平成 10 年 遍7ノ−トより

我々5名は(旧制)大阪府立北野中学校60期生の同期生で
毎月第二水曜日に同期生が夕刻より集まり歓談の一時を
過ごしておりその時体力の限界を試そうと69才にして
四国遍路の旅を決行する事にし、希望者を募つた所
6名が参加する事になった。
内一名は途中より背骨の
病気から入院の上大手術を現在5名で巡拝中です。この
旅は小生の父親が生前是非四国へ行きたいと常々話をし、
西国三十三ケ寺は完全に廻り終えるも、四国へ行く
前に本当の西国へ旅立ってしまい、その意味もあり又
和歌山生まれであって「弘法大師」の事は子供の頃より
聞かされ今回参加となった。

結論から申しますと、今回のお遍路を通じて本当に日本人
として生まれた事を感謝しています。お遍路の旅を通じて、
その土地の風土自然を通じて生活文化に接する事により
伝統的な文化を幾らかでも吸収したいと念じています。
この
すばらしい伝統文化が継承される事を祈っています。

今回の旅で生きていく力を与えられた事を
感謝しております。

今回は例年にない寒気で、縮みあがりました。楽しい
仲間と歩きつつ、焼山寺で(わけ入ってもわけ入っても
青い山)
と安芸路では、(笠にトンボを止まらせて歩く)など
山頭火の句を思い出されて、呉れた今回の旅、今一度
人生を見つめ直すことに、決めました。


平成 10年 11月20 日  大阪府高槻市    Kさん
                  大阪府尼崎市    Kさん
                  大阪市城東区    Nさん
                  大阪府寝屋川市  Uさん
                  大阪市西区     Oさん

 皆様中学の同期の方々、気の合った友達で70才になるにあたって
 何かをしょうという事になりお四国参りを始められた由 
 夕食時には話に花が咲き、アルコ−ルもオ−バ−気味・・・。
 明日は屋島山上にてお泊まりとか・・・。
   

                            

四国遍路は2回目ですが、今回は最初、大雨に遭い
台風10号の為窪川から、一週間帰宅、すぐに戻り、
又打ちはじめ57日目になります。根香寺より下り
坂は遍路にとって足を痛めやすい長い道
ですが、
懸命に下って参りました。今夜はゆっくりと休ませて
頂きます。


平成10年11月26日愛知県海部郡 Sさん女性 67才

  今回2度目のお参り。御主人が44才で癌で死亡、御自分の
  子供さん2人と妹さんの子供2人を女手一人で育てられたとか・・・。
  この度のお参りは3回も滑って転んだり、山中道なき道を暗い中
  死ぬかと思いながら、歩かれたとか・・・・。
  大変な苦行だった様だ。
   

 


先々月会社を退職したのを機に、歩き遍路を始めました。     
地元の方の暖かいお接待やすばらしい自然に触れていると   
心のアカが少しづつ取り除かれてくる気がします。ここまで 
無事に来れた事に感謝。明日は高松でうどんのハシゴをしょう。


平成 10年11月 27日    神奈川県茅ヶ崎市  Yさん   33才

色々あって、夕食タイムが7時過ぎになってしまい申し訳ありません。    
それでも笑顔でニッコリと「いいですよ」と言って下さったのが印象的でした。

昨年一人で歩きました。今年は春に女房と二人連れで
南光坊まで来ました。今月残りを歩いています。長い所、
国道などはバス、電車に乗りました。お接待は四国の心と
思っていましたが、遍路道一筋の習慣でしかないのが残念
です。一筋の遍路道の伝統も若い人に継がれるでしょうか・・
・心の洗われる札所に悟りとは筋違い院住さんのなんと多い
事か、空海さんの開かれた心が、安住の寺から離れたので
は・・・本来無一物、とらわれない心はどうしたのでしょうか・・
・・マザ−テレサに負けるようでは空海さんも悲しむでしょう。
四国の自然が心を癒す。これが遍路の思いです。

平成 10年11月27日 千葉市 Oさん 御夫妻 62才61才)

  今日は歩く距離が長かったのか当方に着かれた頃は
  奥様も疲れがピ−クの様でした。翌朝はスツキリ笑顔で一安心。


今日で43日目。ずっと全部歩いてここまできました。私なんかは、
寄り道や休憩が多くて、のんびり、ゆっくりの歩き遍路で、  
秋の四国を充分に満喫しています。
今日の白峰寺、根香寺  
の紅葉はすごくきれいでした。明日、高松では絶対にうどんを  
食べようと心に決めています。                      

平成 10年11月28日  岡山市         Fさん  24才  女性

   二階の洋間に置いてあった「プラム」の絵を欲しいと
持って帰られる。会社を辞めてのお参りとか、


今回の遍路はゆっくりと歩け色々な方々と出会い、自然と語り
合えた遍路でした。全てに対して有り難うございましたと心から
言える様な気がします。もうすぐ四国遍路は終わますが、私の
心の遍路は一生歩き続けるでしょう。
             


平成 10年11月28日   東京都品川区   Wさん  45才

「おもしろくなき世の中をおもしろくするのは心なり」 高杉普作と尼僧の
連歌とか・・・大半の人は、大衆依人力によって動いている由      
10年前に仏の道に入られた旨伺う。 禅宗のお坊さま。        
 
 

昭和19 年3月13日満州の新京生まれ。昭和19 年7月2日父戦死
昭和20年春引揚げの途中、母病いの為母乳出ず。「もう、この子は
アカン」と思ったとの事同船に見知らぬ婦人(赤子を亡くしたばかり)の
母乳頂き帰国、「お前は他人様に命を頂いたのだから」、幼き頃の母の
口癖。忘れかけていたこの言葉を思い出させてくれた遍路行でした。
自分と家族の為に働き、生きて来た小生ですが、四国でお会いした幾
多の方々から頂いた御恩に対し、これからの人生を考え直す好機を
得た事に感謝します。
                                      合掌

 平成 10年11月29日   兵庫県尼崎市    Sさん   54才

  目がクリクリとなさった笑い顔、これがSさんおっしゃる「和顔施」かな・・・
  「徳島、高知を抜けるまでは厳しい顔をしていたかも」と、おっしゃる
  愛媛から香川に入る頃になると皆温和な表情になって来るとか・・・・
  5月に退職されてよりのお参り。


今回の遍路は2回目、5回を目標にして歩き始めました。前回と   
異なり、車のお接待を頂ながら・・・また天気にも恵まれ足の痛み  
もなく、歩ける事の幸せ、道端のみかんに触れたり、犬とも話しきれ
いな椿も咲いていたり、自然いっぱいの四国が大好きです。沢山の
人々に助けられて巡拝出来ること心から感謝致します。
北海道
は雪なのに暖かい四国を歩き幸せいっぱいの私です。       

平成 10年12月2 日        北海道勇払郡    Nさん  女性

春に引続き当方2回目、玄関で懐かしい笑い顔に出会う。
明日は志度あたりまで行きたい由。早ければ又来春    
そうでなければ秋にはお参りするとか・・・。         
  
 

1 私の四国の道一人歩き
10月6日、第1番をお参りしてからのポチポチ歩きも
58日目になり当初は区切り打ち位で徳島県位までと
始めましたが、焼山寺、鶴峰寺、太龍寺、等の遍路道
を歩き、魅力(面白さ)に引かれ今日に至りました。

2 つまり大変申し訳ないとおもいますが・・・・。
私の歩きは、遍路道に垂れている青色の
空海の道ウオ−キング的といえます。

3 期待に違わず四国の道は・・・
緑あふれる木々、数々の清流、広大な太平洋を
見渡す土佐路等々・・・十分に応えてくれております。

平成 10年12月2日 静岡県清水市 Tさん 73才
 
元航空会社勤務の方、パイロツトの経験もある由
 明日は一宮寺から法然寺(仏生山)にお参りして
 栗林公園あたりで宿泊の予定とか。
 

今日で43日目ですが、正直言って複雑な気持ちです。早く結願したいとは
思っているのですが、今、毎日毎日がとても楽しいのです。
お四国の優しい方から頂く励ましの言葉、お接待、素晴らしい景色
自分の足で歩かせて頂ける喜び、自分でも不思議なくらい、ワクワク、
ドキドキ、歩いています。
あと5日程で結願ですが、何だか嬉しいやら、
寂しいやら
・・・・・もしかしたらいつの日か、こうして遍路ノ−トを書く
私がいるかも知れません。

平成 10年12月3日        岐阜県不破郡   Oさん  女性  26才

  今、高松でポリ容器をスツポリ頭にかぶった犬が新聞紙上、
  テレビに出ている。結果、今日の二ユ−スで白鳥動物園の方々
  によって助けられてよかった。Oさんも交通事故にあった野良猫
  をわざわざ病院に連れていき手術してもらったことがあるとか・・・明日は
  屋島あたりまでの予定の由、そして、お母さまと1番で待ち合わせ高野山
  まで行かれるらしい・・・・。

11月1日に出発して今日で34日目。予定だと後3日で霊山寺に戻る事に
なります。もう少しのんびりして、色々な所を見るべきだと思いますが、なにせ
家を出たのが10月12日(四国まで自転車)。あまり家族に心配をかけるのも
いけませんから、12月12日迄に家に帰ろうと思います。四国での1日1日を
忘れる事はないでしょう。                               

平成 10年12月4 日     静岡県磐田市   Kさん  25才

ゆっくりお話し出来なかったのですが、長身の物静かな方。



遍路していると確かに自分の心が自然に溶けこみ自然の中に 
自分を置いている気持ちになります。
そして暖かい。私なりに思う 
ことはそこに住んでいる人の暖かさではないかと思うのです。     

10年12月12 日     長崎県島原市   Yさん  59才

来年定年退職されるので、お父様がなさっている農業の後継ぎをされる由。
後日書道塾もなさっているお父様の、絵入りの色紙を送って下さる。     



9月21日に三宝院を出て、途中一週間姉の結婚式に出ましたが
やっと、ようやく、のんびり、楽しく、ここまで来ました。

  平成 10年12月15 日   東京都江戸川区  Kさん 27才

    以前昆虫学の研究をなさっていたとか・・・・・
    私方に辿り着かれたのは、70日目。Kさんに
    合わせて松山よりH氏もいらっしゃる。いろいろ
    あって結局お二人とも連泊される。





1994.4.29 霊山寺を出て、今回で8回の区切り打ち
で45日目になります。何とか結願出来そうです。四国の
皆様のお蔭です。有り難うございました。きっと良い年に
なると思います。

平成 10年12月31 日    広島市   Eさん  59才

 1月30日にお母様を亡くされ、一周忌までには結願したいとか・・・・。


                  平成10 年遍7ノ−ト



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