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反ファシズム統一戦線

ディミトロフ著、坂井信義、村田陽一訳

(大月書店国民文庫=425、『反ファシズム統一戦線』第32刷を電子化)

    html版凡例(国民文庫=425凡例を適宜変更)


一 本書のおもな内容は、共産主義インタナショナル第七回世界大会(一九三五年七月二十五日―八月二十五日)の日程第二項『ファシズムの攻勢と、ファシズムに反対し労働者階級の統一をめざす闘争における共産主義インタナショナルの任務』にかんするゲオルギー・ディミトロフの主報告とその結語であり、付録として同大会の諸決議、および一九四三年六月における共産主義インタナショナル解散の決定にかんする資料をおさめたものである。
二 ディミトロフの報告と結語の訳出にあたっては、二巻本のロシア語版『ディミトロフ選集』第一巻(モスクワ、一九五七年)を底本とし、『ルントシャウ・ユーバー・ポリティーク・ヴィルトシャフト・ウント・アルバイターベヴェーグング』(バーゼル)一九三五年八月十七日付、第三九号および十一月十九日付、第六六号、ならびにディーツ社版『ファシズムの攻勢と反戦反ファシズム人民戦線のための闘争における共産主義者の任務。共産主義インタナショナル第七回大会報告集』(ベルリン、一九五七年)所収のドイツ文テキスト、ロレンス・アンド・ウィシャート社版『ディミトロフ演説論文選集』(ロンドン、一九五一年)所収の英文テキストをも参照した。
三 付録一の諸決議は、『共産主義インタナショナル第七回世界大会諸決議』(モスクワ、一九三五年)所収のロシア文テキストを底本として訳出し、『ルントシャウ・ユーバー・ポリティーク・ヴィルトシャフト・ウント・アルバイターベヴェーグング』一九三五年九月十一日付、第四五号、および前記ディーツ社版『……報告集』所収のドイツ文テキスト、『共産主義インタナショナル第七回大会遠記録抄』(モスクワ、一九三九年)所収の英文テキストをも参照した。
四 付録二の資料は『ボリシェヴィク』誌、一九四三年第一〇号所収のロシア文テキストを底本として訳出し、ヘルマン・ヴェーバー『共産主義インタナショナル』(ハンノーファー、一九六六年)所収のドイツ文テキストをも参照した。
五 原文でイタリック体またはゴシック体の個所は、訳文では傍点(html版では斜字)を付して示した。
六 文中のレーニンおよびスターリンからの引用のページ数は、それぞれ大月書店版『レーニン全集』および『スターリン全集』日本語版にかんするものである。
七 〔 〕内は訳者の注である。
八 訳者の分担は、ディミトロフの報告および結語は坂井信義が、付録の諸資料は村田陽一が訳出にあたった。また、全体の統一は村田陽一がおこなった。
九 本書第八刷からはコミンテルン第七回大会におけるディミトロフの閉会演説を新たにおさめた。底本は『コムニスチーチェスキー・インテルナツィオナール』誌、一九三五年、第二三―二四号所載のロシア語テキストであって、ほかに『ディミトロフ選集』第二巻(ベルリン、一九五八年)所収のドイツ語テキスト、『共産主義インタナショナル第七回大会』英文議事録(モスクワ、一九三九年)所収の英語テキストを参照した。翻訳は村田が担当した。
十 よみがな、ふりがなはhtml版では"《"と"》"で囲んだ。
一一 訳文の太字は、html版でも太字で表現した。



     目次


ファシズムの攻勢と、ファシズムに反対し労働者階級の統一をめざす闘争における共産主義インタナショナルの任務
 ――共産主義インタナショナル第七回大会における報告 一九三五年八月二日――
  一 ファシズムと労働者階級
    ファシズムの階級的性格
    勝利したファシズムは大衆になにをもたらすか?
    ファシズムの勝利は避けられないか?
    ファシズムは凶暴ではあるが、不安定な権力である
  二 労働者階級の反ファシズム統一戦線
    統一戦線の意義
    統一戦線に反対する者の主要な論拠について
    統一戦線の内容と諸形態
    反ファシズム人民戦線について
    個々の国における統一戦線の中心問題
    統一戦線とファシスト大衆組織
    社会民主主義者が政府に参加している諸国における統一戦線
    労働組合統一のための闘争
    統一戦線と青年
    統一戦線と婦人
    反帝国主義統一戦線
    統一戦線政府について
    ファシズムにたいするイデオロギー闘争について
  三 共産党の強化とプロレタリアートの政治的統一のための闘争
    共産党の強化
    労働者階級の政治的統一
  結語

ファシズムに反対して労働者階級の統一をはかるために
 ――共産主義インタナショナル第七回大会における報告にたいする討論への結語 一九三五年八月十三日――
  ファシズムにたいする闘争は具体的でなければならない
  プロレタリア統一戦線――反ファシズム人民戦線
  社会民主党の役割とプロレタリアートの統一戦線にたいするその態度について
  統一戦線政府について
  ブルジョア民主主義にたいする態度について
  正しい方針をもつだけではまだ不十分である
  幹部《カードル》について

ファシズムと戦争に反対する勢力の広範な動員の大会
 ――共産主義インタナショナル第七回大会最終会議における閉会の演説 一九三五年八月二〇日――

     付録

一 共産主義インタナショナル第七回大会の諸決議
 (一) 共産主義インタナショナル執行委員会の活動について
    ――ヴィルヘルム・ピークの一般報告にたいする決議 一九三五年八月一日に採択――
 (二) 共産主義インタナショナルの規約変更にかんする決議
    ――一九三五年八月二十日採択――
 (三) ファシズムの攻勢と、ファシズムに反対し労働者階級の統一をめざす闘争における共産主義インタナショナルの任務
    ――ゲオルギー・ディミトロフの報告にたいする決議 一九三五年八月二十日に採択――
   一 ファシズムと労働者階級
   二 労働者階級の反ファシズム統一戦線
   三 労働組合運動の統一
   四 反ファシズム運動の個々の部面における共産主義者の任務
   五 植民地諸国における反帝国主義人民戦線
   六 共産党の強化と労働者階級の政治的統一のための闘争
   七 ソヴェト権力のために
 (四) 帝国主義者による新世界戦争の準備に関連する共産主義インタナショナルの任務について
    ――エルコリ〔パルミーロ・トリアッティ〕の報告にたいする決議 一九三五年八月二十日に採択――
   一 世界の新たな再分割のための戦争の準備
   二 平和のための闘争におけるソ連邦の役割
   三 平和をまもり帝国主義戦争に反対する闘争における共産主義インタナショナルの任務
   四 平和のための闘争から革命のための闘争へ
 (五) ソ連邦における社会主義の勝利とその世界史的意義
    ――デ・ゼ、マヌイリスキーの報告にたいする決議 一九三五年八月二十日に採択――
 (六) 第七回大会で選出された共産主義インタナショナル執行機関の構成
二 共産主義インタナショナル解散の決定(一九四三年)
 (一) 共産主義インタナショナル執行委員会幹部会の決定
 (二) 共産主義インタナショナル執行委員会幹部会の通知

解説
事項訳注
人名訳注

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