ミンキーモモなんでもQ&A

 






 ミンキーモモについて、パソコン通信・メール・WEB掲示板上で受けた質問とそれに対しての私の答えを集めました。私の答えが間違っていた場合であとで正解が分かった場合は訂正を入れて行きます。
 間違いや補足事項を見つけられた方は、メールまたは掲示板夢のミンキーボードでお知らせ下さい。
 グッズ関係のQ&Aは夢のミンキーモモ グッズ館にあります。
 新たな質問もお待ちしています。同じく上記にてお送り下さい。
 なお、質問の後ろの日付はかなり適当です。(^_^;)質問を受けた日だったり、回答を書いた日だったり、回答を発表した日だったり、どれでもなくて適当に付けた日だったり(^_^;)します。
 下に並んでいる質問文の頭ので、回答にリンクしています。

夢抱きインプレッションの「間違いすこしの土屋脚本」で「スポンサーにより大人への変身が禁じ手となった」ってあるけど、何でそんな事になったの?
「動画王」vol.5のP205に、モモに登場した実在兵器のリアルさがベタ褒めだったけど、具体的にはどういう事なの?
海モモ、初代OPで、クックブックが車に変身したり、チャーモがちいさくなって、時計にくっついたりしてたけど、あれはどういう設定だったの?クックブックは、本編で1度だけ車に変身したことがあったよね。
このページの中に、「空モモの音楽は、JASRACの国際賞を数年前に受賞していますから」ってあるけど、何かこのことが載っている記事は雑誌等にあるの?
海モモの何話だかで、男の子に変身したシーンがあったらしいけど、ホントに男の子になったの?もしなったとしたら、魔女っ子史上初?
クックブックのあごの色って白なのか青なのかどっちが正しいの?グッズの絵柄によって色が違うし。海モモLDBOX広告用のとみながさんのイラストだと青だし。
桃杖さんはアニメージュやEYE-COMに取材されたとそこら中で吹聴しているけど、取材された切っ掛けは何だったの?
空モモ(45話)で、モモにとっての一年(1歳年をとるの)は地球の時間で160年とシンドブックがモモに話していましたが、それは海モモでも同じ?(マリンナーサの王様とお妃は、フェナリナーサと幼なじみのようなので、やはり一緒?)だとすると地球に残ったモモはパパさんママさんからみると、死ぬまでほとんど姿が変わらないと言うことになるのでは?
「旅だちの駅」の冒頭でモモが”ひとり、なれなくちゃ”と言ってますが、これは一般にどの様な解釈がされているのでしょうか?私は、”パパさんママさんが死んでしまった?”と暗に言ってると取れる気もするのですが。
『月刊OUT』82年8月号のモモ記事の中に、「魔法のプリンス」という歌詞テロップの載ったOPカットがあるけどこれは本放映時に実際にこの誤植で放映されたものなの?
「空モモ」「海モモ」って何時頃、誰が、何処で言い始めたの?
「宝島」って雑誌に、ミンキーモモの記事が載っていて、筋肉少女帯の大槻ケンヂが、「まんがの方は途中で明るい話になったよね、なぜか。」とか言ってるけど、それってどういう事なの?
空モモってなんで地球におりてるの?
「モモの夢」という山本正之作曲の曲があるんだけど、それってミンキーモモのLPに入ってるの?
海モモの最終回、人々の夢や希望は壊滅状態だけど、倫敦モモが大人になって彼女の夢が叶うと宝石が全部嵌まって、フェナリナーサが降りて来て、夢や希望に溢れた世の中になるの?
ミンキーモモって、ルーズソックスだよね?
海モモは最初の頃はOP・EDも含めて、わたなべモモもずいぶん違った感じだけどどうして?
ミンキーモモは海外でも放映されているらしいけど、タイトルはどういう風になっているの?
Vapの海モモビデオは、LDとVCそれぞれ17巻あって、そのパッケージ画は富永真里さんが主だけど、どっちも一部は他の人がやってるってホント?
「フェナリナーサソングフェスティバル」のCDの途中に「ひっくり返して。」とあるのは、LPで出ていたからだろうけど、当時はCDは出ていなかったの?
空モモの41話「お願いサンタクロース」の終わりの方に、「しろいこなゆき〜ふってぇこぉい〜♪」という歌が入っている。これって空モモのCDとかには入ってないみたいだけど、どういう素性の歌なの?
Minkey Momo と Minky Momo の綴り、どちらが正しいの?
ミンキーモモが、テレビ東京や日本テレビ等の放映局以外でちらっとでも出て来た事ってあるの?
空モモ58話「ペテン師のノクターン」には作画監督がいないんだけどどうして?


Q.夢抱きインプレッションの「間違いすこしの土屋脚本」で「スポンサーにより大人への変身が禁じ手となった」ってあるけど、何でそんな事になったの?(1998.07.19)
A. 一言で言うと、スポンサーのユタカが、大人のモモより子供のモモの露出度を大きくした方が玩具の売れ行きがいいと判断したため、「大人に変身するな。」と言い渡されたからです。

 「動画王」Vol.2の湯山邦彦インタビューに出る迄は、中心スタッフと、一部のファンしか知らなかった事です。
 インタビューで湯山さんは「結果的によかった。」と言っていますが、当時は相当反発したスタッフも多かった様です。

Q.「動画王」vol.5のP205に、モモに登場した実在兵器のリアルさがベタ褒めだったけど、具体的にはどういう事なの?(1998.06.18)
A. あ〜、私の様な超メカ音痴によくぞ聞いてくれました。(^_^;)
 しかし、事がミンキーモモに係わる事ということで、まあそれなりに家にある資料をひっくり返して、足りない所は人に聞いたり新しい資料を買ったりしてがんばってみました。
 しかし、取り敢えず私なりにでも答えられる迄に質問戴いてから3ヶ月も掛かって仕舞いました。(^_^;)
 質問の本の該当箇所を読むと、どうも空モモのある話に出て来たジェット機がT-38タロンとかいう機種で、それの描写がTVアニメで初のリアルさだということの様です。
 そこで、先ずT-38タロンが何かを知る為にタロンのプラモを買ってきました。それが資料として最も安上がりだったからです。
 タロンの形が大体分かったところで、空モモに出て来るジェット機をビデオで確認し、タロンのプラモと比較する事で、話数を特定する作業に入りました。
 その結果、54話「飛べアルバトロス号」に出て来たジェット機の事を指しているらしいという事が分かりました。「動画王」の記述によると、外観ばかりかコクピットや操縦シーン迄出て来るという事ですが、コクピットが僅かでも見られるのは三つ程あったにも関わらず、操縦シーンが出て来るのは一つしか無かったからです。
 でもこれでめでたしめでたしとするには、どうしても見過ごせない変な所があったのです。
 タロンは、「動画王」の該当記事にも書かれている通り、練習機で、複座です。
 しかし、54話「飛べアルバトロス号」に出て来るジェット機は、単座でした。他にも、機首先端の形状とかの細部に違いがある様です。
 そこで更に色々調べてみると、実はタロンを姉妹機とする、単座の戦闘機が開発されている様でした。
 そういう、タロンの仲間の戦闘機は何種類かあるのですが、54話「飛べアルバトロス号」に出て来るジェット機に一番近いものを探してみると、単座である事やジェットのノズル近傍の形状等の特徴により、「ノースロップF-5Aフリーダム・ファイター」という戦闘機が一番近い様です。
 従って、「動画王」での記述は、15年も前の事ですし、機体の塗装が白いので(タロンは「白いロケット」の異名を持つらしい)、勘違いしたのではないかと思われます。
 操縦法迄リアルかどうかは確認出来ませんでしたが、これでほぼ正しいのではないでしょうか。
 しかし、これは時間とお金が掛かっているとは言え、素人の私の調査に過ぎませんので、間違いもある事をご了承下さい。
 おかしい所を見つけられた方はお知らせ下さい。
 でもこの調査は面白いものでした。他の空モモに出て来たジェット機についても調査して、そのうち別ページに纏めたいと思っています。

Q.海モモ、初代OPで、クックブックが車に変身したり、チャーモがちいさくなって、時計にくっついたりしてたけど、あれはどういう設定だったの?クックブックは、本編で1度だけ車に変身したことがあったよね。(1998.03.08/1998.08.30改稿)
A. クックブックが車になるのはクックターボと言い、モモの魔法で変身します。チャーモ付の時計は名前や機能は不明です。どちらもスポンサーの玩具屋が三匹のデザインと共に、持ち込んだ設定です。本来、クックターボの玩具が出る予定だった為、それに合わせた設定でしたが、玩具の発売は中止になりました。(クックターボってモモの世界としては随分異質な設定ですが、実は、玩具屋が、「ネコバス」から発想したものの様です(^_^;))
 チャーモの方も同じ様な事だったと思いますが、こちらは「ミンキーモモウォッチ」という商品で出ておりました。海モモの腕時計の玩具の文字盤に蓋が付いていて、それにチャーモがくっついているというものです。
 尚、本編にクックターボが出たのは、第11話「サンタが空からふってきた」だけで、チャーモが付いた時計というものは本編には出ていません。

Q.このページの中に、「空モモの音楽は、JASRACの国際賞を数年前に受賞していますから」ってあるけど、何かこのことが載っている記事は雑誌等にあるの?(1998.02.20)
A. 朝日新聞の1994年7月15日の夕刊の芸能欄のベタ記事です。見出しは、「JASRAC金賞に『世界中の誰より…』」、本文は次の様なものです。
 カラオケなどによる音楽著作権使用料の分配額に基づいて、日本音楽著作権協会(JASRAC、なかにし礼理事長)が贈るJASRAC賞の金賞に、中山美穂&WANDSの「世界中の誰よりきっと」(作詩・上杉昇、中山美穂/作曲・織田哲郎)が選ばれた。
(中略)国際賞は、アニメ「魔法のプリンセスミンキーモモ」BGM(作曲・高田弘)が受賞した。
 ベタ記事ですから、この時は空モモが国際賞を受賞したという事しか分からなかったのですが、その後の調査の結果、次の様な事が分かりました。
 国際賞とはJASRAC賞の一部門なんですが、JASRAC賞とは受賞の前年に著作権使用料の分配額がそれぞれの部門で最も多かった作品に贈られます。
 国際賞は、これ迄受賞した事がない作品の内で、海外からの著作権使用料の分配額が最も多かった作品に与えられます。
以下は1996年度の国際賞候補ベスト10作品です。
順位作品名
ジャングル・ブック少年モーグリBGM
キャンディキャンディBGM
メイプルタウン物語BGM
トッポ・ジージョBGM
あしたへフリーキックBGM
鉄腕アトム
どんどんドメルとロンBGM
トムソーヤの冒険BGM
きまぐれオレンジ・ロードBGM
10アタックNo.1BGM
受賞年開催回数作品名
19919CAT'S EYE BGM
199210聖闘士星矢 BGM
199311THE MIRACLE PLANET ON STRINGS
199412魔法のプリンセスミンキーモモ BGM
199513キャプテン翼 BGM
199614ジャングル・ブック少年モーグリ BGM
199715新ルパン三世 BGM
199816美少女戦士セーラームーン BGM
199917アタックNo.1 BGM
 近年の受賞作は、以上の様になっています。
 これで大体空モモBGMの受賞の軽重が分かるのではないでしょうか。
 因みに、これとは逆に外国に最も著作権料を支払った作品に与えられる賞として、外国作品賞というのがありますが、1997年の受賞作品は「FLY ME TO THE MOON」でした。

Q.海モモの何話だかで、男の子に変身したシーンがあったらしいけど、ホントに男の子になったの?もしなったとしたら、魔女っ子史上初?(1998.02.19)
A. 第48話「赤ちゃんがほしい!?」で「モモンガ・マリン」に変身した奴ですね。呪文を唱えているし、ステッキも振っているので、ほんとに男の子になったとも言えるのですが、少なくとも見掛けから言って変身というより「変装」と言ってもいい様なものでした。
 「ひみつのアッコちゃん」では幾度か男の子に変身していた様です。アッコちゃんを魔女っ子に入れていいのかどうかという問題は 残りますが。「花の子ルンルン」でもそういう事があったという事を聞いた様な気がするのですが、未確認です。
 ところで、少年に変身と聞いて思い出すのが、「ワンダフル少年」。空モモの企画書段階にはあったのですが、モモと三匹が合体して出来る美少年とか。
 これがレギュラー化していたら確かに魔女っ子史上初と言えたかも知れないですね。

Q.クックブックのあごの色って白なのか青なのかどっちが正しいの?グッズの絵柄によって色が違うし。海モモLDBOX広告用のとみながさんのイラストだと青だし。(1998.02.11)
A. 私のモモグッズ倉庫に「ブックシンド」の色指定のコピーが眠っておりました。デザイン的に変わっている訳ではありませんから、クックブックのものだと思っていいと思います。
 それで、顎は、眉毛やおなか等と同じく、「W」の指定がしてありました。WhiteのWだと思います。
 とみながさんが青に塗っていたとの事ですが、アニメータの絵における色は基本的に信用し難いですね。わたなべひろしさんも空モモのブーツの裏の色を、本来は茶色にも関わらず黄色に塗っていたという事もありますし、昔、私がスタジオライブに遊びに行った時、当時はまだ社員だった只野和子さんに、モモの色指定の事をお聞きしたんですが、「アニメーターは普段、キャラのフォルムは嫌と言う程描いているけど、色については殆ど無頓着なので細かい所の色は良く知らない。」と言われた事があります。
 という事で白で決まり、と行きたい所ですが、話はもうちょっと複雑です。
 顎の色が白だとすると、頬等顔の大部分が青である以上、何処かに顎の白と頬の青の境目がなければいけませんが、それに相当する色指定は私は見た事がありません。
 モモの話によっては口の線の延長線上にその境目があるものもありますから、口頭等で後に指定があったのかも知れません。
 とみながさんを始めとして、顎が青くなったり白くなったりで揺れているのはこの辺に事情があるのかも知れません。
 因みに、他にもはっきりと表現が揺れているものとして、私が認識しているものが二つあります。
 一つは空モモで、フェナリナーサのお城に置いてある王冠の台がそうです。王冠自体は月一位で光るので違いという程のものは無いのですが、それが置いてある台は話数によって結構形が違います。余り重要な物でなかったせいかと思われます。
 もう一つは海モモで、グルメポッポの尾翼のマークですが、ハートになったり星型になったり、これも話数によって違います。酷いのになると同じ話数内でも変わっていたりします。
 これは多分、グルメポッポの作画用に空モモの時の設定(マークが星型)を各作画スタジオに配付し、口頭か何かでマークをハート型にする様に伝えたけれどうまく伝わらなかった所もあった、という事ではないかと思っています。

Q.桃杖さんはアニメージュやEYE-COMに取材されたとそこら中で吹聴しているけど、取材された切っ掛けは何だったの?(1998.02.11)
A. アニメージュの場合は、編集部でアニメマニアの小特集を組もうという企画が出て、スタッフの知り合いにそんな人は居ないか聞き回ったというところから始まります。
 その時、アルバイトスタッフとして働いていた町田知之さん(今は脚本家だったかな)が、「モモフレンズ」というモモファンクラブのスタッフもやっていて、それに私も入っていた為に私の名前が出た、という事らしいのです。
 様子を見に来た事前取材の時には全部で見開き一頁程の企画だと聞いたのですが、本取材で撮った私の部屋の写真を見た編集長が急遽あれだけの頁数を割り当てる事にしたと言う事を後で聞きました。

 EYE-COMは、伊藤ガビンさんがやっていた「魔窟ちゃん訪問」というコーナーが、だんだん部屋の提供者に困ってきて、編集者が入っていたパソコン通信とかで、「誰か条件に合う部屋を提供してくれる人を知らない?」とか尋ねたのを、ひろみっくさん(FMN2主宰)が見て、私に打診してきたのです。
 私も「魔窟ちゃん訪問」というコーナーが好きだったので、それが無くなるよりは、とお話を受ける事にしました。
 で順番として先ずひろみっくさんが、そして次に私がと部屋を提供する事になったのです。
 どちらの雑誌も担当者は若くて綺麗な女性編集者だったのですが、そういうケースは珍しいそうです。(^_^;)

Q.空モモ(45話)で、モモにとっての一年(1歳年をとるの)は地球の時間で160年とシンドブックがモモに話していましたが、それは海モモでも同じ?(マリンナーサの王様とお妃は、フェナリナーサと幼なじみのようなので、やはり一緒?)だとすると地球に残ったモモはパパさんママさんからみると、死ぬまでほとんど姿が変わらないと言うことになるのでは?(1998.01.27)
A. この事については、はっきりしない要素が沢山あります。両方の王様とお妃様が子供時代にほぼ同い年だったらしい事と、フェナリナーサでの1年が地球での160年という事しか手掛かりは無い様です。
しかし、ミンキーモモマニアックスに入っている、フェナリナーサが眠りに着く直前である千年前の物語(「明日はどうなる?」)では、千年前、つまり人間のスケールに直すと(1000/160=)6.25年前にも関わらず、モモは全く変わった様子はありません。眠っている間は歳をとらないのだと言えるでしょう。
こうなると、一体どういう基準で眠ったり起きたりするのかも分からない以上、何歳位だから何時生まれたという事も言い切れません。
更に、そういう長寿効果が魔法の力によってなされていたとすると、そういうエネルギーが無くなった今、普通に成長し始めるのかも知れません。
とにかく、はっきりした事は何も言えないという事です。
それより私が気になるのは、言葉の問題です。魔法の力が無くなったモモはラストシーンで、「約束」が流れる中、クリスマスプレゼントを持つ両親に呼ばれて駆け寄りますが、その後の意思の疎通が今迄通り計れたかは問題です。マリンナーサで育ったモモとどこかの国で生活している両親が、同一の言語を操る可能性は非常に低いでしょう。
現に、魔法のプリンセスだった頃の空モモは倫敦に行っても何も不自由なく話が出来たにも関わらず、生まれ変わって移住した先の倫敦では言葉が判りませんでした。(それからのモモ)
年齢の問題よりも言葉の問題が、最初に直面した大問題だったのではないでしょうか。

Q.「旅だちの駅」の冒頭でモモが”ひとり、なれなくちゃ”と言ってますが、これは一般にどの様な解釈がされているのでしょうか?私は、”パパさんママさんが死んでしまった?”と暗に言ってると取れる気もするのですが。(1998.01.27)
A. 特にひねくれた解釈をしない限り、そういう結論が出てくるのが当たり前の事だと思います。一般的にも、そうでない可能性を残しつつ、そういう解釈が私の知る限りでは多かった様です。
そして、それについてはっきりと死以外の可能性について完全に否定してくれたのが、「動画王Vol.2」(キネマ旬報刊)に於ける、湯山邦彦インタビューです。インタビューの中で、湯山監督は「旅だちの駅」の冒頭のシーンが、両親の葬式の帰りである事、死因はエイズである事を語っています。

Q.『月刊OUT』82年8月号のモモ記事の中に、「魔法のプリンス」という歌詞テロップの載ったOPカットがあるけどこれは本放映時に実際にこの誤植で放映されたものなの?(1998.01.09)
A. そのOUTのカット以外にも、同じ頃のアニメージュにもほんのちょっと違った場面で「魔法のプリンス」という歌詞テロップが出ているカットがあります。しかし、実際の放映時には本放送の1話から「魔法のプリンセス」という歌詞テロップになっていました。
当時の微かな記憶では、「魔法のプリンス」という歌詞テロップ状態で、各アニメ誌にはオープニングのフィルムかスチルが流されたのですが、1話放映直前に気付いて差し替えたというものがあります。状況から言って、それが妥当な解釈ではないかと思われますが、はっきりした事は判りません。
OUTのカットアニメージュのカット実放映画像
OUTのカットアニメージュのカット実放映画像

Q.「空モモ」「海モモ」って何時頃、誰が、何処で言い始めたの?(1997.11.13)
A. NIFTY SERVEのモモ会議室で最初に使ったのは私らしいのですが、本当の最初の人に関する正確な答えは私も知りません。
 私にしても、当時の草の根BBSの何処かで目にしたのが最初です。
 新しいミンキーモモの放映の噂が出たのが91年5月頃ですが、その頃は呼称問題は起きていません。多分、そのうちに決定するタイトルや呼び名から自然に呼び分けられると誰もが考えていたのでしょう。
 それが空モモとは違うモモだと分かり、更にタイトルは前作と同じ「魔法のプリンセスミンキーモモ」だと一般に知れ渡ったのが8月頃です。
 私はこの頃コミケで知り合いに聞いて知りました。
 ですから、この辺りから草の根BBSでは問題になっていた様です。
 「旧モモ、新モモ」「1号モモ、2号モモ」「昭和モモ、平成モモ」「小山モモ、林原モモ」「フェナリナーサモモ、マリンナーサモモ」等々百出した中の、余り有力でない候補の一つが「空モモ、海モモ」だった訳です。
 その後も、これぞ決定版といった感じの案は出ない儘放映が始まり、続いていきました。
 11月中頃には、草の根BBSではもう慣れてしまって普通に「空モモ」「海モモ」と言ってる人も居れば、まだそれにしっくり行かず、どう呼ぼうか考えている人も居ました。
 しかし、年が明けて92年になった頃には草の根BBSでは、ほぼ定着していたと思います。

Q.宝島」って雑誌に、ミンキーモモの記事が載っていて、筋肉少女帯の大槻ケンヂが、「まんがの方は途中で明るい話になったよね、なぜか。」とか言ってるけど、それってどういう事なの?(1997.10.30)
A.その発言は、内容がちょっと違っていますが、芸能人にしてはかなりマニアックな発言ですね。
 ここで言っている、「まんが」というのは、空モモのキャラクターデザイナーに名を連ねている、「みさきのあ」という漫画家が、1982年春から週刊少女コミックの8号〜17号に連載していた、「魔法のプリンセス ミンキーモモ」で、毎回ほぼ4頁程度の短い話でした。
 全部で10回の短い連載期間でしたし、コミックスにも収録されていないので、大槻ケンヂがその存在はおろか、終わり方迄知っているというのは、大したものだと言えるでしょう。一般のモモファンでも、最近のファンだとなかなか居ません。
 只、「途中で明るくなった」というのは少しおかしく、アニメの方が、まあ、最後にちょっと重くなって終わったのですが、どちらも最初から途中迄は明るかった訳ですから、「暗くならなかった」なら良かったと思います。
 まんがの方のラストは、「そいじゃみなさん あとはTVで楽しんでねえ バイバーイ」といった感じだったので、終わったというより、テレビに下駄を預けた恰好ですね。

Q.空モモってなんで地球におりてるの?(1997.10.06)
A. ずっと昔にはフェナリナーサの様な夢の国は沢山地上にあって、夢や希望に溢れた地上の人々とは自由に行き来していました。
 しかし、フェナリナーサが、1000年に及ぶ永い休眠期間に入ってる間に、人々は夢や希望を急速に失って行き、それに伴い、多くの夢の国は雲散霧消して、今やフェナリナーサも地球を離れ、空の彼方に。
 1000年振りに目覚めたフェナリナーサの王様は、地上に夢や希望を取り戻させるべく、娘のミンキーモモを地上に使わしたのです。

Q.「モモの夢」という山本正之作曲の曲があるんだけど、それってミンキーモモのLPに入ってるの?(1997.09.30)
A.残念ながらありません。モモというキャラはアニメだけでも結構ありますから、他のキャラを捜されては如何でしょうか。(結局、これはM・エンデの「モモ」を日本で舞台化した「モモと時間泥棒」の中で使われた曲だった様です。因みに、空モモ放映開始よりも前に上演されたものです。)

Q.海モモの最終回、人々の夢や希望は壊滅状態だけど、倫敦モモが大人になって彼女の夢が叶うと宝石が全部嵌まって、フェナリナーサが降りて来て、夢や希望に溢れた世の中になるの?(1997.09.17/1998.11.04改稿)
A.これは随分と難しい問題ですね。原作者でない私としてはちゃんとした回答は無理ですが、私の見解ならお伝え出来ます。
 空モモの設定に忠実に従うならば、フェナリナーサは、人々の夢や希望が引力となって、地球に止まっていたと言う事になります。夢や希望の弱い所との間には、万有引力すら働かない様です。それがフェナリナーサが地球を離れた原因でした。蛇足ながら、マリンナーサはその点、万有引力は効く様です。「
ニュートンさんの法則に従って、」(海モモ王妃様)。
 しかし、夢や希望の無い所でもフェナリナーサ自身が無くなる訳ではありませんから、夢や希望の無い所に対し、非常に耐性が高いか、もしかしたらフェナリナーサ本体が、夢や希望を創り出す原動力を持っているのかも知れません。
 それに対し、マリンナーサの方は、人々の夢や希望が海上に浮かせる浮力となっていたばかりか、マリンナーサ自体を存続させる原動力となっていた様です。
 従って、最終回になってマリンナーサは、地上では限りなくゼロに近づいていく夢エネルギーを求めて、宇宙に飛び出していく事になるのです。フェナリナーサが夢エネルギーの供給体であれば、フェナリナーサに向かうのかも知れません。
 ハッピーティアは、空モモが「良い事を、たんと」(空モモ王様)する事によって、地上にある程度の夢が取り戻せたらその証として、一個が埋まります。
 十二個が埋まれば、フェナリナーサを係留しておけるだけの夢エネルギーが地球に溜まった事になり、その結果としてフェナリナーサが降りて来る訳です。

 夢エネルギーに関して瀕死状態の地球に対する、空モモによる、救急病院さながらの応急手当ては、その最終段階で放棄されます。
 これは、衆生救済という大乗的な立場から、自己の完成という小乗的な立場への改宗とも言えるかと思います。
 従って、これが事故によるものか、本人の意思によるものかはもう少し議論があっていいと思いますが、とにかく、人類夢エネルギーカンフル計画は蘇生寸前で頓挫します。

 海モモの時代には、状況は更に酷くなっています。
 以上の考察が正しいとすると、最早夢エネルギーが枯渇した地上にはフェナリナーサは降りて来る筈がありません。
 唯一の希望は倫敦モモでしょうか。彼女の、自分自身で夢を叶えるという方針を皆が持てばフェナリナーサが降りて来る日もあるでしょう。これはとりもなおさず、小乗的な世界救済の有り様です。
 要は、フェナリナーサは、人類に夢を与えに降りて来るのでは無く、夢が地上に溢れた象徴として降りて来るのです。

Q.ミンキーモモって、ルーズソックスだよね? (1997.09.02)
A.違います。空モモの初期型の事だと思いますが、ルーズブーツと言うべきでしょうか。ただのロングブーツでもないですし。農作業用長靴の改良型かな?(^_^;)

Q.海モモは最初の頃はOP・EDも含めて、わたなべモモもずいぶん違った感じだけどどうして? (1997.08.28)
A.海モモは、その企画から放映迄があまりにもハイテンポだった為、放映開始直後は色々な人のスケジュールの調整がうまくいかなかった様です。
 わたなべひろしさんもその頃は、別のアニメの仕事で忙しく、とてもミンキーモモに専念できる状態には無かった様です。
 ですから、OP・EDはわたなべひろしさんが手を染めることは無く、プロジェクトチーム・ムーというプロダクションに完全に発注されています。
 作画監督は居ないか、ムーの誰かが行っているのではないかと推察されます。
 1話も、わたなべひろしさんは作画監督として名前は出ていますが、1話以外の話に較べれば殆ど仕事が出来ていない様です。
 ですから、OP・EDは、わたなべ色が出ている方がおかしい事になりますし、1話は、出にくい構造になっていたと言えるでしょう。

Q.ミンキーモモは海外でも放映されているらしいけど、タイトルはどういう風になっているの?(1997.03.01/1999.03.26改稿)
A.私の知っているものだけですが、以下の様になっています。同じ国の別名は、放映会社によって違うのか、単なる間違いかよく判りません。
1.フランス
GIGI LA PRINCESSE MAGICIENNE (GIGI)
2.北米
FAIRY PRINCESS MINKY MOMO (MAGICAL PRINCESS GIGI または Princess Gigi)
3.台湾・シンガポール
甜甜仙子(魔法小仙女 桃子)
4.中国
幻桃小蜜林
5.香港
精靈小※※(※は、口偏に米「ロ米」という様な字)
6.韓国
ヨースルコンジュミンキー(本当はハングル文字。発音するとこんな感じらしい。漢字を当て嵌めると、「妖術公主ミンキー」というところか)
7.イタリア
Gigi', la principessa della fantasia(il fantastico mondo di Gigi',Il magico mondo di Gigi) 括弧内は夢の中の輪舞かも知れない。
8.インドネシア
MINKY MOMO(そのまんまやんけ^^;)
 他に、スペイン、メキシコ、ドイツ、ベルギー、マカオで吹き替え放映されたとの情報が入っています。
 しかし、空モモの音楽は、JASRACの国際賞を数年前に受賞していますから、実際はもっともっといろんな国で放映されているのではないでしょうか。

Q.Vapの海モモビデオは、LDとVCそれぞれ17巻あって、そのパッケージ画は富永真里さんが主だけど、どっちも一部は他の人がやってるってホント?(1997.02.18)
A.LDは彩色原画がそのまま使われていますが、Vol.1だけは近永健一さんが描いています。VCはセルワークですが、その原画はVol.6とVol.7だけはやはり近永健一さんが描いています。

Q.「フェナリナーサソングフェスティバル」のCDの途中に「ひっくり返して。」とあるのは、LPで出ていたからだろうけど、当時はCDは出ていなかったの?(1997.02.09)
A.LPとCDは両方出ていました。でも、当時はまだLPが主だったので、LPに合わせて作られた構成になっていたのだと思います。

Q.空モモの41話「お願いサンタクロース」の終わりの方に、「しろいこなゆき〜ふってぇこぉい〜♪」という歌が入っている。これって空モモのCDとかには入ってないみたいだけど、どういう素性の歌なの?(1997.02.01)
A.この曲については、私も随分気になってまして、しかも色々調べても全然判りませんでした。そこで、首藤さんにお会いした時に、思い切って聞いてみました。作詞は?作曲は?歌は?題名は?しかし、その答えは意外にも、「分からない」でした。
 あの曲は、ビクター音楽産業株式会社(当時:現
ビクターエンタテインメント株式会社)が、色々なシチュエーションで簡単に使用できる様に溜めている、著作権が放棄された曲だったので、作者等、特には分からないという事でした。
 もしかしたら、ビクターの子供向けのクリスマスソングのCD等にそっと入っているかも知れませんね。
 なお、「パパがほんとはサンタクロース」という題名として記憶してらっしゃる方がいらっしゃるかも知れませんが、その題名は私が歌詞から勝手に付けたものですので、後ろに(仮題)と入れるのを忘れない様にして下さい。(^_^;)

Q. Minkey Momo と Minky Momo の綴り、どちらが正しいの?(1997.01.04)
A. 1982〜83頃には、混在して使われていた様です。Minkey Momoの表記は、セイカノートの商品、主に下敷きやカンペンケース等の、高学年向けの商品にその記述が見られました。最初期には、「Minkye Momo」の記述も見られました。これは芦田豊雄さんのサインにある記述です。その後はMinky Momoの方に統一されてきています。

Q.ミンキーモモが、テレビ東京日本テレビ等の放映局以外でちらっとでも出て来た事ってあるの?(1996.10.23/1998.02.14改稿)
A.先ず、NHK教育テレビで確か土曜の夜11:00頃にやっていた、「ファイト!」という番組の「アニメマニア対決」とかいう回で、空モモ26話の変身直前のフィルムが流れ、呪文を当てるというものがあります。モモグッズのミシンも後で出て来ました。
 フジテレビは色々あります。一つは、有名人や一般人の個人的なベスト10を見せる番組で、誰の何のベスト10かも忘れましたが、そのかなり下位(7〜9位程度)で空モモが出ていたのを覚えています。もう一つは、午前3時〜4時といったとんでもない時間帯にやっていた、その週発売のビデオを全て見せるという番組で、Vapの海モモビデオが何度か出ました。「夢にかける橋」の発売前に終わってしまったのが残念です。フジテレビの最後に、「音効さん」という番組で、海モモのM34というBGM(オープニングのBGM版)を使ったイントロクイズを音効さんに出していました。音効さんは正解したそうです。
 海モモの「夢にかける橋」のCFは、各局のキングレコードの提供番組で流れました。
 最新はNHK総合テレビで1998年2月6日(金)23:55〜の「トップランナー」に林原めぐみがゲストで出た時に、彼女の演ったアニメキャラがざっと出たのですが、それに海モモのフィルムが混ざっていました。呪文を唱えるシーンです。

Q.空モモ58話「ペテン師のノクターン」には作画監督がいないんだけどどうして?(1996.10.07)
A.58話は原画も田中保さんと須田正己さんのお二人のみです。田中さんも須田さんも、当時からもう大変なベテランでした。田中さんは空モモのチーフ作画監督といった趣ですし、須田さんもDr.スランプや、この後の北斗の拳等でご活躍です。
 そういうお二人が、作画スケジュールが非常にさし迫っていた当時、通常の作画システムを採るよりも、ベテラン二人でわーっとやっちゃった方が早い、ということで描き飛ばす様にして描いたものだそうなのです。勿論、お二人程のベテランになれば、出来上がった原画は全て作監修正済のレベルに達していますから、作監作業は全く必要ありませんでした。
 作監作業が無かった為に、作監が居ないという訳です。