校長つれづれ日記 2005年度−3
| 3月20日 | 卒業式 式辞 春の日ざしをうけて、本日、大勢のご来賓の皆様、保護者の皆様のご臨席を得てここに第26回卒業証書授与式を挙行できますことを謹んでお礼申し上げます。ありがとうございました。 51名の卒業生のみなさん、卒業おめでとうございます。皆さんと私とのふれあいは、わずか1年間でありましたが、今、ここにみなさんの真剣なまなざしをみると、さまざまな思い出と感動で胸がいっぱいになります。 みなさんは、この1年間、虹活動など本校の最上級生としてすばらしい活動をしてくれました。楽しかったこと、苦しかったこと、友だちと仲良く過ごしたこと、喧嘩したこと、先生に褒められて嬉しかったこと、叱られたこと。6年間の中で語りきれない喜びと涙のドラマがあったのではないでしょうか。辛いと思ったことは数えきれないかと思います。しかし、皆さんはそれをバネにして、今度こそはという気持ちで乗り越えようと努力をしてきました。その気持ちこそ、人生にとって価値のあるものだと思います。 今日、ここに、私にとって思い出深いランニングシャツをもってまいりました。これは、私が初めて42.195qを走ったときのものです。私は長距離は大の苦手でした。あるきっかけで30歳過ぎからジョギングを始めたのですが、初めは5q走るのがやっとでした。「いつかはフルマラソンの大会に出たい」というのが当時の私の夢でした。数年後、その機会がやってきました。千葉県の館山若潮マラソンのピストルがなりました。それなりに練習してきたので、30qまでは順調なペースで走っていました。これなら自分の予想通りの記録が出ると思っていた矢先、急に走れなくなったのです。体がどっと重くなり、足が前に出ません。寒気はする。全身の力が抜け、足が痙攣する。いわゆる30qの壁がきたのです。残りの12qはたいへんなものでした。一歩足を出すごとに全身に痛みが走ります。頭の中で「もう走れないよ、やめろよ」という自分の声が聞こえてきます。また、「こんなところでやめてはなさけないぞ」という声も聞こえてきます。次から次へと人が抜いていきます。自分のふがいなさを実感し、全身の痛みに耐え、自分自身をしかりながら、やっとの思いでゴールにたどりつきました。この経験から「マラソンは人とのたたかいではなく自分自身のたたかいである」ということを学んだのです。 「人生はマラソンである」という言葉がありますが、人の一生をマラソンにたとえて言うならば、あなた達はスタートしてほんの少し走ったにすぎません。これからゴールするまでに、いろいろなことがあるでしょう。坂道もある。足が痛いときもある。病気のときもある。人に抜かされることもある。きっと楽しさより苦しさのが多いと思います。しかし、ゴールする自分の姿を信じて、自分のコンディションを考えながら、一歩一歩走り続ければ、最後には必ずたどりつけるのです。ぜひ自分の力を信じて一歩一歩努力し続けてください。 最後になりましたが、保護者の皆様には卒業証書を手にしたお子様の立派な姿に感無量のことと推察いたします。お子様のご卒業を心よりお祝い申し上げ、6年間、本校の教育活動にご理解とご協力を賜わりましたことを深く感謝するとともにお子様の御多幸を祈念し、式辞といたします。 |
| 2月28日 | ある教師の記録から その1「本当はやりたい、できるようになりたい」 体育の跳び箱運動でR夫,Y子が「跳べない!一生跳べない。」と言って練習せず、ふらふらしだした。他の子供たちは一生懸命練習している。できなくても「なんとか」という思いでがんばっている。そして、跳べると、「やったあ!」と歓声があがる。すると、何を思ったか、R夫が8段の跳び箱によじ登り「やらせない!」と叫んだ。 「本当は跳びたいんだ、跳べるようになりたいんだ」と私は思った。 2段を用意してみた。すると、跳ぶ気になったようでやり始めた。跳べた!!やろうともしなかった3段を跳びだした。練習しているうちに跳べた。Y子も同じ。二人ともうれしそうであった。 ある教師の記録から その2「6年のまとめ」 まとめの時期に入り、特に漢字に力を入れている。漢字ぐらいはしっかり書けるようにという思いだが、子どもたちも同じように考えており、中学へ向けての学習意欲が高まっている。朝、教室に入ると、机の上には20枚も30枚もプリントが置いてある。自主的にすすめていくようにしてあるのだ。初めのうちは数人しか出さなかったのがほとんどの子が触発されてやりだしている。合格シールを付けて表示していることで意欲がわいているようである。中学に入って劣等感を感じさせないよう最大限の努力をしてあげたいと思う。残り少ないが、密度の濃い日々にしていきたい。 ![]() |
| 2月14日 | 1月中旬にN中学校の4人の女子生徒が本校で職場体験をしました。中学生から見た教員生活はどう思ったのでしょうか。全文ではありませんが紹介します。 「・・・(前略)・・・職場体験では、子どもと接する大変さや楽しさを学びました。とても貴重な体験でした。一緒に遊んだり、話したり、教えたり、給食を食べたり、とっても楽しかったし、うれしかったです。・・・後略・・・」(A・Iさん) 「・・・(前略)・・・子供達と接し、一人一人とても個性的で、クラスのみんなをまとめるのが、どれだけ大変かということを学ぶことができました。子供達は、みんな素直で緊張していた私達に普通どおりに声をかけてくれて、とてもうれしかったです。何をしていいのかわからず、とまどっていた私に優しく教えてくださり、本当にうれしかったです。私にとってみなさんと過ごした一日は、かけがえのない宝となりました。・・・後略・・・」(T・Iさん) 「・・・(前略)・・・体験させていただいたことより、いろいろなことを知ることができました。教師という職業の大変さ、忙しさ。反対に楽しさ、喜び。小学生というと、先生の言うことを聞かない、すぐにけんかを始めるなど、やんちゃな子ばかりでした。そういう児童に対する先生方の姿に、とても感動しました。・・・後略・・・」(M・Oさん) 「・・・(前略)・・・先生の新しい一面を見ることができ、とても勉強になりました。先生の一日を体験して、子供の立場に立つことの大切さが、とてもよくわかりました。子供達と一緒に遊ぶと、とても楽しそうな笑顔を見ることができました。これこそが先生のやりがいなのかなと思いました。今回は、校務の先生のお仕事もやらせていただいて、とても良い経験になりました。・・・後略・・・」(T・Wさん) 4人の生徒は、教員志望とのこと、私はこの手紙を見て、とても感心しました。中学2年生というと、小学校を卒業して2年足らずですが、こんなにも大人の見方ができるのだから。そして彼らが感じたことは、私が大学3・4年生で行った教育実習で感じたことと同じでした。「教員ってこんなにすばらしい職業なんだ。絶対に教員になるぞ。」と教えてくれたのは、まさしく子供達でした。 この4人の生徒が教員の道を歩んで、活躍されることを祈っています。 |
| 2月1日 | 今日から2月。寒かった日々もちょっぴり和らいできた感じがするこのごろです。今朝は、雪ではなく雨が降っています。あさっては節分です。節分というのは季節の分かれ目。つまり、冬に別れを告げ、春になろうとうする区切りを言います。 さて、節分は「鬼は外、福は内」といって豆まきをします。悪い鬼に豆をぶっつけ、追いはらうというものです。この木は、ヒイラギといって、葉っぱがとげとげになっています。そしてこれはいわしの煮干の頭ですが、鬼がとげのあるヒイラギやくさいにおいのする煮干を玄関先につるしておくと鬼が入ってこないといわれています。また、最近では、縁起の良い方向を向いて恵方寿司をだまって食べると今年1年間は運が良いなどと言われています。 これも春を待ちこがれる昔の人の習慣ですが、なにかほのぼのとしていませんか。 太陽の日差しもずいぶん温かみを感じるこのごろです。先日、S先生が「校長先生、もうホトケノザの花が咲いてますよ。」と教えてくださいました。草や木も春を感じ取っているようです。春はそこまで来ています。(今朝の全校集会より) |
| 1月25日 | 今日は、マラソン記録会、どの子も自分の力を信じて力一杯走りました。持久走は、多くの子がスポーツの中でもいやだなあと思う運動の一つだと思います。なぜかというと、えらいから。運動すれば酸素を必要とするので、血液をたくさん体に送る必要があるために心臓の鼓動が速くなります。酸素を多く取り入れるので、呼吸もたいへん。つまり、体を無理して運動を続けようとするので、えらい。くるしい。だから走りたくないという気持ちは生理学的にも当然だと思うのです。 でも、なぜか、走り終わった後は気持ちいい。えらかったけれど、さわやかな気持ちになるのはなぜか。それはきっと自分に打ち勝ったからではないのかなと思うのです。心の中で「えらいからやめろ、歩いてしまえ」という気持ちと「速く走りたい、○○君に勝ちたい」という逆の気持ちが交互におそってくるのです。自分に打ち勝つというのは、そんな葛藤と闘う場でがんばることを言うのでしょうね。 さて、今日はたくさんの保護者やおじいさんやおばあさんが声援に来てくださいました。本当にありがとうございました。いつもの練習はつい歩いてしまうけれど、みなさんの声援があってがんばったという子も多かったと思います。私もよくマラソン大会に出かけ、見知らぬ人から「がんばって」と声をよくかけられますが、本当に精神的エネルギーになるのです。 今日の記録会は、子供も大人も一体となったすばらしい大会だったと思います。子供の頑張りに私がエネルギーをもらいました。さて、私も三好町民駅伝でがんばろうか。 |
| 1月16日 | 1月9日に三好町で震度2の地震がありました。12月にも2度ほど愛知県を震源とした地震がありました。地震は、いつ起きるか分かりません。大地震が起きても避難できるように訓練をしましたが、こういう機会に、登下校の時も、家にいる時も避難できるよう考えてください。「お・は・し・も」を守って避難できるようにしましょう。 |
| 1月10日 | 新年にあたって あけましておめでとうございます。2006年、そして平成18年が始まりました。みなさんの今年の幕開けは、どうだったでしょうか。「1年の計は元旦にあり」と言われますように、目標やめあてを立てて、計画・実行してください。今日の書き初めでは、6年生が「志を高く」と一生懸命に書いていました。6年生は、4月から中学生、新しい生活が始まるので、きっとそんなことを思って書いていたのではないでしょうか。また、1年から5年生の子は、今年度のまとめをする時期になるかと思います。本校の目標の一つに「みずから学ぶかしこい子」があります。すすんで勉強できる子を目指してほしいと思います。 さて、今日は、お正月にふさわしく琴の演奏をしていただきます。三好町のボランティア琴の会のみなさんです。どうぞよろしく願いします。(全校集会の挨拶をもとに) |