| あけましておめでとうございます。 新作はついに三年目突入。あんまりできないんでもはや7割がたやる気を喪失しかけてるぞ!なんとかせにゃ。 ミハルさんのTTTではなにやら「少女革命ウテナ」の七実*4)になってしまうハルヒがトップをかざっています。「ああ語尾までもー」 もはやハルヒじゃないけれどなんとなく可笑しい。いつもながら応援しております。 新聞にはこんな記事も。小池さんはご迷惑に思っていらっしゃらないか、気になるこの頃です。確かに神戸に行く機会があったら西宮に寄って「夢」の看板のある喫茶店でコーヒーを飲んだり中央図書館でくつろいだり ところで山崎幹夫さんの新作ではコスプレだとか。どんな作品になるのかはブログを拝見しただけではわかりませんが、新作には期待がふくらみます。*3) 東浩紀みたいに叩かれる事は無いだろうと信じます。*2) *) アニメ版を見て、キョンの通学路はどうなっているのかよく解りませんでした。自宅から光陽園(モデルは甲陽園)駅前まで自転車、駐輪場に自転車を停めて学校まで徒歩。だから駅前の長門が待つ公園へも、ハルヒと朝倉の部屋に行った帰りも自転車で、ちなみに不思議探索は北口(モデルは西宮北口)駅前で、距離が近いので自転車でも行けるってのは言われてみりゃそういう絵になっているんだけど、自転車をわざわざ駅前に置いて徒歩で通学というのがひっかかっていました。坂がきつくて自転車ではつらいのだとか。くわしくは「聖地巡礼 ハルヒ」で検索を。 *2) なんで「サムデイ イン ザ レイン」を「9話」と書いたくらいの事で叩かれるんだろうとは私も思います。それ以前に著書「動物化するポストモダン」に腹を立てた人が多かったのだとか。私はこの本には90年代オタクのみに話を限定して書く旨書かれていたので、「ふーん、90年代オタク?そんな人もいるんだなぁ、俺には関係ねーけど」と思って感心して読んでしまったのだけれど、この内容、というか言葉使いで少しでも内容に違和感があれば猛烈に叩く人がいてもおかしくはないと思います。例えその中に自分が含まれていたとしてもオタクという言葉を使うには細心の注意が必要です。良くても「仲間を売ってメシの種にする」悪ければ「俺たちを侮辱して飯を食う文章芸人」と思われますよ。(09/01/03) *3)雑記の話題とはあんまり関係ない話かもとおもったのでリンクは外しました。収まりの悪い文章になってしまいましたが、他意はありません。作品を見せていただく前に(しかも大先輩の)どうこう言う失礼は犯すべきでないというだけの事です。 *4)TTTさんの記述によりますと、「うる星やつら」に、ラムが牛になってしまう話があるとか。う〜ん、思い出せない。(09/04/13追記) *5)アニメ版の祝川商店街のモデルは尼崎中央商店街だそうです。原作では商店街の名称は書いてありませんが、モデルは震災前に西宮北口にあった商店街ではないかという記事をファンサイトで読んだ事があります。(09/11/17追記)
仕切りなおしの意味で本欄で取り上げられている作品の見かたについて書いておこうと思います。 まだ見ていない人の為の、本欄執筆者が面白いと思う鑑賞法という意味です。 涼宮ハルヒの憂鬱 アニメ版 原作は勿論小説(ライトノベル)です。原作ファンの皆さんには申し訳ないんですが、ここはアニメ版を先に見ても構わない、その上で面白いと思ったら原作を読みましょうと書いておきます。 良く知られているようにTV放映版とDVD版では収録順序が違います。DVDでは時系列順に収録されていますが、TV版ではそうではありません。 いろいろトリックが仕掛けられていますので、TV放映版で見るべきだと思います。最初にDVDの順で見ても引っかかる楽しみはあじわえません。 とはいえDVDを全巻そろえてから放送順に見るのも大変ですので、動画配信サイトでの視聴をおすすめします。 複数のサイトで配信されており、DVD順のところとDVDの映像を使いながらTV放送順に並べた所があるようです。 TV放送時とDVDの違いは、細かいカット修正、若干のカット追加と予告編のナレーションです。予告編のナレーションにもギミックが仕込んであったりするんで注意が必要です。 ただ、放送順で見ると第1話であっけにとられる事確実です。告白しておきますと、私は長らく、放送1話だけ見て続きを見る気がまったくしませんでした(技術的に素晴らしいだけにねえ)。 この時点で「水上の馬鹿、あの野郎こんなもの見せやがって殺す」という感想をお持ちになってもじっと我慢して放送2話以降もご覧になる事を強く推奨いたします。*) 一度放送順に見てからDVD順に観ると細かい描写の意味が解っておもしろいですよ。 原作小説について アニメ版をご覧になると、いかにも意味ありげだった描写がいくつか結局意味不明のまま終わりになっている事に気が付かれるでしょう。これはマクガフィンなのだ、そのまま楽しむ事が大切だと思われても構いませんが、私のように気になってしかたが無い方には原作を読まれる事をおすすめします。 TVアニメ版は原作の台詞が忠実に再現されているにもかかわらず、登場人物の性格が原作と違う事に驚かれるかもしれません。 主人公が違うぞ!と思われた方もいらっしゃるでしょう。TVアニメ版を先に見られた方は気持ちを切り替える事が大切です。 原作は刊行順に読まれる事をおすすめします。 背表紙の上のほうに「168-○」と数字が書いてありますが、○にあたる数字が巻数です。 え?レジに持っていくのが恥ずかしいですか?それはとても理解できる心理です。 店員さんの立場では、お客がどんな人なのかには興味は無いですが、妙にもじもじしていたりすると逆に気になると聞いた事があります。 無理に正々堂々としようとしたり、「これは資料なんだからね。べ、別にこの本を読みたいわけじゃないんだから。」などとツンデレする必要もありません。なるべくポーカーフェイスを心がければ恥ずかしくはないと思いますよ。もし店員さんと顔見知りでも、何か聞かれたら「興味深い」とか「全部」とか「ユニーク」とか言えるようにトレーニングしておけば完璧かもしれません。 新世紀エヴァンゲリオン 原作はTVアニメです ここに来られる方ならTV版をまず見ましょう。TV版のヴィデオソフトは、21話以降リメイクや追加されたカットがあり、25、26話は映画版と一緒に収められています。 追加カットのクオリティーは高いのですが、TV放映版のタイミングのすばらしさを損なっている部分があります。 DVD版ではTVオンエア版とビデオソフト収録版の両方が収められているようです。できることならTVオンエア時のままで見たいものです。 7〜12話はかったるいけれど見ておかないと後半とのギャップを楽しめない。13話後半、16話後半、20、25話がイイ 最高!と思われた方は私の味方です。 劇場版 DEATH、DEATH (TRUE) 2、 Air / まごころを君に DEATHはTV版24話までの再編集、DEATH (TRUE) 2とAir/まごころを君に はそれぞれTV版25,26話のリメイクです。 私は後者は、25,26話を手抜きだと信じて怒っちゃった人を納得させる為の映画だと思っております。 TV版25,26話よりさらに気合の入ったアヴァンギャルド風アニムェが見られると信じていた私のような人は肩透かしを食う事になります。 クライマックスは間違いなくアニメ史上最も邪悪なので前途有る若者には有害。(と書けば見ますよね) 上に書いたとおり、ビデオソフトに収録されています。 新劇場版 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 TVアニメ版の1〜6話にあたる部分の完全リメイクです。以前と同じ絵を使ったシーンも再度原画をトリミングしてペイントしなおしているとか。 第二部「破」がでるはずですが、TV版とは異なる展開になるようです。 よりディティールアップしてロボットアニメとしてマニアックなつくりになっていますので、そういうものが大好きな人でないとお勧めできません。 漫画版 …はすごく解りやすいのですが、無理して読む必要はありません。 ファンの評価が高いのは、キャラクターデザインを手がけた方が漫画版を描かれているからです。 アニメをご覧になった方なら、一体どうやって漫画にするのかものすごく不安になられることでしょう。作者のアプローチは最もオーソドックスに、解り難いとされた部分をストーリーで補うというものです。 serial experiments lain TVアニメ版 地方在住なんで映像的刺激が不足しているんだ!エヴァみたいにロボットものに偽装してない作品はねえのか!とお嘆きの貴兄姉にはこれをどうぞ。 エヴァがぬるく感じられます。lainを見てからエヴァを見ると「け、こんなのだったのかよ」と思うこと請け合いです。 その上で再度lainを見ると、今度はエヴァが散々準備をしてから見せている映像をそのまんま見せているので、逆にずるいと感じてしまいますが。 エヴァが鬱的、実験映画的なのに比べるとこっちは統合失調的、ビデオアート的です。 以前も述べた通り、欝な人にはお勧めできません。 ビデオソフトはTVアニメ版をパッケージしたもののようです。 少女革命ウテナ TVアニメ版 漫画版もあったようですが、アニメ版が原作です。 エヴァンゲリオンが(実験)映画、lainがヴィデオ(アート)とするとウテナは(アングラ)演劇です。 1年近くも放送するのが普通だった昔のTVアニメ作品なので、繰り返しをうまく使っています。 音楽がJ・A・シーザーの合唱曲ですよ。 (TVアニメとしては)とってもアヴァンギャルドでシュールレアルなのですが、何がなにを象徴しているのか明確なので、そこに気をつけて観ればすごく解りやすい作品です。 ただ、決闘を戦う意義も勝つ基準も男性向け作品とは全く違うので戸惑われるかもしれません。 劇場版 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録 TVアニメ版と同じ内容ですが完全新作です。 先にこっちを見てしまうと少し詰め込みぎみなので戸惑われるかもしれません。 登場人物の性格がすこし違います。特に「世界の果て」は人物ではありません。 ハイクオリティーで美しい作品なので、TVアニメ版を見た後に見る価値はあります。 TV版と劇場版が収録されたDVDBOXが発売されるようです。 うる星やつら ビューティフルドリーマー DVD版が出ているようです。 押井守の出世作、ハルヒの元ネタ。 漫画「うる星やつら」の劇場版、というより「うる星やつら」のTVアニメ版を作っていた押井守が登場人物と舞台設定だけ借りて好きな作品を作ってしまったという作品です。つまり「ルパン三世 カリオストロの城」みたいな作品ですね。 ある登場人物の性格が原作とは全く違いますが、それ故におもしろい。 紅い眼鏡 天使のたまご DVDがでているようです。ともにOVA最初期の作品 前者は実写映画ですが声優さんが多く出演されているので声がかっこいい。内容について書くと、とたんにネタバレするんで書かずにおきます。 後者はシュルレアルですが強烈にフロイト的。出てくるものはみんな性的な表象だと思って間違いないでしょう。 とりあえず松○○○の「ド○○マ○○」とかボ○○○○○キ○の「天○」とか言っちゃだめです。 (09/01/19)
みなさんお分かりの事とおもいますが、あえて書いておきますと、 この日は憂鬱クライマックスの閉鎖空間でハルヒとキョンが会う事件(以下「憂鬱事件」)の前々日です。まずキョンの立場では
実は私自身これを書いていて初めて気付いたのですが、確実に口止めし、なおかつ朝比奈さん(小)がこのことを想像もしないようにする為には、この時代に朝比奈さん(大)が来ている事自体を秘密にするのが確実です。 キョンが怒っている朝比奈さん(大)の”秘密主義”は朝比奈さん(大)自身がほくろを見せてしまった事が原因なのかもしれません。 すこし脱線ついでに続けます。長門ユキの「朝比奈ミクルの冒険」での台詞「あなたの選択肢は二つある。わたしとともに宇宙をあるべき姿へと進行させるか、彼女に味方して未来の可能性を摘み取ることである」についてです。自分の失策が成り立つように作品全体を通して秘密を守り続ける朝比奈さんの立場とは、メタレベルでは「作品全体を通して矛盾が出ないようにする」また「伏線を消化する」事であり、作品に安定感と統一性をもたらす一方で、意外な展開がおきにくくなる、まさしく「未来の可能性を摘み取ること」です。なにせ第一巻の描写が続巻8巻を縛っています。 それに対して長門はどうでしょうか。「産み出されてから三年間、わたしはずっとそうやって過ごしてきた。この三年間は特別な不確定要素がなく、いたって平穏。でも、最近になって無視出来ないイレギュラー因子が涼宮ハルヒの周囲に現れた」うそつけ、待機モードに入ったその年の七夕から3年間ずっとエマージェンシーモードじゃんか。*2)とはいえ、新しい事件を起こし作品を展開させる事は確かに「あるべき姿へと進行させる」事なのかもしれません。(09/01/25) *1)と言っても8.9.は演技でも良いとは言えますが、キョン本人が朝比奈さん(小)に「実は胸のほくろの事は未来の朝比奈さん自身から聞いたんですよ」と話してしまったならば、まさにその為に「まてよ、朝比奈さん(小)はこのことを既に知ってる筈だよな、あのどじな朝比奈さん(大)って一体誰?」と悩んでしまいます *2)ついでに言うと、長門さんのもう一つの名台詞「だいじょうぶ/あたしがさせない」(憂鬱p.295)も嘘です。3年前から彼女は自分自身がエラーで誤動作する事を知っていた訳ですから、責任を持ちかねる事は承知の上で言った言葉です。しかもプロテクトされていて知りようがなかったとは言え、改変の直後に「また朝倉みたいなのに襲われたり」するというのもおそらくは皮肉ではないでしょう。(09/03/05追記)
もちろん「パクリだっ!謝罪と(ry」などと言いたいわけではありません。ネタ被りしてもオリジナルに見えてしまう稀有の才能の持ち主に敬服せざるを得ないのです。大石まさるの作品には漫画界最高度の強烈な自己肯定感があり、これが強烈な個性になっている事は疑いようも無い、そのへんでも佐藤明機とは好対照です。 佐藤明機さんは一部にコアなファンがいる(勿論私もその一人)天才タイプの作家で、レトロっぽい雰囲気が気持ちいい。もっと評価されていい人だと思うのだけれど。氏は新作「パラダイスバード」を「ピアニッシモ」で連載中の模様。しかしこの雑誌の表紙は…BL系に見える私は感覚ずれてますか?激しく買いにくい。早く単行本出してくれ!(09/01/27) *) 用語集をごらんください。 |
→2009年2.3月分の雑記 「涼宮ハルヒの憂鬱」
←2008年11.12月分の雑記 「涼宮ハルヒの憂鬱」