とする白色噴煙であった。噴煙の高さは概ね火口上300〜1,500mで、噴煙の高さの最高は火口上2,000m(白色、5日、17日)であった(1月1,800m)。 地震活動は2000 年9月中旬以降引き続き低調で、地震回数(基準観測点で約20×10―3cm/sec 以上)は1日に3回、25日1回で、月回数は4回(1月3回)であった。振幅の小さな低周波地震は、今期間44回(1月6回)発生した。 1月以降、時折まとまって火山性微動が発生する現象は、今期間も10、23、26〜27日等にみられた。連続的に観測されている噴出に伴う火山性微動は、引き続き振幅の小さい状態が続いている。26日に発生した振幅のやや大きい火山性微動の発生後に、連続的な微動の振幅が明瞭に小さくなる現象が観測された。なお、これらに伴って、表面現象の変化はみられなかった。 噴出に伴う空振は観測されていない。 三宅島の収縮を示す地殻変動は鈍化したが、わずかながら継続している。 警視庁・東京消防庁の協力により、気象庁・地質調査所・大学合同観測班が行った上空からの観測によると、主火口から白色噴煙の多量の放出は依然継続しているが、1月同様、山体や火口の地形に大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外放射温度計による観測では、110〜218℃(1月122〜313℃)であった。また、12月下旬〜1月中旬の夜間に、高感度カメラ(御蔵島)でみられた山頂付近の火映は観測されなかった。 陸上自衛隊・海上自衛隊・海上保安庁の協力により、気象庁が行った二酸化硫黄の放出量の観測では、約17,000〜39,000 トン/日と、今期間も依然高いレベルでの放出が継続した(1月20,000〜37,000 トン/日)。また、上空からの観測によると、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが、三宅島上空から風下に流れているのが観測された。(以上、図7) 2001年 3月 三宅島▲ [火山ガス・噴煙・微動・熱・地殻変動] 山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙 活動は依然活発である。19日に有色噴煙を観測した。 今期間も、山頂火口からは連続的に噴煙を放出している。19日には、07時頃からおよそ30 分間、火山灰を含む灰白色の噴煙が火口上800mまで上がるのを確認した(2001年1月11日10時38分の灰白色の噴煙800m以来)。それ以外は火山灰を含む噴煙は観測されず、今期間も2月同様、水蒸気を中心とする白色の噴煙であった。噴煙の高さは概ね火口上300〜1,500mで、噴煙の高さの最高は火口上2,000m(白色、2、16、24日)であった(2月2,000m)。 地震活動は2000 年9月中旬以降引き続き低調で、地震回数(基準観測点で約20×10−3cm/sec 以上)は4回(2月4回)であった。振幅の小さな低周波地震は、今期間も時折まとまって発生した。 1月以降、時折まとまって火山性微動が発生する現象は、今期間も頻繁にみられた。中旬以降は基準観測点の地震計で振り切れる規模(約60×10−3cm/sec 以上)の微動が時折発生するようになり、24日04時02分と29日17時27分の微動では、三宅村坪田で震度1を観測した。また、この2回と18日22時32分の微動発生時には、振幅の小さい空振を伴った。表面現象に変化はみられなかった。 連続的に観測されている噴出に伴う火山性微動は、引き続き振幅の小さい状態が続いている。11日に発生した振幅のやや大きい火山性微動の発生後に、連続的な微動の振幅が明瞭に小さくなる現象が観測された。 噴出に伴う空振は観測されていない。 三宅島の収縮を示す地殻変動は鈍化したが、わずかながら継続している。 気象庁・経済産業省地質調査所・大学合同観測班が行った上空からの観測*によると、主火口から白色噴煙の多量の放出は依然継続しているが、前月同様、山体や火口の地形に大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外放射熱映像装置による観測では、158〜363℃(2月110〜218℃)であった。また、12月下旬〜1月中旬の夜間に、高感度カメラ(御蔵島)でみられた山頂付近の火映は観測されなかった。 気象庁が行った二酸化硫黄の放出量の観測**では、約12,000〜46,000 トン/日と、今期間も依然高いレベルでの放出が継続した(2月17,000〜39,000 トン/日)。また、上空からの観測によると、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが、三宅島上空から風下に流れているのが観測された。(以上、図7) *:警視庁・東京消防庁の協力による。 **:陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊の協力による。 2001年 4月 三宅島● [火山ガス・噴煙・微動・熱・地殻変動] 山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙活動は依然活発である。 今期間も、山頂火口からは連続的に噴煙を放出している。火山灰を含む噴煙は観測されず、水蒸気を中心とする白色噴煙であった。噴煙の高さは概ね火口上300〜1,500mで、噴煙の高さの最高は火口上2,000m(白色、4日)であった(3月2,000m)。 地震活動は2000 年9月中旬以降引き続き低調で、地震回数(基準観測点で約20×10−3cm/sec 以上)は5、13日に1回で、月回数は2回(3月4回)であった。振幅の小さな低周波地震は、今期間13回発生した。 1月以降、時折まとまって火山性微動が発生する現象は、今期間も頻繁にみられた。その中で基準観測点の地震計で振り切れる規模(約60×10−3cm/sec 以上)の微動が時折発生し、そのうち4日08 時18、24 分と22 日07 時15 分の微動では、三宅村坪田で震度1を観測した。これらの中には振幅の小さい空振を伴うものもあった。連続的に観測されている噴出に伴う火山性微動は、引き続き振幅の小さい状態が続いているが、1日及び22〜26日に、振幅が周期的(約30〜40 分)に変化する現象が観測された。この現象は26 日以降は次第に不明瞭になった。これらに伴って、表面現象の変化はみられなかった。 噴出に伴う空振は観測されていない。 三宅島の収縮を示す地殻変動は鈍化したが、わずかながら継続している。 気象庁・産業技術総合研究所・大学合同観測班が行った上空からの観測*によると、主火口から白色噴煙の多量の放出は依然継続しているが、3月同様、山体や火口の地形に大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外放射温度計による観測では、150〜360℃(3月158〜363℃)であった。また、12月下旬〜1月中旬の夜間に、高感度カメラ(御蔵島)でみられた山頂付近の火映は観測されなかった。 気象庁が行った二酸化硫黄の放出量の観測**では、約10,000〜34,000 トン/日と、今期間も依然高いレベルでの放出が継続した(3月12,000〜46,000 トン/日)。また、上空からの観測によると、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが、三宅島上空から風下に流れているのが観測された。 環境省によると、8〜9日に大気中の二酸化硫黄濃度が中部・関西地方の一部で上昇した。これは三宅島から放出された噴円中の火山ガスが、南東よりの風に運ばれ、到達したものと考えられる。(以上、図9) *:警視庁・東京消防庁の協力による。 **:海上自衛隊海上保安庁の協力による。 2001年 5月 三宅島▲ [火山ガス・噴煙・微動・地震・熱・地殻変動] 山頂火口からの噴煙活動は依然活発であり、27 日に有色噴煙を観測した。また、多量の火山ガスの放出が継続している。 今期間も、山頂火口からは連続的に噴煙を放出している。27 日05 時05 分、06 時04 分頃に、火山灰を含む灰白色の噴煙が上がるのを確認し、そのうち06時04分の噴煙は火口上1,200mに達した(05時05分は不明)。これらの噴火に伴い、島の東部の都道沿いで少量の降灰(厚さ1mm未満)が確認された。有色噴煙を確認したのは、2001 年3月19 日の噴煙(灰白色、800m)以来である。それ以外は火山灰を含む噴煙は観測されず、水蒸気を中心とする白色噴煙であった。噴煙の高さは火口上100〜2,200mで、最高は火口上2,200m(白色、6日)であった(4月2,000m)。 地震活動は2000 年9月中旬以降引き続き低調で、地震回数(基準観測点で約20×10−3cm/sec 以上)は7、13、21、31日に1回で、月回数は4回(4月2回)であった。これらの地震により、7日に震度3、13日に震度1を三宅村神着で、21 日に震度1を三宅村坪田で、31日に震度2を三宅村神着・三宅村坪田で観測した。振幅の小さな低周波地震は、5日に446 回と多発したが、噴煙活動等に異常はなかった。それ以外は1日当たり0〜10回で、今期間517回発生した(4月12回)。 1月以降、時折まとまって火山性微動が発生する現象は、今期間も頻繁にみられた。これらの中には振幅の小さい空振を伴うものもあった。その中で基準観測点の地震計で振り切れる大きさ(約60×10−3cm/sec 以上)の微動が時折発生し、そのうち27 日07 時23 分の微動は三宅村神着、三宅村坪田で、30日11時34分の微動は三宅村神着で震度1を観測した。また、27日05時05分、06時04分の微動は、有色噴煙を伴うものであった。連続的に観測されている噴出に伴う火山性微動は、引き続き振幅の小さい状態が続いている。 三宅島の収縮を示す地殻変動は鈍化したが、わずかながら継続している。 気象庁・産業技術総合研究所・大学合同観測班が行った上空からの観測*によると、主火口から白色噴煙の多量の放出は依然継続しているが、4月同様、山体や火口の地形に大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外放射温度計による観測では、150〜300℃以上(4月150〜360℃)であった。また、12月下旬〜1月中旬の夜間に、高感度カメラ(御蔵島)でみられた山頂付近の火映は観測されなかった。 気象庁が行った二酸化硫黄の放出量の観測**では、約10,000〜46,000 トン/日と、今期間も依然高いレベルでの放出が継続した(4月10,000〜34,000 トン/日)。また、上空からの観測によると、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが、火口上空から風下に流れれているのが観測さた。(以上、図9) *:警視庁・東京消防庁の協力による。 **:海上自衛隊・海上保安庁の協力による。 2001年 6月 三宅島▲ [火山ガス・噴煙・降灰・微動・熱・地殻変動] 山頂火口からの噴煙活動は依然活発であり、3、10日に有色噴煙を観測した。また、多量の火山ガスの放出が継続している。 今期間も、山頂火口からは連続的に噴煙を放出している。3日06 時34 分、10日19時25分頃に、火山灰を含む灰白色の噴煙(3日700m、10日500m)が上がるのを確認した。3日の噴火では、島の東部の都道沿いで少量の降灰(厚さ1mm 未満)が確認された。有色噴煙を確認したのは、2001 年5月27日の噴煙(灰白色、1,200m)以来である。それ以外は火山灰を含む噴煙は観測されず、水蒸気を中心とする白色噴煙であった。噴煙の高さは火口上200〜2,200mで、最高は火口上2,200m(白色、10日)であった(5月2,200m)。 1月以降、時折まとまって火山性微動が発生する現象は、今期間も頻繁にみられた。これらの中には振幅の小さい空振を伴うものもあった。その中で基準観測点の地震計で振り切れる大きさ(約60×10−3cm/sec 以上)の微動が時折発生し、そのうち3日06 時34 分、10日19時25分の微動は、有色噴煙を伴うものであった。連続的に観測されている噴出に伴う火山性微動は、引き続き振幅の小さい状態が続いている。 噴出に伴う空振は観測されていない。 三宅島の収縮を示す地殻変動は鈍化したが、わずかながら継続している。 気象庁・産業技術総合研究所・大学合同観測班が行った上空からの観測*によると、主火口から白色噴煙の多量の放出は依然継続しているが、5月同様、山体や火口の地形に大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外放射温度計による観測では、151〜319℃(5月151〜366℃)であった。 気象庁が行った二酸化硫黄の放出量の観測**では、約9,000〜18,000 トン/日と、今期間も依然高いレベルでの放出が継続した(5月10,000〜46,000 トン/日)。また、上空からの観測によると、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが、火口上空から風下に流れているのが観測された。(以上、図5) *:警視庁・東京消防庁の協力による。 **:海上自衛隊・海上保安庁の協力による。 2001年 7月 三宅島▲ [火山ガス・噴煙・降灰・微動・熱・地殻変動] 山頂火口からの噴煙活動は依然活発であり、10、18日に有色噴煙を観測した。また、多量の火山ガスの放出が継続している。 今期間も、山頂火口からは連続的に噴煙を放出している。10日06時38分及び08 時23 分、18日17時42分頃に小規模な噴火があり、火山灰を含む灰白色の噴煙(10日、500m、18日、不明)を確認した。有色噴煙を確認したのは、2001年6月10日の噴煙(灰白色、500m)以来である。それ以外は火山灰を含む噴煙は観測されず、水蒸気を中心とする白色噴煙であった。噴煙の高さは火口上100〜1,600mで、最高は火口上1,600m(16、21日)であった(6月2,200m)。 1月以降、時折まとまって火山性微動が発生する現象は、今期間も頻繁にみられた。これらの中には振幅の小さい空振を伴うものもあった。その中で基準観測点の地震計で振り切れる大きさ(約60×10−3cm/sec 以上)の微動が時折発生し、9、16、18日には、島内で震度1を観測した。そのうち18 日17 時42 分の微動は、有色噴煙を伴うものであった。連続的に観測されている噴出に伴う火山性微動は、引き続き振幅の小さい状態が続いている。 噴出に伴う空振は観測されていない。 三宅島の収縮を示す地殻変動は鈍化したが、わずかながら継続している。 産業技術総合研究所・大学合同観測班が行った上空からの観測*によると、主火口から白色噴煙の多量の放出は依然継続しているが、6月同様、山体や火口の地形に大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外放射温度計による観測では、151〜264℃(6月151〜319℃)であった。 気象庁が行った二酸化硫黄の放出量の観測**では、約10,000〜22,000 トン/日と、今期間も依然高いレベルでの放出が継続した(6月9,000〜18,000 トン/日)。また、上空からの観測によると、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが、火口上空から風下に流れているのが観測された。(以上、図9) *警視庁・東京消防庁の協力による。 **陸上自衛隊・海上自衛隊・海上保安庁の協力による。 2001年 8月 三宅島● [火山ガス・噴煙・微動・熱・地殻変動] 山頂火口からの噴煙活動は依然活発である。多量の火山ガスの放出が継続している。 今期間も、山頂火口からは連続的に噴煙を放出している。火山灰を含む噴煙は観測されず、水蒸気を中心とする白色噴煙であった。噴煙の高さは火口上200〜2,000mで、最高は火口上2,000m(24、25、27、28日)であった(7月1,600m)。 1月以降、時折まとまって火山性微動が発生する現象は、今期間も頻繁にみられた。これらの中には振幅の小さい空振を伴うものもあった。その中で基準観測点の地震計で振り切れる大きさ(約60×10−3cm/sec 以上)の微動が時折発生し、10〜14日及び17日には、島内で震度1を観測したが、それらに伴う噴煙の状況は、悪天候による視界不良等のために確認できなかった。連続的に観測されている火山性微動は、引き続き振幅の小さい状態が続いている。 三宅島の収縮を示す地殻変動はほぼ停滞している。 産業技術総合研究所・大学合同観測班が行った上空からの観測*によると、主火口から白色噴煙の多量の放出は依然継続しているが、7月同様、山体や火口の地形に大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外放射温度計による観測では、161〜260℃(7月151〜264℃)であった。 気象庁が行った二酸化硫黄の放出量の観測**では、約9,000〜28,000 トン/日と、今期間も依然高いレベルでの放出が継続した(7月10,000〜22,000 トン/日)。また、上空からの観測によると、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが、火口上空から風下に流れているのが観測された。(以上、図9) *:警視庁・東京消防庁の協力による。 **:陸上自衛隊・海上自衛隊・海上保安庁の協力による。 2001年 9月 三宅島▲ [火山ガス・噴煙・微動・熱・地殻変動] 26、27、28日に有色噴煙を観測した。また、多量の火山ガスの放出が継続している。 今期間も、山頂火口からは連続的に噴煙を放出している。26日11時32分、27日21時28分、23時04分頃、28日05時28分頃に小規模な噴火があり、火山灰を含む灰白色の噴煙(26日1,000m、27日1,000m、800m、28日800m)を確認した。有色噴煙を確認したのは7月18日以来である。それ以外は水蒸気を中心とする白色噴煙であった。噴煙の高さは火口上300〜3,000mで、最高は火口上3,000m(16日)であった(8月2,000m)。 時折まとまって火山性微動が発生する現象は今期間もみられ、そのうち2日09時22分、16時31分、22日21時09分、26日11時29分に発生した振幅がやや大きい微動では島内で震度1を観測した。これらの中には振幅の小さい空振を伴うものもあり、中でも26日の微動は小規模な噴火を伴うものであった。連続的に発生している火山性微動は、引き続き振幅の小さい状態が続いている。地震活動については、24日10時00分頃の地震では島内で震度1を観測したものの、低調である。振幅が小さい低周波地震は、時折発生した。 三宅島の収縮を示す地殻変動はほぼ停滞している。 産業技術総合研究所・大学合同観測班が行った上空からの観測*によると、主火口から白色噴煙の多量の放出は依然継続しているが、8月同様、山体や火口の地形に大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外放射温度計による観測では、270〜494℃(8月161〜260℃)であった。 気象庁が行った二酸化硫黄の放出量の観測**では、約4,000〜35,000 トン/日と、今期間も依然高いレベルでの放出が継続した(8月9,000〜28,000 トン/日)。また、上空からの観測によると、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが、火口上空から風下に流れているのが観測された。(以上、図8) 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 *:東京消防庁・海上保安庁の協力による。 **:海上自衛隊・海上保安庁の協力による。 2001年 10月 三宅島▲ [火山ガス・噴煙・微動・熱・地殻変動] 11、16 日に有色噴煙を観測した。また、多量の火山ガスの放出が継続した。 今期間も、山頂火口からは連続的に噴煙を放出している。11日03時34分頃、09時02分頃、16日07時22分頃に小規模な噴火があり、火山灰を含む噴煙(11日03時34 分不明、09 時02 分灰白色100m未満、16日灰色1,500m)、島内で少量の降灰を確認した。また、11日03時34分及び16日の噴火は、微動、空振を伴うものであった。有色噴煙を確認したのは9月28日以来である。それ以外は水蒸気を中心とする白色噴煙であった。噴煙の高さは火口上100〜1,500mで、最高は火口上1,500m(21、22、24、29、31日)であった(9月3,000m)。 時折まとまって火山性微動が発生する現象は今期間、30〜31日にかけてみられたが、いずれも振幅は小さいものであり、これらに伴う火山活動の変化等はみられなかった。連続的に発生している火山性微動は、引き続き振幅の小さい状態が続いている。 地震活動は低調な状態が続いている。振幅が小さい低周波地震は、時折発生した。 三宅島の収縮を示す地殻変動はほぼ停滞している。 4、11、24日に行った上空からの観測*によると、主火口からの白色噴煙の放出は依然継続していた。また4日の観測では、東側火口壁の崩落を確認した。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外放射温度計による観測では、火口内温度は150℃以上(9月270〜494℃)であった。また、同時に行った二酸化硫黄の放出量の観測*では、約18,000〜41,000 トン/日と、今期間も依然高いレベルでの放出が継続した(9月4,000〜35,000 トン/日)。また、上空からの観測によると、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが、火口上空から風下に流れているのが観測された。(以上、図8) 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 *:東京消防庁・警視庁・航空自衛隊の協力による。 2001年 11月 三宅島▲ [火山ガス・噴煙・微動・熱・地殻変動] 1日に有色噴煙を観測した。火映現象を観測した。また、多量の火山ガスの放出が継続した。 今期間も、山頂火口からは連続的に噴煙を放出している。1日12時32分に、やや振幅の大きな微動に伴う小規模な噴火があり、火山灰を含む灰白色の噴煙が、火口上800mまで上がるのを確認した。有色噴煙を確認したのは10月16日以来である。それ以外は水蒸気を中心とする白色噴煙であった。噴煙の高さは火口上100〜2,000mで、最高は火口上2,000m(20 日)であった(10月1,500m)。また、14〜19日にかけて、山頂付近で火映現象を観測した(本年1月18日以来)。 時折まとまって火山性微動が発生する現象は今期間、1、27日にみられ、そのうち1日12時32分の小規模な噴火を伴った微動では、三宅村神着で震度2を、三宅村坪田、三宅村阿古で震度1を観測した。その他の微動については、いずれも振幅は小さいものであり、これらに伴う火山活動の変化等はみられなかった。また、連続的に発生している火山性微動は、引き続き振幅の小さい状態が続いている。 地震活動は低調な状態が続いている。振幅が小さい低周波地震は、時折発生した。 三宅島の収縮を示す地殻変動はほぼ停滞している。 1、8、14、21、27日に行った上空からの観測*によると、主火口からの白色噴煙の放出は依然継続していた。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外放射温度計による観測では、火口内温度の最高は410℃(10月150℃以上)であった。また、同時に行った二酸化硫黄の放出量の観測*では、約10,000〜22,000 トン/日と、今期間も依然高いレベルでの放出が継続した(10月18,000〜41,000 トン/日)。また、上空からの観測によると、二酸化硫黄と思われる青白い火山ガスが、火口上空から風下に流れているのが観測された。(以上、図6) 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 *:陸上自衛隊・東京消防庁・警視庁・海上保安庁の協力による。 2001年 12月 三宅島● [噴煙・火山ガス・微動・熱・地殻変動] 山頂火口からの噴煙活動は依然活発であった。多量の火山ガスの放出が継続した。火映現象を観測した。 今期間、火山灰を含む噴煙はなく、水蒸気を中心とする白色噴煙が、山頂火口から連続的に噴出した。噴煙の高さの最高は火口上1,700m(29日)であった(11月2,000m)。また、7〜10日及び12〜13日にかけて、山頂付近で火映現象を観測した(2001年11月19日以来)。 時折まとまって火山性微動が発生する現象は、今期間、8、9、11、13、25日にみられ、中には振幅の小さな空振を伴うものもあったが、噴煙等の表面現象に変化はなかった。その他の微動については、いずれも振幅は小さいものであり、これらに伴う火山活動の変化等はみられなかった。また、連続的に発生している火山性微動は、引き続き振幅の小さい状態が続いている。 地震活動は低調な状態が続いている。振幅が小さい低周波地震は、時折発生した。 三宅島の収縮を示す地殻変動はほぼ停滞している。 5、14、20、26日に行った上空からの観測*によると、主火口からの白色噴煙の放出は依然継続していた。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外放射温度計による観測では、火口内温度の最高は430℃(11月410℃)であった。また、同時に行った二酸化硫黄の放出量の観測*では、約9,000〜19,000 トン/日と、今期間も依然高いレベルでの放出が継続した(11月10,000〜22,000 トン/日)。また、上空からの観測によると、二酸化硫黄を含む青白色の噴煙が、火口上空から風下に流れているのが観測された。(以上、図6) 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 *:東京消防庁・海上自衛隊・海上保安庁・警視庁の協力による。 |
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2002年 2002年 1月 三宅島▲ [ 火山ガス・噴煙・降灰・微動・熱・地殻変動] 小規模な噴火が発生した。山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙活動は依然活発である。 23日12時34分頃に、振幅の小さい微動に伴い、火口から灰白色の噴煙が上がるのを確認した。噴煙の高さは火口上200mで、島の東側で降灰を確認した。有色噴煙の確認は2001年11月1日以来である。水蒸気を中心とする白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口上2,000m(6日)であった。2日19時台から3日にかけて、地震・微動活動がやや活発となった。2日19時37分に、M2.3 の地震が発生し、三宅島神着で震度2、三宅島坪田で震度1を観測した。また、2日20時08分、20時34分及び20時36分に振幅がやや大きい微動が発生し、それぞれ三宅島神着で震度1を観測した。この微動に伴う空振は観測しておらず、噴煙の状況は日没により不明であった。振幅がやや大きい微動がまとまって発生する現象が7日にみられ、なかには空振を伴う微動もあったが、噴煙の状況等に変化はなかった。その後、29日09時57分、15時13分に振幅がやや大きい微動が発生し、それぞれ三宅島神着で震度1を観測した。この微動に伴い振幅の小さい空振を観測したが、噴煙の状況等に変化がなかった。 連続的に発生している火山性微動は、振幅が小さい状態が続いている。 GPS 観測では、三宅島の収縮を示す地殻変動はわずかながら継続、ないしほぼ停滞している。 9、15、18、23、30日に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測*では、主火口からの白色噴煙の放出は継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れていた。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外放射温度計による観測では、火口内温度の最高は310℃(12月430℃)であった。また、同時に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測*では、約5,000〜30,000 トン/日(12 月約9,000〜19,000 トン/日)と、依然高いレベルの放出が継続している。(以上図8) 21日には、低気圧通過に伴う南風により、大島測候所で三宅島からのものとみられる二酸化硫黄臭が観測された。 *航空自衛隊、海上保安庁・警視庁、東京消防庁の協力による。 2002年 2月 三宅島▲ [ 火山ガス・噴煙・降灰・微動・熱・地殻変動] 小規模な噴火が発生した。山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙活動は依然活発である。 21日17時37分頃に、小規模な噴火が発生した。灰白色の噴煙が火口上300mまで上がり、島の東側(サタドー岬付近)で降灰を確認した。17時36分に、空振を伴った、振幅の小さな微動が発生しており、これに伴い小規模な噴火が発生したものと推定される。有色噴煙の確認は1月23日以来である。水蒸気を中心とする白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口上1,700m(14日)であった。 期間中、振動の小さい微動がやや多い状態が続き、なかには空振を伴う微動もあったが、21日17時57分の噴火を除き、噴煙の状況等に変化はなかった。 連続的に発生している火山性微動は、振幅が小さい状態が続いている。 GPS 観測では、三宅島の収縮を示す地殻変動はわずかながら継続、ないしほぼ停滞している。 6、14、27日に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測*では、主火口からの白色噴煙の放出は継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れていた。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は462℃(1月310℃)であった。また、同時に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測*では、約7,000〜17,000トン/日(1月約5,000〜30,000 トン/日)と、依然高いレベルの放出が継続している。(以上図5) *海上自衛隊、航空自衛隊、警視庁の協力による。 2002年 3月 三宅島▲ [火山ガス・噴煙・降灰・微動・熱] 小規模な噴火が発生した。山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙活動は依然活発である。 2日05時53分、06時12分及び31日06時03分に、空振を伴う小規模な噴火が発生した。噴火の発生は2月21日以来である。2日の噴火では灰白色の噴煙が上がり(高さは雲のため不明)、北西に流れるのを確認した。31日の噴火では灰色の噴煙が火口上800mまで上がり、北東に流れるのを確認した。この噴火では、島の北東側で少量の降灰が確認された。水蒸気を中心とする白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口上1200m(16、28日)であった。 地震活動は、孤立的な微動の活動が継続しているが、回数、振幅の規模ともに目立った活動はなかった。山頂直下の地震活動度は低い状態にある。連続的に発生している火山性微動は、振幅が小さい状態が続いている。 GPS観測では、三宅島の収縮を示す地殻変動は、長期的には鈍化傾向にある。 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 4、13、19、25日に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測*では、主火口からの白色噴煙の放出は継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れていた。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は380℃(2月462℃)であった。また、同時に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測*では、約7000〜23000トン/日(2月約7000〜17000トン/日)と、依然高いレベルの放出が継続している(以上図6)。 *東京消防庁、警視庁、海上保安庁の協力による。 2002年 4月 三宅島▲ [火山ガス・噴煙・降灰・微動・熱] 山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙活動は依然活発である。小規模な噴火が発生した。 2日10時02分、3日10時39分及び16日06時頃に小規模な噴火が発生した。2日の噴火では灰白色の噴煙が火口上300mまで上がり東に流れるのを、3日の噴火では灰白色の噴煙が火口上200mまで上がり北東に流れるのを、それぞれ確認した。また、16日の噴火では雲のため噴煙の確認はできなかったが、島の北東部で微量の降灰を確認した。水蒸気を中心とする白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口上1000m(10日)であった。 地震活動は、小規模な噴火が発生した2日と16日に孤立的な微動が増えたが、その他の日は落ち着いた状態で推移した。山頂直下の地震活動度は低い状態にある。連続的に発生している火山性微動は、振幅が小さい状態が続いている。 GPS観測では、三宅島の収縮を示す地殻変動は、長期的には鈍化傾向にある。 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 4、10、18日に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測*では、主火口からの白色噴煙の放出は継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れていた。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は358℃(3月380℃)であった。また、同時に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測*では、約4000〜8000トン/日(3月約7000〜23000トン/日)と、依然高いレベルの放出が継続している(以上図5)。 *陸上自衛隊、警視庁、東京消防庁、海上保安庁の協力による。 2002年 5月 ● 三宅島[火山ガス・噴煙・熱・微動] 山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙活動は依然活発である。 今期間、有色噴煙は確認しなかった。水蒸気を中心とする白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口上1500m(29日)であった。 地震活動は、微動回数が時折やや多い状態となり、12日17時36分及び14日17時54分に発生した振幅のやや大きな微動では、ともに三宅村神着で震度1を観測した。微動の中には振幅の小さい空振を伴うものもあったが、噴煙活動等の状況に変化はなかった。 GPS観測では、三宅島の収縮を示す地殻変動は、長期的には鈍化傾向にある。 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 15、22、30日に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測*では、主火口からの白色噴煙の放出は継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れていた。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は257℃(4月358℃)であった。また、同時に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測*では、約6000〜20000トン/日(4月約4000〜8000トン/日)と、依然高いレベルの放出が継続している(以上図5)。 *東京消防庁、警視庁、陸上自衛隊の協力による。 2002年 6月 ▲三宅島[噴煙・地震・微動] 山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙活動は依然活発である。小規模な噴火が発生した。 15日16時19分頃、小規模な噴火が発生し、灰白色の噴煙が火口上500mまで上がるのを観測した。また、島の認した。水蒸気を中心とする白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上800m(9日)であった。 地震活動は、24日16時17分に山頂直下を震源とする地震が発生し、三宅村神着で震度2を、三宅村坪田で震度1を観測した。それ以外は、山頂直下の地震活動は低い状態であった。 微動回数が時折やや多い状態となり、中には振幅の小さい空振を伴うものもあった。15日16時18分に発生した微動は、小規模な噴火に関係して発生したとみられる。また、1日18時37分、2日15時10分に発生した振幅のやや大きな微動では、ともに三宅村神着で震度1を観測したが、噴煙活動等の状況に変化はなかった(以上図5)。 GPS 観測では、三宅島の収縮を示す地殻変動は、長期的には鈍化傾向にある。 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 2002年 7月 ● 三宅島[噴煙・火山ガス・微動] 山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙活動は依然活発である。 今期間、噴火はなかった。水蒸気を中心とする白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上800m(6月800m)であった。 山頂直下の地震活動は低い状態であった。微動回数が時折やや多い状態となり、中には振幅の小さい空振を伴うものもあったが、表面現象等には異常はみられなかった。 GPS観測では、三宅島の収縮を示す地殻変動は、長期的には鈍化傾向にある。 4、12、17、31日に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測*では、主火口からの白色噴煙の放出は継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れていた。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は249℃(6月観測なし、5月257℃)であった。 また、同時に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測*では、約3,000〜14,000トン/日(6月観測なし、5月約6,000〜20,000トン/日)と、依然高いレベルの放出が継続している(以上図5) 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 *警視庁、東京消防庁、海上保安庁の協力による。 2002年 8月 ▲三宅島[噴煙・火山ガス・降灰・微動] 山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙活動は依然活発である。小規模な噴火が発生した。 1日夕方、島の東部でごく少量の降灰が確認された。噴煙の状況は雲のため不明だったが、17時42分に空振を伴う微動が発生しており、その頃に小規模な噴火が発生したとみられる。小規模な噴火の発生は、本年6月15日以来である。水蒸気を中心とする白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上1,100m(7月800m)であった。 山頂直下の地震活動は低い状態であった。微動回数が時折やや多い状態となり、中には振幅の小さい空振を伴うものもあったが、表面現象等には異常はみられなかった。 GPSによる地殻変動観測では、三宅島の収縮を示す地殻変動は、長期的には鈍化傾向にある。 7、21、29日に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測*では、主火口からの白色噴煙の放出は継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れていた。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は311℃(7月249℃)であった。 また、同時に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測*では、約4,000〜12,000トン/日(7月約3,000〜14,000トン/日)と、依然高いレベルの放出が継続している(以上図4)。 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 *陸上自衛隊、東京消防庁、警視庁の協力による。 2002年 9月 ▲三宅島[噴煙・火山ガス・降灰・微動] 山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙活動は依然活発である。小規模な噴火が発生した。 16日明け方、島の南西部でごく少量の降灰が確認された。噴煙の状況は雲のため不明だったが、監視カメラに火山灰が付着するのが確認された。この噴火に伴う微動や空振の発生はなかった。小規模な噴火の発生は、本年8月1日以来である。水蒸気を中心とする白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上1,500m(8月1,100m)であった。 山頂直下の地震活動は低い状態であった。微動回数が時折やや多い状態となり、中には振幅の小さい空振を伴うものもあったが、表面現象等には異常はみられなかった。 GPSによる地殻変動観測では、三宅島の収縮を示す地殻変動は、長期的には鈍化傾向にある。 4、25日に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測*では、主火口からの白色噴煙の放出は継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れていた。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は341℃(8月311℃)であった。 また、同時に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測*では、約5,000トン/日(8月約4,000〜12,000トン/日)と、依然高いレベルの放出が継続している(以上図3)。 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 *東京消防庁、警視庁の協力による。 2002年 10月 ▲三宅島[噴煙・降灰・地震・空振・火山ガス] 山頂火口からは多量の火山ガスの放出が継続し、噴煙活動は依然活発であった。小規模な噴火が発生した。 8日14時51分頃に、小規模な噴火が発生し、灰白色の噴煙が火口縁上200mまで上がるのを観測した。島の東部で少量の降灰が確認された。この噴火に伴う微動や空振の発生はなかった。小規模な噴火の発生は、9月16日以来である。白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上1,000m(9月1,500m)であった。 山頂直下の地震活動は低い状態であった。低周波地震*の回数が時折やや多い状態となり、中には振幅の小さい空振を伴うものもあったが、表面現象等には異常はみられなかった。 GPS による地殻変動観測では、三宅島の収縮を示す地殻変動は、長期的には鈍化傾向にあった。 2、16、25、30 日に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測**では、主火口からの白色噴煙の放出は継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れていた。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は350℃(9月341℃)であった。 また、同時に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測**では、約3,000〜9,000 トン/日(9月約5,000トン/日)と、依然高いレベルの放出が継続した(以上図5)。 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 *調査の結果、震動のタイプを以下のように修正した。 ・低周波地震→ やや低周波地震 ・微動 → 低周波地震 **東京消防庁、海上保安庁、警視庁の協力による。 2002年 11月 ▲三宅島[噴煙・降灰・空振・火山ガス] 山頂火口の噴煙活動が継続し、小規模な噴火が発生した。 24日13時20分頃、島内南西部でごく少量の降灰が確認された。噴煙の状況は雲のため不明であったが、13時16分頃に低周波地震が発生しており、その頃に小規模な噴火が発生したものとみられる。小規模な噴火の発生は、10月8日以来である。白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上1,000m(6、29日)であった(10月1,000m)。 山頂直下の地震活動は低い状態であった。振幅の小さい低周波地震の回数が時折やや多い状態となったが、24日に小規模な噴火が発生した他は、表面現象等には異常はみられなかった。 GPSによる地殻変動観測では、三宅島の収縮を示す地殻変動は、長期的には鈍化傾向を示している。 13、28日に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測*では、主火口からの白色噴煙の放出は継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認された。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。主火口からの噴煙の温度は依然高い状態であり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は212℃**(10月350℃)であった。 また、同時に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測*では、約4,000〜11,000トン/日(10月約3,000〜9,000トン/日)と、依然高いレベルの放出が継続していることが確認された(図5)。 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 * 警視庁、陸上自衛隊の協力による。 ** 強風により、ヘリコプターが通常観測を実施している距離まで接近できなかったため参考値。 2002年 12月 ● 三宅島[噴煙・火山ガス・熱] 山頂火口の噴煙活動が継続した。 白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上800m(28 日)であった(11 月1,000m)。 18、25 日に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測*では、主火口からの白色噴煙の放出は継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認された。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。噴煙の温度は依然高い状態にあり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は276℃(11 月212℃**)であった。 また、同時に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測*では、約3,000〜9,000 トン/日(11 月約4,000〜11,000 トン/日)と、依然多量の放出が継続していることが確認された(図3)。 山頂直下の地震活動は低調であった。振幅の小さい低周波地震の回数が時折やや多くなったが、それに関係して表面現象等に異常はみられなかった。 GPS による地殻変動観測では、三宅島の収縮を示す地殻変動は、長期的には鈍化傾向を示している。 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 * 警視庁、東京消防庁の協力による。 ** 強風により、ヘリコプターが通常観測を実施している距離まで接近できなかったため参考値。 |
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2003年 2003年 1月 ● 三宅島[噴煙・火山ガス・熱] 火山活動は全体として低下傾向にある。山頂火口の噴煙活動が継続し、長期的には減少傾向にあるものの依然多量の火山ガスの放出が続いている。 白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上1,000m(25日)であった(12月800m)。 9、22日に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測*では、主火口からの白色噴煙の放出は継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認された。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。噴煙の温度は依然高い状態にあり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は258℃(12月276℃)であった。 また、同時に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測*では、約4,000〜5,000トン/日(12月約3,000〜9,000 トン/日)と、依然多量の放出が継続していることが確認された(図3)。 山頂直下の地震活動は低調であった。 GPS による地殻変動観測では、三宅島の収縮を示す地殻変動は収縮率が小さくなり、昨年夏頃からは、わずかな膨張**に転じており、今期間もその傾向が継続した。 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 * 海上保安庁、警視庁の協力による。 ** 三宅島では静穏な時期にもマグマの供給に伴う膨張がみられることが知られている。2000年の噴火以降、大量のガスの放出による体積減少がマグマの供給を上回っていたため全体として収縮が続いていたが、昨年夏以降は、火山ガスの放出による体積減少の割合が小さくなってきたため膨張傾向に転じたと解釈できる。 2003年 2月 ● 三宅島[噴煙・火山ガス・熱] 火山活動は全体として低下傾向にある。山頂火口の噴煙活動が継続し、長期的には減少傾向にあるものの依然多量の火山ガスの放出が続いている。 白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上800m(13日)であった(1月1,000m)。 19、25日に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測*では、主火口からの白色噴煙の放出は継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認された。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。噴煙の温度は依然高い状態にあり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は150℃以上**(1月258℃)であった。 また、25日に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測*では、約6,000〜9,000トン/日(1月は約4,000〜5,000トン/日)と、依然多量の放出が継続していることが確認された(図7)。 山頂直下の地震活動は低調であった。 GPSによる地殻変動観測では、三宅島の収縮を示していた地殻変動は、昨年夏頃からは、わずかな膨張に転じており、今期間もその傾向が継続した。 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 * 陸上自衛隊、警視庁の協力による。 ** 参考値(観測条件が悪く、正確な温度の測定ができなかったため)。 2003年 3月 ● 三宅島 [噴煙・火山ガス・熱] 火山活動は全体として低下傾向にある。山頂火口の噴煙活動が継続し、長期的には減少傾向にあるものの依然多量の火山ガスの放出が続いている。 白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上1,200m(28日)であった(2月800m)。 4、18、26 日に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測*では、主火口からの白色噴煙の放出が継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認された。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。噴煙の温度は依然高い状態にあり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は255℃(2月150℃以上**)であった。 また、同時に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測*では、約4,000〜8,000 トン/日(2月は約6,000〜9,000 トン/日)と、依然多量の放出が継続していることが確認された(図5)。 山頂直下の地震活動は低調であった。 GPS による地殻変動観測では、三宅島の収縮を示していた地殻変動は、昨年夏頃からはわずかな膨張に転じており、今期間もその傾向が継続した。 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 * 東京消防庁、海上自衛隊、警視庁の協力による。 ** 参考値(観測条件が悪く、正確な温度の測定ができなかったため)。 2003年 4月 ● 三宅島 [噴煙・火山ガス・熱] 火山活動は全体としてゆっくりと低下している。山頂火口からの火山ガスの放出量は長期的には減少しているものの、依然多量の二酸化硫黄の放出が続いている。 9、23日に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測1)では、日量約3,000〜10,000トン(3月は日量約4,000〜8,000トン)と、依然多量の放出が継続していることが確認された(図4)。 また、同時に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測1)では、主火口からの白色噴煙の放出が継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認された。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。噴煙の温度は依然高い状態にあり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は192℃であった(3月255℃)。 白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上1,000m(28日)であった(3月1,200m)。 山頂直下の地震活動に大きな変化はなく、連続的に発生している微動の振幅は小さくなっている。 GPSによる地殻変動観測では、三宅島の収縮を示していた地殻変動は収まっている。 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 1) 東京消防庁、海上自衛隊の協力による。 2003年 5月 ● 三宅島 [火山ガス・噴煙・熱] 火山活動は全体としてゆっくりと低下している。山頂火口からの火山ガスの放出量は長期的には減少しているものの、依然多量の二酸化硫黄の放出が続いている。 1日に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測1)では、日量約7,000 トン(4月は日量約3,000〜10,000 トン)と、依然多量の放出が継続していることが確認された(図3)。 また、同時に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測1)では、主火口からの白色噴煙の放出が継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認された。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。噴煙の温度は依然高い状態にあり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は335℃であった(4月192℃)。 白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上1,000mであった(4月1,000m)。 山頂直下の地震活動に大きな変化はなく、連続的に発生している微動の振幅は小さくなっている。 GPS による地殻変動観測では、三宅島の収縮を示していた地殻変動は収まっている。 全磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 1) 警視庁の協力による。 2003年 6月 ● 三宅島 [火山ガス・噴煙・熱] 火山活動は全体としてゆっくりと低下している。山頂火口からの火山ガスの放出量は長期的には減少しているものの、依然多量の二酸化硫黄の放出が続いている。 3日、18 日に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測1)では、日量約5,000〜7,400 トンと依然多量の放出が継続していることが確認された(図3)。 また、同時に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測1)では、主火口からの白色噴煙の放出が継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認された。山体の地形、火口の状況等に、大きな変化はなかった。噴煙の温度は依然高い状態にあり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は250℃であった(5月335℃)。 白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上1,000mであった(5月1,000m)。 山頂直下の地震活動に大きな変化はなく、連続的に発生している微動の振幅は小さくなっている。 GPS による地殻変動観測、磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 1) 東京消防庁、航空自衛隊の協力による。 2003年 7月 ● 三宅島 [火山ガス・噴煙・熱] 火山活動は全体としてゆっくりと低下している。山頂火口からの火山ガスの放出量は長期的には減少しているものの、依然多量の二酸化硫黄の放出が続いている。 9日、22日、29日に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測1)では、日量3,000〜11,000トンと依然多量の放出が継続していることが確認された(図4)。 また、同時に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測1)では、主火口からの白色噴煙の放出が継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認された。火口内温度の観測は、いずれの場合も雲のため実施できなかった(6月の火口内温度の最高は250℃)。 白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上700mであった(6月1,000m)。 山頂直下の地震活動に大きな変化はなく、連続的に発生している微動の振幅は小さくなっている。 GPSによる地殻変動観測、磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 -------------------------------------------------------------------------------- 1) 警視庁、東京消防庁、海上保安庁の協力による 2003年 8月 ● 三宅島 [火山ガス・噴煙・熱] 火山活動は全体としてゆっくりと低下している。山頂火口からの火山ガスの放出量は長期的には減少しているものの、依然多量の二酸化硫黄の放出が続いている。 5日、12日、20日、25日に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測1)では、日量5,000〜9,000トンと依然多量の放出が継続していることが確認された(図3)。 また、同時に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測1)では、主火口からの白色噴煙の放出が継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認された。火口内温度の観測は、いずれの場合も雲のため実施できなかった。 白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上1,000mであった(7月は700m)。 山頂直下の地震活動は、やや低周波の地震が4月以降増加傾向にあったが、8月は前月に比べて減少した。連続的に発生している微動の振幅は小さくなっている。 GPSによる地殻変動観測、磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 -------------------------------------------------------------------------------- 1) 海上保安庁、警視庁、東京消防庁、陸上自衛隊の協力による。 2003年 9月 ● 三宅島 [火山ガス・噴煙・熱・地震・微動] 火山活動は全体としてゆっくりと低下している。山頂火口からの火山ガスの放出量は長期的には減少しているものの、依然多量の二酸化硫黄の放出が続いている。 16日、30日に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測1)では、日量3,400〜7,500トンと依然多量の放出が継続していることが確認された(図3)。 また、同時に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測1)では、主火口からの白色噴煙の放出が継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認された。噴煙の温度は依然高い状態にあり、上空から行った赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は215℃であった(前回(6月3日)は250℃))。 白色の噴煙は山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上900mであった(8月は1,000m)。 山頂直下の地震活動は、やや低周波の地震が4月以降多い状態で推移している。 噴煙等の噴出活動と関連があると考えられている連続的な微動の振幅は、長期的には小さくなる傾向にあるが、8月半ばよりやや増大している。また、1〜2日にかけて、連続的な微動の振幅が10〜20分間隔で一時的に増大 する現象が観測された。しかし、これらの連続的な微動の変化に対応して噴煙や地震等の観測データには変化はなかった。 GPSによる地殻変動観測、磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 -------------------------------------------------------------------------------- 1) 警視庁、東京消防庁、海上保安庁の協力による 気象庁HP 2003年 No.44 火山の概況(平成15年10月23日〜10月29日) ● 三宅島 [地震・噴煙] 24日03時27分頃、山頂付近を震源とする高周波地震により三宅島坪田で震度1を観測した。三宅島の島内を震源とする地震により震度1以上を観測したのは4月22日(最大震度2)以来である。 2003年 10月 三宅島 [火山ガス・噴煙・熱・地震・微動] 火山活動は全体としてはゆっくりと低下しているが、最近1年程度は低下の割合が緩慢になっている。火山ガスの放出量も長期的には減少しているものの、依然多量の二酸化硫黄の放出が続いている。 15日、21日、30日に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測1)では、日量3,100〜9,100トンと依然多量の放出が継続していることが確認された(図3)。 また、同時に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測1)では、主火口からの白色噴煙の放出が継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認された。噴煙の温度は依然高い状態にあり、赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は220℃であった(前期間の最高は229℃))。 噴煙活動は依然として活発で、白色の噴煙が山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上1,000mであった(前期間の最高は900m)。 山頂直下の地震活動は、やや低周波の地震が4月以降多い状態で推移している。 噴煙等の噴出活動と関連があると考えられている連続微動の振幅は、長期的には小さくなる傾向にあるが、8月半ばよりやや増大している。 GPSによる地殻変動観測、磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 -------------------------------------------------------------------------------- 1) 警視庁、航空自衛隊の協力による 2003年 11月 三宅島 [火山ガス・噴煙・熱・地震・微動] 火山活動は全体としてはゆっくりと低下しているが、最近1年程度は低下の割合が緩慢になっている。火山ガスの放出量も長期的には減少しているものの、依然多量の二酸化硫黄の放出が続いている。 4日、12日に気象庁が行った上空からの二酸化硫黄の放出量の観測1)では、日量6,300〜15,000 トンと依然多量の放出が継続していることが確認された(図3)。 また、同時に気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が行った上空からの観測1)では、主火口からの白色噴煙の放出が継続し、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認された。噴煙の温度は依然高い状態にあり、赤外熱映像装置による観測では、火口内温度の最高は220℃であった(前期間の最高も220℃)。 噴煙活動は依然として活発で、白色の噴煙が山頂火口から連続的に噴出しており、噴煙の高さの最高は火口縁上1,000mであった(前期間の最高も1,000m)。 山頂直下の地震活動は、やや低周波の地震が4月以降多い状態で推移している。 噴煙等の噴出活動と関連があると考えられている連続微動の振幅は、長期的には減少傾向にあり、7月末には観測できない程度まで小さくなったが、その後8月半ばよりやや増大している。 GPS による地殻変動観測、磁力の連続観測では、特に異常な変化はみられなかった。 -------------------------------------------------------------------------------- 1) 東京消防庁、警視庁の協力による。 2003年 12月 ● 三宅島 [噴煙・火山ガス・熱・地震] 地震活動、地殻変動、山体の熱的な状態などに、火山活動の活発化を示す特段の変化はみられない。火山ガスの放出量は、長期的には減少しているものの、依然多量の二酸化硫黄の放出が続いている。 噴煙活動は引き続き活発で、白色の噴煙が山頂火口から連続的に噴出した。期間中の噴煙の高さの最高は、火口縁上1,000mであった(前期間の最高も1,000m)。上空からの観測1)では、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認され、二酸化硫黄の放出量は日量3,700〜7,300トンと依然多い状態にあった(図2)。 地下浅部の温度は依然として高い状態にあり、火口内の噴気孔周辺の温度は、赤外熱映像装置による観測によると最高220℃であった(前期間の最高も220℃)。ただし、磁力の連続観測では特に変化はみられないことから、地下の熱的な状態に大きな変化はないものと考えられる。 山頂直下の地震活動は、やや低周波の地震が4月以降多い状態で推移しているが、これに関係してその他の観測データに異常な変化はない。 -------------------------------------------------------------------------------- 1) 2日、16日、24日に、陸上自衛隊、警視庁、海上保安庁の協力により、気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が実施。 図2 三宅島 二酸化硫黄の放出量(日量に換算)(2000年8月〜2003年12月) 最盛期の2000年秋〜冬にかけては日量5万トンを超えることもあった。2001年以降は長期的には低下傾向が続いているが、この1年程度は日量3千〜1万トンでほぼ横ばいとなっている。(2000年8月〜2003年12月) |
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2004年 2004年 1月 ● 三宅島 [噴煙・火山ガス・熱・地震] 地震活動、地殻変動、山体の熱的な状態などに、火山活動の活発化を示す特段の変化はみられない。火山ガスの放出量は、長期的には減少しているものの、依然多量の二酸化硫黄の放出が続いている。 噴煙活動は引き続き活発で、白色の噴煙が山頂火口から連続的に噴出した。期間中の噴煙の高さの最高は、火口縁上1,200mであった(前期間の最高は1,000m)。上空からの観測1)では、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認され、二酸化硫黄の放出量は日量2,800〜14,000トンと依然多い状態にある(図3)。 山頂火口内の噴気孔周辺の温度は、赤外熱映像装置による観測1)では最高229℃(前期間の最高は220℃)と長期的には低下しているものの依然として高い状態にあった。また、磁力の連続観測では特に変化はみられず、地下の熱的な状態に大きな変化はないものと考えられる。 山頂直下の地震活動は、やや低周波の地震が昨年4月以降多い状態で推移しているが、これに関係してその他の観測データに特段の変化はない。 -------------------------------------------------------------------------------- 1) 1月6日、20日に、航空自衛隊、東京消防庁の協力により、気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が実施。 図3 三宅島 二酸化硫黄の放出量(日量に換算)(2000年8月〜2004年1月)。 最盛期の2000年秋〜冬にかけては日量5万トンを超えることもあった。2001年以降は長期的には低下傾向が続いているが、2002年秋以降の1年あまりは日量3千〜1万トンでほぼ横ばいとなっている。 2004年 2月 ● 三宅島 [噴煙・火山ガス・熱・地震] 火山ガスの放出量は長期的には減少しているものの、依然多量の二酸化硫黄の放出が続いている。 噴煙活動が引き続き活発で、白色の噴煙が山頂火口から連続的に噴出した。期間中の噴煙の高さの最高は、火口縁上1,000mであった(前期間の最高も1,000m)。上空からの観測1)では、火山ガスを含む青白い噴煙が火口上空から風下に流れているのが確認され、二酸化硫黄の放出量は日量3,400〜10,200 トンと依然多い状態にあった(図4)。 山頂火口内の噴気孔周辺の温度は、赤外熱映像装置による観測1)では最高150℃以上(前期間の最高は229℃)と長期的には低下しているものの依然として高い状態にあった。また、磁力の連続観測では特に変化はみられず、地下の熱的な状態に大きな変化はないものと考えられる。 山頂直下の地震活動は、やや低周波の地震の活動が2003 年4月以降活発な状態で推移しており、今期間は減少傾向がみられたものの依然多い状態が続いた。 -------------------------------------------------------------------------------- 1) 2月3日、9日、17 日、24 日に、陸上自衛隊、警視庁、東京消防庁、海上保安庁の協力により、気象庁、産業技術総合研究所及び大学合同観測班が実施。 2004年 3月 ● 三宅島 [降灰・噴煙・火山ガス・熱・地震・微動] 山頂火口付近で微弱な降灰を観測した。多量の二酸化硫黄の放出が続いた。 3月28日12時30分前後の数十秒間、火口カメラ設置のため山頂付近で作業をしていた気象庁職員が微弱な降灰を確認した。降灰は機材に薄く降りかかる程度で、微量であった。山麓に設置された監視カメラからは有色噴煙は確認されず、降灰は山頂付近に限定されていたと思われる。この降灰が確認される直前に低周波地震が観測された。2002年11月ごろまで数多くみられた振幅の大きい低周波地震が発生した際、まれに有色噴煙が火口縁上数百mまで上がるのが観測されることがあったが、今回確認された現象は、それに比べると遥かに小さい規模であった。以前にも今回と同規模の低周波地震は時折観測されていたが、その際にも今回と同様の現象が発生していたとみられる。 噴煙活動は引き続き活発で、白色の噴煙が山頂火口から連続的に噴出した。期間中の噴煙の高さの最高は火口縁上1,000mであった(前期間の最高も1,000m)。上空からの観測1)では、噴煙活動や火口内の地形等の状況に大きな変化は見られなかった。同時に行った二酸化硫黄の放出量の観測1)によると、日量2,700〜10,400トンと依然多い状態であった(図2)。 山頂火口内の噴気孔周辺の温度は、赤外熱映像装置による観測1)では127〜150℃以上(前期間は108〜150℃以上)と長期的には低下しているものの依然として高い状態にあった。また、全磁力の連続観測では特に変化は見られず、地下の熱的な状態に大きな変化はないものと考えられる。 山頂直下では、やや低周波地震の活動が2003年4月以降活発な状態で推移しているが、3月5日13時09分頃に振幅のやや大きい微動が発生した後、振幅の小さいやや低周波地震が多発し、7日の589回を最高に13日まで多い状態が続いた。やや低周波地震がこのように多発したのは2001年5月5日の446回以来である(図3)。また、12日頃から連続微動の振幅が間欠的に十数分間程度増大する現象が発生した。このような現象は、2003年8月、9月にもみられている。なお、これらの微動の発生や地震活動の活発化に際して、その他の観測データに特段の変化はなかった。 -------------------------------------------------------------------------------- 1) 3月2日、9日、17日及び23日に、海上自衛隊、警視庁、東京消防庁及び海上保安庁の協力により、気象庁が実施。 図2 三宅島二酸化硫黄の放出量(日量に換算)(2000年8月〜2004年3月)。 最盛期の2000年秋〜冬にかけては日量5万トンを超えることもあった。2001年以降は長期的には低下傾向が続いているが、2002年秋以降の1年あまりは日量3千〜1万トン程度でほぼ横ばいとなっている。 2004年 4月 ● 三宅島 [噴煙・火山ガス・微動] 多量の二酸化硫黄の放出が続いた。 噴煙活動は引き続き活発で、白色噴煙が山頂火口から連続的に噴出していた。期間中の噴煙の高さの最高は火口縁上1,000mであった(前期間の最高も1,000m)。上空からの観測1)では、噴煙活動や火口内の地形等の状況に大きな変化は見られなかった。同時に行った二酸化硫黄の放出量の観測によると、日量5,600〜14,400トンと依然として多い状態であった(図4)。 山頂直下では、振幅の小さいやや低周波地震の活動が2003年4月以降活発な状態で推移しているが、今期間は月回数293回と少ない状態で推移した(前期間の月回数は3781回で一時多発した)。 4月4日には連続微動の振幅が10数分間程度間欠的に増大する現象が見られた。このような現象は2003年8月、9月及び前期間にも観測されているが、火山性微動の振幅増大に際して、噴煙活動等他の観測データに変化は観測されていない。 全磁力の連続観測では特に変化は見られず、地下の熱的な状態に大きな変化はないものと考えられる。また、GPSによる地殻変動観測では、2003年6月頃から始まった三宅島の収縮傾向が継続している。 -------------------------------------------------------------------------------- 1) 4月1日及び8日に航空自衛隊及び警視庁の協力により気象庁が実施。 図4 三宅島 二酸化硫黄の放出量(日量に換算)(2000年8月〜2004年4月)。 最盛期の2000年秋〜冬にかけては日量5万トンを超えることもあった。2001年以降は長期的には低下傾向が続いているが、2002年秋以降は日量3千〜1万トン程度でほぼ横ばいとなっている。 2004年 5月 ● 三宅島 [噴煙・火山ガス・熱・地震・微動] 多量の二酸化硫黄の放出が続いた。 噴煙活動は引き続き活発で、白色噴煙が山頂火口から連続的に噴出した。期間中の噴煙の高さの最高は火口縁上600mであった(前期間の最高は火口縁上1,000m)。 5月18日に陸上自衛隊の協力により行った上空からの観測では、噴煙活動や山頂火口内の状況に大きな変化は見られなかった。火山ガスの観測では、二酸化硫黄の放出量は日量7,400〜9,800トンで依然多い状態であった(図3)。赤外カメラによる観測では、山頂火口内の噴気孔周辺の最高温度は271℃で依然として高い状態にあった。また、全磁力の連続観測では特に変化は見られず、地下の熱的な状態に大きな変化はないものと考えられる。 山頂直下では、振幅の小さいやや低周波地震の活動が2003年4月以降活発な状態で推移しており、今期間は月回数954回であった(前期間は293回)。 21日夕方頃から約30分周期で連続微動の振幅が増大する現象が見られ、期間中継続して発生した。期間の終わりには、次第に振幅の変化量が少なくなった。地震活動、噴煙活動にこの現象に伴う変化は特に見られなかった。同様の現象は、昨年8月及び9月、今年3月及び4月にも発生しており、いずれも地震活動、噴煙活動に特に変化は見られなかった。 図3 三宅島 二酸化硫黄の放出量(日量に換算)(2000年8月〜2004年5月)。最盛期の2000年秋〜冬にかけては日量5万トンを超えることもあったが、2001年以降は長期的には低下傾向が続き、2002年秋以降は日量3千〜1万トン程度でほぼ横ばいとなっている。 2004年 6月 ● 三宅島 [噴煙・火山ガス・熱・地震・微動] 多量の二酸化硫黄の放出が続いた。 噴煙活動は引き続き活発で、白色噴煙が山頂火口から連続的に噴出した。期間中の噴煙の高さの最高は火口縁上800mであった(前期間の最高は火口縁上600m)。 上空からの観測2)では、噴煙活動や山頂火口内の状況に大きな変化は見られなかった。火山ガスの観測では、二酸化硫黄の放出量は日量3,500〜7,700トンで依然多い状態であった(図3)。赤外カメラによる観測では、山頂火口内の噴気孔周辺の最高温度は191℃で依然として高い状態にあった。また、全磁力の連続観測では特に変化は見られず、地下の熱的な状態に大きな変化はないものと考えられる。 山頂直下では、振幅の小さいやや低周波地震の活動が2003年4月以降活発な状態で推移しており、今期間も月回数464回とやや多い状態であった(前期間は954回)。 火山性連続微動の振幅は最近1年半以上大きな変化は見られていないが、約30分周期で振幅が増大する現象が今期間も時々発生した。地震活動、噴煙活動にこの現象に伴う変化は見られなかった。 GPS観測によると、三宅島のゆっくりした収縮を示す地殻変動が続いている。 -------------------------------------------------------------------------------- 2) 6月8日及び15日に警視庁及び海上保安庁の協力により気象庁が実施。 図3 三宅島 二酸化硫黄の放出量(日量に換算)(2000年8月〜2004年6月)。最盛期の2000年秋〜冬にかけては日量5万トンを超えることもあったが、2001年以降は長期的には低下傾向が続き、2002年秋以降は日量3千〜1万トン程度でほぼ横ばいとなっている。 2004年 7月 ● 三宅島 [噴煙・火山ガス・熱・地震] 多量の二酸化硫黄の放出が続いた。 噴煙活動は引き続き活発で、白色噴煙が山頂火口から連続的に噴出した。期間中の噴煙の高さの最高は火口縁上1,000mであった(前期間の最高は火口縁上800m)。 上空からの観測1)では、噴煙活動や山頂火口内の状況に大きな変化は見られなかった。火山ガスの観測では、二酸化硫黄の放出量は日量9,000〜14,400トンで依然多い状態であった(図4)。赤外カメラによる観測では、山頂火口内の噴気孔周辺の最高温度は176℃で依然として高い状態にあった。また、全磁力の連続観測では特に変化は見られず、地下の熱的な状態に大きな変化はないものと考えられる。 山頂直下では、振幅の小さいやや低周波地震の活動が2003年4月以降活発な状態で推移しており、今期間も月回数1,007回とやや多い状態であった(前期間は464回)。 火山性連続微動の振幅は最近1年半以上大きな変化は見られていない。また、GPS観測によると、三宅島のゆっくりした収縮を示す地殻変動が続いている。 -------------------------------------------------------------------------------- 1) 7月20日及び27日に東京消防庁及び警視庁の協力により気象庁が実施。 図4 三宅島 二酸化硫黄の放出量(日量に換算)(2000年8月〜2004年7月)。2002年秋以降は日量3千〜1万トン程度でほぼ横ばいとなっている。 |
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気象庁HP 火山の資料をもとに、『三宅島の噴火』を纏めました。
−−−2000年(平成12年)−−−(▲印は記載されていますが、△印は適用されていません。) 発表年月日時刻 火山情報 観測日時 噴火・地震・微動等の状況 2000.06.27 09:25 観測 13 上空からの観測で、三宅島西方沖で海底噴火と考えられる海面の変色域(褐色、乳白色)。 ▲2000.07.08 18:55 臨時 09 18:43 火山灰噴出を確認 ▲2000.07.08 19:25 臨時 10 18:43 噴火しました。 2000.07.09 09:45 観測 77 雄山山頂付近に陥没地形を確認 ▲2000.07.14 05:15 観測 88 04:14 火山灰噴出を確認。 ▲2000.07.14 06:45 臨時 12 04:14 噴火し、06:45現在も続いています。噴煙の高さは約1500m。 ▲2000.07.14 16:10 観測 92 15:50 山頂から噴火。噴煙の高さは約1000m。 ▲2000.07.14 17:00 観測 93 17:00 噴煙の高さは約1500m。噴石は外輪山の外まで飛んでいます。 ▲2000.07.15 朝方 観測 95 14〜15日にかけて山頂で断続的な噴火が発生 ▲2000.07.15 日中 観測 96 14〜15日にかけて山頂で断続的な噴火が発生 ▲2000.08.10 07:25 観測152 06:59頃噴火。噴煙の高さは約1000m。 ▲2000.08.10 10:50 臨時 13 噴火は、10:30現在も断続的に続いています。噴煙の高さの最高は約3000m。 (2000.0810〜8.31は、降灰を伴う噴火活動が断続的に続いたため、顕著な噴火や降灰のみ記載します。) ▲2000.08.13 18:20 観測163 17:30 小規模な噴火。阿古地区で降灰を確認。 ▲2000.08.14 15:40 観測165 13:20 小規模な噴火。坪田地区で降灰を確認。 ▲2000.08.15 10:06 観測166 09:55 断続的に噴煙、火口上3000m、灰白色から白色。 ▲2000.08.18 17:20 臨時 14 17:02頃噴火。噴煙の高さは5000m以上、色は黒灰色。 ▲2000.08.24 11:00 観測187 06:23 小規模な噴火、灰白色から白色。 ▲2000.08.29 05:20 臨時 17 04:35 噴火、噴煙の高さは5000m以上。 ▲2000.08.29 17:50 観測199 部外通報の結果によれば、湿った低温で勢いのない火砕流が発生した可能性がある。 ▲2000.08.30 09:50 観測200 04:24 噴火を確認、有色噴煙2500m。 ▲2000.08.31 16:00 観測203 14:30 噴火を確認、有色噴煙1500m。 ▲2000.09.03 16:30 観測209 有色噴煙の最高は、火口上1500m(12:20、灰白色)。 ▲2000.09.09 10:10 観測220 5:40 灰白色の噴煙が火口上1800m。 ▲2000.09.09 16:30 観測221 噴煙の高さの最高は1700m(12:00、灰白色)。 ▲2000.09.10 09:30 観測222 07:10分には灰白色の噴煙1700m 。 ▲2000.09.10 16:30 観測223 15時の観測では、火口上1600m 、色は灰白色。 ▲2000.09.11 09:50 観測224 昨日15時以降も灰白色の噴煙、最高1500m(0910 16:30)。 ▲2000.09.11 16:30 観測225 火山灰混じりの雨が降っていることから、噴火活動は継続しているものと思われます。 ▲2000.09.14 10:00 観測230 噴煙の高さの最高は1200m (7:55、灰白色)。 ▲2000.09.28 16:30 観測259 火山灰混じりの噴煙も時折観測され、9:10には灰白色の噴煙が1500m。 2000.0929-2000.1231 観測260-445では、噴火や降灰は発表されていないようです。 |
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気象庁HP 地震の資料と火山の資料から、三宅島の有感地震と火山活動について要約
2000年6月〜8月については、旧HP、『平成12年 今日の気象業務(CD−ROM付き)』、およびその他の情報を併用。 三宅島の直下付近を震源とする有感地震は、気象庁HP 「震度データベース検索」、「地震・火山月報(防災編)」等から次の地震を抽出。 (1)震央が、北緯33.95〜34.25、東経139.45〜139.65の地震。 (2)2000.6.26-8.31は、「マグニチュードが決定されていない地震(M:0.0)」は除外。 (3)2000.6.26 21:00-8.31は、M:3.0以上のみ掲載。 (注)2000年9月頃〜12月頃は、三宅島島内の観測点での「欠測」が多発。 −−−1990-1999年(平成2-11年)−−− 発表年月日 火山情報 観測日時 噴火・地震・微動等の状況 1995.05.13 22:27:17 33゜57.8'N 139゜27.1'E 19km M:5.0 三宅島近海 最大震度:4 1995.05.13 22:35:00 34゜04.0'N 139゜31.0'E 0km M:0.0 詳細不明 最大震度:1−−−2000年(平成12年)−−− 発表年月日 火山情報 観測日時 噴火・地震・微動等の状況 2000. 6.26 19:18:32 34゜03.7'N 139゜29.6'E 4km M:1.9 三宅島近海 最大震度:1 2000. 6.26 19:22:47 34゜04.0'N 139゜27.1'E 0km M:1.3 三宅島近海 最大震度:1 2000. 6.26 19:30 臨時 1 地震増加 2000. 6.26 19:30:40 34゜03.9'N 139゜28.9'E 0km M:1.3 三宅島近海 最大震度:1 2000. 6.26 19:33 緊急 1 三宅島で噴火の恐れ 2000. 6.26 20:00 臨時 2 傾斜変化を確認 2000. 6.26 20:34:26 34゜03.6'N 139゜29.2'E 4km M:1.8 三宅島近海 最大震度:1 2000. 6.26 20:39:53 34゜02.9'N 139゜28.4'E 4km M:2.3 三宅島近海 最大震度:1 (以後8.31までは、M:2.5以上のみ掲載) 2000. 6.26 21:05 観測 1 地震発生状況(6.29 20:30観測69号まで、約1時間毎に発表) 2000. 6.26 22:30 臨時 3 予知連伊豆部会コメント 2000. 6.27 00:20 臨時 4 予知連伊豆部会コメント 2000. 6.27 07:10 観測 11 島内で隆起を確認 2000. 6.27 08:44:22 34゜05.9'N 139゜27.9'E 9km M:3.1 三宅島近海 最大震度:3 2000. 6.27 09:00:06 34゜05.7'N 139゜28.1'E 10km M:3.9 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.27 09:07:11 34゜05.6'N 139゜27.5'E 9km M:3.0 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.27 09:14:55 34゜05.6'N 139゜27.4'E 8km M:3.5 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.27 09:25 観測 13 上空からの観測で、三宅島西方沖で海底噴火と考えられる海面の変色域(褐色、乳白色)。 2000. 6.27 10:02:06 34゜05.7'N 139゜28.1'E 10km M:4.0 三宅島近海 最大震度:3 2000. 6.27 11:00:40 34゜05.6'N 139゜27.4'E 7km M:3.1 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.27 11:24:39 34゜04.3'N 139゜30.9'E 0km M:3.0 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.27 11:30 臨時 5 伊豆部会コメント 2000. 6.27 11:32:11 34゜03.5'N 139゜27.1'E 13km M:3.0 三宅島近海 最大震度:3 2000. 6.27 11:44:43 34゜05.8'N 139゜28.0'E 10km M:4.0 三宅島近海 最大震度:4 2000. 6.27 12:16:35 34゜05.8'N 139゜27.0'E 10km M:3.0 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.27 12:21:08 34゜05.8'N 139゜28.2'E 10km M:3.8 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.27 12:56:19 34゜05.9'N 139゜28.0'E 10km M:3.4 三宅島近海 最大震度:3 2000. 6.27 14:47:17 34゜06.7'N 139゜27.4'E 9km M:3.1 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.27 15:07:48 34゜04.7'N 139゜29.8'E 0km M:3.2 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.27 15:08:32 34゜04.4'N 139゜30.7'E 0km M:3.5 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.27 15:26:36 34゜05.6'N 139゜27.5'E 12km M:3.1 三宅島近海 最大震度:3 2000. 6.27 15:40:23 34゜05.6'N 139゜27.1'E 11km M:3.2 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.27 15:58:24 34゜06.1'N 139゜27.8'E 11km M:3.1 三宅島近海 最大震度:3 2000. 6.27 16:16:38 34゜05.9'N 139゜27.9'E 11km M:3.3 三宅島近海 最大震度:3 2000. 6.27 16:18:40 34゜05.7'N 139゜28.3'E 10km M:3.5 三宅島近海 最大震度:3 2000. 6.27 17:10:48 34゜05.8'N 139゜28.1'E 10km M:3.5 三宅島近海 最大震度:3 2000. 6.27 17:30 臨時 6 伊豆部会コメント 2000. 6.27 17:42:21 34゜08.2'N 139゜27.4'E 11km M:3.2 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.27 21:40:51 34゜06.5'N 139゜28.2'E 9km M:3.0 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.27 22:53:28 34゜06.0'N 139゜27.4'E 10km M:3.2 三宅島近海 最大震度:1 2000. 6.27 23:51:09 34゜06.1'N 139゜27.0'E 9km M:3.2 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.28 01:02:13 34゜05.9'N 139゜27.3'E 11km M:3.3 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.28 01:38:34 34゜05.9'N 139゜28.7'E 9km M:3.0 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.28 02:11:40 34゜05.7'N 139゜27.4'E 9km M:3.0 三宅島近海 最大震度:1 2000. 6.28 03:05:32 34゜06.8'N 139゜27.1'E 0km M:3.6 三宅島近海 最大震度:1 2000. 6.28 04:05:25 34゜06.3'N 139゜29.2'E 9km M:3.2 三宅島近海 最大震度:1 2000. 6.28 04:10:57 34゜06.3'N 139゜27.1'E 12km M:3.1 三宅島近海 最大震度:1 2000. 6.28 04:26:34 34゜05.8'N 139゜28.0'E 10km M:4.0 三宅島近海 最大震度:3 2000. 6.28 05:09:11 34゜05.9'N 139゜28.0'E 10km M:3.1 三宅島近海 最大震度:2 2000. 6.28 05:43:56 34゜05.7'N 139゜27.1'E 12km M:3.8 三宅島近海 最大震度:3 2000. 6.28 06:14:26 34゜05.9'N 139゜27.3'E 9km M:3.1 三宅島近海 最大震度:1 2000. 6.28 17:18:46 34゜10.0'N 139゜27.9'E 14km M:3.1 三宅島近海 最大震度:1 2000. 6.28 17:45 臨時 7 伊豆部会コメント 2000. 6.29 18:00 臨時 8 伊豆部会コメント 2000. 6.29 20:30 観測 69 約1時間毎の発表中止(地震発生状況・観測情報) 2000. 7.05 18:30 観測 70 山頂直下の地震を観測(以後、1日2回定例発表) 2000. 7.07 09:30 観測 73 地震発生状況等(朝方の定例発表)雄山山頂付近の現地観測結果 2000. 7.08 15:30 観測 76 地震発生状況等(夕方の定例発表)地震回数増加、現地観測結果 2000. 7.08 18:41:46 34゜07.7'N 139゜36.3'E 5km M:5.3 三宅島近海 最大震度:3 (2000年の活動で最大規模(低周波地震)) ▲2000. 7.08 18:55 臨時 09 18:43 火山灰噴出を確認 ▲2000. 7.08 19:25 臨時 10 18:43 噴火しました。 2000. 7.08 23:20 臨時 11 予知連伊豆部会コメント 2000. 7.09 09:45 観測 77 地震発生状況等(朝方の定例発表)雄山山頂付近に陥没地形を確認 2000. 7.10 09:50 観測 79 地震発生状況等(朝方の定例発表)傾斜計で小さな間欠的変動 2000. 7.10 20:30 観測 81 火山噴火予知連絡会検討結果 ▲2000. 7.14 05:15 観測 88 04:14 山頂から火山灰噴出を確認。 ▲2000. 7.14 06:45 臨時 12 04:14 噴火し、06:45現在も続いています。噴煙高1500m。 2000. 7.14 13:00 観測 90 伊豆部会コメント ▲2000. 7.14 16:10 観測 92 15:50 山頂から噴火。噴煙高1000m。 ▲2000. 7.14 17:00 観測 93 17:00 噴煙高1500m。爆発音。噴石は外輪山の外まで飛んでいます。 2000. 7.14 21:00 観測 94 伊豆部会コメント ▲2000. 7.15 朝方 観測 95 地震発生状況等(朝方の定例発表)14〜15日にかけて山頂で断続的な噴火が発生 ▲2000. 7.15 日中 観測 96 14〜15日にかけて山頂で断続的な噴火が発生 2000. 7.18 18:05 観測104 伊豆部会コメント 2000. 7.21 18:50 観測111 伊豆部会コメント 2000. 7.22 夕方 観測113 地震発生状況等(夕方の定例発表)7.22航空機観測。陥没火口は拡大(直径1,200m、深さ500m)。 2000. 7.26 16:00 観測121 地震発生状況等(夕方の定例発表)火口状況 2000. 7.30 09:49:26 34゜02.7'N 139゜27.1'E 9km M:3.0 三宅島近海 最大震度:2 2000. 7.30 23:17:44 33゜57.3'N 139゜28.4'E 13km M:3.2 三宅島近海 最大震度:1 2000. 8.04 20:00 観測140 予知連検討結果 2000. 8.07 09:40 観測145 地震・傾斜変動等(朝方の定例発表)7日現地観測、噴気の高さは山頂火口上800m。 2000. 8.08 20:00 観測149 予知連検討結果 ▲2000. 8.10 07:25 観測152 06:59頃噴火。噴煙高1000m。 ▲2000. 8.10 08:50 観測153 噴火のその後の状況。噴煙高3000m。降灰 ▲2000. 8.10 10:00 観測154 噴煙・地震発生状況。 ▲2000. 8.10 10:50 臨時 13 噴火は、10:30現在も断続的に続いています。噴煙高3000m。噴石。 2000. 8.10 10:00 観測155 予知連検討結果 ▲2000. 8.10 17:30 観測156 噴煙・地震・傾斜変動等(夕方の定例発表) (2000.8.10〜8.31は、噴煙・地震・傾斜変動活動が断続的に続いたことを、毎日2回定例発表) ▲2000. 8.13 18:20 観測163 17:30 小規模な噴火。阿古地区で降灰を確認。 ▲2000. 8.14 15:40 観測165 13:20 小規模な噴火。坪田地区で降灰を確認。 2000. 8.15 00:37:43 34゜06.1'N 139゜27.1'E 14km M:4.4 三宅島近海 最大震度:3 (2000年の活動では、2番目の規模) ▲2000. 8.15 10:00 観測166 09:55 断続的に噴煙、火口上3000m、灰白色から白色。 2000. 8.15 15:55 観測167 断続的に噴煙、灰白色800mから白色2000m。 ▲2000. 8.18 17:20 臨時 14 17:02頃噴火。噴煙の高さは5000m以上、色は黒灰色。 ▲2000. 8.18 18:50 観測174 その後の噴火。噴煙8000m以上。 ▲2000. 8.18 20:10 観測175 その後の噴火。噴煙8000m以上。 2000. 8.18 22:55 観測176 予知連検討結果 2000. 8.21 20:00 臨時 15 予知連検討結果 ▲2000. 8.22 09:55 観測183 04:55灰色の噴煙600m、少量の降灰が坪田地区の一部で確認されました。 ▲2000. 8.24 11:00 観測187 06:23 小規模な噴火、坪田で降灰。灰白色1600mから白色2200m。 2000. 8.24 22:05 臨時 16 予知連検討結果 2000. 8.25 05:06:18 34゜05.0'N 139゜31.6'E 2km M:3.0 三宅島近海 最大震度:2 (6.26 21:00から8.31まではM:3.0以上を掲載) ▲2000. 8.28 10:00 観測195 09:23 島の北西部で灰交じりの雨が降っていることを確認しました。 ▲2000. 8.29 05:20 臨時 17 04:35 噴火、噴煙の高さは5000m以上。 ▲2000. 8.29 07:35 観測197(随時発表) 噴火のその後の状況。噴煙高8000m以上。降灰 ▲2000. 8.29 09:55 観測198 噴火のその後の状況。噴煙高8000m以上。山頂下がりの傾斜。 ▲2000. 8.29 17:50 観測199 部外通報の結果によれば、湿った低温で勢いのない火砕流が発生した可能性がある。 ▲2000. 8.30 09:50 観測200 04:24 噴火を確認、有色噴煙2500m。 ▲2000. 8.30 15:45 観測201 14:30 噴火を確認、有色噴煙2000m。 2000. 8.30 09:45 観測202 有色噴煙800m。白色2500m。 ▲2000. 8.31 16:00 観測203 14:30 噴火を確認、有色噴煙1500m。 2000. 8.31 22:05 臨時 18 予知連検討結果 (9月以降の火山観測情報204-445は毎日の定例発表。次の随時発表は「2001.5.27 07:00 観測290号」) 2000. 9.01 観測204号 空振や火山性微動が断続的に観測。 2000. 9.01 観測205号 火山性微動を断続的に観測、SO2:3000t/d。 2000. 9. 1 20:28:10 34゜05.1'N 139゜31.7'E 3km M:2.1 三宅島近海 最大震度:1 2000. 9.02 観測206号 空振や火山性微動が断続的に観測。傾斜計に小さな変動。 2000. 9. 2 03:31:36 34゜05.1'N 139゜31.2'E 1km M:1.8 三宅島近海 最大震度:1 2000. 9. 2 11:14:00 34゜04.0'N 139゜29.0'E 0km M:0.0 詳細不明 最大震度:1 2000. 9.02 観測207号 9.02 01:44 傾斜計に小さな変動と、振幅の大きな微動。 この変化に先立って火山性微動の振幅がやや大きくなり、火山性地震もやや多く発生しましたが、 空振を伴っておらず、噴火現象はなかったと思われます。 2000. 9. 2 23:16:41 34゜03.8'N 139゜30.4'E 6km M:2.3 三宅島近海 最大震度:1 2000. 9.03 観測208号 9.03 00:30頃に三池で、07:45頃に坪田で降灰を確認。 2000. 9. 3 09:03:00 34゜04.0'N 139゜34.0'E 0km M:0.0 詳細不明 最大震度:1 2000. 9. 3 11:24:15 34゜05.3'N 139゜32.2'E 3km M:2.0 三宅島近海 最大震度:1 ▲2000. 9.03 観測209号 噴煙は10:45噴火の火口上2500m(12:00〜12:20)、有色噴煙の最高は1500m(12;20)。 上空から観察、雄山山頂南西側の噴火口からほぼ連続的に火山灰を放出、SO2:1200t/d。 2000. 9.04 観測210号 9.03 16:25黒灰色噴煙。有色噴煙1000m(15:00〜18:00)。空振や火山性微動が断続的。 2000. 9.04 観測211号 9.04 有色噴煙、灰白色で高さ不明。火山性微動、空振は、本日にはいって振幅小さい状態。 2000. 9. 4 19:24:00 34゜03.2'N 139゜29.9'E 10km M:3.3 三宅島近海 最大震度:2 2000. 9. 4 19:29:53 34゜03.1'N 139゜29.2'E 9km M:2.6 三宅島近海 最大震度:1 2000. 9. 4 20:02:46 34゜02.9'N 139゜28.4'E 8km M:2.3 三宅島近海 最大震度:1 2000. 9.05 観測212号 9.04 15:00以降も灰白色噴煙。空振や火山性微動が断続的に観測。 2000. 9.05 観測213号 15:10頃から灰白色噴煙200m。火山性微動、空振は11時頃から振幅が大きくなりました。 2000. 9.06 観測214号 空振や火山性微動が断続的に観測。 2000. 9. 6 09:23:59 34゜03.0'N 139゜30.0'E 11km M:3.1 三宅島近海 最大震度:2 2000. 9. 6 11:01:43 34゜05.3'N 139゜30.8'E 2km M:2.5 三宅島近海 最大震度:2 2000. 9.06 観測215号 9.06 14:08頃から灰白色噴煙300m。 火山性微動、空振は13時頃一時的にやや振幅が大きくなり、断続的に火山灰を含む噴煙確認。 2000. 9.07 観測216号 空振や火山性微動が断続的に観測。 2000. 9.07 観測217号 9.07 火山性微動と噴火に伴う空振が一時的にやや大。13:30灰白色噴煙400m。火山灰を含む。 2000. 9.08 観測218号 空振や火山性微動が断続的に観測。 2000. 9.08 観測219号 空振や火山性微動が断続的に発生していますが、振幅は小さい状態です。火山灰を含む噴煙。 2000. 9. 9 00:52:49 34゜03.5'N 139゜29.9'E 8km M:2.4 三宅島近海 最大震度:1 ▲2000. 9.09 観測220号 9.09 05:40 灰白色噴煙1800m。空振や火山性微動が断続的に発生、振幅は小さい状態。 ▲2000. 9.09 観測221号 火山灰を含む噴煙を断続的に1000m以上、最高1700m(12:00、灰白色)。降灰。 ▲2000. 9.10 観測222号 9.10 07:10灰白色噴煙1700m。空振や火山性微動が断続的に発生、振幅は小さい状態。 ▲2000. 9.10 観測223号 9.10 13:25 灰白色噴煙1600m。火山灰を多く含む噴煙が火口上1500m。 2000. 9.10 16:25:35 34゜02.8'N 139゜30.0'E 11km M:3.3 三宅島近海 最大震度:2 ▲2000. 9.11 観測224号 9.10 16:30 灰白色噴煙1500m。空振や火山性微動が断続的に発生、振幅は小さい状態。 ▲2000. 9.11 観測225号 火山灰混じりの雨が降っていることから、噴火活動は継続していると思われます。 2000. 9.12 観測226号 空振や火山性微動が断続的に発生していますが、振幅は小さい状態です。 2000. 9.12 観測227号 火山灰混じりの噴煙(灰白色)も観測しましたが高さ不明、SO2:5000-7000t/d。 2000. 9.13 観測228号 空振や火山性微動が断続的に発生していますが、振幅は小さい状態です。 2000. 9.13 観測229号 微動、空振とも振幅は小さい状態が続いています、SO2:昨日と同程度(5000-7000t/d)。 2000. 9.13 21:32:33 34゜06.0'N 139゜32.1'E 1km M:2.2 三宅島近海 最大震度:2 ▲2000. 9.14 観測230号 火山性微動が断続的に発生、振幅は小さい。噴煙の高さの最高は1200m(7.14 7:55(灰白色))。 2000. 9.14 観測231号 微動、空振とも振幅は小さい状態。朝方に火山灰を含む噴煙、SO2:5000t/d程度。 2000. 9.15 観測233号 微動、空振とも振幅は小さい状態。朝方に火山灰を含む噴煙、SO2:15000-18000t/d程度。 2000. 9.16 観測235号 微動、空振とも振幅は小さい状態。火山灰を含む噴煙も確認。 2000. 9.17 観測237号 微動、空振とも振幅は小さい状態。SO2:昨日は約14000t/d。 2000. 9.18 観測239号 上空からの観察、土砂噴出や火山灰の噴出は確認されませんでした。 2000. 9.19 観測241号 空振及び火山性微動の振幅は12日から小さい状態が続いています。 SO2:昨日17000t/d程度、本日7000t/d程度。 2000. 9.21 観測245号 微動、空振とも振幅は小さい状態が続いています。 2000. 9.22 観測247号 有色噴煙200m。12日以降、火山性微動の振幅は小さく、火山灰も少ない。 2000. 9.22 火山情報とは別に「SO2放出量について」の報道発表資料。9.21 36000t/d、9.21 26000t/d。 2000. 9.25 観測253号 12日以降、火山性微動の振幅は小さく、火山灰も少ない状態です。 東京都の観測によると、三池港の沖合約800mで測定された二酸化硫黄の濃度は3ppmでした。 2000. 9.26 観測255号 12日以降、火山性微動の振幅は小さく、火山灰も少ない状態です。 2000. 9.27 観測256号 噴煙の最高は2000m、灰白色は600m。火山性微動、空振とも振幅は小さい状態。 2000. 9.27 観測257号 9月中旬以降、火山性微動や空振の振幅は小さく、火山灰も少ない状態です。 ▲2000. 9.28 観測259号 火山灰混じりの噴煙も時折観測され、9:10には灰白色の噴煙1500m。 2000.10.06 18:50 臨時 19号 予知連検討結果 2000.11.01 19:20 臨時 20号 予知連統一見解 2000.11.12 観測348号 昨日及び本日9時までの地震回数は1回。 2000.11.13 観測350号 地震は昨日11.12(15時-24時)は2回。 2000.11.15 観測354号 地震は昨日11.14(15時-24時)は1回。 2000.11.29 観測382号 地震は昨日11.28(15時-24時)は1回。 2000.12.10 観測405号 12.10 9時から15時までに、地震を1回。 2000.12.11 観測407号 (添付図によれば、12.11頃に地震があるようです)。 2000.12.15 観測415号 12.15 9時から15時までに、地震が2回。(添付図から読取り)12.15 空振と微動。 2000.12.22 観測428号 昨日12.21午後から今朝にかけて、継続時間の短い火山性微動がたびたび発生。 2000.12.28 観測440号 12.28 9時までに1回の地震。 |
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参考資料(主な引用文献)
このページでは、テキストを中心に掲載しています。図表や詳細については、以下の資料をご参照ください。 ・2002年1月以降は、気象庁HP 報道発表資料、地震の資料、火山の資料などのページ。 ・2000年9月〜2001年12月は、『気象業務はいま 2002(CD−ROM付き)』 ・1999年1月〜2000年 8月は、『平成12年 今日の気象業務(CD−ROM付き)』 ・1993年1月〜1998年12月は、『平成11年 今日の気象業務(CD−ROM平成7〜9(抄)、10年版含む )』 ・『日本活火山総覧(第2版)、気象庁:平成8年3月』(紙媒体) 次のような関係省庁のページも併用しています。 国土地理院HP 三宅島・神津島のページ 消防庁HP 災害情報 H12.12.26 三宅島の活動にかかる対応状況等について(第27報) 内閣府 防災情報HP 三宅島火山活動及び新島・神津島・三宅島近海を震源とする地震について この地域の火山についての解説は、以下のHPにあります。 気象庁HP 火山の解説資料 『関東・中部地方、伊豆・小笠原諸島の活火山』 : 三宅島 産業技術総合研究所HP 地質調査総合センター 『日本の第四紀火山』 : 三宅島 大野原島火山 日本火山学会HP 『日本の第四紀火山カタログ』 : 三宅島 大野原島 |
| 以下はありません。 | 主な更新履歴・主な引用HP | Since 2000.8.17 | mailto:mine_tky@yahoo.co.jp |