フランス・スペイン

フランス・スペイン(2008年3月15日〜3月23日)


旅の計画〜出発まで

2007年春。8月の後半に(空手の合宿を兼ねて)南仏へ行こうという話が持ち上がった。ルートも考えて、ニースから地中海沿いに西へ移動しバルセロナまで行ってしまおうということに決まった。ところが人数が集まらず結局流れてしまった(T T)
それが11月頃になって話が再浮上。2008年3月に決行しようという方向に動き出した。私はその時期に引越しを控えていたので1度はあきらめかけたものの、やはり行こうと決断。行くと決めたら即行動である。

まずはHISに行き各航空会社の発着時刻と料金を調べてもらう。日程は3月15日(土)〜23日(日)の9日間(間に春分の日が入るので4日休みを取れば9連休ということで)。9日間の内訳はニース3泊、モンペリエ3泊、バルセロナ1泊である。同じグループのメンバー(観光メインの私の班は全部で4人)とも相談し、最終的に便の良さ(ルート・発着時刻・乗継時間等)でBA(英国航空)に決定。
ホテルはネットで検索。今回の条件は駅から近くシングルーム料金が安いこと。ニースはオフシーズンのため料金も安くすぐに見つかったが、バルセロナは料金が高い上に空室も少ないところが多かった。料金・空き状況などを比較しアップルワールドと楽天トラベルに申し込んだ。
列車(TGVと特急タルゴ)についてはRAIL EUROPEのサイトから申し込んだ(このサイトは列車の時間を調べるのにとても役立った)。

幾度となく本屋に通いガイドブックやエッセー・フランス語会話の本を物色したり、ネットで個人の旅行紀などを読んだり、気分はすっかりフランスへ飛んでいた(引越しの準備が始まるとそれどころではなくなるのだが・・)。

出発8日前。仕事と引越しのバタバタも何とか落ち着き、ようやくスーツケースを引っ張り出し、準備にとりかかることができた。私にしては結構ぎりぎりだ。足りないものを買ったり服装を考えたりやることはたくさん。早く日常を脱出してのんびりしたーい!!!

   

1日目 成田〜ロンドン経由〜ニース ニース泊
2日目 ニース、カーニュ・シュル・メール ニース泊
3日目 エズ、マントン ニース泊
4日目 モナコ、ニース〜モンペリエ モンペリエ泊
5日目 ニース、ミヨ モンペリエ泊
6日目 モンペリエ、アヴィニヨン モンペリエ泊
7日目 モンペリエ〜バルセロナ バルセロナ泊
8日目 バルセロナ〜ロンドン経由 機中泊
9日目 成田着  

1日目(成田〜ロンドン経由〜ニース)


6時起床。日暮里駅7時37分発の京成スカイライナーで成田空港へ。BAのチェック・インカウンターは長蛇の列。荷物検査でトランクを空けられたので何か問題があるのかと思ったら、たまたま任意に選ばれてしまっただけだった。アメリカ便と違ってスーツケースは施錠OK。出国審査は空いていた。

ロンドンまでの機内。各座席にはオンデマンドスクリーン付きで、映画「ノーカントリー」を鑑賞(期待はずれ)。通路側の席なので時々席を立って軽く身体を動かす。余談になるが前回まで海外旅行の際はコンタクトを使用していた。機内でレンズをはずしたりまた着けたり、色々面倒だった。でも昨年レーシックを受けたおかげでその煩わしさから解放されたのはとても快適である。約11時間半かけてヒースロー空港に到着。乗り換えてさらに2時間。ニースへは現地時間の19時半頃到着した。フランスの入国審査はとても簡単。入国カードすら書かなかった。

空港からニース駅まではバスで1ユーロ。ホテルは駅前のはずなのにすぐには見つからず怪しい雰囲気の通りに出てしまいあせった。なんとかたどり着いて無事チェック・イン。ところが部屋に入るとなぜか電気が点かない。仕方なく部屋を変えてもらったが今度は部屋を出たいのにドアが開かない。必死の思いで脱出(?)し軽く夕飯を食べようと近くの店に入る。があまりお腹も空いていなかったのでビールを1杯だけ飲んで部屋に戻った。バスタブはなくシャワーはカーテンが身体にまとわりつく程狭い。しかし不満ばかり言っても仕方がない。海外旅行の1日目というのは本当に長い。朝起きてからすでに24時間以上経過している(しかもその間ほとんど寝ていない)。心身ともにくたくただが一晩ぐっすり眠れば明日の朝は快適に迎えられるであろう。


2日目(ニース、カーニュ・シュル・メール)


8時20分起床。朝食をとりにホテルのダイニングへ。フランス定番のクロワッサンとフランスパン、オレンジジュースとカフェオレというシンプルなものだが、やはりパンがおいしいので満足。
さあ出発。まずは散歩がてら海を目指す。15分程で到着。空気はまだひんやりしているが天気は上々。7年ぶりのニース。海の色がとても美しい。

海岸沿いを歩いた後旧市外へ行くとちょうどマルシェをやっていた。ニースのマルシェはとても規模が大きくにぎやかだ。色とりどりの果物や花、オリーブなど見ているだけで楽しい。苺を買いたかったがこのまま出かけるのであきらめた。

   
   

次は城壁公園へ。階段を上るにつれさっき歩いたニースの海岸が眼下に広がりどんどん景色がよくなっていく。ここはほんとに景色がすばらしいのでニースに来てここに来ないのはもったいない(トラムやエレベーターでも上れるが旧市街側の階段から歩いて上るのがおすすめ)。

奥の赤い階段を上る  

そろそろお腹も空いてきたので長距離バスのターミナルの場所を確認した後近くの店でパニー二を食べる。ここで小ハプニング。トイレに入ったら突然真っ暗に。スイッチがないかと壁を探っていたらいきなり目の上を強打!こぶを作ってしまった。フランスの照明はセンサーで感知し一定時間を過ぎると消えてしまうものが多いが、これでは省エネどころか危険極まりない。結局ここのトイレにスイッチは存在せず、1度中扉を開けて入り直さない限り電気は点かなかった。

長距離バスでカーニュ・シュル・メールへ向かう。長距離バスも一律たったの1ユーロ。ところがフランスのバスはアナウンスも表示もないので(バス停の名称もガイドブックとは違ったような)降りる場所が分からず乗り越してしまい、だいぶ先のバス停で降りて引き返すはめになった。最初に行ったのはルノワールの家。緑の多い閑静な高台に立っていて遠くに地中海が見える素敵な家だ(作品自体はそんなに飾っていない)。オ・ド・カーニュ(鷲の巣村)はひっそりしていてあまり観光化されていない感じ。勾配がとても急なので住んでる人は大変だろうなあなどと思いながら歩いた。行きたかった美術館は閉館30分前だったので入れてもらえなかった。

ルノワール美術館 オ・ド・カーニュ

バスでニースに戻り、7年前にも入った駅前の中華屋で夕食。お腹いっぱい食べてもひとり6ユーロ。安くておいしい。


3日目(エズ、マントン)


7時50分起床。朝食をとり、ホテルからすぐの乗場からトラムに乗り長距離バスターミナルへ。ターミナルは歩くと少し遠いがこれだとすぐだった。トラムとバスのチケットは共通で74分以内の乗り換えなら無料(往復を除く)なので同じチケットでそのままバスに乗れた。

トラム乗場 長距離バス・ターミナル

9時45分出発。バスはぐんぐん丘を登り約20分でエズ・ヴィラージュに到着(バスによっては国鉄のエズ駅しか止まらないので注意)。鷲の巣村はそこからすぐ。時間が早いのか人もまばら。どこを切っても絵葉書になるような石造りのとってもかわいらしい街で、すぐに気に入った。

   

   

入場料5ユーロを払い熱帯植物園へ。そこから地中海を見下ろす景色はまさに絶景!毎日高層ビルの窓から都会のビル郡を眺めながら、ずっとこんな景色を求めていたのだ。いろんな雑念がふっとび時間が止まったようだった。期待以上のエズ。絶対また来たい。

   

昼食をとった後1度ニースに戻り今度は100番のバスに乗り、イタリアとの国境の街マントンへ向かう。このバスはずっと海岸沿いを走るので眺めがすばらしく途中モナコの街中なども通るので観光もできて一石二鳥。しかも1ユーロ。超オススメ(進行方向右側に座るべし)。

満喫した1時間10分のバスの旅もマントンが終点。イタリアはすぐそこ。ここではコクトーの結婚の間と美術館を見学。でも私が一番ひきつけられたのは旧市街。狭くて薄暗い路地に淡いオレンジやピンクの建物がひしめき合い、迷路のように入り組んだ場所で(でも人は生活している)、もし一人だったらずっとうろうろしていたと思う。レモン祭りで有名なマントンだがレモンは1つも見かけなかった。帰りも来たときと同じ100番のバスでニースへ戻る。帰りはもう真っ暗だったのであまり景色は楽しめなかった。

コクトーの結婚の間は市庁舎の中にある  

  迷路(旧市街)への入り口

   

ニース最後の夜くらい地中海料理を食べようということになり、偶然見つけたフェノッキオのジェラートを食べながら旧市街を練り歩く。するとコースで21ユーロというリーズナブルなお店があったので、そこに決定。メインは全員ブイヤベースをオーダー。量はたっぷりだったけど味はしょっぱかった。まあ気分は味わえたのでよしとしよう。

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