和寒、(2)893者に絡まれる。
■射水線完走ツアー
筆者が近頃とりくんでいるのは射水線完走ツアー。富山地方鉄道時代に一体運営されていた高岡軌道線を含め、高岡駅から(もと)新富山までの全線をサイクリングBikeで走り通すという趣向だ。廃止された射水線跡は、ほぼ全線がサイクリングロードか公道に転用されており、走りやすい。現万葉線区間は、半分強が併用軌道上だから、Bikeで並走可能だ。ちなみにこの日は二度目のチャレンジ。
万葉線越ノ潟
高岡駅前から越ノ潟まで走り、しばし渡船の時間を待つ。おや、今日は貸切列車が出ているようだ。万葉線での続行運転は初めて見た。
越ノ潟渡船
今日は、富山の冬には珍しく天気が良い。新湊大橋はもとよりのこと、立山連峰も明瞭に見える。さて、対岸の堀岡からは射水線跡のサイクリングロード上の走る。自動車から分離された道なので、気楽で快適な走りを味わえる。しかも今は午後――追い風だ。楽々とペダルを漕いで先に進む。
走り出して間もなく、ある集団がたむろしているのが目に入る。実は前回にも遭遇しているのだが、その時にはあっさり逃げられてしまった。なので、手前に止めて望遠で撮影しようと準備する。
おや?
おやおや? 何故に近づいてくるのぉ〜?
これはちょっと怖いぞ!
あまつさえ我が愛車に体をなすりつけてくるし!
接写に挑戦!
どうやら、餌を貰えるとでも思いこんでいた様子だ。こちらが空身であるとわかると、飽きが来たようで、爪まで研ぎ始めた。……ということは、餌がなければ手なずけようがないわけで、こちらとしても長居する意味も甲斐もない。早々にその場を離れ、新富山を目指して漕ぎ始めることにする。
……以上、和寒が地元のニャクザ者に絡まれた一場面をお伝えする次第。歳末の小話として楽しんでいただければ幸い。
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