| 暦の中段に記されている「十二直」の「直」は「当たる」という意味をもっています。飛鳥時代(592〜628)から昭和のはじめごろまでは、六曜よりも、この十二直で日々の吉凶を判断するのが一般的でした。この十二直は方位(子=北、丑寅=北東、卯=東、辰巳=南東、午=南、未申=南西、酉=西、戌亥=北西)と北斗七星の回転を結びつけたものです。 十二直には下表のような語と意味があります。 旧暦時代は順番をおぼえるために次のような歌があったそうです。 「十二直 このかしら字を覚ゆべし たのみたさとや あなおひと」
十二直の始まりは「建」です。冬至の頃(旧暦11月)に北斗七星のひしゃくの柄の部分が真北(子)に向くため、この日を「建子」の月としました。そこで旧暦11月節(大雪)後の最初の子の日を「建」と定めました。十二直の「建」の配当は下表のようになります。 なお、12の節気の日には前日の十二直を繰り返します。こうすることによって、1年たつと順々にずれた十二支が元の組み合わせに戻ることになります。 単純に十二直を繰り返すのではなく、こうして節気ごとに少しずつずれていくことが、十二直の吉凶の神秘性を生み出し、それによって庶民の間で流行したのではないかと思われます。
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| 参考: | 暦ことば辞典 旧暦で読み解く日本の習わし |
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