| 主水から小五郎にバトンタッチ。ミスター仕事人、代替わり?! | |
| 必殺ファンとしては、なるべく良いところを見つけて賞賛したいのだけど、今回のSPはちょっと それが難しい内容でした。別に主水がいないとダメとかいうんじゃなく、「必殺」としてと言うより 時代劇(ドラマ)としての作り方そのものに問題があったように思います。 そのため、今回のコメントは苦言が多くなっちゃいますことを、あらかじめご了承くださいね。 ★スペシャル恒例の、助っ人(ゲスト)仕事人がいない!? 主水が完全にいなくなっちゃいました。劇中では死亡が確認されてるわけじゃないので、名前 くらい出てくるかと思いましたが…。それなら、手紙とかで大仕事を依頼してきたり、助っ人を 送り込んだりと、旧作ファンへのサービスを兼ねた使い方もできるんですけどねェ。 それで、昔の仲間(秀や勇次)が出てきたりと。もちろん、主水の退場を機に旧時代とは決別 というのもアリでしょうケド…。今回も、謎の双子が助っ人の仕事人になるかと思いましたが、 ただの依頼人で終わったため、結局レギュラーだけの仕事に終わりました。SPとしては物足り なかったなぁ。高橋さんが、“鬼退治の桃太郎”とかいう役で助っ人になって欲しかった(笑)。 SPならではの敵組織の強大さもなかったので、戦力的に助っ人は不要だったんだろうけど。 ★それぞれの素材がチグハグで、テーマも見えてこない? 一言で言って、ストーリー構成や脚本、キャスティング等、「制作スタッフが混迷してるなー」と いう印象です。ゲストの高橋さんの一人二役設定が説明不足で上手く機能していなかったり、 被害者の男女の想いがチグハグなままで仕事のカタルシスに繋がる結実を見せなかったり、 どうも核心となるべき部分がピンボケしてて、制作側の自己満足的なつくり方に、視聴者との 温度差を感じてしまいました。 このドラマで伝えたいのが、兄弟の相克なのか、添い遂げられない男女の悲劇だったのか、 どれもが未消化に思えて、あるべきテーマが見えてこないんですよね〜。 最近のドラマの傾向かもしれないけど、某魔法少女を見習って欲しいところです(笑)。 主水がいないのならいないで、小五郎たち若手ならではの作風に挑戦した方が良さそう。 今の役者さんに、鉄や梅安の頃の演技はできないだろうし、時代も変わってるし…。 小五郎たちは役に慣れてきてると思うので、制作スタッフには早く混迷から脱け出して、昔の 必殺にあまりこだわらない、新しい必殺シリーズを構築して欲しいものです。 |
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| 概要 | “世のため人のため”と標榜し、世間から見放された罪人を雇って公共工事に 従事させる塵尽会と称する組織。その実態は、役人と共謀し罪人を使い捨て の労働力として扱い、命すらも土嚢がわりにして憚らない非道な集団だった。 本町奉行所に転勤となり、犯罪組織に潜入捜査する危険な任務に回ることに なった小五郎は、やがてその塵尽会の内情を聞き及ぶことになる。その頭領・ 弥勒坊とお菊が昔なじみであることもあり素性を怪しむ小五郎だが、上からの 達しで表では手が出せない案件となったことを知る。 涼次や匳も、塵尽会の実態を知り逃走を図る若者とそれを慕う娘に関わって いった末、二人が塵尽会の手で惨殺される終止を見てしまう。 そして、弥勒坊を付け狙う謎の男の正体が見えた時、仕事人が立ち上がる! |
| 見どころ | 高橋英樹さんの悪役&一人二役が話題の中心でしたが、個人的には上手く 機能していなかったのが残念です。双子設定はシークレットなサプライズでは ありますが、二人の因縁や敵対に至る経緯がほとんど割愛されているため、 ラストのオチも唐突に終わった感じです。 旧作ファンなら、仕掛人の天知茂さんの一人二役を思い浮かべることでしょう が、やはりネタを狙ってたんでしょうか。成功したとは思えないけど…。 私は「桃太郎侍」時代の高橋時代劇のファンなので、やはり悪役はハマらない 気がします。無理に大げさに悪ぶってるように見えちゃって…。 |
| 音楽 | 主題歌も含めて、前作と大差なし。新生シリーズなら、新曲も期待したい! |
| キャラクター | ●渡辺小五郎 勤務先の変更はマンネリ対策で良かったかな。ただ、相変わらず事件や人と の関わり方が自己完結っぽくて、視聴者に対してわかりにくくなっている。 頼み人となる謎の男の話をちゃんと聞いてくれれば、もっと話が見えたのに。 |
| ●涼次 カレーやポテチのエピソードは、「仕事人V」の頃のアンチ時代劇ネタを彷彿と させて懐かしかったかな。 |
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| ●匳(れん) また、ヘアスタイル変えてイメチェン!なんか、簡単に敵に捕まってしまうとか、 通常時の戦闘力に疑問を感じさせる扱いだった。 |
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| ●お菊 今回の見せ場的な、弥勒坊(仙吉)の正体に触れるエピソードがほとんどない ため、なんか中途半端な印象を受けてしまう。 |
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| 私見 | 現代の若手による「必殺」リメイクみたいな感じになっているけど、私なんかは 旧作の再放送の方が好きなので、過剰な期待はしないよう心掛けています。 だから、自分ならこうするのにとか、主水ならこうしただろうといった違和感が、 そのまま作品への不満になっちゃうのが、旧作ファンの悲しいトコロ(泣)…。 たとえば、ラストは謎の双子同士が戦って、返り討ちにあった頼み人が小五郎 に後を託す…みたいな展開を期待しちゃう。一人二役の醍醐味も味わえるし。 小五郎は主水と違ってあんまり弱点を見せないので、冷徹さや無関心ぶりが 泣きの要素を薄めて感情移入を妨げている気もします。 それならそれで作りようもあるはずなので、役者の魅力を活かしたドラマ作りを 期待したいですね。 |
| 放映日 | 2012年2月19日 |

| 追悼・藤田まことさん…中村主水よ、永遠に〜?! | ||||
| 藤田さんの追悼作品ということで主水が出ると聞いて、どんな出方をするのかと楽しみにして いたんですが、結局のところ、冒頭のOP部分にしか出なかったみたいです。 本編では、すでに転勤(左遷?)していて、中村家は空き家。貼り紙一枚を残しただけで退場 済みとなっており、回想シーンすらなかったのは残念です。 やろうと思えば、代役を使って本編に出せたと思うんですけどね〜。 手の演技だけで、自分の分の仕事料を人知れずそっと持っていく場面とか入ると思ったのに なぁ…。で、ラストで大奥の女ボスをシルエット処理とかで仕留めて、締めは「月が笑ってらぁ」 をバックにして、闇に消えていく主水の後ろ姿で終わり…とかなら、別人でも出来たハズ。 まぁ、オトナの事情もあったのかもしれませんが、主水に関しては期待を裏切られましたね。 ともあれ、映画「主水死す」とは別ベクトルで、主水は生き続けていると再認識はできました。 あと、助っ人仕事人を出すなら、勇次とか影太郎とかを出してほしかったな〜! 「旅先で、八丁堀に助っ人を頼まれたんだ!」とか言って…。 主水がらみのキャラがゲスト出演できる、最後のチャンスだったと思うんだけど…ザンネン! ふくの懐妊もやっぱり勘違いで、これといったサプライズはありませんでした。 てっきり、中村家に新しく越してきた新同心が、実は主水の裏の旧友とかで仲間に新加入する のかもしれない…なんて思ったりもしましたが…。 前作の拷問のダメージはどこへやらの涼次とか、突っ込みどころはあるんだけど(笑)〜! |
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| 概要 | 幕府の緊縮財政を受け持つ勘定方の役人による事業仕分けで、公共事業は 減り、世は不景気の真っ只中。世間の貧民たちや、利益を独占していた悪玉 役人&商人の憎悪は、その若き担当役人に向けられた。上役である老中の 替わりに憎まれ役となった男は、世を正さんとする己の行為が庶民を苦しめ ている事実に苦悩し、私財を投げ打って貧民を救うというボランティア団体の スポンサーとしての一面も持っていた。だが、優柔不断な上司や自分を懐柔 しようとする大奥の大物、そして実は世直しを標榜するあまり過激な「武家殺 し」集団になり下がったボランティアの仲間達に翻弄される中、やがて自らが 権力の頂点に立たねばと思い詰めるようになった男は、手段を選ばぬ権力の 亡者と化し、上司を殺害。対立していた大奥一派とも手を組み、邪魔になった 仲間たちまで惨殺して、遂には仕事人の殺しの的となってしまうのであった。 主水不在の中、殺しを見られて江戸にいられなくなった匳、旅先で請け負った 仕事で江戸に戻った涼次。そして、ふくの妊娠騒動と、自分と同じ二つの顔を 持つ男の転身に心揺れる小五郎…。悲劇を予感していながら、それを止めら れなかった如月の悲痛な訴えが闇に響くとき、謎の仕事人を助っ人に迎えた 新たな仕事人たちの運命が錯綜する。 |
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| 見どころ | 主水の出番は前述の通り、ちょっと残念な結果になりました。 涼次や如月も、前作ラストからのフォローが無いのが物足りないかな。 殺しの的が、善から悪になっちゃうのは、最近では良くある展開なので大きな サプライズではありませんでしたね。 逆に、「先送り」「熟慮」といったセリフを連発する津川氏や、どこか小物っぽい 悪の本田氏らは、必殺ファンには嬉しいキャスティングで面白かったです♪ 本作では、ワル側のゴタゴタの方が面白かったかも…。 |
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| 音楽 | ナレーションやEDも含めて、前作と大差なし。 助っ人のリキの殺しくらい、別のBGMを使ってほしかったなぁ…。 |
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| キャラクター | ●渡辺小五郎 ふくの懐妊騒動オチは、主水&りつのケースと同じで、やっぱり…という感じ。 主水は、回によってりつの懐妊を喜んだり悩んだりと反応が一定じゃなかった けど、小五郎は歓迎してないようですね。 |
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| ●涼次 相手の匂いをかぎ分けるスキルは便利だが、前作の拷問で視力を失った分 を補う、とかいう設定でも良かった気がする。実際は、目も回復しているケド。 |
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| ●匳(れん) 髪を伸ばしてイメチェン!殺しを見られたというエピソードは、本編とはあまり 関係がなかったなぁ。他のメンバーに比べて、ちょっと見せ場が少なめかな? |
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| ●如月 ダメージを受けた涼次と共に江戸を去った後のエピソードが無いのが残念。 ここまできたら、もう仲間になってもいいんじゃないかというラインまで仕事人 の裏を知ってしまっているが、今でも部外者に徹している? 天然っぽい言動とは裏腹に、彼女も実は色々と考えてるんですねェ(笑)…。 |
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| ●カルタのリキ 今回の助っ人・仕事人。鋭利に研磨したカルタを手裏剣のように使う。 お菊とは旧知の仲らしいが、深くは語られていない。次回作の伏線かも…? カルタの「ひとこと」を、うまく物語に入れているのが印象的。 |
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| ●お菊 今回も、無難な取りまとめ役に終始した感じ。何をやるにしても、あんまり深く 踏み込んでこないので、イマイチ印象が薄いかな? |
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| ●中村主水 結局、OPでしか姿を拝めず、本編中では「それで今日は…」の一言だけ。 急な任務で一家ごと転勤したみたいだが、貼り紙でしか状況がわからない。 劇中での主水は、永遠に生き続けているということか…。 |
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| 私見 | 主水(藤田サン)リスペクトなのはわかるけど、「仕事人」や「仕事屋」のナレー ションの使いどころが、ちょっと場違いな気がしました。 次回作があるとしたら、如月は退場で、リキが新加入…なのかな? EDのキャストに出てるけど、本作が“主水・最終出演作”ということでOK? 総括して、“藤田さんの追悼作品”としては物足りない感じが否めませんね。 主水抜きでも進行するのは確認できましたが、いよいよ「必殺」として楽しめる 人と、「時代劇」として見る人に分かれる分岐点を迎えたのかもしれません。 |
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| 放映日 | 2010年7月10日 | |||