月刊DABAスペシャル“南極二郎のモモやま話”LIVE版


1992年11月28日 日立ヤングプラザ

vap:みなさま、ようこそおいでくださいました。ありがとうございます。え、私あのvapで一応制作担当やっております、大島と申します。始めまして。こちらが、あの、アニメージュ等ですねおなじみの南極二郎さん。お顔を見る方、初めてでは。  
南極:いや、一遍OUTに載りました。(笑)[*1]
vap:あ、そうですか。と、いうわけで南極二郎さんでございます。どうぞ、こちらの方には拍手をお願い致します。
 ―拍手―
vap:変ですね、いつもね、なんかあのもっとこう、えー、シナリオがどうたらって話をしているのにこういう所へ出てきて二人で喋るってのは、なんか変ですね。はい。ところで、南極二郎さんとご紹介致した訳ですけれども、なんで南極二郎さんと謂うんでしょうかね。お名前なんですけれども?
[*1]月刊OUT 1992年9月号参照
南極:これは、本名です。[*2]
vap:あ。どうもありがとうございます。
 ―笑―
vap:そんな、訳ないじゃないですか。
南極:あの、ま、名前から想像して戴く通り、ええ。
vap:え゛!?
南極:南極物語のタロー、ジローに[*3]
vap:あ、そっちか。
南極:感銘を受けまして、付けたという風に、人から訊かれた時は言ってるんですけれども。
 ―笑―
南極:大体、あの、ま、一遍聞いたら忘れられない、
vap:なるほど。
南極:心に残る名前ということで付けました。
vap:なるほど。どういう意味で残る?
南極:それは、大人になってからの、ヒ・ミ・ツてことで。
vap:タロー、ジローの二郎なわけですね?
南極:そうです。
[*2]南極二郎というPNは「ドリームエンジェルバービーV」(後にジェニーVとなった)という舞映自主制作作品で先ず知られる事になった。1982年から制作が開始された異色特撮人形アニメで、人形はタカラのバービー(当時:現在はジェニー)。南極氏は声優等でテロップに名前が出ている。舞映からはビデオが出ている。因みに、そのビデオの解説には南極氏の本名が出ている。(文・ひろみっく)
[*3]映画「南極物語」と、映画「遊星からの物体X」はオープニングがよく似ている。だからどうだと言う訳ではないが。(^_^;)
vap:なるほど。え、今日は私は南極太郎ということで行きたい思いますが。[*4]とりあえず、今、27話と28話を観ていただきましたけれども、これをですね、ま、なんで今日皆様にお見せしたかというところをですね。まあこの話を選んだのも、一応、南極さんの・・・南極さんっていうのも何か変ですね・・・
南極:いえいえ。
vap:ま、いいんですけれども、南極さんの「これがいいんじゃないか」という、御託宣がございまして、選んだ訳ですけれども、その辺のこう何かお好みの理由というかですね。
[*4]「一節太郎」という歌手(?)がいた。最近見ないが、どうしたんだろう。だからどうだと言う訳ではないが。(^_^;)
南極:この、お寒い中を会場に足を運んで戴いて、やっぱ帰るときは心暖かくなって帰って戴きたいという親心でしょうか。(笑)ま、あのー、大体あの笑える話も多々あるんですけども、[*5]
vap:ばっかりだった気も
南極:(笑)たまにこういう話をふっとやると、やっぱどっか心に残って帰った後しみじみと出来るかな、という、そういう感じで。
vap:トーク・ショーよりも要するに中身に頼る上映会と。
南極:そうそう。
vap:内容にね。
南極:そう。
vap:はいはい、なるほど。
vap:27話、確かにチェリードールの話ね、私も非常に個人的に好きなんですけれども、とてもしんみりする、けっこう、ぐっときたろう? みたいな、
南極:(笑)
vap:どうだ? みたいなところがある訳ですけれども。え、というところで、この27話。で、28話は、序に繋がってるから選んだ?
南極:いえいえ、とんでもないです。
vap:上映しやすいから?
南極:いえいえ。
 ―笑―
vap:そんなことはない。
[*5]この日は、何故か特別に寒かった。雨も降っていた。前後数日は暖かい日が続いていたのに。
南極:え、そうです。テープが切れたときにこのまま掛けれるように。[*6]
vap:どうも、すいませんでした。(笑)
南極:これ、窮地を救ったビデオ・テープですけれども。あの28話これ、まあ
vap:なにげなく商品のご紹介をどうもありがとうございました。これは、出てるやつですね。いわゆる、一般市販してる、[*7]
南極:そうですね。今日準備したテープが切れていきなりこれを使ってしまったってところがミソなんですけれども
vap:ほんとですね、さっきそこでシュリンク開けたんですけれども。
南極:ええ。
vap:いいジャケットだなぁ。[*8]
南極:(笑)
vap:失礼しました。
南極:28話っていうのは、あの、旧作から新作にかけて湯山さんが、あのー。
vap:監督の湯山さん。
南極:監督の湯山さんが、ま、モモが、モモの一日を描いた話をそういえばやってないなと。[*9]
vap:だいたい、あの、こう、なんかゲスト・キャラがいて
南極:そう、そうそうそう。
vap:絡んで。
南極:ええ。
vap:どたばたして、
南極:して、え、事件の傷口広げて、魔法で解決するというパターンが。大体そういうパターンだったですが、モモちゃん自身の、その一日とか、そういったものを描いて無いので、ぜひやりたいと。
vap:なるほど。
南極:これは、たっての希望で、この一本、ゲスト・キャラも無しに、ま、ナマズとかいましたけれど。ま、ナマズはあれ、三十・・・えー
vap:あ、いいですよ、カンペ出して。
[*6]vapの最初の目論見では、業務用ビデオテープに、最初1時間程度はvapの宣伝映像を延々と入れて、その後にモモの27・28話を追加して録画しておけば上映会の進行状況に応じて一本のテープを流したり止めたりするだけでOK、の筈だったらしいが、実際は宣伝映像を多く入れ過ぎて、28話を収録するにはテープの長さが少し足りず、しかもその事に録画時は気がつかず、商品のVHSテープを掛けてなんとか事なきを得た。
[*7]この当時は、レンタル店への配慮から、「一般市販」はしていない事になっていた筈である。(^_^;)
[*8]VT7巻(25〜28話収録)のジャケット絵は、近永健一原画のセルワークである。
[*9]湯山監督はこういった生活感がある話がお好きである。空モモ46話頭の、モモが起きて出掛ける迄の細かい描写は湯山さんならではである。
南極:カンペ、カンペ・・・ナマズ、あれは重要な実はキャラクタでして、36話であの池が無くなるときにチラッと出てきてますので、[*10]
 ―笑―
南極:スチルでご覧下さい、という。
vap:これはテープじゃないとだめですね。
南極:ま、レーザー・ディスクでも、
vap:あ、そう、もちろんそうですけど。
南極:出来ますから。まぁ、あの。ナマズの話じゃないですが、湯山さんが、モモにたいして愛情をもってる湯山さんが、ま、この、ちゃんと描いておきたいということで作られた一本なので、そういう、記念すべき一本ということで選んだと。
vap:なるほどね。その割にはこれ湯山さんが演出やってないんですよね。
南極:そうですね。(笑)
vap:なかなか、やっぱり大したたまですね、湯山さんも。
南極:湯山さんも、ま、週一の演出やってる程、こう、時間が無かったというものもありますけども。でもあの、ま、新人さんというか、まだ若い演出さんに色々とやって貰いたいっていうのは一応あるんですけれども。
vap:なるほどね。
南極:ま、今回観ていただいた2本、偶然にも演出が一緒なんですけども。
vap:加戸さん。
[*10]ミンキーモモ36話「レジェンドイン最後の日」
南極:そう、加戸誉夫さんっていう。[*11]今30位ですか。30なんですけれども年齢が。ま、若い人で、結構その、1話とか、ま、今度年内終了して、62本で終わるんですけども。1話、最初の。
vap:え〜、年内に終わっちゃうんですか?
南極:年内に終わります!
vap:みんな知ってますよね。
南極:ええ。
 ―笑―
南極:そういう、キーポイントになる話ってのは必ず加戸さんが演出してまして、わりと湯山監督も才能を買っているという演出さんなんで、これから一寸チェック・ポイントかなという。
vap:あーなるほど。要チェック。
南極:要チェック。
[*11]加戸誉夫さんは、「かとたかお」と読む。
vap:加戸がなんか演出やってたらこれは、きっといいぞと。[*12]
南極:そうそうそうそうそうそう。あの、大体加戸さん今回、ミンキーモモでは、ま、ライブさんとずっと組んでね、やってましたけれども。え、ま、大体ライブの暴走を止められるのは加戸しかいないという・・・
vap:「ライブの暴走」?
南極:えぇ。
vap:いやぁ、南極さんの暴言が出ましたね。
南極:(笑)?
vap:ライブさんに、これは、ちょっとちく、
南極:あ。
vap:ちくりの電話しますね。
南極:いえ、まだ、これからもお付き合いが・・・
vap:あっ、ども。芦田さんこんばんわ![*13]
南極:あはっ!?
vap:すいませんでした。
南極:あ、はいはい・・・ちょっとドキッとしました。
 ―笑―
南極:はい、そういうことで。
vap:なるほど。
南極:大体あの、ま。そう、加戸さんとですね、スタジオ・ライブの山内さんっていう方がいらっしゃるんですけども、ま、近永さんという方もいらっしゃるんですけれども、この二人がですね、結託して、ま三人なんですけど、結託してゲスト・キャラクタとかを造ちゃうと、すごいエッチなゲスト・キャラクタが出来てしまうという。こういうのがですね。
vap:エッチなゲスト・キャラクタ。例えば。
[*12]加戸誉夫演出の海モモサブタイトルは次の様になっている。
1 ハロー、ミンキーモモ
4 ここ掘れ、恐竜!
10 眠らせて お願い!
16 シンデレラ パニック
22 GO! GO! チアガール
27 笑ってチェリードール
28 サバイバルでいこう!
33 発進!ミンキーロボ
36 レジェンドイン最後の日
38 ようこそニューハウス
45 天才になろう!
50 しあわせワッショイ
55 悪夢のお願い
62 いつか、あなたと
[*13]大島さんはいきなり立ち上がり、観客席の一番後ろに向かってお辞儀しながらこう言った。(無論、そこには芦田さんなど居なかった)
南極:例えば、このあいだ放送されました、シャドーですとか。[*14]
 ―笑―
vap:なるほどぉ。説得力あるなぁ。
南極:そうでしょ。しかし僕も出来てきたとき、こんなのテレビで放送していいんだろうかと・・・
vap:やっちゃったくせに。なに言ってんだって。
 ―笑―
[*14]海モモ55話、56話に登場。     
南極:あと、ロボット・パイロット、モモの[*15]
vap:はいはいはい。
南極:あすこら辺は近永さんという方が、キャラ・デザインやってるんですけど。あれもまたエッチで。
vap:近永さん。
南極:えぇ。Hで。
[*15]海モモ33話に登場。     
vap:あの、ジャケットなんかのですね、原画も描いて頂いてるんですけれども。[*16]
南極:そうですね。
vap:そういう打ち合せのときには、そんなこと露とも見せないですねあの人は。
南極:そうです。あの、夜になると
vap:あらら。
[*16]vapビデオのVol.5,6の原画、及び単体売りLDのVol.1のジャケット画は近永健一の筆による。
南極:いきなり本性を現すという。いきなり演出のときにファックスでエッチな絵を流しちゃう、ってそういうことは言っちゃだめだよ![*17]
 ―笑―
[*17]この言葉は観客に向かって言っている。     
vap:ふうん、えっと、ライブの・・・[*18]
南極:(笑)!? (慌てて)ちょっと、今日は何を言っても良いっていう風に!?
vap:大丈夫ですよ。はいはいはい。なるほどね、そういう優秀なスタッフで
南極:そうです、そうです!
vap:モモは作られていると。
 ―笑―
南極:え、そういうね、子供達に夢を与えるために、日夜煩悩と闘い続ける・・・
 ―笑―
vap:煩悩に負けてるんじゃないですか。なんだか良く分からないんですが。
 ―笑―
南極:頑張ってますんで。
vap:なるほどね。ところでー、ところでって急に話変える訳じゃないんですけどね、
南極:はい、
[*18]電話番号を思い出す振りをしていた。     
vap:南極さんってー、仕事何やってるんでしたっけ。[*19]
南極:(笑)あのー、南極二郎という名前で出るときは、一応葦プロのスポークスマンという形で。
vap:あ、なるほど。で、他のスタジオの誹謗中傷をすると。
南極:そうです。
 ―笑―
南極:裏ネタを
vap:裏ネタを
南極:みなさんに知って頂くという。
[*19]アニメージュ1992年12月号のアニメ番組パーフェクトガイドでの肩書欄に依ると、「色々」。尚、この職業、江戸職業づくしには載っていない。(^_^;)
vap:そうなんです、ですから。今日もタイトルは一応、書いて・・・無いですね、はい。えっとですね。月刊「DABA」の、月刊「DABA」ってところでご存じの方は・・・[*20]あ、ありがとうございます。と、遠回しにきいたのはなぜかというとですね、レーザー買ってますか?ってなかなか訊けないものですから。
 ―笑―
vap:遠回しに一応レーザー買って戴いてるかな、みたいな。そこで、あの、「モモやま話」というのをいつも書いて頂いてまして、それのLIVE版ということなんで、「モモやま話」は基本的にはウラ話と。
南極:そうですね。
vap:人に言えないけど書いちゃえ。
南極:そうそう。人に言えなさ過ぎるとちと困っちゃうので
vap:そうですよね。そういう完璧に言えない話は消えてしまうここでやってしまえっという、文字にならなければいいぞと。
南極:だから、みんな内緒にしてね!(笑)
vap:じゃ内緒の話で。
南極:内緒の話です。えぇ。
vap:ということは、ですから、で、葦プロの中で何をやってらっしゃるんでしたっけ。
南極:僕は、だから、ミンキーモモの一応文芸担当っということで。
vap:「文芸」ですよ、みなさん。「文芸」
南極:わかんないでしょ。よくわかんない仕事なんですよ、これが。
vap:結構なんでもやってますよね。
南極:そうですね。あの、クレジットでは文芸担当ですけど、ま、雑用みたいなもんですから、基本的に。ま、雑誌の版権です、ポスターとか書き下ろしとかの調整とか、あと、セル整理もすりゃ、文字撮もするよと、
vap:なるほど
南極:何でもやっちゃいますから。
[*20]観客の手がぱらぱらと上がる。
vap:でも、シナリオ打ち合せは基本的に佐藤さん中心に回ってますよね。[*21]
南極:そうですね。
vap:と、いうか、スケジュールを意識して誰もやらないっていう。
南極:そうです、私しか指摘する人間がいないっていう。(笑)
vap:そうですよね。なるほどなるほど。というお仕事をしつつ
南極:しつつ、ええ。
vap:余暇で
南極:余暇で?
vap:余暇で、んなことないですね。余暇でモモやってる、そういうわけじゃないですね。失礼しました。え、なんか色々訊かなきゃいけないこと実はこのカンニング・ペーパーに書いてるんですけど、順番がぐちゃぐちゃになってわかんなくなっておりましてですね。え、あ、企画の話を、はい、折角ですから、9、ん?、8年前?、え、10年前なるんでしたっけ。
南極:えっと、放映始まったのはもう10・・・
vap:最初の、所謂スタッフの間では旧モモと言っている
南極:1982年ですね、82年3月だから
vap:所謂まあ、約10年前という。え、から今年92年。に、また企画として持ち上がった訳なんですけども。何時頃からですね、どんな風な感じでこう、も一回モモやろうかななんて話になったのかっていうところをちょっと。
南極:そうですね、基本的にミンキーモモという作品はあのこの弱小「葦プロダクション」を、こう常に危ないところを支えてくれた貴重な作品だったわけです。あの、何遍も。
vap:綺麗なスタジオです、綺麗な会社ですよ、あれは。
南極:いまは綺麗になりましたけどね。
vap:いや、もう素晴らしい。
[*21]佐藤さんというのは南極さんの本名である。「佐藤徹」という本名が海モモのオープニングクレジットにも出ている。このトークライブでは本名は明かさない筈だが、大島さんはこれを始めとして5回も言っている。
南極:昔は凄まじかったんですからこれが。[*22]
vap:あの、プレハブの、あ、言っちゃいけなかったですね。
 ―笑―
南極:日本テレビの堀越さんが、え、モモもやってらっしゃるんですけども、以前、ボーグマンという作品で御一緒した時に。
vap:はいはい。
南極:初めて葦プロに来たときに、「こんなとこでつくっていたのか」と愕然としちゃいましたから。大体、あの、初めて見えられる外のお客さんは、ここがアニメ会社だと思わずに通り過ぎてしまうという位凄かった所で。
vap:あれは、ひょっとすると駐車場の管理室かなと思って見てしまう位。
南極:そうです。
 ―笑―
vap:やたら前にある空き地ばっかりが目立ってしまうという。
南極:そうですね、ええ。もう、凄い。そういった所で作ってて、何遍も赤紙を貼られつつ、ミンキーモモという作品の御蔭で、ま、時々持ち直して今日に到るという。
vap:今の隆盛を迎えるわけですね。
南極:そうですね。
vap:そうですね、はいはい。あ、なるほど。
南極:ほいでまあ、うちの社長がいたくモモのことを気に入っておりまして。
vap:社長もそういえば、佐藤さんと仰るんですね。あ、いけない本名は言ってないですね、今日ね。失礼しました〜。
南極:(笑)
vap:はい。佐藤さんという社長が居るんですよね。
南極:社長がこれが、あの、ま、顔は渡哲也、黒いグラサンに派手なネクタイで背広着て闊歩して歩いて来るんですけれども、この社長がですね。
vap:あの人、ほんと怖いですよね、
南極:そうですね。
vap:私、はっきり言って。
南極:ラーメン屋で話し掛けられると、とってもあの、びっくりしちゃうっていう、
vap:はい。
南極:そういう社長がですね。なぜかモモがいたくお気に入りで。顔に似合わず。
 ―笑―
南極:モモがやりたい、モモがやりたいと8年ずっと思い込んで生きて来て、えー、「アイドル伝説えり子」っていう作品があったんですけどそれが終わった段階でモモみたいな話がやりたいぞと、いうんで、首藤剛志さんを召集いたしまして、モモみたいな話をやれと、
vap:なるほどね。
南極:言ったんですけども、なぜか「ようこそようこ」になっちゃって。
 ―爆笑&拍手―
vap:全然違いますよ、はっきりいって。
南極:根底に流れているものは、きっと同じかも知れないなぁと思いつつ、騙し騙し作ってたんですけれども、
vap:いや、違うと思うなぁ、僕は。
南極:ついにそれがばれてしまいまして、
vap:そりゃ、そうでしょう。
南極:「こんなんじゃなくてモモがやりたい」と言うんでですね、モモの企画書を書かされまして。
vap:それが、え?、いつ頃ですか?
南極:1991年の頭くらいですか。
vap:あ、ということは、え、そこから、放映が…放映なるまでに1年以上・・・
南極:いえ、放映始まったのは1991年
vap:10月でしたっけ。そかそか。
南極:ですから、ま、だいたい半年位前に企画書作って芦田豊雄さんが最初のキャラ・デザインとかやってたんですけれども、ま、それで放送局回りとかして、やらせてくれやらせてくれと。
vap:前は某12でしたよね。
 ―笑―
南極:そうですね、はい。
vap:あ、全部言ってしまいましたね。某局でしたけど。
南極:某局でしたけども、今回は、なんと、
vap:3分の1になっちゃいまして。
 ―笑―
[*22]桃杖海姫は葦プロがドルバックをやっていた頃、「見学」に行った事があるが、そのときの印象としては、「工事現場の様」であった。
南極:びっくりした!(笑) おれ、視聴率が3分の1かと思った。[*23]
 ―笑―
vap:私は、いくらなんでもですね、ご存じのようにうちも子会社ですから、そんな、そんな暴言吐けません。
 ―笑―
vap:単純にチャンネル数ですね。
南極:そう、そうです。
vap:チャンネル数が3分の1になっちゃいまして。
南極:日本テレビさんで、ムサシロードのあとの枠が空くけどやらないかと
vap:なるほど、ムサシロードのプロデューサの堀越センセイがですね。
南極:やらないかと言われたのが10月の放映開始のわずか4カ月前という。
vap:だいたいこんなもんなんですよね。
南極:そうなんですよね。4カ月ありゃ十分ですよね。と、言いながら、もう
vap:泣いてましたね。
南極:泣いてました。まあ、いつも番組始まるときはそうなんですけども泣きながらやってます。で、まあ、それでもやっぱり旧作のスタッフなるべく集めようと。
vap:なるほどね。
南極:なるだけ集めて、湯山監督じゃなきゃ駄目だと、首藤さんじゃなきゃ駄目だと、ね。
vap:スタジオ・ライブじゃなきゃ駄目だと。
南極:そうそうそうそう。で、大野さんじゃなきゃ嫌だと、大野さんが泣きついてくれてですね。(笑)
vap:大野さんが、本人が言ったんでしょ。
南極:そうそう。
 ―笑―
vap:大野さんてのは読売広告社の、
南極:代理店のプロデューサーなんですけど。本編中にも「おーのー」という名前で出て来てますけど。
vap:はいはい、あの方です。
南極:そう、10話で出て来たとき「おーのー」と「こーしー」ていうのは、あの、代理店の大野さんと、テレビ局の堀越さんなんですけどね。
vap:「こーしー」ってのは堀越のコシ。
南極:はい。で、彼らがちょうど30の頃に、十年前にモモ作ってまして。
vap:今みんな40過ぎてんですよ〜。
南極:えぇ。
vap:堀越はそんなことないですけどね。
南極:堀越さんは旧作のとき居ませんでしたから。
vap:確かに。
南極:えぇ。
vap:で、えぇと、ですから、湯山さんもそれから首藤さんも大野さんも
南極:うちの加藤も
vap:はいはいはいはい。
[*23]テレビ東京での最近の空モモの再放送では、15%前後。日本テレビでの平均的な海モモの視聴率は5%程度。やっぱり1/3だ。
南極:みんな30の頃に青春をかけて作り上げたものが、また、ここに帰って来たぞということで、もう、最初一本目が出来上がった初号の時はみんな、なぜか陽気にはしゃいでいるこの大人たちはっていうね。[*24]
vap:なるほどね。
南極:僕らの心配をよそに40男たちがみんなではしゃいでいたという、なかなか微笑ましい光景がありましたけどね。
 ―笑―
南極:僕もひょっとしてミンキーモモ3が出来たらそうなっちゃうのかなってちょっと不安になりましたけど。
vap:もう、すぐですよ、ま、いいですけれど。年齢はね。いいんですけれど。
南極:そんなこんなでスタートしまして、最初のうちはシナリオが上がらないだの、けっこうばたくったんですが。
vap:ただ、お話聞くとですね、その、前作も当然見てらっしゃった方が所謂そのこういう業界にお入りになって、作画の方ですか、割とその、やってみたいななんて話を逆に向こうからみたいな。
南極:わざわざ電話掛けて来てくれて、フリーでアニメーターやってんだけどモモやらしてくれないかとかそういう話はいっぱいありました。
vap:わりとその、ま、苦労せずにというのは失礼ですけれども、あの、スタッフ集めに、そんなに、こう、やんねぇよって言われるような作品じゃないと。
南極:そうですね。えぇ。で、原画マンは原画マンで貰ったものはこっちのものだってことで、ま、好きにやってたんですけども。で、そんなこんなで始まって、シナリオですね。シナリオがこれが大変だったんですね。
vap:今思うと。
南極:えぇ。
vap:まぁ、なにせ、首藤さんですからね。
南極:そうですね。なかなか小難しい。
vap:あ、
南極:あ、そんなこと、
vap:小難しいと(笑)ほんとなんですよ。結構厳しいですよね。そういう意味じゃね。
南極:厳しいです。
vap:ですから、最高、何稿ですか。所謂、あの、最初に初稿でしょ、ま、プロットもあるんですけどね。
南極:シナリオが上がって一番最初が一稿。そっから二回目が二稿、三回目が三稿という風にいくんですけれども、
vap:ここをこう直して、ここをこう直してと。
南極:はい。最高で37稿。
vap:37稿! あげくに?
南極:あげくに、没。
 ―笑―
vap:かわいそうですよね。
南極:そうですね。
vap:名誉のためにお名前はね、言えませんが、これこそ、ほんとに。
南極:言えませんけれども、まあ、そんな感じで4稿、5稿で没はあたりまえ。
vap:はいはい。
南極:没になったシナリオ、プロットは星の数ほどあると。
vap:はぁ。
南極:まだファイル一冊分に残ってますけども。
vap:あ、没になったものが?
南極:ええ。
vap:流石ですね。
南極:だから、決定になる迄に、必ず4稿、5稿、7稿くらいが平気でいっちゃうような感じで進んでましたんで、かなり最初のうちはスケジュール的には厳しかったかなと。
vap:最初から割とその放映まで4カ月って言いながらも、それだけシナリオを粘って。
南極:そうです。あの、思い入れの強い40男達が居ますんで。
 ―笑―
vap:いるんですよねー。こいつら…あ、こいつらって言っちゃ危ない、危ないですよね。
南極:これが、こんなのモモじゃないって力説をしましてですね、とても子供には見せられないんですけれども。ま、いろいろ4稿、5稿と重ねて行って、無事にオン・エアという形でやってましたけどね。ま、途中何本か特番とかが入りまして。
vap:ちょっと、そこで一息付かせて貰うという
[*24]この初号試写の時には、泣いていたおじさんスタッフもいたという噂である。
南極:そう、7話、8話近辺で一遍、6話と7話くらいに入ったんでしたっけ。[*25]
vap:ありましたね。
南極:そん位に入ったときにちょっと安心。でま、年末で入って完璧に大丈夫だろうみたいな世界に。今ではもう、そうそうそう、今ではもうあれですよ。62話のフィルムがもう昨日アフレコしちゃいましたから。
vap:62話といえば?
南極:最終話ですね。
vap:なるほど、昨日アフレコが終わった。
南極:終わって、もうフィルムばっちり色が着いて、
vap:色がついて
南極:ええ。なかなか、来ますよ、っていう。
vap:来ますよ。
南極:えぇ。
vap:何が来るんですか。
南極:ま、内容には、敢えて言いませんけれど。
vap:そうですね、一応これも秘密という事で。はい、えー、ということは昨日アフレコのあと打ち上げやったんですね。
南極:そうですね。
vap:あぁ。南極さん、二日酔い?
南極:いえいえ。とんでもない。私はもう、あの、仕事のお酒だったら酔いませんから。
vap:じゃ、次の話題。
 ―笑―
vap:そんな感じで、だから62まで非常に順調にもう既にアフレコも終わり、これで行くと来週ダビングやって、
南極:いや、ダビングまでにね、えっと、十日あるんです。
vap:あ、余裕のスケジュールですねぇ。この作品は。
南極:その間にだから、リテイク分とか差し替えて、ま、完璧な状態でダビングで、初号と。ま、大抵、初号は放映の一週間前ですけれども。あ、初号ってもわかんないですね。あの、フィルムが完成して音付けてオープニング付けて、全部の状態、揃った状態で一遍プリントを回す事をま、初号って言うんですけども。ま、そこで一段落するという形ですね。
vap:なるほどね。そうすっと、ま、ということは、年内に殆ど、もう、
南極:だから、12月23日が、最終話ですから。その前の週にかけて、お疲れさまと、
vap:お疲れさまと。
南極:いう、筈だったんですけどね。
vap:何の話ですか。
南極:いえいえいえ(笑)
vap:もう、一寸とっときましょうね、その話は。
南極:はい。
vap:そんなこんなで取り敢えず、シナリオの上がらない、上がるっていう話もありながら、首藤さんにお話を伺ってもいろんな、こう、シリーズの中で、非常にバラエティに富んだ作品たちが前半は、よく言うとですけどね。
南極:え、え、で、悪く言うと?
vap:いやっ、私はそんなこと言えないですよ。
 ―笑―
南極:はいはいはい。
vap:テーマ性を持たない、いやいやそうじゃなくて、
 ―笑―
vap:魔法は何の為、いやいやそうじゃなくて
 ―爆笑&拍手―
vap:いきなり拍手なんかして煽るんだから、そうやってまた。どんどん自分の立場が悪くなっていく。えー、何言ってたんだか忘れちゃいましたけど、
南極:魔法は何の為に、
vap:あ、いえいえいえ。
 ―笑―
南極:と、いうことを神様が
vap:神様が
南極:神様が、ふと
vap:ふと、
南極:言われちゃったんで
vap:3クール終わったくらいで、
南極:終わったくらいで、神様が、ちょっと、今仰った様な事を。神様の声が、お告げが聞こえたんで。
vap:は、今ですからきっと神様がね、私に言えと
南極:そうそうそう
vap:そんなことないですけどね。
南極:チャネラーですから。
vap:はい
南極:ということでま、夢を抱きしめてになって、
vap:うん。
南極:ちょっと苦境に立たされるモモみたいな。
vap:てことはこっから最終回に向けて
南極:そうですね。
vap:ぐぐぐっと盛り上がっていくわけですね。
南極:ええ、そうです。
vap:まさか、死んじゃうようなことないですよね。
南極:ん〜、まぁ、それは、
vap:とんでもないことしたスタッフですからね。
南極:ま、一遍やってますからね。
 ―笑―
vap:けど、それだけはやっぱり避けていただきたいなというね。
南極:そうですね。ここで死んじゃったら続編もつくれませんからね。
vap:まだやる気なんだ!?
 ―爆笑&拍手―
vap:拍手していただいて嬉しいですね、でも。葦プロを代表して一言、
南極:ありがとうございます。
vap:ほんとに。
南極:末永く見守ってあげてください。
[*25]6話と7話の間に1回、11話と12話の間には正月の為、特番が入っている。
vap:やっぱり十年後やるんだ。これ[*26]
 ―笑―
南極:それでね、昨日アフレコの時に、
vap:えぇ、
南極:まぁ、あの、アフレコじゃない、えっと打ち上げのときに、
vap:はいはい。
南極:ま、十年前モモやってらした小山茉美さんがいらっしゃってまして、
vap:あ、「モモとモモ」で、
南極:そうですね。え。
vap:このあと、このあとですよね。ん? もう終わったんですか。
南極:「モモとモモ」は39話です。
vap:どーも、自分のやってるのがわかんなくなってしまって、すいません。
南極:で、まあ、小山茉美さんが来ていらっしゃいまして、
vap:はい。
南極:林原さんもいらっしゃいまして。今度十年後モモをやるとすると
vap:ん?
南極:みんな幾つになっているんだろうと。
 ―笑―
vap:あんまり、あの、あれですよね。あの、画面で見てもいいかなって気はするんですけれども、
南極:え。
vap:アフレコ現場には行きたかないぞと。
 ―笑―
南極:三代目、四代目とぞくぞくと続いてきたら、凄いものになるかなぁと。
vap:そのときのタイトルは「モモとモモとモモとモモと・・・」
 ―拍手―
南極:いまでもね、20年来タラちゃんの声をやってらっしゃる方もいらっしゃいますし、
vap:ワカメちゃんの声の人なんか見せて上げたいですよね。
南極:そうですね、ええ。ま、絵の方は変わらずに楽しんで頂けるものかと思いますが。
vap:なるほどね。
南極:ま、十年先のことはわかんないぞ、と。
vap:そうですね。
南極:という話をしてましたね。昨日。
vap:さっきから、私、あの、下に置いてあるものが気になってるんですけれど。
南極:あ、これですか。こういうものが、
[*26]これは葦プロの佐藤社長が打ち上げの時に言った、「また十年後宜しく!」が元になっている?
vap:なんだと思います、みなさん? ラーメン屋のね、チラシなんですよ。ここにね、「1ドルラーメン!! 開店記念サービス!!」、まん中にモモが居る。
 ―笑―
vap:まずいんじゃないですか、これ? って言ったらですね。
南極:これはですね。葦プロダクションの系列会社の多角経営のラーメン屋なんですね。
 ―爆笑&拍手―
vap:葦プロはあれですか、そうすっと、アニメとラーメン? どういう繋がりなんですかね。
南極:見た後に心とお腹があったかくなるという、
vap:なんだかこじつけっぽいですけどね。
 ―笑―
vap:え、深夜、スタッフが通うラーメン屋って、そんな感じがしますね、これは
南極:いや、あの、
vap:しょうがないから、序にここに居るだけの方でもね、コマーシャルになれば、ちょっと、なんか、場所はどこにあるんですかこれ。
ほうむらんのちらし
homerun
南極:西荻窪駅からですね、青梅街道まで出て戴いて、青梅街道を善福寺という方向に歩いて戴きますと、あります。[*27]
vap:「ラーメン&餃子 ほうむらん」と書いてありますね。
[*27]西荻窪駅から徒歩で15分位で着く。荻窪駅からならバスで5分程度。
南極:12月18日、19日は開店記念セールで1ドルラーメンという。1ドルってのは当日レートで1ドルですんでいくらになるかわかんない、[*28]
 ―笑―
南極:行ってみていきなりドルが値上げしてたらどうしようとか思うんですけどね。
vap:で、これチラシってこれまだ出来上がってないんじゃ
南極:これ、まだゲラの段階なんですけども、
vap:とんでもないもの持ってきましたね。これね。
南極:これ、うちのはばらさんが描いたモモなんですけど
vap:あ、はばらのぶよしさん、はいはい
南極:なんですよ。
vap:(C)入ってませんよね?
南極:入ってないですね。
vap:すいません、一応ちゃんと入れといてくださいね、これね。
[*28]開店当日・翌日である12月18・19日のレートは、124円/1$だった。
南極:はーい。[*29]
vap:場所なんですけど、なんかこれ、私、ちらっとこの場所に記憶があるような
南極:鋭い。鋭いところに気が付きました。嘗て
vap:嘗て?
南極:嘗て葦プロのセル倉庫だったところなんです。
 ―笑―
南極:ラーメン屋に変身してしまったんですね。
 ―笑―
vap:セル置いてあったんだけども、何時の間にか玉になっちゃった訳ですね。
南極:そうですね。え、まあ、葦プロ関係のセルとかフィルムとか色々置いてたんですけども、有名なことに泥棒入られやすい倉庫だったんですね。
vap:管理が甘いって事ですね。
[*29]結局、(C)は入らず終いで、後にアニメージュ誌('93年3月号)の「こてこてランド」のコーナー新聞の折り込み広告等に描いてあるアニメキャラを読者の投稿で紹介するコーナー)にこのチラシは投稿され掲載されてしまった。
南極:そうですね。なんか、スタジオの鍵をもう泥棒さんが持ってるという[*30]
 ―爆笑―
vap:合鍵を…泥棒って言うんですかね、それ。
南極:そう、ね。凄いですね。
vap:フリーで入れちゃうんですね。そうすると次からは鍵開けて盗みに入ったらラーメンの玉しかないですね。
 ―笑―
vap:とんでもないですね。
南極:僕等そっちの方がいいですけど。いやいや。そういう感じで。
vap:モモも結構、ちょいちょいされたんですか。
[*30]葦プロでは倉庫をスタジオと呼んでいる、のであろうか?(謎)
南極:されてますね。[*31]
vap:なるほど。
南極:ええ。オープニングとか結構[*32]
vap:オープニング?
南極:エンディングとか
vap:エンディング!? 大事なとこじゃないですか
南極:そうです。
vap:流石敵は知ってますね。
南極:知ってますねぇ。この前あの、小学館さんから、あの、ムックが出たんです、
vap:けっこうちゃんとした、大きな、
南極:あれ、でもセル撮で小学館さんの方に貸したんですけども、返ってきて数週間経たないうちにあそこに載っているカットがもう既に無いと
vap:ということは。
南極:敵は知ってますね。
vap:内部事情に詳しい者
南極:詳しいのか足しげく通っているのかどっちかですね。
vap:なるほどね。
南極:またね、カット袋ごと持っていけば分からないものを、中のいいとこだけ抜いてくからばれちゃうんですね。(笑)
vap:流石ですね。
 ―笑―
南極:ま、でも、僕なんかも、だからモモ関係はセル整理とかするんですけれども、
vap:大変なんですね、あれね。
南極:やっててやになりますね。
vap:なりますね。
南極:演出さんによって色々あるんですけど、大体あの、アップの好きな演出家さんとかロングの好きな演出家さんとかありまして、
vap:アップは、おいしいですよね。基本的にね。なんかさっきから私はここに気になってるんですが、アップがね。あるんですよ。
南極:こういう演出家さんはね、こういうとこに持ってきてぱっと見せても、おぉっと声が出るんですけどもね。
vap:ちゃんとかわいいモモだなと分かる。
南極:ところがロングが好きな演出家さんってのが居まして、
vap:モモがこぉーんななっちゃう訳ですね。
南極:こぉーんなモモがですね。いくら捲ってもいくら捲っても百何十枚捲っても・・・
 ―笑―&拍手
vap:向こうから、ずぅーっと、モモが
南極:ずぅっと、手前まで来ないんですね。
vap:おーいおい。
 ―笑―
南極:そういうセルを一晩倉庫の中で黙々と整理をする姿というのは非常に悲しいものがあると。
 ―笑―
vap:やっぱりね、人に言えないそういう努力を積み重ねて、いまの南極さんがある。
南極:そうです。
vap:なるほどね。ところで、これは何方の絵なんでしょう。判ります?誰の絵かって・・・
[*31]マリーベル等も変身(といっても着替えるだけだけど)シーンの、フラッシュ光で隠れる部分のセルがやられている。勿論、セル段階ではちゃんと描いてあったらしい。
[*32]92年夏のコミックマーケットに於いて、それが売られていたらしい。普通の人なら売られていたものか盗られたものか分からない所だが、たまたま葦プロの人が会場にきていて見つかったらしい。
南極:当たり。堀内さん。そうです、堀内さんです。[*33]
vap:ピンポン。だからといってあげないよ、当たってもね。
 ―笑―
vap:これあの最後に抽選会があるんでその時に、っていう風に無理矢理、ちょっと佐藤さん持ってたんですけども、あ、佐藤さん、南極さん持ってたんですけども・・・
 ―笑―
vap:今強奪しましたんで後程皆さんに抽選で差し上げます。時価、数千万、んな事ないですが。
 ―笑―
南極:でもね、葦プロから例えば…ま、アニメショップ行けば売ってますけど。
vap:いま、出てるんですよね。モモのね。
南極:どこ行ったかな?ムービックさんとか、アニメイトさんとか、
vap:アニメフレンドさんとか
南極:いろいろまあ、流してますんでお店行けば買えると思うんですけど、たまたまこうその見て額面を見て私はどぎゃんと目ん玉が飛び出る思いでした。
vap:なるほどね、基本的に葦プロさんから出る時は、目方で幾らですものね。
南極:目方で幾らですからね。
vap:どんなカットがあろうがね。
南極:そう、なかろうがあろうが、目方ですから。
vap:段ボール、
南極:一話に付き大体4箱から5箱位ですから。
vap:そうですねシリーズ、30分シリーズだとね。
南極:それが目方で幾らと。言っちゃうと暴動が起こっちゃうから言わないですけど。
 ―笑―
vap:怒りますよね。きっとね。
南極:怒りますよ。ええ。俺だって怒りますもん。これがぁ?ってみたいな。
vap:まぁね。そういう風な、ま、商売も世の中にはあるぞと。
南極:あるぞと。
vap:それ位にしときましょうか。
南極:そうですね。
[*33]会場内には、「とみながまり」というボケをかました声もあった。(^_^;)
vap:ですから、取り敢えず、あ、そうか、だからラーメン屋の話してたんですよね。だから、ラーメン屋。ちょっと、蒲鉾がモモの顔してたらいいですよね。でもね。[*34]
 ―笑―
vap:だから、あの、ラーメンに入ってるシナチクがバトンの形してたり。
 ―爆笑―
vap:それだったらいいんですけどね。ちょっと、今度言っといて下さいよ。
南極:ルピピがそのまんま入ってるとか。
 ―爆笑&拍手―
vap:あんな可愛いもの食っちゃって一体どうすんですか。あとでチラシもあげますよ。これね。
[*34]モモの髪形は、餃子頭と呼ばれる事があるし、「ももちゃん餃子」という商品がスーパーなどで売られている(語源は不明)。だからそんな大掛かりな事をしなくても、餃子の皮に、食紅の赤をちょっと入れるだけで十分だと思うのだが。
 「あ、欲しいな」[*35]
vap:これ。本当? コピーだよ、これ。
南極:(笑)
vap:もうちょっとすると、でもちゃんとこれ。色刷りなんでしょ、これ。
[*35]観客の一人が発した声である。
南極:いや。えーっと一色刷りで、西荻近辺の方に出まわるかなと。[*36]
vap:なるほど。やっぱ貴重なもんですね。じゃこれも抽選会に出しちゃいましょう。
南極:ま、コレクト・アイテムということで。
vap:ね。なんでもかんでも出しちゃえ。えー、そんなこんなで、この後例えばこの後放送になるもので、なんかお薦めだぞとかみたいな。
[*36]結局、白地に黒印刷という、チラシが、西荻窪駅北部一体の家庭に折り込み広告として配付された模様。駅南部に住む桃杖の親戚宅には来なかった。
南極:ま、59話60話、来週放送なんですけども。[*37]
vap:来週。59と60ってのは、話が
南極:え、前後編
vap:繋がってんですね
南極:前後編で、出るぞと。
vap:出るぞ?
南極:彼女が出るぞと。
vap:え、彼女?さて、彼女とは一体・・・
南極:誰なんでしょう・・・。あ、知ってる人がいる。もう。
vap:流石ですね。
南極:あのー、そうです・・・。シンドブックが出ます。
 ―爆笑―
vap:誰がそんなもん頼んだ。
南極:嬉しいじゃないですか。ぬくぬくと。あれ描きやすくてね、評判良かったんです。
vap:で誰が出るんですか。
南極:旧作のモモが。
vap:やっぱり。
南極:人間になったモモが、またまた「共演」するぞと。
vap:んー、ただ共演するんじゃね、モモとモモ、
南極:一緒ですからね。
vap:ね、2回やるなよっていう話しで、いや、3回やるなよっていう話ですね。
南極:そうそうそうそう。あの、ストーリーの話、言っちゃっていいんですかね。
vap:いや。私はテレビ局の人間じゃありません。ちょ、ちょっと位いいんじゃないですか。ちょっと位。
[*37]59話「夢に唄えば」、60話「夢の彼方に」
南極:ま、映画監督さんが、フェナリナーサの女の子の童話、童話っていうかお話し、あの、10話で誰だっけ、ジャネットさんだったかな、小説家いましたよね。その人が書いていたフェナリナーサの伝説のお話しをみていたく感動してその映画を創ろうと、いう話しでオーディションをして主役が選ばれるんですが、その女の子が今のモモと前のモモ。[*38][*39]
vap:なるほど。
南極:二人選ばれちゃったんでどうしようという。まそういう話しから始まりまして、
vap:なるほどね、シナリオ書いたのは、これ、首藤さん?
南極:来週59話が北条さんで、
vap:北条さんで、
南極:60話が首藤さん。
vap:絵コンテ、演出、作監と同じ方らしいですが。
南極:あ、それは60話の方。60話の方が絵コンテ、演出、作画監督がわたなべひろしさん。
vap:なるほど。ということはなんか仕掛けがあるんでしょうね、きっとね。
南極:ま、旧作のミンキーモモ、わたなべモモが見たかった人にはお待たせいたしましたという感じの、そう、十年来のファンならきっと涙がちょちょ切れるんではないかという、そんなシーンもちょっと仕掛けてあります。
vap:ちょっと? それは言っちゃうと面白くないからちゃんと見て戴いて。
南極:えと、一個だけ、もうこれはもう、これが見たかったんだって思える様な。
vap:うん?
[*38]この辺の設定は本放送版では削られてしまい、裏設定となった。
[*39]10話「眠らせてお願い!」
南極:ネコパンツが出てきます。[*40]
 ―爆笑&拍手―
vap:ところで、旧作、旧モモを観てたぞ、ま、観てたぞってもリアルタイムでは無いかもしれないんですが、ビデオも含めて、見て知ってるぞっていう方は?…あ、ありがとうございました。[*41]
ほんとに、バンダイになりかわりましてどうもありがとうございます。
 ―笑―
vap:なるほどね、ということは、じゃあ、みなさん殆どその辺でいくと仕掛けが
南極:じゃあ、そうですね、大丈夫ですね。これはって思うようなカットがあるんだけども今言っちゃうとね。(笑)
vap:ねぇ。折角ですからね。
南極:これは次回のお楽しみ。(笑)
vap:あるんですかそんなもの。
[*40]空モモでは、ネコパンツを描いた主犯は、スタッフの互いの押し付け合いで不明となっているが、今回のは誰が主犯なのだろうか?(^_^;)
[*41]殆どの観客の手が挙がった。
南極:そんなもの無いですけど。(笑)ま、DABAあたりで書いちゃえば[*42]
vap:あ、そうですね。どうだ見たかって奴を。
南極:実はそういう仕掛けなんだよみたいなのを。一応見て貰って驚いて戴いて。
vap:なるほど。
南極:取り敢えず、59話60話はご近所のお友達にも教えてあげてね。
 ―笑―
南極:旧作モモは好きだったけど海モモは嫌いだよぉって人にも一応見て貰いたいなという。
vap:そんな人居るんですかね!
南極:なかにはやっぱりね。あの月刊「DABA」にもお便りが来てましたでしょ。
vap:居ましたね。結構あのね。居るんですよ。やっぱりその。旧モモがどうで今回のモモはどうだみたいな、まぁ何言ってるかわかんない。
南極:(笑)
vap:そういうこう愚痴ともつかないですね苦情を寄せられる方があるんですけれども。
南極:ま、59・60話だけは見てくれよ、みたいな。ま、当然61・62も見て欲しいんですけれども。ええ。
vap:61・62は独立したお話しでシリーズの終わりになる。
南極:そうです。62話で一応終わりと。
vap:一応終わりと。やぁ、よかった終わった終わったあ。
南極:と、思いきや。
vap:お?
南極:と、思いきや。
vap:なんかあるんですか。
南極:なんか書いてますよ。
vap:えー、ほんとだ。「未放映バージョン」。ん、何の話しですかこれは。
南極:なんでしょうね。
vap:なんでしょうね。困りましたね。
南極:62というのは非常にゲンの悪い数字で、
vap:ね、ちょうど、あんまり切りが良くない。
南極:テレビ放映の作品ってのは基本的にこう13本づつで数えまして、
vap:13本を1クールっていうんですけどね。ま、その、3ヶ月。
南極:そうです。で、62というのはどうも切りが悪い
vap:足んないかな、みたいな。
[*42]結局書かれなかった。
南極:そう、5クールにあと3本、足りないぞ、と。[*43]
vap:すいません、阿漕なビデオ会社でございます。
 ―笑―
南極:じゃ、作っちゃおうと。
vap:作っちゃおうかなぁ、なんていう話がありましてですね。一応これは未放映バージョンということで飽く迄もシリーズの中で。その後のお話しにはならないんですけども。
南極:ならないんですけども。
vap:今回のシリーズの後半のどっかに入っちゃうと。
南極:え、夢を抱きしめての中に。もう、入る場所も決まってるんですけどもね。
vap:勝手に湯山さん、決めたんですよね。
[*43]当然、6クールにはあと16本足りないし、7クールにはあと29本足りない。(^_^;)
南極:ええ、大体、まあ46話以降から58話までの間に、どっかに入るぞというお話しを3本、ま、テレビシリーズではちょっと描き切れなかった部分というのを、設定的な部分を含めて[*44]
vap:設定的な部分ね。え、マリンナーサの中身は一体ほんとはどうなってるんだろう、とか、
南極:とか、
vap:モモは、学校にいってるのかな?
 ―笑―
南極:行ってるんですよ。
vap:行ってるの?
南極:行ってるんです。
vap:だって、いつも、
南極:あれはね、いつもカメラ回ってるのは日曜日なんです。
 ―爆笑&拍手―
vap:なるほど、なるほどね。でも、あ、そうですよね。必ず、「おはよう、モモ、」
南極:そう、それから始まるんですね。
vap:ここから、始まりますもんね。なるほどね。あ、日曜日だったんだ。
南極:日曜日だったんですね。
vap:だから、週一回で一つのお話でいいんだ、話は合うんだ。これ。
 ―笑―
vap:辻褄合いますよね。
南極:合います、合います。
vap:間に祝日もあるだろうしね。
南極:そうですね、週休二日もあるだろうし。
 ―笑―
vap:なるほどね。ほぅほぅほぅほぅ。
南極:で、あの、放映開始当初のアニメディアさんで、「ミンキーモモ・モモダス」っていう特集が組まれたときがあったんですけども、
vap:はいはい。
南極:そこにちゃんとあの、モモの一日というのがありまして、
vap:タイム・テーブル。
[*44]結局、3本は、46.5話「星に願いを」、53.5話「SOS!マリンナーサ」、58.5話「モモ学校へ行く」となった。
南極:ちゃんと学校行ってる事になってるんですね。[*45]
vap:汚ねぇな。あ、いぇ。
 ―笑―
vap:でも、学校っていっつも出てないですよね。
南極:そうです。だから、ちょっとやっとかなきゃ、片手落ち、いゃいゃいゃ、
vap:いやそれは放送コードで、
南極:そうそう、拙いんじゃないかと。モモちゃん学校へ行くという話しが一本。
vap:なるほど。学校ですよ。どんなクラス・メイトが居るんでしょうね。
南極:これがですね。ま、言っちゃうと、もう、出来上がるの、だって半年先ですからね。
vap:そうですよね。ま、お楽しみということで。
南極:ま、徐々にアニメ雑誌でリークしていこうかなと。
vap:ちょっとずつしか出さないぞー(笑)で、もう一本が、
南極:もう一本は、あの、ノコッタ・インの、まあ、舞台廻りでちょっとお芝居をしますよ、と、そういう話です。
vap:大体あそこ、不思議な場所で、どっか開けると、
南極:なにこれ。
vap:こんなとこあったのって所が突然出てくる。
南極:あの逆にこんなの作ったのに一度も使って貰えないっていう所が多々ありまして、
vap:まだありました?
南極:え、あります。山ほどあります。
vap:出た〜。はいはい。
南極:それ、まあ、前のレジェンド・インのときもそうだったんですけど。レジェンド・インのときもホテルだからホテル絡みの話が一杯あるだろうと、もう部屋の造りとかきっちり決めて、もう、これでどうだ〜、みたいな設定創ったら、一回しか使って貰えなかったという、そういう悲しい記憶がありますけども。
vap:それで、どっかいっちゃいましたね。あれ。
南極:ええ。神様が、上から、お怒りになりましたので。
vap:はぁ〜。「ユ」が付く神様?
南極:んん、心が。
vap:なるほどね。
南極:とっても、あれですね。
vap:なるほどね。
南極:この位にしときましょうか。
vap:そうですね。
 ―笑―
vap:次のシリーズ無いと困りますものね。
南極:そうですね。
vap:はい。なるほど。ま、という訳で、ま、あの、冗談めかした話ですが、実は3本作ろうかなっていう話は、ちゃんとこう決まってる話でございまして、まあ、お楽しみということで、中身は大体こういうお話で3本作りたいと思っています、是非。ま、発売はね、きっと、多分来年の夏位の筈ですね。今、あの、ビデオカセットとレーザーディスクとで出さして戴いてるんですけれども、え、それの、まあ最後の方に出させて頂きたいなと思っておりますので、その節は是非よろしくお願い致します。コマーシャルしちゃいました。
南極:(笑)
vap:てなところで、なんとなくお時間もそろそろなんですが、ま、この際ですから南極さんにですね、なんか聞いてみたいぞ、みたいなことがあったらですね、何でも結構ですから、
南極:あ、答えられる質問であれば。
vap:するどいツッコミとかってのはいいですよ。答えに困っちゃうみたいな奴をですね、是非。
南極:困ってる姿は可愛らしかったりするんですけど。
vap:自分で言ってろ、っていう・・・。はい。なんかありますか、あのう、モモのここがわかんなかったぞ、みたいなのもいいと思うんですけども。あ、どぞ。
南極:はいどうぞ。
 ―「えぇと、旧作もそうだったんですが、新作で、やたら気になるのがトラックなんですが、」
 ―笑―&拍手
vap:トラック。忌まわしきはトラックね。
 ―「あれに恨みを持つ人がいるのか?」
南極:あ、トラック自体に。
vap:なるほどね。
南極:トラック自体には・・・恨みは・・・ありますね。
 ―笑―
vap:あるんですか。
南極:あのぅ、トラック、ま、旧作モモ見てらっしゃる方は判ると思うんですけども、あのトラックっていうのは、実はですね、おもちゃ屋さんのトラックだったと
 ―爆笑―
南極:あれ、あのー。
vap:知〜らないっと。
南極:(笑)あのトラックってのは、まあ、あの、
vap:それさっき「神様」って言ってませんでした!?
南極:いや。前の時は、
vap:「ユ」の付くって言ってたじゃないですか。
[*45]アニメディア91年12月号「8:00 とりあえず学校」となっている。
南極:前の時は、「\(^o^)/」これだったんですね。[*46]
 ―爆笑&拍手―
vap:今、ビデオ開けると、こういう顔が、こういう[*47]
南極:それで、ま、神様、じゃない、トラックの正体は、ま、旧作の時はそうだったんですけども、え、まあ、そこら辺に、非常に恨みつらみのある、ごく二人がですね、一応、
vap:二人?
南極:え、二人。
vap:なんとなくやっぱり、こういう場所だと特定したくなりますよねぇ。
南極:前の時に、だから、その話を作った後に「\(^o^)/」から呼び出しをくらった二人がいまして、
 ―笑―
vap:私それ知らないんですけど。
南極:はい、そうなんですよ。呼び出しくらっちゃったんですね。
vap:当然、二人って言うと、やっぱりあの凸凹ですよね、あ、いゃいゃ。
 ―笑―
vap:えっとですね、「しゅ」の付く人と、それから、
南極:「ゆ」の付く人。
 ―爆笑―
南極:まぁ、そういう。
vap:うわぁ。
南極:そこら辺がまぁ、トラウマとしてこの10年間残って来たのかなと。
vap:なるほどね。
南極:でも、ま、細かくやることによって、免疫を付けようという、インフルエンザみたいなもんですか。
vap:なるほどね。小出しにやっとけば、何かしても、大きな事やっても大丈夫かなっていう。
南極:いや、実はね1話でミンキーモモ、今回のミンキーモモが、地上に出て来た時に車に轢かれそうになるんですけれど。
vap:ありましたね、そういえば。いきなり。
南極:え、いきなり轢かれそうになって、でも逃げちゃったでしょ。
vap:逃げました。
南極:今回のモモね、ちょっとやそっとじゃ死なないんです。
vap:なるほど。あのー
南極:強い子なんです。
vap:強い子ですね。
南極:もう、何遍も何遍も、それはもう言ってるんですけどね。だから、こんなことがあっても負けないぞ、っていう、くらい強い子なんですよっていうことなんですよ。
vap:あのぅ、林原さんにね、声が代わって、作画の方も割と、とみながさんが、こう、キャラ・デザインなさったりっていうところで、割とこう、お話を聞いてみると、山の手のモモから下町のモモに代わったと。
南極:ええ。
vap:下町のモモは車なんかには負けないぞと。じゃ、車なんかには負けないということで一応トラックには、なんか恨みはあるそうです。
 ―笑―
南極:前のトラックはね。
vap:前のトラック? ってことは、前のトラックと特定するってことはマークに恨みがあるんです? ま、いいや、こういう話しはあんまりね、尾をひくと拙いので。はい。
 ―笑―
南極:他にはございますでしょうか。
vap:あ、後ろの方どうそ。
 ―「新作にしても、旧作にしても、あの呪文の由来?」
南極:呪文の由来?
 ―「変身呪文の。」―
南極:あ、呪文はね、誰が考えたのか、
[*46]南極氏はいきなり万歳のポーズをした。ちなみに当時のスポンサーである大手玩具メーカーのマークは「\(^o^)/」だった。(^_^;)
[*47]モアイ像の顔真似をした。
vap:あれ、首藤さんじゃないすか、やっぱり。[*48]
南極:いや、旧作はね、えぇと、あれは、ちょっと今となっては謎が多いんですけれども
vap:なるほど。あの、南極さんの「モモやま話」の最初でしたよね、あれ。呪文の話をお書きになられまして、
南極:そうですね。前の呪文は、ま、ちょっとまだ、あのぅ、歴史的に解明できてない部分が大きいですが。
 ―笑―
vap:古文書になりつつある?
南極:え。今回の呪文はですね、ま、ベースを湯山さんと首藤さんが、前の呪文を元に電話口で相談して決めたと。これはちょっと、あの、無気味な光景なんですけども。
 ―笑―
南極:ちょうど、あの、湯山さんが別の作品、「うしおととら」で他のスタジオにいるときに、こっちから、「すいません、呪文決まったんですけども」って言って、あの呪文を一文字、一文字言っていく。で、向こうも他のスタジオで、湯山監督、それを
vap:「うしおととら」やりながら、
南極:復唱しながら、こうやって、メモっていくという姿はですね、なんか四十男には辛いですね。ええ。
 ―笑―
vap:でも、結構嬉々としてやってたんじゃないすかね。
南極:そうですね、あの、でも、呪文決まる迄、あれはね、やっぱり、だいぶ時間掛かりました。大体ああいうの会議でやっても決まるもんじゃないですから。
vap:確かに。
南極:ええ。こう、四十男がずらっと並んで、「ウ〜ン、ぴぴるま、ぴぴるま・・・」
 ―爆笑―
南極:これはね、外では出来ないですね。もう、恐いですよね。
vap:とはいえ、打ち合わせってのは、いつもあそこの喫茶店じゃないですか。
南極:そうです。
vap:あれ、外じゃ無いんですか。
南極:そう、あ、最初は社内でやってたんです。
vap:社内で。やっぱり極秘の、
南極:え、呪文関係は極秘で。そこも、まあ、喫茶店、ま、新宿にある喫茶店、
vap:某喫茶店ですよね。
南極:葦プロの前に、
vap:ということはアフレコ・スタジオに近いんですけどもね。言っちゃ駄目ですよ皆さん、ね。
南極:え、打ち合わせしてるんですけども。昨日ですか、いきなり。
vap:ありました。
南極:いきなり、なんか電話が掛かって来たらしくて、つかつかつかっと来られて、「お電話です」
vap:佐藤さんとも何とも言わない、あ、名前はいいんですけど(笑)、何とも言わないんですよ。ウェイターさんがいきなり来て、つかつかつかっと「お電話です」。顔も名前も覚えられちゃったんですよね。
 ―笑―
南極:え、北条さんが遅刻してきたんですけども。
vap:いつも遅刻すんですけどね。
南極:ええ。遅刻したときに言われた言葉が、「あ、ミンキーモモですか」って言われて、「えっ」って。(笑)
vap:あ、そう言われたんですか。すっかり、もう、
南極:ばれて〜ら、っていう。
 ―笑―
南極:恥ずかしいですよね。
vap:一年以上、だってあそこのテーブルでね。毎週一回、必ず。
南極:昔は、でもね、横にね、「あげだま」のスタッフがいたんですよ。ええ。向こうで麗サマがどうのこうのと言いながら、
vap:言いながら、
[*48]古いアニメ誌のインタビューで湯山さんは自分で考えたと言っていた。
南極:こっちは、ピピルマ、ピピルマ・・・。[*49]
 ―笑―
vap:スタジオピー関係も結構あそこにいますよね。
南極:そうそうそうそう。だから危ないですよね、下手なこと言えないから。口の悪いもう、スタッフばっかりですからねぇ。(笑)
vap:そうですかぁ?
南極:いやいやいや。(笑) はい、えー、呪文の話からかけ離れてしまいましたが、他には何か。
vap:そうですよ、呪文は「アダルトタッチ」が。ま、いいですけど。
南極:あ、そうそうそう、「アダルトタッチ」。
vap:(笑)
南極:「アダルトタッチ」っていう言葉が使えなかったんですよね。
vap:今やもうアダルトといえば、
南極:そう、アダルトといえば、ビデオ。
vap:いやいやいや。って、あ、いいやどうぞ、はい。
南極:というてことでアダルトはやめようということで
vap:ほんとに。ミンキータッチですものね。他にご質問ございますか。はい。
 ―「先程、話に出たんですけども、あの今度また十年後にやるみたいなこと言ったんですが、もし本当に次やるとしたら本当に十年先になっちゃうんでしょうか。」
南極:これは・・・
vap:ま、十年すると南極さんも結構ねぇ。
南極:ま、十年、限ってないですけども、
vap:だから、さっきの話によるとやっぱり葦プロが次、危なくなればいいんですね。
 ―大爆笑&大拍手―
vap:ごめんなさい。(笑)
南極:もう、もう、でも来年危ないかも知れないという。取り敢えず、まだテレビシリーズの新作決まってませんから、
vap:確かに。葦プロさん仕事無いんですか。
南極:無いんです、今。
vap:あらら。
南極:今ですね外からですね、「SDガンダム」やら「カリメロ」やら「8マン」やら何やら、いろいろ、
vap:ほとんど、あの脈絡無く、お仕事を。
南極:そうです、もう「SDガンダム」と「カリメロ」一緒にやるんですからね。
vap:うわぁ。
南極:頭身は一緒だって、そんなことはない。
 ―笑―
vap:絵が違うがな。はい。
南極:ま、仕事無いんで、来年もひょっとしたら・・・って、ま、そんなすぐは作んないですよね。
vap:いくらなんでもね。
南極:というのは、あの、ま「アイドル伝説えり子」からおもちゃ関係、女の子向けのおもちゃ関係を、割と少なかったんですね。そういう形で企画は割かし、比較的に決まりやすかったんですけども、今はもう、女の子向け玩具が氾濫してますんで、要するにおもちゃ屋さんがつかないだろうと。この秋から冬、来年にかけてもう大挙して女玩関係が押し寄せてまいりますので、え、女の子玩具っての女玩っていうんですけど、女玩と男玩ってのありますけど。
vap:なんかあれ、いかにもですよね、男玩っていうとね、弾丸なんか飛んできそうですね。
[*49]海モモなら、「パラリル、パラリル・・・」の筈だけど。(^_^;)
南極:そう。「ダン・ガーン」っていう。[*50]
 ―笑―
vap:つまんないこと言いますねぇ、ほんとに。
南極:はい。(笑)ま、そういう形でしばらく、まあ市場が落ち着くまでは、やらないだろうなっという、ありますけど。
vap:まあね。なんだ、よってたかって葦プロから仕事取れば、またミンキーモモやるんじゃないかって思いますが、そんなことないですね。失礼しました。
南極:まあ、お金かかるもんなんで、
[*50]当時放映の勇者シリーズは、「ダ・ガーン」だった。
vap:なるほどね。じゃ、その間はやっぱりラーメン屋で食いつないで戴いて、[*51]
 ―笑―
南極:十年後、だからラーメン屋のチェーン店になっちゃって、
vap:おおぉ。
南極:余暇でアニメーション。
vap:だから、もうラーメンで金儲かっちゃってしょうがないから、スポンサー無くても葦プロでやっちゃうよって。もう。
南極:ミンキーモモがかならず、あのー、週一回必ずラーメン作ってると。
 ―笑―
vap:そんときはひとつ、ビデオ化権よろしくお願いします。
南極:(笑)
[*51]「ほうむらん」はその後、潰れてはスパゲティ屋、また潰れては和食レストランと不死鳥の様に復活したが、現在ではもう無くなっている。
boro
vap:ええ、ま、こんな話でお時間を過ごして来たんですけども、そろそろ、お時間となりましたので、この後、抽選会、その後、大即売会みたいなものも有るようでございますので、これは是非、主催者のですね一応、私どもvapの商品を売らせて戴きますので、こちらの方も是非宜しくお願い致します。今日は取り敢えず、そういうことで、「モモやま話」LIVE版ということで南極さん、南極二郎さんをお迎え致しまして、みなさんと一時を過ごさせて戴きました。え、どうぞ南極さん、ま、最後になんか一言。[*52]
南極:はい。えーと、仕事下さい!
 ―笑―
vap:あらら、仕事下さい? あらら。やっぱ、ラーメン、ねぇ。やっぱり。これ、あとで景品なりますので。じゃ、こんなとこで。
南極:はい。どうも、ありがとうございました。
vap:ども、じゃ、盛大な拍手を。ありがとうございました。
 ―拍手―
[*52]抽選会は、vapの販売促進グッズ(モモには関係ない)の残りが十数個、抽選で配られた。大即売会では、vap商品(モモのVTやLD)が即売された。

テキスト化主担当:DaBaさん
音源採取・テキスト化サブ:桃杖海姫